JP2009284334A - 原稿読取装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】自動原稿搬送機構によって搬送される原稿を読取る搬送原稿読取の場合、光源の光が透過する読取窓の下方に前記光源が停止した状態に光を照射することによって、読取すべき原稿が多い場合読取窓が高温になることを防ぎ、火傷の虞から利用者を保護することが出来る原稿読取装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】読取窓7を、原稿台20より所定距離(ΔG)上方に離れて配置して光源9と読取窓7との間隔を、光源9と原稿台20との間隔より、長くし、搬送原稿読取の場合における読取窓7の温度上昇を抑制する。
【選択図】図4
【解決手段】読取窓7を、原稿台20より所定距離(ΔG)上方に離れて配置して光源9と読取窓7との間隔を、光源9と原稿台20との間隔より、長くし、搬送原稿読取の場合における読取窓7の温度上昇を抑制する。
【選択図】図4
Description
本発明は、光源からの光を照射し、原稿の画像を読取る原稿読取装置及び該原稿読取装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、原稿の画像を読取る手法は、原稿台の上に載置された原稿を読取る方式(載置原稿読取)と、自動原稿搬送機構により搬送される原稿を読取る方式(搬送原稿読取)がある。
図11は従来における原稿読取装置の一部の縦断面を模式的に示す模式的部分断面図である。前記載置原稿読取及び搬送原稿読取が共に可能な従来の原稿読取装置おいては、原稿が載置される原稿トレイと、該原稿トレイから原稿一枚ずつ搬送する原稿搬送手段と、原稿が排出される原稿排出トレイとを備えている。前記原稿搬送手段は搬送経路4(一点鎖線矢印)の上流側の上流側ローラ41及び下流側ローラ42を有している。また、原稿に光りを照射する光源9と、載置原稿読取の際に読取すべき原稿を載置する透光板材20と、透光板材20の面方向に沿って透光板材20と面一になるように並置され、搬送原稿読取の際に光源9の光を透過させて原稿に光を照射する読取窓7とを備えている。(例えば、特許文献1参照)
載置原稿読取又は搬送原稿読取の際、原稿からの反射光は第1ミラー10、第2ミラー14及び第3ミラー13に導光され、結像光学系50によって集光されてCCD12(撮像素子)に結像される。載置原稿読取の場合は光源9及び第1ミラー10からなるランプユニット18が副走査方向(図11中、白抜き矢印の方向)に移動しながら原稿に対する照射を行うが、搬送原稿読取の場合はランプユニット18が読取窓7の下方に停止した状態で原稿に対する照射を行う。
特開2002−314760号公報
しかしながら、上述したような従来の原稿読取装置は、搬送原稿読取の際に読取窓7が過熱されるという問題があった。つまり、載置原稿読取の場合はランプユニット18が副走査方向に移動しながら原稿に対する照射を行うので、例えば読取すべき原稿が多い場合であっても透光板材20の温度が高くなることはないが、搬送原稿読取の場合はランプユニット18が読取窓7の下方に停止した状態で原稿に対する照射を続けるので、読取すべき原稿が多い場合は読取窓7が高温になり、例えば、利用者が前記読取直後に読取窓7の手入れをする際、火傷を負う虞があるという問題があった。また、特許文献1の画像読取装置はこのような問題に対応することが出来ない。
本発明は、斯かる事情に鑑みてされたものであり、その目的とするところは、搬送原稿読取の場合に光源の光が透過する読取窓を、載置原稿読取の場合に光源の光が透過する原稿台より上方に離れて配置することにより、読取すべき原稿が多い場合であっても読取窓が高温になることを防ぎ、火傷の虞から利用者を保護することが出来る原稿読取装置及び画像形成装置を提供することにある。
本発明に係る原稿読取装置は、光源と、原稿を載置し、前記光源の光を透過させて照射する原稿台と、自動原稿搬送機構と、該自動原稿搬送機構により搬送される原稿に前記光源の光を透過させて照射する読取窓とを備える原稿読取装置において、前記読取窓を前記原稿台より上方に配置していることを特徴とする。
本発明にあっては、前記読取窓を前記原稿台より上方に離れて配置して光源との間隔を前記原稿台より広くし、前記自動原稿搬送機構により前記読取窓の上側を通って搬送される原稿に対し、前記光源が前記読取窓の下方で停止した状態で、前記読取窓を介して光を照射する場合であっても、前記読取窓の温度が高く上昇することを防ぐ。
本発明に係る原稿読取装置は、前記原稿からの反射光を集光するレンズを備え、前記原稿台及び読取窓は板状であり、前記原稿台の上面及び前記読取窓の上面の間隔は、前記レンズの焦点深度範囲内であることを特徴とする。
本発明にあっては、前記原稿台の上面から前記読取窓の上面までの間隔が、焦点を合わせた像側の結像点を前後に移動した場合、焦点が合っている範囲である焦点深度範囲内になるように前記読取窓を設け、該読取窓が光源から遠く上方に離れることによる前記レンズにおける焦点のズレに対応する。
本発明に係る原稿読取装置は、前記原稿からの反射光を受光して電気信号に変換する撮像素子と、該撮像素子が出力する電気信号の増幅率可変の増幅部と、前記原稿台に載置された原稿を読取る載置原稿読取、及び前記自動原稿搬送機構により搬送される原稿を読取る搬送原稿読取のいずれを行うか判定する判定手段とを備え、前記判定手段が搬送原稿読取を行うと判定した場合、前記増幅部は、載置原稿読取の場合より高増幅とするように構成していることを特徴とする。
本発明にあっては、前記判定手段が搬送原稿読取を行うと判定した場合、前記増幅部が、前記載置原稿読取の場合より前記電気信号の増幅率を高くし、前記読取窓を光源から遠く上方に離れて設けることによって、前記撮像素子が受光する反射光の光量減少に対応する。
本発明に係る原稿読取装置は、前記レンズを備えた光学ユニットと、該光学ユニットを原稿の搬送方向に移動させ、前記原稿からの反射光の前記レンズまでの経路を変更する移動手段とを備えていることを特徴とする。
本発明にあっては、例えば何らかの原因によって焦点のズレが発生した場合、前記自動原稿搬送機構による原稿の搬送方向に、前記光学ユニットを前記移動手段が移動させて、前記原稿からの反射光の前記レンズまでの経路を調整することにより、焦点を合わせる。
本発明に係る原稿読取装置は、前記移動手段は、前記判定手段が搬送原稿読取を行うと判定した場合、載置原稿読取の場合より前記経路が短くなるように、前記光学ユニットを移動させるように構成していることを特徴とする。
本発明にあっては、前記判定手段が搬送原稿読取を行うと判定した場合、前記の経路を載置原稿読取の場合より短くするように、前記光学ユニットを前記移動手段が移動させ、前記読取窓を前記原稿台より上方に、光源から遠く離れて設けることによる前記搬送原稿読取及び載置原稿読取の場合における経路の長さ変化に対応する。
本発明に係る画像形成装置は、前述の本発明のいずれか一つに記載の原稿読取装置と、該原稿読取装置が読取った画像をシートに形成する画像形成手段とを備えていることを特徴とする。
本発明にあっては、前記原稿読取装置が原稿の画像データを読取り、該画像データに基づく画像を、前記画像形成手段がシートに形成する。
本発明によれば、搬送原稿読取の場合に光源の光が透過する読取窓を、載置原稿読取の場合に光源の光が透過する原稿台より上方に離れて配置し、光源との間隔を広くするので、読取すべき原稿が多い場合であっても読取窓の温度が高く上昇することを防ぎ、火傷の虞から利用者を保護することが出来る。
以下、図面に基づいて本発明に係る原稿読取装置及び画像形成装置を具体的に説明する。本発明に係る原稿読取装置及び画像形成装置として、コピー機能、印刷機能、ファクシミリ機能等を有するデジタル複合機を例に挙げて説明する。
図1は本発明に係るデジタル複合機の内部構成を示す模式的縦断面図であり、図2は要部構成を示すブロック図である。本発明に係るデジタル複合機は、CPU11を備えており、このCPU11にはバスNを介してROM111、RAM112、操作パネル16、原稿読取部1(原稿読取装置)、通信部19、画像処理部15、画像形成部17、給紙部21等のハードウェアが接続されている。
図3は原稿読取部1の要部構成を示す模式的縦断面図であり、図4は原稿読取部1の一部の縦断面を模式的に示す模式的部分断面図であり、図5は原稿読取部1の要部構成を示すブロック図である。原稿読取部1は、複数枚のシートからなる原稿を順次的に搬送するための自動原稿搬送機構26と、読取るべき原稿を一枚ずつ整列させた状態で載置し、後述の光源9の光を透過させて照射するための原稿台20と、自動原稿搬送機構26により搬送される原稿に光源9の光を照射させるための読取窓7とを備えている。
自動原稿搬送機構26は、読取すべき原稿をフェイスアップの状態で積層するための原稿トレイ2と、原稿トレイ2に積層された原稿を上から1枚ずつ取込むためのピックアップローラ35と、ピックアップローラ35により取り込まれた原稿を、読取窓7を経由して排紙する搬送経路4(一点鎖線矢印)と、搬送経路4において読取窓7の前後に配設された上流側ローラ41及び下流側ローラ42とを備えている。また、上流側ローラ41から下流側ローラ42までに原稿が搬送される際、搬送される原稿の上方から搬送をガイドするガイド部材8と、上流側ローラ41から読取窓7までの原稿の搬送を、搬送される原稿の下方からガイドする上流側シュート6と、読取窓7から下流側ローラ42までの原稿の搬送を、搬送される原稿の下方からガイドする下流側シュート5を備えている。なお、画像の読取が済んだ原稿が排出される排紙トレイ27と、画像を読取った後に原稿を排紙トレイ27へ排出する排紙ローラ28と、原稿トレイ2上の原稿の有無を検知する原稿検知センサ3とを備えている。
また、原稿読取部1は、読取すべき原稿に光を照射する光源9及び前記原稿からの反射光を反射する第1ミラー10を備えるランプユニット18と、第1ミラー10からの反射光の光路を180°変更するために、反射面が相互に直交するように配置された一対のミラー(第2ミラー14及び第3ミラー13)からなるミラーユニット22と、ミラーユニット22によって反射された前記原稿からの反射光を集光する結像光学系50及び結像光学系50を介して入射される反射光に応じて結像されるイメージセンサのCCD(Charge Coupled Device)12を備える光学ユニット23とを備えている。CCD12は数千個のフォトセルを備えており、各フォトセルは光電変換を行い、入射した光をその光量に応じたアナログ電気信号に変換して出力する。CCD12から出力されたアナログ電気信号は、増幅部24によって増幅されて変換部25に送られ、変換部25によってデジタル信号に変換する。なお、増幅部24は、原稿台20に載置した原稿を読取る載置原稿読取の場合より、自動原稿搬送機構26により搬送される原稿を読取る搬送原稿読取の場合、前記アナログ電気信号の増幅率を高めるように構成されている。その後、変換部25によって得られたデジタル信号に対して、原稿読取時の光源の配光特性、CCD12の感度ムラ等の補正、ガンマ補正等を施すことによりデジタル形式の画像データを生成する。
ランプユニット18は駆動部(図示せず)を備え、前記載置原稿読取の場合は、副走査方向(図3中、白抜き矢印の方向)に移動しながら原稿に光を照射するが、前記搬送原稿読取の場合は、読取窓7の下方に停止した状態で搬送される原稿に光を照射する。また、ミラーユニット22はランプユニット18に同期して移動し、原稿の反射光が結像するまでの経路において、原稿の被照射面から光学ユニット23の結像光学系50までの距離(以下、光経路距離という)を一定に維持し、光経路距離変化による光量変化、焦点ズレ等を防止する。また、光学ユニット23を必要に応じて副走査方向に移動させる移動手段30を備えている。ランプユニット18、ミラーユニット22及び光学ユニット23は、直方体形状の受容部材29内に設けられている。
受容部材29は上面に、矩形の第1開口部36及び短冊形の第2開口部31を設けており、第1開口部36及び第2開口部31の縁の受容部材29の内側には、掛止鍔36a,31aが夫々周設されている。原稿台20は第1開口部36に倣う矩形の板材であり、長手方向が副走査方向に沿うように、掛止鍔36aによって第1開口部36に掛止されている。読取窓7は第2開口部31に倣う短冊形の板材であり、長手方向が走査方向に沿うように、掛止鍔31aによって第2開口部31に掛止されている。読取窓7は、原稿台20の面に対して垂直な方向であって上方にΔGだけ隔てて配設されており、原稿台20に並設されている。つまり、原稿台20の上面及び読取窓7の上面の間隔がΔGであり、原稿台20又は読取窓7の下方に光源9が位置した場合、光源9から原稿台20又は読取窓7までの夫々の間隔は、読取窓7の方がΔGだけ長いこととなり、光源9からの熱による温度の上昇を抑制できる。
図6はMTFと焦点深度との関係を示すグラフである。図中縦軸はMTF(%)を示しており、横軸は焦点深度(mm)を示す。MTF(Modulation Transfer Functiion)は光学系の解像度を表す数値であって、像のコントラストの再現率で評価したものであり、焦点深度は、焦点を合わせた像側の結像点を前後に移動した場合、焦点が合っている範囲である。例えば、MTFが30%である場合、焦点深度は4.2mmであるので、4.2mmの範囲内では像側の結像点を移動させても、解像度(MTF)を悪くすることなく維持することが出来る。つまり、本発明に係るデジタル複合機においては、例えばMTFを30%に設定されている場合、前記ΔGが4.2mm以下である場合、解像度(MTF)に影響与えることはない。例えば、MTFが25%である場合、焦点深度は5.2mmであるので、前記ΔGを5.2mmまですることができる。説明の便宜上、以下においては、ΔGが4.2mmであるものとする。
画像処理部15は、原稿読取部1において取得した画像データ、及び 通信部19を通じて受信した印刷データを処理するASICを備える。原稿読取部1にて取得した画像データについては印刷処理に適したデータへの変換を行う。すなわち、画像処理部15が取得する画像データはCCD12が出力する電気信号(輝度信号)に係るデータを濃度データに変換する処理を行う。さらに、コントラストなどの画質調整、下地濃度についての補正、画像のぼやけ、粒状性劣化等を防ぐために空間周波数特性についての補正、文字の再現性を高めるための鮮鋭強調処理等を実行するようにしてもよい。
操作パネル16は、利用者による実行指示を受付ける操作部16aと、利用者に対して報知すべき情報を表示する表示部16bとを備える。操作部16aは、機能の切替操作キー、スタートキー、テンキー等の各種のハードウェアキーを備え、所定機能の実行に係る利用者の実行指示を受付ける。表示部16bは液晶ディスプレイ及びタッチパネルにより構成されており、操作部16aを通じて入力された入力値等が表示される。また、前記タッチパネルには、倍率操作、記録用紙選択等に係るソフトキーが設けられ、利用者の指先が何れかのソフトキーに触れることにより、当該ソフトキーの実行指示を受付ける。
通信部19は、例えばLANケーブルを介してルータ、スイッチングハブ等に接続され、パソコン、サーバ等の情報処理装置及び他のデジタル複合機によって形成されたネットワークと接続されている。通信部19は、ネットワークを介して外部の情報処理装置又は他のデジタル複合機との画像データの送受信を行う。
給紙部21は、複数種の記録用紙を収容する給紙カセット、該給紙カセットに収容された記録用紙を一枚ずつ取り込むピックアップローラ等を備え、前記給紙カセットに収容された記録用紙を1枚ずつ取り込んで画像形成部17へ搬送する。
CPU11はバスNを介して上述したハードウェアを制御する。また、CPU11は原稿検知センサ3から検知結果を取得し、載置原稿読取を行うか又は搬送原稿読取を行うかを判定する。ROM111には上述した各ハードウェアを制御する制御プログラム、前記載置原稿読取又は搬送原稿読取の場合において、光学ユニット23を副走査方向に移動させるべき距離等が格納されており、CPU11が必要に応じて前記制御プログラムをRAM112上にロードして実行することにより、デジタル複合機全体の動作を制御するように構成されている。
以下、光学ユニット23を移動させる移動手段30について説明する。図7は光学ユニット23及び移動手段30の構成を模式的に示す平面図、図8は側面図、図9は移動手段30による光学ユニット23の移動を説明するための説明図である。
光学ユニット23は、矩形である受容部材29の底壁の長手方向の一端部であって、読取窓7(図9中に点線で表示)の下側に設けられた取付板40の上に取り付けられている。取付板40は矩形であって、長手方向が副走査方向と平行するように、受容部材29の底壁と対向して配置されている。ミラーユニット22に反射された原稿からの反射光が結像光学系50を介して入射できるようにするため、光学ユニット23は、結像光学系50がミラーユニット22を向く状態で取付板40の一端部に取り付けられている。また、光学ユニット23は、結像光学系50から副走査方向(図中白抜き矢印方向)に所定距離隔てた位置にCCD12が配置されている。CCD12は略一直線上に配置したフォトセルを数千個備えており、CCD取付板121の一面に取り付けられている。CCD取付板121は前記一面が結像光学系50と対向するように、取付板40の面に対して垂直な方向に立設されている。CCD取付板121の下方の縁には、結像光学系50からの光の受光角度を適宜保持するための保持板122が連設されている。保持板122は取付板40と対向するように、取付板40に取り付けら、CCD取付板121及び取付板40の間に介在している。一方、CCD取付板121の他面にはCCD基板123が取り付けられ、CCD12からの信号を処理する。
取付板40の他端部側には移動手段30が設けられている。移動手段30は、パルスモーターを備えた駆動部31と、駆動部31によって回転する歯車32と、駆動部31のパルスモーター(図示せず)の回転を歯車32に連動させる枢軸34と、歯車32と噛合するラックギヤ33とを備えている。
ラックギヤ33は矩形の板材の上面に歯が形成されており、長手方向を取付板40の長手方向と平行にして取付板40の他端部に取り付けられている。また、ラックギヤ33は一の長辺側の縁が取付板40の一の長辺側の縁と整合するように配置されている。ラックギヤ33と噛合する歯車32は円柱状であって、周面上に歯が形成されている。歯車32は枢軸34によって軸方向に貫通されている。つまり、枢軸34は軸方向が取付板40の短手方向に延びるように配置されている。枢軸34の一端部には歯車32が嵌着されており、枢軸の34の他端は駆動部31のパルスモーターの軸に固定されている。歯車32、枢軸34及び前記パルスモーターの軸は同心的に設けられている。駆動部31は、パルスモーターと、これを収納する直方体形状のケース31aを備えており、取付板40の外側に適宜隔てた位置に設けられている。
一方、本発明に係るデジタル複合機は前記ΔGが4.2mmである。従って、搬送原稿読取の場合における光経路距離が、載置原稿読取の場合の光経路距離より前記ΔG(4.2mm)だけ長くなるが、移動手段30は光学ユニット23を副走査方向に移動させ、前期光経路距離を調整することが出来る。つまり、搬送原稿読取の場合は、移動手段30のパルスモーターを正回転させて取付板40を移動させることにより、前記光経路距離を短縮する方向(図中、A方向)に光学ユニット23(又は結像光学系50)を移動させる。また、載置原稿読取の場合は、移動手段30のパルスモーターを負回転させて取付板40を逆方向に移動させることにより、前記光経路距離を元に戻す方向(図中、B方向)に光学ユニット23(又は結像光学系50)を移動させ、搬送原稿読取の場合が載置原稿読取の場合より、前記光経路距離が前記ΔG(4.2mm)だけ長くなることによる解像度、倍率等の変化に対応する。
以下、搬送原稿読取の場合及び載置原稿読取の場合における本発明に係るデジタル複合機の動作を説明する。説明の便宜上、載置原稿読取の場合における光学ユニット23の位置を基準位置といい、載置原稿読取の場合におけるランプユニット18の照射開始位置をホームポジションという。
図10は本発明に係るデジタル複合機の動作を示すフローチャートである。利用者は原稿台20又は原稿トレイ2上に原稿を載置して、操作部16aに備える機能の切替操作キーを操作してコピー機能を選択し、スタートキーを押圧する。利用者のこの操作によって、CPU11はコピー実行の指示を受け付ける(S101)。
次いでCPU11は、載置原稿読取を実行すべきか又は搬送原稿読取を実行すべきかを判定する(S102)。該判定は原稿検知センサ3の検知結果に基づいて行う。つまり、原稿検知センサ3によって原稿トレイ2上に原稿があると検知された場合、CPU11は搬送原稿読取を実行すべきと判定し、原稿トレイ2上に原稿がないと検知された場合、載置原稿読取を実行すべきと判定する。
CPU11は搬送原稿読取を実行すべきと判定した場合(S102:YES)、駆動部31のパルスモーターを正回転させ、取付板40を移動させることにより、光学ユニット23をΔG(4.2mm)だけ副走査方向(図8中、A方向)に移動させる(S103)。(図9中、二点鎖線で表示)
次いでCPU11は、ランプユニット18を移動させ(S104)、読取窓7の下方に位置させる。その後、光源9は読取窓7に対して照射を行い(S105)、自動原稿搬送機構26によって読取窓7の上を通過して搬送される原稿に、読取窓7を介して光が照射される。この場合、原稿によって反射された反射光は、第1ミラー10、第2ミラー14及び第3ミラー13により導光され、CCD12にて結像する。
この場合、CPU11は増幅部24に指示することにより、CCD12から出力されるアナログ電気信号の増幅率を、載置原稿読取の場合より高め(S106)、光源9から読取窓7までの間隔がΔGだけ広くなることにより、CCD12が受光する光量の低下に対応する。例えば、ΔGが4.2mmである場合に光量の低下は5%〜10%であり、増幅率を1.05〜1.1にすれば良い。
次いでCPU11は、原稿読取が終了したか否かについて判定する(S107)。該判定は、例えば、搬送原稿読取においては、原稿検知センサ3によって原稿トレイ2上に原稿があると検知され、搬送原稿読取を開始した後、原稿トレイ2上に原稿がないと検知された場合、原稿読取が終了したと判定する。
CPU11は、原稿読取が終了していないと判定した場合(S107:NO)、原稿読取の終了まで原稿読取を続ける。一方、原稿読取が終了したと判定した場合(S107:YES)、ランプユニット18をホームポジションに移動させ(S108)、処理を終了する。
一方、原稿検知センサ3によって原稿トレイ2上に原稿がないと検知され、CPU11が載置原稿読取を実行すべきと判定した場合(S102:NO)、光学ユニット23を基準位置に移動させる(S109)。つまり、CPU11は駆動部31のパルスモーターを負回転させ、取付板40を移動させることにより、光学ユニット23を基準位置に移動させる。
次いでCPU11は、ランプユニット18をホームポジションに移動させる(S110)。その後、光源9は副走査方向に移動しながら原稿台20に対して照射を行う(S111)。原稿台20上に載置された原稿に、原稿台20を介して光が照射される。原稿によって反射された反射光は、第1ミラー10、第2ミラー14及び第3ミラー13により導光され、CCD12にて結像する。
以降の処理(S107、S108)においては、上述したものと同様であり、詳しい説明を省略する。
1 原稿読取部(原稿読取装置)
3 原稿検知センサ
7 読取窓
9 光源
11 CPU
12 CCD(撮像素子)
17 画像形成部
20 原稿台
24 増幅部
30 移動手段
23 光学ユニット
26 自動原稿搬送機構
50 結像光学系
3 原稿検知センサ
7 読取窓
9 光源
11 CPU
12 CCD(撮像素子)
17 画像形成部
20 原稿台
24 増幅部
30 移動手段
23 光学ユニット
26 自動原稿搬送機構
50 結像光学系
Claims (6)
- 光源と、原稿を載置し、前記光源の光を透過させて照射する原稿台と、自動原稿搬送機構と、該自動原稿搬送機構により搬送される原稿に前記光源の光を透過させて照射する読取窓とを備える原稿読取装置において、
前記読取窓を前記原稿台より上方に配置していることを特徴とする原稿読取装置。 - 前記原稿からの反射光を集光するレンズを備え、
前記原稿台及び読取窓は板状であり、
前記原稿台の上面及び前記読取窓の上面の間隔は、前記レンズの焦点深度範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の原稿読取装置。 - 前記原稿からの反射光を受光して電気信号に変換する撮像素子と、
該撮像素子が出力する電気信号の増幅率可変の増幅部と、
前記原稿台に載置された原稿を読取る載置原稿読取、及び前記自動原稿搬送機構により搬送される原稿を読取る搬送原稿読取のいずれを行うか判定する判定手段とを備え、
前記判定手段が搬送原稿読取を行うと判定した場合、前記増幅部は、載置原稿読取の場合より高増幅とするように構成していることを特徴とする請求項2に記載の原稿読取装置。 - 前記レンズを備えた光学ユニットと、
該光学ユニットを原稿の搬送方向に移動させ、前記原稿からの反射光の前記レンズまでの経路を変更する移動手段と
を備えていることを特徴とする請求項2から請求項3に記載の原稿読取装置。 - 前記移動手段は、前記判定手段が搬送原稿読取を行うと判定した場合、載置原稿読取の場合より前記経路が短くなるように、前記光学ユニットを移動させるように構成していることを特徴とする請求項4に記載の原稿読取装置。
- 請求項1から請求項5までの何れか一つに記載の原稿読取装置と、
該原稿読取装置が読取った画像をシートに形成する画像形成手段と
を備えていることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008135720A JP2009284334A (ja) | 2008-05-23 | 2008-05-23 | 原稿読取装置及び画像形成装置 |
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JP2008135720A JP2009284334A (ja) | 2008-05-23 | 2008-05-23 | 原稿読取装置及び画像形成装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015188122A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-29 | 富士ゼロックス株式会社 | 補正制御装置、画像読取装置、補正制御プログラム |
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2008
- 2008-05-23 JP JP2008135720A patent/JP2009284334A/ja active Pending
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JP2015188122A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-29 | 富士ゼロックス株式会社 | 補正制御装置、画像読取装置、補正制御プログラム |
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