JP2009283561A - 電子装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電子装置10は、リフロー実装時に所定の熱容量を要する第1の電子部品17と、第1の電子部品を実装するために必要な熱容量を満たす温度よりも耐熱温度が低い第2の電子部品18と、第1の電子部品および第2の電子部品を面実装するために、面状に形成された基材12における第1の面12Aに第1パッドおよび第2パッドが設けられた回路基板11と、第1の面から第2の面12Bまで貫通するとともに基材よりも熱伝導率が高い貫通ビア19とを備えている。そして、第1の面において貫通ビア19が第1パッドに接続されている。
【選択図】図1
Description
インバータ安定点灯回路は、電源に接続される入力フィルタ部と、電源電圧から安定点灯に適したランプ電圧まで昇圧させるDC/DCコンバータ部と、DC/DCコンバータ部から出力される直流電圧を略矩形波に交流変換するインバータ部とを備えている。
このインバータ部には、放電灯を起動させるために高電圧パルス電圧を発生させるイグナイタ部が接続されている。
このため、リフロー時には変圧器に多くの熱量を供給する必要がある。
この電解液(エチレングリコール)の沸点197℃は、Sn-3Ag-0.5Cu無縁はんだの融点217℃よりも低いので、変圧器などのリフロー時に、電解液温度が沸点を超えることが考えられる。
電解液温度が沸点を超えると、防爆弁が開いたり、内圧上昇による本体膨れにより接続端子が浮き上がるなどの不具合が発生する虞がある。
このため、変圧器と高耐圧アルミ電解コンデンサとを別基板に実装したり、別工程で実装してする必要があり、そのことが製造コストを下げる妨げになっていた。
したがって、熱耐性が異なる第1の電子部品および第2の電子部品を混載した状態で同時に実装できるので、従来に比較して製造工程を簡略化して、製造コストを低減できる。
そして、第2の面の熱を第1集熱部で集熱し、集熱した熱を第1貫通ビアを経て第1パッドに伝えるようにした。
また、第2の面の熱を第2集熱部で集熱し、集熱した熱を第2貫通ビアを経て第2パッドに伝えるようにした。
したがって、リフロー実装時に互いに異なる所定の熱容量を要する第1の電子部品および第2の電子部品を第1の面に面実装することが可能になる。
図1に示すように、第1実施形態に係る電子装置10は、面状に形成された基材12における第1の面12Aに第1パッド14および第2パッド15が設けられた回路基板11と、回路基板11の第1の面12Aに実装された第1の電子部品17と、回路基板11の第1の面12Aに実装された第2の電子部品18と、第1の面12Aから第2の面12Bまで貫通するとともに第1パッド14に接続された貫通ビア(熱伝導部)19とを備えている。
第1の面12Aは回路基板11の表面であり、第2の面12Bは、第1の面12Aとは反対側の裏面である。
第2パッド15は、第2の電子部品18の端子18Aに対して接続する銅箔の部分であり、回路パターン(配線部分)の端部または途中の部位がパッドとして用いられている。
第2の電子部品18は、第1の電子部品17を実装するために必要な熱容量を満たす温度よりも耐熱温度が低い部品(例えば、アルミ電解コンデンサ)である。
この貫通ビア19は、回路基板11の基材12よりも熱伝導率が高い熱伝導部である。
これにより、第2の電子部品18に影響することなく、リフロー実装時に所定の熱容量を要する第1の電子部品17にのみ必要な熱を矢印Aのように伝導できる。
したがって、熱耐性が異なる第1の電子部品17および第2の電子部品18を混載した状態で同時に実装できるので、従来に比較して製造工程を簡略化して、製造コストを低減できる。
これにより、従来のリフロー実装時に、第1の面12Aおよび第2の面12Bの両面温度を260℃としていたが、第1の面12Aの温度を240℃まで下げることが可能になった。
変形例の電子装置10は、第2の面12Bに設けられた面状の集熱部21を有し、集熱部21を貫通ビア19に連結したものである。
集熱部21は、例えば、第1パッド14や第2パッド15と同様に、第2の面12Bに設けられた回路パターン(配線部分)の端部または途中の銅箔の部分である。
よって、第2の面12Bから集熱部21を介して第1パッド14に一層効率よく熱を伝導できるので、第1の電子部品17への集熱性が向上する。
図3に示す第2実施形態の電子装置30は、第1実施形態の基板11を多層回路基板31に代えたもので、その他の構成は第1実施形態の電子装置10と同じである。
多層回路基板31は、基材32を複数積層させることにより、各基材32間に設けられた内層回路パターン33が設けられた基板である。
よって、多層回路基板31の内層回路パターン33に熱が伝わらないので、第1パッド14に熱を効率的に伝導できる。
加えて、第2実施形態の電子装置30によれば、第1実施形態の電子装置10と同様の効果を得ることができる。
図4に示す第2実施形態の電子装置40は、第1パッド42および第2パッド43を導通部44で導通させ、第1パッド42に第1貫通ビア(第1熱伝導部)46を接続し、第2貫通ビア(第2熱伝導部)47を接続したもので、その他の構成は第1実施形態の電子装置10と同じである。
この第2の電子部品48は、端子18Aが第2パッド43に接続されている。
この導通部44は、幅寸法W1が第1パッド42の幅寸法W2および第2パッド43の幅寸法W3よりも小さい箇所が設けられている。
よって、第1パッド42および第2パッド43間に導通部44で電気的な導通を得ることが可能で、かつ、第1パッド42および第2パッド43間の熱伝導を導通部44で小さく抑えることができる。
要するに、第1パッド42および第2パッド43を導通部44で接続することで、第1パッド42および第2パッド43間に、熱伝導を部分的に小さく抑える、いわゆるボトルネック箇所が設けられている。
この第1貫通ビア46は、回路基板11の基材12よりも熱伝導率が高い熱伝導部である。
この第2貫通ビア47は、回路基板11の基材12よりも熱伝導率が高い熱伝導部である。
そして、第2の面12Bの熱を第1集熱部51で集熱し、集熱した熱を第1貫通ビア46を経て第1パッド42に伝えることができる。
一方、第2の面12Bの熱を第2集熱部52で集熱し、集熱した熱を第2貫通ビア47を経て第2パッド43に伝えることができる。
したがって、リフロー実装時に互いに異なる所定の熱容量を要する第1の電子部品17および第2の電子部品48を第1の面12Aに面実装することが可能になり、製造工程を簡略化して製造コストを低くできる。
図5に示す第4実施形態の電子装置60は、第1貫通ビア46の空間46Aおよび第2貫通ビア47の空間47Aにそれぞれはんだ62を充填したもので、その他の構成は第3実施形態の電子装置40と同じである。
同様に、第2貫通ビア47およびはんだ62を介して第2の面12Bから第2パッド43に一層効率よく熱を伝導できる。
これにより、第4実施形態の電子装置60によれば、第1の電子部品17への集熱性が一層向上する。
11 回路基板
12,32 基材
12A 第1の面
12B 第2の面
14,42 第1パッド
15,43 第2パッド
17 第1の電子部品
18,48 第2の電子部品
19 貫通ビア(熱伝導部)
21 集熱部
31 多層回路基板
33 内層回路パターン
44 導通部
46 第1貫通ビア(第1熱伝導部)
47 第2貫通ビア(第2熱伝導部)
S1 第1パッドの面積
S2 集熱部の面積
W1 導通部の幅寸法
W2 第1パッド42の幅寸法
W3 第2パッド42の幅寸法
Claims (5)
- リフロー実装時に所定の熱容量を要する第1の電子部品と、
前記第1の電子部品を実装するために必要な前記熱容量を満たす温度よりも耐熱温度が低い第2の電子部品と、
前記第1の電子部品および前記第2の電子部品を面実装するために、面状に形成された基材における第1の面に第1パッドおよび第2パッドが設けられた回路基板と、
前記第1の面から前記第1の面とは反対側の第2の面まで貫通するとともに前記基材よりも熱伝導率が高い熱伝導部と、を備え、
前記第1の面において前記熱伝導部が前記第1パッドに接続されていることを特徴とする電子装置。 - 前記第2の面に設けられているとともに前記熱伝導部に連結された面状の集熱部を有し、
前記集熱部の面積が前記第1パッドの面積よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載した電子装置。 - 前記第1の電子部品が変圧器であるとともに、
前記熱伝導部が前記基材を厚み方向に貫通する貫通ビアであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載した電子装置。 - 前記回路基板が、前記基材を複数積層させることにより、前記各基材間に設けられた内層回路パターンが設けられた多層回路基板であるとともに、
前記熱伝導部が前記内層回路パターンに接続されていないことを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちのいずれかに記載した電子装置。 - リフロー実装時に互いに異なる所定の熱容量を要する第1の電子部品および第2の電子部品と、
前記第1の電子部品および前記第2の電子部品を面実装するために、面状に形成された基材における第1の面に第1パッドおよび第2パッドが設けられた回路基板と、
前記第1パッドおよび前記第2パッドを導通させるための導通部と、
前記第1の面から前記第1の面とは反対側の第2の面まで貫通するとともに前記基材よりも熱伝導率が高い第1熱伝導部および第2熱伝導部と、を備え、
前記第1の面において前記第1熱伝導部が前記第1パッドに接続されているとともに、前記第2熱伝導部が前記第2パッドに接続され、かつ、前記導通部の幅寸法が前記第1パッドの幅寸法および前記第2パッドの幅寸法よりも小さい箇所が設けられていることを特徴とする電子装置。
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