JP2009281397A - 二つ割り外輪、及びこれを用いた二つ割り軸受 - Google Patents

二つ割り外輪、及びこれを用いた二つ割り軸受 Download PDF

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Abstract

【課題】 耐久性が低下するのを抑制することができる二つ割り外輪、及びこれを用いた二つ割り軸受を提供する。
【解決手段】 本発明に係る二つ割り外輪2は、互いに周方向端部同士を突き合わせることで円筒状とされる第一及び第二の分割外輪部材5,6を有している。互いに突き合わされる周方向端部の内の一方側の端部5aには、第一の平面部7と、周方向に凹んでいるV字状の凹部8とが形成されている。端部5aに突き合わされている端部6aには、第一の平面部7と当接している第二の平面部9と、この第二の平面部9から周方向に突出して凹部8に導入されている凸部10とが形成されている。凹部8と、凸部10との間には、凹部8の底部8bと、凸部10の頂部10bとが接触するのを回避するための隙間Sが形成されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば内燃機関におけるクランクピンとコンロッド大端部との間に介装される二つ割り軸受及びこれに用いられる二つ割り外輪に関する。
内燃機関のクランクピンとコンロッド大端部との間には、二つ割り軸受が介装されている。この二つ割り軸受は、コンロッド大端部内周面に内接する二つ割り外輪と、この二つ割り外輪の内周面と前記クランクピンの外周面との間に転動自在に配設される複数のころとを有している。前記二つ割り外輪は、ほぼ半円筒状に形成された一対の分割外輪部材を組み合わせることで分割可能に構成されている。二つ割り軸受は、分割可能な二つ割り外輪を用いることで径方向に分割可能であり、クランクシャフトの回転軸に対してオフセットされているクランクピンの外周側に組み込むことが可能となる。
上記一対の分割外輪部材は、互いに周方向端部同士を突き合わせているので、互いに軸方向に相対移動して、ずれが生じるおそれがある。このため、互いに突き合わされる周方向端部の内、一方側の端部には、周方向に突出した山形状の凸部が形成されているとともに、他方側の端部には、前記凸部に対応したV字状の凹部が形成されており、これら凸部と凹部とを係合することで、一対の分割外輪部材が互いに軸方向に相対移動するのを防止していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−90696号公報(図2)
上記従来の二つ割り外輪において、分割外輪部材端部の凹部は、V字状に切り欠いて形成されているため、その底部に応力集中が生じ易くなっている。これに加えて、上記二つ割り外輪は、コンロッド大端部の内周面に圧入状態で装着されるので、二つ割り外輪全体に対して縮径する方向の応力が作用する。このため、二つ割り外輪がコンロッド大端部に装着されると、凹部に嵌合している三角形状の凸部の頂部が当該凹部の底部を押圧することとなる。これにより、凹部の底部に応力集中が生じ、この底部を起点として、周方向に沿った割れが分割外輪部材に生じ、二つ割り外輪としての耐久性を低下させる要因となっていた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、分割外輪部材に割れが生じるのを防止し、耐久性が低下するのを抑制することができる二つ割り外輪、及びこれを用いた二つ割り軸受を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、径方向に分割可能な二つ割り軸受に用いる二つ割り外輪であって、半円筒状に形成されているとともに、周方向両端部同士を互いに突き合わせることで円筒状とされる一対の分割外輪部材を有し、互いに突き合わされている前記周方向端部同士の内の一方端部には、軸方向両端縁から中央に向かって軸線に平行に延びる一対の第一の平面部と、この一対の第一の平面部の間で当該第一の平面部に対して周方向に凹んでいるV字状の凹部と、が形成され、前記端部に突き合わされている他方端部には、軸方向両端縁から軸線に平行に延び、前記一対の第一の平面部と当接している一対の第二の平面部と、この一対の第二の平面部の間に形成され前記凹部に対応した山形状に周方向に突出して前記凹部に導入されている凸部と、が形成され、前記凹部と、前記凸部との間には、前記凹部の底部と、前記凸部の頂部とが接触するのを回避するための隙間が形成されていることを特徴としている。
上記のように構成された二つ割り外輪によれば、凹部と、凸部との間には、凹部の底部と、凸部の頂部とが接触するのを回避するための隙間が形成されているので、二つ割り軸受に使用したときに、当該二つ割り外輪全体に対して縮径する方向の応力が作用したとしても、凸部の頂部が凹部の底部に直接接触して当該凹部の底部を押圧するのを防止することができる。さらに、前記応力は、互いに当接している第一及び第二の平面部によって負担することができるので、凹部の底部に応力が過大に集中するのを防止することができる。
以上のように本発明によれば、凹部の底部に応力が過大に集中するのを防止しつつ、凸部の頂部が凹部の底部を押圧するのを防止でき、この結果、当該底部を起点とした割れが分割外輪部材に生じるのを防止することができる。
より具体的には、前記隙間は、前記凸部の頂部を曲面とすることにより形成されていることが好ましく、この場合、凸部の頂部に曲面を設けるといった簡易な方法によって、凹部と凸部との間に隙間を設けることができる。
また、前記隙間は、前記凹部の底部に設けられたぬすみ部によって形成することもでき、この場合も、上記と同様、簡易な方法で、凹部と凸部との間に隙間を設けることができる。
また、前記隙間は、前記凸部の頂角を前記凹部の内角よりも大きくすることにより形成されているものであってもよい。
この場合、凹部の底部と、凸部の頂部との間のみならず、凹部と凸部との間のほぼ全域に亘って隙間を設けることができるので、凹部への過大な応力集中をより効果的に防止できる。
また、本発明は、半円筒状に形成されているとともに、互いに周方向両端部同士を突き合わせることで円筒状とされる一対の分割外輪部材からなる二つ割り外輪と、前記外輪内周面側に配列される複数のころと、を有する径方向に分割可能な二つ割り軸受において、前記二つ割り外輪は、上述の二つ割り外輪であることを特徴としている。
上記のように構成された二つ割り軸受によれば、上述の二つ割り外輪を用いることで、分割外輪部材に割れが生じるのを防止することができる。この結果、二つ割り軸受としての耐久性が低下するのを防止することができる。
本発明の二つ割り外輪、及びこれを用いた二つ割り軸受によれば、分割外輪部材に割れが生じるのを防止し、耐久性が低下するのを抑制することができる。
次に、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第一の実施形態に係る二つ割り軸受の構造を示す側面図である。この二つ割り軸受1は、例えば、内燃機関のクランクピンPの外周と、コンロッドCの大端部C1の内周との間に介装され、コンロッドCをクランクピンPに対して揺動自在に支持している。
この二つ割り軸受1は、大端部C1の内周面C2に内接する二つ割り外輪2と、この二つ割り外輪2の内周側に形成された軌道面2aとクランクピンPの外周面P1との間に転動自在に配設される複数の円筒ころ3と、これら円筒ころ3を周方向等間隔に保持するための二つ割り保持器4とを有している。二つ割り外輪2、及び二つ割り保持器4は、径方向に分割可能とされており、二つ割り軸受1についても、径方向に分割可能である。
二つ割り軸受1は、内周面C2内に圧入状態で介装されている。このため、コンロッドCの大端部C1に二つ割り軸受1として組み込んだときの二つ割り外輪2には、縮径する方向の応力が作用している。
図2は、二つ割り外輪2を示す斜視図である。この二つ割り外輪2は、ほぼ半円筒状に形成された第一の分割外輪部材5、及び第二の分割外輪部材6を有しており、これら一対の分割外輪部材5,6それぞれの周方向の端部5a,6a同士を互いに突き合わせることで円筒状の外輪を構成している。二つ割り外輪2の内周側の軸方向両端縁には、上述の軌道面2aに対して径方向に突出した鍔部2bが周方向に沿って形成されている。この鍔部2bは、軌道面2aに配設される複数の円筒ころ3の軸方向への移動を規制している。
第一の分割外輪部材5の一方端部としての端部5aには、軸方向両端縁から中央に向かって軸線に平行に延びる一対の第一の平面部7と、この一対の第一の平面部7の間で当該第一の平面部7に対して周方向に凹んでいるV字状の凹部8とが形成されている。
また、端部5aに突き合わされる他方端部としての第二の分割外輪部材6の端部6aには、軸方向両端縁から軸線に平行に延びる一対の第二の平面部9と、この一対の第二の平面部9の間に形成され周方向に突出して第一の分割外輪部材5の凹部8に導入されている凸部10とが形成されている。
一対の第一の平面部7及び一対の第二の平面部9は、両端部5a,6aを互いに突き合わせた状態で互いに当接している。また、凸部10は、第一の分割外輪部材5の凹部8に対応した山形状に形成されており、両端部5a,6aを互いに突き合わせた状態で、互いに合致する形状とされている。このように、両端面5a,6aに、互いに合致し導入される凹部8、及び凸部10を設けることで、第一の分割外輪部材5と第二の分割外輪部材6とが、軸方向にずれるのを防止している。
図3は、二つ割り外輪2の要部拡大図であり、(a)は、両端部5a,6aを突き合わせた部分を外周側から正面視した図、(b)は、図3(a)中、b−b線矢視断面図である。
図3(a)において、両分割外輪部材5,6それぞれにおける両平面部7,9は、上述のように互いに当接している。
第一の分割外輪部材5の凹部8は、第一の平面部7から周方向に凹む方向に直線状に傾斜している一対の傾斜壁面8aによりV字状に形成されており、これら一対の傾斜壁面8aが互いに交わる部分が、凹部8の底部8bとなる。
一方、第二の分割外輪部材6の凸部10は、第二の平面部9から周方向に突出する方向に直線状に傾斜している一対の傾斜側面10aにより山形状に形成されており、これら一対の傾斜側面10aが互いに交わる部分が、凸部10の頂部10bとなる。
また、上記凹部8及び凸部10は、軸方向ほぼ中央に設けられるとともに、軸方向の中央に対して対称となるように形成されている。
ここで、本実施形態において、一対の傾斜側面10aが成す角度である凸部10の頂角αは、一対の傾斜壁面8aが成す角度である凹部8の内角βよりも大きい値となるように設定されている。
このように、頂角α、及び内角βを設定することで、凸部10と、凹部8との間には、図3(a)に示すように、隙間Sが形成されている。この隙間Sは、凹部8の底部8bと、凸部10の頂部10bとの間を含む、凸部10と、凹部8との間のほぼ全域に亘って形成されており、凸部10の頂部10bと、凹部8の底部8bとが接触するのを回避している。
上記隙間Sは、凸部10の基端部に近づくに従って序々に小さくなり、凸部10基端部近傍では、凸部10と、凹部8とは接触している。本実施形態では、凸部10の基端部近傍が、凹部8に接触することで、両分割外輪部材5,6が軸方向にずれるのを防止している。
なお、上記隙間Sは、最大で60μm程度に設定されることが好ましい。それ以上大きく設定すると、両分割外輪部材5,6の軸方向へのずれを効果的に防止できないおそれがあるからである。
両分割外輪部材5,6の端部5a,6aの内周側それぞれには、図3(b)に示すように、端部5a,6aの周方向先端縁に向かって先細りとなるように曲面部5b,6bが形成されている。これら曲面部5b,6bは、両端部5a,6aを互いに突き合わせて二つ割り外輪2としたときに、軌道面2aの軌跡に対して径方向外側に凹む逃げ溝2cを構成している。この逃げ溝2cは、軌道面2aの軸方向全域に亘って設けられている。
また、逃げ溝2cの断面形状は、両端部5a,6aの境界を通過する径方向線上に中心が位置する所定のR寸法の凹曲面で、所定の周方向の範囲Lに位置するように設定されている。このとき、範囲Lは、凹部8及び凸部10の内周側が逃げ溝2cの一部となるように設定されている。これによって、逃げ溝2cは、凹部8と凸部10の境界を含んだ両端部5a,6aの境界全域に亘って設けられており、これによって、逃げ溝2cを転動通過する円筒ころ3に作用する、軌道面2a及びクランクピンPの外周面P1からの接触面圧を下げることができる。この結果、円筒ころ3が両端部5a,6aの境界を通過する際に生じる振動等の発生を効果的に防止できる。
また、端部6における凸部10の内周側に位置する部分には、図3(b)に示すように、曲面部6bからさらに、逃げ溝2cの軌跡に対して接線方向に延びる平面とされた直線部6b1が形成されている。直線部6b1は、逃げ溝2cの軌跡に対して接線方向に延びており、凸部10の頂部10bの内周側先端縁10cが、逃げ溝2cの軌跡よりも径方向外側に位置している。
これにより、凸部10の内周側先端縁10cが、円筒ころ3に接触するのを防止し、円筒ころ3が両端部5a,6aの境界を通過する際に生じる振動等の発生をより効果的に防止できる。
上記のように構成された本実施形態による二つ割り外輪2によれば、コンロッドCの大端部C1に組み込まれて当該二つ割り外輪2全体に対して縮径する方向の応力が作用したとしても、凹部8の底部8bと、凸部10の頂部10bとの間に、頂部10bと底部8bとが接触するのを回避するための隙間Sが形成されているので、凸部10の頂部10bが凹部8の底部8bに直接接触して当該底部8bを押圧するのを防止することができる。さらに、前記応力は、互いに当接している第一及び第二の平面部7,9によって負担することができるので、凹部8の底部8bに応力が過大に集中するのを防止することができる。
以上のように本実施形態の二つ割り外輪2によれば、凹部8の底部8bに応力が過大に集中するのを防止しつつ、凸部10の頂部10bが凹部8の底部8bを押圧するのを防止でき、この結果、当該底部8bを起点とした周方向に沿う割れが第一の分割外輪部材5に生じるのを防止することができる。
また、上記実施形態では、凸部10が、その頂角αが凹部8の内角βよりも大きい値で形成されることで、凹部8の底部8bと、凸部10の頂部10bとの間のみならず、凹部8と凸部10との間のほぼ全域に亘って隙間Sを設けることができる。これにより、凹部8への過大な応力集中をより効果的に防止できる。なお、このように凹部8と凸部10との間のほぼ全域に隙間Sを設けたとしても、凸部10の基端部が凹部8に接しているので、両分割外輪部材5,6が互いに軸方向へずれることはない。
また、本実施形態の二つ割り軸受1は、上記二つ割り外輪2を用いることで、第一の分割外輪部材5に割れが生じるのを防止することができる。この結果、二つ割り軸受1としての耐久性が低下するのを防止することができる。
図4は、本発明の第二の実施形態に係る二つ割り軸受1の要部拡大図であり、両分割外輪部材5,6の両端部5a,6aを突き合わせた部分を示している。本実施形態と、上記第一の実施形態との主な相違点は、隙間Sが、凸部10の頂部10bを曲面とすることにより形成されている点である。
本実施形態では、凹部8の内角βと、凸部10の頂角αとがほぼ同じ値に設定されており、凹部8の傾斜壁面8aと、凸部10の傾斜側面10aとは接触している。
また、凸部10の頂部10bは、上述のように曲面とされており、凹部8の底部8bと、凸部10の頂部10bとの間に隙間Sが形成されている。
本実施形態の場合においても、上記隙間Sによって、凸部10の頂部10bが凹部8の底部8bに直接接触し押圧するのを防止することができる。すなわち、少なくとも、底部8bと、頂部10bとの間に隙間Sが形成されていれば、底部8bを起点とした割れが第一の分割外輪部材5に生じるのを防止することができる。
また、本実施形態では、凸部10の頂部10bを曲面とするといった簡易な方法によって、底部8bと、頂部10bとの間に隙間Sを設けることができ、コスト面で有利である。
図5は、本発明の第三の実施形態に係る二つ割り軸受1の要部拡大図であり、両分割外輪部材5,6の両端部5a,6aを突き合わせた部分を示している。
本実施形態と、上記各実施形態との相違点は、隙間Sが、凹部8の底部8bに設けられたぬすみ部11によって形成されている点である。
ぬすみ部11は、凹部8の傾斜壁面8aからさらに周方向に向かって凹んで形成されており、凸部10の頂部10bとの間で、隙間Sを形成している。また、このぬすみ部11は、その内側面が滑らかな曲面で形成されており、できるだけ一部分に応力が集中するのを防止している。
本実施形態では、凹部8の底部8bにぬすみ部11を形成するといった簡易な方法によって、底部8bと頂部10bとの間に隙間Sを設けることができ、上記第二の実施形態と同様、コスト面で有利である。
なお、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではない。上記各実施形態では、凹部8を構成している一対の傾斜壁面8a、及び、凸部10を構成している一対の傾斜側面10aが、それぞれ直線状に傾斜して形成されたものを例示したが、凹部8、及び凸部10は、全体として、それぞれ、ほぼV字状、ほぼ山形状に形成されていればよく、例えば、図6(a)に示すように、適度に凸部10の傾斜側面10aを凸湾曲させて形成したものや、逆に凹湾曲させたものも、V字状、山形状含まれる。
また、図6(b)に示すように中間部分で、傾斜壁面8a及び傾斜側面10aの傾斜角を変化させることもできる。
本発明の第一の実施形態に係る二つ割り軸受の構造を示す側面図である。 二つ割り外輪を示す斜視図である。 二つ割り外輪の要部拡大図であり、(a)は、分割外輪部材の両端部を突き合わせた部分を外周側から正面視した図、(b)は、図3(a)中、b−b線矢視断面図である。 本発明の第二の実施形態に係る二つ割り軸受の要部拡大図であり、両分割外輪部材の両端部を突き合わせた部分を示している。 本発明の第三の実施形態に係る二つ割り軸受の要部拡大図であり、両分割外輪部材の両端部を突き合わせた部分を示している。 (a)、及び(b)は、本発明の他の実施形態を示す要部拡大図である。
符号の説明
1 二つ割り軸受
2 二つ割り外輪
3 円筒ころ
5 第一の分割外輪部材
5a 端部(一方端部)
6 第二の分割外輪部材
6a 端部(他方端部)
7 第一の平面部
8 凹部
8b 底部
9 第二の平面部
10 凸部
10b 頂部
11 ぬすみ部
S 隙間
α 頂角
β 内角

Claims (5)

  1. 径方向に分割可能な二つ割り軸受に用いる二つ割り外輪であって、
    半円筒状に形成されているとともに、周方向両端部同士を互いに突き合わせることで円筒状とされる一対の分割外輪部材を有し、
    互いに突き合わされている前記周方向端部同士の内の一方端部には、軸方向両端縁から中央に向かって軸線に平行に延びる一対の第一の平面部と、この一対の第一の平面部の間で当該第一の平面部に対して周方向に凹んでいるV字状の凹部と、が形成され、
    前記端部に突き合わされている他方端部には、軸方向両端縁から軸線に平行に延び、前記一対の第一の平面部と当接している一対の第二の平面部と、この一対の第二の平面部の間に形成され前記凹部に対応した山形状に周方向に突出して前記凹部に導入されている凸部と、が形成され、
    前記凹部と、前記凸部との間には、前記凹部の底部と、前記凸部の頂部とが接触するのを回避するための隙間が形成されていることを特徴とする二つ割り外輪。
  2. 前記隙間は、前記凸部の頂部を曲面とすることにより形成されている請求項1に記載の二つ割り外輪。
  3. 前記隙間は、前記凸部の頂角を前記凹部の内角よりも大きくすることにより形成されている請求項1又は2に記載の二つ割り外輪。
  4. 前記隙間は、前記凹部の底部に設けられたぬすみ部によって形成されている請求項1に記載の二つ割り外輪。
  5. 半円筒状に形成されているとともに、互いに周方向両端部同士を突き合わせることで円筒状とされる一対の分割外輪部材からなる二つ割り外輪と、前記外輪内周面側に配列される複数のころと、を有する径方向に分割可能な二つ割り軸受において、
    前記二つ割り外輪は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の二つ割り外輪であることを特徴とする二つ割り軸受。
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