JP2009280972A - 接合用シート状部材、接合用シート状部材の製造方法、及びコンクリート躯体の表面処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コンクリート躯体1の仕上げ面1aに表面仕上げ材11を接合すべく、前記仕上げ面1aと前記表面仕上げ材11との間に配置され、前記表面仕上げ材11側の面21aが粗面に形成された接合用シート状部材21である。前記表面仕上げ材11側の面21a又は前記仕上げ面1a側の面21bの少なくとも一方に粗面を形成するための網目状シート部材25と、前記網目状シート部材25が固定されて固化したセメント系組成層23と、を有する。前記セメント系組成層23の少なくとも一部が前記接合用シート状部材21の厚み方向の両面たる前記表面仕上げ材11側の面21a及び前記仕上げ面1a側の面21bにおいて露出している。
【選択図】図4
Description
コンクリート躯体の仕上げ面に表面仕上げ材を接合すべく、前記仕上げ面と前記表面仕上げ材との間に配置され、前記表面仕上げ材側の面が粗面に形成された接合用シート状部材であって、
前記表面仕上げ材側の面又は前記仕上げ面側の面の少なくとも一方に粗面を形成するための網目状シート部材と、前記網目状シート部材が固定されて固化したセメント系組成層と、を有し、
前記セメント系組成層の少なくとも一部が、前記接合用シート状部材の厚み方向の両面たる前記表面仕上げ材側の面及び前記仕上げ面側の面において露出していることを特徴とする。
前記網目状シート部材は、一部が前記セメント系組成層に埋没して固定され、一部が前記セメント系組成層の前記厚み方向の両面のうちの少なくとも一方の面から突出し、
前記一方の面から突出する前記網目状シート部材の部分によって、前記接合用シート状部材における前記表面仕上げ材側の面が粗面に形成されていることを特徴とする。
前記セメント系組成層における前記一方の面の逆側の面からは、前記網目状シート部材が突出しておらず、当該面には凹凸が一体形成されていることを特徴とする。
前記セメント系組成層には、前記厚み方向に貫通する貫通孔が形成されていないことを特徴とする。
前記網目状シート部材は不織布であり、
前記不織布の繊度は、1〜500dtの範囲であり、
前記不織布の坪量は、10〜600g/m2の範囲であることを特徴とする。
前記セメント系組成層は、ポリマーセメント又はポリマーモルタルを素材として形成されることを特徴とする。
前記セメント系組成層の材料たるセメント系組成材料を型枠内に打設する打設ステップと、
固化前の前記セメント系組成材料の上方から前記網目状シート部材を部分的に浸せきする浸せきステップと、
前記網目状シート部材を部分的に浸せきした状態で前記セメント系組成材料を固化する固化ステップと、
固化後の前記セメント系組成材料を前記型枠から脱型する脱型ステップと、を備えたことを特徴とする。
前記接合用シート状部材の粗面を型枠の内壁面に対向させつつ前記接合用シート状部材を前記内壁面に仮固定する仮固定ステップと、
前記接合用シート部材が仮固定された前記型枠内にコンクリートを打設する打設ステップと、
前記コンクリートの硬化後に、前記接合用シート状部材が一体化された前記コンクリートを前記型枠から脱型する脱型ステップと、
前記接合用シート状部材の前記粗面に表面仕上げ材を接合するステップと、を備えたことを特徴とする。
図1は、本実施形態に係る接合用シート状部材21が設けられたコンクリート躯体1の模式図である。また、図2は、本実施形態に係る接合用シート状部材21を表面21a側から見た斜視図であり、図3は同裏面21b側から見た斜視図であり、図4は接合用シート状部材21の概略側面図である。
図7A乃至図7Dは、上述した接合用シート状部材21の製造方法の説明図であり、何れも縦断面図である。
最後に、図7Dに示すように、固化したセメント系組成材料23たるセメント系組成層23を成型用型枠41から脱型し、これにより、接合用シート状部材21が製造される。
ここで、接合用シート状部材21を用いたコンクリート躯体1の表面処理方法について図5A乃至図5Dを参照しつつ説明する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で以下に示すような変形が可能である。
3 コンクリート用型枠(型枠)、11 タイル(表面仕上げ材)、
21 接合用シート状部材、21a 表面、21b 裏面、
23 セメント系組成材料(セメント系組成層)、23a 表面、23b 裏面、
25 網目状シート部材、25c 上部(一部)、25d 下部(一部)、
27 円形凹部、41 成型用型枠、47 凸部
Claims (8)
- コンクリート躯体の仕上げ面に表面仕上げ材を接合すべく、前記仕上げ面と前記表面仕上げ材との間に配置され、前記表面仕上げ材側の面が粗面に形成された接合用シート状部材であって、
前記表面仕上げ材側の面又は前記仕上げ面側の面の少なくとも一方に粗面を形成するための網目状シート部材と、前記網目状シート部材が固定されて固化したセメント系組成層と、を有し、
前記セメント系組成層の少なくとも一部が、前記接合用シート状部材の厚み方向の両面たる前記表面仕上げ材側の面及び前記仕上げ面側の面において露出していることを特徴とする接合用シート状部材。 - 請求項1に記載の接合用シート状部材であって、
前記網目状シート部材は、一部が前記セメント系組成層に埋没して固定され、一部が前記セメント系組成層の前記厚み方向の両面のうちの少なくとも一方の面から突出し、
前記一方の面から突出する前記網目状シート部材の部分によって、前記接合用シート状部材における前記表面仕上げ材側の面が粗面に形成されていることを特徴とする接合用シート状部材。 - 請求項2に記載の接合用シート状部材であって、
前記セメント系組成層における前記一方の面の逆側の面からは、前記網目状シート部材が突出しておらず、当該面には凹凸が一体形成されていることを特徴とする接合用シート状部材。 - 請求項1乃至3の何れかに記載の接合用シート状部材であって、
前記セメント系組成層には、
前記厚み方向に貫通する貫通孔が形成されていないことを特徴とする接合用シート状部材。 - 請求項1乃至4の何れかに記載の接合用シート状部材であって、
前記網目状シート部材は不織布であり、
前記不織布の繊度は、1〜500dtの範囲であり、
前記不織布の坪量は、10〜600g/m2の範囲であることを特徴とする接合用シート状部材。 - 請求項1乃至5の何れかに記載の接合用シート状部材であって、
前記セメント系組成層は、ポリマーセメント又はポリマーモルタルを素材として形成されることを特徴とする接合用シート状部材。 - 請求項1乃至6の何れかに記載の接合用シート状部材の製造方法であって、
前記セメント系組成層の材料たるセメント系組成材料を型枠内に打設する打設ステップと、
固化前の前記セメント系組成材料の上方から前記網目状シート部材を部分的に浸せきする浸せきステップと、
前記網目状シート部材を部分的に浸せきした状態で前記セメント系組成材料を固化する固化ステップと、
固化後の前記セメント系組成材料を前記型枠から脱型する脱型ステップと、を備えたことを特徴とする接合用シート状部材の製造方法。 - 請求項1乃至6の何れかに記載の接合用シート状部材を用いたコンクリート躯体の表面処理方法であって、
前記接合用シート状部材の粗面を型枠の内壁面に対向させつつ前記接合用シート状部材を前記内壁面に仮固定する仮固定ステップと、
前記接合用シート部材が仮固定された前記型枠内にコンクリートを打設する打設ステップと、
前記コンクリートの硬化後に、前記接合用シート状部材が一体化された前記コンクリートを前記型枠から脱型する脱型ステップと、
前記接合用シート状部材の前記粗面に表面仕上げ材を接合するステップと、を備えたことを特徴とするコンクリート躯体の表面処理方法。
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