JP4274909B2 - 粗面材、及び粗面材付きコンクリート部材 - Google Patents

粗面材、及び粗面材付きコンクリート部材 Download PDF

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本発明は、粗面材、及び粗面材付きコンクリート部材に関する。
従来より、建設廃棄物の削減は、建設業界に取って最重要課題の一つである。しかしながら、コンクリート打込み型枠には、現在でも合板型枠が使われており、合板型枠は、現場での組み立て・加工性、経済性において、他の型枠と比較して圧倒的に優れていることから、金属製や樹脂製などの代替型枠への移行が、スムーズに進んでいない。打ち込み面を塗料でコーティングした塗装合板を使用することで、コンクリート打込み型枠の転用回数を増やし、廃棄物の削減を図っているのが実情である。
しかし、この塗装合板を用いたコンクリート打込み型枠でコンクリートを打ち込むと、コンクリート部材の仕上げ面に平滑で緻密な面が形成されることから、タイルや石材などの表面仕上げ材を仕上げ面に後張りすると、十分な接着性が確保されないため、剥落事後を引き起こすことも少なくない。
一方で、コンクリート部材の仕上げ面は、ひび割れを生じやすいことが一般に知られており、コンクリート部材が構造物の外壁を構成する場合には、このひび割れから漏水することも少なくない。コンクリート部材の仕上げ面に、モルタルやタイル等の無機系仕上げを施しても、コンクリート部材のひび割れに対しては、ほぼ対処できない。
このような中、例えば、特許文献1に示すように、耐アルカリ、または耐水性繊維からなる立体網目状シートを内方にあらかじめ配置したコンクリート打込み型枠にコンクリートを打設することにより、仕上げ面に立体網目シートによる粗面が形成されたコンクリート部材を製作する方法が考案されている。これらは、コンクリート打込み型枠に立体網目状シートが配置されているため、脱型が容易であり、かつ立体網目シートを介して表面仕上げ材をコンクリート部材の仕上げ面に強固に固着できるものである。
特公昭62−53666号公報(第2頁参照)
しかし、上述する方法により製作したコンクリート部材の仕上げ面は、施工状況に応じて打設したコンクリートのセメントペーストが立体網目状シート全体に染み出すことにより、立体網目状シートがコンクリート部材に埋没し、必ずしも表面仕上げ材を強固に固着できるような粗面が形成できない場合が生じる。
本発明は、上記した従来の問題が考慮されたものであり、外壁仕上げ材の剥落安全性を確保できる、粗面材、及び粗面材付きコンクリート部材を提供することを目的としている。
請求項1記載の粗面材は、構造物を構成するコンクリート部材の仕上げ面に配置され、該仕上げ面に粗面を形成する粗面材であって、該粗面材はその部材厚全体にわたって不織布によって構成されているとともに、該粗面材の部材厚方向の中間部には、その両側の表裏面近傍を構成している不織布よりも繊維密度の高い不織布からなる層が一様に備えられていることを特徴としている。
請求項2記載の粗面材は、該粗面材を構成している不織布の表裏面いずれか一方から部材厚方向の中間部にわたり、不織布を構成する繊維層を立体的に残存するようにポリマーセメントが塗布されることを特徴としている。
請求項3記載の粗面材付きコンクリート部材は、請求項1または2に記載の粗面材を用いた粗面材付きコンクリート部材であって、構造物を構成するコンクリート部材と、表裏面のいずれか一方が、該コンクリート部材の仕上げ面に打ち込まれる前記粗面材とにより構成されることを特徴としている。
請求項1に記載の粗面材によれば、部材厚方向の中間部に繊維密度の高い層を一様に備えていることから、粗面材に安定した強度を付与できるとともに、粗面材を製造する工程からコンクリート部材の仕上げ面に一体的に配置する工程に至るまで、粗面材に良好な寸法安定性を保持することが可能となる。
請求項2に記載の粗面材によれば、前記不織布の表裏面いずれか一方から部材厚方向の中間部にわたり、ポリマーセメントが塗布されることから、不織布にポリマーセメントが含浸することにより、粗面材に高い耐久性を確保することが可能となる。
請求項3に記載の粗面材付きコンクリート部材によれば、コンクリート部材の仕上げ面に粗面材が配置されることから、表面仕上げ材をコンクリート部材の仕上げ面に固着するための接着剤が粗面材の表面に十分含浸して、該接着剤と粗面材による仕上げ層がコンクリート部材の仕上げ面に形成される。該仕上げ層には、粗面材に不織布を用いたことによる投錨効果が備えられているため、コンクリート部材と表面仕上げ材とを強固に一体化することが可能となる。
また、前記コンクリート部材の仕上げ面上に形成された仕上げ層は、ひずみの吸収層ともなるため、表面仕上げ材の剥落を防止することが可能となる。
さらに、粗面材の表面または裏面にポリマーセメントを備えることにより、コンクリート部材の仕上げ面に安定した防水機能を付与することが可能となる。
これにより、コンクリート構造物の開口部周りや斜め壁など、コンクリート部材にひび割れが発生しやすく、表面仕上げ材の剥落が生じやすい部位においても、前記粗面材がひび割れに追従するため、表面仕上げ材の剥落を防止できるとともに、かつ、防水性能を発揮するため、外壁からの漏水を防止することが可能となる。
以下、本発明に係る粗面材、及び粗面材付きコンクリート部材について、図1から図3に基いて説明する。本発明の粗面材はその全体が不織布により構成されているとともに、部材厚方向の中間部を、表裏面と比較して繊維密度を高く形成した不織布により構成することにより、粗面材の形状を安定に保持するとともに、コンクリート部材に対して一体的に配置する際にコンクリート部材を構成するコンクリートを均一に含浸し、耐久性をも保持できるものである。
図1に示すように、粗面材付きコンクリート部材3は、構造物を構成するコンクリート部材4の仕上げ面に粗面材1が配置されたもので、該粗面材1は、不織布2により構成され、その裏面がコンクリート部材4に埋設されることにより、コンクリート部材4に一体化されている。
このような粗面材付きコンクリート部材3は、コンクリート部材4の仕上げ面に粗面材1を配置する構成とすることにより、粗面材1の表面に、外壁タイル等の表面仕上げ材8を後張りする際に用いるモルタル等の接着剤5が十分含浸して、該接着剤5と粗面材1による仕上げ層7が粗面材付きコンクリート部材3の仕上げ面に形成される。該仕上げ層7には、粗面材1に不織布2を用いたことによる投錨効果が備えられているため、粗面材付きコンクリート部材3を構成するコンクリート部材4と表面仕上げ材8とを強固に一体化できるものである。また、前記粗面材付きコンクリート部材3の仕上げ面上に形成された仕上げ層7は、ひずみの吸収層ともなるため、表面仕上げ材8の剥落を防止できるものである。
ところで、該粗面材1は、先にも述べたように不織布2により構成されており、該不織布2は、繊維を一旦糸にして形成した織物とは異なり、短繊維または長繊維を相互に接着する、またはニードリングして、立体的な繊維層を形成したものである。これらの材質は、ビニロン、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエステル、綿、麻等、耐アルカリ性を有する材質であれば、何れを用いても良い。また、繊維の太さは、補強効果を十分有するとともに、不織布を製造する際の繊維の絡まり合いが期待できる程度を目安としており、約5〜300デニール程度が好ましい。
本実施の形態において、該不織布2には、図1に示すように、表裏面と部材厚方向の中間部とで、その繊維密度を違えたものを用いており、部材厚方向の中間部には、表裏面と比較して繊維密度の高い層2aが形成されている。これら不織布2に形成される繊維密度の高い層2aは、該不織布2から粗面材1を製造する工程から、該粗面材1を前記コンクリート部材4の仕上げ面に一体的に配置する工程に至るまで、良好な寸法安定性を保持することを目的に備えられるもので、本実施の形態では、繊維密度の高い不織布として一般に知られているスパンボンドを配置している。
また、不織布2の部材厚方向の中間部に繊維密度の高い層2aを形成する構成は、上述する目的に留まらず、前記粗面材付きコンクリート部材3を製作するに際し、該不織布2の裏面側、つまり粗面材1の裏面側に含浸するコンクリートモルタルを、繊維密度の高い層に均一に含浸させることにより、これをあたかも芯材のように見立てて、粗面材1自身に高い耐久性能を持たせる機能と、表面側へのコンクリートセメントペーストの染み出しを防止する機能の両者を、付与することを目的とするものである。
したがって、粗面材1を構成する不織布2の表裏面の繊維密度は、コンクリートモルタルのしみ込みが確認できるとともに、コンクリート部材4との一体化が可能な程度に設定すれば良く、一方、部材厚方向の中間部に位置する繊維密度の高い層2aは、表裏面の繊維密度より高く、コンクリートモルタルが十分含浸するものの、裏面側から表面側に染み出しを生じさせることのない範囲の繊維密度に設定すればよい。
なお、部材厚方向の中間部に形成する繊維密度の高い層2aは、必ずしもスパンボンドを用いて形成することにこだわるものではなく、コンクリートモルタルが十分含浸する繊維密度を有し、裏面側から表面側にセメントペーストの染み出しを生じさせることがなく、表裏面と比較して高い繊維密度を有する不織布であれば良い。
ところで、前記粗面材1は、図2及び図3に示すように、前記不織布2の表裏面いずれか一方に、不織布2を構成する繊維層を立体的に残存するようにポリマーセメント6を塗布させたものを用いても良い。該ポリマーセメント6は、耐アルカリ性を有する材料よりなり、ポリアクリル酸エステル共重合体エマルジョン、SBRエマルジョン、エチレン酢酸ビニル共重合体エマルジョン等、何れを用いても良い。このように、前記不織布2に該ポリマーセメント6を塗布する構成は、粗面材1に高度な耐久性能、及びこれに加えて防水性能を付与することを目的とするものである。
ここで、前記不織布2へのポリマーセメント6の塗布量は、ポリマーセメント6が不織布2に塗布された状態においても、不織布2の巻き取りが容易な程度の硬度を有するとともに、表面仕上げ材8をコンクリート部材4に後張りする際に用いる接着剤5との接着性を維持できる量を目安とするが、粗面材1に耐久性能のみを付与する場合、及び耐久性に加えて防水性能を付与する場合とで、その条件が異なる。
具体的には、前記粗面材1に、少なくともなくとも耐久性を保持する場合には、乾燥重量比として500〜2000g/m程度のポリマーセメント6を確保することが好ましい。
ここで、乾燥重量比を2000g/m以下とするのは、不織布2の表裏面が平滑化されることなく繊維層が立体的に残存し、粗面材1にアンカー効果が期待できることを考慮するものである。また、500g/m以上とするのは、前述した粗面材付きコンクリート部材3の製作に際し、ポリマーセメント6の塗布領域において、ピンホールの発生によるセメントペーストの染み出しを抑制するものである。なお、最適な範囲乾燥重量比としては、800〜1200g/m程度が適当である。
一方、前記粗面材1に、耐久性のみでなく、防水性能をも期待する場合には、乾燥重量比として1000〜2000g/m程度のポリマーセメント6を確保することが好ましい。
ここで、乾燥重量比を1000g/m以上とするのは、ポリマーセメント6の塗布領域において、ピンホールの発生量が2〜3個/m程度であったとしても、静水圧3kg/m水圧下では透水することが確認されていることを考慮し、ポリマーセメント6の塗布領域におけるピンホールの発生量をより抑制するためである。
また、上述するように、前記粗面材1にポリマーセメント6を備える場合には、不織布2の部材厚方向の中間部に形成される繊維密度の高い層2aについて、その部材厚を2mm以下で、繊維密度を約10〜100g/m程度とする構成が望ましい。
ここで、約10g/m以上とするのは、不織布2の一方の面に塗布するポリマーセメント6の、他方の面への染み出しを防止し、染み出しにより他方の面に不均一な面が形成される現象を抑制するものであり、また、ポリマーセメント6の塗布時における不織布2の寸法を安定に保持し、製造を容易にするものである。
また、約100g/m以下とするのは、ポリマーセメント6及び前記表面仕上げ材8の接着に用いる接着剤5の、部材厚方向の中間部2aへの含浸が不十分で、不織布2に繊維だけの層が残ることにより、ひいては粗面材1の耐久性に問題が起こる現象を解消するためである。
なお、理想的には、部材厚方向の中間部2aに、約20〜60g/m程度の繊維密度の高い層が厚み0.1〜0.5mmにわたり形成されている状態が好ましい。
なお、図2に示すように、粗面材1の裏面側へのポリマーセメント6の塗布は、仕上げ面側の前記不織布2の毛羽立ちを促進するような、前記接着剤5の塗布方法を用いることにより、前記仕上げ層7において該接着剤5の繊維補強効果が向上し、大型の表面仕上げ材8をコンクリート部材4の仕上げ面に固着することが可能となる。
一方、図3に示すように、粗面材1の表面側へのポリマーセメント6の塗布は、コンクリート部材4の仕上げ面側の前記不織布2の毛羽立ちを比較的少なくするため、前記接着剤5の薄塗り、もしくは表面仕上げ材8の直張り施工に適している。
上記した構成からなる粗面材1によれば、不織布2が部材厚方向の中間部に、繊維密度の高い層2aを一様に備えていることから、粗面材1に安定した強度を付与できるとともに、粗面材1の製造工程からコンクリート部材4に一体的に配置する工程に至るまで、良好な寸法安定性を保持することが可能となる。
また、前記粗面材1を構成する不織布2の表裏面いずれか一方から部材厚方向の中間部にわたり、ポリマーセメント6が塗布されることから、不織布2にポリマーセメント6が含浸することにより、粗面材1に高い耐久性を確保することが可能となる。
このとき、ポリマーセメント6の塗布量を、その乾燥重量として500g/m以上2000g/m以下と設定することにより、ポリマーセメント6が不織布2における繊維密度の高い層2aにも十分含浸して、繊維密度の高い層2aにも耐久性を確保することが可能になる一方、繊維密度の高い層2aで含浸が留まるため、不織布2のポリマーセメント6を塗布していない他方の面近傍において、不均一なポリマーセメント6の塗布領域の形成や、不織布のポリマーセメント6への埋没を防止することが可能となる。
一方、ポリマーセメント6の塗布量を、その乾燥重量として1000g/m以上2000g/m以下と設定することにより、ポリマーセメント6に生じるピンホールを抑制できるため、粗面材1に防水性能を付与することが可能となる。
さらに、不織布2に備えられている繊維密度の高い層2aを、10g/m以上100g/m以下に繊維密度を設定することにより、ポリマーセメント6もしくは前記接着剤5が均一に不織布2の繊維密度の高い層2aに含浸するため、これに伴い、粗面材1には不織布2のみの層が存在しないため、粗面材1に高い耐久性を確保することが可能となる。
一方、ポリマーセメント6及び接着剤5の含浸は、塗布された表裏面いずれか一方から繊維密度の高い層2aで留まるため、他方の面への不均一な染み出しを防止できるとともに、粗面材1の形状も変形することがなく、粗面材1の寸法を安定に保持することが可能となる。
粗面材付きコンクリート部材3は、コンクリート部材4の仕上げ面に粗面材1が配置されることから、粗面材1の表面に、外壁タイル等の表面仕上げ材8を後張りする際に用いるモルタル等の接着剤5が十分含浸して、該接着剤5と粗面材1による仕上げ層9が粗面材付きコンクリート部材3の仕上げ面に形成されるが、該仕上げ層9には、粗面材1に不織布2を用いたことによる投錨効果が備えられているため、粗面材付きコンクリート部材3を構成するコンクリート部材4と表面仕上げ材8とを強固に一体化することが可能となる。また、前記粗面材付きコンクリート部材3の仕上げ面上に形成された仕上げ層9は、ひずみの吸収層ともなるため、表面仕上げ材8の剥落を防止することが可能となる。
また、前記粗面材付きコンクリート部材3を構成する粗面材1に、部材厚方向の中間部に繊維密度の高い層2aを有する不織布2を用いていることから、コンクリート部材4を構成するコンクリートの打設時に、前記粗面材1の繊維密度の高い層2aに、コンクリートモルタルが均一に染み込む一方で、コンクリート打設時のドライアウトが生じないため、コンクリート硬化後のコンクリート部材4と粗面材1とは強固に一体化することが可能となる。
さらに、前記粗面材1に、その塗布量が、その乾燥重量として1000g/m以上2000g/m以下のポリマーセメント6を備えることにより、粗面材付きコンクリート部材3の仕上げ面に安定した防水機能を付与することが可能となる。
以上、本発明に係る粗面材1、粗面材付きコンクリート部材3、及び粗面材付きコンクリート部材3の製造方法に係る実施の形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明に係る粗面材付きコンクリート部材の詳細を示す図である。 本発明に係るポリマーセメントを塗布した粗面材を用いた、粗面材付きコンクリート部材を示す図である。 本発明に係るポリマーセメントを塗布した粗面材を用いた、粗面材付きコンクリート部材の他の事例を示す図である。
符号の説明
1 粗面材
2 不織布
3 粗面材付きコンクリート部材
4 コンクリート部材
5 接着剤
6 ポリマーセメント
7 仕上げ層
8 表面仕上げ材

Claims (3)

  1. 構造物を構成するコンクリート部材の仕上げ面に配置され、該仕上げ面に粗面を形成する粗面材であって、
    該粗面材はその部材厚全体にわたって不織布によって構成されているとともに、
    該粗面材の部材厚方向の中間部には、その両側の表裏面近傍を構成している不織布よりも繊維密度の高い不織布からなる層が一様に備えられていることを特徴とする粗面材。
  2. 請求項1に記載の粗面材において、該粗面材を構成している不織布の表裏面いずれか一方から部材厚方向の中間部にわたり、不織布を構成する繊維層を立体的に残存するようにポリマーセメントが塗布されることを特徴とする粗面材。
  3. 請求項1または2に記載の粗面材を用いた、粗面材付きコンクリート部材であって、
    構造物を構成するコンクリート部材と、
    表裏面のいずれか一方が、該コンクリート部材の仕上げ面に打ち込まれる前記粗面材とにより構成されることを特徴とする粗面材付きコンクリート部材。
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