JP2009278857A - インバータ装置,モータ駆動システム,洗濯機及び空調機 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源から通常得られる電圧よりも高い電圧で、永久磁石モータに増減磁電流を供給可能なインバータ装置を提供する。
【解決手段】マイコン9は、充電手段により昇圧させた直流電圧に基づきインバータ回路6を介してモータの固定子巻線7a〜7c巻線に通電を行い、回転子を構成する永久磁石7p〜7sを増磁又は減磁させる。その場合、直流電圧源51を、交流電源1の一端に接続されるリアクトル2と、ダイオード3a〜3dを有してコンデンサ4及び5と共に構成される倍電圧整流回路を備え、リアクトル2と整流回路の入力端子との共通接続点と交流電源1の他端との間に配置されるスイッチ回路8をスイッチング制御して、コンデンサ4及び5を充電し直流電圧を昇圧する。
【選択図】図1

Description

本発明は、着磁量を変更可能な程度に低保磁力である永久磁石が回転子に配置される永久磁石モータを駆動するインバータ装置,及び前記永久磁石モータと前記インバータ装置とで構成されるモータ駆動システム,洗濯機及び空調機に関する。
近年、消費電力の低減を目的として、永久磁石モータをインバータ装置によりベクトル制御して、低速から高速まで可変速運転する技術が普及している。また、特許文献1には、可変速運転範囲の全体に亘ってモータ効率を向上させることができ、信頼性の向上を実現する永久磁石式モータとして、以下のような構成が開示されている。当該モータは、巻線を設けた固定子と、固定子巻線の電流で作る磁界により不可逆的に磁束密度が変化する程度の低保磁力の永久磁石と、前記低保磁力の2倍以上の保磁力を有する高保磁力の永久磁石を配置した回転子から構成されている。そして、電源電圧の最大電圧以上となる高速回転運転を行う場合は、低保磁力の永久磁石と高保磁力の永久磁石による全鎖交磁束が減じるように、電流による磁界で低保磁力の永久磁石を磁化させて全鎖交磁束量を調整することを可能としている。
特開2006−280195号公報
特許文献1に開示されているように、モータの固定子巻線に通電した電流に基づき発生させた磁界によって低保磁力永久磁石の全鎖交磁束量を調整(増減磁)するには、モータ定格の数倍以上となる電流を通電する必要があり、インバータ装置がこの電流を発生するためには、電源から得られる電圧では不足する場合がある。
例えば端子間での巻線抵抗が10Ωのモータに対して定格電流が10Aで、増減磁に必要な電流が10Aの場合、200V系のインバータ装置であれば(10×10=)100V以上を供給できるため、必要な増減磁制御を十分に実行可能である。しかしながら、増減磁に必要な電流が30Aになる場合には(10×30=)300Vの供給が要求され、200V系のインバータ装置であっても不十分となる。そのため、より高電圧の電源を用いたインバータ装置が必要となり、コストの増加が問題となる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電源から通常得られる電圧よりも高い電圧で、永久磁石モータに増減磁電流を供給可能なインバータ装置,及び前記永久磁石モータと前記インバータ装置とで構成されるモータ駆動システム,また、そのシステムを備えてなる洗濯機及び空調機を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載のインバータ装置は、着磁量を変更可能な程度に低保磁力である永久磁石が回転子に配置される永久磁石モータを駆動するものにおいて、
電源に、ダイオードを介して接続されるコンデンサを有する直流電圧源と、
この直流電圧源と前記モータの巻線との間に接続され、複数の半導体スイッチング素子を複数相接続して構成されるインバータ回路と、
前記直流電圧を一時的に昇圧するため、前記コンデンサに充電を行う充電手段と、
この充電手段により昇圧された直流電圧に基づき、前記インバータ回路を介して前記モータの巻線に通電を行い、前記回転子を構成する永久磁石を増磁又は減磁させる増減磁制御手段とを備えたことを特徴とする。
斯様に構成すれば、充電手段が直流電圧源のコンデンサに充電を行い直流電圧を一時的に昇圧させると、増減磁制御手段は、昇圧された直流電圧に基づきインバータ回路を介してモータの巻線に通電し、回転子を構成する低保磁力永久磁石を増磁又は減磁させる。したがって、モータの特性を効率的に変化させることができる。
また、請求項9記載のモータ駆動システムは、着磁量を変更可能な程度に低保磁力である永久磁石が回転子に配置される永久磁石モータと、請求項1乃至8の何れか記載のインバータ装置とで構成されることを特徴とする。すなわち、本発明のインバータ装置と永久磁石モータとを組み合わせて、前記モータの特性を効率的に変化可能なシステムを構成できる。
請求項10記載の洗濯機は、請求項9記載のモータ駆動システムを備え、前記永久磁石モータによって、洗濯運転や脱水運転を行うための駆動力を発生させるように構成されていることを特徴とする。
また、請求項12記載の空調機は、請求項9記載のモータ駆動システムを備え、前記永久磁石モータによって、コンプレッサを駆動することを特徴とする。
請求項1記載のインバータ装置によれば、充電手段により直流電圧源のコンデンサに一時的に高電圧電荷を蓄え、この高電圧によりモータが擁する永久磁石の増減磁に必要な大電流を短時間で供給できる。また、必要とする増減磁電流が同じである場合は、より短時間で所定の電流値に到達させることが可能となり、インバータ回路を構成する半導体スイッチング素子の発熱を減少できる。
請求項9記載のモータ駆動システムによれば、本発明のインバータ装置と永久磁石モータとを組み合わせてモータの特性を効率的に変化させ、モータの負荷に応じた最適な駆動状態を実現して、モータの効率を向上させることができる。
請求項10記載の洗濯機又は請求項12記載の空調機によれば、本発明のモータ駆動システムを備えて洗濯運転や脱水運転(請求項10)を行い、又はコンプレッサを駆動(請求項12)するので、これらの省電力化を図ることができる。
(第1実施例)
以下、本発明の第1実施例について図1乃至図3を参照して説明する。図1は、インバータ装置の構成を示すものである。交流電源1の一端は、リアクトル2を介して倍電圧整流回路の入力端子であるダイオード3aのアノード及びダイオード3cのカソードに接続され、交流電源1の他端は、もう一方の入力端子であるダイオード3bのアノード及びダイオード3dのカソードと、コンデンサ4及び5の共通接続点に接続されている。ダイオード3a及び3bのカソードはコンデンサ4の正側端子に接続され、ダイオード3c及び3dのアノードはコンデンサ5の負側端子に接続されている。
そして、リアクトル2,ダイオード3a〜3d,コンデンサ4及び5が直流電圧源51を構成している。また、直流電圧源51の入力端子には、例えばエミッタが共通に接続されたIGBT(充電用半導体スイッチング素子,MOSFETでも良い)8a及び8bが接続され、スイッチ回路8(充電手段)を構成している。
直流電圧源51の出力端子には、例えばIGBT(半導体スイッチング素子,MOSFETでも良い)6a〜6fを3相ブリッジ接続して構成されるインバータ回路6が接続されており、インバータ回路6の出力端子は、モータ7(永久磁石モータ)の固定子を構成し、一端が共通に接続された固定子巻線7a〜7cの他端に接続されている。
モータ7は、例えば特許文献1に開示されているものと同様に構成されるもので、その回転子7dには、例えばネオジムで構成される高保磁力永久磁石7e〜7hと、アルニコで構成される低保磁力永久磁石7p〜7sとが配置されている。ここで、高保磁力永久磁石とは、インバータ装置による通電で着磁量が変化しないレベルの永久磁石であり、低保磁力永久磁石とは、インバータ装置による通電で着磁量が変化するレベルの永久磁石を意味するものとする。
マイコン(マイクロコンピュータ,増減磁制御手段,充電手段)9は、モータ7を駆動制御するプログラムに従い、ゲートドライブ回路10を介してインバータ回路6のIGBT6a〜6fのゲートにゲート信号を供給するように構成されている。また、マイコン9は、分圧回路11を介して直流電圧源51の出力電圧を検出している。更に、マイコン9は、ゲートドライブ回路12を介して、スイッチ回路8を構成するIGBT8a及び8bのゲートにゲート信号を与えてそれらをスイッチング制御する。以上により、インバータ装置101が構成されている。
次に、本実施例の作用について図2及び図3も参照して説明する。マイコン9には所謂ベクトル制御プログラムが内蔵されており、モータ7の回転子7dの回転位置を検出する手段や、固定子巻線7a〜7cに通電される電流を検出する手段(何れも図示せず)を有し、検出した電流を、モータ7の磁束軸方向成分(d軸)とこれに直交するトルク方向成分(q軸)とに分離して独立に制御する機能を備えている(その制御の詳細については、例えば特開2004−969778号公報などを参照)。また、マイコン9は、図2のフローチャートに示す、モータ7の増減磁制御プログラムを内蔵している。以下、これについて説明する。
先ず、モータ7が停止中であるか回転中であるかに関わらず、インバータ回路6のIGBT6a〜6fを全てオフとする(ステップS1)。これにより、コンデンサ4及び5のエネルギー(充電電荷)は、モータ7側に流出しない状態となる。また、コンデンサ4及び5は、電源1にダイオード3を介して接続されているので、電源1側に流出することもない状態が形成される。
次に、スイッチ回路8のIGBT8a及び8bに対し、オンオフ信号を繰り返し供給する(ステップS2)。この動作により、コンデンサ4及び5が充電されるが、その電流経路について説明する。まず、図1において、交流電源1の電圧極性がリアクトル側2が正のとき、スイッチ回路8がオンすることで電源1→リアクトル2→スイッチ回路8→電源1の経路で電流が流れ、リアクトル2に電磁エネルギーが蓄えられる。
その状態から、スイッチ回路8がオフすることで電源1→リアクトル2→ダイオード3a→コンデンサ4→電源1の経路で電流が流れ、コンデンサ4が充電されて静電エネルギーとして蓄積される。したがって、スイッチ回路8のオンオフ(スイッチング)が繰り返されることでコンデンサ4の電圧が上昇する。
一方、図1において、交流電源1の極性がリアクトル2側が負のとき、スイッチ回路8がオンすることで電源1→スイッチ回路8→リアクトル2→電源1の経路で電流が流れリアクトル2に電磁エネルギーが蓄えられる。その状態から、スイッチ回路8がオフすることで電源1→コンデンサ5→ダイオード3c→リアクトル2→電源1の経路で電流が流れ、コンデンサ5が充電されて静電エネルギーとして蓄積される。したがって、スイッチ回路8のオンオフが繰り返されることでコンデンサ5の電圧が上昇する。
上記のようにして充電を行うための電流は、インバータ装置101の定格電流に対して例えば1/10程度の少ない電流で良い。特にモータ7が停止中などであり、増減磁動作時間が制約されない場合には、例えば3秒といった長い時間で充電動作を実行すれば良く、したがって充電電流がより少なくて良い。その結果、スイッチ回路8には、電流容量が少ない半導体スイッチング素子が使用できるので、コストの増加が少ない。同様の理由により、スイッチ回路8のスイッチングに伴う発生ノイズも小さくなるから、その対策も容易となる。
ステップS2の処理は、続くステップS3において、コンデンサ4及び5の電圧が所定電圧(例えばインバータ回路6の耐圧で決まる電圧)に達したことが検出されるまで継続される。その後、ステップS4において、モータ7の適用制御において低保磁力永久磁石7p〜7sを増磁するか,減磁するかが判定され、増磁通電(ステップS5)または減磁通電(ステップS6)が実行される。
ステップS5における増磁通電では、回転子7dの回転位置に応じて正(プラス)のd軸電流が発生するように、インバータ回路6のIGBT6a〜6fを選択してオンする。これによる電流は、高保磁力永久磁石7e〜7hと同方向の磁束を発生させることで、低保磁力の永久磁石7p〜7sを、高保磁力永久磁石7e〜7hの磁界を増加させる方向に着磁する。
逆に、ステップS6における減磁通電では、回転子7dの回転位置に応じて負(マイナス)のd軸電流が発生するように、インバータ回路6のIGBT6a〜6fを選択してオンする。これによる電流は、高保磁力永久磁石7e〜7hと逆方向の磁束を発生させ、低保磁力の永久磁石7p〜7sを、高保磁力永久磁石7e〜7hの磁界を減少させる方向に着磁する。
以上のように増磁通電または減磁通電を行うことで、モータ7の高保磁力永久磁石7e〜7hと低保磁力永久磁石7p〜7sとの合成磁力を増減させて、モータ7の特性を変化させることができる。これらの電流が所定値に達したとき、或いは所定時間経過後に通電が終了する。磁力が増加した状態のモータ7によれば、低速高トルク運転で高い効率特性が得られ、磁力が減少した状態のモータ7によれば、高速低トルク運転で高い効率特性が得られる。
次に、直流電圧源51のコンデンサ4及び5を充電して昇圧する効果について、図3を参照して説明する。図3の横軸は時間、縦軸は電圧と電流を示し、図3(a)は従来構成のインバータ装置による増減磁通電波形、図3(b)は本発明のインバータ装置101による増減磁通電波形を示している。尚、従来構成のインバータ装置は、インバータ装置101の直流電圧源51より、スイッチ回路8を削除したものとなる。
図3(a)において、直流電圧源51の電圧V1は、交流電源電圧の実効値100Vを受けた倍電圧整流作用により約280Vになっており、増減磁通開始タイミングAよりモータの固定子巻線に流れる電流は上昇し、例えばtb=3m秒程度で電流i2に達する。直流電圧源51の電圧はコンデンサ4及び5の放電により徐々に低下する。また、電流i2はモータ7が停止しているとすると、(電圧V1)/(モータ固定子巻線抵抗)でほぼ決まる。
本発明のインバータ装置101は、増減磁電流がi2では不足してi3まで必要な場合や、増減磁電流i1をより短時間で発生させたい場合に有効となる。図3(b)において、タイミングBで充電動作を開始すると、直流電圧源51の電圧はV1から徐々に増加して例えばtc=3秒でV2に達する。増減磁通開始タイミングAよりモータ7の固定子巻線7dに流れる電流は、従来のインバータ装置よりも増加率が高く、より短時間td(<ta)でi1に達する。また、例えば3m秒程度で達する電流はi3となり、図3(a)の電流i2より多くなる。
以上のように本実施例のインバータ装置101によれば、マイコン9は、充電手段により昇圧させた直流電圧に基づき、インバータ回路6を介してモータの固定子巻線7a〜7c巻線に通電を行い、回転子を構成する永久磁石7p〜7sを増磁又は減磁させるようにした。その場合、直流電圧源51を、交流電源1の一端に接続されるリアクトル2と、ダイオード3a〜3dを有してコンデンサ4及び5と共に構成される倍電圧整流回路を備えて構成する。
そして、マイコン9は、リアクトル2と整流回路の入力端子との共通接続点と、交流電源1の他端との間に配置されるスイッチ回路8をスイッチング制御して、リアクトル2に対する通電電流に基づきコンデンサ4及び5を充電し直流電圧を昇圧すると、インバータ回路6を介してモータ7の固定子巻線7a〜7cに供給する増減磁に必要な電流を増加させるようにした。
したがって、モータ7の駆動電流に対する増減磁電流比率をより高くした状態で、モータ7の特性を効率的に変化させることができ、上記システムに好適である。また、増減磁に必要な電流が等しい場合について比較すれば、より短時間でその電流を発生させることができ、インバータ回路6のIGBT6a〜6fの発熱を低減させるので、比較的低コストの半導体スイッチング素子を使用できる。また、スイッチ回路8に使用するIGBT8a及び8bについても、低電流容量の素子が使用できコストの増加を抑制できる。
そして、本実施例のようなモータ7とインバータ装置101との組合せは、例えばエアコン、洗濯機、冷蔵庫などの白物家電に使用されるモータや、工場で使用される産業用モータについて、低消費電力化を目指して低保磁力永久磁石を有するモータを採用する場合などに有効である。
(第2実施例)
図4及び図5は本発明の第2実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第2実施例では、電源としてバッテリなどの直流電源21に接続されるインバータ装置102の構成を示す。直流電源21の正側端子は、リレーなどで構成されるスイッチ回路22とダイオード23との並列回路を介して、直流電源21の負側端子は直接、コンデンサ24とインバータ回路6との並列回路に接続されている。ダイオード23とコンデンサ24により、直流電圧源52を構成している。また、直流電源21の正側端子と、インバータ回路6の出力端子のうち、一端子(例えばV相)との間には、スイッチ回路8が設けられている。
マイコン26(増減磁制御手段,充電手段)は、第1実施例のマイコン9と同様に、モータ7を駆動制御するプログラムが内蔵されており、ゲートドライブ回路10及び12や分圧回路11が接続されている他、ドライブ回路25を介してスイッチ回路22をオンオフするようになっている。
次に、本発明の第2実施例の作用について図5のフローチャートを参照して説明する。マイコン26は、第1実施例と同様に、モータ7が停止中か回転中かに関わらずステップS1を実行する。これにより、コンデンサ24のエネルギーはモータ7側に流出することはない。次にステップS11でスイッチ回路22をオフすると、コンデンサ24は電源21にダイオード23を介して接続されているから、充電エネルギーが電源21側に流出することもない状態が形成される。
続くステップS12では、インバータ回路6において、例えば充電回路8が接続されていない他の相の下側IGBT6fをオンして、スイッチ回路8のIGBT8a及び8bに対してオンオフ信号を繰り返し供給する。この動作によりコンデンサ24が充電されるが、その電流経路について説明する。
まず、図4でスイッチ回路8がオンすることにより、電源21→スイッチ回路8→巻線7b→巻線7c→IGBT6f→電源21の経路で電流が流れ、巻線7bと巻線7cに電磁エネルギーが蓄えられる。その状態から、スイッチ回路8がオフすることにより巻線7b→巻線7c→IGBT6eのダイオード→コンデンサ24→IGBT6dのダイオード→巻線7bの経路で電流が流れ、コンデンサ24が充電されて静電エネルギーとして蓄積される。
そして、スイッチ回路8のオンオフが繰り返されることによりコンデンサ24の端子電圧が上昇する。以降は第1実施例と同様にステップS3〜S6を実行し、最後にステップS13でスイッチ回路22をオンして増減磁動作が完了する。スイッチ回路22をオンする直前には、直流電源21と同じ電圧になるまでインバータ回路6を動作させてコンデンサ24を放電しておくことが望ましい。
以上のように第2実施例によれば、直流電源21の一端とモータ7の固定子巻線7a〜7cの一端との間に接続されるスイッチ回路8並びにインバータ回路6を構成するIGBT6fをスイッチング制御することで、固定子巻線7b,7cに対する通電電流に基づきコンデンサ24に充電を行うようにした。したがって、第1実施例のようにリアクトル2が存在しない場合でも、モータ7の巻線7b,巻線7cを利用して直流電圧を昇圧させることができる。
(第3実施例)
図6及び図7は本発明の第3実施例を示すものであり、第1実施例と異なる部分について説明する。図6に示すインバータ装置103は、図1の構成からスイッチ回路8とゲートドライブ回路12を取り除き、マイコン9に替えてマイコン30(増減磁制御手段,充電手段)を設けている。また、直流電圧源51からリアクトル2を除いたものが、直流電圧源53を構成している。
次に、第3実施例の作用について図7のフローチャートを参照して説明する。マイコン30には、第1,第2実施例と同様にベクトル制御プログラムが内蔵されている。また、図7のフローチャートに示す増減磁プログラムはモータ7が回転中の場合のみに実施するもので、ステップS1を実行すると、続くステップS21で、モータ7を回生動作させるようにインバータ回路6を制御する。具体的には、q軸電流を負(マイナス)に制御することでモータ7にブレーキトルクを発生させる。
ステップS21の処理により、モータ7や図示しないモータ7に接続された負荷の回転エネルギーが、モータ巻線7a,7b,7cを介してインバータ回路6側に逆流し、コンデンサ4及び5に移行してコンデンサ4及び5の端子電圧が上昇する。以降の処理は、第1実施例と同様である。
以上の動作ではモータ7にブレーキトルクが発生するため回転数が減少するが、特にモータ7やその負荷の慣性が大きい場合には減少率が小さく、また一時的であるからシステム全体への影響は小さい。即ち、第3実施例は、例えば洗濯機、選択乾燥機、自動車などの車両用モータに、低消費電力化を目指して低保磁力永久磁石を有するモータを採用する場合のインバータ装置として有効である。
また、図6では第1実施例と同様に交流電源1を用いたが、第3実施例は直流電源に対しても適用できる。第2実施例のように直流電源21を用いる場合は、スイッチ回路8とゲートドライブ回路12を取り除き、マイコン26に替えてマイコン30を設ければ良く、図5のフローチャートについては、ステップS12に替えてステップS21を実行すれば良い。即ち、第3実施例は、第1又は第2実施例と組合わせることが可能であり、モータ7が停止,或いは低速回転している場合は第1又は第2の実施例を適用し、高速回転している場合は第3実施例を適用することができる。
以上のように第3実施例によれば、マイコン30は、モータ7が回転中である場合に、インバータ回路6を構成するIGBT6a〜6fをスイッチング制御して回生させた電力により、コンデンサ4及び5に充電を行う。したがって、モータ7が回転している状態で蓄えられているエネルギーを利用して回生制御により充電を行い、より高い直流電圧を得ることができる。
(第4実施例)
図8乃至図10は本発明の第4実施例を示すものであり、第1実施例と異なる部分について説明する。第4実施例の構成は、第1実施例の構成よりスイッチ回路8を削除し、全波整流回路を構成するダイオード3dのカソードとコンデンサ4及び5(第1及び第2コンデンサ)の共通接続点との間に、スイッチ回路31(充電手段)が挿入されている。また、全波整流回路を構成するダイオード3a,3cに替えて、NチャネルMOSFET32,33(正側,負側半導体スイッチング素子,充電手段)の直列回路が配置されている。これらのFET32,33のソース,ドレイン間には、逆方向の寄生ダイオード32D,33Dが接続されており、それらがダイオード3a,3cの代わりに全波整流作用をなすことができる。以上が直流電圧源52を構成している。
そして、交流電源1とリアクトル2との共通接続点が、マイコン9に替わるマイコン34(充電手段)の入力ポートに接続されている。マイコン34は、前記共通接続点の電位を参照することで、交流電源1の電圧極性を判定する極性判定回路35(極性判定手段)を内蔵している。極性判定回路35は、前記入力ポートとグランドとの間に接続される抵抗素子36及び37の直列回路と、それらの共通接続点が非反転入力端子に接続されるコンパレータ38とを備えている。コンパレータ38の反転入力端子には、交流電圧のゼロ電圧相当の140Vに対応する分圧電位を、基準電位VMとして与える。コンパレータ38の出力端子は、抵抗素子39を介して制御電源電圧にプルアップされている。
また、マイコン34は、ゲートドライブ回路12を介して2つのFET32,33のスイッチング制御を行うが、その場合、FET32,33の各ゲートに与えるゲート信号を、互いに逆相関係となる相補PWM信号(搬送波周波数が電源周波数よりも高く設定されている)とすることで、交互にオンオフさせるように制御する。そして、以上がインバータ装置104を構成している。
次に、第4実施例の作用について図9及び図10も参照して説明する。図9は、マイコン34による増減磁処理の内容を示すフローチャートである。尚、通常のモータ7の制御時には、スイッチ回路31をオンすると共に、FET32,33を何れもオフに維持することで、直流電圧源52は倍電圧全波整流回路として動作する。そして、増減磁処理を行う場合、マイコン34は、ステップS1を実行すると、続くステップS22でスイッチ回路31をオフする。それから、FET32,33を、相補PWM信号によりオンオフ制御する(ステップS23)。
ここで、図10は、ステップS23におけるFET32,33のスイッチング制御により、コンデンサ4,5に対する充電電流の経路を示すもので、(a)はVac>0,(b)はVac<0の場合である。すなわち、極性判定回路35の出力レベルを参照することで、交流電源電圧の極性を判定する。
図10(a)の場合は、FET33がオンすると、交流電源1→リアクトル2→FET33→ダイオード3d(第2ダイオード)→交流電源1の経路で電流が流れる(実線の経路)。そして、FET33がオフすると、交流電源1より、リアクトル2→FET32→コンデンサ4及び5→ダイオード3d→交流電源1の経路で電流が流れ(破線の経路)、リアクトル2の遅れ電流が加算されてコンデンサ4及び5を充電する。この場合、リアクトル2に通電するためのPWMデューティは、負側のIGBT33のオンデューティで決定し、正側のFET32は、そのPWM信号の反転で制御する。
図10(b)の場合は、FET32がオンすると、交流電源1→ダイオード3b(第1ダイオード)→FET32→リアクトル2→交流電源1の経路で電流が流れる(実線の経路)。そして、FET32がオフすると、交流電源1→ダイオード3b→コンデンサ4及び5→FET33→リアクトル2→交流電源1の経路で電流が流れ(破線の経路)、リアクトル2の遅れ電流が加算されてコンデンサ4及び5を充電する。この場合、リアクトル2に通電するためのPWMデューティは、正側のIGBT32のオンデューティで決定し、負側のFET33は、そのPWM信号の反転で制御する。以上のように昇圧整流動作が行われることで、交流電源1の電圧が100Vであれば、インバータ回路6の駆動電圧は300V〜600V程度まで昇圧が可能となる。
ステップS23を実行すると、以降のステップS3〜S6は第1実施例と同様に実行し、最後にスイッチ回路31をオンすると(ステップS24)増減磁処理を終了する。
以上のように第4実施例によれば、直流電圧源52を、交流電源1,リアクトル,コンデンサ4及び5,ダイオード3b及び3dで構成し、マイコン34は、充電動作を行う場合は、スイッチ回路31を開いた状態で、極性判定回路35が示す交流電源電圧の極性に応じてFET32,33をスイッチング制御するようにした。したがって、リアクトル2を介して流れる電流をコンデンサ4,5に充電して、増減磁処理を行うための高い直流電圧を得ることができる。
そして、マイコン34は、交流電源電圧の極性が正である場合、FET33をPWM信号によりスイッチングさせると共に、FET32を前記PWM信号の反転信号によりスイッチングさせ、電圧極性が負である場合は上記の関係を逆転させるようにしたので、電圧極性に応じたスイッチング制御を効率的に行うことができる。
(第5実施例)
図11乃至図13は本発明の第5実施例を示すものであり、第1実施例と異なる部分について説明する。第5実施例の構成は、第1実施例の構成よりスイッチ回路8を削除し、インバータ回路6の正側,負側電源母線間に、IGBT(第1半導体スイッチング素子)41及びコンデンサ42(充電用コンデンサ)の直列回路を接続している。そして、コンデンサ42の負側端子とコンデンサ5の負側端子との間に、IGBT(第2半導体スイッチング素子)43が接続されており、コンデンサ42と並列にIGBT(第3半導体スイッチング素子)44が接続されている。以上が直流電圧源53を構成している。また、マイコン45(充電手段)は、ゲートドライブ回路46を介して3つのIGBT41,43,44のスイッチング制御を行う。以上がインバータ装置105を構成している。
次に、第5実施例の作用について図12及び図13も参照して説明する。図12は、第4実施例の図9相当図である。図13(a)に示すように、通常のモータ7の制御時には、IGBT41,43をオン,IGBT44をオフに維持することで、直流電圧源53は全波整流倍電圧回路として動作し、コンデンサ42はコンデンサ4及び5の直列回路と同電位に充電されている。そして、増減磁処理を行う場合、マイコン45は、第4実施例のステップS1,S11,S12,S3に替えてステップS31を実行し、IGBT41,43をオフ,IGBT44をオンするように切り替える。
すると、図13(b)に示すように、コンデンサ42がコンデンサ4及び5に対して直列に接続されるため、インバータ回路6の駆動電圧は、直流電圧源53による倍電圧の更に倍となる。例えば、交流電源1の電圧が100Vであれば、およそ280V×2=560Vとなる。それから、ステップS4〜S6を実行して増磁通電または減磁通電を行うとコンデンサ36が放電されて、その端子電圧は倍電圧である280Vに戻る。そして、IGBT41,42をオン,IGBT44をオフにするように切り替えると(ステップS32)処理を終了する。
以上のように第5実施例によれば、マイコン45は、充電動作を行う場合は、IGBT41,43をオンすると共にIGBT44をオフすることでコンデンサ42を充電し、増減磁処理を行う場合は、IGBT41,43をオフすると共にIGBT44をオンにすることで、倍電圧整流回路を構成するコンデンサ4及び5に対してコンデンサ42を直列に接続するので、倍電圧整流回路によって得られる倍電圧の更に倍の電圧を、増減磁処理を行う場合の高電圧として得ることができる。
(第6実施例)
図14は本発明の第6実施例であり、例えば第4実施例の構成において、モータ7の着磁量を変更する励磁電流の値に応じて、直流電源電圧の昇圧レベルを制御する場合を示す。図14は、図8相当図を概略的に示すと共に、マイコン34Aの内部機能を、第6実施例の要旨に係る部分だけ機能ブロック化して示している。
マイコン34Aは、ベクトル制御演算を行うため、モータ7の電流検出とロータの回転位置検出を行っている。尚、これらは、電流センサや電流検出抵抗(シャント抵抗)を用いたり、ホールICなどの位置検出センサを用いて行っても良いし、回転位置については、検出した電流に基づいてベクトル制御演算の結果より取得しても良い。そして、マイコン34Aは、磁化状態可変部54(増減磁制御手段)において、モータ7の着磁変化量を決定する。すなわち、着磁量を大きく変化させたい場合は、d軸電流の絶対値を大きく設定し、着磁量を少しだけ変化させたい場合は、d軸電流の絶対値を小さく設定する。
磁化状態可変部54は、決定した着磁電流指令(d軸電流相当値)を着磁電流/電圧変換部55に出力する。すると、着磁電流/電圧変換部55は、その着磁電流指令を、直流電圧に変換して直流電圧指令とする。すなわち、直流電圧指令は、IGBT32,33をスイッチング制御するPWM信号のデューティ指令となる。そして、マイコン34Aは、直流電圧指令に応じてPWM信号を生成すると、ゲートドライブ回路12を介してIGBT32,33に出力する。
以上のように第6実施例によれば、マイコン34Aは、磁化状態可変部54によりモータ7の巻線7a〜7cに通電される励磁電流(d軸電流)の値に基づいて、直流電圧源52の直流電圧値を設定するので、直流電圧値を、着磁量を変更するために通電されるd軸電流の値に応じて必要なレベルに適切に制御することができる。
(第7実施例)
図15乃至図17は本発明の第7実施例であり、着磁量が変更可能に構成される永久磁石モータと、例えば第1実施例のインバータ装置101とで構成されるモータ駆動システムを、洗濯乾燥機に適用した場合を示す。図15は、ドラム式(横軸形)洗濯乾燥機の縦断側面図であり、外箱61の内部に水槽62を配設し、水槽62の内部に回転槽(ドラム,乾燥室)63が配設されている。上記水槽62及び回転槽63は共に円筒状を成すもので、前側(図中、左側)の端面部にそれぞれの開口部64,65を有し、そのうちの水槽62の開口部64を、外箱61の前面部に形成した洗濯物出し入れ用の開口部66にベローズ67を介して連ねている。外箱61の開口部66には扉68を開閉可能に設けている。
回転槽63における周側部(胴部)の略全域には、孔69が形成されており(一部のみ図示)、この孔69は、洗濯時及び脱水時に通水孔として機能し、乾燥時には通風孔として機能する。水槽62には、前側の端面部の上部(前記開口部64より上方の部分)に温風出口70が形成され、後側の端面部の上部に温風入口71が形成されている。また、水槽62の底部の最後部には排水口72が形成されており、この排水口72に水槽62外で排水弁73を接続し、更に排水弁73に排水ホース74を接続することで、水槽62内の水を機外に排出するようにしている。
回転槽63の後側の端面部の後面(背面)には、補強部材75が取付けられており、この補強部材75の中心部に回転軸76を取付け後方へ突出させている。回転槽63の後側端面部の中心部周りには、多数の温風導入孔77が形成されている。
水槽62の後側端面部の中心部には、軸受ハウジング78が取付けられており、この軸受ハウジング78の中心部に上記回転軸76を挿通し、軸受79,80により回転可能に支承している。またそれにより、回転槽63が水槽62と同軸状で回転可能に支持されている。なお、水槽62は、図示しないサスペンションにより外箱61に弾性支持され、その支持形態は、水槽62の軸方向が前後となる横軸状で且つ前上がりの傾斜状であり、この水槽62に上述のように支持される回転槽63も、同形態となっている。
前記軸受ハウジング78には、外周に、モータ81のステータ82が取付けられており、このステータ82に、回転軸16の後端部に取付けたロータ83を外側から対向させている。モータ81はアウターロータ形のブラシレスDCモータ(永久磁石モータ)であり、回転軸76を中心に回転槽63をダイレクトドライブ方式で回転駆動させるが、ロータマグネットがモータ7と同様に、着磁量が変更可能な構成となっている。
水槽62の後側端面部の内側には、温風カバー84が装着されている。一方、前記補強部材75には、前記回転軸76を取付けた中心部の周囲部分に複数の比較的大きな温風導入口85が形成されており、この部分の外周部にシール部材86を装着して温風カバー84の前面に圧接させることで、前記温風入口71から上記温風導入口85へと気密に通じる温風通路87が構成されている。
水槽62の下方(外箱61の底面上)には、複数個のクッション88を介して台板89が配置され、この台板89上に通風ダクト90が配置されている。この通風ダクト90は、前端部の上部に吸風口91を有しており、この吸風口91に、前記水槽62の温風出口70が還風ダクト92及び接続ホース93を介して接続されている。一方、通風ダクト90の後端部には循環用送風機94のケーシング95が接続されており、このケーシング95の出口部96が、接続ホース97及び給風ダクト98を介して、水槽62の温風入口71に接続されている。
そして、還風ダクト92、接続ホース93、通風ダクト90、ケーシング95、接続ホース97、給風ダクト98により、前記水槽62の温風出口70と温風入口71とが接続されて通風路99が設けられている。循環用送風機94は、その通風路99を通じ回転槽63内の空気を回転槽63外に出し、再び回転槽63内に戻すように循環させるもので、通風路99と循環用送風機94とにより、回転槽63内の空気を循環させる循環装置100が構成されている。
なお、循環用送風機94は、例えば遠心ファンであり、ケーシング95の内部に遠心羽根車94aを有し、その遠心羽根車94aを回転させるモータ94bをケーシング95の外部に有している。
通風路99中、通風ダクト90の内部には、前部から後部へ順に、フィルタ111、蒸発器112、凝縮器113が配置されている。このうち、フィルタ111は、水槽62の温風出口70から還風ダクト92及び接続ホース93を通じ、通風ダクト90に流入する回転槽63内の空気により運ばれるリント(糸くず)を捕獲するものである。蒸発器112は、蛇行状を成す例えば銅製の冷媒流通パイプに、例えばアルミニウム製の伝熱フィンを多数装着して成るもので、凝縮器113も同様の構成であり、それらの伝熱フィンの各間を、通風ダクト90を流れる回転槽63内の空気が通るようになっている。
蒸発器112及び凝縮器113は、図17に示す圧縮機115及び絞り器116と共にヒートポンプ117を構成している。ヒートポンプ117においては、接続パイプ118によって、圧縮機115、凝縮器113、絞り器116、蒸発器112の順にこれらをサイクル接続しており(冷凍サイクル)、圧縮機115が作動することでサイクル内に封入した冷媒を循環させる。冷媒には、例えば、高温用冷媒であるR134aを使用する。圧縮機115は、図15に示すように、通風ダクト90外に並設されている。絞り器116は、この場合、膨張弁(特には電子式膨張弁〔PMV:Pulse Motor Valve〕)から成っており、開度調整機能を有している。
吸風口91と蒸発器112との間における通風ダクト90の側面部で底面90aに臨む部分には、除湿水排出口119が形成されており、この除湿水排出口119は、外箱61の側面下部に形成した排水口120に接続パイプ121により接続されている。なお、通風ダクト90は、底面部中の、蒸発器112の直下に位置する部分90bを上記除湿水排出口119に向けて下降する傾斜面としている。
一方、外箱61内の後上部には給水弁122が配置されている。この給水弁122は、出口部を複数有するもので、それらは外箱61内の前側の上部に配置した給水ボックス123に接続パイプ124,125によって接続されている。更に、給水ボックス123は、詳しくは図示しないが、洗剤投入部並びに柔軟仕上剤投入部を有していて、上記給水弁122は、出口部の開放の選択により、洗い時に接続パイプ124から給水ボックス123の洗剤投入部を経て水槽62内に給水し、最終すすぎ時に接続パイプ125から給水ボックス123の柔軟仕上剤投入部を経て同じく水槽62内に給水するようにしている。
このほか、外箱61の前面部の上部の裏側には制御回路部126が配置されている。この制御回路部126は例えばマイクロコンピュータから成り、洗濯乾燥機の作動全般を制御する制御手段として機能する。制御回路部126には、操作パネル(図示省略)が有する各種操作スイッチから成る操作入力部より各種操作信号が入力されると共に、水槽62内の水位を検知するように設けた水位センサから水位検知信号が入力される。
更に、御回路部126には、蒸発器112の入口及び出口、凝縮器123、並びに圧縮機125の冷媒吐出部の各温度を検知する温度センサから夫々温度検知信号が、また、後述するA/D変換器より電流値検知信号が入力されるようになっている。そして、制御回路部126は、上記各種信号の入力並びに予め記憶した制御プログラムに基づいて、給水弁112と、モータ81、排水弁73、圧縮機115、絞り器116、循環用送風機94のモータ94bや、圧縮機125を冷却する圧縮機冷却用送風機などを駆動回路(何れも図示せず)を介して制御するようになっている。
図16は、モータ81の全体構成を概略的に示す(a)平面図、(b)は一部を拡大して示す斜視図である。ステータ82は、ステータコア131とステータ巻線132(u,v,w)とから構成されている。ステータコア131は、環状のヨーク部131aと、当該ヨーク部131aの外周部から放射状に突出する多数のティース部131bとを有しており、ステータ巻線132は、各ティース部93bに巻装されている。
ロータ83は、フレーム134とロータコア135と複数の永久磁石136,137とを図示しないモールド樹脂により一体化した構成となっている。フレーム134は、磁性体である例えば鉄板をプレス加工することで扁平な有底円筒状に形成されている。そして、永久磁石136,137は、ロータマグネット138を構成している。
ロータコア135は、フレーム134の周側壁の内周部に配置されており、その内周面は、内方に向けて円弧状に突出する複数の凸部135aを有した凹凸状に形成されている。これら複数の凸部135aの内部には、軸方向に貫通し、短辺の長さが異なる矩形状挿入穴135b,135cが形成されており、それらが1つずつ交互に、環状に配置されている。各挿入穴135b,135cには、ネオジム磁石136(第1永久磁石)と、アルニコ磁石137(第2永久磁石)とが挿入されている。この場合、ネオジム磁石136の保磁力は約900kA/m、アルニコ磁石137の保磁力は約100kA/mであり、保磁力が9倍程度異なっている。
また、これら2種類の永久磁石136,137は、それぞれ1種類で1磁極を形成しており、その磁化方向が永久磁石モータ1の径方向に沿うように、例えば各24個ずつ、合計で48個配置されている。このように2種類の永久磁石136,137を交互に且つその磁化方向が径方向に沿うように配置することで、隣同士に配置された永久磁石136,137が互いに反対方向に磁極を有する状態(一方のN極が内側、他方のN極が外側となる状態)となり、これらネオジム磁石136とアルニコ磁石137との間に例えば矢印Bで示す方向に磁気経路(磁束)が生ずる。すなわち、保磁力が大きいネオジム磁石136と保磁力が小さいアルニコ磁石137の双方を通過する磁気経路が形成されるようになっている。
次に、第7実施例の作用について説明する。上記構成の洗濯機では、モータ81のロータ83を構成するアルニコ磁石137の着磁量を変化させることで、モータ81を、洗濯機の各運転について要求される特性に適合するようにロータマグネット138の磁束をダイナミックに変化させる。すなわち、洗い・すすぎ運転のように低速回転・高出力トルクが要求される場合には、アルニコ磁石137の着磁量を増加(増磁)させることでロータマグネット138全体の磁束を増加させ、脱水運転のように高速回転・低出力トルクが要求される場合は、アルニコ磁石137の着磁量を減少(減磁)させることでロータマグネット138全体の磁束を減少させるように制御する。
また、圧縮機125に内蔵されるコンプレッサモータについても、例えばモータ7と同様の構成にすることで、加熱もしくは冷却出力を高める必要があり、コンプレッサモータを高速回転させる必要がある場合には、ロータマグネット138全体の磁束を減少させるように制御すれば良い。
以上のように構成される第7実施例によれば、永久磁石モータ81とインバータ装置101とで構成されるモータ駆動システムを洗濯乾燥機に適用して、洗濯運転や脱水運転,乾燥運転を行う場合に回転槽62を回転させる駆動力を与えるようにした。また、ヒートポンプ117を構成する圧縮機125についても、同様に構成されるモータ駆動システムによって駆動するので、洗濯乾燥機の消費電力を低減することができる。
(第8実施例)
図18は本発明の第8実施例であり、例えば第1実施例のモータ7と同様に構成される永久磁石モータと、インバータ装置101とで構成されるモータ駆動システムを、空調機(エアコンディショナ)に適用した場合を示す。ヒートポンプ141を構成するコンプレッサ(負荷)142は、圧縮部143とモータ144を同一の鉄製密閉容器145内に収容して構成され、モータ144のロータシャフトが圧縮部143に連結されている。そして、コンプレッサ142、四方弁146、室内側熱交換器147、減圧装置148、室外側熱交換器149は、冷媒通路たるパイプにより閉ループを構成するように接続されている。尚、コンプレッサ142は、例えばロータリ型のコンプレッサであり、モータ144は、第1実施例のモータ7と同様に構成される永久磁石モータである。
暖房時には、四方弁146は実線で示す状態にあり、コンプレッサ142の圧縮部143で圧縮された高温冷媒は、四方弁146から室内側熱交換器147に供給されて凝縮し、その後、減圧装置148で減圧され、低温となって室外側熱交換器149に流れ、ここで蒸発してコンプレッサ142へと戻る。一方、冷房時には、四方弁146は破線で示す状態に切り替えられる。このため、コンプレッサ142の圧縮部143で圧縮された高温冷媒は、四方弁146から室外側熱交換器149に供給されて凝縮し、その後、減圧装置148で減圧され、低温となって室内側熱交換器147に流れ、ここで蒸発してコンプレッサ142へと戻る。そして、室内側、室外側の各熱交換器147,149には、それぞれファン150,151により送風が行われ、その送風によって各熱交換器147,149と室内空気、室外空気の熱交換が効率良く行われるように構成されている。
以上のように構成される第7実施例によれば、永久磁石モータ144とインバータ装置101とで構成されるモータ駆動システムを空調機に適用して、コンプレッサ142を駆動するようにしたので、空調機の消費電力を低減することができる。
本発明は上記しかつ図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のような変形または拡張が可能である。
第1実施例の倍電圧整流回路を、全波整流回路に置き換えて実施しても良い。
第2実施例において、スイッチ回路8を巻線7a,又は巻線7cに接続しても良い。
第6実施例の構成は、第1乃至第3実施例に適用しても良い。
第7実施例は、乾燥機能を備えていない洗濯機に適用しても良い。また、撹拌翼を用いた縦型の洗濯機や洗濯乾燥機に適用しても良い。
低保磁力永久磁石の着磁量変化のみにより、モータの運転範囲の全てに適した特性を得ることができる場合は、高保磁力永久磁石は不要である。
半導体スイッチング素子は、パワートランジスタを用いても良い。また、素子の出力端子間にダイオードが接続されていない場合は、2つの素子を直列に接続する必要はない。
本発明の第1実施例であり、モータ駆動システムの構成を、インバータ装置の構成を中心に示す図 制御内容を示すフローチャート (a)は従来構成、(b)は第1実施例の構成による直流電圧源の電圧,電流変化を示す図 本発明の第2実施例を示す図1相当図 図2相当図 本発明の第3実施例を示す図1相当図 図2相当図 本発明の第4実施例を示す図1相当図 図2相当図 交流電源電圧の極性に応じた充電電流経路を示す図 本発明の第5実施例を示す図1相当図 図2相当図 (a)通常運転時と、(b)充電動作時とにおいて、直流電圧源より供給される電流経路を示す図 本発明の第6実施例を示す図8相当図 本発明の第7実施例であり、ドラム式洗濯乾燥機の縦断側面図 (a)はモータの構造を示す平面図、(b)はロータの一部を示す斜視図 ヒートポンプを示す図 本発明の第8実施例であり、空調機のヒートサイクルを示す図
符号の説明
図面中、1は交流電源、2はリアクトル、3はダイオード、4及び5はコンデンサ、6はインバータ回路、6a〜6fはIGBT(半導体スイッチング素子)、7は永久磁石モータ、7a〜7cは固定子巻線、7e〜7hは高保磁力永久磁石、7p〜7sは低保磁力永久磁石、8はスイッチ回路(充電手段)、8a及び8bはIGBT(充電用半導体スイッチング素子)、9はマイクロコンピュータ(増減磁制御手段,充電手段)、21は直流電源(バッテリ)、22はスイッチ回路、23はダイオード、24はコンデンサ、26,30,31はスイッチ回路(充電手段)、32,33はNチャネルMOSFET(正側,負側半導体スイッチング素子,充電手段)、34,34Aはマイクロコンピュータ(増減磁制御手段,充電手段)、35極性判定回路(極性判定手段)、41はIGBT(第1半導体スイッチング素子)、42はコンデンサ(充電用コンデンサ)、43及び44はIGBT(第1半導体スイッチング素子)、45はマイクロコンピュータ(増減磁制御手段,充電手段)、51は直流電圧源(倍電圧整流回路)、52,53は直流電圧源、54は磁化状態可変部(増減磁制御手段)、101〜105はインバータ装置、115は圧縮機(コンプレッサ)、117はヒートポンプ、142はコンプレッサを示す。

Claims (12)

  1. 着磁量を変更可能な程度に低保磁力である永久磁石が回転子に配置される永久磁石モータを駆動するインバータ装置において、
    電源に、ダイオードを介して接続されるコンデンサを有する直流電圧源と、
    この直流電圧源と前記モータの巻線との間に接続され、複数の半導体スイッチング素子を複数相接続して構成されるインバータ回路と、
    前記直流電圧を一時的に昇圧するため、前記コンデンサに充電を行う充電手段と、
    この充電手段により昇圧された直流電圧に基づき、前記インバータ回路を介して前記モータの巻線に通電を行い、前記回転子を構成する永久磁石を増磁又は減磁させる増減磁制御手段とを備えたことを特徴とするインバータ装置。
  2. 前記電源が交流電源である場合、
    前記直流電圧源は、前記交流電源の一端に接続されるリアクトルと、前記ダイオードを含んで構成される全波整流回路又は倍電圧整流回路とを備え、
    前記充電手段は、前記リアクトルと前記整流回路の入力端子との共通接続点と、前記交流電源の他端との間に配置される充電用半導体スイッチング素子を備え、前記充電用半導体スイッチング素子をスイッチング制御して、前記リアクトルに対する通電電流に基づき前記コンデンサに充電を行うことを特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
  3. 前記電源が交流電源である場合、
    前記直流電圧源は、前記交流電源の一端に接続されるリアクトルと、前記インバータ回路の正側電源母線,負側電源母線間に直列接続される第1及び第2コンデンサと、これらのコンデンサにそれぞれ並列に接続される第1,第2ダイオードとを備え、
    前記充電手段は、
    前記リアクトルと前記インバータ回路の正側電源母線,負側電源母線との間にそれぞれ接続される正側半導体スイッチング素子,負側半導体スイッチング素子と、
    前記交流電源の他端と前記第1及び第2コンデンサの共通接続点との間に接続されるスイッチ回路と、
    前記交流電源電圧の極性を判定する極性判定手段とを備え、充電動作を行う場合は、前記スイッチ回路を開いた状態で、前記極性に応じて前記正側,負側半導体スイッチング素子をスイッチング制御することを特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
  4. 前記充電手段は、前記交流電源電圧の極性が正である場合に、前記負側半導体スイッチング素子をPWM(Pulse Width Modulation)信号によりスイッチングさせると共に、前記正側半導体スイッチング素子を、前記PWM信号の反転信号によりスイッチングさせることを特徴とする請求項3記載のインバータ装置。
  5. 前記電源が交流電源である場合、
    前記直流電圧源は、
    前記交流電源の一端に接続されるリアクトルと、
    倍電圧整流回路と、
    前記インバータ回路の正側電源母線,負側電源母線との間に接続される第1半導体スイッチング素子及び充電用コンデンサの直列回路と、
    前記充電用コンデンサに並列接続される第2半導体スイッチング素子と、
    前記充電用コンデンサの負側端子と第2半導体スイッチング素子と間に接続される第3負側半導体スイッチング素子とを備え、
    前記充電手段は、
    充電動作を行う場合は、前記第1,第3半導体スイッチング素子をオンすると共に前記第2半導体スイッチング素子をオフし、
    前記増減磁制御手段によって増減磁作用が行われる場合は、前記第1,第3半導体スイッチング素子をオフすると共に前記第2半導体スイッチング素子をオンにすることを特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
  6. 前記電源がバッテリである場合、
    前記充電手段は、前記バッテリの一端と前記モータの巻線の一端との間に接続される充電用半導体スイッチング素子を備え、
    前記充電用半導体スイッチング素子並びに前記インバータ回路を構成する半導体スイッチング素子をスイッチング制御することで、前記モータの巻線に対する通電電流に基づき前記コンデンサに充電を行うことを特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
  7. 前記充電手段は、前記モータが回転中である場合に、前記インバータ回路を構成する半導体スイッチング素子をスイッチング制御して回生させた電力により、前記コンデンサに充電を行うことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のインバータ装置。
  8. 前記充電手段は、前記増減磁制御手段によって前記モータの巻線に通電される電流値に基づいて、前記直流電圧源の直流電圧値を設定することを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のインバータ装置。
  9. 着磁量を変更可能な程度に低保磁力である永久磁石が回転子に配置される永久磁石モータと、
    請求項1乃至8の何れか記載のインバータ装置とで構成されることを特徴とするモータ駆動システム。
  10. 請求項9記載のモータ駆動システムを備え、
    前記永久磁石モータによって、洗濯運転や脱水運転を行うための駆動力を発生させるように構成されていることを特徴とする洗濯機。
  11. ヒートポンプを用いた乾燥運転を行う機能を備え、
    前記永久磁石モータによって、前記ヒートポンプを構成するコンプレッサを駆動することを特徴とする請求項10記載の洗濯機。
  12. 請求項9記載のモータ駆動システムを備え、
    前記永久磁石モータによって、コンプレッサを駆動することを特徴とする空調機。
JP2008213997A 2008-04-17 2008-08-22 インバータ装置,モータ駆動システム,洗濯機及び空調機 Pending JP2009278857A (ja)

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