JP4862935B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、一般家庭用、業務用として洗濯作業などに使用される洗濯乾燥機に関するものである。
従来、この種の洗濯乾燥機として、蒸発器で除湿された空気を凝縮器を通し、乾燥空気として回転ドラムに循環させて乾燥を行うようにしている(例えば、特許文献1参照)。
図9は、上記特許文献1に記載された従来の洗濯乾燥機の概略断面図を示すものである。図9に示すように、本体1内に、回転ドラム2、モータ3、送風機22、循環ダクト18、蒸発器23、凝縮器24、圧縮機25、絞り装置26、インバータ回路32を設け、インバータ回路32によって圧縮機25を駆動しつつ、回転ドラム2内に入れられた洗濯物などの被乾燥物21に送風機22により矢印で示したような風を当て、蒸発器23で除
湿された空気を、凝縮器24へ導き、乾燥空気として再び回転ドラム2内に循環させ、乾燥空気の一部を排気口28から外部に排出する構成のものであった。
特開平7−178289号公報
しかしながら、上記特許文献1には、圧縮機25を駆動する駆動回路であるインバータ回路32、および回転ドラム2を回転駆動するモータ3、送風機22に電力を供給する駆動回路についての記述は特になく、家庭用としては、一般に使用される100V、50Hzあるいは60Hzの交流電源から、独立してモータ3とインバータ回路32と送風機22が接続されているものと考えられるが、それぞれ独立して設けた場合には、共用部品がない分、形状がかさばり、コストも高くなるという課題を有していた。
一般にインバータ回路を採用する時は、それを冷却する冷却ファンが必要となるが、従来の洗濯乾燥機では、圧縮機とインバータ回路を冷却する冷却ファンは、別々の制御回路で制御されていたので、回路構成が複雑で、しかも広い回路スペースを要し、コスト高であった。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、部品を合理的に共用し、形状が小さく、コストの低い洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯乾燥機は、衣類を収納する回転庫と、前記回転庫を回転駆動する回転庫モータと、圧縮機と熱交換器を有するヒートポンプサイクルと、前記熱交換器と前記回転庫を連通する風路と、前記風路内に気流を生じさせるファンモータと、前記回転庫モータを駆動する第1のインバータ回路と、乾燥行程時に前記ファンモータを駆動する第2のインバータ回路と、乾燥時に前記圧縮機を駆動する第3のインバータ回路と、少なくとも前記第3のインバータ回路を冷却する冷却ファンモータとを備え、前記第3のインバータ回路の出力側に前記冷却ファンモータと前記圧縮機を直列に接続したものである。
これによって、冷却ファン専用の駆動回路が不用になり、簡単な構成で乾燥時に第3のインバータ回路を効果的に冷却することができることから、小型、低コストの洗濯乾燥機を提供することができる。
本発明の洗濯乾燥機によれば、部品を合理的に共用し、形状が小さく、コストの低い洗濯乾燥機を提供することができる。
本発明の実施の形態1における洗濯乾燥機の概略断面図 同洗濯乾燥機の回路図 (ア)〜(ウ)同洗濯乾燥機の各インバータの入力パワー波形を示す図 同洗濯乾燥機の回路部分の断面図 同洗濯乾燥機の回路部分の断面図 本発明の実施の形態2における洗濯乾燥機の回路図 同洗濯乾燥機の電流検知手段の特性図 本発明の実施の形態3における洗濯乾燥機の部分回路図 従来の洗濯乾燥機の概略断面図
第1の発明は、衣類を収納する回転庫と、前記回転庫を回転駆動する回転庫モータと、圧縮機と熱交換器を有するヒートポンプサイクルと、前記熱交換器と前記回転庫を連通する風路と、前記風路内に気流を生じさせるファンモータと、前記回転庫モータを駆動する第1のインバータ回路と、乾燥行程時に前記ファンモータを駆動する第2のインバータ回路と、乾燥時に前記圧縮機を駆動する第3のインバータ回路と、少なくとも前記第3のインバータ回路を冷却する冷却ファンモータとを備え、前記第3のインバータ回路の出力側に前記冷却ファンモータと前記圧縮機を直列に接続した洗濯乾燥機とすることにより、冷却ファン専用の駆動回路が不用になり、簡単な構成で乾燥時に第3のインバータ回路を効果的に冷却することができることから、小型、低コストの洗濯乾燥機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における洗濯乾燥機の概略断面図を示すものである。
図1において、本実施の形態における洗濯乾燥機は、衣類41を収納する回転庫42と、回転庫42の回転軸42aに直軸に接続され回転庫42を回転する回転庫モータ43と、冷媒配管48aで連結された圧縮機44と熱交換器45、46とキャピラリチューブ47からなるヒートポンプサイクル48を備えている。
さらに、熱交換器45、46と回転庫42とを連通する風路50内で、空気を循環させるファンモータ51が設けられている。
なお、熱交換器45は、冷媒を蒸発させることにより、空気から冷媒に熱を吸い込ませる作用から蒸発器などとも呼ばれ、一方熱交換器46は逆に冷媒から空気に熱を与える作用をするもので、凝縮器と言われることもある。特に使用する冷媒は各種のフロンなどに限定されるものではなく、例えば二酸化炭素(CO2)を超臨界状態として使用するものなどでも良く、ガスクーラーなどと呼ばれるものであってもかまわない。
そして、回転庫モータ43を駆動する第1のインバータ回路55と、ファンモータ51を駆動する第2のインバータ回路56と、圧縮機44を駆動する第3のインバータ回路57が接続されている。
第1の整流回路58は、倍電圧形であって第1のインバータ回路55と第2のインバータ回路56に約250Vの直流電圧を供給し、第2の整流回路59も、やはり倍電圧形であるが第3のインバータ回路57の方に230Vの直流電圧を供給するものとなっている。
本実施の形態においては、2つの整流回路、すなわち第1の整流回路58と第2の整流回路59を設け、第1のインバータ回路55と第2のインバータ回路56は第1の整流回路58から直流電源が供給され、第3のインバータ回路57は第2の整流回路59から直流電源が供給される構成となっている。
これにより、乾燥時において同時に駆動されるファンモータ51と圧縮機44は、第1の整流回路58と第2の整流回路59から別々に直流電源が供給されて動作するため、2つの整流回路に負担がうまく分担される。
また、脱水時などにおいては第1の整流回路58から第1のインバータ回路55を経て、回転庫モータ43に電力が供給され、ファンモータ51への大電力の供給は必要ではないので、結果として第1の整流回路58と第2の整流回路59が合理的かつ有効に動作するものとなり、形状が小で、低コストに抑えることができるものとなる。
また本実施の形態では、給水手段63が、水道管64および開閉により水道管64からの水を入れたり止めたりする給水弁65によって構成され、給水手段63から水が回転庫42に供給され、回転庫42内で衣類41の洗濯および脱水も行うものとなっている。
排水弁68は、回転庫42の下部に設けられていて、閉状態では回転庫42内に水を蓄えて洗濯や濯ぎが行われ、開状態になった場合には、回転庫42の内部から水を配水管69を介して外部に捨て去るものとなっている。
図2は、本実施の形態における洗濯乾燥機の詳細回路図を示している。
100Vの50Hzまたは60Hzを受ける電源プラグ61から、10アンペアのヒューズ80を通して第1の整流回路58が接続されており、第1の整流回路58は、コンデンサ81、82、83、珪素鋼板のコアを用いたノーマルモードチョークコイルなどとも呼ばれる第1のリアクタ85、フェライトコアを用いたコモンチョークコイル86を有していて、コモンチョークコイル86からの出力は、第1の整流回路58に接続されている。
なお、コンデンサ82、83の接続点からは大地にアース線(図示せず)を接続するための端子Eが設けられている。
さらに4本のダイオード(図示せず)をブリッジ接続で組んだ全波の整流素子90と、整流素子90の出力側に接続した電解式のコンデンサ91、92で構成され、倍電圧整流動作をすることにより、第1のインバータ回路55と第2インバータ回路56に直流電圧を供給するものとなっている。
第1のインバータ回路55には、6個の制御素子101、102、103、104、105、106が用いられているが、これは絶縁ゲート形のトランジスタ(IGBT)およびコレクタ・エミッタ間に逆並列接続したダイオードを有する一種の半導体スイッチング素子であって、これらの制御素子101〜106は、ドライブ107によってオンオフされる構成となっており、一般に3相6石形のインバータ回路などと称される構成を用いている。
第2のインバータ回路56については詳細な構成は示していないが、やはり第1のインバータ回路55と同様に3相6石の構成としており、3相のファンモータ51を駆動するものとなっている。
第3のインバータ回路57についても同様であって、6個の制御素子111、112、113、114、115、116が用いられ、ドライブ117によってオンオフされる構成となっている。
ただし、それぞれの制御素子101〜106、111〜116は、特にIGBTに限定
されるものではなく、バイポーラ・トランジスタ、MOSFETなどであってもよく、半導体の材料についてもシリコン、炭化珪素(SiC)などであってよく、第1の整流回路58、第2の整流回路59から直流を入力して、回転庫モータ43および圧縮機44を駆動するものであればどのような構成でもかまわず、例えば単相交流など3相出力以外のものや、インバータ回路の構成以外のチョッパ回路で構成したものであってもかまわず、要は回転庫モータ43および圧縮機44の運転を制御し、同時に損失熱を発生するものであれば、どのような構成のものであってもかまわない。
第2のインバータ回路56についても同様であり、制御素子の種類は自由に選定されるものである。
第2の整流回路59については、第1の整流回路58と同様に、コンデンサ118、119、120、フェライトコアを用いたコモンチョークコイル121、EI形の積層珪素鋼板コアに1本のエナメル線を巻いて構成した第2のリアクタ122が設けられ、コンデンサ119、120の接続点からは大地へ接続される端子Eへと結ばれている。
さらに、4本のダイオードをブリッジ接続で組んだ全波の整流素子123と、整流素子123の出力に接続した電解式のコンデンサ124、125で構成され、倍電圧整流動作をすることにより、第3のインバータ回路57に直流電圧を供給するものとなっている。
このように、本実施の形態では、第1の整流回路58と第2の整流回路59のそれぞれの入力に接続するためのリアクタとコモンチョークコイルが別々に設けられていることから、相互のノイズによる悪影響をなくし、極めて安定性の高い運転が行えるものとなっている。
制御回路135、136は、それぞれ第1のインバータ回路55と、第3のインバータ回路57の制御回路であって、運転周波数などをコントロールするものとなっている。
制御回路135は、第2のインバータ回路56のコントロールと、制御回路136との通信により、洗濯と乾燥の一連の動作を実現させるものとなっている。
電源回路137は、コンデンサ91、92の直列回路の両端から直流電圧を受けて動作するスイッチング式のものであり、15Vおよび5Vの直流電源を、第1のインバータ回路55、制御回路135に供給しているものである。また、電源回路138は、コンデンサ124、125の直列回路の両端から直流電圧を受けて動作するスイッチング式のものであり、15Vおよび5Vの直流電源を、第3のインバータ回路57、制御回路136に供給している。
本実施の形態では、第1のインバータ回路55と第3のインバータ回路57とはマイナス端子側の電位に差が生じているので、制御回路135、136間の通信は電気的な絶縁を確保できるように、発光素子と受光素子を内蔵したフォトカプラ140、141を用いた通信経路が設けられていて、制御回路135からは、圧縮機44の速度設定値が制御回路136へと送られ、また実際の回転速度やエラー情報などが制御回路136から逆に制御回路135へという方向に戻されて送信されるものとなっている。
図3は、本実施の形態における洗濯乾燥機の各インバータ回路の入力パワーの波形である。
図3(ア)は、第1のインバータ回路55の入力パワーP1の変化を示し、図3(イ)では、第2のインバータ回路56の入力パワーP2の変化を示し、図3(ウ)は、第3の
インバータ回路57の入力パワーP3の変化を示したものとなっている。
本実施の形態における洗濯乾燥機では、基本的に第1のインバータ回路55は、洗濯時には毎分60回転で、回転庫42を時計回り、反時計回り、また時計回りといったように交互に反対方向に駆動し、脱水時においては、毎分1000回転まで回転庫42を時計方向に回転駆動するものである。
なお、洗濯行程時にはすすぎを行うため、やはり脱水時と同様に毎分1000回転で回転庫42を駆動する期間を有している。
また、第3のインバータ回路は、乾燥時に圧縮機44を駆動するものである。
図3に見られるように、脱水時においては、回転庫42の速度が毎分1000回転程度というかなりの高速回転となる状況で、最高で第1のインバータ回路55は約300Wの入力パワーとなる。
一方、乾燥時においては、回転庫42が洗濯時と同様に左右交互の回転で速度としては、毎分60回転程度での駆動となることから、第1のインバータ回路55の入力パワーは、40W程度と洗濯時と比較して、ぐっと小さい値となる。
乾燥時においては、ファンモータ51がインバータ回路2によって、また圧縮機44が第3のインバータ回路57によって駆動されるが、乾燥に要する時間を例えば2時間以内というように短くするためには、第2のインバータ回路の入力パワーを150Wとし、第3のインバータ回路57の入力パワーを800W程度という、かなり大きな値まで入れることが必要となる。
本実施の形態では、乾燥時には第1のインバータ回路55と第2のインバータ回路56は、第1の整流回路58から直流電力が供給されるが、その合計値は190Wであって、これは洗濯時および脱水時の最大値200Wとほぼ同等となって、第1の整流回路58が有効に活用されるものとなる。
一方、第2の整流回路59については、第3のインバータ回路57へのみ直流電力を供給するものとなっていることから、そのパワーの最大値は乾燥時の800Wとなる。
このように、本実施の形態においては、第1の整流回路58から第1のインバータ回路55と第2のインバータ回路56に直流電源が供給され、第2の整流回路59から第3のインバータ回路57に直流電源が供給される構成となっていることから、第1の整流回路58が乾燥時にも第2のインバータ回路56が必要とする直流電源を負担し、ファンモータ51の駆動が行われることから、有効に活用され、第2の整流回路59は、乾燥時にさらに必要となる第3のインバータ回路57への直流電源の供給のみですませることができるようになることから、トータルとしての整流回路の形状・コストを抑えることができるものとなる。
図4は、本実施の形態における洗濯乾燥機の内、特に回路部分の断面図を具体的な状態で示しているものである。
図4において、いずれもプラスチック製の第1のケース150と第2のケース151が設けられており、第1のケース150は舟ケース152とカバー153で、また第2のケース151は舟ケース154とカバー155で構成されている。
第1のケース150の中には、第1のプリント基板156が設けられており、第1のプリント基板156には、アルミニウム製の放熱器157に取り付けられ、第1のインバータ回路55の構成部品を封入したインテリジェントパワーモジュール158、電解式のコンデンサ91、92などが実装されている。
さらに、図4の断面では示されていないが、第2のインバータ回路56についても、第1のプリント基板156に実装し、第1のケース150に入った状態となっており、舟ケース152内に部品が実装された状態の第1のプリント基板156が置かれた上で、ポッティング159による防湿処理がなされたものとなっている。
同様に、第2のケース151の中には、第2のプリント基板161が設けられており、第1のプリント基板161には、やはりアルミニウム製の放熱器162に取り付けられ、第3のインバータ回路57の構成部品を封入したインテリジェントパワーモジュール163、電解式のコンデンサ124、125などが実装され、やはりポッティング164による防湿処理がなされたものとなっている。
本実施の形態においては、ポッティング作業が2回となり、また第1のケース150と第2のケース151が必要であって部品点数の面では若干多くなるが、すべての電気部品を一枚のプリント基板に実装して組み立てる場合に比べると、1枚ずつのプリント基板の面積は小さいもので済むので、舟ケース152、154を別々にポッティングした後、図4に示すように重ねて洗濯乾燥機内に組み込むことができることから、1枚の大面積のプリント基板をポッティングしたもので構成する場合よりも、洗濯乾燥機内にコンパクトに収まり、洗濯乾燥機を小型・低コストにする上で大きな効果を上げることができるものとなる。
図5は、やはり本実施の形態における回路部分の断面図であるが、特に第1のリアクタ85と第2のリアクタ122の配置を示した図である。
図5において、第1の整流回路58の構成要素となっている第1の整流素子90と第1のリアクタ85は、いずれも第1のプリント基板156に実装された上で、舟ケース152に入れた状態でポッティングされ、第1のケース150内に設けたものとなっている。
これに対して、第2の整流回路59の構成要素となる第2の整流素子123と第2のリアクタ122に関しては、第2の整流素子123がアルミニウム製の放熱器166を取り付けた状態で、第2のプリント基板161上に実装され、さらに舟ケース154に入れられた状態でポッティングがなされて第2のケース151内に設けているが、第2のリアクタ122については、第2のケース151の外に設けており、第2のプリント基板161とリード線122aで接続された構成となっている。
本実施の形態では、十分な乾燥性能を上げるために、圧縮機44を駆動する第3のインバータ回路57の入力パワーが800Wと大きい値としていることから、リアクタ122は発熱と重量が大なるものを使用しているが、リアクタ122の絶縁種としては例えばH種などかなり使用温度が高いものが簡単に実現できることから、第3のインバータ回路57や整流素子123、また電解式のコンデンサ124、125などの電気部品とは離して第2のケース151の外に設け、ビス(図示せず)で直接洗濯乾燥機の筐体(図示せず)等に取り付けるなどして組み立てた方が、脱水中の振動によって重量が大きい第2のリアクタ122の保持のしかた、および熱処理の面で極めて容易である。
(実施の形態2)
図6は、本発明の第2の実施の形態における洗濯乾燥機の回路図で、特に、第2の整流
回路59、第3のインバータ回路57および電流検知手段周辺の回路図を示すものである。なお、上記第1の実施の形態と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
図6において、電源プラグ61、ヒューズ80、第1の整流回路58、第1のインバータ回路55、回転庫モータ43、第2のインバータ回路56、ファンモータ51については、実施例1と全く同等のものである。
第2の整流回路59と、第2の整流回路59から倍電圧整流された直流電源が供給される第3のインバータ回路57と圧縮機44についても、上記第1の実施の形態と同一である。
本実施の形態は、第2の整流回路59の第2のリアクタ122から第2の整流素子123に接続される配線に、電流検知手段170を挿入し、第2の整流素子123への入力電流を検知することにより、第2の整流回路59の入力電流を検知するようにしたものである。
電流検知手段170は、電流トランス171、電流トランス171の二次側に接続した負荷の抵抗172、全波整流するダイオード173、174、175、176、および整流された出力のリプルを低減するコンデンサ177、抵抗178により構成されており、そのアナログ出力電圧は、マイクロコンピュータ179へと出力される構成となっている。
図7は、電流検知手段170の動作特性を示すもので、横軸に示した入力電流の値に対して出力電圧が縦軸に示されており、ほぼ入力電流の実効値に比例したアナログの直流電圧が得られるものとなり、例えば、電流値が9アンペアである時に3.0ボルトが出力される特性となっている。
本実施の形態では、乾燥時に何らかの理由で、第2の整流回路59の入力電流が大きくなった場合に、予め所定の値として定めている9アンペア以上となり、電流検知手段170の出力電圧が3ボルトよりも大きくなったことをマイクロコンピュータ179が検知し、第3のインバータ回路57のドライブ107に対して、動作周波数を下げるように命令を出すようにしている。
圧縮機44においては、動作する周波数が低下すると、圧縮機44への入力パワーが減少するという特性があることから、第2の整流回路59から第3のインバータ回路57が受けいれる電力は減少し、第2の整流回路59の入力電流も減少するため、電流検知手段170の出力も低下していき、出力電圧が3.0ボルトの状態、すなわち入力電流の値が9アンペアの状態で安定に動作するものとなる。
よって、例えば、電源プラグ61から供給される交流電圧が100ボルトから低下して90ボルトになった場合には、圧縮機44の速度を例えば毎秒100回転の一定値とした場合には、洗濯乾燥機に入力される電圧が低下した分、入力電流が増加するものとなるが、本実施の形態においては、第2の整流回路59の入力電流が9アンペアを超えた時点で、電流検知手段170がそれを検知してマイクロコンピュータ179に出力し、マイクロコンピュータ179は、入力電流が所定値よりも大きいことを検知して第3のインバータ回路57に圧縮機44の運転速度を毎秒100回転よりも低い速度、例えば毎秒80回転とするなどの指令を出すので、結果として、9アンペア以上の電流が第2の整流回路59に流れることはない。
よって、第2の整流回路59と第3のインバータ回路57の各構成部品については大電流が流れることがなく、過熱するなどの心配もなくなり、信頼性も高くなる。
(実施の形態3)
図8は、本発明の第3の実施の形態における洗濯乾燥機の部分回路図である。なお、上記実施の形態と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
図8において、第3のインバータ回路57は、入力端子PとNに接続される直流電圧VDCを出力する電源としては、具体的には、上記実施の形態で説明した第2の整流回路59と同等の構成で実現されるものである。
圧縮機44は、永久磁石191、191aを有する回転子192、3相の巻線193、194、195を有している。
200は、冷却ファンモータで、第3のインバータ回路57の構成要素であるIGBTで構成したスイッチング素子111、112、113、114、115、116に冷却風を当てて冷却するものであるが、それ以外の発熱部品、例えば整流素子やリアクタなどを冷却しても良く、また第1のインバータ回路55や第2のインバータ回路56など洗濯乾燥機内の他の構成部品を冷却してもかまわない。
冷却ファンモータ200は、一般の誘導電動機に使用されるのと同様のカゴ型の回転子201、回転子201の軸に取り付けられて回転するファン202、3相の巻線203、204、205を有している。
本実施の形態では、巻線203、204、205はいずれも2ターンのエナメル線を巻いて構成したもので、巻線203、204、205は、圧縮機44の巻線193、194、195にそれぞれ直列に接続されている。
すなわち冷却ファンモータ200は、圧縮機44と直列に接続されて第3のインバータ回路57の出力に接続されていることから、圧縮機44の各巻線電流がそのまま冷却ファンモータ200の巻線203、204、205に供給されるものとなっている。
第3のインバータ回路57の発熱は、圧縮機44の速度が高いほど大きくなるという傾向があるが、本実施の形態では、圧縮機44に供給される周波数の交流電流が冷却ファンモータ200の各巻線に供給され、回転磁界を発するものとなり、その回転数に近い速度で回転子201およびファン202が回転することから、ほぼ常に第3のインバータ回路57の損失によって発生する熱に応じた冷却の風量が得られるものとなり、極めて合理的に作用する。
なお、圧縮機44に入力される電圧については、第3のインバータ回路57の出力電圧から冷却ファンモータ200の電圧を引いたものとなるが、前述のように冷却ファンモータ200の巻線203、204、205は、ターン数が少ない低電圧、大電流のものとなっていることから圧縮機44の電圧の低下はほとんど無視しても良いくらいのものとなり、部品点数の増加を抑えつつ、冷却ファンモータ200を有効に働かせて第3のインバータ57の冷却を効果的に行い、小型・低コストを実現した洗濯乾燥機を提供することができる。
なお、本実施の形態では、冷却ファンモータ200は、カゴ型の回転子201を持った誘導電動機の構成で実現しているため、圧縮機44の速度が急変した場合でも脱調などの不具合を起こすことはなく、安定した運転ができるものとなるが、特にカゴ型の回転子構
造にこだわるものではなく、例えば永久磁石を有するものや、磁気的な凹凸を有し、回転磁界と同期して回転する形式のものとしてもかまわない。
また、上記各実施の形態では、回転庫42の回転軸42aを水平としているが、必ずしも水平の回転軸に限定されるものではなく、例えば一般に縦形と呼ばれるような、脱水時に垂直軸で回転する回転庫を有するものや、回転軸を水平に対して、20〜30度程度傾斜させて、衣類41の出し入れが行いやすいようにしたものなどであってもかまわず、回転庫42内に、例えばパルセータなどの他の機構部品などの構成要素をさらに設けて洗濯時に効果的な洗濯ができるような構成にしたものであってもよい。
以上のように、本発明にかかる洗濯乾燥機は、各インバータ回路が有効に動作することにより、部品が合理的に共用されることになり、形状が小さく、安価に構成できるもので、夫々インバータ回路で制御される電気負荷を複数有する各種機器に広く適用できるものである。
42 回転庫
43 回転庫モータ
44 圧縮機
45、46 熱交換器
48 ヒートポンプサイクル
50 風路
51 ファンモータ
55 第1のインバータ回路
56 第2のインバータ回路
57 第3のインバータ回路
200 冷却ファンモータ

Claims (1)

  1. 衣類を収納する回転庫と、前記回転庫を回転駆動する回転庫モータと、圧縮機と熱交換器を有するヒートポンプサイクルと、前記熱交換器と前記回転庫を連通する風路と、前記風路内に気流を生じさせるファンモータと、前記回転庫モータを駆動する第1のインバータ回路と、乾燥行程時に前記ファンモータを駆動する第2のインバータ回路と、乾燥時に前記圧縮機を駆動する第3のインバータ回路と、少なくとも前記第3のインバータ回路を冷却する冷却ファンモータとを備え、前記第3のインバータ回路の出力側に前記冷却ファンモータと前記圧縮機を直列に接続した洗濯乾燥機。
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