JP2009277548A - ワイヤハーネス及び電子部品付きハウジング - Google Patents

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Abstract

【課題】電子部品を簡単に取り外すことができるワイヤハーネス及び電子部品付きハウジングを提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス1は、四本の導体を備えるフラットケーブル3と、四本の導体に対して接続された八つのケーブル用端子と、LEDを備えるカートリッジ5と、カートリッジ5を支持するハウジング6と、を有する。LEDには、六つのケーブル用端子に対して接続される六つの電子部品用端子が取り付けられており、ハウジング6は、LED及びフラットケーブル3が電気的に接続された状態を維持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、平型柔軟ケーブルに対して、LEDなどの電子部品を取り付けるための技術に関する。
FFCなどの平型柔軟ケーブルに対して電子部品を取り付けるための技術が、特許文献1及び特許文献2に記載されている。特許文献1の電子部品実装配線体において、電子部品(LED等)は、フラットケーブルのフラット導体に実装されている。そして、当文献には、電子部品のリード部と、フラット導体との接続方法として、溶接、半田付け、かしめ、突き刺し型接続などが記載されている。
また、特許文献2の技術においては、LEDのリード部分に、クリンプ片を有する端子が取り付けられ、電子部品であるLEDと端子とが一体化された電子部品ユニットが形成されている。この技術では、端子のクリンプ片をフラットケーブルに突き刺し、その後、クリンプ片の先端を曲げることにより、電子部品とフラットケーブルとが接続される。
特開2004−247281号公報 特開2008−41657号公報
平型柔軟ケーブルに取り付けられた電子部品については、再利用、交換等のために、ケーブルから取り外される場合がある。しかし、特許文献1及び特許文献2に記載されている技術では、電子部品が、平型柔軟ケーブルに対して、突き刺し接続などによって取り付けられているために、電子部品を破損させずに、ケーブルから電子部品のみを取り外すことは困難である。
そこで、本発明の目的は、電子部品を簡単に取り外すことができるワイヤハーネス及び電子部品付きハウジングを提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明に係るワイヤハーネスは、導体を備える平型柔軟ケーブルと、前記導体に対して接続されたケーブル用端子と、電子部品を備えるカートリッジと、前記カートリッジを支持するハウジングと、を有し、前記電子部品には、前記ケーブル用端子に対して接続される電子部品用端子が取り付けられており、前記ハウジングは、前記電子部品及び前記平型柔軟ケーブルが電気的に接続された状態を維持する。
この構成では、電子部品がカートリッジに含まれており、このカートリッジが、平型柔軟ケーブルに直接取り付けられるのではなく、ハウジングに対して取り付けられる。また、平型柔軟ケーブルの導体には、ケーブル用端子が取り付けられており、電子部品は、導体に直接接続されるのではなく、このケーブル用端子に対して電気的に接続される。そして、ハウジングによって、電子部品及び平型柔軟ケーブルの電気的接続が維持される。このような構成によると、電子部品を平型柔軟ケーブルに対して直接取り付けることなく、電子部品と平型柔軟ケーブルとを電気的に接続できるので、電子部品を簡単に取り外すことができる。
なお、カートリッジは、電子部品及び電子部品用端子を含み、且つ交換可能な部品である。カートリッジは、電子部品及び電子部品用端子のみから構成されてもよいし、電子部品を収容できるようなハウジングを備えていてもよい。
また、電子部品としては、LEDなどの発光体、センサーなどを利用できる。また、平型柔軟ケーブルには、FFC(Flexible Flat Cable)、及び、FPC(Flexible printed circuit)が含まれる。
また、ハウジングは、電子部品が平型柔軟ケーブルから外れないように、カートリッジを支持する。その支持方法としては、例えば、ばね状のケーブル用端子に対して押し付けられたカートリッジを、ハウジングに設けられた複数の突出部により支持してもよいし、ハウジングによって、カートリッジの周囲を囲うように支持してもよい。また、ハウジングに蓋部が形成されており、カートリッジ収容空間に収容されたカートリッジが抜けないように、蓋部によってカートリッジを支持してもよい。
本発明に係るワイヤハーネスにおいて、前記カートリッジは、スライド移動して、前記ハウジングに対して取り付けられ、前記ハウジングは、第1ハウジング及び第2ハウジングを備えており、前記第1ハウジングは、撓み変形が可能なアーム部を備え、当該アーム部の先端には、抜け止め用突出部が形成され、前記抜け止め用突出部は、前記カートリッジの前記スライド移動の方向に関して、前記カートリッジが抜けないように、前記カートリッジに引っ掛かり、前記第2ハウジングは、前記抜け止め用突出部が前記前記カートリッジから外れないように、前記アーム部の撓み変形を抑制してもよい。
この構成によると、スライド移動によって、カートリッジを、簡易且つ確実にハウジングに取り付けることができる。また、第2ハウジングによってアーム部の撓み変形が防止されるので、ハウジングとカートリッジとの分離が抑制される。また、アーム部が撓むために、抜け止め用突出部によってカートリッジの挿入が阻まれず、ハウジングに対してカートリッジを簡単に取り付けることができる。
なお、第1ハウジング及び第2ハウジングは、分離していてもよいし、これらがヒンジなどによって連結されていてもよい。また、アーム部は、例えば、カートリッジの底部を支持するように構成されていてもよい。
また、上記の課題を解決するために、本発明に係る電子部品付きハウジングは、導体を備える平型柔軟ケーブルに対して取り付けられるものであって、電子部品を備えるカートリッジと、前記カートリッジを支持するハウジングと、を有し、前記電子部品には、電子部品用端子が取り付けられており、前記電子部品用端子は、前記導体に対して接続されたケーブル用端子に対して接続され、前記ハウジングは、前記電子部品及び前記平型柔軟ケーブルが電気的に接続された状態を維持する。
この構成によると、電子部品を平型柔軟ケーブルに対して直接取り付けることなく、電子部品と平型柔軟ケーブルとを電気的に接続できるので、電子部品を簡単に取り外すことができる。
本発明に係る電子部品付きハウジングにおいて、前記カートリッジは、スライド移動して、前記ハウジングに対して取り付けられ、前記ハウジングは、第1ハウジング及び第2ハウジングを備えており、前記第1ハウジングは、撓み変形が可能なアーム部を備え、当該アーム部の先端には、抜け止め用突出部が形成され、前記抜け止め用突出部は、前記カートリッジの前記スライド移動の方向に関して、前記カートリッジが抜けないように、前記カートリッジに引っ掛かり、前記第2ハウジングは、前記抜け止め用突出部が前記前記カートリッジから外れないように、前記アーム部の撓み変形を抑制してもよい。
この構成によると、スライド移動によって、カートリッジを、簡易且つ確実にハウジングに取り付けることができる。また、第2ハウジングによってアーム部の撓み変形が防止されるので、ハウジングとカートリッジとの分離が抑制される。また、アーム部が撓むために、抜け止め用突出部によってカートリッジの挿入が阻まれず、ハウジングに対してカートリッジを簡単に取り付けることができる。
(ワイヤハーネスについて)
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。まず、本発明の第1実施形態に係るワイヤハーネスの全体構成について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るワイヤハーネスの全体構成を示す斜視図である。図2は、ワイヤハーネスの概略図であり、(a)は平面図、(b)はA−A’線断面図を示すである。図3は、フラットケーブルのE−E’線断面図である。図4は、第1ハウジングの上面斜視図である。図5は、第1ハウジングの下面斜視図である。図6は、第1ハウジングの概略図であり、(a)は左側面図、(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は底面図、(e)は右側面図である。図7は、第2ハウジングの斜視図である。図8は、第2ハウジングの概略図であり、(a)は左側面図、(b)は平面図、(c)は「正面図、(d)は底面図、(e)は右側面図を示すである。図9は、ケーブル用端子の斜視図である。図10は、ケーブル用端子の概略図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)は右側面図、(e)は背面図を示すである。図11は、カートリッジの斜視図である。図12は、カートリッジの概略図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)は右側面図を示すである。図13は、ワイヤハーネスの組み立てについて説明するための分解斜視図である。図14は、図1のワイヤハーネスから、第1ハウジング及びカートリッジを外した状態を示す分解斜視図である。
図1、図13及び図14に示すように、本実施形態に係るワイヤハーネス1は、フラットケーブル(平型柔軟ケーブル)3と、八つのケーブル用端子4と、カートリッジ5と、ハウジング6とを有する。カートリッジ5はLED51を備えており、ワイヤハーネス1は、アミューズメント機器の電飾等に利用される。以下、各部の詳細について説明する。
(フラットケーブル)
本実施形態において、フラットケーブル(平型柔軟ケーブル)3は、FFC(Flexible Flat Cable)である。また、ワイヤハーネス1において、フラットケーブル3は、第1ケーブル31と、第2ケーブル32とを有して構成される(図1、図2(a)等参照)。第1ケーブル31と第2ケーブル32とは分離されている(図13、図14参照)。また、本実施形態において、電流の流れる方向は、図1の矢印C方向であり、第1ケーブル31は上流側に、第2ケーブル32は下流側に配置されている。なお、平型柔軟ケーブルは、FPCであってもよい。
図3に示すように、フラットケーブル3の内部には、四本の導体が配置されている。図3は、第2ケーブル32の断面を示しており、第2ケーブル32の内部には、四本の導体34a、導体34b、導体34c、及び、導体34dが配置されている。また、これらの導体の周囲は、絶縁被覆部35によって覆われている。絶縁被覆部35の材料としては、PET(ポリエチレンテレフタラート)などが用いられる。
第1ケーブル31の内部にも、四本の導体33a、導体33b、導体33c、及び、導体33dが配置されている(図1参照)。なお、図1において、それぞれの導体は表面に表れない。
ワイヤハーネス1において、導体33bは導体34bに対して、導体33cは導体34cに対して、また、導体33dは導体34dに対して、LED51を介して電気的に接続される。また、導体33b、導体33c、導体33d、導体34b、導体34c、及び導体34dは、図示しない電源に、電気的に接続されており、これらの導体には、後述するLED51に電力を供給するために、電流が流される。
また、導体33a及び導体34aは、グラウンド(接地)用の導体であり、導体33a及び導体34aは、グラウンド用端子65a(後述)を介して、電気的に接続されている。なお、ここでは、第1ケーブル31及び第2ケーブル32の一組の導体(例えば、導体33a及び導体34a)を、一本の導体として扱う。従って、フラットケーブル3は、四本の導体を備える。
(ハウジング)
ハウジング6は、LED51がフラットケーブル3から外れないように、カートリッジ5を支持する。また、ハウジング6は、第1ハウジング61及び第2ハウジング62を備えている(図1及び図2参照)。第1ハウジング61及び第2ハウジング62は、互いに分離しており、それぞれが独立した部材となっている(図13参照)。また、ハウジング6は、LED51及びフラットケーブル3の電気的接続(LED51及びフラットケーブル3が電気的に接続された状態)を維持するように機能する。ハウジング6の材料は、グラウンド用端子65a(後述)を除いて合成樹脂である。
ワイヤハーネス1においては、八つのケーブル用端子4が、ハウジング6の内部に収容され、ハウジング6は、絶縁カバーとして機能する。そのため、絶縁テープ等が不要となる。また、第1ハウジング61及び第2ハウジング62の組み立て方向は、図1及び図13の矢印D方向となる。
(第1ハウジング)
第1ハウジング61は、本体部61c、アーム部61b、四つの接続部61d、及び、グラウンド用端子65aを含む(図4乃至図6参照)。アーム部61bは、本体部61cから連続して形成されている。アーム部61bは、その片方の端部(根元部)のみが本体部61cによって支持されており、アーム部61bは、矢印D方向に関して撓み変形が可能となっている。
アーム部61bの先端には、抜け止め用突出部61tが形成されている。抜け止め用突出部61tには、カートリッジ5の側面に面する接触面が形成されている。そして、抜け止め用突出部61tは、カートリッジ5のスライド方向(図の矢印B方向)に関して、カートリッジ5が抜けないように、カートリッジ5に引っ掛かる。
また、アーム部61bは、カートリッジ5の底部を支持するように構成されている。すなわち、アーム部61bがあることによって、カートリッジ5の、下方への移動が制限される(図2(b)等参照)。
また、第1ハウジング61には、カートリッジ収容空間61gが形成されている。カートリッジ5がハウジング6に取り付けられた状態において、カートリッジ5は、カートリッジ収容空間61gに収容される。
また、第1ハウジング61には、カートリッジ収容空間61gに面するように、二つの第1ガイド面61j、二つの第2ガイド面61n、二つの第3ガイド面61p、及び、端面61kが形成されている(図4乃至図6参照)。二つの第1ガイド面61j、二つの第2ガイド面61n、二つの第3ガイド面61p、及び、端面61kは、本体部61cの一部である。また、二つの第1ガイド面61j、及び、二つの第3ガイド面61pは、カートリッジ5のスライド移動に関するガイド部として機能する。また、端面61kは、二つの第3ガイド面61pから連続して形成されている。また、二つの第2ガイド面61nは、本体部61cの底面の一部である(図5及び図6(d)参照)。
二つの第2ガイド面61nは、カートリッジ5の浮き上がりを防止する機能を有する。具体的には、カートリッジ収容空間61gに収容されたカートリッジ5が、上方(図6(c)における上方)へ抜けないように、カートリッジ5の、六つの電子部品用端子が、二つの第2ガイド面61nによって支持される。
また、第1ハウジング61の、カートリッジ収容空間61gへの入り口付近には、二つの傾斜面61qが形成されている(図4参照)。また、二つの傾斜面61qのそれぞれは、第3ガイド面61pから連続して形成されている。二つの傾斜面61qにより、カートリッジ収容空間61gの入り口が広がっている。
また、第1ハウジング61の四つの接続部61dは、本体部61cから連続して形成されている。それぞれの接続部61dの内側には、貫通孔61eが形成されており、また、貫通孔61eに面するように、接続面61fが形成されている。それぞれの接続面61fには、後述する第2ハウジング62の突出部62gが引っ掛かるようになっている。また、梁部61mが、二つの接続部61dの間の位置に配置されている。
第1ハウジング61の底面側には、グラウンド用端子65aが配置されている(図5及び図6(d)参照)。また、本体部61cから連続して、逆嵌合防止用突出部61vが形成されている(図4、図5、図6(a)、図6(b)、及び図6(d)参照)。
(第2ハウジング)
第2ハウジング62は、本体部62a、壁部62b、四つのケーブル押さえ部62c、四つの仕切り壁部62d、四つの突出部62g、支持壁部62t、及び、逆嵌合防止用溝部62vを含む(図7及び図8参照)。第2ハウジング62は、第1ハウジング61の抜け止め用突出部61tがカートリッジ5から外れないように、アーム部61bの撓み変形を抑制する。
支持壁部62tは、スライド方向Bに沿って、第2ハウジング62の中央部に配置されており、上流側の四つのケーブル用端子4と、下流側の四つのケーブル用端子4との間の絶縁部材として機能する(図7、図14参照)。また、支持壁部62tは、第1ハウジング61に形成されたアーム部61bの撓みを防止する機能を有する(図2(b)参照)。
壁部62bには、突き当たり面62zが形成されている(図2(b)、図8(b)参照)。第1ハウジング61の抜け止め用突出部61t、及び、第2ハウジング62の支持壁部62tによって、カートリッジ5は、スライド方向に関して抜けないようになっている(図2(b)参照)。そして、さらに、第2ハウジング62に突き当たり面62zが形成されていることにより、カートリッジ5がハウジング6に取り付けられた状態が、確実に維持されるようになっている(図2(b)参照)。
また、本体部62aには、八つの端子用溝、すなわち、端子用溝63a、端子用溝63b、端子用溝63c、端子用溝63d、端子用溝64a、端子用溝64b、端子用溝64c、及び、端子用溝64dが形成されている(図7参照)。これらの端子用溝のそれぞれには、ケーブル用端子4が配置される(図14参照)。
また、四つの仕切り壁部62dは、カートリッジ5の六つの電子部品用端子(後述)の間に入り、六つの電子部品用端子の間の絶縁部材として機能する。また、四つの仕切り壁部62dは、スライド方向に関する、カートリッジ5の抜け止めの機能をも有する。
また、本体部62aには、四つの突出部62gが形成されており、これらの突出部62gのそれぞれは、第1ハウジング61の接続部61d(接続面61f)に対して引っ掛けられる。
また、本体部62aには、四つのケーブル押さえ部62cが形成されており、フラットケーブル3(第1ケーブル31及び第2ケーブル32)は、四つの本体部62aと、第2ハウジング62の底板との間に挟まれる。また、逆嵌合防止用溝部62vは、第1ハウジング61に形成された逆嵌合防止用突出部61vが入り込めるように形成されている。また、逆嵌合防止用溝部62vは、組み立て方向Dに沿って形成されており、ハウジング6の組み立て時には、第1ハウジング61の逆嵌合防止用突出部61vが逆嵌合防止用溝部62vに沿ってスライド移動することにより、第1ハウジング61及び第2ハウジング62が、組み立て方向Dに沿って組み立てられる。
(ケーブル用端子)
ケーブル用端子4は、フラットケーブル3のそれぞれの導体に対して電気的に接続されるものである。また、八つのケーブル用端子4は、カートリッジ5の六つの電子部品用端子(後述)、及び、グラウンド用端子65aに対して電気的に接続される。そして、カートリッジ5及びフラットケーブル3は、六つのケーブル用端子4を介して、電気的に接続される。また、LED51及びフラットケーブル3は、六つの電子部品用端子及び六つのケーブル用端子4を介して、電気的に接続される。
それぞれのケーブル用端子4は、先端部41、基部42、貫通部44a、及び貫通部44bを有する(図9参照)。先端部41には、カートリッジ5の電子部品用端子(後述)に対して接触する接触部41c、及び、根元部分の湾曲部41rが含まれる。接触部41cは、湾曲形成された先端部41の頂上部である。貫通部44a及び貫通部44bは、基部42から連続して形成されている。
先端部41はばね状になっており、接触部41cが基部42方向へ押されると、先端部41は弾性的に変形する。そして、カートリッジ5がハウジング6に取り付けられた状態において、カートリッジ5のそれぞれの電子部品用端子は、ケーブル用端子4の先端部41を弾性的に撓ませるように、接触部41cに対して押し付けられる。すなわち、ケーブル用端子4は、コンプレッション型の端子である。
フラットケーブル3に対する、ケーブル用端子4の取り付けについて説明する。まず、貫通部44a及び貫通部44bをフラットケーブル3に貫き通す。これにより、貫通部44a及び44bが導体を貫通し、ケーブル用端子4は、導体に対して電気的に接続される。次に、貫通部44a及び貫通部44bを、根元部付近において曲げる(図13及び図14参照)。それぞれのケーブル用端子4は、このようにしてフラットケーブル3に取り付けられる。
(カートリッジ)
図11に示すカートリッジ5は、LED51、LED用ハウジング54、及び、六つの電子部品用端子を含み、且つ交換可能な部品である。カートリッジ5は、電子部品であるLED51を備える。また、LED51には、六つの電子部品用端子、すなわち、電子部品用端子52b、電子部品用端子52c、電子部品用端子52d、電子部品用端子53b、電子部品用端子53c、及び、電子部品用端子53dが取り付けられている(図12参照)。
LED51と、六つの電子部品用端子とは、電気的に接続されている。また、電子部品用端子52b及び電子部品用端子53bは、LED51を介して電気的に接続されている。電子部品用端子52c及び電子部品用端子53c、並びに、電子部品用端子52d及び電子部品用端子53dについても、それぞれ同様に、LED51を介して電気的に接続されている。また、それぞれの電子部品用端子は、一つのケーブル用端子4に対して電気的に接続される。
LED51は、三極のLEDである。なお、本実施形態において、LEDは三極であるが、LEDは、一極、二極、又は、四極以上のものであってもよい。そして、電子部品用端子の数は、六つには限られず、二つ、又は、四つであってもよいし、八つ以上であってもよい。
また、LED用ハウジング54は、LED51を収容できるようになっている。LED用ハウジング54の材料は合成樹脂である。
カートリッジ5は、スライド移動して、ハウジング6に対して取り付けられる。また、カートリッジ5のスライド方向(カートリッジ5のスライド移動の方向)は、図の矢印B方向である。
また、カートリッジ5においては、それぞれの電子部品用端子が、組み立て方向Dに関して、カートリッジ5が抜けないようにするための、抜け止め部として機能する。すなわち、第1ハウジング61に形成された二つの第2ガイド面61nに、六つの電子部品用端子のそれぞれが面することによって、カートリッジ5が、ハウジング6から、組み立て方向Dに沿って、上方(図6(b)における上方)へと抜けないようになっている。
より具体的には、カートリッジ5の平面図において、六つの電子部品用端子は、LED用ハウジング54からはみ出るように形成され、且つ、配置されている(図12(a)参照)。そして、このはみ出た部分の上面(図12(b)における上面)が、二つの第2ガイド面61nに面するようになっている。
カートリッジ5のスライド移動の際に、LED用ハウジング54は、二つの第3ガイド面61pに沿ってガイドされる。また、カートリッジ5のスライド移動の際に、六つの電子部品用端子は、二つの第1ガイド面61jに沿ってガイドされる。
(電子部品付きハウジング)
電子部品付きハウジング2は、フラットケーブル3に対して取り付けられるものであり、カートリッジ5及びハウジング6から構成される。すなわち、ワイヤハーネス1は、電子部品付きハウジング2と、八つのケーブル用端子4と、フラットケーブル3とを有する。
カートリッジ5がハウジング6に取り付けられた状態において、カートリッジ5は、それぞれのケーブル用端子4の、ばね状の先端部41に対して押し付けられる。そして、カートリッジ5は、六つのケーブル用端子4からの反作用を受けて押し返される。しかし、カートリッジ5は、ハウジング6に設けられた二つの第2ガイド面61nによって、持ち上がらないように支持される。さらに、グラウンド用端子65aもまた、二つのケーブル用端子4に対して押し付けられる。
このようにして、カートリッジ5の六つの電子部品用端子と、六つのケーブル用端子4とが密着し、これらが、電気的に確実に接続される。また、グラウンド用端子65a、及び、二つのケーブル用端子4についても、電気的に確実に接続される。そして、その結果、導体33aが導体34aに対して、導体33bが導体34bに対して、導体33cが導体34cに対して、また、導体33dが導体34dに対して、電気的に接続される。そして、フラットケーブル3に電流が流れると、LED51に電力が供給され、LED51が発光する。
また、アーム部61bの先端の抜け止め用突出部61tが、カートリッジ5に引っ掛かる。そのため、抜け止め用突出部61tは、カートリッジ5のスライド方向(図の矢印B方向)に関して、カートリッジ5が抜けないように、カートリッジ5を支持する。そして、第2ハウジング62の仕切り壁部62dによって、アーム部61bの変形が抑制される。すなわち、第2ハウジング62は、抜け止め用突出部61tがカートリッジ5から外れないように、アーム部61bの変形を抑制する。
カートリッジ5は、LED51がフラットケーブル3から外れてしまわないように、ハウジング6によって支持される。具体的には、(i)六つのケーブル用端子4に対して押し付けられたカートリッジ5が、ハウジング6に設けられた二つの第2ガイド面61nによって支持される。(ii)抜け止め用突出部61tがカートリッジ5に引っ掛かることにより、カートリッジ5がスライド方向に移動することが抑制される。さらに、アーム部61bの撓み変形が、支持壁部62tによって制限されることにより、抜け止め用突出部61tがカートリッジ5に引っ掛かった状態が、確実に維持される。(iii)四つの仕切り壁部62dが、カートリッジ5の六つの電子部品用端子53dの間に入るために、カートリッジ5のスライド方向に関する移動が制限される。(iv)壁部62bによって、カートリッジ5のスライド方向に関する移動がさらに確実に制限される。
なお、ハウジングによるカートリッジの支持形態は、上記の(i)〜(iv)のようなものには限られず、電子部品とフラットケーブルとの電気的な接続が維持されるものであればよい。例えば、ハウジングが、上記の(i)〜(iv)の全ての機能を有している必要はなく、(i)の機能だけを有していてもよい。この場合には、複数の電子部品用端子と二つの第2ガイド面61nとの間の摩擦力によって、スライド方向に関するカートリッジ5の移動が制限されるようにしてもよい。
また、カートリッジ5がハウジング6に取り付けられた状態において、矢印D方向に関するカートリッジ5の移動は、アーム部61b、支持壁部62t、及び、二つの第2ガイド面61nによって制限される。また、矢印D方向に垂直な方向に関するカートリッジ5の移動は、二つの第1ガイド面61j、二つの第3ガイド面61p、四つの仕切り壁部62d、端面61k、抜け止め用突出部61t、支持壁部62t、及び壁部62bによって制限される。
(ワイヤハーネスの組み立て方法について)
次に、ワイヤハーネス1及び電子部品付きハウジング2の組み立て方法について説明する。予め、フラットケーブル3(第1ケーブル31及び第2ケーブル32)に対しては、上記の方法により、八つのケーブル用端子4が取り付けられているものとする(図13の中央参照)。
まず、カートリッジ5を、第1ハウジング61に対して取り付ける(カートリッジ取り付け工程)。このとき、カートリッジ5を、梁部61mの上部へ乗せ、そのままスライド方向に押すと、カートリッジ5は、スライド移動して、ハウジング6に対して取り付けられる。このスライド移動の際には、まず、カートリッジ5と抜け止め用突出部61tとが接触し、アーム部61bは、弾性変形により一旦下方(第2ハウジング62側)へ撓む。そして、カートリッジ5が、カートリッジ収容空間61gに収容された状態では、アーム部61bは元の状態へと戻る。
また、取り付け工程の開始時に、梁部61mにカートリッジ5を置くことによって、カートリッジ5を、アーム部61bに乗り上げ易い位置に配置することができ、ハウジング6に対してカートリッジ5を取り付け易くなる。
また、カートリッジ収容空間61gの入り口付近に、二つの傾斜面61qが形成されているため、カートリッジ5を、二つの第3ガイド面61pの間へ移動させ易い。
本工程においては、カートリッジ5のスライド移動の際に、LED用ハウジング54が二つの第3ガイド面61pに接触し、六つの電子部品用端子が二つの第1ガイド面61j及び二つの第2ガイド面61nに接触する。このようにして、カートリッジ5が、第1ハウジング61の内部へと押し込まれる。
そして、本工程においては、LED用ハウジング54が、二つの第3ガイド面61pによってガイドされ、且つ、六つの電子部品用端子が、二つの第1ガイド面61jによってガイドされることによって、カートリッジ5が、スライド方向であるB方向に沿ってスライド移動する。また、六つの電子部品用端子が、二つの第2ガイド面61nに引っ掛けられるために、スライド移動の間、カートリッジ5が、ハウジング6から持ち上がって抜け出ることがない。
本工程を経て、アーム部61bは、上流側の三つの電子部品用端子(電子部品用端子53b、電子部品用端子53c、及び電子部品用端子53d)と、下流側の三つの電子部品用端子(電子部品用端子52b、電子部品用端子52c、及び電子部品用端子52d)との間に挟まれる位置に配置される。そのため、アーム部61bは、端子間の絶縁部材としても機能する。また、四つの仕切り壁部62dの先端部が、六つの電子部品用端子の間に入る。
本工程を経て、カートリッジ5が取り付けられた第1ハウジング61は、図13の上部に示すような状態となる。この状態では、カートリッジ5の、スライド方向に関して手前側への移動が、抜け止め用突出部61tによって制限される。
次に、フラットケーブル3及び八つのケーブル用端子4を、第2ハウジング62に対して取り付ける(ケーブル取り付け工程)。フラットケーブル3及び八つのケーブル用端子4が取り付けられた第2ハウジング62は、図14に示すような状態となる。
次に、カートリッジ5が取り付けられた第1ハウジング61を、第2ハウジング62に対して取り付ける(ハウジング組み立て工程)。これにより、ハウジング6が形成される。また、ワイヤハーネス1及び電子部品付きハウジング2の組み立てが完了する。
本工程では、第1ハウジング61及び第2ハウジング62は、逆嵌合防止用突出部61vが、逆嵌合防止用溝部62vに沿ってスライドする。このようにして、第1ハウジング61及び第2ハウジング62の逆嵌合が防止され、また、第1ハウジング61及び第2ハウジング62の確実な組み立てが可能となる。
また、本工程を経た状態では、カートリッジ5の、スライド方向に関して手前側への移動が、抜け止め用突出部61t及び四つの仕切り壁部62dによって制限される。
なお、本実施形態に係るワイヤハーネス1及び電子部品付きハウジング2は、(i)カートリッジ取り付け工程、(ii)ケーブル取り付け工程、(iii)ハウジング取り付け工程、という順番で組み立てられるように構成されている。しかし、ワイヤハーネスの組み立て方法は、このような順番には限られない。例えば、ケーブル取り付け工程、ハウジング取り付け工程、カートリッジ取り付け工程、という順番で組み立てられるように、ワイヤハーネス及び電子部品付きハウジングが構成されていてもよい。
(カートリッジの取り外しについて)
次に、カートリッジ5の、ハウジング6からの取り外し方法について説明する。まず、専用工具等を用いて、四つの突出部62gが四つの接続部61dへ引っ掛かった状態を解除する。そして、第1ハウジング61及びカートリッジ5を、第2ハウジング62から取り外す。
その後、アーム部61bの抜け止め用突出部61tを、工具等を用いて下方へ押して、アーム部61bを下方へ撓ませ、カートリッジ5をスライド移動させて第1ハウジング61から取り外す。LED51の耐用期間が経過したときには、このように、LED51を、ワイヤハーネス単位ではなく、カートリッジ単位で交換することができる。
(効果)
次に、本実施形態に係るワイヤハーネス1及び電子部品付きハウジング2の効果について説明する。ワイヤハーネス1は、四本の導体を備えるフラットケーブル3と、四本の導体に対して接続された八つのケーブル用端子4と、LED51を備えるカートリッジ5と、カートリッジ5を支持するハウジング6と、を有し、LED51には、六つのケーブル用端子4に対して接続される六つの電子部品用端子が取り付けられており、ハウジング6は、LED51及びフラットケーブル3が電気的に接続された状態を維持する。
この構成では、LED51がカートリッジ5に含まれており、このカートリッジ5が、フラットケーブル3に直接取り付けられるのではなく、ハウジング6に対して取り付けられる。また、フラットケーブル3の四本の導体には、八つのケーブル用端子4が取り付けられており、LED51は、四本の導体に直接接続されるのではなく、六つのケーブル用端子4に対して電気的に接続される。そして、ハウジング6によって、LED51及びフラットケーブル3の電気的接続が維持される。このような構成によると、LED51をフラットケーブル3に対して直接取り付けることなく、LED51とフラットケーブル3とを電気的に接続できるので、LED51を簡単に取り外すことができる。
また、ワイヤハーネス1において、カートリッジ5は、スライド移動して、ハウジング6に対して取り付けられ、ハウジング6は、第1ハウジング61及び第2ハウジング62を備えており、第1ハウジング61は、撓み変形が可能なアーム部61bを備え、当該アーム部61bの先端には、抜け止め用突出部61tが形成され、抜け止め用突出部61tは、カートリッジ5のスライド移動の方向に関して、カートリッジ5が抜けないように、カートリッジ5に引っ掛かり、第2ハウジング62は、抜け止め用突出部61tがカートリッジ5から外れないように、アーム部61bの撓み変形を抑制する。
この構成によると、スライド移動によって、カートリッジ5を、簡易且つ確実にハウジング6に取り付けることができる。また、第2ハウジング62によってアーム部61bの撓み変形が防止されるので、ハウジング6とカートリッジ5との分離が抑制される。また、アーム部61bが撓むために、抜け止め用突出部61tによってカートリッジ5の挿入が阻まれず、ハウジング6に対してカートリッジ5を簡単に取り付けることができる。
また、電子部品付きハウジング2は、四本の導体を備えるフラットケーブル3に対して取り付けられるものであって、LED51を備えるカートリッジ5と、カートリッジ5を支持するハウジング6と、を有し、LED51には、六つの電子部品用端子が取り付けられており、六つの電子部品用端子は、三本の導体に対して接続された六つのケーブル用端子に対して接続され、ハウジング6は、LED51及びフラットケーブル3が電気的に接続された状態を維持する。
この構成によると、LED51をフラットケーブル3に対して直接取り付けることなく、LED51とフラットケーブル3とを電気的に接続できるので、LED51を簡単に取り外すことができる。
また、電子部品付きハウジング2において、カートリッジ5は、スライド移動して、ハウジング6に対して取り付けられ、ハウジング6は、第1ハウジング61及び第2ハウジング62を備えており、第1ハウジング61は、撓み変形が可能なアーム部61bを備え、当該アーム部61bの先端には、抜け止め用突出部61tが形成され、抜け止め用突出部61tは、カートリッジ5のスライド移動の方向に関して、カートリッジ5が抜けないように、カートリッジ5に引っ掛かり、第2ハウジング62は、抜け止め用突出部61tがカートリッジ5から外れないように、アーム部61bの撓み変形を抑制する。
この構成によると、スライド移動によって、カートリッジ5を、簡易且つ確実にハウジング6に取り付けることができる。また、第2ハウジング62によってアーム部61bの撓み変形が防止されるので、ハウジング6とカートリッジ5との分離が抑制される。また、アーム部61bが撓むために、抜け止め用突出部61tによってカートリッジ5の挿入が阻まれず、ハウジング6に対してカートリッジ5を簡単に取り付けることができる。
また、上記のワイヤハーネス1及び電子部品付きハウジング2の構成では、LED51の耐用期間が経過した場合であっても、ワイヤハーネス1全体を交換する必要がなく、カートリッジ5のみを交換すればよい。また、フラットケーブル3及びLED51を破損させることなく、カートリッジ5を交換できる。そのため、作業効率が向上し、交換コストが低減する。
また、上記のワイヤハーネス1及び電子部品付きハウジング2の構成では、LED51を再利用する場合に、LED51を破損させることなく、カートリッジ5のみを、ハウジング6から取り出すことができる。
また、ワイヤハーネス1及び電子部品付きハウジング2の構成では、LED51などの電子部品を交換する場合の他、電子部品の修理等をする場合にも、カートリッジのみを取り外せばよい。
また、上記のワイヤハーネス1の構成では、カートリッジ5とフラットケーブルとが半田付けられていない。また、それぞれのケーブル用端子4とフラットケーブル3とが半田付けされていない。そのため、これらの接続時に、各部品に熱が加えられることがない。
また、ワイヤハーネス1の構成では、フラットケーブル3が二つに分かれている。そのため、ケーブル用端子4の取り付け加工に失敗した場合であっても、第1ケーブル31及び第2ケーブル32の一方のみの交換で済み、フラットケーブル3全体を交換する必要がない。
また、この構成によると、カートリッジ5のそれぞれの電子部品用端子を、組み立て方向に関する抜け止め部として有効に利用できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るワイヤハーネスについて、上記の実施形態と異なる部分を中心に説明する。なお、上記の実施形態と同様の部分については、図に同一の符号を付してその説明を省略する。図15は、本発明の第2実施形態に係るワイヤハーネスを示す概略図であり、(a)は全体斜視図、(b)は分解斜視図を示すである。
本実施形態に係るワイヤハーネス101は、終端部として用いられるものであり、図15に示すように、電子部品付きハウジング2には、第1ケーブル31のみが接続されており、第2ケーブルは取り付けられていない。また、電子部品付きハウジング2内には、四つのケーブル用端子4と、一つの終端部用端子104とが収容されている(図15(b)参照)。終端部用端子104には、基部142と、四つの先端部141とが含まれ、四つの先端部141は、一つの基部142から連続して形成されている。また、それぞれの先端部141は接触部141cを含み、先端部141及び接触部141cは、上記の実施形態の先端部41及び接触部41cに相当する。ワイヤハーネスは、このように構成されていてもよい。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係るワイヤハーネスについて、上記の実施形態と異なる部分を中心に説明する。なお、上記の実施形態と同様の部分については、図に同一の符号を付してその説明を省略する。図16は、本発明の第3実施形態に係るワイヤハーネスを示す斜視図である。
本実施形態に係るワイヤハーネス201は、電子部品付きハウジング2を五つ有する。また、本実施形態においては、フラットケーブル3の途中から、別のフラットケーブル3が分岐するように構成されている。具体的には、四つの分岐接続用端子7を用いて、フラットケーブル3に対して、別のフラットケーブル3が接続されている。それぞれの分岐接続用端子7は、ピアシング加工により、重ねられた二つのフラットケーブル3の、二つの導体を貫通している。これにより、フラットケーブル3が分岐し、接続された他のフラットケーブル3及び電子部品付きハウジング2にも電流が流れるようになる。ワイヤハーネスはこのように構成されていてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の範囲内において様々に変更して実施することができる。
上記の実施形態では、ハウジングが、独立した二つのハウジング(第1ハウジング及び第2ハウジング)を備えているが、ハウジングは、ヒンジ等を介して一体化されたものであってもよい。また、ハウジングは、電子部品が平型柔軟ケーブルから外れないようにカートリッジを支持できるものであればよく、ハウジングが、ケーブル用端子の周囲を覆っていなくてもよい。すなわち、ハウジングは、絶縁カバーとして機能しなくてもよい。
また、上記の実施形態では、電子部品付きハウジングが、完全に切断されたフラットケーブル(第1ケーブル及び第2ケーブル)に対して接続されているが、電子部品つきハウジングは、部分的に切断されて形成された切断部を跨ぐように配置されてもよい。また、フラットケーブルに切断部はなくてもよく、電子部品付きハウジングは、全く切断されていないフラットケーブルに対して、電気的に接続されていてもよい。
また、上記の実施形態において、ハウジングの殆どの部分の材料は合成樹脂であるが、ハウジングの材料は合成樹脂には限られず、ハウジングは金属製であってもよい。また、ハウジングは、合成樹脂と金属との組み合わせであってもよい。
また、上記の実施形態では、(i)LED用ハウジング54が二つの第3ガイド面61pによってガイドされ、且つ、(ii)六つの電子部品用端子が、二つの第1ガイド面61jによってガイドされる。しかし、(i)、(ii)の一方のみの作用により、カートリッジがスライド移動してもよい。また、カートリッジが、ハウジングに対して、スライド移動によって取り付けられなくてもよい。
また、上記の実施形態において、カートリッジのそれぞれの電子部品用端子は、カートリッジが抜けないようにするための、抜け止め部として機能しているが、それぞれの電子部品用端子は、抜け止め部としての機能を有していなくてもよい。
本発明の第1実施形態に係るワイヤハーネスの全体構成を示す斜視図である。 ワイヤハーネスの概略図であり、(a)は平面図、(b)はA−A’線断面図を示す。 フラットケーブルのE−E’線断面図である。 第1ハウジングの上面斜視図である。 第1ハウジングの下面斜視図である。 第1ハウジングの概略図であり、(a)は左側面図、(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は底面図、(e)は右側面図である。 第2ハウジングの斜視図である。 第2ハウジングの概略図であり、(a)は左側面図、(b)は平面図、(c)は「正面図、(d)は底面図、(e)は右側面図を示す。 ケーブル用端子の斜視図である。 ケーブル用端子の概略図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)は右側面図、(e)は背面図を示す。 カートリッジの斜視図である。 カートリッジの概略図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)は右側面図を示す。 ワイヤハーネスの組み立てについて説明するための分解斜視図である。 図1のワイヤハーネスから、第1ハウジング及びカートリッジを外した状態を示す分解斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るワイヤハーネスを示す概略図であり、(a)は全体斜視図、(b)は分解斜視図を示す。 本発明の第3実施形態に係るワイヤハーネスを示す斜視図である。
符号の説明
1 ワイヤハーネス
2 電子部品付きハウジング
3 フラットケーブル(平型柔軟ケーブル)
31 第1ケーブル
32 第2ケーブル
33a、33b、33c、33d 導体
34a、34b、34c、34d 導体
35 絶縁被覆部
4 ケーブル用端子
41 先端部
41c 接触部
41r 湾曲部
42 基部
44a 貫通部
44b 貫通部
5 カートリッジ
51 LED(電子部品)
52b、52c、52d 電子部品用端子
53b、53c、53d 電子部品用端子
54 LED用ハウジング
6 ハウジング
61 第1ハウジング
61b アーム部
61c 本体部
61d 接続部
61e 貫通孔
61f 接続面
61g カートリッジ収容空間
61j 第1ガイド面
61k 端面
61m 梁部
61n 第2ガイド面
61p 第3ガイド面
61q 傾斜面
61t 抜け止め用突出部
61v 逆嵌合防止用突出部
62 第2ハウジング
62a 本体部
62b 壁部
62c ケーブル押さえ部
62d 仕切り壁部
62g 突出部
62t 支持壁部
62v 逆嵌合防止用溝部
62z 突き当たり面
63a、63b、63c、63d 端子用溝
64a、64b、64c、64d 端子用溝
65a グラウンド用端子
7 分岐接続用端子

Claims (4)

  1. 導体を備える平型柔軟ケーブルと、
    前記導体に対して接続されたケーブル用端子と、
    電子部品を備えるカートリッジと、
    前記カートリッジを支持するハウジングと、を有し、
    前記電子部品には、前記ケーブル用端子に対して接続される電子部品用端子が取り付けられており、
    前記ハウジングは、前記電子部品及び前記平型柔軟ケーブルが電気的に接続された状態を維持することを特徴とするワイヤハーネス。
  2. 前記カートリッジは、スライド移動して、前記ハウジングに対して取り付けられ、
    前記ハウジングは、第1ハウジング及び第2ハウジングを備えており、
    前記第1ハウジングは、撓み変形が可能なアーム部を備え、
    当該アーム部の先端には、抜け止め用突出部が形成され、
    前記抜け止め用突出部は、前記カートリッジの前記スライド移動の方向に関して、前記カートリッジが抜けないように、前記カートリッジに引っ掛かり、
    前記第2ハウジングは、前記抜け止め用突出部が前記前記カートリッジから外れないように、前記アーム部の撓み変形を抑制することを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 導体を備える平型柔軟ケーブルに対して取り付けられる、電子部品付きハウジングであって、
    電子部品を備えるカートリッジと、
    前記カートリッジを支持するハウジングと、を有し、
    前記電子部品には、電子部品用端子が取り付けられており、
    前記電子部品用端子は、前記導体に対して接続されたケーブル用端子に対して接続され、
    前記ハウジングは、前記電子部品及び前記平型柔軟ケーブルが電気的に接続された状態を維持することを特徴とする電子部品付きハウジング。
  4. 前記カートリッジは、スライド移動して、前記ハウジングに対して取り付けられ、
    前記ハウジングは、第1ハウジング及び第2ハウジングを備えており、
    前記第1ハウジングは、撓み変形が可能なアーム部を備え、
    当該アーム部の先端には、抜け止め用突出部が形成され、
    前記抜け止め用突出部は、前記カートリッジの前記スライド移動の方向に関して、前記カートリッジが抜けないように、前記カートリッジに引っ掛かり、
    前記第2ハウジングは、前記抜け止め用突出部が前記前記カートリッジから外れないように、前記アーム部の撓み変形を抑制することを特徴とする請求項3に記載の電子部品付きハウジング。
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