JP2023171116A - フラットケーブル用コネクタ - Google Patents

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Kazue Takahashi
貴士 松永
Takashi Matsunaga
政祥 ▲高▼柳
Masayoshi Takayanagi
慧吾 坪
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Abstract

【課題】端子収容部へのコネクタ端子の組付け作業性を向上させると共に、コネクタ端子と平型導体との溶接作業性を向上させることができるフラットケーブル用コネクタを提供する。【解決手段】所定ピッチで幅方向に並設した複数本の平型導体51の外周が絶縁体53で被覆されたフラットケーブル50と、平型導体51の端子溶接部51aにレーザーはんだ付けにより導体溶接部63がそれぞれ接続される複数のコネクタ端子60と、フラットケーブル50の端部を収容する配索材収容部と、配索材収容部に隣接して設けられ、コネクタ端子60の端子接続部61をそれぞれ収容保持するため幅方向に一列に並設された複数の端子収容部42とを有するインナーハウジング40と、積層された複数のインナーハウジング40を一体に保持するアウターハウジング20と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、フラットケーブル用コネクタに関する。
例えば、自動車の電気配線では、所定ピッチで幅方向に並設した複数本の平角導体(平型導体)の外周を絶縁体で被覆したフラットケーブルと相手側コネクタとの接続が必要になる場合がある。そして、フラットケーブルを相手側コネクタに接続するフラットケーブル用コネクタとしては、特許文献1に開示されている配索材等が知られている。
上記特許文献1に開示されているフラットケーブル用コネクタは、所定ピッチで幅方向に並設した複数本の平角導体の外周を絶縁体で被覆したフラットケーブルと、平角導体の端末部にそれぞれ接続される複数の端子(コネクタ端子)と、フラットケーブルに接続された複数の端子をそれぞれ収容する複数のキャビティを有するコネクタと、を備えている。
特開2002-334737号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された配索材では、フラットケーブルの複数本の平角導体に複数の端子をそれぞれ圧着させた後に、コネクタのキャビティにこれら端子を挿入している。そのため、平角導体に圧着された端子の位置ずれによって、コネクタのキャビティに端子が挿入し難くなり、組付け作業性が低下する懸念がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、端子収容部へのコネクタ端子の組付け作業性を向上させると共に、コネクタ端子と平型導体との溶接作業性を向上させることができるフラットケーブル用コネクタを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るフラットケーブル用コネクタは、下記を特徴としている。
所定ピッチで幅方向に並設した複数本の平型導体の外周が絶縁体で被覆されたフラットケーブルと、
前記平型導体の端子溶接部にレーザー溶接又はレーザーはんだ付けにより導体溶接部がそれぞれ接続される複数のコネクタ端子と、
前記フラットケーブルの端部を収容する配索材収容部と、前記配索材収容部に隣接して設けられ、前記コネクタ端子の端子接続部をそれぞれ収容保持するため幅方向に一列に並設された複数の端子収容部とを有するインナーハウジングと、
積層された複数の前記インナーハウジングを一体に保持するアウターハウジングと、
を備えるフラットケーブル用コネクタ。
本発明に係るフラットケーブル用コネクタによれば、端子収容部へのコネクタ端子の組付け作業性を向上させると共に、コネクタ端子と平型導体との溶接作業性を向上させることができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の第1実施形態に係るフラットケーブル用コネクタを備えたコネクタ装置の斜視図である。 図2は、図1に示したフラットケーブル用コネクタの分解斜視図である。 図3の(a)及び(b)は、図2に示したインナーハウジングを上側から見た斜視図及び下側から見た斜視図である。 図4は、図2に示したインナーハウジングに組付けられるフラットケーブルの斜視図である。 図5は、図4に示したフラットケーブルの端部が組み付けられたインナーハウジングの斜視図である。 図6は、インナーハウジングの端子収容部に収容されたコネクタ端子の導体溶接部が、平型導体の端部に設けられた端子溶接部にレーザーはんだ付けされる様子を説明する斜視図である。 図7は、積層された複数のインナーハウジングをアウターハウジングのハウジング本体に収容する様子を説明する斜視図である。 図8は、ハウジング本体に収容された複数のインナーハウジングを抜け止めカバーで抜け止め保持する様子を説明する斜視図である。 図9は、アウターハウジングの配索材引き出し側に上下方向から配索方向規制カバーが接合、固着される様子を説明する斜視図である。 図10の(a)及び(b)は、配索方向規制カバーを構成する一対の分割カバー体を示す斜視図である。 図11は、配索方向規制カバーが装着されたフラットケーブル用コネクタの縦断面図である。 図12は、本発明の第2実施形態に係る配索方向規制カバーが装着されたフラットケーブル用コネクタの縦断面図である。 図13は、図12に示した配索方向規制カバーにおける一方の分割カバー体を変更してフラットケーブルの方向規制方向を変えたフラットケーブル用コネクタの縦断面図である。 図14は、アウターハウジングの配索材引き出し側に上下方向から本発明の第3実施形態に係る止水カバーが接合、固着される様子を説明する斜視図である。 図15の(a)及び(b)は、止水カバーを構成する一対の分割カバー体を示す斜視図である。 図16は、止水カバーが装着されたフラットケーブル用コネクタの縦断面図である。 図17は、図16に示した止水カバーの作用を説明する斜視図である。 図18は、本発明の第4実施形態に係るインナーハウジングの斜視図である。 図19は、図18におけるA部拡大図である。 図20は、図18に示したインナーハウジングの端子収容部に収容されたコネクタ端子の導体溶接部が、平型導体の端部に設けられた端子溶接部にレーザーはんだ付けされる様子を説明する斜視図である。 図21は、図20に示したインナーハウジングの縦断面図である。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るフラットケーブル用コネクタ10を備えたコネクタ装置1の斜視図である。図2は、図1に示したフラットケーブル用コネクタ10の分解斜視図である。なお、本明細書中、前後方向、上下方向、左右方向は図2に示した矢印の方向に従うものとする。
図1及び図2に示すように、コネクタ装置1は、本実施形態に係るフラットケーブル用コネクタ10と、相手側コネクタ90と、を有する。
相手側コネクタ90は、図1に示すように、直方体状のコネクタハウジング91に複数の雄端子95を収容する雄コネクタである。相手側コネクタ90は、筐体ケース93に固定されるコネクタであり、筐体ケース93内の回路と雄端子95とが電気的に接続されている。
コネクタハウジング91の対向する長辺側の内壁面には、開口端からコネクタ嵌合方向(図1中、上下方向)に沿って奥側に延びる係合突起収容溝97が形成されている。係合突起収容溝97は、後述するレバー70の係合突起77に係合する係止部99を有する。
フラットケーブル用コネクタ10は、図2~図4に示すように、所定ピッチで幅方向に並設した複数本の平型導体51の外周が絶縁体53で被覆されたフラットケーブル50と、平型導体51の端部に接続されるコネクタ端子60と、コネクタ端子60をそれぞれ収容保持するインナーハウジング40と、積層された複数のインナーハウジング40を一体に保持するアウターハウジング20と、レバー70と、配索方向規制カバー80(図11参照)と、を備えている。
フラットケーブル用コネクタ10は、レバー70の操作によって相手側コネクタ90に対して低挿入力(Low Insertion Force)で挿抜させるLIFコネクタである。
フラットケーブル50の平型導体51は、例えば銅又は銅合金からなる。絶縁体53は、ポリプロピレン(PP)やポリブチレンテレフタレート(PBT)などからなる。フラットケーブル50は、平型導体51が絶縁体53からなる樹脂被覆によって一体形成されることで、電気絶縁性及び可撓性を有する。
フラットケーブル50の長手方向端部における上面には、図4に示すように、絶縁体53を剥がして平型導体51を露出させた端子溶接部51aが形成されている。
また、フラットケーブル50の左右幅方向における両端部には、インナーハウジング40の位置決め突起47に係止させる貫通孔55が位置決め突起47に対応して開口形成されている。インナーハウジング40の配索材収容部41に突設された位置決め突起47にフラットケーブル50の貫通孔55が係止されると、フラットケーブル50の長手方向、幅方向におけるフラットケーブル50とインナーハウジング40との相対移動が規制される。
コネクタ端子60は、図5に示すように、相手側コネクタ90の雄端子95と嵌合される四角筒状の端子接続部61と、平型導体51の端部に設けられた端子溶接部51aにはんだ付けされるタブ状の導体溶接部63とが一体に形成された雌端子である。
インナーハウジング40は、図3及び図4に示すように、例えばPBT(ポリブチレンテレフタート)などの樹脂材料により偏平な矩形体状に一体成形される。
インナーハウジング40の上面(表面側)には、図3の(a)に示すように、フラットケーブル50の端部を収容するため一方の長辺側に設けられた配索材収容部41と、コネクタ端子60の端子接続部61をそれぞれ収容保持するため他方の長辺側において長辺方向に沿って一列に並設された複数の端子収容部42と、を有する。
配索材収容部41の左右方向における両端部には、位置決め突起47が突設されている。
端子収容部42は、一端が前壁45に開口する端子挿入口44に連通し、他端が配索材収容部41に連通する断面U字状の溝である。各端子収容部42には、収容したコネクタ端子60を係止する係止爪43が設けられている。
インナーハウジング40の下面(裏面側)には、図3の(b)に示すように、積層された際に下方の端子収容部42にそれぞれ収容されたコネクタ端子60を抜け止めするため長辺方向に沿って一列に並設された複数の端子係止部46と、下方の配索材収容部41に収容されたフラットケーブル50の端部を押さえるため左右方向における両端部に突設されたケーブル押圧部48と、を有する。
インナーハウジング40の左右方向における両側壁には、短辺方向に沿って一列に並んだ複数のガイド突起49が突設されている。これら複数のガイド突起49は、インナーハウジング40がアウターハウジング20のハウジング本体21に収容される際に、ガイドリブ27に係合して挿入案内される。
そして、図6に示すように、フラットケーブル50の端部がインナーハウジング40の配索材収容部41に収容されると、位置決め突起47がフラットケーブル50の端部に穿設された貫通孔55を挿通して位置決めする。
インナーハウジング40の配索材収容部41にフラットケーブル50の端部を収容した後、図6に示すように、コネクタ端子60の端子接続部61が端子収容部42に収容保持される。端子接続部61が端子収容部42に収容保持されたコネクタ端子60は、配索材収容部41上に載置されたフラットケーブル50の端子溶接部51a上に、導体溶接部63が配置される。
そして、インナーハウジング40の一列に並設された複数の端子収容部42に、複数のコネクタ端子60の端子接続部61がそれぞれ収容保持された状態で、レーザー照射装置200のレーザー光203によりはんだ65を溶融して端子溶接部51aと導体溶接部63とをレーザーはんだ付けする。即ち、レーザーはんだ付けにより、複数のコネクタ端子60の導体溶接部63と平型導体51の端子溶接部51aとをそれぞれ一括で接続することができる。
また、フラットケーブル50の端部は、端子接続部61の位置決め突起47が貫通孔55を係止して位置決めされているので、レーザーはんだ付けを良好に行うことができる。
従って、本第1実施形態に係るフラットケーブル用コネクタ10によれば、端子収容部42へのコネクタ端子60の組付け作業性を向上させると共に、コネクタ端子60と平型導体との溶接作業性を向上させることができる。
図7に示すように、端子収容部42に収容保持されたコネクタ端子60がフラットケーブル50の平型導体51に電気的に接続された複数のインナーハウジング40は、上下に積層されてアウターハウジング20のハウジング本体21に一体に保持される。
アウターハウジング20は、図8に示すように、積層された複数のインナーハウジング40を一体に収容するインナーハウジング収容部26が形成されたハウジング本体21と、ハウジング本体21に収容された複数のインナーハウジング40を抜け止め保持する抜け止めカバー31と、を有する。
ハウジング本体21は、図7に示したように、底壁23と、底壁23の左右両側に設けられた側壁24と、底壁23及び側壁24の後方に設けられた後壁25と、で画成されたインナーハウジング収容部26を有する。
側壁24の内面には、インナーハウジング40のガイド突起49を係合案内する複数のガイドリブ27が、ハウジング本体21の前後方向に沿って突設されている。側壁24の外面には、抜け止めカバー31を係止する係止突起28が突設されている。
後壁25には、コネクタ端子60の端子接続部61に対応して開口した複数の相手端子挿入口25aを有する
抜け止めカバー31は、インナーハウジング収容部26に収容されたインナーハウジング40の上方を覆う上壁33と、上壁33の左右両端部にそれぞれ設けられて側壁24の外面に重ねられる一対の脚部35と、を有する。
脚部35の内面には、側壁24の係止突起28に係止される被係止部36が設けられている。脚部35の上下端外側には、配索方向規制カバー80を構成する一対の分割カバー体81,83の係止ロック85,86をそれぞれ係止する被係止部32,34が設けられている。
抜け止めカバー31は、図11に示すように、上壁33の下面に突設された複数の端子係止部38が対向するインナーハウジング40の端子収容部42に収容保持されたコネクタ端子60をそれぞれ抜け止めすることで、積層されてインナーハウジング収容部26に収容された複数のインナーハウジング40を抜け止め保持する。
アウターハウジング20に収容された複数のインナーハウジング40は、図11に示すように、インナーハウジング40の下面に設けられたケーブル押圧部48が下方の配索材収容部41に収容されたフラットケーブル50の端部を押さえる。また、抜け止めカバー31は、上壁33の下面に突設されたケーブル押圧部(図示せず)が下方の配索材収容部41に収容されたフラットケーブル50の端部を押さえる。そこで、積層された複数のインナーハウジング40の配索材収容部41に収容されたフラットケーブル50の端部は、浮き上がりが抑制される。
そして、アウターハウジング20の配索材引き出し側には、図9に示すように、フラットケーブル50を厚み方向から挟持する一対の分割カバー体81,83で形成された配索方向規制カバー80が装着される。
分割カバー体81は、図9及び図10の(a)に示すように、フラットケーブル50に平行な天壁部81aと、天壁部81aの長手方向両端部に立設された側壁81b,81bと、側壁81b,81bの前方側を覆う前壁81cとが、絶縁性の合成樹脂で一体に構成されている。
天壁部81aの長手方向両端部と側壁81b,81bの先端部には、フラットケーブル50側に突出する係止ロック85と係止爪82aが形成されている。側壁81b,81bの外側面には、被係止部84bが形成されている。
複数のフラットケーブル50を厚み方向から挟み込んで配索方向を規制するための方向規制部分である前壁81cの先端に設けられた挟み込み部分87aには、凹凸形状が設けられている。この凹凸形状は、フラットケーブル50の長手方向に延びる複数の突条が分割カバー体81の左右方向に並設された形状とされている。
更に、天壁部81aの内面には、フラットケーブル50側に突出するガイド板88aが立設されており、先端部が対向するフラットケーブル50を厚み方向に付勢して挟み込み部分87aへ案内する。
分割カバー体83は、図9及び図10の(b)に示すように、フラットケーブル50に平行な天壁部83aと、天壁部83aの長手方向両端部に立設された側壁83b,83bと、天壁部83aに接続されて側壁83b,83bの前方側を覆う前壁83cとが、絶縁性の合成樹脂で一体に構成されている。
天壁部83aの長手方向両端部と側壁83b,83bの先端部には、フラットケーブル50側に突出する係止ロック86と係止爪84aが形成されている。側壁83b,83bの外側面には、被係止部82bが形成されている。
複数のフラットケーブル50を厚み方向から挟み込んで配索方向を規制するための方向規制部分でもある前壁83cの先端に設けられた挟み込み部分87bには、凹凸形状が設けられている。この凹凸形状は、フラットケーブル50の長手方向に延びる複数の突条が分割カバー体83の左右方向に並設された形状とされている。
更に、天壁部83aの内面には、フラットケーブル50側に突出するガイド板88bが立設されており、先端部が対向するフラットケーブル50を厚み方向に付勢して挟み込み部分87bへ案内する。
そして、これら分割カバー体81,83は、フラットケーブル50を厚み方向から挟持するように結合され、アウターハウジング20の配索材引き出し側に装着される。
分割カバー体81,83は、分割カバー体81の係止爪82aが分割カバー体83の被係止部82bに係止され、分割カバー体83の係止爪84aが分割カバー体81の被係止部84bに係止されることで、フラットケーブル50を挟持した状態で一体に結合される。
また、分割カバー体81の係止ロック85が抜け止めカバー31の被係止部32に係止され、分割カバー体83の係止ロック86が抜け止めカバー31の被係止部34に係止されることで、図11に示すように、配索方向規制カバー80はアウターハウジング20の配索材引き出し側に接合、固着される。
そこで、上述した第1実施形態に係るフラットケーブル用コネクタ10の配索方向規制カバー80によれば、アウターハウジング20から導出されたフラットケーブル50の配索方向を後方へ規制することができる。
更に、分割カバー体81,83の挟み込み部分87a,87bに凹凸形状を設けることにより、アウターハウジング20から導出されたフラットケーブル50の保持が必要な部分に安定した保持力を与えることができる。
そして、アウターハウジング20には、図1に示したように、絶縁性の合成樹脂で構成されたレバー70が組み付けられる。
レバー70は、図2に示したように、互いに平行に配され、且つ一端同士が間隔をあけて互いに分離された一対の側板71と、この一対の側板71の他端同士を連結した操作部72と、を有している。この操作部72は、レバー70を回転させる際の力点となる。側板71は、その一端部に係合突起77が設けられている。この係合突起77は、相手側コネクタ90のコネクタハウジング91に形成された係合突起収容溝97に進入することにより、係止部99に引っ掛かる。この係合突起77は、レバー70の支点となる。
また、係合突起77よりも他端側には、ハウジング本体21の底壁23及び抜け止めカバー31の上壁33からそれぞれ外方へ突設された第1ボス部37及び第2ボス部39とそれぞれ嵌合する一対の第1ボス収容穴73及び第2ボス収容穴75が形成されている。
これら第1ボス収容穴73及び第2ボス収容穴75は、レバー70を回転させる際の作用点となる。
そこで、コネクタ装置1は、相手側コネクタ90のコネクタハウジング91に嵌合したフラットケーブル用コネクタ10のレバー70が回動されることで、相手側コネクタ90とフラットケーブル用コネクタ10が嵌合される。
次に、本発明の第2実施形態に係る配索方向規制カバー80A,80Bが装着されたフラットケーブル用コネクタ10Aについて、図12及び図13を参照しながら説明する。
図12は、本発明の第2実施形態に係る配索方向規制カバー80Aが装着されたフラットケーブル用コネクタ10Aの縦断面図である。図13は、図12に示した配索方向規制カバー80Aにおける一方の分割カバー体81Aを変更してフラットケーブルの方向規制方向を変えたフラットケーブル用コネクタ10Aの縦断面図である。なお、上記第1実施形態のフラットケーブル用コネクタ10と同様の構成部材は、同符号を付して詳細な説明は省略する。
図12に示すように、配索方向規制カバー80Aは、一対の分割カバー体81A,83Aにより構成されている。
分割カバー体81Aは、天壁部81aの内面に立設された挟み込み部分87aがフラットケーブル50側に突出し、アウターハウジング20から導出されたフラットケーブル50を保持する。同様に、分割カバー体83Aは、天壁部83aの内面に立設された挟み込み部分87bがフラットケーブル50側に突出し、アウターハウジング20から導出されたフラットケーブル50を保持する。
即ち、分割カバー体81Aの前壁81c及び分割カバー体83Aの前壁83cは、アウターハウジング20から導出されたフラットケーブル50の配索方向を規制する方向規制部分として機能し、フラットケーブル50を保持する必要がない。
従って、配索方向規制カバー80Aによれば、アウターハウジング20から導出されたフラットケーブル50の配索方向が後方へ規制される。
そして、配索方向規制カバー80Bは、一対の分割カバー体81B,83Aにより構成されている。即ち、分割カバー体81Aに代えて、分割カバー体81Bが分割カバー体83Aに結合されている。
分割カバー体81Bは、天壁部81aの内面に立設された挟み込み部分87aがフラットケーブル50側に突出し、アウターハウジング20から導出されたフラットケーブル50を保持する。
また、分割カバー体81Bは、天壁部81aがアウターハウジング20の導出方向側へ延長されると共に、前壁81cの先端が分割カバー体83A側へ延長されている。そこで、分割カバー体81Bの前壁81c及び分割カバー体83Aの前壁83cは、アウターハウジング20から導出されたフラットケーブル50を挟み込むことで、アウターハウジング20から導出されたフラットケーブル50の配索方向を屈曲(本実施形態では、直角に屈曲)させることができる。
従って、上述した第2実施形態に係るフラットケーブル用コネクタ10Aの配索方向規制カバー80A,80Bによれば、方向規制部分である前壁81cの方向規制形状が異なる分割カバー体81A,81Bを選択的に用いることで、フラットケーブル50の配索方向を任意に規制することができる。
次に、本発明の第3実施形態に係る止水カバー100が装着されたフラットケーブル用コネクタ10Bについて、図14~図17を参照しながら説明する。
一対の分割カバー体101,103で形成された止水カバー100は、図14に示すように、フラットケーブル50を厚み方向から挟持する一対の分割カバー体81,83で形成され、アウターハウジング20の配索材引き出し側に装着される。
分割カバー体101は、図14及び図15の(a)に示すように、フラットケーブル50に平行な平行部分と傾斜した傾斜部分を有する天壁部101aと、天壁部101aの長手方向両端部に立設された側壁101b,101bと、天壁部101aの傾斜部分に接続されて側壁101b,101bの前方側を覆う前壁101cとが、絶縁性の合成樹脂で一体に構成されている。
天壁部101aの長手方向両端部と側壁101b,101bの先端部には、フラットケーブル50側に突出する係止ロック105と係止爪102aが形成されている。側壁101b,101bの外側面には、被係止部104bが形成されている。
天壁部101aの傾斜部分前方における分割カバー体101の外面109には、水滴をフラットケーブル50の両幅方向へ流す傾斜形状が形成されている。外面109は、中央部からフラットケーブル50の両幅方向へそれぞれ低くなる山形の傾斜形状とされている。
また、複数のフラットケーブル50を厚み方向から挟持して水滴が浸入するのを防ぐため前壁101cの先端に設けられた対向部分107aには、図15の(a)に示すように、粘着ジェルシート110が貼り付けられる。また、アウターハウジングの外周面に対向する天壁部101aの内面(対向部分)にも、粘着ジェルシート110が貼り付けられる。
更に、天壁部101aの内面には、フラットケーブル50側に突出するガイド板108aが立設されており、先端部が対向するフラットケーブル50を厚み方向に付勢して対向部分107aへ案内する(図16参照)。
分割カバー体103は、図14及び図15の(b)に示すように、フラットケーブル50に平行な平行部分と傾斜した傾斜部分を有する天壁部103aと、天壁部103aの長手方向両端部に立設された側壁103b,103bと、天壁部103aの傾斜部分に接続されて側壁103b,103bの前方側を覆う前壁103cとが、絶縁性の合成樹脂で一体に構成されている。
天壁部103aの長手方向両端部と側壁103b,103bの先端部には、フラットケーブル50側に突出する係止ロック106と係止爪104aが形成されている。側壁103b,103bの外側面には、被係止部102bが形成されている。
天壁部103aの内面には、フラットケーブル50側に突出するガイド板108bが立設されており、先端部が対向するフラットケーブル50を厚み方向に付勢して対向部分107bへ案内する(図16参照)。
天壁部103aの傾斜部分前方における分割カバー体103の外面109には、水滴をフラットケーブル50の両幅方向へ流す傾斜形状が形成されている。外面109は、中央部からフラットケーブル50の両幅方向へそれぞれ低くなる山形の傾斜形状とされている。
また、複数のフラットケーブル50を厚み方向から挟持して水滴が浸入するのを防ぐため前壁103cの先端に設けられた対向部分107aには、図15の(b)に示すように、粘着ジェルシート110が貼り付けられる。また、アウターハウジング20の外周面に対向する天壁部103aの内面(対向部分)にも、粘着ジェルシート110が貼り付けられる。
なお、積層された複数のフラットケーブル50の隣接部分にも、粘着ジェルシート110(図示省略)が貼り付けられる。
そして、これら分割カバー体101,103は、フラットケーブル50を厚み方向から挟持するように結合され、アウターハウジング20の配索材引き出し側に装着される。
分割カバー体101,103は、分割カバー体101の係止爪102aが分割カバー体103の被係止部102bに係止され、分割カバー体103の係止爪104aが分割カバー体101の被係止部104bに係止されることで、フラットケーブル50を挟持した状態で一体に結合される。
また、分割カバー体101の係止ロック105が抜け止めカバー31の被係止部32に係止され、分割カバー体103の係止ロック106が抜け止めカバー31の被係止部34に係止されることで、図16に示すように、止水カバー100はアウターハウジング20の配索材引き出し側に接合、固着される。
例えば、図17に示すように、分割カバー体101の傾斜部分に水滴Wが落下すると、水滴Wは傾斜部分を伝って傾斜部分前方における分割カバー体103の外面109に達する。外面109には、水滴Wをフラットケーブル50の両幅方向へ流す傾斜形状が形成されているので、水滴Wは外面109を伝ってフラットケーブル50の両幅方向へ落下する。そこで、水滴Wがフラットケーブル50上へ落下するのを抑制し、フラットケーブル50を伝ってコネクタ端子60と平型導体51との接続部に水滴Wが浸入するのを防ぐことができ、止水効果が高まる。
従って、本第3実施形態に係る止水カバー100が装着されたフラットケーブル用コネクタ10Bによれば、粘着ジェルシート110を止水カバー100に張り付けることにより、コネクタ端子60とフラットケーブル50との接続部に水滴Wの浸入を防ぐことができ、簡易に止水することができる。また、粘着ジェルシート110を止水カバー100に張り付ける構造を採用することにより、非防水と防水コネクタの部品を共有化することができるため、部品点数を削減することができる。
また、本第3実施形態に係る止水カバー100が装着されたフラットケーブル用コネクタ10Bによれば、分割カバー体101,103の外面109に傾斜形状を設けることにより、水滴Wがフラットケーブル50上に落ちることを抑制し、フラットケーブル50を伝ってコネクタ端子60とフラットケーブル50との接続部に水滴Wの浸入を防ぐことができ、止水効果が高まる。
次に、本発明の第3実施形態に係るインナーハウジング40Aについて、図18~図21を参照しながら説明する。なお、上記インナーハウジング40と同様の構成部材については、同符号を付して詳細な説明は省略する。
図18及び図19に示すように、本発明の第3実施形態に係るインナーハウジング40Aは、配索材収容部41におけるコネクタ端子60の導体溶接部63が位置する部分にそれぞれ開口部56が形成されている。そして、隣接する開口部56の間の梁部分57には、肉厚を増して強度を増大させた補強リブ58が設けられている。
そして、図20に示すように、インナーハウジング40Aの配索材収容部41にフラットケーブル50の端部を収容した後、コネクタ端子60の端子接続部61が端子収容部42に収容保持される。端子接続部61が端子収容部42に収容保持されたコネクタ端子60は、配索材収容部41上に載置されたフラットケーブル50の端子溶接部51a上に、導体溶接部63が配置される。
そして、インナーハウジング40の一列に並設された複数の端子収容部42に、複数のコネクタ端子60の端子接続部61がそれぞれ収容保持された状態で、レーザー照射装置200のレーザー光203によりはんだ65を溶融して端子溶接部51aと導体溶接部63とをレーザーはんだ付けする。即ち、レーザーはんだ付けにより、複数のコネクタ端子60の導体溶接部63と平型導体51の端子溶接部51aとをそれぞれ一括で接続することができる。
図21に示すように、インナーハウジング40Aの配索材収容部41におけるコネクタ端子60の導体溶接部63が位置する部分には、それぞれ開口部56が形成されている。そこで、平型導体51の端子溶接部51aにコネクタ端子60の導体溶接部63をレーザーはんだ付けする際、インナーハウジング40Aの配索材収容部41における導体溶接部63が位置する部分に設けた開口部56によって放熱させることにより、熱による樹脂の変形を防止することができる。
更に、隣接する開口部56の間の梁部分57には、肉厚を増して強度を増大させた補強リブ58が設けられているので、開口部56を形成したことによるインナーハウジング40Aの強度低下を防止することができる。
従って、上述した本実施形態のフラットケーブル用コネクタ10,10A,10Bによれば、端子収容部42へのコネクタ端子60の組付け作業性を向上させると共に、コネクタ端子60と平型導体51との溶接作業性を向上させることができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
上記実施形態では、フラットケーブルとしてFFC(フレキシブルフラットケーブル)を例に説明したが、FPC(フレキシブルプリント回路基板)等の他のフラットケーブルを用いることもできる。
ここで、上述した本発明に係るフラットケーブル用コネクタの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]~[7]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 所定ピッチで幅方向に並設した複数本の平型導体(51)の外周が絶縁体(53)で被覆されたフラットケーブル(50)と、
前記平型導体(51)の端子溶接部(51a)にレーザー溶接又はレーザーはんだ付けにより導体溶接部(63)がそれぞれ接続される複数のコネクタ端子(60)と、
前記フラットケーブル(50)の端部を収容する配索材収容部(41)と、前記配索材収容部(41)に隣接して設けられ、前記コネクタ端子(60)の端子接続部(61)をそれぞれ収容保持するため幅方向に一列に並設された複数の端子収容部(42)とを有するインナーハウジング(40,40A)と、
積層された複数の前記インナーハウジング(40,40A)を一体に保持するアウターハウジング(20)と、
を備えるフラットケーブル用コネクタ(10,10A,10B)。
上記[1]の構成のフラットケーブル用コネクタ(10,10A,10B)によれば、インナーハウジング(40,40A)の配索材収容部(41)にフラットケーブル(50)の端部を収容した後、インナーハウジング(40,40A)の一列に並設された複数の端子収容部(42)に、複数のコネクタ端子(60)の端子接続部(61)がそれぞれ収容保持される。そして、レーザー溶接又はレーザーはんだ付け等により、複数のコネクタ端子(60)の導体溶接部(63)と平型導体(51)の端子溶接部(51a)とをそれぞれ一括で接続する。
そこで、端子収容部(42)へのコネクタ端子(60)の組付け作業性を向上させると共に、コネクタ端子(60)と平型導体(51)との溶接作業性を向上させることができる。
[2] 前記配索材収容部(41)における前記導体溶接部(63)が位置する部分にそれぞれ形成された開口部(56)の間の梁部分(57)には、肉厚を増して強度を増大させた補強リブ(58)が設けられている請求項1に記載のフラットケーブル用コネクタ(10,10A,10B)。
上記[2]の構成のフラットケーブル用コネクタ(10,10A,10B)によれば、インナーハウジング(40A)の配索材収容部(41)におけるコネクタ端子(60)の導体溶接部(63)が位置する部分には、それぞれ開口部(56)が形成される。そこで、平型導体(51)の端子溶接部(51a)にコネクタ端子(60)の導体溶接部(63)をレーザー溶接又はレーザーはんだ付けする際、インナーハウジング(40A)の配索材収容部(41)における導体溶接部(63)が位置する部分に設けた開口部(56)によって放熱させることにより、熱による樹脂の変形を防止することができる。
[3] 前記フラットケーブル(50)を厚み方向から挟持する一対の分割カバー体(81,83)で形成され、前記アウターハウジング(20)の配索材引き出し側に接合、固着される配索方向規制カバー(80)を備え、
前記一対の分割カバー体(81,83)は、前記フラットケーブル(50)を厚み方向から挟み込んで固定する挟み込み部分(87a,87b)に凹凸形状が設けられている上記[1]又は[2]に記載のフラットケーブル用コネクタ(10,10A)。
上記[3]の構成のフラットケーブル用コネクタ(10,10A)によれば、配索方向規制カバー(80)の挟み込み部分(87a,87b)に凹凸形状を設けることにより、アウターハウジング(20)から導出されたフラットケーブル(50)の保持が必要な部分に安定した保持力を与えることができる。
[4] 前記一対の分割カバー体(81A,83A)は、前記フラットケーブル(50)を厚み方向から挟み込んで配索方向を規制する方向規制部分(前壁81c,83c)を有している上記[3]に記載のフラットケーブル用コネクタ(10,10A)。
上記[4]の構成のフラットケーブル用コネクタ(10,10A)によれば、配索方向規制カバー(80,80A)を取り付けることで、アウターハウジング(20)から導出されたフラットケーブル(50)の配索方向を規制することができる。
[5] 一方の前記分割カバー体(81A,81B)は、前記フラットケーブル(50)の配索方向に応じて前記方向規制部分(前壁81c)の方向規制形状が異なる複数種の中から選択的に用いられている上記[4]に記載のフラットケーブル用コネクタ(10A)。
上記[5]の構成のフラットケーブル用コネクタ(10A)によれば、方向規制部分(前壁81c)の方向規制形状が異なる複数種の中から一方の分割カバー体(81A,81B)を選択的に用いることで、フラットケーブル(50)の配索方向を任意に規制することができる。
[6] 前記アウターハウジング(20)に保持された複数の前記フラットケーブル(50)と前記コネクタ端子(60)との接続部分を囲繞して水滴が浸入するのを防ぐため前記フラットケーブル(50)を厚み方向から挟持する一対の分割カバー体(101,103)で形成された止水カバー(100)を備え、
前記分割カバー体(101,103)の外面(109)には、水滴(W)を前記フラットケーブル(50)の両幅方向へ流す傾斜形状が形成されている上記[1]又は[2]に記載のフラットケーブル用コネクタ(10B)。
上記[6]の構成のフラットケーブル用コネクタ(10B)によれば、分割カバー体(101,103)の外面(109)に傾斜形状を設けることにより、水滴(W)がフラットケーブル(50)上に落ちることを抑制し、フラットケーブル(50)を伝ってコネクタ端子(60)とフラットケーブル(50)との接続部に水滴(W)の浸入を防ぐことができ、止水効果が高まる。
[7] 前記アウターハウジング(20)の外周面及び積層された複数の前記フラットケーブル(50)の外周面にそれぞれ対向する前記分割カバー体(101,103)の対向部分(107a,107b)と、積層された複数の前記フラットケーブル(50)の隣接部分とには、粘着ジェルシート(110)が貼り付けられている上記[6]に記載のフラットケーブル用コネクタ(10B)。
上記[7]の構成のフラットケーブル用コネクタ(10B)によれば、粘着ジェルシート(110)を止水カバー(100)に張り付けることにより、コネクタ端子(60)とフラットケーブル(50)との接続部に水滴(W)の浸入を防ぐことができ、簡易に止水することができる。また、粘着ジェルシート(110)を止水カバー(100)に張り付ける構造を採用することにより、非防水と防水コネクタの部品を共有化することができるため、部品点数を削減することができる。
1…コネクタ装置
10…フラットケーブル用コネクタ
20…アウターハウジング
40…インナーハウジング
42…端子収容部
50…フラットケーブル
51…平型導体
51a…端子溶接部
53…絶縁体
60…コネクタ端子
63…導体溶接部

Claims (7)

  1. 所定ピッチで幅方向に並設した複数本の平型導体の外周が絶縁体で被覆されたフラットケーブルと、
    前記平型導体の端子溶接部にレーザー溶接又はレーザーはんだ付けにより導体溶接部がそれぞれ接続される複数のコネクタ端子と、
    前記フラットケーブルの端部を収容する配索材収容部と、前記配索材収容部に隣接して設けられ、前記コネクタ端子の端子接続部をそれぞれ収容保持するため幅方向に一列に並設された複数の端子収容部とを有するインナーハウジングと、
    積層された複数の前記インナーハウジングを一体に保持するアウターハウジングと、
    を備えるフラットケーブル用コネクタ。
  2. 前記配索材収容部における前記導体溶接部が位置する部分にそれぞれ形成された開口部の間の梁部分には、肉厚を増して強度を増大させた補強リブが設けられている請求項1に記載のフラットケーブル用コネクタ。
  3. 前記フラットケーブルを厚み方向から挟持する一対の分割カバー体で形成され、前記アウターハウジングの配索材引き出し側に接合、固着される配索方向規制カバーを備え、
    前記一対の分割カバー体は、前記フラットケーブルを厚み方向から挟み込んで固定する挟み込み部分に凹凸形状が設けられている請求項1又は2に記載のフラットケーブル用コネクタ。
  4. 前記一対の分割カバー体は、前記フラットケーブルを厚み方向から挟み込んで配索方向を規制する方向規制部分を有している請求項3に記載のフラットケーブル用コネクタ。
  5. 一方の前記分割カバー体は、前記フラットケーブルの配索方向に応じて前記方向規制部分の方向規制形状が異なる複数種の中から選択的に用いられている請求項4に記載のフラットケーブル用コネクタ。
  6. 前記アウターハウジングに保持された複数の前記フラットケーブルと前記コネクタ端子との接続部分を囲繞して水滴が浸入するのを防ぐため前記フラットケーブルを厚み方向から挟持する一対の分割カバー体で形成された止水カバーを備え、
    前記分割カバー体の外面には、水滴を前記フラットケーブルの両幅方向へ流す傾斜形状が形成されている請求項1又は2に記載のフラットケーブル用コネクタ。
  7. 前記アウターハウジングの外周面及び積層された複数の前記フラットケーブルの外周面にそれぞれ対向する前記分割カバー体の対向部分と、積層された複数の前記フラットケーブルの隣接部分とには、粘着ジェルシートが貼り付けられている請求項6に記載のフラットケーブル用コネクタ。
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