JP2009275862A - 安全弁装置 - Google Patents

安全弁装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009275862A
JP2009275862A JP2008129315A JP2008129315A JP2009275862A JP 2009275862 A JP2009275862 A JP 2009275862A JP 2008129315 A JP2008129315 A JP 2008129315A JP 2008129315 A JP2008129315 A JP 2008129315A JP 2009275862 A JP2009275862 A JP 2009275862A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
porous member
porous
valve
valve body
safety valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008129315A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5255901B2 (ja
Inventor
Kaoru Nomichi
薫 野道
Yutaka Suzuki
豊 鈴木
Makoto Ninomiya
誠 二宮
Keisuke Sato
圭介 佐藤
Ryuichi Idoguchi
隆一 井戸口
Masato Odajima
真人 小田嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Kawasaki Precision Machinery Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Kawasaki Precision Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd, Kawasaki Precision Machinery Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2008129315A priority Critical patent/JP5255901B2/ja
Publication of JP2009275862A publication Critical patent/JP2009275862A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5255901B2 publication Critical patent/JP5255901B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Safety Valves (AREA)

Abstract

【課題】 支持部材のクリープ変形を防止しつつ、溶融した支持部材を排出する際に通す多孔質部材が目詰まりしないように構成された安全弁装置を提供する。
【解決手段】 ハウジング21には、弁通路35を閉塞する閉位置に配置される弁体22が収容されている。弁体22は、ばね部材23により弁通路35を開放する開位置に向う開方向X1に押圧されている。またハウジング21内には、弁体22から離して多孔質部材25が配置される。更に弁体22と多孔質部材25との間には、予め定められた第1溶融温度以上になると溶融するヒューズ片26が配置され、弁体22は、このヒューズ片26によって支持される。またハウジング21には、多孔質部材22が収容される収容空間44と大気空間とを連通する大気連通路37が形成されている。この大気連通路37の開口部37aには、第2溶融温度以上になると溶融する封止部材24が嵌め込まれている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高圧ガス装置などの圧力装置に設けられる安全弁装置に関する。
高圧ガスが充填された圧力容器では、火災発生時等、圧力容器の温度が予め定められた温度以上になると、圧力容器内のガスを外部に排出すべく安全弁等が設けられている。
図6は、第1の従来技術の安全弁1を示す断面図である。第1の従来技術の安全弁1は、ハウジング2に形成された弁通路3を閉塞する閉位置に配置され、弁通路3を開放する開位置に移動可能な弁体4を備えている。弁体4には、閉位置から開位置に向う方向に一次圧力及びばね力が作用しており、この一次圧力及びばね力に抗して弁体4を支持するように低融点可溶部材5が配置されている。安全弁1では、火災等により低融点可溶部材5が予め定められた温度以上になると溶融し、この溶融した低融点可溶部材5が弁体4により大気連通路6から大気空間へと押し出される。これにより弁体4が開位置に移動して弁通路3が開放され、圧力容器内のガスが圧力容器外へと放出される。
図7は、第2の従来技術の安全弁装置7を示す断面図である。第2の従来の技術の安全弁装置7は、第1の従来技術の安全弁1の構成に加えて、更に多孔質部材8が設けられる。多孔質部材8は、大気連通路6を塞ぐように配置される。低融点可溶部材5は、この多孔質部材8と弁体4との間に配置される。このように低融点可溶部材5を配置することで低融点可溶部材5の変形を抑制し、低融点可溶部材5のクリープ変形を防いでいる。(例えば、特許文献1参照)
図8は、第3の従来技術の可溶栓9を示す断面図である。第3の従来技術の可溶栓9は、ねじ部10の一端に高圧設備を接続し、他端にコップ状の多孔組織材11を設けることで構成される。多孔組織材11は、粒状の金属を焼結して形成されており、その内方に低融点合金12が充填されている。この低融点合金12は、多孔組織材11の深部まで滲入されている。可溶栓9では、温度が高くなると、滲入する低融点合金12が溶融し、高圧設備内のガスにより溶融した低融点金属12が多孔組織材11の多数の孔から外部へと押し出される。低融点合金12が押し出されて前記孔が開通すると、高圧設備内のガスが大気空間に放出される。(例えば、特許文献2参照)
図9は、第4の従来の技術の溶解栓13を示す断面図である。第4の従来の技術の溶解栓13は、温水ボイラに設けられる溶解栓である。溶解栓13は、ボイラ14の缶体15に下端部を挿入して固着される溶解栓本体16を備える。溶解栓本体16は、下端部に複数の小孔17が穿設されている。これら小孔17には、溶解材18が詰め込まれて閉塞されている。溶解材18は、缶体15内の温水が予め設定された温度になると溶解する。これにより子孔17が開通し、缶体15内の温水が溶解栓本体16を介して外部へと放出され、缶体の破損及び爆発が防がれる。(例えば、特許文献3参照)
特開平9−119539号公報 特開2005−331016号公報 特開平11−132349号公報
第1の従来技術の安全弁1では、低融点可溶部材5の圧縮強度が低く、クリープ変形を生じてしまう。特に安全弁1の周囲の温度が低融点可溶部材5の溶融温度に近くなればなる程、そして一次圧力が大きくなればなる程、短時間で大きなクリープ変形量を生じる。クリープ変形量が大きくなると、やがて常時、弁通路3が開放されてしまい、安全弁としての機能を果たさなくなる。そのため周囲の温度が高い環境下で使用する場合、安全弁1の耐用年数を著しく短く設定する必要がある。耐用年数を延ばす構成としては、低融点可溶部材5と弁体4とが接する面積を大きくして低融点可溶部材5に作用する面圧を小さくし、クリープ変形量を小さくすることが考えられる。しかしながら、このような構成では、低融点可溶部材5の寸法が大きくなってしまい、その結果、安全弁1の外形寸法が大きくなってしまう。
このような問題点を解決するものとして第2の従来技術の安全弁装置7がある。安全弁装置7では、多孔質部材8と弁体4との間に低融点可溶部材5を配置することで、低融点可溶部材5のクリープ変形を阻止している。しかしながら安全弁装置7が泥水に浸かったり、塵埃に晒されたりするおそれのある環境で使用すると、大気連通路6に泥水及び塵埃が侵入し、多孔質部材8の孔の大きさによっては、泥水及び塵埃に含まれるコンタミ粒子が多孔質部材8の孔に入り込んで多孔質部材8を目詰まりさせるおそれがある。また泥水が多孔質部材8内に残留することで水垢が堆積して、多孔質部材8を目詰まりさせるおそれもある。
また、第3の従来技術の可溶栓9では、多孔組織材11に低融点合金12を滲入させることで、低融点合金12のクリープ変形を抑制している。そして火災等の非常時に低融点合金12が融点以上になると、低融点合金12が溶融して外部へと流出し、高圧設備内の高圧ガスも多孔組織材11の各孔から外部に放出される。
しかしながら外部に放出されたガスは、急激に圧力が低下して温度が低くなるため、多孔組織材11の外表面に付着する溶融した低融点合金12を再凝固させて多孔組織材11を目詰まりさせてしまうことがある。第4の従来技術の溶解栓13も、第3の従来技術の可溶栓9と同様に、再凝固した溶解材18により複数の小孔17が目詰まりさせてしまうことがある。目詰まりが生じることで、従来の第3の従来技術と同様の問題が生じてしまう。
なお、第4の従来技術の溶解栓13は、水を貯留する温水ボイラに適用されたものであり、水のような非圧縮流体では、小孔17から流出する際に、その圧力が急激に低下して、温度が著しく低下することはない。つまり水のような非圧縮流体に使用する場合は、子孔17が目詰まりするおそれはないが、ガスのような圧縮流体では、使用することが不適であると考えられる。
そこで本発明は、支持部材のクリープ変形を防止しつつ、溶融した支持部材を排出する際に通す多孔質部材が目詰まりしないように構成された安全弁装置を提供することである。
本発明の安全弁装置は、一次ポートから二次ポートに連通する弁通路が形成されるハウジングと、前記弁通路を閉塞する閉位置に配置され、弁通路を開放する開位置に変位可能な弁体と、前記閉位置から前記開位置に向う開方向へ前記弁体を押圧する押圧部材と、気体及び液体の通過が可能である多孔質部材と、前記弁体と前記多孔質部材との間に配置されて前記押圧手段の押圧に抗するように前記弁体を支持し、予め定める第1溶融温度以上になると溶融する支持部材とを備え、前記ハウジングには、少なくとも前記弁体と、前記多孔質部材と、前記支持部材とが収納され、前記多孔質部材が収納される多孔質部材収納空間と大気空間とを連通する大気連通路が形成され、前記大気連通路内に配置され、前記多孔質部材を目詰まりさせる物質が前記大気連通路を通って前記多孔質部材収納空間へ侵入することを阻止する侵入阻止部材を更に備えるものである。
本発明に従えば、多孔質部材が気体及び液体の通過が可能であって、固体の通過が阻止される多孔質を有する部材であるので、弁体と多孔質部材との間に支持部材を配設することで、支持部材のクリープ変形が阻止される。つまり押圧部材から弁体に作用する押圧力が弁体を介して支持部材に作用しても、前記支持部材がクリープ変形することがない。そしてこのクリープ変形を阻止する構造が弁体と多孔質部材との間に支持部材を配置するだけの構造であるので、従来技術のように支持部材に作用する面圧を小さくすべく弁体と支持部材との接触面積を大きくする必要がなく、安全弁装置の小型化を図ることができる。
また大気連通路に侵入阻止部材を配置することで、多孔質部材を目詰まりさせる物質、例えばコンタミ粒子が大気連通路を通って多孔質部材収容空間へと侵入することを阻止できる。これによって前記物質による多孔質部材の目詰りが阻止され、溶融した支持部材を多孔質部材収容空間から排出するための排出流路を多孔質部材内に確保することができる。それ故、コンタミ粒子が大気連通路に侵入するような環境において使用しても、非常時には、溶融した支持部材を多孔質部材収容空間から迅速に排出させて、弁通路を迅速に開放することができる。従って小型で、かつ耐環境性に優れ、信頼性が高くなる。
上記発明において、前記多孔質部材は、セラミックス又は焼結金属から成る多孔質体、若しくは金網成型品であることが好ましい。この構成によれば、多孔質部材に形成される孔の径が小さいため、支持部材を変形させることなく多孔質部材で支持することができ、支持部材のクリープ変形をより確実に阻止できる。
上記発明において、前記侵入阻止部材は、予め定める第2溶融温度以上になると溶融するように構成されることが好ましい。
かかる構成によれば、第2溶融温度未満では、前記コンタミ等の多孔質部材を目詰まりさせる物質が多孔質部材収容空間に侵入し、多孔質部材が目詰まりすることを防げる。また泥水などの液体が多孔質部材収容空間に侵入することも防ぐことができ、多孔質部材収容空間における前記液体によるハウジングの腐食も防ぐことができる。
また本発明では、第2溶融温度以上になると、侵入阻止部材が溶融して大気連通路が開通する。これにより第1溶融温度以上になると、支持部材が溶融して多孔質部材収容空間から排出され、弁通路が開放される。従って前記物質の侵入を阻止しつつ、第1及び第2溶融温度以上になると弁通路を迅速に開放することができる。
上記発明において、前記ハウジングには、前記大気連通路と前記多孔質部材収納空間との間において前記支持部材の溶融体積以上の容積を有する貯留空間が形成され、前記侵入阻止部材は、コンタミ粒子の侵入を防止するコンタミ防止用フィルターであることが好ましい。
かかる構成によれば、コンタミ防止用フィルターによりコンタミが多孔質部材収容空間に侵入し、多孔質部材が目詰まりすることを阻止できる。また貯留空間を形成することで、溶融した支持部材は、前記貯留空間内に貯めることができる。これにより支持部材をハウジング内に留めておくことができ、前記溶融した支持部材が大気に放出されることがない。
本発明によれば、支持部材のクリープ変形を防止しつつ、溶融した支持部材を排出する際に通す多孔質部材が目詰まりしない。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態の安全弁装置20を示す断面図である。安全弁装置20は、ガスを取扱う圧力装置、例えば天然ガス自動車用の燃料タンク及び燃料電池の水素タンク等の圧力容器、又は自動消火装置の消火栓に備わっている。安全弁装置20は、通常状態では図示しない高圧タンク(以下、単に「タンク」という)内のガスの排出を阻止しているが、火災時などの雰囲気温度が上昇した非常状態では、前記タンク内のガスを高圧タンク外へと排出するように構成されている。安全弁装置20は、溶栓弁とも呼ばれている。安全弁装置20は、ハウジング21と、弁体22と、押圧手段であるばね部材23と、侵入阻止部材である封止部材24と、多孔質部材25と、支持部材であるヒューズ片26とを備える。
[ハウジング]
ハウジング21は、ハウジング本体31と蓋体32とを備える。ハウジング本体31には、予め定められる基準軸線L20に沿って延びる円筒状の弁孔部31aが形成されている。この弁孔部31aの開口端部には有底筒状に形成された蓋体32が螺着されており、ハウジング本体31に蓋体32を螺着することで、ハウジング21内に基準軸線L20に沿って延びる弁室33が構成される。
さらにハウジング本体31には、タンク内と弁室33とを連通する一次連通路34と、タンク外と弁室33とを連通する二次連通路35とが形成されており、これら一次連通路34、二次連通路35及び弁室33によって弁通路36が構成される。また蓋体32の天井部32aには、基準軸線L20に沿って貫通する大気連通路37が形成される。さらにハウジング21の弁室33には、弁体22が基準軸線L20に沿ってスライド変位可能に収容されている。
[弁体]
弁体22は、棒状のロッド42と、ロッド42の一端部に一体に設けられるピストン43とを備える。ロッド42は、図1の実線で示すようにその先端部42aが一次連通路34に挿入されるように配置され、一次連通路34の規定する内壁とシールを達成した状態で当接している。ピストン43は、ロッド42よりも大きい外径を有しており、図1の実線で示すように大気連通路37側に配置され、蓋体32の内壁とシールを達成した状態で、蓋体32内に収容されている。このようにロッド42及びピストン43を配置することで、弁体22は、図1の実線で示すような、弁通路36を閉塞する閉位置40に配置される。
そして弁体22は、開位置と、図1の仮想線で示すような、ロッド42の先端部42aが一次連通路34から脱出し、ピストン43が蓋体32の天井部32aに当接する開位置とにわたってスライド変位可能に構成されている。つまり、弁体22は、基準軸線L20に沿って閉位置40から開位置41に向かう開方向X1及びその反対方向の閉方向X2にスライド変位可能に構成されている。
[収容空間]
また弁体22は、ピストン43を蓋体32の天井部32aから閉方向X2に離して配置されている。これによりピストン43と蓋体32の天井部32aとの間には、収容空間44が介在することとなる。多孔質部材収容空間であるこの収容空間44には、多孔質部材25とヒューズ片26とが略隙間なく満たされるように収容されている。多孔質部材25は、蓋体32の天井部32a側に弁体22のピストン43から開方向X1に離して設けられ、この多孔質部材25とピストン43との間にヒューズ片26が介在する。
[ヒューズ片]
ヒューズ片26は、円板状に形成され、その外径寸法が蓋体32の内径寸法と略同一に形成されている。またヒューズ片26は、予め定められる第1溶融温度で溶融する低融点合金から成る。ヒューズ片26は、第1溶融温度未満の通常状態で固体であり、通常状態では、多孔質部材25と共に前記弁体22を支持している。またヒューズ片26の厚みは、弁体22が開位置に位置するように調整されている。
[多孔質部材]
多孔質部材25は、多数の孔が形成された円板状の部材、つまり多孔質の円板状部材であり、その外径寸法が蓋体32の内径寸法と略同一に形成されている。多孔質部材25に形成される多数の孔は、大きな固体物の通過を阻止し、気体及び液体等の流体の通過を許容するような孔径に形成されている。具体的には、前記多数の孔は、溶融前、つまり固体状態にあるヒューズ片26は通過できず、かつ溶融後、つまり液体化したヒューズ片26が通過できるような孔径となっている。この多孔質部材25は、その厚み方向一表面で蓋体32の天井部32a全面を覆い、他表面で固体状態にあるヒューズ片26を当接支持している。多孔質部材25は、例えばセラミックス、フッ素系樹脂焼結材、焼結金属、又は金網成形品により構成される。
[封止部材]
また大気連通路37の弁室33に臨む開口部37aは、残余の部分に比べて内径寸法が大きくなっており、この内には封止部材24が嵌合されている。封止部材24は、予め定められる第2溶融温度で溶融する低融点合金から成る。前記第1溶融温度及び第2溶融温度は、共に火災時などの非常状態において、ヒューズ片26及び封止部材24が溶融するような温度であればよい。また本実施形態において、第2溶融温度は、第1溶融温度以下の温度である。つまり、封止部材24がヒューズ片26よりも先に溶融して大気連通路37を開通させ、ヒューズ片26が溶融して収容空間44から素早く排出されるようにしている。ただし第2溶融温度は、第1溶融温度以上であってもよい。
[ばね部材]
またハウジング21には、弁体22のロッド42の先端部42aを除く部分の周りに円環状のばね空間45が形成される。このばね空間45は、弁室33の一部をなしており、ロッド42に巻装されたばね部材23が収容されている。ばね部材23は、圧縮コイルであり、圧縮された状態で、ピストン43とハウジング21の内壁との互いに対向する部分よりに挟持されている。これにより弁体22は、一次連通路34内のガスと共にばね部材23により開方向X1に押圧されることとなる。
ヒューズ片26は、この押圧に抗して弁体22を支持するように、収容空間44に配置されている。これにより弁体22の位置が閉位置に維持される。またヒューズ片26は、前述の通り弁体22と多孔質部材25とにより挟持され、かつ収容空間44を多孔質部材25と共に略隙間なく満たしている。これによりヒューズ片26は、変形することができない、つまりばね部材23によるばね力が弁体22を介してヒューズ片26に作用してもクリープ変形し得ない。そのため従来のようにクリープ変形を阻止するためにヒューズ片26の外径寸法を大きくする必要がない。従って安全弁装置20の小型化を図ることができる。
[安全弁装置の動作]
図2は、安全弁装置20の動作状態を説明するための断面図である。図2(a)は、弁体22が閉位置にあり、かつ封止部材24が流出した状態を示し、図2(b)は、弁体22が閉位置から開位置に移動する過渡状態を示し、図2(c)は、弁体22が開位置にある状態を示す。雰囲気温度が第1及び第2溶融温度よりも低い通常状態では、図1に示すように、弁体22が閉位置40にあり、ヒューズ片26によって弁体22の開方向X1への移動が阻止されている。この状態では、弁通路36が閉塞され、一次ポート51と二次ポート52とは遮断されている。従ってタンク内のガスがタンク外へ排出されることがない。なお一次ポート51は、一次連通路34の弁室33に接続される開口と反対側の開口であり、二次ポート52は、一次連通路34の弁室33に接続される開口と反対側の開口である。
またこの通常状態では、開口部37a内が封止部材24により満たされているため、大気連通路37が封止部材24に閉塞されている。そのため大気連通路37を通ってくる泥水及び塵埃等に含まれるコンタミ粒子の収容空間44への侵入が殆どなく、前記コンタミ粒子による多孔質部材25の目詰まり、及び泥水の水分によるハウジング21の腐食などを防ぐことができる。
そしてタンクの周囲で火災が発生する等の非常状態となって雰囲気温度が上昇すると、それに伴って封止部材24及びヒューズ片26の温度が上昇する。封止部材24は、第2溶融温度以上になると溶融し、図2(a)の矢符Aで示すように大気連通路37より大気空間へと排出される。
さらに雰囲気温度が上昇してヒューズ片26が第1溶融温度以上になると、ヒューズ片26が溶融し始める。この溶融したヒューズ片26は、ばね部材23により押圧された弁体22によって、図2(b)に示す矢符Bのように、収容空間44から多孔質部材25を通って大気連通路37に押し出されて、やがて大気空間に排出される。このとき、多孔質部材25が目詰まりしていないので、溶融したヒューズ片26が通過するための排出通路が多孔質部材25内にしっかりと確保されており、溶融したヒューズ片26が円滑に押し出される。これにより非常状態において、ヒューズ片26を迅速に収容空間44から押し出して弁体22を迅速に開方向X1へと移動させることができる(図2(b)参照)。
弁体22が開方向X1へと移動していくと、やがて弁体22の先端部、つまりロッド42の先端部42aが一次連通路34から脱出して弁通路36が開放される。開放されることで、一次ポート51と二次ポート52とが接続され、タンク内のガスが図2(c)に示す矢符Cのように一次連通路34から弁室33、二次連通路35へと導かれタンク外へと排出される。そして最終的には、略全てのヒューズ片26が収容空間44から排出されて弁体22が図2(c)に示す開位置41に達し、タンク内のガスがタンク外に円滑に排出される。これによって非常状態にもかかわらず、タンク内のガスが残ったままの状態となることを防げる。
[第2実施形態]
図3は、本発明の第2実施形態の安全弁装置20Aを示す断面図である。安全弁装置20Aは、第1実施形態の安全弁装置20と類似しており、対応する部分に同一の符号を付し、異なる構成についてだけ説明する。この後に説明する第3の実施形態についても同様である。安全弁装置20Aの蓋体32Aの天井部32aには、そこを基準軸線L20に交差する方向に貫通する大気連通路37Aが形成されている。大気連通路37Aの中間部分には、収容空間44に開口する連通部60が形成されている。連通部60には、封止部材24が略隙間なく満たされるように収容されている。この封止部材24により大気連通路37Aを通って収容空間44にコンタミ粒子が侵入することを防ぐことができる。安全弁装置20Aが奏する効果は、第1実施形態の安全弁装置20と同様である。
[第3実施形態]
図4は、本発明の第3実施形態の安全弁装置20Bを示す断面図である。安全弁装置20Bの蓋体32Bは、大気連通路37と収容空間44との間に、基準軸線L20周りに形成された貯留空間61を有する。貯留空間61は、大気連通路37の開口部37aに繋がっており、ヒューズ片26の体積よりも大きい容積を有する。そしてこの貯留空間61と収容空間44とを連通するように連通流路62が形成されている。連通流路62の収容空間44側の開口端部は、多孔質部材25により覆われている。
また大気連通路37の開口部37aには、コンタミ粒子の通過を阻止し、かつ気体の通過を許容するコンタミ用フィルター63が設けられている。このコンタミ用フィルター63により、貯留空間61及び収容空間44にコンタミ粒子が侵入することを防ぎ、多孔質部材25の目詰まりを防いでいる。
図5は、安全弁装置20Bの動作状態を説明するための断面図である。図5(a)は、弁体22が閉位置から開位置に移動する過渡状態を示し、図5(b)は、弁体22が開位置にある状態を示す。雰囲気温度が第1及び第2溶融温度よりも低い通常状態では、第1実施形態と同様に、弁体22が閉位置40にあり、一次ポート51と二次ポート52とは遮断されている。
そして火災等が発生して雰囲気温度が上昇してヒューズ片26が第1溶融温度以上になると、ヒューズ片26が溶融し始める。この溶融したヒューズ片26は、ばね部材23により押圧された弁体22によって、図5(a)に示す矢符Dのように、収容空間44から連通流路62を通って貯留空間61に押し出される。このとき、多孔質部材25が目詰まりしていないので、溶融したヒューズ片26が円滑に貯留空間61へと押し出される。これにより非常状態において、ヒューズ片26を収容空間44から迅速に押し出して弁体22を迅速に開方向X1へと移動させることができる(図5(a)参照)。
貯留空間61がヒューズ片26の体積より大きい、より正確に説明すると、溶融したヒューズ片26の体積より大きい容積を有しているので、収容空間44に収容されたヒューズ片26は略全て貯留空間61へと排出される。そのため弁体22は、図5(b)に示す開位置41まで移動させることができ、タンク内のガスがタンク外に円滑に排出される。安全弁装置20Bは、第1実施形態の安全弁装置20と同様の効果を奏し、さらにヒューズ片26を大気に放出させることがない。
第1乃至第3実施形態では、封止部材24又はコンタミ用フィルター63によりコンタミ粒子の侵入を阻止するように構成されているが、それら以外の部材及び機構を用いてコンタミ粒子の侵入を阻止するように構成してもよい。例えば、大気連通路37の開口部37aに収容空間44から大気空間に向う方向の流れのみを許容する逆止弁機構を設けてもよく、またコンタミ粒子を捕捉するような部材を設けてもよい。
また封止部材24及びコンタミ用フィルター63は、大気連通路37の収容空間44側の開口部37aでなく、大気空間側の開口端部に設けられてもよい。
本発明の第1実施形態の安全弁装置を示す断面図である。 安全弁装置の動作状態を説明するための断面図である。 本発明の第2実施形態の安全弁装置を示す断面図である。 本発明の第3実施形態の安全弁装置を示す断面図である。 安全弁装置の動作状態を説明するための断面図である。 第1の従来技術の安全弁を示す断面図である。 第2の従来技術の安全弁装置を示す断面図である。 第3の従来技術の可溶栓を示す断面図である。 第4の従来の技術の溶解栓を示す断面図である。
符号の説明
20,20A,20B 安全弁装置
21 ハウジング
22 弁体
23 ばね部材
24 封止部材
25 多孔質部材
26 ヒューズ片
36 弁通路
37,37A 大気連通路
40 閉位置
41 開位置
44 収容空間
51 一次ポート
52 二次ポート
61 貯留空間
63 コンタミ用フィルター

Claims (4)

  1. 一次ポートから二次ポートに連通する弁通路が形成されるハウジングと、
    前記弁通路を閉塞する閉位置に配置され、弁通路を開放する開位置に変位可能な弁体と、
    前記閉位置から前記開位置に向う開方向へ前記弁体を押圧する押圧部材と、
    気体及び液体の通過が可能である多孔質部材と、
    前記弁体と前記多孔質部材との間に配置されて前記押圧手段の押圧に抗するように前記弁体を支持し、予め定める第1溶融温度以上になると溶融する支持部材とを備え、
    前記ハウジングには、少なくとも前記弁体と、前記多孔質部材と、前記支持部材とが収納され、前記多孔質部材が収納される多孔質部材収納空間と大気空間とを連通する大気連通路が形成され、
    前記大気連通路内に配置され、前記多孔質部材を目詰まりさせる物質が前記大気連通路を通って前記多孔質部材収納空間へ侵入することを阻止する侵入阻止部材を更に備えることを特徴とする安全弁装置。
  2. 前記多孔質部材は、セラミックス又は焼結金属から成る多孔質体、若しくは金網成型品であることを特徴とする前記請求項1に記載の安全弁装置
  3. 前記侵入阻止部材は、予め定める第2溶融温度以上になると溶融するように構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の安全弁装置
  4. 前記ハウジングには、前記大気連通路と前記多孔質部材収納空間との間において前記支持部材の溶融体積以上の容積を有する貯留空間が形成され、
    前記侵入阻止部材は、コンタミの侵入を防止するコンタミ防止用フィルターであることを特徴とする請求項1又は2に記載の安全弁装置
JP2008129315A 2008-05-16 2008-05-16 安全弁装置 Expired - Fee Related JP5255901B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008129315A JP5255901B2 (ja) 2008-05-16 2008-05-16 安全弁装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008129315A JP5255901B2 (ja) 2008-05-16 2008-05-16 安全弁装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009275862A true JP2009275862A (ja) 2009-11-26
JP5255901B2 JP5255901B2 (ja) 2013-08-07

Family

ID=41441479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008129315A Expired - Fee Related JP5255901B2 (ja) 2008-05-16 2008-05-16 安全弁装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5255901B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010011878A1 (de) * 2010-03-18 2011-09-22 Hydac Technology Gmbh Sicherheitseinrichtung für durch Gasdruck belastete Behälter
WO2014136376A1 (ja) 2013-03-04 2014-09-12 川崎重工業株式会社 溶栓式安全弁
JP2015083866A (ja) * 2013-10-25 2015-04-30 株式会社大陸製罐 携帯用ガス器容の爆発を防止するための超過圧排出用安全バルブ
CN105121927A (zh) * 2013-10-15 2015-12-02 株式会社富士金 安全阀
CN111947028A (zh) * 2019-05-17 2020-11-17 现代自动车株式会社 用于燃料电池车辆的热激活压力释放装置
CN112984185A (zh) * 2019-12-16 2021-06-18 现代自动车株式会社 温度泄压装置
CN113165794A (zh) * 2019-01-15 2021-07-23 株式会社胜一 可解除过压的喷射容器及其阀门组件
WO2022030340A1 (ja) * 2020-08-03 2022-02-10 株式会社フジキン 安全弁及び排出方向規制部材
CN114321701A (zh) * 2022-01-13 2022-04-12 陈承明 一种液氨储存罐

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102020208843A1 (de) * 2020-07-15 2022-01-20 Robert Bosch Gesellschaft mit beschränkter Haftung Ventilfassung für einen druckbeaufschlagten Behälter, Ventilvorrichtung und Verfahren zum Herstellen einer Ventilfassung

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08233139A (ja) * 1995-01-17 1996-09-10 Superior Valve Co 熱作動式の圧力逃がし装置
JPH09119539A (ja) * 1995-09-26 1997-05-06 Amcast Ind Corp ピストン式熱または圧力反応安全装置
JPH11132349A (ja) * 1997-10-28 1999-05-21 Fuji Controls Kk 溶解栓
JP2003329200A (ja) * 2002-05-10 2003-11-19 Neriki:Kk 安全弁
JP2005076862A (ja) * 2003-09-03 2005-03-24 Kawasaki Precision Machinery Ltd 安全弁装置
JP2005282764A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Toyota Motor Corp 高圧ガスタンク用安全弁
JP2005331016A (ja) * 2004-05-19 2005-12-02 Senju Sprinkler Kk 可溶栓
JP2006125593A (ja) * 2004-11-01 2006-05-18 Neriki:Kk 安全弁付きバルブ装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08233139A (ja) * 1995-01-17 1996-09-10 Superior Valve Co 熱作動式の圧力逃がし装置
JPH09119539A (ja) * 1995-09-26 1997-05-06 Amcast Ind Corp ピストン式熱または圧力反応安全装置
JPH11132349A (ja) * 1997-10-28 1999-05-21 Fuji Controls Kk 溶解栓
JP2003329200A (ja) * 2002-05-10 2003-11-19 Neriki:Kk 安全弁
JP2005076862A (ja) * 2003-09-03 2005-03-24 Kawasaki Precision Machinery Ltd 安全弁装置
JP2005282764A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Toyota Motor Corp 高圧ガスタンク用安全弁
JP2005331016A (ja) * 2004-05-19 2005-12-02 Senju Sprinkler Kk 可溶栓
JP2006125593A (ja) * 2004-11-01 2006-05-18 Neriki:Kk 安全弁付きバルブ装置

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10000318B2 (en) 2010-03-18 2018-06-19 Hydac Technology Gmbh Safety device against excess temperature
DE102010011878A1 (de) * 2010-03-18 2011-09-22 Hydac Technology Gmbh Sicherheitseinrichtung für durch Gasdruck belastete Behälter
WO2014136376A1 (ja) 2013-03-04 2014-09-12 川崎重工業株式会社 溶栓式安全弁
JP2014169759A (ja) * 2013-03-04 2014-09-18 Kawasaki Heavy Ind Ltd 溶栓式安全弁
EP2966328A4 (en) * 2013-03-04 2016-11-16 Kawasaki Heavy Ind Ltd MELTED SAFETY VALVE WITH PLUG
US9702473B2 (en) 2013-03-04 2017-07-11 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Fusible plug type pressure relief valve
CN105121927A (zh) * 2013-10-15 2015-12-02 株式会社富士金 安全阀
JP2015083866A (ja) * 2013-10-25 2015-04-30 株式会社大陸製罐 携帯用ガス器容の爆発を防止するための超過圧排出用安全バルブ
CN113165794A (zh) * 2019-01-15 2021-07-23 株式会社胜一 可解除过压的喷射容器及其阀门组件
CN113165794B (zh) * 2019-01-15 2022-11-01 株式会社胜一 可解除过压的喷射容器及其阀门组件
CN111947028A (zh) * 2019-05-17 2020-11-17 现代自动车株式会社 用于燃料电池车辆的热激活压力释放装置
CN111947028B (zh) * 2019-05-17 2023-03-14 现代自动车株式会社 用于燃料电池车辆的热激活压力释放装置
CN112984185A (zh) * 2019-12-16 2021-06-18 现代自动车株式会社 温度泄压装置
WO2022030340A1 (ja) * 2020-08-03 2022-02-10 株式会社フジキン 安全弁及び排出方向規制部材
CN114321701A (zh) * 2022-01-13 2022-04-12 陈承明 一种液氨储存罐

Also Published As

Publication number Publication date
JP5255901B2 (ja) 2013-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5255901B2 (ja) 安全弁装置
US10529969B2 (en) Pressure relief mechanism, case, and pressure relief valve
US7111818B2 (en) Safety valve
CA2902779C (en) Fusible plug type pressure relief valve
US9746092B2 (en) Valve assembly, in particular for space travel drive systems, which is closed when not actuated
JP2011517335A5 (ja)
US5791367A (en) Pressure relief device
JP5140487B2 (ja) 安全弁
JP2009058088A (ja) 圧力逃し弁
WO2012028798A1 (fr) Dispositif de purge automatique d'un reservoir et reservoir comprenant un tel dispositif
CN103185156A (zh) 带有膨胀激活的热泄压设备
JP7122466B2 (ja) 気体状の媒体のための弁装置、および圧縮された流体を蓄えるためのタンク装置
EP3517809B1 (en) Glass ball safety valve
JP2008073409A (ja) 感熱ヘッド
JP7381011B2 (ja) 安全弁
JP4005546B2 (ja) 安全弁装置
EP1418372A1 (en) Thermally activated relief valve
JP2006125593A (ja) 安全弁付きバルブ装置
JP2008095731A (ja) 安全弁
JP2005331016A (ja) 可溶栓
JP2008298128A (ja) 高圧ガス安全装置
JP6130480B1 (ja) 熱作動式安全弁
JP2022067452A (ja) リリーフ弁およびガス収納容器
KR20220039213A (ko) 안전장치
JP2011085225A (ja) ガス放出防止機構付きガス容器バルブ

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20110316

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110317

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120529

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120724

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20120724

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20120724

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130326

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130422

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5255901

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160426

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees