JP2009275649A - 圧縮機 - Google Patents

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安一 鍋谷
Kazuo Ida
一男 井田
Azusa Ujihara
梓 宇治原
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Abstract

【課題】油溜まり部の油面切れを防止する圧縮機を提供する。
【解決手段】密閉容器1の内径の面積から全ての油戻り通路43の総面積を差し引いた値を基に算出した等価直径A1を、密閉容器1の内径で割った値は、96%以下である。
【選択図】図2

Description

この発明は、例えば空気調和機や冷蔵庫等に用いられる圧縮機に関する。
従来、圧縮機としては、密閉容器と、この密閉容器内に配置された圧縮機構部と、上記密閉容器内に配置されると共に上記圧縮機構部をシャフトを介して駆動するモータとを備え、上記密閉容器の底部には、潤滑油が溜められた油溜まり部が形成されていた(特開2003−262192号公報:特許文献1参照)。
特開2003−262192号公報(図1)
しかしながら、上記従来の圧縮機では、上記モータの上部と下部とを貫通する通路が小さいので、上記モータの上部に溜まった潤滑油は、上記モータよりも下側にある上記油溜まり部に戻りにくくなって、上記油溜まり部の油面切れが発生する問題があった。この油面切れによって、上記油溜まり部の潤滑油を、上記シャフトを介して、上記圧縮機構部や上記モータのベアリング等の摺動部へ、有効に送ることができず、圧縮機の信頼性が低下していた。特に、冷媒として二酸化炭素を用いる場合、潤滑油として高い粘度の潤滑油を用いることになるため、上記潤滑油は、上記油溜まり部に、一層戻りにくくなっていた。
そこで、この発明の課題は、上記油溜まり部の油面切れを防止する圧縮機を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の圧縮機は、
油溜まり部を有する密閉容器と、
この密閉容器内に配置された圧縮機構部と、
上記密閉容器内に配置されると共に上記圧縮機構部を駆動するモータと
を備え、
上記モータのステータは、上記油溜まり部側にある上記ステータの一面と上記油溜まり部と反対側にある上記ステータの他面とを貫通する複数の油戻り通路を有し、
上記ステータの上記他面において、
上記密閉容器の内径の面積から上記全ての油戻り通路の総面積を差し引いた値を基に算出した等価直径を、上記密閉容器の内径で割った値は、96%以下であることを特徴としている。
この発明の圧縮機によれば、上記ステータの上記他面において、上記密閉容器の内径の面積から上記全ての油戻り通路の総面積を差し引いた値を基に算出した等価直径を、上記密閉容器の内径で割った値は、96%以下であるので、上記ステータの上記他面側に溜まった潤滑油を、上記油戻り通路を介して、上記ステータの上記一面側の上記油溜まり部に戻すことができて、上記油溜まり部の油面切れを防止できる。特に、冷媒として二酸化炭素を用いる場合、高い粘度の潤滑油を用いることになるが、上記油溜まり部に、有効に、潤滑油を戻すことができる。
また、一実施形態の圧縮機では、
上記ステータは、上記密閉容器の内面に接触するステータコアを有し、
上記油戻り通路は、上記ステータコアに設けられている。
この実施形態の圧縮機によれば、上記ステータは、上記密閉容器の内面に接触するステータコアを有し、上記油戻り通路は、上記ステータコアに設けられているので、この油戻り通路を他部材に設ける必要がなくて、部品点数を減少できる。
また、一実施形態の圧縮機では、
上記ステータは、ステータコアと、このステータコアと上記密閉容器との間に位置するリングとを有し、
上記油戻り通路は、上記リングに設けられている。
この実施形態の圧縮機によれば、上記ステータは、ステータコアと、このステータコアと上記密閉容器との間に位置するリングとを有し、上記油戻り通路は、上記リングに設けられているので、この油戻り通路を上記ステータコアに設ける必要がなくて、上記ステータコアの断面積を確保し、上記ステータコアの磁束通路を確保できて、モータ効率を維持できる。なお、上記リングの材質には、非磁性材を用いるか、若しくは磁性材であれば積層されていれば、モータ効率の維持が可能である。
また、一実施形態の圧縮機では、上記等価直径を、上記密閉容器の内径で割った値は、90%以上96%以下である。
この実施形態の圧縮機によれば、上記等価直径を、上記密閉容器の内径で割った値は、90%以上96%以下であるので、上記油溜まり部の油面切れを防止できると同時に、上記ステータコアの断面積を確保し、上記ステータコアの磁束通路を確保できて、モータ効率を維持できる。
また、一実施形態の圧縮機では、上記密閉容器内の冷媒は、二酸化炭素である。
この実施形態の圧縮機によれば、上記密閉容器内の冷媒は、二酸化炭素であるので、高い粘度の潤滑油を用いることになるが、上記油溜まり部に、有効に、潤滑油を戻すことができる。
この発明の圧縮機によれば、上記ステータの上記他面において、上記密閉容器の内径の面積から上記全ての油戻り通路の総面積を差し引いた値を基に算出した等価直径を、上記密閉容器の内径で割った値は、96%以下であるので、上記油溜まり部の油面切れを防止できる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の圧縮機の第1実施形態である縦断面図を示している。この圧縮機は、密閉容器1と、この密閉容器1内に配置された圧縮機構部2およびモータ3とを備えている。この圧縮機は、ロータリ圧縮機である。
上記密閉容器1の下側側方に、吸入管11を接続する一方、密閉容器1の上側に吐出管12を接続している。上記吸入管11から供給される冷媒は、上記圧縮機構部2の吸込側に導かれる。この冷媒は、二酸化炭素であるが、R410AやR22等であってもよい。
上記モータ3は、上記圧縮機構部2の上側に配置され、上記圧縮機構部2を回転軸4を介して駆動する。上記モータ3は、上記圧縮機構部2から吐出された高圧の冷媒が満たされる上記密閉容器1内の高圧領域に配置されている。
上記密閉容器1内の下部には、潤滑油が溜められた油溜まり部10が形成されている。この潤滑油は、油溜まり部10から、上記回転軸4に設けられた(図示しない)油通路を通って、上記圧縮機構部2や上記モータ3のベアリング等の摺動部に移動して、この摺動部を潤滑する。
冷媒として二酸化炭素を用いる場合、潤滑油として高い粘度の潤滑油を用いる。この潤滑油としては、粘度が40℃において5〜300cStの潤滑油を用いる。潤滑油は、例えば、(ポリエチレングリコールやポリプロピレングリコール等の)ポリアルキレングリコール油や、エーテル油や、エステル油や、鉱油である。
上記圧縮機構部2は、シリンダ状の本体部20と、この本体部20の上下の開口端のそれぞれに取り付けられた上端部8および下端部9とを備える。
上記回転軸4は、上端部8および下端部9を貫通して、本体部20の内部に挿入されている。上記回転軸4は、圧縮機構部2の上端部8に設けられた軸受21と、圧縮機構部2の下端部9に設けられた軸受22により回転自在に支持されている。
上記本体部20内の回転軸4にクランクピン5が設けられ、このクランクピン5に嵌合されて駆動されるピストン6とそれに対応するシリンダとの間に形成された圧縮室7により圧縮を行う。ピストン6は、偏芯した状態で回転し、または、公転運動を行い、圧縮室7の容積を変化させる。
上記モータ3は、上記回転軸4に固定された円筒形状のロータ30と、上記ロータ30の外周側を囲むように配置されたステータ40とを有する。上記ステータ40は、上記ロータ30の径方向外側にエアギャップを介して配置されている。つまり、上記モータ3は、インナーロータ型のモータである。
上記ステータ40は、上記密閉容器1に、溶接により固定されている。この溶接箇所は、上記ステータ40の上下2断面にて各3ケ所に、設けられている。なお、溶接数は、上記モータ3の重量や固有振動数等により決めればよく、また、上記ステータ40の上記密閉容器1への固定方法は、圧入や焼嵌めでもよい。
上記ロータ30は、ロータコア31と、このロータコア31に軸方向に埋め込まれると共に周方向に配列された磁石32とを有する。
図1と図2に示すように、上記ステータ40は、上記密閉容器1の内面に接触するステータコア41と、このステータコア41に巻回されたコイル42とを有する。
上記ステータコア41は、円筒部45と、この円筒部45の内周面から径方向内側に突出すると共に周方向に配列された9つのティース部46とを有する。
上記コイル42は、複数の上記ティース部46に渡って巻かれておらず各ティース部46に巻かれている集中巻きである。なお、図2では、上記コイル42を一部のみ描いている。
上記ステータコア41は、内周側に開口すると共に周方向に配列された9つのスロット部47を有する。つまり、このスロット部47は、隣り合う上記ティース部46の間に形成される。
上記ステータコア41は、積層された複数の電磁鋼板を含む。上記ステータコア41は、上記複数の電磁鋼板を互いに固定するカシメ部48を有する。このカシメ部48は、円筒部45に設けられている。上記カシメ部48は、上記スロット部47の径方向外側に位置している。
上記ステータ40は、上記油溜まり部10側にある上記ステータ40の一面(下面)40aと上記油溜まり部10と反対側にある上記ステータ40の他面(上面)40bとを貫通する複数の油戻り通路43を有する。
この油戻り通路43は、上記ステータコア41に設けられている。上記円筒部45は、上記ティース部46の径方向外側に、外周面から切り欠かれた油戻り通路43を有する。この油戻り通路43は、上記ティース部46に対応して、9つ設けられている。
この油戻り通路43は、略半円形に形成され、冷媒や油を通す通路に利用される。油戻り通路43は、凹溝やDカット面等のいわゆるコアカットによって、形成されている。油戻り通路43は、コアカットの内面と密閉容器1の内面とで囲まれた空間である。
上記ステータ40の上記他面40bにおいて、上記密閉容器1の内径の面積から上記全ての油戻り通路43の総面積を差し引いた値を基に算出した等価直径A1を、上記密閉容器1の内径で割った値は、96%以下である。
ここで、密閉容器1の内径の面積から全ての油戻り通路43の総面積を差し引いた値の面積をS、等価直径をA1とすると、S=(πA1)/4の関係となる。
例えば、ステータコア41の外径(つまり、密閉容器1の内径)がφ125mmであり、全ての油戻り通路43の総面積が1175mmであるとき、
等価直径A1は、2×√{((125/2)2π-1175)/π}=φ119mmとなり、等価直径A1/密閉容器1の内径は、119/125=95%となる。
上記構成の圧縮機によれば、上記ステータ40の上記他面40bにおいて、上記密閉容器1の内径の面積から上記全ての油戻り通路43の総面積を差し引いた値を基に算出した等価直径A1を、上記密閉容器1の内径で割った値は、96%以下であるので、上記ステータ40の上記他面40b側に溜まった潤滑油を、上記油戻り通路43を介して、上記ステータ40の上記一面40a側の上記油溜まり部10に戻すことができて、上記油溜まり部10の油面切れを防止できる。
これに対して、上記等価直径A1を上記密閉容器1の内径で割った値が、96%より大きいと、上記ステータ40の上記他面40b側に溜まった潤滑油を、上記油戻り通路43を介して、上記ステータ40の上記一面40a側の上記油溜まり部10に戻すことができない。
また、上記ステータ40は、上記密閉容器1の内面に接触するステータコア41を有し、上記油戻り通路43は、上記ステータコア41に設けられているので、この油戻り通路43を他部材に設ける必要がなくて、部品点数を減少できる。
また、上記密閉容器1内の冷媒は、二酸化炭素であるので、高い粘度の潤滑油を用いることになるが、上記油溜まり部10に、有効に、潤滑油を戻すことができる。
また、上記等価直径A1を、上記密閉容器1の内径で割った値は、90%以上96%以下とするのが好ましく、上記油溜まり部10の油面切れを防止できると同時に、上記ステータコア41の断面積を確保し、上記ステータコア41の磁束通路を確保できて、モータ効率を維持できる。これに対して、上記等価直径A1を、上記密閉容器1の内径で割った値が、90%未満であると、上記ステータコア41の断面積が減少して、モータ効率が減少する。
(第2の実施形態)
図3は、この発明の圧縮機の第2の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第2の実施形態では、ステータの構成が相違する。なお、その他の構造は、上記第1の実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
このステータ140のステータコア141は、円筒部145と、この円筒部145の内周面から径方向内側に突出するティース部146とを有する。なお、図3では、コイルを省略して描いている。
上記ステータコア141の油戻り通路143は、円筒部145の外周面から切り欠かれた切り欠き部と、円筒部145に設けられた閉じた状態の孔部とを含む。切り欠き部と孔部とは、周方向に沿って、交互に配置されている。切り欠き部および孔部は、略矩形状に形成されている。なお、切り欠き部と孔部とは、周方向に沿って、交互に配置されていなくてもよく、例えば、二つの孔部が連続した後に、一つの切り欠き部が配置されるようにしてもよい。
上記第1実施形態と同様に、上記ステータ140の上記他面140bにおいて、上記密閉容器1の内径の面積から上記全ての油戻り通路143の総面積を差し引いた値を基に算出した等価直径A2を、上記密閉容器1の内径で割った値は、96%以下である。したがって、上記第1実施形態と同様に、油溜まり部の油面切れを防止できる。なお、上記等価直径A2を、上記密閉容器1の内径で割った値は、90%以上96%以下としてもよい。
(第3の実施形態)
図4は、この発明の圧縮機の第3の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第3の実施形態では、ステータの構成が相違する。なお、その他の構造は、上記第1の実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
このステータ240は、ステータコア241と、このステータコア241と密閉容器1との間に位置するリング49とを有する。油戻り通路243は、上記リング49に設けられている。なお、図4では、コイルを省略して描いている。
このステータコア241は、円筒部245と、この円筒部245の内周面から径方向内側に突出するティース部246とを有する。
油戻り通路243は、リング49に設けられた閉じた状態の孔部である。この孔部は、略矩形状に形成されている。複数の孔部は、周方向に、配列されている。
上記第1実施形態と同様に、上記ステータ240の上記他面240bにおいて、上記密閉容器1の内径の面積から上記全ての油戻り通路243の総面積を差し引いた値を基に算出した等価直径A3を、上記密閉容器1の内径で割った値は、96%以下である。したがって、上記第1実施形態と同様に、油溜まり部の油面切れを防止できる。なお、上記等価直径A3を、上記密閉容器1の内径で割った値は、90%以上96%以下としてもよい。
また、上記油戻り通路243は、上記リング49に設けられているので、この油戻り通路243をステータコア241に設ける必要がなくて、上記ステータコア241の断面積を確保し、上記ステータコア241の磁束通路を確保できて、モータ効率を維持できる。なお、上記リングの材質には、非磁性材を用いるか、若しくは磁性材であれば積層されていれば、モータ効率の維持が可能である。
(実施例)
次に、図5に、複数の異なる種類のステータコアにおいて、ステータコアの等価直径をステータコアの外径で割った値と、油戻りの良否との関係を、示す。
ここで、ステータコアの外径は、密閉容器の内径に一致するものとし、ステータコアの等価直径は、密閉容器の内径の面積から全ての油戻り通路の総面積を差し引いた値を基に算出した等価直径に一致するものとする。油戻り通路は、図5のコアカットに相当する。
図5では、(その1)から(その10)までのステータコアのそれぞれの性質を、示している。水力直径とは、ステータコアの他面において、油戻り通路(コアカット)の面積をSとし、油戻り通路(コアカット)の周長をLとしたとき、4S/Lであらわされる。
図5からわかるように、ステータコアの等価直径/ステータコアの外径が、96%以下であるとき、油戻りの評価は、「○」となり、96%を越えているとき、油戻りの評価は、「×」となる。
ここで、「○」とは、目視にて、実機の油溜まり部に、油が戻ることを確認する一方、「×」とは、目視にて、実機の油溜まり部に、油が戻らないことを確認する。このとき用いる油の粘度は、40℃において、5〜300cStである。
したがって、あらゆる種類のステータコアにおいて、密閉容器の内径(ステータコアの外径)の面積から全ての油戻り通路の総面積を差し引いた値を基に算出した等価直径を、密閉容器の内径(ステータコアの外径)で割った値が、96%以下であるときに、油溜まり部の油面切れを防止できることがわかる。
図6に、ステータコアの等価直径/ステータコアの外径と、水力直径との関係を示す。つまり、図6では、図5の(その1)から(その10)までのステータコアをプロットしている。
図6からわかるように、ステータコアの等価直径/ステータコアの外径が96%以下であるとき、水力直径は大きくなる。水力直径が大きいことは、油戻り通路(コアカット)の直径が大きいことを示している。したがって、油溜まり部の油面切れを防止して、圧縮機の信頼性が向上する。
一方、ステータコアの等価直径/ステータコアの外径が96%を越えたとき、水力直径は小さくなる。したがって、油溜まり部の油面切れが発生して、圧縮機の信頼性が低下する。
図7は、ステータコアの等価直径/ステータコアの外径とモータ効率低下率との関係を示す。縦軸に、モータ効率低下率を示し、縦軸の下側ほどモータ効率が低下している。そして、図7から分かるように、90%以上であると、モータ効率を維持できる一方、90%未満であると、モータ効率に問題が生じてくる。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、圧縮機構部として、ロータリタイプ以外に、スクロールタイプやレシプロタイプを用いてもよい。また、コイルを、複数のティースにわたって巻いた、いわゆる分布巻きとしてもよい。また、油戻り通路の形状や位置や数量は、上述の実施形態に限定されない。
本発明の圧縮機の第1実施形態を示す縦断面図である。 圧縮機の要部の横断面図である。 本発明の圧縮機の第2実施形態を示す横断面図である。 本発明の圧縮機の第3実施形態を示す横断面図である。 複数の異なる種類のステータコアの性質を示す表である。 ステータコアの等価直径/ステータコアの外径と水力直径との関係を示すグラフである。 ステータコアの等価直径/ステータコアの外径とモータ効率低下率との関係を示すグラフである。
符号の説明
1 密閉容器
2 圧縮機構部
3 モータ
4 回転軸
5 クランクピン
6 ピストン
7 圧縮室
8 上端部
9 下端部
10 油溜まり部
11 吸入管
12 吐出管
20 本体部
21,22 軸受
30 ロータ
31 ロータコア
32 磁石
40,140,240 ステータ
40a 一面(下面)
40b,140b,240b 他面(上面)
41,141,241 ステータコア
42 コイル
43,143,243 油戻り通路
49 リング
A1,A2,A3 等価直径

Claims (5)

  1. 油溜まり部(10)を有する密閉容器(1)と、
    この密閉容器(1)内に配置された圧縮機構部(2)と、
    上記密閉容器(1)内に配置されると共に上記圧縮機構部(2)を駆動するモータ(3)と
    を備え、
    上記モータ(3)のステータ(40,140,240)は、上記油溜まり部(10)側にある上記ステータ(40,140,240)の一面(40a)と上記油溜まり部(10)と反対側にある上記ステータ(40,140,240)の他面(40b,140b,240b)とを貫通する複数の油戻り通路(43,143,243)を有し、
    上記ステータ(40,140,240)の上記他面(40b,140b,240b)において、
    上記密閉容器(1)の内径の面積から上記全ての油戻り通路(43,143,243)の総面積を差し引いた値を基に算出した等価直径(A1,A2,A3)を、上記密閉容器(1)の内径で割った値は、96%以下であることを特徴とする圧縮機。
  2. 請求項1に記載の圧縮機において、
    上記ステータ(40,140)は、上記密閉容器(1)の内面に接触するステータコア(41,141)を有し、
    上記油戻り通路(43,143)は、上記ステータコア(41,141)に設けられていることを特徴とする圧縮機。
  3. 請求項1に記載の圧縮機において、
    上記ステータ(240)は、ステータコア(241)と、このステータコア(241)と上記密閉容器(1)との間に位置するリング(49)とを有し、
    上記油戻り通路(243)は、上記リング(49)に設けられていることを特徴とする圧縮機。
  4. 請求項1から3の何れか一つに記載の圧縮機において、
    上記等価直径(A1,A2,A3)を、上記密閉容器(1)の内径で割った値は、90%以上96%以下であることを特徴とする圧縮機。
  5. 請求項1から4の何れか一つに記載の圧縮機において、
    上記密閉容器(1)内の冷媒は、二酸化炭素であることを特徴とする圧縮機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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