JP2009275587A - 内燃機関の動弁システム - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の動弁システムにおいて、バルブの開弁特性を速やかに変更することができる技術を提供する。
【解決手段】カムとバルブとの間に介在する制御軸をギヤを介してアクチュエータで回転させることにより、カムの回転位置に対するバルブのリフト量を変化させることで、該バルブの作用角を変化させる内燃機関の動弁システムにおいて、バルブの作用角の目標値が一定の場合には、該目標値を中心として制御軸が規定範囲内で作用角の大きくなる方向と小さくなる方向とへ交互に回転するように該制御軸を繰り返し揺動させる揺動制御を行い、この揺動させるときに作用角の小さくなる方向よりも大きくなる方向への制御軸の回転速度を遅くする。
【選択図】図4

Description

本発明は、内燃機関の吸気弁又は排気弁のリフト特性を変更可能な動弁システムに関する。
カムとバルブとの間に介在する制御軸をギヤを介してアクチュエータで回転させることにより、カムの回転位置に対するバルブのリフト量を変化させることで、該バルブの作用角を変化させる内燃機関の動弁システムにおいて、カムの作用角が大きくなる方向へアクチュエータを作動させるときには、一旦作用角が小さくなる方向へアクチュエータを作動させた後に該作用角が大きくなる方向へ作動させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この技術によれば、ウォームとウォームホイールとが接触しつつ停止しているときの静止摩擦を、動摩擦に変更することができるため、より少ない力で作用角を大きくすることができる。これにより、消費電力を低減することができる。
しかし、一旦作用角が小さくなる方向へ制御軸を回転させると、慣性力が発生するため、時期によっては作用角の変更に時間がかかる虞がある。
特開2005−201078号公報 特開2007−231741号公報
本発明は、上記したような種々の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、バルブの開弁特性を速やかに変更することができる技術の提供にある。
上記課題を達成するために本発明による内燃機関の動弁システムは、以下の手段を採用した。すなわち、本発明による内燃機関の動弁システムは、
カムとバルブとの間に介在する制御軸をギヤを介してアクチュエータで回転させることにより、カムの回転位置に対するバルブのリフト量を変化させることで、該バルブの作用角を変化させる内燃機関の動弁システムにおいて、
前記バルブの作用角の目標値が一定の場合には、該目標値を中心として制御軸が規定範囲内で作用角の大きくなる方向と小さくなる方向とへ交互に回転するように該制御軸を繰り返し揺動させる揺動制御を行い、この揺動させるときに作用角の小さくなる方向よりも大きくなる方向への制御軸の回転速度を遅くすることを特徴とする。
カムとバルブとの間に介在する制御軸を制御することで、カムの回転位置に対するバルブのリフト量を変更することができる。これにより、バルブが開く時期を変更することができるため、該バルブの作用角を変更することもできる。制御軸はアクチュエータにより操作されるが、該アクチュエータの回転を制御軸に伝えるときにギヤにより回転数を変更している。
なお、バルブの作用角は、バルブが開いているときのクランク角度の変化量としても良い。このクランク角度に代えて、カムシャフトの回転角度としても良い。以下、作用角といった場合には、このバルブの作用角を指すものとする。
ここで、バルブの作用角の目標値を中心として制御軸を揺動させると、ギヤの静止摩擦を動摩擦に変更することができる。このときに制御軸を揺動させる範囲は、規定範囲内と
する。つまり、内燃機関の運転状態に与える影響が許容範囲内となるようにする。これは、内燃機関の運転状態に影響を与えない範囲内としても良い。このようにして、静止摩擦を動摩擦に変更すれば、より少ない電力で作用角を変更することができる。
ここで、内燃機関の負荷が増大するときには、バルブの作用角が大きくされる。このときには、速やかに作用角が変更されることが望ましい。一方、内燃機関の負荷が減少するときには、バルブの作用角が小さくされる。このときの作用角の変更速度は、作用角が大きくされるときと比較すると、一般的に遅くても良い。
ところで、制御軸が揺動しているときには、夫々の回転方向に慣性力が発生する。この慣性力は、例えば制御軸やアクチュエータの慣性により発生する。そして、揺動の範囲を越えて制御軸を新たな目標値まで回転させるときに、揺動による慣性の働く方向と、新たな目標値に合わせるために制御軸が回転する方向とが同じであれば、慣性力により制御軸の回転が促進される。一方、慣性の働く方向と、制御軸が回転する方向とが異なれば、慣性力により制御軸の回転速度が抑制される。つまり、制御軸を回転させようとする方向に慣性が働いているときに、該制御軸を目標値に向かって回転させることにより、バルブの作用角をより速やかに変更することが可能となる。
上述のように、作用角の目標値が大きくなる方向に変更されるときには制御軸を速く回転させたい。これに対し、揺動制御時に作用角が大きくなる方向に回転しているときに、揺動の範囲を越えて作用角を大きくすれば、作用角を速やかに変更することができる。ここで、制御軸を揺動させるときに、作用角が大きくなる方向に回転する速度を、作用角が小さくなる方向に回転する速度よりも低くすることにより、作用角が大きくなる方向に回転する時間のほうが長くなる。これにより、作用角を目標値に合わせるときに作用角が大きくなる方向に慣性力が発生している確立が高くなる。したがって、作用角を大きくするときに逆向きの慣性を受ける確立が低くなる。つまり、作用角を大きくする方向には速やかに変更したいため、作用角を大きくする方向の慣性力が発生する時間をより長くしている。このようにして、バルブの作用角を速やかに大きくすることができる。
本発明においては、前記バルブの作用角の目標値が現時点よりも大きくなる方向に変化するときに、前記揺動制御における前記制御軸が作用角の小さくなる方向へ回転している場合には、該制御軸が作用角の大きくなる方向へ回転するまで待ってから作用角を目標値に合わせることができる。
つまり、揺動制御により制御軸が作用角の小さくなる方向へ回転している最中に、作用角を大きくなる方向へ回転させようとすると、アクチュエータや制御軸に発生する慣性力が働く方向とは逆方向に回転させなくてはならない。これに対し、揺動制御により制御軸が作用角の大きくなる方向へ回転するまで待ってから作用角を目標値に向かって変更すれば、アクチュエータや制御軸の慣性力が働く方向と同方向への回転となるため、速やかに作用角を変更することができる。
本発明においては、前記アクチュエータの回転方向に抗する力であり作用角が大きくなるほど大きくなる反力を発生させる付勢手段を備え、
前記バルブの作用角の目標値が小さいときには大きいときと比較して、前記揺動の周波数または振幅の少なくとも一方を大きくすることができる。
つまり、バルブの作用角が小さいときほど、付勢手段による反力が小さくなる。そのため、バルブの作用角が小さいときほど、作用角を大きくし易い。
現時点でのバルブの作用角の目標値が比較的小さい場合には、バルブの作用角がそのと
きよりも大きくされる確率が高くなる。この場合、応答性の向上が望まれる。このときに、揺動の周波数を大きくしておくと、制御軸の回転速度が速くなるため、アクチュエータ等に発生する慣性力を大きくすることができる。また、振幅を大きくすることによっても、制御軸の回転速度が速くなるため、慣性力が大きくなる。周波数または振幅の少なくとも一方を大きくすることにより、速やかにバルブの作用角を大きくすることができる。
一方、現時点でのバルブの作用角が比較的大きい場合には、バルブの作用角が小さくされる確立が高くなる。この場合、付勢手段による反力により制御軸に力が加わる方向と、制御軸の回転方向とが同じになる。つまり、付勢手段からの反力により制御軸が回転し易くなる。また、バルブの作用角を小さくする方向には、その速さは要求されない場合が多い。これらから、制御軸を揺動させるときの周波数を小さくすることができる。また、振幅を小さくすることもできる。つまり、作用角を小さくするときには揺動による慣性力に頼らなくても、付勢手段による反力が働くため、少ない電力で制御軸を回転させることができる。また、揺動時の周波数を小さくし、または振幅を小さくすることで、揺動に要する電力も少なくすることができる。
なお、バルブの作用角の目標値が小さいときには大きいときと比較して、揺動制御における制御軸の回転速度を速くしても良い。
本発明においては、前記制御軸が前記バルブを開閉するときに生じる該制御軸のトルク変動の波形に合わせて、前記制御軸を揺動させることができる。
ここで、バルブが開くときには、カムからの力が制御軸にかかり、その力がバルブに伝わる。そのときには、バルブスプリングからの反力が制御軸にかかる。つまり、制御軸はカムやバルブスプリングからの力を受ける。カムやバルブスプリングから制御軸へ周期的に力が加わることにより、制御軸ではトルク変動が発生する。なお、多気筒機関の場合には、夫々の気筒におけるカムの力が制御軸に伝わり得る。この周期は、カムの回転位置に応じて推定できる。
つまり、カムやバルブスプリングから制御軸へ伝わる力の方向は、周期的に変化する。そして、カムやバルブスプリングから受ける力に合わせて制御軸を揺動させれば、これらから受ける力を揺動する力に加えることができるため、より慣性力を増加させることができる。これにより、作用角の変更に要する電力も低減することができる。
なお、前記制御軸のトルク変動により前記バルブの作用角が大きくなる方向に向かってトルクがかかるときに、作用角が大きくなる方向へ前記制御軸を回転させることができる。
つまり、トルク変動によるトルクが作用角の小さくなる方向から大きくなる方向へ変化するのに合わせて、作用角が小さくなる方向から大きくなる方向へ変化するように揺動させれば、作用角を大きくするときの慣性力をより大きくすることができる。
同様に、前記制御軸のトルク変動により前記バルブの作用角が小さくなる方向に向かってトルクがかかるときに、作用角が小さくなる方向へ前記制御軸を回転させることができる。
つまり、トルク変動によるトルクが作用角の大きくなる方向から小さくなる方向へ変化するのに合わせて、作用角が大きくなる方向から小さくなる方向へ変化するように揺動させれば、作用角を小さくするときの慣性力をより大きくすることができる。また、トルク変動により制御軸にかかる力を利用すれば、アクチュエータによらずとも作用角を小さく
し得る。
本発明によれば、バルブの開弁特性を速やかに変更することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。尚、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
<実施例1>
[システムの構成]
図1は、実施例1のシステム構成を説明するための図である。本実例1のシステムは、内燃機関1を備えている。内燃機関1は、複数の気筒2を有している。図1には、複数気筒のうちの1気筒のみを示している。
内燃機関1は、内部にピストン3を有するシリンダブロック4を備えている。ピストン3は、クランク機構を介してクランクシャフト5と接続されている。クランクシャフト5の近傍には、クランク角センサ6が設けられている。クランク角センサ6は、クランクシャフト5の回転角度(すなわち、クランク角)を検出するように構成されている。
シリンダブロック4の上部にはシリンダヘッド8が組み付けられている。ピストン3上面からシリンダヘッド8までの空間は燃焼室10を形成している。
シリンダヘッド8は、燃焼室10と連通する吸気ポート12を備えている。吸気ポート12と燃焼室10との接続部には吸気バルブ14が設けられている。本実施例1のシステムは、気筒毎に設けられた複数の吸気ポート12に対応して複数の吸気バルブ14を備えている。図1には、吸気ポート12と吸気バルブ14とをそれぞれ1つずつ示している。吸気バルブ14と吸気カム軸15に設けられた吸気カム16との間には、可変動弁装置18が設けられている。可変動弁装置18は、吸気バルブ14の開弁特性を機械的に変更可能に構成されている。なお、可変動弁装置18の詳細については、後述する。
また、シリンダヘッド8は、燃焼室10と連通する排気ポート28を備えている。排気ポート28と燃焼室10との接続部には排気バルブ29が設けられている。
また、本実施例のシステムは、電子制御装置としてのECU60を備えている。ECU60の出力側には、可変動弁装置18等が接続されている。ECU60の入力側には、クランク角センサ6の他、運転者がアクセルペダル23を踏み込んだ量に応じた電気信号を出力するアクセル開度センサ24等が接続されている。ECU60は、各センサの出力に基づいて、燃料噴射制御や点火時期制御のような内燃機関1全体の制御を実行する。
また、ECU60は、クランク角センサ6の出力に基づいて、機関回転数を算出する。さらに、ECU60は、アクセル開度センサ24の出力に基づいて、機関負荷を算出する。また、ECU60には、バッテリ25が接続されており、このバッテリ25から後述する電動モータ82へ電力が供給される。
[可変動弁装置の構成]
図2は、図1に示すシステムにおいて、可変動弁装置18の構成を説明するための斜視図である。
図2に示すように、吸気カム軸15には、1気筒当たり2つの吸気カム16,17が設
けられている。そして、主カムである第1吸気カム16を中心にして、2つの吸気バルブ14L,14Rが左右対称に配置されている。第1吸気カム16と吸気バルブ14L,14Rとの間には、第1吸気カム16の回転運動に各吸気バルブ14L,14Rのリフト運動を連動させる可変動弁機構40L,40Rがそれぞれ設けられている。一方、第2吸気カム17は、第1吸気カム16との間で、第2吸気バルブ14Rを挟むようにして配置されている。第2吸気カム17と第2吸気バルブ14Rとの間には、第2吸気カム17の回転運動に第2吸気バルブ14Rのリフト運動を連動させる固定動弁機構70が設けられている。本可変動弁装置18は、第2吸気バルブ14Rのリフト連動の連動先を、可変動弁機構40Rと固定動弁機構70との間で選択的に切り換えることができるように構成されている。なお、本実施例では、固定動弁機構70の説明は省略する。
(1)可変動弁機構の構成
図3は、図2に示す可変動弁装置18における可変動弁機構40の構成を説明するための図である。具体的には、図3は、可変動弁機構40を吸気カム軸15の軸方向から見た図である。尚、左右の可変動弁機構40L,40Rは、基本的には、第1吸気カム16に対して対称形であるので、ここでは左右の可変動弁機構40L,40Rを区別することなくその構成を説明する。また、本明細書および図面では、左右の可変動弁機構40L,40Rを区別しないときには、単に可変動弁機構40と表記する。同様に、可変動弁機構40L,40Rの各構成部品や吸気バルブ14L,14R等の対称に配置されている部品については、特に区別をする必要がある時以外は、左右を区別するL、Rの記号は付けないものとする。
図3に示すように、ロッカーアーム35は吸気バルブ14によって支持されている。可変動弁機構40は、第1吸気カム16とロッカーアーム35との間に介在している。可変動弁機構40は、第1吸気カム16の回転運動とロッカーアーム35の揺動運動との連動状態を連続的に変化させるように構成されている。
可変動弁機構40は、吸気カム軸15と平行に配置された制御軸41を有している。この制御軸41は、ウォームホイール80及びウォーム81を介して電動モータ82に接続されている(図2参照。)。なお、本実施例においては電動モータ82が、本発明におけるアクチュエータに相当する。また、本実施例においてはウォームホイール80及びウォーム81が、本発明におけるギヤに相当する。よって、制御軸41は、回転駆動可能に構成されている。図3に示すように、制御軸41には、制御アーム42がボルト43によって固定されている。制御アーム42の一部は、制御軸41の径方向に突出している。制御アーム42の突出部には、中間アーム44がピン45によって取り付けられている。ピン45は、制御軸41の中心から偏心した位置に配置されている。よって、中間アーム44は、ピン45を中心にして揺動するように構成されている。中間アーム44の先端部には、後述するローラ52,53が回転可能に設けられている。
制御軸41には、揺動カムアーム50が揺動可能に支持されている。揺動カムアーム50は、第1吸気カム16に対向する側に、スライド面50aを有している。スライド面50aは、第2ローラ53に接触するように形成されている。スライド面50aは、第2ローラ53が揺動カムアーム50の先端側から制御軸41の軸中心側に向かって移動するほど、第1吸気カム16との間隔が徐々に狭まるような曲面で形成されている。また、揺動カムアーム50は、スライド面50aの反対側に、揺動カム面51を有している。揺動カム面51は、揺動カムアーム50の揺動中心からの距離が一定となるように形成された非作用面51aと、非作用面51aから離れた位置ほど制御軸41の軸中心からの距離が遠
くなるように形成された作用面51bとで構成されている。
スライド面50aと第1吸気カム16の周面との間には、第1ローラ52と第2ローラ
53が配置されている。より具体的には、第1ローラ52は、第1吸気カム16の周面と接触するように配置されている。また、第2ローラ53は、揺動カムアーム50のスライド面50aに接触するように配置されている。第1ローラ52と第2ローラ53とは、上記中間アーム44の先端部に固定された連結軸54によって回転自在に支持されている。中間アーム44は、ピン45を支点として揺動するので、これらのローラ52,53もピン45から一定距離を保ちながらスライド面50aおよび第1吸気カム16の周面に沿って揺動する。
また、揺動カムアーム50には、バネ座50bが形成されている。このバネ座50bには、ロストモーションスプリング38の一端が掛けられている。ロストモーションスプリング38の他端は、内燃機関の静止部位に固定されている。ロストモーションスプリング38は圧縮バネである。ロストモーションスプリング38から受ける付勢力により、揺動カムアーム50のスライド面50aが第2ローラ53に押し当てられ、更に、第1ローラ52が第1吸気カム16に押し当てられる。これにより、第1ローラ52及び第2ローラ53は、スライド面50aと第1吸気カム16の周面とに両側から挟み込まれた状態で位置決めされる。
揺動カムアーム50の下方には、上記ロッカーアーム35が配置されている。ロッカーアーム35には、揺動カム面51に対向するようにロッカーローラ36が設けられている。ロッカーローラ36は、ロッカーアーム35の中間部に回転自在に取り付けられている。ロッカーアーム35の一端は、バルブ14のバルブシャフト14aによって支持されており、ロッカーアーム35の他端は、油圧式ラッシュアジャスタ37によって回転自在に支持されている。リフト作動の際、バルブシャフト14aは、バルブスプリング14bによって、閉方向、すなわち、ロッカーアーム35を押し上げる方向に付勢されている。ロッカーローラ36は、この付勢力と油圧式ラッシュアジャスタ37によって揺動カムアーム50の揺動カム面51に押し当てられている。
上述した可変動弁機構40の構成によれば、第1吸気カム16の回転に伴って、第1吸気カム16の押圧力が第1ローラ52及び第2ローラ53を介してスライド面50aに伝達される。その結果、揺動カム面51とロッカーローラ36との接点が非作用面51aから作用面51bにまで及ぶと、ロッカーアーム35が押し下げられ、バルブ14が開弁する。
また、可変動弁機構40の構成によれば、制御軸41の回転角度を変化させると、スライド面50a上における第2ローラ53の位置が変化し、リフト動作時の揺動カムアーム50の揺動範囲が変化する。より具体的には、制御軸41を図3における反時計回り方向に回転させると、スライド面50a上における第2ローラ53の位置が揺動カムアーム50の先端側に移動する。そうすると、第1吸気カム16の押圧力が伝達されることで揺動カムアーム50が揺動動作を開始した後に、現実にロッカーアーム35が押圧され始めるまでに要する揺動カムアーム50の回転角度は、制御軸41が図3における反時計回り方向に回転するほど大きくなる。つまり、制御軸41を図3における反時計回り方向に回転させることにより、バルブ14の作用角及びリフト量を小さくすることができる。逆に、制御軸41を時計回り方向に回転させることにより、バルブ14の作用角及びリフト量を大きくすることができる。
[実施例1の特徴]
本実施例では、電動モータ82により制御軸41を常に揺動させる揺動制御を行っている。この揺動は、内燃機関1の運転状態に応じて決定される作用角の目標値を中心として行われる。また、この揺動は、内燃機関1の運転状態に応じて変更される作用角と比較して十分に小さな規定範囲内で行われる。なお、ウォームギヤのバックラッシュの範囲で行
っても良い。このような範囲で制御軸41を揺動させていても、内燃機関1に与える影響はほとんどない。
ここで、ロストモーションスプリング38からの付勢力により制御軸41には、バルブ14の作用角及びリフト量を小さくする方向のモーメントが発生する。そのため、制御軸41が静止しているときには、ウォームホイール80とウォーム81とは、作用角が小さくなる方向へ押された状態で静止している。この状態から制御軸41を回転させようとすると、静止摩擦は大きいために、電動モータ82の駆動トルクを大きくする必要がある。
一方、制御軸41を揺動させることにより、ウォームホイール80とウォーム81とが摺動するため、該ウォームホイール80とウォーム81との間には動摩擦が生じる。しかしながら、制御軸41を揺動させると、電動モータ82や制御軸41の慣性力が発生するため、この慣性力の働く方向によっては、作用角を変更するときに反力となってしまい、作用角変更の応答性が低下する虞がある。
そこで本実施例では、制御軸41を揺動させるときに、作用角が大きくなる方向へ制御軸41が回転するときには該回転の速度を遅くし、作用角が小さくなる方向へ制御軸41が回転するときには該回転の速度を速くする。
図4は、本実施例にかかる揺動制御時の作用角の推移を示したタイムチャートである。Aで示した期間では、作用角が大きくなる方向へ制御軸41が回転し、Bで示した期間では、作用角が小さくなる方向へ制御軸41が回転する。そして、作用角が大きくなる方向へ制御軸41が回転するとき(Aで示した期間)に速度を遅くすると、作用角の変更に要する時間が長くなる。一方、作用角が小さくなる方向へ制御軸41が回転するとき(Bで示した期間)に速度を速くすると、作用角の変更に要する時間が短くなる。つまり、揺動制御では、作用角が大きくなる方向へ制御軸41が回転している時間のほうが長くなる。
ここで、作用角の速やかな変更が望まれるのは、機関負荷が大きくなるとき、すなわち作用角の目標値が大きくなるときである。つまり、図4に示したように、揺動制御時に作用角が大きくなる方向へ制御軸41が回転する時間を長くすると、作用角の目標値を大きくする必要が生じたときに、作用角が大きくなる方向へ制御軸41が回転している最中である確率が高くなる。
そして、揺動により作用角が大きくなる方向へ制御軸41が回転している最中に、揺動の範囲を越えて作用角を大きくする方向へ制御軸41を回転させれば、揺動による慣性力が制御軸41に働くため、より速やかに制御軸41を回転させることができる。また、より少ない電力で該制御軸41を回転させることができる。
一方、揺動制御により作用角が小さくなる方向へ回転している最中に作用角を大きくしようとすると、電動モータ82には大きな負荷がかかる。これに対し、揺動制御時に作用角が小さくなる方向へ回転する時間を短くすれば、電動モータ82等の慣性力が負荷となる確率を低くすることができる。
次に図5は、本実施例にかかる揺動制御時の作用角の推移を示した他のタイムチャートである。作用角が大きくなる方向へ制御軸41が回転するときの速度を相対的に遅くする点では図4の場合と同じだが、図4の場合と比較して、全体的に作用角の変更速度が速い。つまり、揺動の周波数を大きくしている。
このようにすることで、電動モータ82等の慣性力が負荷となる確率を低くできる点では変わりがないが、電動モータ82等の回転速度が速くなる分、該電動モータ82等の慣
性力を大きくすることができる。そのため、作用角を目標値に合わせるときに、より速やかに作用角を変更することができる。
また、図6は、本実施例にかかる揺動制御時の作用角の推移を示した他のタイムチャートである。作用角が大きくなる方向へ制御軸41が回転するときの速度を相対的に遅くする点では図4の場合と同じだが、図4及び図5の場合と比較して、全体的に作用角の変更速度が遅い。つまり、揺動の周波数を小さくしている。また、揺動するときの制御軸41の回転範囲も狭くしている。つまり、揺動の振幅を小さくしている。ここで、揺動の周波数が大きくなったり、揺動の振幅が小さくなったりすると、揺動に要する電力消費量を低減することができる。なお、揺動の周波数を小さくすること、または揺動の振幅を小さくすることの何れか一方のみを行うことによっても、電力消費量を低減することができる。
このように、揺動の周波数または振幅を変更することにより、消費電力の低減を重視した設定にしたり、作用角変更の応答性の向上を重視した設定にしたりできる。また、両者の中間的な設定も可能である。例えば内燃機関1の運転状態に応じて揺動の周波数または振幅を変更することもできる。
なお、作用角の目標値を大きくする必要が生じたときに、揺動制御による回転方向が作用角を小さくする方向となっている場合には、揺動制御による回転方向が作用角を大きくする方向となるまで、作用角の目標値の変更を禁止しても良い。つまり、揺動制御による回転方向が作用角を大きくする方向となるのを待ってから、作用角の目標値を変更しても良い。
ここで、揺動による回転方向が作用角を小さくする方向となっている場合には、該回転を小さくする方向へ慣性力が働く。このような状態で、作用角を目標値に合わせようとすると、揺動による慣性力が反力となるので、より大きな電力が必要となる。これに対し、揺動の回転方向に合わせて作用角を目標値に合わせることにより、電力消費量を低減しつつ速やかに作用角を変更することができる。
なお、作用角の目標値が小さくなる場合であっても同様に考えることができる。つまり、作用角を小さくする必要が生じたときに、揺動による回転方向が作用角を大きくする方向となっている場合には、揺動による回転方向が作用角を小さくする方向となるまで、作用角の目標値の変更を禁止しても良い。
以上説明したように本実施例によれば、バルブ14の作用角を大きくするときに速やかに作用角を変更できる。
<実施例2>
本実施例においては、現時点での作用角の目標値に応じて、制御軸41の揺動の周波数または振幅の少なくとも一方を変更する。その他の装置については実施例1と同様のため、説明を省略する。
ここで図7は、作用角と制御軸41にかかるトルク(制御軸トルク)との関係を示した図である。ロストモーションスプリング38が制御軸41を回転させる力(以下、スプリング反力という。)は、作用角を小さくする方向、すなわち図3において制御軸41を反時計回りに回転させる向きに働いている。ここで、図7に示した制御軸トルクは、スプリング反力に抗して制御軸41を静止させるために必要となるトルクである。つまり、作用角を大きくするときには、制御軸41をスプリング反力に抗して回転させることになる。そして、作用角が大きくなるほど、制御軸トルクが大きくなる。なお、本実施例においてはロストモーションスプリング38が、本発明に係る付勢手段に相当する。
つまり、作用角を目標値に合わせるときに、作用角が小さい側から大きい側へ制御軸41を回転させるには、作用角が大きくなるにしたがって、より大きなトルクが必要となる。一方、作用角が大きい側から小さい側へ制御軸41を回転させるには、作用角が大きいほどスプリング反力が大きいために、制御軸41の回転方向へより大きなトルクを受けることになる。
このようなことから、現時点での作用角の目標値が比較的小さい場合には、図5に示した揺動波形となるように電動モータ82に電力を供給する。つまり、作用角の目標値が大きくされるときには、速やかに作用角を変更することが望まれるため、作用角を大きくするときの応答性を重視した揺動波形とする。
一方、現時点での作用角の目標値が比較的大きい場合には、図6に示した揺動波形となるように電動モータ82に電力を供給する。ここで、作用角の目標値が大きな場合には、その後に作用角の目標値が小さくされる確率が高くなる。この場合、作用角を速やかに変更する必要はない。そこで、制御軸41の揺動に要する電動モータ82の消費電力を低減させている。また、作用角を小さくする場合にはスプリング反力が働くため、揺動による慣性力に頼らなくても作用角を速やかに変更し得る。
なお、現時点での作用角の目標値が閾値より小さい場合に図5に示した揺動波形とし、閾値以上の場合に図6に示した揺動波形とすることができる。この閾値は、予め実験等により最適値を求めておく。また、現時点での作用角が大きくなるに従い、図5に示した揺動波形から図6に示した揺動波形へ向けて徐々に周波数および振幅を変化させても良い。つまり、作用角の目標値が大きくなるほど、揺動の周波数を小さくするか、または揺動の振幅を小さくしても良い。
次に図8は、本実施例にかかる揺動制御のフローを示したフローチャートである。本ルーチンはECU60により、所定の時間毎に繰り返し実行される
ステップS101では、現時点での作用角の目標値が取得される。つまり、揺動の中心である作用角が取得される。これは、センサにより取得しても良いし、ECU60からの指令値を用いても良い。
ステップS102では、現時点での作用角の目標値が閾値よりも小さいか否か判定される。本ステップでは、揺動の周波数および振幅を大きくする作用角となっているか否か判定している。ステップS102で肯定判定がなされた場合にはステップS103へ進み、一方否定判定がなされた場合にはステップS104へ進む。
ステップS103では、制御軸41の揺動波形が図5に示した波形となるように電動モータ82へ信号が送られる。つまり、揺動の周波数および振幅が大きくされる。
ステップS104では、制御軸41の揺動波形が図6に示した波形となるように電動モータ82へ信号が送られる。つまり、揺動の周波数および振幅が小さくされる。
以上説明したように本実施例によれば、現時点での作用角の目標値が小さい場合には応答性を重視した揺動波形とすることにより、速やかに作用角を大きくすることができる。また、現時点での作用角の目標値が大きい場合には消費電力低減を重視した揺動波形とすることにより、電動モータ82の負荷を低減することができる。
<実施例3>
本実施例においては、制御軸41のトルク変動に合わせて制御軸41を揺動させる。その他の装置については実施例1と同様のため、説明を省略する。
上述した可変動弁機構40の構成によれば、第1吸気カム16の回転に伴って、第1吸気カム16の押圧力が第1ローラ52及び第2ローラ53を介してスライド面50aに伝達される。その結果、揺動カム面51とロッカーローラ36との接点が非作用面51aから作用面51bにまで及ぶと、ロッカーアーム35が押し下げられ、バルブ14が開弁する。このときには、バルブスプリング14bからの反力により制御軸41を回転させる力が発生する。この反力は、バルブ14の開度に応じて大きくなる。そして、バルブ14の開閉が繰り返されることにより、制御軸41にはトルク変動が発生する。また、他の気筒と制御軸41を共用している場合には、他の気筒のバルブ14の開閉によってもトルク変動が発生する。このトルク変動は、制御軸41の回転方向によっては回転を促進したり、回転を妨げたりする。
そこで、本実施例では、揺動制御時の制御軸41の回転方向を、トルク変動によりトルクがかかる方向に合わせる。図9は、揺動波形と制御軸41のトルク変動波形とを作用角の推移として示したタイムチャートである。実線は揺動波形を示し、破線は制御軸41のトルク変動波形を示している。このように、制御軸41の揺動波形を、制御軸41のトルク変動波形に同期させる。なお、本実施例による揺動波形は、作用角が大きくなるときは小さくなるときよりも速度が遅いが、これらの速度を等しくしても良い。またトルク変動波形は、バルブ14の開閉に伴って発生するため、吸気カム軸15の回転位置および制御軸41の回転位置に基づいて得ることができる。
このようにすることで、作用角の目標値が大きくなるときには、制御軸41の揺動による慣性力と、制御軸41のトルク変動による力とが制御軸41に加わるため、作用角をより速やかに変更することができる。
本実施例では、例えば夫々の波形が下降から上昇に転じる時期が同じになるようにしても良い。つまり、揺動制御により制御軸41が作用角の小さくなる方向から大きくなる方向へ変更される時期と、トルク変動により制御軸41へかかるトルクが作用角の小さくなる方向から大きくなる方向へ変わる時期とを合わせても良い。また、多気筒機関では、夫々の気筒におけるバルブの開閉により制御軸41のトルク変動が生じるため、トルク変動波形の周波数が大きくなる。つまり、制御軸41の揺動波形の周波数も大きくする。
このように、夫々の波形が下降から上昇に転じる時期が同じとなるように制御軸41を揺動させることにより、制御軸41のトルク変動波形が作用角を大きくする方向となっているときには常に揺動波形も作用角が大きくなる方向となる。
これにより、作用角を目標値に合わせるときに、速やかに制御軸41を回転させることができるため、速やかに作用角を変更することができる。
また、揺動制御において作用角を小さくするときには、制御軸41のトルク変動のみにより該制御軸41を回転させても良い。このときには、電動モータ82への通電を停止させる。つまり、揺動制御において作用角を大きくするときにのみ電動モータ82へ電力を供給する。そして作用角を小さくするときには、トルク変動のみにより制御軸41が回転できるように、ウォームギヤのギヤ比等を予め最適化しておく。これは実験等により求めても良い。このようにすることで、電動モータ82の消費電力を低減することができる。
なお、機関回転数が大きくなるほど、バルブ14の開閉回数が多くなるため、トルク変動の周波数が大きくなる。そのため、逆効率が低下するので、機関回転数回転数が大きく
なるほど、電動モータ82による駆動トルクを大きくしても良い。
実施例のシステム構成を説明するための図である。 図1に示すシステムにおいて、可変動弁装置の構成を説明するための斜視図である。 図2に示す可変動弁装置における可変動弁機構の構成を説明するための図である。 実施例1にかかる揺動制御時の作用角の推移を示したタイムチャートである。 実施例1にかかる揺動制御時の作用角の推移を示した他のタイムチャートである。 実施例1にかかる揺動制御時の作用角の推移を示した他のタイムチャートである。 作用角と制御軸にかかるトルクとの関係を示した図である。 実施例2にかかる揺動制御のフローを示したフローチャートである。 揺動波形と制御軸のトルク変動波形とを作用角の推移として示したタイムチャートである。
符号の説明
1 内燃機関
12 吸気ポート
14 吸気バルブ
14b バルブスプリング
15 吸気カム軸
16 第1吸気カム
17 第2吸気カム
18 可変動弁装置
23 アクセルペダル
24 アクセル開度センサ
25 バッテリ
40 可変動弁機構
41 制御軸
50 揺動カムアーム
60 ECU
80 ウォームホイール
81 ウォーム
82 電動モータ

Claims (6)

  1. カムとバルブとの間に介在する制御軸をギヤを介してアクチュエータで回転させることにより、カムの回転位置に対するバルブのリフト量を変化させることで、該バルブの作用角を変化させる内燃機関の動弁システムにおいて、
    前記バルブの作用角の目標値が一定の場合には、該目標値を中心として制御軸が規定範囲内で作用角の大きくなる方向と小さくなる方向とへ交互に回転するように該制御軸を繰り返し揺動させる揺動制御を行い、この揺動させるときに作用角の小さくなる方向よりも大きくなる方向への制御軸の回転速度を遅くすることを特徴とする内燃機関の動弁システム。
  2. 前記バルブの作用角の目標値が現時点よりも大きくなる方向に変化するときに、前記揺動制御における前記制御軸が作用角の小さくなる方向へ回転している場合には、該制御軸が作用角の大きくなる方向へ回転するまで待ってから作用角を目標値に合わせることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の動弁システム。
  3. 前記アクチュエータの回転方向に抗する力であり作用角が大きくなるほど大きくなる反力を発生させる付勢手段を備え、
    前記バルブの作用角の目標値が小さいときには大きいときと比較して、前記揺動の周波数または振幅の少なくとも一方を大きくすることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の動弁システム。
  4. 前記制御軸が前記バルブを開閉するときに生じる該制御軸のトルク変動の波形に合わせて、前記制御軸を揺動させることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の内燃機関の動弁システム。
  5. 前記制御軸のトルク変動により前記バルブの作用角が大きくなる方向に向かってトルクがかかるときに、作用角が大きくなる方向へ前記制御軸を回転させることを特徴とする請求項4に記載の内燃機関の動弁システム。
  6. 前記制御軸のトルク変動により前記バルブの作用角が小さくなる方向に向かってトルクがかかるときに、作用角が小さくなる方向へ前記制御軸を回転させることを特徴とする請求項4または5に記載の内燃機関の動弁システム。
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