JP2009275556A - 内燃機関の制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料タンクに設けられた燃料量ゲージの出力に基づいて、燃料タンクへの燃料供給(給油)を正確に検出する。
【解決手段】平滑演算部510は、低車速状態(略停車状態時)に、燃料量ゲージ370の出力Vfuelを時間方向に平滑した平滑ゲージ出力Vflsmを算出する。最大/最小処理部530は、低車速状態が所定時間以上継続した低速継続状態時を通じた、平滑ゲージ出力Vflsmの最大値VfMAXおよび最小値VfMINを算出する。基準設定部540は、IGオフに応答して当該運転期間における平滑ゲージ出力の最小値VfMINを、次回の給油判定の基準値VfSTP(給油無時)として記憶する。給油判定部550は、低速継続状態時に、最大/最小処理部530によって平滑ゲージ出力の最大値VfMAXが更新されると、更新された最大値VfMAXと、基準設定部540による基準値VfSTPとの比較に基づいて、給油の有無を判定する。
【選択図】図2

Description

この発明は、内燃機関の制御システムに関し、より特定的には、燃料タンクへの燃料供給を検出する技術に関する。
内燃機関の制御システムでは、燃料タンクに設けられた燃料量ゲージの出力に基づいて、燃料残存量が検知される。そして、エンジン制御の一環として、燃料タンクへの燃料供給(給油)の有無を判定する必要が生じる場面がある。
たとえば、特開2007−10574号公報(特許文献1)には、燃料タンク内の燃料レベルに応じた電圧を出力する燃料レベルゲージの故障診断装置として、燃料レベルゲージの出力と燃料噴射量積算値との相関によって燃料レベルゲージの異常を診断する際に、異常の判定を介するトリガとなる燃料噴射量積算値の判定値を、燃料レベルに応じて複数有することが記載されている。そして、特許文献1では、燃料噴射量積算値の初期化処理を行なうべき状況として、バッテリクリア時および診断終了時に加えて給油時を想定しているため、給油有無を判定する必要がある。
特許文献1では、このような給油の検出手法として、エンジン停止時の燃料レベル平均値と、エンジン始動時の燃料レベル平均値との差が給油時判定値を超えているか否かの判断に基づいて、給油の有無を判定することが記載されている。
特開2007−10574号公報
しかしながら、特許文献1に記載された給油の検出手法では、エンジン停止時の燃料レベル平均値を、給油無の場合に対応した基準値として判定を行なうため、車両運転の開始時および終了時の運転状態によっては、給油有無を正確に判定できない可能性がある。
より具体的には、車両を急停車させて即エンジンを停止した場合には、燃料液面レベルが不安定な状態において、エンジン停止時の燃料レベル平均値を求めることとなるため、基準値を正確に設定できない可能性がある。また、エンジンを停止させることなく、アイドリング状態のままで給油した場合にも、これを検出できない。あるいは、エンジン始動後に即車両を急発進させた場合にも、燃料タンク内の燃料液面が不安定な状態であるため、誤判定のおそれがある。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、この発明の目的は、燃料タンクに設けられた燃料量ゲージの出力に基づいて、燃料タンクへの燃料供給(給油)を正確に検出することが可能な内燃機関の制御システムを提供することである。
この発明による内燃機関の制御システムは、燃料量検出器と、平滑演算部と、低速継続状態検出部と、演算処理部と、給燃判定部とを備える。燃料量検出器は、燃料タンク内の燃料残存量を検出する。平滑演算部は、車両速度が所定速度未満の低速領域であるときに、燃料量検出器の出力値を時間方向に平滑した出力平滑値を算出する。低速継続状態検出部は、低速領域が所定時間を超えて継続した低速継続状態であることを検出する。演算処理部は、エンジン始動からエンジン停止までの間における低速継続状態を通じた出力平滑値の最大値および最小値を逐次算出する。基準設定部は、エンジン停止に応答して、その時点での演算処理部による最小値に従って基準値を更新し記憶する。給燃判定部は、低速継続状態時に、演算処理部による最大値と、基準設定部が記憶する基準値との比較に基づいて、燃料タンクへの燃料供給を検出するように構成される。
たとえば、基準設定部は、イグニッションスイッチのオフに応答して、その時点での演算処理部による最小値に従って基準値を更新かつ記憶し、演算処理部は、イグニッションスイッチのオンに応答して、最大値および最小値を一旦初期化する。
上記内燃機関の制御システムによれば、運転中の所定速度未満の低速領域(略停車状態)が所定時間を超えて継続した状態、すなわち燃料液面レベルが安定したと推定される状態時を通じた燃料量検出器出力の最小値に基づいて、燃料供給(給油)の有無を判定する基準値を設定するとともに、この基準値と最大値との比較によって給油を検出できる。このため、運転開始時および終了時の車両運転状態に左右されず、燃料液面レベルが安定した状態での燃料量検出器出力を用いて、給油を正確に検出できる。
好ましくは、給燃判定部は、エンジン始動後に、車両速度が一旦所定速度以上となった後で低速継続状態が検出された場合には、演算処理部による最大値および最小値の比較に基づいて、燃料タンクへの燃料供給を検出する。
このようにすると、エンジンを停止させないままで燃料供給が行なわれることによって、基準更新部による基準値の更新が正常に実行できなかった場合にも、出力平滑値の最小値が燃料消費を反映して更新されることを利用して、以降の車両運転中における低速継続状態時に給油検出のための判定を実行できる。
あるいは好ましくは、給燃判定部は、低速継続状態が未検出のままで車両速度が所定速度以上となったときに、燃料量検出器のその時点での出力値と、基準設定部が記憶する基準値との比較に基づいて、燃料タンクへの燃料供給を検出する。
このようにすると、エンジン始動後の急発進等によって低速継続状態を運転開始時に確保できなかった場合にも、車両運転中にバックアップ的に給油検出のための判定を実行できる。
また好ましくは、制御システムは、運転中における燃料噴射量を積算する積算部をさらに備える。そして、給燃判定部は、エンジン始動後に、低速継続状態が未検出のまま車両速度が所定速度以上となった状態の後に、低速継続状態が検出されたときには、積算部による燃料噴射量積算値によって演算処理部による最大値を補正するとともに、この補正した最大値と、基準設定部が記憶する基準値との比較に基づいて、燃料タンクへの燃料供給を検出する。
このようにすると、エンジン始動後の即座の車両発進によって低速継続状態を運転開始時に確保できなかった場合にも、以降の車両運転中における停車時(低速状態時)を利用して、給油検出のための判定を実行できる。
この発明によれば、燃料タンクに設けられた燃料量ゲージの出力に基づいて、燃料タンクへの燃料供給(給油)を正確に検出することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお以下図中の同一または相当部分には同一符号を付してその説明は原則として繰返さないものとする。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に従う内燃機関の制御システムの概略構成図である。なお、図1には、エンジンとして直列4気筒ガソリンエンジンを示すが、本発明はこのようなエンジンに限定されるものではなく、V型6気筒エンジン、V型8気筒エンジンなど、種々の形式のエンジンに適用可能である。
図1を参照して、エンジン10は、たとえば、ガソリンに加えてアルコール(エタノール)を含有する燃料により駆動する内燃機関である。エンジン10は、4つの気筒112を備え、各気筒112はそれぞれ対応するインテークマニホールド20を介して共通のサージタンク30に接続されている。サージタンク30は、吸気ダクト40を介してエアクリーナ50に接続される。吸気ダクト40内には電動モータ60によって駆動されるスロットルバルブ70が配置される。各気筒112は共通のエキゾーストマニホールド80に連結され、このエキゾーストマニホールド80は三元触媒コンバータ90に連結されている。
各気筒112に対しては、点火プラグ110、吸気ポートまたは/および吸気通路内に向けて燃料を噴射するインジェクタ120がそれぞれ設けられている。点火プラグ110およびインジェクタ120はEFI(Electronic Fuel Injection)−ECU(Electronic Control Unit)300の出力信号に基づいて制御される。
各インジェクタ120は、デリバリパイプ130に接続されており、デリバリパイプ130は燃料圧レギュレータ140を介して、電動モータ駆動式の燃料ポンプ150に接続されている。燃料圧レギュレータ140は燃料ポンプ150から吐出された燃料の燃料圧が予め定められた設定燃料圧よりも高くなると、燃料ポンプ150から吐出された燃料の一部を燃料タンク200に戻すように構成されており、したがってインジェクタ120に供給されている燃料圧が設定燃料圧よりも高くなるのを阻止している。
燃料タンク200には、燃料ポンプ150に接続されたパイプ210が挿入されている。燃料ポンプ150は、パイプ210を介して燃料タンク200内の燃料を吸い上げる。燃料ポンプ150の回転数が大きいほど、燃料の吸入量が大きくなる。
EFI−ECU300は、デジタルコンピュータから構成され、クロック310、ROM(Read Only Memory)320、RAM(Random Access Memory)330およびCPU(Central Processing Unit)340を備えている。あるいは、EFI−ECU300の一部について、ハードウェア(電子回路)で構成してもよい。
EFI−ECU300には、水温センサ350の出力電圧が入力される。水温センサ350は、エンジンの冷却水の温度(水温)に比例した出力電圧を発生する。また、EFI−ECU300には、エンジン回転数を表わす出力パルスを発生する回転数センサ360から信号が入力される。
また、三元触媒コンバータ90上流のエキゾーストマニホールド80には、排気ガス中の酸素濃度に比例した出力電圧を発生する空燃比センサ390が取付けられる。この空燃比センサ390の出力電圧は、EFI−ECU300へ入力される。なお、空燃比センサ390は、エンジン10で燃焼された混合気の空燃比に比例した出力電圧を発生する全域空燃比センサ(リニア空燃比センサ)である。なお、空燃比センサ390としては、エンジン10で燃焼された混合気の空燃比が理論空燃比に対してリッチであるかリーンであるかをオンオフ的に検出するO2センサを用いてもよい。
燃料タンク200には、燃料タンク200の燃料残存量を検出する燃料量ゲージ(燃料量検出器)370が設けられる。燃料量ゲージ370の出力信号Vfuelは、燃料タンク200内の燃料残存量に応じた電圧を示し、EFI−ECU300に入力される。なお、以下では、説明を簡略化するために、出力信号Vfueが示す値を、燃料量ゲージ出力Vfuelとも称する。
図2は、本発明の実施の形態1に従う内燃機関の制御システムにおける燃料供給の有無を判定するシステムの構成を示す概略ブロック図である。なお、以下では、燃料タンク200への燃料供給については単に「給油」とも称し、燃料供給の有無の判定については「給油判定」とも称することとする。
図2を参照して、給油判定システム500は、平滑演算部510と、低速継続状態検出部520と、最大/最小処理部530と、基準設定部540と、給油判定部550とを含む。なお、図2の各機能ブロック510〜550を含め、以降の各機能ブロック図に記載される機能ブロックの各々は、図1に示したEFI−ECU300内の当該ブロックに相当する機能を有する回路(ハードウェア)で構成してもよいし、予め設定されたプログラムに従ってEFI−ECU300がソフトウェア処理を実行することにより実現してもよい。
平滑演算部510は、図示しない車速センサによって検出された車速Vに従って、車速Vが所定の判定速度よりも低い低速状態のときに、燃料量ゲージ370からの燃料量ゲージ出力Vfuelを時間方向に平滑して、平滑ゲージ出力Vflsmを算出する。時間方向の平滑演算は、たとえば、下記(1)式に従って実行される。
Vflsm=Vflsm′+(Vfuel−Vflsm′)/n …(1)
(1)式において、Vflsm′は、前回の平滑ゲージ出力を示し、nは所定の係数を示す(n>1)。nが大きい程、燃料量ゲージ出力Vfuelを反映した平滑ゲージ出力Vflsmの更新度合は小さくなり、時間方向のなまし度合が大きくなる。このような平滑処理により、燃料量ゲージ出力Vfuelのノイズによる誤判定を防止できる。
低速継続状態検出部520は、上記低速状態が所定の判定時間以上継続した低速継続状態時に、車速フラグXspdをオフする。なお、車速フラグXspdは、低速継続状態時以外では、オンに設定される。車速フラグXspdのオフは、燃料タンク200内の燃料液面レベルが安定している状態を推定するものとする。すなわち、車両がほぼ停止した状態(すなわち低速状態)が、一定時間(好ましくは数秒程度)継続したときに車速フラグXspdがオフされるように、上記判定速度および判定時間は設定される。
最大/最小処理部530は、車速フラグXspdがオフされた期間(低速継続状態時)を通じて、平滑演算部510により算出された平滑ゲージ出力Vflsmの最大値VfMAXおよび最小値VfMINを算出する。すなわち、車速フラグXspdのオン時には、最大値VfMAXおよび最小値VfMINの更新は、平滑ゲージ出力Vflsmに関らず非実行とされる。このように、最大/最小処理部530は、「演算処理部」に対応する。
平滑ゲージ出力の最大値VfMAXおよび最小値VfMINは、エンジン始動、すなわち、イグニッションスイッチのオンに応答して一旦クリアされる。この結果、最大値VfMAXおよび最小値VfMINは、運転期間中における、低速継続状態時、すなわち、燃料タンク200の燃料液面レベルが安定している期間を通じての平滑ゲージ出力Vflsmの最大値および最小値を示すこととなる。
燃料タンク200の燃料残存量は運転中の燃料噴射に従って減少していくため、基本的には、最大値VfMAXは、エンジン始動時における平滑ゲージ出力Vflsmに対応することとなる。したがって、最大値VfMAXは、停車中に給油された場合には、給油により燃料が増加した状態での燃料残存量を示すものとなる。一方、最小値VfMINは、エンジン停止時における平滑ゲージ出力Vflsmに対応することとなる。すなわち、最小値VfMINは、運転期間での燃料消費を反映した燃料残存量を示すものとなる。
基準設定部540は、イグニッションスイッチ304のオンオフを示すイグニッション信号IGがオンからオフに変化したときに、当該運転期間における平滑ゲージ出力の最小値VfMINを、次回の給油判定の基準値VfSTPとして記憶する。基準値VfSTPは、エンジン停止時における燃料タンク200内の燃料残量に対応する。このように、基準設定部540は、エンジン停止毎に基準値VfSTPを更新し記憶する。記憶された基準値VfSTPは、次回のエンジン始動時における給油無のときの燃料残存量に対応する値(すなわち、基準値)として、以降の給油判定に用いられる。
給油判定部550は、車速フラグXspdのオフ時(低速継続状態時)に、最大/最小処理部530によって平滑ゲージ出力の最大値VfMAXが更新されると、更新された最大値VfMAXと、基準設定部540に記憶されている基準値VfSTPとの比較に基づいて、給油の有無を判定する。給油判定部550は、「給燃判定部」に対応する。
たとえば、給油判定部550は、燃料増加率RVf(RVf=VfMAX/VfSTP)を算出することによって、給油の有無を判定する。そして、燃料増加率RVfが所定値より大きいときに、給油判定フラグFREfがオンされる。あるいは、給油判定部550による判定は、燃料増加率RVfの算出に止めてもよい。
次に、図2に示した給油判定システムによる制御処理手順を図3および図4のフローチャートを用いて説明する。
図3を参照して、EFI−ECU300は、ステップS100により、図2に示した最大/最小処理部530で算出される平滑ゲージ出力の最大値VfMAXおよび最小値VfMINを初期化する。具体的には、最小値VfMINの初期値は、燃料量ゲージ出力Vfuelの変化範囲の最大値に相当するKVMAXに設定され、最大値VfMAXは、燃料量ゲージ出力Vfuelの変化範囲の最小値に相当するKVMINに設定される。
なお、図3のフローチャートによる処理は、イグニッションスイッチ304のオンによるEFI−ECU300の起動時に初期化処理として実行される。これに対して、図4に示す処理は、EFI−ECU300によって、運転期間中に所定周期で繰返し実行される。
図4を参照して、EFI−ECU300は、ステップS110により、車速Vおよび判定速度Vsの比較により、低速状態であるかどうかを判定する。そして、V≧Vsのとき(S100のYES判定時)、すなわち、車両走行時には、ステップS120に処理を進める。ステップS120では、車速フラグXspdがオンされるとともに、低速状態の継続時間を計測するためのカウント値Cspdが0にクリアされる。
これに対して、V<Vsのとき、すなわち低速状態であるとき(S110のNO判定時)には、EFI−ECU300は、ステップS150に処理を進めて、カウント値Cspdをインクリメントする。そして、EFI−ECU300は、ステップS160により、燃料量ゲージ出力Vfuelを上記(1)式に従って時間方向に平滑化して、平滑ゲージ出力Vflsmを算出する。
EFI−ECU300は、低速状態時には、さらにステップS170により、カウント値Cspdが判定値Ctに達したかどうかを判定する。そして、EFI−ECU300は、カウント値Cspd≧Ctのとき(S170のYES判定時)、ステップS180に処理を進めて、車速フラグXspdをオフする。上述のように、判定速度Vsおよび判定期間Ctは、車速フラグXspdのオフ時に、燃料タンク200の燃料液面レベルが安定した状態となるように、実験結果等に基づいて予め設定される。
さらに、EFI−ECU300は、ステップS190により、車速フラグXspdがオフであるか否かを判定する。そして、車速フラグXspdのオフ時(S190のYES判定時)すなわち、燃料液面レベル安定時には、以下のステップS200〜S240の処理を実行する。
ステップS150〜S190から理解されるように、低速状態時には、ステップS160により、平滑ゲージ出力Vflsmが算出されることになる。すなわち、ステップS160による処理は、図2の平滑演算部510の機能に対応する。また、ステップS150,S170,S180による処理は、図2の低速継続状態検出部520の機能に対応する。
ただし、非低速状態時(V≧Vs)に加えて、低速状態であってもその継続時間が判定値Ctに相当する所定時間よりも短い間は、車速フラグXspdがオン状態(S190がNO判定)であるので、ステップS200〜S240の処理は実行されないことになる。
EFI−ECU300は、車速フラグXspdがオンおよびオフのいずれであっても、ステップS130によってイグニッション信号がオンからオフに変化したことが検知されると(S140のYES判定時)、ステップS140によって、その時点での平滑ゲージ出力の最小値VfMINを基準値VfSTPとして記憶する。すなわち、基準値VfSTPは、エンジン停止時における燃料残存量に相当する値として、IGオフ毎に更新される。このように、ステップS140による処理は、図2の基準設定部540の機能に対応する。
次に、車速フラグXspdのオフ時に実行されるステップS200〜S240の処理について詳細に説明する。
EFI−ECU300は、車速フラグXspdのオフ時(S190のYES判定時)には、処理をステップS200に進める。ステップS200では、ステップS160で算出された平滑ゲージ出力Vflsmと、これまでの平滑ゲージ出力の最大値VfMAXとが比較される。そして、EFI−ECU300は、Vflsm>VfMAXのとき(S200のYES判定時)には、ステップS210およびS220を実行する。一方、Vflsm≦VfMAXのとき(S200のNO判定時)には、ステップS210およびステップS220の処理はスキップされる。
EFI−ECU300は、ステップS210により、平滑ゲージ出力Vflsmに従って平滑ゲージ出力の最大値VfMAXを更新する。さらに、EFI−ECU300は、最大値VfMAXの更新に伴って、ステップS220により、更新された最大値VfMAXと、基準値VfSTPとの比である、燃料増加率RVfを算出する。上述のように、基準値VfSTPは、前回のIGオフに応答してステップS140により設定された、前回のエンジン停止時における燃料残存量に相当する値である。
EFI−ECU300は、ステップS230およびS240により、平滑ゲージ出力の最小値VfMINの更新処理を行なう。具体的には、ステップS230では、ステップS160で算出された平滑ゲージ出力Vflsmと、これまでの平滑ゲージ出力の最小値VfMINとが比較される。そして、EFI−ECU300は、Vflsm<VfMINのとき(S230のYES判定時)には、ステップS240により、平滑ゲージ出力Vflsmに従って平滑ゲージ出力の最小値VfMINを更新する。一方、Vflsm≧VfMINのとき(S230のNO判定時)には、ステップS240の処理はスキップされるので、最小値VfMINは維持される。
このように、ステップS200、S210、S230およびS240による処理によって、図2に示した最大/最小処理部530の機能が実現されて、運転期間中における、低速継続状態時、すなわち、燃料タンク200の燃料液面レベルが安定している期間を通じての平滑ゲージ出力Vflsmの最大値VfMAXおよび最小値VfMINを逐次算出することができる。
そして、ステップS220によって燃料増加率RVfを算出することによって、図2の給油判定部550の機能が実現される。
最大値VfMAXおよび最小値VfMINの更新は低速継続状態時(車速フラグXspdのオフ時)にのみ実行されるため、車両運転状態に左右される不安定な値となることがない。
したがって、本発明の実施の形態1に従う内燃機関の制御システムによれば、エンジン停止毎に最小値VfMINに従って更新された基準値VfSTPと、次回のエンジン運転中に算出された最大値VfMAXとに基づいて、給油検出のための判定を正確に実行できる。特に、車両運転状態の影響による誤判定を防止できる。
[実施の形態2]
実施の形態1では、エンジン停止時(イグニッションスイッチのオフ時)に給油が行なわれることを前提としたが、実際には、停車しているもののエンジンはアイドリング状態に維持された状態で、すなわちイグニッションスイッチがオンされたままで給油されるケースも想定される。
実施の形態2ではこのようなケースにも対処可能な給油判定システムについて説明する。
なお、以降で説明する各実施の形態において、内燃機関の制御システム構成については実施の形態1と同様であり、EFI−ECU300による給油判定のみが異なる。したがって、実施の形態2を含めて以降の各実施の形態では、実施の形態1との相違点について説明することとし、特に説明しない点については実施の形態1と同様であるものとする。
図5は、本発明の実施の形態2に従う内燃機関の制御システムにおける給油判定システムの構成を説明する機能ブロック図である。
図5を参照して、実施の形態2に従う給油判定システム500は、図2の構成に加えて、ステータス管理部560をさらに含む。ステータス管理部560は、低速継続状態の検出(車速フラグXspdのオフ)に伴う、燃料増加率RVfの算出、すなわち給油判定の実行状況を示す変数であるステータスSTを管理する。
ステータス管理部560は、エンジン始動時にステータスSTの値を0(初期値)に設定する。その後、ステータス管理部560は、基準値VfSTPに基づく燃料増加率RVfの算出(給油判定)が実行されると、ステータスSTの値を0から1に変化させる。さらに、ステータスST=0または1の状態から、車速VがVs以上となると、ステータスSTの値を2に変化させる。すなわち、エンジン始動後に車速VがVs以上となるとステータスSTの値は2となり、エンジン停止までST=2に維持される。
そして、給油判定部550は、ステータスSTの値に応じて、燃料増加率RVfの算出(給油判定)の態様を、図6に示すように変更する。
図6を参照して、実施の形態2では、図4に示したフローチャートによる処理手順に加えて、EFI−ECU300は、ステータスSTを管理するためのステップS300,S310,S320,S330の処理と、図4に示したステップS220による燃料増加率RVfの算出ができないときに、バックアップ的に燃料増加率RVfを算出するためのステップS305,350の処理をさらに行なう。すなわち、ステップS300,S310,S320,S330による処理は、図5のステータス管理部560の機能に対応する。また、ステップS220,S305,S350による処理によって、図5に示した給油判定部550(実施の形態2)の機能が実現される。
EFI−ECU300は、車速V≧Vsである車両走行時(S110のYES判定時)には、図4と同様のステップS120の処理に続いて、ステップS300により、ステータスST=0であるかを判定する。そして、EFI−ECU300は、ST=0のときには(S300のYES判定時)、ステップS305を実行するとともに、ステップS310によりステータスST=2に設定する。一方、ST≠0のときには(S300のYES判定時)、ステップS305をスキップした上で、ステップS310によりステータスST=2に設定する。すなわち、運転開始後、一旦低速状態を脱することにより、ST=2に設定される。
なお、エンジン始動時にステップS220による燃料増加率RVfの算出の機会がないままに車両走行が開始された場合には、ステータスSTは0(初期値)のままであるので、ステップS300がYES判定とされて、後述するステップS305による給油判定の機会が確保される。
一方、EFI−ECU300は、低速継続状態の検出(車速フラグXspdのオフ)時には、図4と同様の条件で実行されるステップS210による平滑ゲージ出力の最大値VfMAXの更新時には、ステップS220の実行に先立ってステップS320によりステータスSTの値を確認する。
そして、ステータスSTの値が0または1のとき(S320のYES判定時)には、EFI−ECU300は、ステップS220により、基準値VfSTPに基づく燃料増加率RVfの算出(給油判定)を実行し、かつ、正常な給油判定が実行できたことを示すために、ステップS330によりステータスST=1に設定する。
一方、EFI−ECU300は、ステータスSTの値が2のとき(S320のYES判定時)には、ステップS350に処理を進める。ステップS350では、ステップS220による燃料増加率RVfの算出に代えて、下記(2)式に従って燃料増加率RVfが算出される。
RVf=VfMAX/VfMIN …(2)
すなわち、車両走行が開始されて一旦車速V≧Vsとなった後に、低速継続状態となって給油判定の機会が到来した際には、前回のエンジン停止時の燃料残存量を示す基準値VfSTPに代えて、当該運転期間中での平滑ゲージ出力の最小値VfMINを用いて給油判定が実行される。
ここで、車両停止時に、エンジンを作動させたまま(アイドリング状態)で給油した場合を想定すると、ステップS350により燃料増加率RVfが算出されることになる。この場合には、イグニッションスイッチはオフされていないため、ステップS140による基準値VfSTPの更新が実行されず、非更新の基準値VfSTPを用いたステップS220の給油判定では、車両停車中(アイドリング中)における給油を検出できない。したがって、ステップS350を用いることにより、エンジンを作動させたまま(アイドリング状態)で給油した場合に「給油無」と判定されることを防止できる。
なお、車速フラグXspdのオン時には、EFI−ECU300は、ステップS305による燃料増加率RVfの算出機会を確保できる、ステップS305では、下記(3)式に従って燃料増加率RVfが算出される。
RVf=Vfuel/VfSTP …(3)
ステップS305の処理によって、ステップS220による正常な給油判定が実行できなかった場合にも、燃料量ゲージ出力Vfuelに基づいて、バックアップ的な給油判定を実行できる。このようにすると、現時点での燃料量ゲージ出力Vfuelに基づく給油判定によっても、エンジン始動直後の段階で給油を検出することが期待できる。なお、エンジン始動の際に、ステップS220による基準値VfSTPに基づく燃料増加率RVfの算出(給油判定)が実行できた場合には、ST=1に設定されることによりステップS300がNO判定となるので、上述のようにステップS305による燃料増加率RVfの算出はスキップされる。
なお、ステップS305による燃料増加率RVfの算出(給油判定)は、燃料量ゲージ370の出力ノイズの影響が相対的に大きいので、算出された燃料増加率RVfを時間方向に平滑したり、燃料増加率RVfが所定値を超える状態が一定時間継続した場合に「給油有」を検出するようにして、誤判定を防止してもよい。
以上説明したように、実施の形態2に従う内燃機関の制御システムによれば、実施の形態1に従う内燃機関の制御システムの効果に加えて、エンジンを作動させたまま(アイドリング状態)で給油した場合に、給油無と誤判定することを防止ができる。また、エンジン始動時に低速継続状態が確保できず、ステップS220による正常な給油判定が実行できなかった場合にも、エンジン始動直後の段階において、その時点での燃料量ゲージ出力Vfuelに基づく給油判定をバックアップ的に実行できる。
[実施の形態3]
実施の形態3では、イグニッションスイッチのオン後に車両が即座に発進されることにより、低速継続状態が確保できなかったケースに、車両走行の停車タイミングの機会を利用して給油判定を実行可能な制御構成を説明する。
図7は、本発明の実施の形態3に従う内燃機関の制御システムにおける給油判定システムの構成を説明する機能ブロック図である。
図7を参照して、実施の形態3に従う給油判定システム500は、図2の構成に加えて、ステータス管理部560♯および燃料噴射量積算部570をさらに含む。
ステータス管理部560♯は、給油判定の実行状況を示す変数STについて、エンジン始動時にステータスSTの値を0(初期値)に設定するとともに、基準値VfSTPに基づく燃料増加率RVfの算出(給油判定)が実行されると、ステータスSTの値を0から1に変化させる。すなわち、実施の形態3では、ステータスSTの値は、ステータス管理部560♯によって0または1に設定される。
さらに、ステータス管理部560♯は、ステータスST=0の状態で車速V≧Vsとなったときには、エンジン始動時に正常な給油判定が実行されることなく車両走行が開始されたことを示す、判定要求フラグXspdmをオンする。
燃料噴射量積算部570は、EFI−ECU300の起動時からの燃料噴射積算量を積算して、積算値FLSUMを有する。
燃料噴射量積算部570は、IGオンに応答して積算値FLSUMの値を初期化(クリア)するとともに、運転期間には、エンジンの運転状態に応じて逐次設定される各時点での燃料噴射量Qn(i)(iは気筒番号を示す)を逐次積算することによって、燃料噴射量積算値FLSUMを算出する。
すなわち、図8のフローチャートに示されるように、実施の形態3では、EFI−ECU300は、イグニッションスイッチ304のオンによる起動時の初期化処理として、図3のステップS100に代えてステップS100♯を実行する。
ステップS100♯では、ステップS100と同様に、平滑ゲージ出力の最大値VfMAXおよび最小値VfMINが初期化されるとともに、燃料噴射量積算値FLSUMが0にクリアされる。
そして、給油判定部550は、ステータスSTの値および判定要求フラグXspdmに応じて、燃料増加率RVfの算出(給油判定)の態様を、図9に示すように変更する。
図9を参照して、実施の形態3では、図4に示したフローチャートによる処理手順に加えて、EFI−ECU300は、ステータスSTおよび判定要求フラグXspdmを管理するためのステップS400,S410,S440の処理と、判定要求フラグXspdmのオン時に燃料噴射量積算値FLSUMを給油判定に反映するためのステップS420,S430の処理をさらに行なう。すなわち、ステップS400,S410,S440による処理は、図7のステータス管理部560♯の機能に対応する。また、ステップS420,S430による処理によって、図7に示した給油判定部550(実施の形態3)の機能が実現される。
実施の形態3に示す構成では、EFI−ECU300は、ステップS110に先立ってステップS105を実行する。ステップS105では、燃料量ゲージ出力Vfuelが取得可能であるかどうかが判定される。たとえば、イグニッションスイッチ304のオン直後には、通信遅れや出力の不安定等によって、ステップS105はNO判定とされる。したがって、IGオンから所定時間経過後にステップS105がYES判定とされる。
車速V≧Vsである車両走行時(S110のYES判定時)には、ステップS400およびS410がさらに実行される。EFI−ECU300は、ステップS400では、ステータスSTの値が0であるかどうかを判断し、ステータスST=0のとき(S400のYES判定時)には、ステップS410により、判定要求フラグXspdmをオンする。一方、ステータスST=1のとき(S400のNO判定時)には、ステップS410の処理はスキップされる。
また、EFI−ECU300は、EFI−ECU300は、図4と同様の条件に従って、ステップS220による燃料増加率RVfの算出(給油判定)が実行されると、ステップS440により、ステータスSTの値を1とする。
以上の処理により、判定要求フラグXspdmは、実施の形態1と同様の給油判定(ステップS220によるRVfの算出)が実行されることなく車両走行が開始された場合に、オンされることになる。
一方、エンジン始動時にステップS220による燃料増加率RVfの算出の機会があった場合には、車両走行開始後にステップS410の処理がスキップされることにより、判定要求フラグXspdmは初期値であるオフに維持される。
EFI−ECU300による低速状態(ステップS110のNO判定時)における処理のうち、ステップS150〜S240については図4と同様である。そして、実施の形態3では、EFI−ECU300は、図4と同様の条件で実行されるステップS210による平滑ゲージ出力の最大値VfMAXの更新時には、ステップS220の実行に先立ってステップS420,S430を実行する。
EFI−ECU300は、ステップS420では、判定要求フラグXspdmがオンされているかどうかを判定する。判定要求フラグXspdmのオフ時(S400のNO判定時)には、ステップS410はスキップされて、ステップS210で更新された最大値VfMAXおよび基準値VfSTPを用いて、ステップS220による給油判定(燃料増加率RVfの算出)が実行される。上述のように、この給油判定が行なわれるのに応答して、ステップS440により、ステータスST=1に設定される。
一方、判定要求フラグXspdmのオン時(S400のYES判定時)には、EFI−ECU300は、ステップS430により、ステップS210で更新された平滑ゲージ出力の最大値VfMAXを、この時点までの燃料噴射量積算値FLSUMを用いて修正する。このとき、EFI−ECU300は、ステップS220では、ステップS430で補正された最大値VfMAXおよび基準値VfSTPを用いて、給油判定(燃料増加率RVfの算出)を実行する。
これにより、エンジン始動時に給油判定の機会が確保できなかった場合(判定要求フラグXspdmのオン時)には、車両運転開始後の停車タイミング等を利用して給油判定を行なうことができる。そして、このような給油判定時には、車両走行による燃料消費量を燃料噴射量の積算によって把握するとともに、把握した燃料消費量を反映することによって、判定を正確化できる。
このように、実施の形態3に従う内燃機関の制御システムによれば、実施の形態1に従う内燃機関の制御システムの効果に加えて、イグニッションスイッチのオン後に車両が急発進されることにより、エンジン始動時に正常な給油判定が実行できなかった場合にも、車両走行開始後の停車タイミングを利用することによって、それまでの燃料噴射による燃料消費を反映した給油判定を実行できる。
なお、実施の形態1〜3では、最大値VfMAXと基準値VfSTPとの比である燃料増加率RVfによる給油判定を行なったが、両者の差である燃料増加量(VfMAX−VfSTP)に基づいて、給油判定を実行することも可能である。
また、実施の形態1〜3では、給油検出のニーズを考慮して、エンジン10はFFVに搭載されることを想定したが、本発明の適用は必ずしもFFVに限定されるものではなく、本発明はその原理上、通常のガソリンエンジンにおける給油有無の判定にも適用可能である点について、確認的に記載する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態1に従う内燃機関の制御システムの概略構成図である。 本発明の実施の形態1に従う内燃機関の制御システムにおける給油判定システムの構成を説明する機能ブロック図である。 図2に示した給油判定システムによる制御処理手順を示す第1のフローチャートである。 図2に示した給油判定システムによる制御処理手順を示す第2のフローチャートである。 本発明の実施の形態2に従う内燃機関の制御システムにおける給油判定システムの構成を説明する機能ブロック図である。 図5に示した給油判定システムによる制御処理手順を示す第2のフローチャートである。 本発明の実施の形態3に従う内燃機関の制御システムにおける給油判定システムの構成を説明する機能ブロック図である。 図7に示した給油判定システムによる制御処理手順を示す第1のフローチャートである。 図7に示した給油判定システムによる制御処理手順を示す第2のフローチャートである。
符号の説明
10 エンジン、20 インテークマニホールド、30 サージタンク、40 吸気ダクト、50 エアクリーナ、60 電動モータ、70 スロットルバル、80 エキゾーストマニホールド、90 三元触媒コンバータ、110 点火プラグ、112 気筒、120 インジェクタ、130 デリバリパイプ、140 燃料圧レギュレータ、150 燃料ポンプ、200 燃料タンク、210 パイプ、302 バッテリ、304 イグニッションスイッチ、350 水温センサ、360 回転数センサ、370 燃料量ゲージ、372 燃料メータ、390 空燃比センサ、500 給油判定システム、510 平滑演算部、520 低速継続状態検出部、530 最大/最小処理部、540 基準設定部、550 給油判定部、560,560♯ ステータス管理部、570 燃料噴射量積算部、Cspd カウント値、Ct 判定値、FLSUM 燃料噴射量積算値、FREf 給油判定フラグ、IG イグニッション信号、Qn 燃料噴射量、RVf 燃料増加率、ST 変数(ステータス)、V 車速、Vflsm 平滑ゲージ出力、VfMAX 平滑ゲージ出力最大値、VfMIN 平滑ゲージ出力最小値、VfSTP 基準値、Vfuel 燃料量ゲージ出力、Vs 判定速度、Xspd 車速フラグ、Xspdm 判定要求フラグ。

Claims (5)

  1. 燃料タンク内の燃料残存量を検出する燃料量検出器と、
    車両速度が所定速度未満の低速領域であるときに、前記燃料量検出器の出力値を時間方向に平滑した出力平滑値を算出する平滑演算部と、
    前記低速領域が所定時間を超えて継続した低速継続状態であることを検出する低速継続状態検出部と、
    エンジン始動からエンジン停止までの間における前記低速継続状態を通じた前記出力平滑値の最大値および最小値を逐次算出する演算処理部と、
    前記エンジン停止に応答して、その時点での前記演算処理部による前記最小値に従って基準値を更新し記憶する基準設定部と、
    前記低速継続状態時に、前記演算処理部による前記最大値と、前記基準設定部が記憶する前記基準値との比較に基づいて、前記燃料タンクへの燃料供給を検出するための給燃判定部とを備える、内燃機関の制御システム。
  2. 前記給燃判定部は、前記エンジン始動後に、前記車両速度が一旦前記所定速度以上となった後で、前記低速継続状態が検出された場合には、前記演算処理部による前記最大値および前記最小値の比較に基づいて、前記燃料タンクへの燃料供給を検出する、請求項1記載の内燃機関の制御システム。
  3. 前記給燃判定部は、前記エンジン始動後に、前記低速継続状態が未検出のままで前記車両速度が前記所定速度以上となったときに、前記燃料量検出器のその時点での出力値と、前記基準設定部が記憶する前記基準値との比較に基づいて、前記燃料タンクへの燃料供給を検出する、請求項1記載の内燃機関の制御システム。
  4. 前記運転中における燃料噴射量を積算する積算部をさらに備え、
    前記給燃判定部は、前記エンジン始動後に、前記低速継続状態が未検出のまま前記車両速度が前記所定速度以上となった状態の後に、前記低速継続状態が検出されたときには、前記積算部による燃料噴射量積算値によって前記演算処理部による前記最大値を補正するとともに、この補正した最大値と、前記基準設定部が記憶する前記基準値との比較に基づいて、前記燃料タンクへの燃料供給を検出する、請求項1記載の内燃機関の制御システム。
  5. 前記基準設定部は、イグニッションスイッチのオフに応答して、その時点での前記演算処理部による前記最小値に従って前記基準値を更新かつ記憶し、
    前記演算処理部は、イグニッションスイッチのオンに応答して、前記最大値および前記最小値を一旦初期化する、請求項1記載の内燃機関の制御システム。
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