JP2005016474A - 内燃機関における故障診断機能を有する燃料ガスパージシステム - Google Patents

内燃機関における故障診断機能を有する燃料ガスパージシステム Download PDF

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Abstract

【課題】異常検出頻度を上げると共にドライバビリティやエミッションの悪化を防止することができる故障診断機能を有する燃料ガスパージシステムを得る。
【解決手段】異常検出を中断した時に、積算パージ量をクリアすると共に、次回の異常判定条件の成立には上記積算パージ量が前回より短い所定値以上のときに異常判定条件成立とするようにして、異常検出が中断された場合はキャニスタのパージを必要とするより短い時間実行してから、再異常検出するようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、キャニスタ内に吸着されている燃料蒸発ガスを内燃機関の吸気管へパージ(放出)する燃料ガスパージシステムの故障の有無を診断するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の燃料ガスパージシステムの故障診断装置としては、故障診断条件に機関始動後のパージ実行積算時間または積算パージ量が所定値以上になった時との条件を追加している。この条件で、キャニスタのパージが十分に行われているか否かを判断し、キャニスタ内の燃料蒸発ガスの残留量が十分に少なくなっているときに故障診断を実行する。これにより、故障診断時の吸気管内への燃料蒸発ガスの流入によるオーバーリッチが発生しなくなり、ドライバビリティやエミッションの悪化が防止されるようにしている(例えば、特許文献1)。また、同種の従来の燃料ガスパージシステムの故障診断装置としては、例えば、特許文献2がある。
【0003】
【特許文献1】
特開平9―177617号公報
【特許文献2】
特開平11―22564号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の燃料ガスパージシステムの故障診断装置では、異常検出が中断され、再度異常検出を行う場合でも、キャニスタのパージ積算時間を同時間実施するので、異常検出頻度を上げられない問題があった。
【0005】
この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、異常検出が中断された場合は、キャニスタのパージを必要とするより短い時間実行してから、再異常検出するようにして、異常検出頻度を上げると共にドライバビリティやエミッションの悪化を防止するものを得ようとするものである。
また、燃料を給油したと判定したときは、燃料の給油による燃料蒸発ガスの流入によるオーバーリッチの発生を防止し、ドライバビリティやエミッションの悪化を防止するものを得ようとするものである。
さらに、パージ制御弁によるパージが導入されていない期間が所定時間以上継続したとき、積算パージ量をクリアして、多くの燃料蒸発ガスの流入によるオーバーリッチの発生を防止し、ドライバビリティやエミッションの悪化を防止するものを得ようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わる内燃機関における故障診断機能を有する燃料ガスパージシステムは、燃料タンクと吸気管とを連通するパージ通路の途中に設けたキャニスタの吸着体で燃料タンク内で発生した燃料ガスを吸着し、内燃機関の運転状態に応じてパージ制御弁を開閉することにより、吸着された燃料ガスを吸気管内に導入して燃料の蒸散を防止する燃料蒸散防止装置と、上記内燃機関の運転状態を検出する複数のセンサと、上記複数のセンサからの運転状態情報に基づいて上記燃料蒸散防止装置の第1異常判定条件の成立を検出する第1異常判定条件検出手段と、上記キャニスタに設けられた大気口を閉塞する大気口閉塞弁と、上記パージ制御弁及び上記大気口閉塞弁を共に閉じて上記燃料蒸散防止装置全体を一つの密閉区間とする密閉化手段と、上記パージ制御弁を開制御している積算時間または上記開制御に基づくパージ積算流量により積算パージ量を計測する積算パージ計測手段と、上記第1異常判定条件が成立し、機関始動後の積算パージ量が第1の所定値以上のときに第2異常判定条件成立とする第2異常判定条件検出手段と、上記燃料タンク内圧力を検出する燃料タンク内圧力センサと、並びに、上記燃料タンク内圧力センサの検出結果に基づいて上記燃料蒸散防止装置の異常を検出する異常検出手段とを備えている。
【0007】
そして上記第2異常判定条件成立後に異常検出を中断した時に、上記積算パージ量をクリアすると共に、次の上記第2異常判定条件の成立には上記積算パージ量が上記第1の所定値より短い第2の所定値以上のときに異常判定条件成立とするようにしたものである。
【0008】
または、燃料給油判定手段で燃料を給油したと判定したときは、上記第2異常判定条件の成立には上記積算パージ量が上記第1の所定値より長い第2の所定値以上のときに異常判定条件成立とするようにしたものである。
【0009】
さらにまたは、上記パージ制御弁によるパージが導入されていない期間が所定時間以上継続した場合、上記積算パージ量をクリアする手段を備えたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による故障診断機能を有する燃料ガスパージシステムを示す構成図である。図1において、空気を濾過するエアクリーナ1を介して吸入された空気は、エアクリーナ1に接続されたエアフローセンサ2により吸入空気量Qaが測定され、スロットルバルブ3で吸気量が負荷に応じて制御され、サージタンク4及び吸気管5を介してエンジン6の各気筒に吸入される。エアフローセンサ2は、吸気管5を通過してエンジン6に供給される吸入空気量を測定し、電子制御ユニット(以下、「ECU」という)20に入力する。スロットルバルブ3は、運転者によるアクセルペダルの操作量に応じて、エンジン6への吸気量を調節する。
【0011】
また、吸気管5には各気筒毎にインジェクタ7が設けられており、インジェクタ7は、燃料タンク8内の燃料を吸気管5内に噴射する。また、吸気管5には、各種のセンサと関連した燃料蒸散防止装置を介して、燃料タンク8が連通されている。複数のセンサには、エンジン6の運転状態(エンジン回転速度:回転数Ne、および、負荷状態:充填効率Ecなど)を検出するために、エアフローセンサ2、スロットル開度センサ12、吸気温度センサ13、水温センサ14、空燃比センサ(Oセンサ)16、クランク角センサ17、吸気管圧力センサ18、燃料タンク内圧力センサ19、燃料レベルゲージ(燃料レベル検出器)27、車速センサ29、大気圧センサ30、外気温度センサ31および燃料タンク内温度センサ32を含んでいる。
【0012】
スロットル開度センサ12は、スロットルバルブ3の回転軸に設けられて、スロットル開度を検出する。吸気温度センサ13は、吸気管5に設けられて、吸気温度TAを検出する。水温センサ14は、エンジン6の冷却水温度を検出する。空燃比センサ16は、エンジン6の排気管15に設けられて、空燃比フィードバック信号を生成する。クランク角センサ17は、エンジン6の回転速度(回転数Ne)に対応したクランク角信号を生成する。吸気管圧力センサ18は、吸気管5のサージタンク4に設けられて、吸気管5内の吸気管圧力Pbを検出する。燃料タンク内圧力センサ19は、燃料タンク8に設けられて、燃料タンク内圧力Ptを検出する。燃料レベルゲージ27は、燃料タンク8内の燃料レベルLtを検出する。
【0013】
車速センサ29は、エンジン6を搭載した車両28の車軸付近に設けられて、車速を検出する。大気圧センサ30は、外気の圧力を大気圧PAとして検出する。外気温度センサ31は、外気温度TGを検出する。燃料タンク内温度センサ32は、燃料タンク8内の燃料ガス温度TTを検出する。上記複数のセンサの各検出情報は、運転状態を示す情報としてECU20に入力される。
【0014】
燃料蒸散防止装置は、パージ通路に設けられたキャニスタ9と、キャニスタ9と吸気管5との途中に設けられたパージ制御弁10と、パージ制御弁10を開閉制御して燃料の蒸散を防止する燃料蒸散防止制御手段(ECU20に含まれる)とにより構成される。パージ通路は、燃料タンク8と吸気管5との間を連通する。キャニスタ9は、吸着体としての活性炭を内蔵しており、パージ通路の途中に設けられて、燃料タンク8内で発生した燃料ガスを吸着する。キャニスタ9には大気口11が設けられており、大気口11は、大気口制御弁26を介して大気側に開放されている。大気口制御弁26は、ECU20と関連して大気口閉塞手段を構成しており、ECU20の制御下で大気口11を開閉制御する。
【0015】
また、ECU20内の燃料蒸散防止制御手段は、エンジン6の運転状態に応じてパージ制御弁10を開閉制御し、キャニスタ9に吸着された燃料ガスを吸気管5内に適宜導入して燃料の蒸散を防止する。すなわち、燃料蒸散防止制御手段は、エンジン6の運転状態に応じて定まるパージ弁制御量(パージ量に対応したデューティ制御量)によりパージ制御弁10を開弁し、キャニスタ9に吸着された燃料ガスを、吸気管5内の負圧により吸気管5内にパージさせる。このとき、大気口制御弁26および大気口11を介してキャニスタ9に導入された空気は、キャニスタ9内の活性炭を通過する際に、活性炭から脱離された燃料ガスを含んだ空気(パージエア)として、吸気管5内にパージされる。
【0016】
ECU20は、CPU21、ROM22およびRAM23などを有するマイクロコンピュータにより構成され、エンジン6の空燃比フィードバック制御、燃料噴射制御、燃料ガスパージ制御、燃料ガスパージシステムの故障診断および点火時期制御などの各種制御を行う。ECU20内の入出力インターフェイス24は、各種のセンサからの検出情報を取り込むとともに、駆動回路25を介して、各種アクチュエータに対する制御信号を出力する。すなわち、ECU20内のCPU21は、ROM22に格納されている制御プログラムおよび各種マップに基づいて空燃比フィードバック制御演算を行い、駆動回路25を介してインジェクタ7を駆動する。
【0017】
また、ECU20は、運転状態に応じて、エンジン6の点火時期制御、排ガス還流(EGR)制御およびアイドル回転数制御などの周知のエンジン制御を行うと共に、パージ制御弁10および大気口制御弁26を開閉制御する。また、ECU20は、キャニスタ9から吸気管に導入される燃料ガスの濃度を検出する燃料ガス濃度検出手段を有し、エンジン6に吸入されるパージエア量と、空燃比フィードバック信号を含む運転状態とに基づいて、パージエアの燃料ガスの濃度を演算する。ECU20は、パージ制御弁10を開制御している積算時間により積算パージ量を計測する積算パージ計測手段を有する。
【0018】
また、ECU20は、大気口制御弁26を制御して大気口11を閉塞する大気口閉塞手段と、パージ制御弁10および大気口11の両方を閉塞して燃料蒸散防止装置の全体を密閉状態にする密閉化手段と、運転状態に基づいて、燃料蒸散防止装置の異常の有無を判定する条件(異常判定条件)の成立を検出する第1異常判定条件検出手段とを有する。また、ECU20は、第1異常判定条件検出手段の異常判定条件の成立時に、吸気管圧力Pbに応じてパージ制御弁10の開閉量を制御してパージ量を計測する積算パージ計測手段を有する。さらに、ECU20は、異常判定条件の成立時でのパージ量に応じた燃料タンク内圧力Ptに基づいて燃料蒸散防止装置の異常を検出する異常検出手段を有する。燃料ガスパージシステムの故障時(異常時)には、警告ランプ33を点灯し運転者に知らせる。さらに、キースイッチ34とバッテリ電圧35の情報がECU20に入力されている。
【0019】
次に燃料ガスパージシステムの故障診断について説明する。実施の形態1では、特に、始動後に必要とするパージ実行積算時間(又は積算パージ量)を経過してから、異常検出が中断された場合は、キャニスタのパージを初期の必要パージ実行積算時間より短い時間行ってから、再度異常検出するようにして、異常検出頻度を上げたものである。図2,図3及び図4は実施の形態1における燃料ガスパージシステムの故障診断を示すフローチャートで、図2,図3及び図4を合わせて全体のフローチャートを示す。図5は故障診断時のパージ制御弁と大気口制御弁の開閉並びに燃料タンク内圧の変化の関係を説明するタイムチャートである。
【0020】
燃料ガスパージシステムの故障診断は、キースイッチ34が投入されると、故障診断が図2,図3及び図4のフローチャートに従って所定時間毎(例えば25msec毎)に繰り返し実行される。図2で、この故障診断ルーチンの処理を開始するため(異常検出スタート)、キースイッチのOFF→ON変化を検出すると(ステップ501、Yes)、ステップ502の処理を実行し、ステップ503に進む。
【0021】
ステップ502では、
PF ← 0、
パージ実行積算時間Tps=0、
F0,F1,F2,F3 ← 0 にセットする。
ここで、PFは、キースイッチOFF→ON変化後、1回目か否かを示すフラグで、PF=0は1回目を示す。
Tpsは、パージ実行積算時間で、Tps=0はこれを0にすることを示す。
F0は、異常検出中(第2異常判定条件成立)か否か示すフラグで、F0=0は不成立状態を示す。
F1,F2,F3は、異常検出の処理状態レベルを示すフラグであり、いずれも0は、異常検出の処理状態に至っていない初期を示す。
ステップ501では、キースイッチのOFF→ON変化のとき「Yes」で、キースイッチがON状態継続のときは「No」で、ステップ503に進む。
【0022】
ステップ503(第1異常判定条件検出手段)で、第1異常判定条件が成立しているか否かを検出する。ここで、第1異常判定条件はエンジン運転状態が安定しているときに成立する。具体的には、吸入空気量=5.0〜40g/s、吸気温=−10〜70℃、始動時冷却水温=−7.5〜35℃、始動後700秒以上経過、バッテリ電圧10V以上、空燃比フィードバック実行中であることが判定条件となり、これらの条件を全て満たすときに第1異常判定条件が成立し、ステップ511に進むが、第1異常判定条件が不成立のときには、故障診断を禁止し、ステップ504に進む。ステップ504で、F0=1(異常検出中)であったか否か調べ、異常検出中でなかったならば(ステップ504、No)、ステップ580(図4)に進む。ステップ504で、F0=1(異常検出中)であれば(ステップ504、Yes)、Tps=0に再設定し(ステップ505)、F0←0(不成立状態)にリセットし(ステップ506)、ステップ580(図4)に進む。
【0023】
図4のステップ580に進んで、大気口制御弁26を全開し、パージ制御弁10を通常の制御状態にした後(ステップ581)、ステップ571に進み、第1〜第3の各フラグF1,F2,F3を「0」にリセットして本ルーチンを終了する。
【0024】
再び、故障診断ルーチンの処理が開始されると(異常検出スタート)、キースイッチがON状態を継続しておれば、ステップ501は「No」であるので、ステップ503に進む。第1異常判定条件が成立すると(ステップ503、Yes)、PF=1(否1回目)か否かを調べ、1回目の判定であれば(ステップ511、No)、ステップ513(第2異常判定条件検出手段)に進み。始動後のパージ実行積算時間(パージ制御弁10を開制御している積算時間)が所定時間(例えば200秒)以上になったか否かによって、キャニスタ9のパージが十分に行われたか否かを判定し、ステップ513が「No」の場合、つまりパージが不十分の場合には、故障診断を禁止し、ステップ506でF0←0(不成立状態)にリセットし、同様に、ステップ580→581→571を経て本ルーチンを終了する。ここでは、キャニスタ9のパージが十分か否かの第2異常判定条件を、始動後のパージ実行積算時間により積算パージ量を計測して行うようにしているが、始動後のパージ積算流量により積算パージ量を計測してキャニスタ9のパージが十分か否かの判定を行うようにしても良い。
【0025】
次に、キャニスタ9のパージが十分に行われている場合には(ステップ513、Yes)、PF←1(否1回目)とし(ステップ514)、F0←1(異常検出中)とし(ステップ515)とし、図3のステップ550〜552に進み、現在の処理がどの段階まで進んでいるか否かを判定しつつ、種々のステップへ分岐する。処理は第1〜第4段階の4つであり、第1〜第3フラグF1〜F3の各設定状態から処理段階を判断できるようになっている。全てのフラグF1〜F3が「0」に設定されているとき、即ちステップ550〜552が全て「No」のときが第1段階であり、ステップ553に進む。
【0026】
第1段階では、まずパージ制御弁10を全閉にした後(ステップ553)、大気口制御弁26を全閉にして(ステップ554)、燃料タンク8から吸気管5までのパージ通路を密閉状態にする。即ち、図5に示すように、まず大気口制御弁26が開放状態のときに、時刻T1でパージ制御弁10を全閉にすることで、燃料タンク8からパージ制御弁10までのパージ通路を大気口11を介して大気圧と同じ圧力に保ち、やや遅れて時刻T2で大気口制御弁26を全閉にすることで、大気圧に保たれた密閉パージ通路を形成する。
【0027】
そして、次のステップ555で、図5の時刻T2での燃料タンク内圧P1aを読み込み、タイマTをリセットスタートさせた後、ステップ556に進み、タイマTのカウント値が10秒以上になったか否かを判定する。10秒経過前であれば、ステップ557に進み、第1フラグF1を「1」にセットして本ルーチンを終了する。
【0028】
これ以後、第2段階の処理となる。この第2段階では、ステップ550で「Yes」と判定されるようになる。この段階で、再び故障診断ルーチンの処理が開始されると、ステップ501→503→511と進む。ステップ511では、PF=1(否1回目)となっているので、ステップ512に進む。ステップ512では、(Tpsが前回のステップ513で200sec以上となっていたので、)引き続きTpsが120sec以上となる条件を満足し、ステップ515→550→556→……と進み、これを繰り返す。この間、燃料タンク内圧力センサ19の検出値は、図5の時刻T2から時刻T3の間において、燃料タンク8内での燃料蒸発ガスの発生量に応じて0mmHgから上昇する。
【0029】
その後、時刻T2(P1aの検出時点)から10秒が経過すると、図4のステップ558に進み、燃料タンク内圧力センサ19からの入力信号を読み込んで、このときの燃料タンク内圧P1bを記憶し、続くステップ559で、10秒間の圧力変化量△P1を算出した後、ステップ560で、第1フラグF1をリセットする。これによって第2段階の処理が終了し、第3段階へ移る。
【0030】
この第3段階では、まずステップ561で、パージ制御弁10を全閉から全開状態に切り換えると共に、タイマTをリセットスタートする。ここで、パージ制御弁10が全開されることにより、それ以前の大気圧下の密閉パージ通路内に吸気管負圧を導入し始める(図5の時刻T3)。従って、パージ通路に圧力漏れ等による異常がなければ、燃料タンク内圧力センサ19の検出値は下降し始める。
【0031】
次のステップ562では、この燃料タンク内圧力センサ19からの入力信号に基づいて燃料タンク内圧Ptが−20mmHg以下になったか否かを判定し、Pt>−20mmHgであれば、ステップ572に進み、パージ制御弁10の全開後10秒が経過したか否かを判定する。10秒経過前であれば、ステップ577に進み、第2フラグF2を「1」にセットする。この後、ステップ578で、空燃比補正係数FAFが±20%以内であるか否かを判定し、FAFが±20%以内であれば、ステップ579に進んで、大気圧PAと吸気管圧力Pbとの差圧が所定値(例えば150mmHg)以上であるか否かを判定する。
【0032】
これらステップ578,579のいずれかが「No」と判定された場合、つまり空燃比補正係数FAFが±20%を越えたとき、又は吸気管圧力Pbとの差圧が所定値(例えば150mmHg)未満のときには、ステップ504に進む。一方、ステップ578,579の判定が共に「Yes」の場合には、そのまま本ルーチンを終了する。
【0033】
この場合、ステップ577で、第2フラグF2が「1」にセットされることで、次回以降の本ルーチン実行時には、ステップ550で「No」、ステップ551で「Yes」と判定されるようになり、ステップ501→503→511→512→515→550→551→ステップ562→……と処理を繰り返す。この状態は、ステップ562またはステップ572が「Yes」となると終了する。ステップ572の方が先に「Yes」となった場合には、燃料タンク8から吸気管5までのパージ通路のどこかに閉塞部分があることを意味し、ステップ573で、パージ系詰りフラグFcloseを「1」に設定し、続くステップ574で、警告ランプ33を点灯する。
【0034】
一方、ステップ562の方が先に「Yes」となった場合には、ステップ563に進んで、第2のフラグF2をリセットし、続くステップ564で、パージ制御弁10を再び全閉にした後、ステップ565で、燃料タンク内圧力センサ19からの入力信号を読み込んで、パージ通路を負圧密閉状態にした直後の燃料タンク内圧P2aを記憶すると共に、タイマTをリセットスタートする。これによって、第3段階から第4段階に移行する。
【0035】
上記ステップ563〜565の処理が実行されることにより、図5に示すように、時刻T4で密閉パージ通路内は−20mmHgの負圧状態に調整された状態となる。これ以後、燃料タンク内圧力センサ19の検出値は、時刻T4から時刻T5の間で燃料タンク8内での燃料蒸発ガスの発生量に応じて−20mmHgから上昇していくことになる。
【0036】
そして、次のステップ566で、P2aの読み込み後、10秒が経過したか否かを判定し、10秒経過前は、ステップ575に進み、第3のフラグF3を「1」に設定して本ルーチンを終了する。これにより、次回以降の本ルーチン実行時には、ステップ550,551で「No」、ステップ552で「Yes」と判定されるようになり、ステップ501〜552→ステップ566→……と処理を繰り返す。
【0037】
この後、P2aの読み込みから10秒が経過すると、ステップ568に進み、燃料タンク内圧力センサ19からの入力信号を読み込んで、時刻T5での燃料タンク内圧P2bを記憶し、密閉後10秒間の圧力変化量△P2(=P2b−P2a)を計算する(ステップ569)。この後、ステップ570で、次の(1)式で示されたリーク判定条件に基づいてリークがあるか否かを判定する。
【0038】
△P2>α・△P1+β ……(1)
ここで、αは大気圧と負圧の違いによる燃料蒸発量の差を補正する係数、βは燃料タンク内圧力センサ19の検出精度、大気口制御弁26の圧力漏れなどを補正する係数である。上記(1)式を満たせば、「リーク有り」と判定される。即ち、燃料タンク8からパージ制御弁10までの密閉区間にリーク原因があるならば、正圧下では密閉区間から大気中への流出が起こる一方、負圧下では大気中から密閉区間への空気の流入が起こる。従って、「(大気圧下の圧力変化量ΔP1)=(燃料タンク8からの燃料蒸発ガスの発生量)−(密閉区間から大気中への流出量)」よりも「(負圧下の圧力変化量△P2)=(燃料タンク8からの燃料蒸発ガスの発生量)+(大気中から密閉区間への流入量)」の方が大きくなる。この関係から、上記(1)式のリーク判定条件が導き出されたのである。
【0039】
上記(1)式のリーク判定条件を満足する場合、つまりステップ570で「リーク有り」と判定された場合には、燃料タンク8から吸気管5までのパージ通路のどこかにリーク原因となる部分があることを意味し、ステップ576で、パージ通路リークフラグFleakを「1」に設定し、続くステップ574で、警告ランプ33を点灯する。一方、ステップ570で「No」と判定された場合、つまりリークが発生していない場合には、ステップ571に進み、第1〜第3の各フラグF1〜F3を強制的にリセットして本ルーチンを終了する。
【0040】
ところで、F0=1(異常検出中)、つまり、ステップ513の第2異常判定条件成立後において、異常検出を中止したときについて説明する。F0=1(異常検出中)のときに、第1異常判定条件が不成立になったとき(つまり、ステップ503が「No」と判定されたとき)、空燃比補正係数FAFが±20%を越えたとき(つまり、ステップ578が「No」と判定されたとき)、又は大気圧PAと吸気管圧力Pbの差圧が所定値(例えば150mmHg)未満のとき(つまり、ステップ579が「No」と判定されたとき)は、ステップ504に進む。ステップ504で、F0=1(異常検出中)であったので、パージ実行積算時間Tps=0にリセットし(ステップ505)、F0←0(不成立)にし、ステップ580→581→571で本ルーチンを終了し、これを繰り返す。
【0041】
続いて、故障診断ルーチンの処理が開始され、ステップ501→503と進む。ステップ503で第1異常判定条件が成立すると(又は成立に変わると)、ステップ511に進む。このときPF=1(否1回目)であるので、ステップ512に進み、Tpsが120sec以上に達すると、F0←1にして、以後同様な異常検出の処理を実行する。
つまり、この場合は、始動後に必要とするパージ実行積算時間(又は積算パージ量)を経過してから、異常検出が中断されたので、キャニスタのパージを初期の必要パージ実行積算時間(例えば200sec)より短い時間(例えば120sec)だけ行ってから、再度異常検出するようにして、異常検出頻度を上げるようにする。
【0042】
また、途中で、ステップ578,579がともに「Yes」となると、再び故障診断ルーチンの処理が開始され、ステップ501→503→511に進む。このとき、同様に、PF=1(否1回目)であるので、ステップ512に進み、すでにTpsが120sec以上となっているので、F0←1にして、以後同様な異常検出の処理を実行する。
つまり、この場合も、始動後に必要とするパージ実行積算時間(又は積算パージ量)を経過してから、異常検出が中断されたので、キャニスタのパージを初期の必要パージ実行積算時間(例えば200sec)より短い時間(例えば120sec)だけ行ってから、再度異常検出するようにして、異常検出頻度を上げるようにする。
【0043】
また、ステップ579で、故障診断実行中の大気圧と吸気管圧力との差圧が所定値以上のときに故障診断を実行するようにしたので、故障診断時に燃料ガスパージシステム内に十分な吸気管負圧を導入することができて、故障診断精度が一層向上する。
【0044】
また、ステップ513で、機関始動後のパージ実行積算時間(又は積算パージ量)が所定値以上のときに故障診断を実行するようにしたので、キャニスタ内の燃料蒸発ガスの残留量が十分に少なくなっているときに故障診断を実行することができて、故障診断時の吸気管内への燃料蒸発ガスの流入量を少なくすることができ、オーバーリッチによるドライバピリティやエミッションの悪化を防止する。
【0045】
また、ステップ578で、空燃比フィードバック補正量が所定値以内で空燃比制御が安定しているときに故障診断を実行するようにしたので、故障診断によるオーバーリッチを防止できて、ドライバビリティやエミッションの悪化を防止する。
【0046】
また、ステップ503で、内燃機関の運転状態が安定しているときに故障診断を実行するようにしているので、運転状態が不安定な状態で故障診断する場合と比較してドライバビリティやエミッションの悪化を防止する。
【0047】
実施の形態1では、異常検出中(異常検出開始から異常検出終了するまでの間)、つまり、始動後パージ実行積算時間(ステップ513)後で異常検出を中断した場合、上記パージ実行積算時間をクリアする。すなわち図2,図3及び図4において、ステップ550の異常検出処理開始からステップ570の異常検出終了までの間で、ステップ503の判定がNoになった時、ステップ578,または579の判定がNoになった時、ステップ513判定の始動後パージ実行積算時間Tpsをクリアして、上記中断後のステップ513判定の判定値を始動後の値(例えば、200s)より短い時間、例えば、120sへ切り替えるようにする。
【0048】
このように、始動後に必要とするパージ実行積算時間(又は積算パージ量)を経過してから、異常検出が中断された場合は、キャニスタのパージを初期の必要パージ実行積算時間より短い時間行ってから、再度異常検出するようにしたので、異常検出頻度を上げると共にドライバビリティやエミッションの悪化を防止することができる。
【0049】
実施の形態2.
実施の形態2では、図2のステップ513での判定の判定値TTPRG(例えば200s)を燃料タンク内温度、大気圧、や燃料残量(燃料レベル)に応じて適切に設定する。TTPRGを次で求める値に設定する。
TTPRG=CR×(1+CPa+CFL)
ここで、燃料タンク内温度に応じて設定される時間(判定値CR)は、例えば、図6の表により求められ、タンク内温度[℃]に対する時間(判定値CR) [s]に設定する。燃料タンク内温度が下がると燃料蒸発量が小さくなるための補正である。大気圧補正係数CPaや燃料残量補正係数CFLは、大気圧や燃料残量が小さくなると燃料蒸発量が多く、ドライバビリティや排気有害成分値への影響が大きいための補正である。大気圧とその補正係数CPaの関係は図7に示す。燃料残量とその補正係数CFLとの関係は図8に示す。このように、燃料タンク内温度、大気圧又は燃料残量(燃料レベル)に応じた適切な判定値にすることにより、始動後に必要とするパージ実行積算時間(又は積算パージ量)を適切にすることができる。
【0050】
また、実施の形態2を実施の形態1に適用して、始動後に必要とするパージ実行積算時間(又は積算パージ量)を適切にすることができる。このとき、図2のステップ512のTpsは、ステップ513のTpsより短くする。
【0051】
実施の形態3.
燃料の給油を行うと、給油により燃料蒸発量は確実に増加するため、キャニスタ9のパージを通常よりも充分にする必要がある。そのため、実施の形態3では、給油後のパージ積算時間(積算パージ量)を、通常の条件より長い時間とし、キャニスタ9のパージを充分に実行し、ドライバビリティやエミッションの悪化を防止するようにした。
【0052】
図9は給油したか否か、つまり給油有か否かを判定する燃料給油判定フローチャートである。このフローチャートはキースイッチOFFでも動作している。給油判定処理を開始すると、ステップ691で車両停止か車両停止が所定時間以上継続しているかを、車速センサ29、又はECU20内蔵のタイマと合わせて計測し、「Yes」であれば、ステップ692で所定時間に燃料レベルが所定量以上増加したかを、燃料レベルゲージ27とタイマで計測し、「Yes」であれば、ステップ693で給油有りと判定し、ステップ694でフラグFF←1(給油有)をセットし記憶する。再び給油判定処理を例えば、25msecで繰返し実施し、再び給油有りと判定しても、FF=1(給油有)は変化しない。なお、FF←0への変更は後述するフローチャートで行われる。また、ステップ691又はステップ692でいずれかが「No」であれば、ステップ695で給油判定解除とされる。なお、車両停止は、キースイッチOFFで検出してもよい。
【0053】
図10,図3及び図4は実施の形態3における燃料ガスパージシステムの故障診断を示すフローチャートで、図10,図3及び図4を合わせて全体のフローチャートを示す。図3及び図4は実施の形態1と同じであるので、図10を中心に説明する。なお、図10で、図2と同一の符号は同一又は相当する意味を表し、図2と同一ステップ番号は同一又は相当するステップを表す。
【0054】
図10で、この故障診断ルーチンの処理を開始するため(異常検出スタート)、キースイッチのOFF→ON変化を検出すると(ステップ501、Yes)、ステップ522の処理を実行し、ステップ503に進む。
ステップ522では、
パージ実行積算時間Tps=0、
F0,F1,F2,F3 ← 0 にセットする。
ここで、Tpsは、パージ実行積算時間で、Tps=0はこれを0にすることを示す。
なお、F0,F1,F2,F3についても、実施の形態1と同様にセットされる。
ステップ501では、キースイッチのOFF→ON変化のとき「Yes」で、キースイッチがON状態継続のときは「No」で、ステップ503に進む。
【0055】
ステップ503(第1異常判定条件検出手段)で、第1異常判定条件が成立しているか否かを検出する。第1異常判定条件(実施の形態1と同じ)が成立していると、ステップ523に進むが、第1異常判定条件が不成立のときには、故障診断を禁止し、ステップ504に進む。ステップ504からは、実施の形態1と同様にして、ステップ580(図4)に進み、同様にして、ステップ571に進み本ルーチンを終了する。
【0056】
再び、故障診断ルーチンの処理が開始されると(異常検出スタート)、キースイッチがON状態を継続しておれば、ステップ501は「No」であるので、ステップ503に進む。第1異常判定条件が成立すると(ステップ503、Yes)、ステップ523で給油有か否かを図9のフラグFFでチェックする。FF=0(給油無し)であれば、ステップ513(第2異常判定条件検出手段)に進み。始動後のパージ実行積算時間が所定時間(例えば200秒)以上になったか否かを判定し、ステップ513が「No」の場合、つまりパージが不十分の場合には、故障診断を禁止し、実施の形態1と同様に、ステップ506からステップ571を経て本ルーチンを終了する。
【0057】
次に、キャニスタ9のパージが十分に行われている場合には(ステップ513、Yes)、F0←1(異常検出中)とし(ステップ515)とし、図3のステップ550から図3,図4のルーチンを実施の形態1と同様に実施する。その間、FF=0であれば、ステップ523はYesとなり、ステップ513に進んで、ルーチンが繰り返される。
【0058】
ところで、車両が燃料を給油すると、これを図9の燃料給油判定処理で判定し、FF←1にセットされ、記憶される。給油後にキースイッチをOFF→ONすると、異常検出スタートし、ステップ501がYesとなり、ステップ522で、パージ実行積算時間Tps=0、F0,F1,F2,F3←0にセットする。続いて、ステップ503の第1異常判定条件が成立すると、ステップ523に進み、フラグFFの記憶値をチェックする。FF=1であるので、ステップ523はNoとなり、ステップ524に進む。ここで、第2異常判定条件として、パージ実行積算時間が通常より長い、例えば300sec以上か否か判断する。300secに達していないときは、ステップ506からステップ571を経てルーチンを終了する。300secに達したときは、ステップ525で、図9のフラグFFを0にリセットし記憶し、ステップ515に進み、ステップ550から図3,図4のルーチンを実施の形態1と同様に実施する。
【0059】
このようにして、実施の形態3では、給油後のパージ積算時間(積算パージ量)を、通常の条件より長い時間とし、キャニスタ9のパージを充分に実行してから、故障診断を開始するようにして、ドライバビリティやエミッションの悪化を防止するようにした。
【0060】
また、実施の形態2の判定値TTPRGを実施の形態3に適用して、パージ実行積算時間(又は積算パージ量)を適切にすることができる。このときにおいても、図10のステップ524のTpsは、ステップ513のTpsより長くしておく。
【0061】
実施の形態4.
実施の形態4は、パージ実行が所定時間以上継続して実施されていない場合は、それまでのパージ実行積算時間をクリアして、改めてパージ実行積算を開始するようにしたものである。パージ実行を実施していないときは、パージのデューティ制御量が0のときである。また、パージ実行を実施しないときは、機関アイドル運転時であり、又は、吸気管5の負圧が小さくなりパージ制御弁10を全開にしてもパージが導入できない(例えば、機関高負荷運転の)ときである。
【0062】
図11は実施の形態4に係わるパージ実行積算時間処理を示すフローチャートである。これは実施の形態1〜3のパージ実行積算時間処理(積算パージ計測手段)にも適用できるものである。パージ実行積算時間処理が開始されると、ステップ701でパージのデューティ制御量が0か否かをECU20で検出し、Yesであれば、ステップ705に進む。ステップ701がNoであれば、ステップ702に進む。ステップ702で、スロットルバルブ3が全閉(機関アイドル運転)であるか否かを、スロットル開度センサ12で検出し、Yes(全閉)であれば、ステップ705に進む。ステップ702がNoであれば、ステップ703に進む。ステップ703で、吸気管負圧小(例えば100mmHg以下)であるか否かを吸気管圧力センサ18で検出し、Yesであれば、ステップ705に進む。
【0063】
ステップ701,702,又は703でYesであれば、パージを停止しており、又はパージを停止させているので、ステップ705でそのパージ停止継続時間を積算する。ステップ706でそのパージ停止継続時間が例えば45secより少ない状態のとき(No)、ENDとなり、再びパージ実行積算時間処理を実行する(例えば、25msec毎)。ステップ706でそのパージ停止継続時間が例えば45sec以上になる(Yes)と、ステップ707でそれまでのパージ実行積算時間をクリアして、ENDになり、再びパージ実行積算時間処理を実行する。
一方、ステップ701,702,及び703がNoであれば、ステップ704で、パージ実行時間を積算すると共に、それまでのパージ停止継続時間をクリアし、ENDになり、再びパージ実行積算時間処理を実行する。
【0064】
このように、パージ実行を所定時間以上継続して実施していない場合、すなわち、パージのデューティ制御量が0のとき、機関アイドル運転状態(スロットルバルブ全閉)のとき、吸気管の負圧が小さい(例えば100mmHg)ときが、所定時間以上継続した場合、上記パージ実行積算時間をクリアするようにした。
【0065】
これは、パージ実行を所定時間以上継続して実施していないと、燃料蒸発量が多くなっているので、このときに、異常検出処理を行って、機関に悪影響が及ぶのを防止したものである。すなわち、これによって、キャニスタのパージが不十分な状態で異常検出を開始し、パージ制御弁を開いて吸気管負圧を燃料ガスパージシステム内に導入した場合、キャニスタ内に残っていた比較的多量の燃料蒸発ガスが吸気管内に流入してしまうことを防止できるので、オーバーリッチによる、ドライバビリティやエミッションの悪化が防止できる。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の内燃機関における故障診断機能を有する燃料ガスパージシステムによれば、燃料タンクと吸気管とを連通するパージ通路の途中に設けたキャニスタの吸着体で燃料タンク内で発生した燃料ガスを吸着し、内燃機関の運転状態に応じてパージ制御弁を開閉することにより、吸着された燃料ガスを吸気管内に導入して燃料の蒸散を防止する燃料蒸散防止装置と、上記内燃機関の運転状態を検出する複数のセンサと、上記複数のセンサからの運転状態情報に基づいて上記燃料蒸散防止装置の第1異常判定条件の成立を検出する第1異常判定条件検出手段と、上記キャニスタに設けられた大気口を閉塞する大気口閉塞弁と、上記パージ制御弁及び上記大気口閉塞弁を共に閉じて上記燃料蒸散防止装置全体を一つの密閉区間とする密閉化手段と、上記パージ制御弁を開制御している積算時間または上記開制御に基づくパージ積算流量により積算パージ量を計測する積算パージ計測手段と、上記第1異常判定条件が成立し、機関始動後の積算パージ量が第1の所定値以上のときに第2異常判定条件成立とする第2異常判定条件検出手段と、上記燃料タンク内圧力を検出する燃料タンク内圧力センサと、並びに、上記燃料タンク内圧力センサの検出結果に基づいて上記燃料蒸散防止装置の異常を検出する異常検出手段とを備え、上記第2異常判定条件成立後に異常検出を中断した時に、上記積算パージ量をクリアすると共に、次の上記第2異常判定条件の成立には上記積算パージ量が上記第1の所定値より短い第2の所定値以上のときに異常判定条件成立とするようにしたので、異常検出が中断された場合はキャニスタのパージを必要とするより短い時間実行してから、再異常検出するようにしたため、異常検出頻度を上げると共にドライバビリティやエミッションの悪化を防止することができる。
【0067】
また、この発明の内燃機関における故障診断機能を有する燃料ガスパージシステムによれば、燃料タンクと吸気管とを連通するパージ通路の途中に設けたキャニスタの吸着体で燃料タンク内で発生した燃料ガスを吸着し、内燃機関の運転状態に応じてパージ制御弁を開閉することにより、吸着された燃料ガスを吸気管内に導入して燃料の蒸散を防止する燃料蒸散防止装置と、上記内燃機関の運転状態を検出する複数のセンサと、上記複数のセンサからの運転状態情報に基づいて上記燃料蒸散防止装置の第1異常判定条件の成立を検出する第1異常判定条件検出手段と、上記キャニスタに設けられた大気口を閉塞する大気口閉塞弁と、上記パージ制御弁及び上記大気口閉塞弁を共に閉じて上記燃料蒸散防止装置全体を一つの密閉区間とする密閉化手段と、上記パージ制御弁を開制御している積算時間または上記開制御に基づくパージ積算流量により積算パージ量を計測する積算パージ計測手段と、上記第1異常判定条件が成立し、機関始動後の積算パージ量が第1の所定値以上のときに第2異常判定条件成立とする第2異常判定条件検出手段と、上記燃料タンク内圧力を検出する燃料タンク内圧力センサと、並びに、上記燃料タンク内圧力センサの検出結果に基づいて上記燃料蒸散防止装置の異常を検出する異常検出手段と、並びに、燃料給油判定手段とを備え、上記燃料給油判定手段で燃料を給油したと判定したときは、上記第2異常判定条件の成立には上記積算パージ量が上記第1の所定値より長い第2の所定値以上のときに異常判定条件成立とするようにしたので、燃料を給油したと判定したときは、燃料の給油による燃料蒸発ガスの流入によるオーバーリッチの発生を防止し、ドライバビリティやエミッションの悪化を防止することができる。
【0068】
さらにまた、この発明の内燃機関における故障診断機能を有する燃料ガスパージシステムによれば、燃料タンクと吸気管とを連通するパージ通路の途中に設けたキャニスタの吸着体で燃料タンク内で発生した燃料ガスを吸着し、内燃機関の運転状態に応じてパージ制御弁を開閉することにより、吸着された燃料ガスを吸気管内に導入して燃料の蒸散を防止する燃料蒸散防止装置と、上記内燃機関の運転状態を検出する複数のセンサと、上記複数のセンサからの運転状態情報に基づいて上記燃料蒸散防止装置の第1異常判定条件の成立を検出する第1異常判定条件検出手段と、上記キャニスタに設けられた大気口を閉塞する大気口閉塞弁と、上記パージ制御弁及び上記大気口閉塞弁を共に閉じて上記燃料蒸散防止装置全体を一つの密閉区間とする密閉化手段と、上記パージ制御弁を開制御している積算時間または上記開制御に基づくパージ積算流量により積算パージ量を計測する積算パージ計測手段と、上記第1異常判定条件が成立し、機関始動後の積算パージ量が第1の所定値以上のときに第2異常判定条件成立とする第2異常判定条件検出手段と、上記燃料タンク内圧力を検出する燃料タンク内圧力センサと、上記燃料タンク内圧力センサの検出結果に基づいて上記燃料蒸散防止装置の異常を検出する異常検出手段と、並びに、上記パージ制御弁によるパージが導入されていない期間が所定時間以上継続した場合、上記積算パージ量をクリアする手段とを備えたので、キャニスタのパージが不十分な状態で異常検出を開始し、パージ制御弁を開いて吸気管負圧を燃料ガスパージシステム内に導入した場合、キャニスタ内に残っていた比較的多量の燃料蒸発ガスが吸気管内に流入してしまうことを防止できるため、オーバーリッチによるドライバビリティやエミッションの悪化が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による故障診断機能を有する燃料ガスパージシステムを示す構成図である。
【図2】実施の形態1における燃料ガスパージシステムの故障診断を示すフローチャートの一部である。
【図3】実施の形態1における燃料ガスパージシステムの故障診断を示すフローチャートの一部である。
【図4】実施の形態1における燃料ガスパージシステムの故障診断を示すフローチャートの一部で、図2と図3とを合わせて全体のフローチャートを示す。
【図5】故障診断時のパージ制御弁と大気口制御弁の開閉、並びに燃料タンク内圧の変化の関係を説明するタイムチャートである。
【図6】実施の形態2におけるタンク内温度[℃]に対するパージの実行時間(判定値)[s]を示す図である。
【図7】大気圧とその補正係数CPaの関係を示す図である。
【図8】燃料残量とその補正係数CFLの関係を示す図である。
【図9】実施の形態3における給油有であるかを判定する給油判定フローチャートである。
【図10】実施の形態3における燃料ガスパージシステムの故障診断を示すフローチャートの一部で、図2と図3とを合わせて全体のフローチャートを示す。
【図11】実施の形態4に係わるパージ実行積算時間処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 エアクリーナ 2 エアフローセンサ
3 スロットルバルブ 4 サージタンク
5 吸気管 6 エンジン
7 インジェクタ 8 燃料タンク
9 キャニスタ 10 パージ制御弁
11 大気口 12 スロットル開度センサ
13 吸気温度センサ 14 水温センサ
15 排気管 16 空燃比センサ
17 クランク角センサ 18 吸気管圧力センサ
19 燃料タンク内圧力センサ 20 電子制御ユニット「ECU」
21 CPU 22 ROM
23 RAM 24 入出力インターフェイス
25 駆動回路 26 大気口制御弁
27 燃料レベルゲージ 28 車両
29 車速センサ 30 大気圧センサ
31 外気温度センサ 32 燃料タンク内温度センサ
33 警告ランプ 34 キースイッチ
35 バッテリ電圧。

Claims (7)

  1. 燃料タンクと吸気管とを連通するパージ通路の途中に設けたキャニスタの吸着体で燃料タンク内で発生した燃料ガスを吸着し、内燃機関の運転状態に応じてパージ制御弁を開閉することにより、吸着された燃料ガスを吸気管内に導入して燃料の蒸散を防止する燃料蒸散防止装置と、
    上記内燃機関の運転状態を検出する複数のセンサと、
    上記複数のセンサからの運転状態情報に基づいて上記燃料蒸散防止装置の第1異常判定条件の成立を検出する第1異常判定条件検出手段と、
    上記キャニスタに設けられた大気口を閉塞する大気口閉塞弁と、
    上記パージ制御弁及び上記大気口閉塞弁を共に閉じて上記燃料蒸散防止装置全体を一つの密閉区間とする密閉化手段と、
    上記パージ制御弁を開制御している積算時間または上記開制御に基づくパージ積算流量により積算パージ量を計測する積算パージ計測手段と、
    上記第1異常判定条件が成立し、機関始動後の積算パージ量が第1の所定値以上のときに第2異常判定条件成立とする第2異常判定条件検出手段と、
    上記燃料タンク内圧力を検出する燃料タンク内圧力センサと、並びに、
    上記燃料タンク内圧力センサの検出結果に基づいて上記燃料蒸散防止装置の異常を検出する異常検出手段とを備え、
    上記第2異常判定条件成立後に異常検出を中断した時に、上記積算パージ量をクリアすると共に、次の上記第2異常判定条件の成立には上記積算パージ量が上記第1の所定値より短い第2の所定値以上のときに異常判定条件成立とするようにした内燃機関における故障診断機能を有する燃料ガスパージシステム。
  2. 上記第2異常判定条件検出手段の第1の所定値は、上記複数のセンサが、大気圧を検出する大気圧センサと、上記燃料タンク内温度を検出する燃料タンク内温度センサと、上記燃料タンク内に残っている燃料残量を検出する燃料レベルゲージの少なくとも1つを含み、機関始動後の上記積算パージ量が大気圧、燃料タンク内温度、燃料レベルの少なくとも1つに応じた所定値である請求項1記載の内燃機関における故障診断機能を有する燃料ガスパージシステム。
  3. 上記パージ制御弁によるパージが導入されていない期間が所定時間以上継続した場合、上記積算パージ量をクリアする手段を備えた請求項1又は請求項2記載の内燃機関における故障診断機能を有する燃料ガスパージシステム。
  4. 燃料タンクと吸気管とを連通するパージ通路の途中に設けたキャニスタの吸着体で燃料タンク内で発生した燃料ガスを吸着し、内燃機関の運転状態に応じてパージ制御弁を開閉することにより、吸着された燃料ガスを吸気管内に導入して燃料の蒸散を防止する燃料蒸散防止装置と、
    上記内燃機関の運転状態を検出する複数のセンサと、
    上記複数のセンサからの運転状態情報に基づいて上記燃料蒸散防止装置の第1異常判定条件の成立を検出する第1異常判定条件検出手段と、
    上記キャニスタに設けられた大気口を閉塞する大気口閉塞弁と、
    上記パージ制御弁及び上記大気口閉塞弁を共に閉じて上記燃料蒸散防止装置全体を一つの密閉区間とする密閉化手段と、
    上記パージ制御弁を開制御している積算時間または上記開制御に基づくパージ積算流量により積算パージ量を計測する積算パージ計測手段と、
    上記第1異常判定条件が成立し、機関始動後の積算パージ量が第1の所定値以上のときに第2異常判定条件成立とする第2異常判定条件検出手段と、
    上記燃料タンク内圧力を検出する燃料タンク内圧力センサと、
    上記燃料タンク内圧力センサの検出結果に基づいて上記燃料蒸散防止装置の異常を検出する異常検出手段と、並びに、
    燃料給油判定手段とを備え、
    上記燃料給油判定手段で燃料を給油したと判定したときは、上記第2異常判定条件の成立には上記積算パージ量が上記第1の所定値より長い第2の所定値以上のときに異常判定条件成立とするようにした内燃機関における故障診断機能を有する燃料ガスパージシステム。
  5. 上記燃料給油判定手段は、車両の速度を検出する車速センサと、上記燃料タンク内に残っている燃料残量を検出する燃料レベルゲージと、タイマとを含んで、燃料の給油を判定するようにした請求項4記載の内燃機関における故障診断機能を有する燃料ガスパージシステム。
  6. 上記パージ制御弁によるパージが導入されていない期間が所定時間以上継続した場合、上記積算パージ量をクリアする手段を備えた請求項4又は請求項5記載の内燃機関における故障診断機能を有する燃料ガスパージシステム。
  7. 燃料タンクと吸気管とを連通するパージ通路の途中に設けたキャニスタの吸着体で燃料タンク内で発生した燃料ガスを吸着し、内燃機関の運転状態に応じてパージ制御弁を開閉することにより、吸着された燃料ガスを吸気管内に導入して燃料の蒸散を防止する燃料蒸散防止装置と、
    上記内燃機関の運転状態を検出する複数のセンサと、
    上記複数のセンサからの運転状態情報に基づいて上記燃料蒸散防止装置の第1異常判定条件の成立を検出する第1異常判定条件検出手段と、
    上記キャニスタに設けられた大気口を閉塞する大気口閉塞弁と、
    上記パージ制御弁及び上記大気口閉塞弁を共に閉じて上記燃料蒸散防止装置全体を一つの密閉区間とする密閉化手段と、
    上記パージ制御弁を開制御している積算時間または上記開制御に基づくパージ積算流量により積算パージ量を計測する積算パージ計測手段と、
    上記第1異常判定条件が成立し、機関始動後の積算パージ量が第1の所定値以上のときに第2異常判定条件成立とする第2異常判定条件検出手段と、
    上記燃料タンク内圧力を検出する燃料タンク内圧力センサと、
    上記燃料タンク内圧力センサの検出結果に基づいて上記燃料蒸散防止装置の異常を検出する異常検出手段と、
    並びに、
    上記パージ制御弁によるパージが導入されていない期間が所定時間以上継続した場合、上記積算パージ量をクリアする手段とを備えた内燃機関における故障診断機能を有する燃料ガスパージシステム。
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