JP2009274880A - 記録装置及び液体噴射装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】記録ヘッド13を搭載し、記録領域と非記録領域とを往復可能なキャリッジ10と、排出駆動ローラ(21a,22a)と歯付きローラから構成された排出従動ローラ(21b,22b)とを有する排出ローラ(21,22)と、排出従動ローラ(21b,22b)を保持し、接触状態と退避状態とをとり得るように構成された排出従動ローラホルダ35と、排出従動ローラホルダ35に対してキャリッジ10を変位可能とするキャリッジ変位手段70とを有する記録装置であって、キャリッジ10が退避状態へ変位する排出従動ローラホルダ35と干渉しない非干渉位置にあるときのみ、排出従動ローラホルダ35の退避状態への変位を可能とする規制手段40を備えていることを特徴とする。
【選択図】図4
Description
より詳しくは、本発明は、インク等の液体をそのヘッドから吐出(噴射)して被記録媒体(被噴射媒体)に記録を実行する(液体を付着させる)インクジェット式記録装置などの記録装置(液体噴射装置)に関するものである。
従って、キャリッジの移動が排出従動ローラホルダによって妨げられたり、キャリッジに搭載された記録ヘッドに歯付きローラからなる排出従動ローラが接触して当該記録ヘッドを破損させたりするなどの不具合を生じることがない。
この特徴によれば、非記録領域には排出従動ローラ及びこの排出従動ローラを保持した排出従動ローラホルダともに設けられていないので、キャリッジが非記録領域にある場合には、たとえ排出従動ローラホルダが退避状態となったとしても、キャリッジとこれらとの接触を確実に回避することが可能である。
この特徴によれば、キャリッジのホームポジションには排出従動ローラ及びこの排出従動ローラを保持した排出従動ローラホルダともに設けられていないので、キャリッジがホームポジションにある場合には、たとえ排出従動ローラホルダが退避状態となったとしても、キャリッジとこれらとの接触を確実に回避することが可能である。
すなわち、記録実行状態であるか否かを信号で区別することが可能であるため記録実行中である場合(すなわち、第1信号が生成されている状態)には、ロック手段をロック状態とすることで、排出従動ローラフレームを接触状態で維持し、退避状態への変位を確実に規制することができる。これにより、キャリッジと排出従動ローラホルダとの接触を回避できる。
従って、キャリッジの移動が排出従動ローラホルダによって妨げられたり、キャリッジに搭載された記録ヘッドに歯付きローラからなる排出従動ローラが接触して当該記録ヘッドを破損させたりするなどの不具合を生じることがない。
従って、キャリッジの移動が排出従動ローラホルダによって妨げられたり、キャリッジに搭載された記録ヘッドに歯付きローラからなる排出従動ローラが接触して当該記録ヘッドを破損させたりするなどの不具合を生じることがない。
従って、キャリッジの移動が排出従動ローラホルダによって妨げられたり、キャリッジに搭載された記録ヘッドに歯付きローラからなる排出従動ローラが接触して当該記録ヘッドを破損させたりするなどの不具合を生じることがない。
すなわち、ユーザーは被記録媒体載置部を第1ポジションとすることにより、この第1ポジションにおいて使用される所定の被記録媒体を容易にセットすることができ、操作性が良い。
すなわち、記録ヘッドの清掃動作では、例えば、当該記録ヘッドのノズル形成面を払拭するために、固定されたワイピング部材に対して記録ヘッドを主走査方向に移動させることがある。この記録ヘッドの移動動作によってキャリッジと排出従動ローラホルダとが接触する虞がある。しかし、本発明においては、清掃動作はキャリッジと排出従動ローラホルダとの接触を回避できる充分なプラテンギャップが調整されている場合に行われるので、上記不具合を生じることがない。
この特徴によれば、排出従動ローラホルダの接触状態への変位は規制がされない非規制であるので、例えば、予期せぬ不具合によりキャリッジと排出従動ローラホルダとが接触してしまった場合に、排出従動ローラホルダを接触状態とすることにより、これらの接触を直ちに解除させることができる。
まず、図1から図3を参照しつつ、本実施形態に係るインクジェット式記録装置の全体構成について説明する。ここで、図1は本実施形態に係るインクジェット式記録装置の概略斜視図であって、外観カバーを外して内部構成を示したものであり、図2はインクジェット式記録装置の概略側断面図であって、第1の搬送経路を使用して被記録媒体の一例である記録用紙に記録を行う状態を示したものであり、図3はインクジェット式記録装置の概略側断面図であって、第2の搬送経路を使用して被記録媒体の一例である剛性記録媒体に記録を行う状態を示したものである。
給送装置2は、インクジェット式記録装置100の後方側に配設され、ホッパ16と側面視D型の給紙ローラ14を備えている。ホッパ16は、記録用紙Pを複数枚、傾斜姿勢で保持できるようになっており、図示しない揺動支点を中心として揺動することにより、給紙ローラ14に圧接および離間動作できるように構成されている。給紙ローラ14は、回動軸14aを中心として回動可能に構成され、また、その表面が高摩擦材によって構成されており、接触した記録用紙Pを確実に給送できるようになっている。そして、ホッパ16の圧接動作によって最上位の記録用紙Pが給紙ローラ14に接触し、この接触状態で給紙ローラ14を回動(図2において時計回り方向)させることにより、この最上位の記録用紙Pを下流側に向けて給送できるようになっている。
ガイド板15の下流側には、略水平姿勢となった記録用紙Pに記録を行う記録部が構成されている。すなわち、記録部においては略水平な搬送経路が構成されており、記録用紙Pを略水平姿勢としたまま記録を行うようになっている。
また、記録ヘッド13のノズル形成面は略水平姿勢である記録用紙Pと平行になるよう略水平に設けられ、また、プラテン28の被記録媒体載置面も略水平となるように構成されている。
PG++:被記録媒体がCDR、厚紙ボード紙などである場合に設定される、PGが最大であるプラテンギャップ。
PG+:被記録媒体が封筒、ハガキなど比較的厚みのある場合に設定される、PGが前記PG++より小なるプラテンギャップ。
PGノーマル:被記録媒体が普通紙などである場合に設定される、PGが前記PG+より小なるプラテンギャップ。
PG−:被記録媒体が写真用紙などの専用紙である場合に設定される、PGが最小であるプラテンギャップ。
第2の搬送経路(丸付き数字2)は、剛性記録媒体Gを装置前方から搬送し、記録を行った後再び装置前方に排出させる直線状の搬送経路である。この第2の搬送経路(丸付き数字2)を使用する場合には、まず、スタッカ50を第1ポジションとし、記録部までつながる直線状の搬送経路を形成させる。
このような構成により、スタッカ50を第1ポジションとすることにより、図3に示す如く、記録部につながる直線状の搬送経路が形成され、剛性記録媒体Gを略水平姿勢としたまま給送できるようになっている。
次に、第1リンク機構、及び「規制手段」としての第2リンク機構について図面に沿って説明する。
ここで、図4から図10は、第1リンク機構及び第2リンク機構の説明に供する図面である。より詳細には、図4はスタッカ50が第2ポジションにあり、かつ、キャップ部材61が離間状態を示す斜視図であり、図5は図4と同状態を示す側面図であり、図6はスタッカ50が第2ポジションにあり、かつ、キャップ部材61が当接状態を示す斜視図であり、図7は図6と同状態を示す側面図であり、図8はスタッカ50が第1ポジションに変位した状態を示す斜視図であり、図9及び図10は図8と同状態を示す側面図である。図11は、図4と異なる角度から視た斜視図である。
スタッカ50に設けられた突軸51は、サイドフレーム91に装置上下方向(鉛直方向)に形成された軸受溝91aに軸支され、この軸受孔91aにガイドされながらスタッカ50に連動して装置上下方向に移動できるようになっている。
まず、上述した第1の搬送経路(丸付き数字1)を使用して搬送された記録用紙Pに対して記録を実行可能な状態では、図4及び図5に示す如く、スタッカ50は、記録が行われて排出される記録用紙Pを受けるべく第2ポジションをとっている。従って、排出従動ローラホルダ35は、第1リンク機構30によって接触状態をとっている。また、キャップ部材61は、記録ヘッド13から離れた離間状態をとっており、記録動作可能状態である。
また、スタッカ50の第1ポジションから第2ポジションへの変位(すなわち、排出従動ローラホルダ35の退避状態から接触状態への変位)は、第2リンク機構40によっては規制されないように構成されている。
Claims (2)
- 被記録媒体の搬送経路最上流側に配設され、被記録媒体を下流側へと給送する被記録媒体給送装置と、
前記被記録媒体給送装置の下流側に配設され、略水平姿勢にある被記録媒体の記録面に向けてインクを噴射する記録ヘッドを搭載し、主走査方向に延在したキャリッジガイド軸に沿って移動することにより記録領域と非記録領域とを往復可能なキャリッジと、
前記キャリッジのホームポジションに配設され、前記記録ヘッドのノズル形成面に押しつけられた当接状態と前記記録ヘッドのノズル形成面から離間した離間状態とをとり得るように変位可能に構成されたキャップ部材と、
前記記録ヘッドに対置して配設され、被記録媒体の非記録面を支持するプラテンと、
前記キャリッジガイド軸を変位させることにより、前記記録ヘッドと前記プラテンとの距離であるプラテンギャップを調整するプラテンギャップ調整手段と、
前記キャリッジの下流側近傍であり、かつ、記録領域に配設され、被記録媒体の非記録面に接触する排出駆動ローラと、歯付きローラから構成され、被記録媒体の記録面に接触可能な排出従動ローラを有する、記録の行われた被記録媒体を搬送する排出ローラと、
前記排出従動ローラを保持し、前記排出従動ローラが前記排出駆動ローラに接触した接触状態と前記排出駆動ローラから退避した退避状態とをとり得るよう変位可能に構成された排出従動ローラホルダと、
前記排出ローラの下流側に配設されており、略水平な被記録媒体載置面から所定の被記録媒体を、略水平姿勢を保持したまま前記記録ヘッド下にセット可能とする第1ポジションと、前記被記録媒体給送装置によって給送された被記録媒体を受ける、前記第1ポジションより低く位置する第2ポジションと、をとり得るように変位可能に構成された被記録媒体載置部と、を備えた記録装置であって、
前記被記録媒体載置部が第1ポジションにある場合には前記排出従動ローラホルダを退避状態とし、前記被記録媒体載置部が第2ポジションにある場合には前記排出従動ローラホルダを接触状態とする第1リンク機構が構成されており、
前記第1リンク機構を規制することによって、前記キャップ部材が当接状態であるときのみ、前記被記録媒体載置部の第1ポジションへの変位を可能とする規制手段を備えていることを特徴とする、記録装置。 - 請求項1に記載の記録装置において、さらに、前記被記録媒体載置部の変位を検出する検出手段を備えており、
前記被記録媒体載置部が第1ポジションへ変位しようとした場合に、前記プラテンギャップ調整手段は、プラテンギャップを当該被記録媒体載置部が第1ポジションにおいてセットされる所定の被記録媒体に対応したものに調整するように構成されていることを特徴とする、記録装置。
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