JP2009274603A - 車両用インテークドア制御装置 - Google Patents

車両用インテークドア制御装置 Download PDF

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JP2009274603A JP2008128045A JP2008128045A JP2009274603A JP 2009274603 A JP2009274603 A JP 2009274603A JP 2008128045 A JP2008128045 A JP 2008128045A JP 2008128045 A JP2008128045 A JP 2008128045A JP 2009274603 A JP2009274603 A JP 2009274603A
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Abstract

【課題】塵埃が外気中に多く含まれる場合、精度の良い塵埃検出に基づき自動的に塵埃の車室内導入を遮断することができると共に、追加した塵埃検出手段の湿度反応による誤検出を原因として内気循環モードに入り続けることを防止することができる車両用インテークドア制御装置を提供すること。
【解決手段】空調ユニット1へのエア吸い込み口を切り替えるインテークドア4のドア開度を制御するインテークドア制御手段を備えた車両用インテークドア制御装置において、浮遊粒子に対する光散乱方式にて車室外OUTの塵埃を検出する塵埃センサ11と、塵埃センサ11の近傍の湿度を検出する湿度センサ12を設け、インテークドア制御手段(図2)は、検出湿度が設定湿度に満たない場合、塵埃センサ11からの塵埃検出値が塵埃しきい値C以上になるとインテークドア4を内気循環側へ動作させ、検出湿度が設定湿度以上の湿度領域に入った場合、塵埃対応のインテークドア制御を停止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、所定の入力情報に応じ、インテークドアのドア開度を外気導入モードでのドア位置と内気循環モードでのドア位置の間で自動制御する車両用インテークドア制御装置に関する。
従来、インテークドアのドア開度を外気導入モードでのドア位置と内気循環モードでのドア位置の間で自動制御する車両用インテークドア制御装置としては、車室外の排気ガス濃度を検出し、外気が清浄な状態であるときはインテークドアを外気導入モード側にし、外気中の排気ガス濃度が高いときはインテークドアを内気循環モード側にするものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−135915号公報
しかしながら、従来の車両用インテークドア制御装置にあっては、車室外の排気ガス濃度に対応してドア開度を制御しているものの、車室外の塵埃程度に対応するインテークドア制御はされていない。このため、舗装されていないような道路の走行時等であり、交通量が少なくて排気ガス濃度が低いときには、多量の砂埃が舞っているにもかかわらず、インテークドアが外気導入モード側にされることになり、車室内に砂埃を導入してしまう、という問題があった。
また、山間部の舗装道路走行時等であり、交通量が少なくて排気ガス濃度が低いときには、多量の花粉が舞っているにもかかわらず、インテークドアが外気導入モード側にされることになり、車室内に花粉を導入してしまう、という問題があった。
なお、現状のインテークドアが設けられたブロワ部には、外気中に含まれる砂埃や花粉等の塵埃を除去するためにエアフィルターが設定されているが、エアフィルターによる塵埃捕捉性能を高めると、同時にエア吸込み抵抗や騒音を高める結果となる。よって、エア吸込み抵抗として適正な抵抗を持つエアフィルターにする必要があり、インテークドアが外気導入モード側にされると、エアフィルターにて捕捉できない塵埃については、車室内への導入を許してしまう。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、塵埃が外気中に多く含まれる場合、精度の良い塵埃検出に基づき自動的に塵埃の車室内導入を遮断することができると共に、追加した塵埃検出手段の湿度反応による誤検出を原因として内気循環モードに入り続けることを防止することができる車両用インテークドア制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、空調ユニットへのエア吸い込み口を外気導入口か内気循環口に切り替えるインテークドアと、車室外の空気を車室内に導入する外気導入モードと車室外の空気を遮断する内気循環モードのうちいずれのモードを選択するかによって、前記インテークドアのドア開度を制御するインテークドア制御手段と、備えた車両用インテークドア制御装置において、
浮遊粒子に対する光散乱方式にて前記車室外の塵埃を検出する塵埃検出手段と、
前記塵埃検出手段の近傍の湿度を検出する湿度検出手段と、を設け、
前記インテークドア制御手段は、前記湿度検出手段からの湿度検出値が塵埃検出の誤作動を起こす設定湿度に満たない場合、前記塵埃検出手段からの塵埃検出値が塵埃しきい値以上になると、前記インテークドアを内気循環側へ動作させ、前記湿度検出手段からの湿度検出値が塵埃検出の誤作動を起こす設定湿度以上の湿度領域に入った場合、塵埃対応のインテークドア制御を停止することを特徴とする。
よって、本発明の車両用インテークドア制御装置では、インテークドア制御手段において、湿度検出手段からの湿度検出値が塵埃検出の誤作動を起こす設定湿度に満たない場合、塵埃検出手段からの塵埃検出値が塵埃しきい値以上になると、インテークドアが内気循環側へ動作される。一方、湿度検出手段からの湿度検出値が塵埃検出の誤作動を起こす設定湿度以上の湿度領域に入った場合、塵埃対応のインテークドア制御が停止される。
すなわち、塵埃検出手段として、外気中の浮遊粒子に対する光散乱方式による手段を用いているため、高湿度環境下では、光を散乱させる浮遊粒子として、真の塵埃(砂埃や花粉等)以外に水の微細粒が加わり、外気中に含まれる真の塵埃が少なくても、塵埃含有量が多いことを示す塵埃検出情報が取得されることになる。
このように、塵埃検出手段は、湿度にも反応しやすく、塵埃検出手段を追加しただけでは誤作動が発生する。そこで、湿度検出値が設定湿度未満であり、精度の良い塵埃検出が行えるときは、塵埃対応のインテークドア制御を実行する。しかし、湿度検出値が設定湿度以上であり、誤作動の発生が予測されるときは、塵埃検出手段からの塵埃検出値をキャンセルし、塵埃対応のインテークドア制御を停止する。
この結果、塵埃が外気中に多く含まれる場合、精度の良い塵埃検出に基づき自動的に塵埃の車室内導入を遮断することができると共に、追加した塵埃検出手段の湿度反応による誤検出を原因として内気循環モードに入り続けることを防止することができる。
以下、本発明の車両用インテークドア制御装置を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は、実施例1の車両用インテークドア制御装置が適用された空調コントロールシステムを示す全体概略図である。
実施例1の車両用インテークドア制御装置が適用された空調コントロールシステムは、図1に示すように、空調ユニット1と、外気導入口2と、内気循環口3と、インテークドア4と、ドアアクチュエータ5と、ブロワファン6と、インストルメントパネル7と、ベント吹出口8と、デフ吹出口9と、排気ガスセンサ10(排気ガス濃度検出手段)と、塵埃センサ11(塵埃検出手段)と、湿度センサ12(湿度検出手段)と、空調コントロールユニット13と、イグニッションスイッチ14と、エアコンスイッチ15と、他のスイッチ類16と、他のセンサ類17と、空調コントロール操作ユニット18と、を備えている。
前記空調ユニット1は、車室内空間が乗員にとって快適な空間となるように、例えば、車室内温度を好みの温度に調整したり、吹出風量や吹出口を選択したりする機能を持つユニットであり、ユニットケースの内部には、エバポレータやヒータコアやエアミックスドアやモードドア等が配置される。
前記インテークドア4は、図1に示すように、空調ユニット1へのエア吸い込み口を外気導入口2か内気循環口3に切り替える。このインテークドア4は、ドア軸に設けられたドアアクチュエータ5に対する外部からの駆動指令よりドア開閉動作を行う。また、エア吸込み力は、ブロワファン6の回転駆動により得られる。
前記インストルメントパネル7は、空調ユニット1がパネル内部空間に配置されると共に、ベント吹出口8やデフ吹出口9等の空調風吹出口が設定される。前記ベント吹出口8は、空調ユニット1に接続された図外のベントダクトを介し、ベント風を車室内INの乗員の上半身に向かって吹き出す。前記デフ吹出口9は、空調ユニット1に接続された図外のデフダクトを介し、デフ風をフロントガラスの内面に向かって吹き出す。
前記排気ガスセンサ10は、図1に示すように、車両前面位置に設けられ、車室外OUTの排気ガスの濃度を検出する。この排気ガスセンサ10としては、例えば、セラミック基板上にSnO2を主成分とするガス検出素子材を被覆したガス検出部と、ガスに対する反応を促進するヒータ部と、を有し、ガス検出部に還元性ガス(=排気ガス)が反応すると酸化還元反応により電気抵抗が変化することを利用し、ガス濃度に応じた電圧信号を出力するセンサを用いる。
前記塵埃センサ11は、図1に示すように、車両前面位置に設けられ、車室外OUTの塵埃を、浮遊粒子に対する光散乱方式にて検出する。具体的には、図3(a)に示すように、外気入口11aと外気出口11bを開口したセンサケース11cと、該センサケース11cに導入される外気中の浮遊粒子に対し光を照射する発光部11d(LED)と、該発光部11dからの照射光が直進すると光が届かないが外気中の浮遊粒子に反射すると反射光が届く受光部11e(受光素子)を有し、前記受光部11eに届く光量の大きさにより、外気中の浮遊粒子を塵埃とみなして検出する。この塵埃センサ11を用いることで、例えば、0.5μ以上のサイズの浮遊粒子を計測することができる。
前記湿度センサ12は、図1に示すように、車両前面位置に設けられ、塵埃センサ11の近傍の湿度(=大気中の水蒸気量を表す指標)を検出する。この湿度センサ12としては、インピーダンスおよび容量変化型の湿度センサ(高分子系センサ・金属酸化物系センサ・電解質系センサ)や、電磁波吸収型の湿度センサ(赤外線吸収センサ・マイクロ波吸収センサ)等が用いられる。インピーダンスおよび容量変化型の湿度センサの場合には、水蒸気圧と飽和水蒸気圧の比を100分率で表した相対湿度パーセント(%RH)を湿度表示パラメータとする。電磁波吸収型の湿度センサの場合には、水蒸気と乾燥キャリアガスの容積比(ppmV)や重量比(ppmW)を湿度表示パラメータとする。例えば、抵抗タイプの高分子膜湿度センサを用いることで、計測範囲10%RH〜90%RHによる相対湿度パーセントを計測することができる。
前記空調コントロールユニット13は、車室外OUTの空気を車室内INに導入する外気導入モードと車室外OUTの空気を遮断する内気循環モードのうちいずれのモードを選択するかによって、インテークドア4のドア開度を制御するインテークドア制御(吸込口制御)を実行する。この空調コントロールユニット13には、排気ガスセンサ10、塵埃センサ11、湿度センサ12以外に、イグニッションスイッチ14、エアコンスイッチ15、他のスイッチ類16、他のセンサ類17からの情報が入力される。
前記エアコンスイッチ15は、空調ユニット1を作動(コンプレッサON)/停止(コンプレッサOFF)させる。他のスイッチ類16としては、モードスイッチ・温度調節ダイヤル・ファン調節ダイヤル・デフスイッチ・オートスイッチ・吸込口スイッチ・オフスイッチ等が設けられる。これらのスイッチ類は、インストルメントパネル7に設けた空調コントロール操作ユニット18に集中配置されている。
前記他のセンサ類17は、空調制御(吹出風温度制御・風量制御・吹出口制御・コンプレッサ制御・インテークドア制御)に必要な情報をもたらすセンサである。この他のセンサ類17としては、外気センサ・内気センサ・日射センサ・吸込温度センサ・冷媒圧力センサ・水温センサ等が設けられる。
前記吹出風温度制御は、温度調節ダイヤルにて目標温度を設定すると、設定温度補正を行うと共に、各センサからの信号に基づく演算処理により目標エアミックスドア開度を決定する。そして、目標エアミックスドア開度と実エアミックスドア開度に基づいて、エアミックスドアを最適なドア開度となるように制御する。
前記風量制御は、ファンスイッチによる手動選択を優先し、ブロワファンモータの駆動制御を行う。また、温度調節ダイヤルにて目標温度を設定すると、各センサからの信号に基づく演算処理により目標風量を決定する。
前記吹出口制御(空調モード制御)は、モードスイッチやデフスイッチを押すことにより手動選択となり、吹出口(空調モード)を固定する。また、オートスイッチを押すと、自動制御となり、目標エアミックスドア開度や日射量を基に算出した吹出風温度に応じ吹出口(空調モード)を選択する。空調モードの選択肢としては、例えば、ベントモード、バイレベルモード、フットモード、デフモード等がある。
前記コンプレッサ制御は、オートスイッチ及びエアコンスイッチを押す、または、デフスイッチを押すと、コンプレッサをONとし、可変容量タイプのコンプレッサの場合には容量制御を行う。
前記インテークドア制御(吸込口制御)は、外気導入モードと内気循環モードを選択する制御であり、デフスイッチや吸込口スイッチを操作すると、外気導入位置や内気循環位置に固定される。自動制御は、車室内温度・外気温度・日射量を基に算出した目標エアミックスドア開度に応じて、例えば、外気導入、20%〜80%外気導入、内気循環が選択される。この基本制御に加え、実施例1では、排気ガス濃度情報と塵埃情報と湿度情報を用いてインテークドア4のドア開度を制御するようにしている。
図2は、実施例1の空調コントロールユニット13にて実行されるインテークドア制御処理の流れを示すフローチャートであり、以下、各ステップについて説明する(インテークドア制御手段)。
ステップS21では、イグニッションスイッチ14がONであるか否かが判断され、YES(IGNSWがON)の場合はステップS22へ移行し、NO(IGNSWがOFF)の場合はステップS21の判断を繰り返す。
ステップS22では、ステップS21でのイグニッションスイッチ14がONであるとの判断に続き、エア吸込口モードの初期設定モードとして外気導入モードの設定とされ、ステップS23へ移行する。
ここで、「外気導入モードの設定」とは、インテークドア4のドア位置が既に外気導入位置にあるときはそのまま維持し、インテークドア4のドア位置が内気循環位置にあるときは、外気導入側へ動作させて外気導入位置にすることをいう。
ステップS23では、ステップS22での外気導入モードの設定、あるいは、ステップS26でのイグニッションスイッチ14がONであるとの判断に続き、エアコンスイッチ15がONであるか否かが判断され、YES(A/CSW ON)の場合はステップS24へ移行し、NO(A/CSW OFF)の場合はステップS27へ移行する。
ステップS24では、ステップS23でのエアコンスイッチ15がONであるとの判断に続き、空調制御(吹出風温度制御・風量制御・吹出口制御・コンプレッサ制御・インテークドア基本制御)を実行し、ステップS25へ移行する。
ステップS25では、ステップS24での空調制御の実行に続き、外気導入モードの選択時であるか否かが判断され、YES(外気導入モードの選択時)の場合はステップS27へ移行し、NO(内気循環入モードの選択時)の場合はステップS26へ移行する。
ステップS26では、ステップS25での内気循環入モードの選択時であるとの判断、あるいは、ステップS28での相対湿度パーセントが設定湿度B以上であるとの判断、あるいは、ステップS30での内気循環モードの選択、あるいは、ステップS31での外気導入モードの選択に続き、イグニッションスイッチ14がOFFであるか否かが判断され、YES(IGNSWがOFF)の場合はエンドへ移行し、NO(IGNSWがON)の場合はステップS23へ戻る。
ステップS27では、ステップS23でのエアコンスイッチ15がOFFであるとの判断、あるいは、ステップS25での外気導入モードの選択時であるとの判断に続き、排気ガスセンサ10により検出される排気ガス濃度検出値が排気ガス濃度しきい値A以上であるか否かが判断され、YES(排気ガス濃度検出値≧A)の場合はステップS30へ移行し、NO(排気ガス濃度検出値<A)の場合はステップS28へ移行する。
ここで、「排気ガス濃度しきい値A」としては、乗員が臭いと感じる排気ガス濃度の値に設定される。なお、臭いとの感じ方には、個人差があるため、臭いに対する個人の感覚差に対応するために排気ガス濃度しきい値Aを可変値により与え、乗員が好みにより設定操作で変更できるようにしても良い。
ステップS28では、ステップS27での排気ガス濃度検出値<Aであるとの判断に続き、湿度センサ12により検出される相対湿度パーセント(湿度検出値)が設定相対湿度パーセント(設定湿度)B未満であるか否かが判断され、YES(相対湿度パーセント<B)の場合はステップS29へ移行し、NO(相対湿度パーセント≧B)の場合はステップS26へ移行する。
ここで、「設定相対湿度パーセントB」は、採用される塵埃センサ11の湿度反応性能に左右されるが、湿度センサ12により検出される相対湿度パーセントが塵埃検出の誤作動を起こす相対湿度パーセント値(例えば、実験により求められた値)に設定される。実施例1の場合、設定相対湿度パーセントとして、50%RH〜60%RHの値に設定している。
ステップS29では、ステップS28での相対湿度パーセント<Bであるとの判断に続き、塵埃センサ11により検出される塵埃検出値が塵埃しきい値C以上であるか否かが判断され、YES(塵埃検出値≧C)の場合はステップS30へ移行し、NO(塵埃検出値<C)の場合はステップS31へ移行する。
ステップS30では、ステップS27での排気ガス濃度検出値≧Aであるとの判断、あるいは、ステップS29での塵埃検出値≧Cであるとの判断に続き、内気循環モードの設定とされ、ステップS26へ移行する。
ここで、「内気循環モードの設定」とは、インテークドア4のドア位置が外気導入側の位置にあるときは、内気循環側へ動作させて内気循環位置とし、インテークドア4のドア位置が既に内気循環位置にあるときはそのまま維持することをいう。
ステップS31では、ステップS29での塵埃検出値<Cであるとの判断に続き、外気導入モードの設定とされ、ステップS26へ移行する。
ここで、「外気導入モードの設定」とは、インテークドア4のドア位置が既に外気導入位置にあるときはそのまま維持し、インテークドア4のドア位置が内気循環位置にあるときは、外気導入側へ動作させて外気導入位置にすることをいう。
次に、作用を説明する。
まず、「塵埃対応のインテークドア制御を採用する際の課題」の説明を行い、続いて、実施例1の車両用インテークドア制御装置における作用を、「排気ガス濃度対応のインテークドア制御作用」、「湿度監視による塵埃対応のインテークドア制御作用」に分けて説明する。
[塵埃対応のインテークドア制御を採用する際の課題]
図3は、実施例1の車両用インテークドア制御装置に採用された塵埃センサの一例をあらわし、(a)は塵埃センサの概略構造を示し、(b)は塵埃センサ内で照射光が塵埃と水の微細粒に対して反射する様子を示す。
現状の自動車用空調システムでは、車室外の排気ガスや臭気を検出して、外気が清浄な状態であるときはインテークドアを外気導入モード側にし、外気に排気ガスや臭気があるときは内気循環モード側にするインテークドア制御を行っている。
すなわち、空気中の塵埃に関する制御はされていない。そこで、塵埃を検出するセンサを追加し、外気中に塵埃が殆ど含まれない状態であるときはインテークドアを外気導入モード側にし、外気中に塵埃が含まれるときは内気循環モード側にするインテークドア制御を行うことが考えられる。しかし、塵埃を検出するセンサは、湿度にも反応しやすく、塵埃センサを追加しただけでは誤作動が発生する。その理由を説明する。
塵埃センサとしては、外気中の浮遊粒子に対する光散乱方式によるセンサが、空気清浄機や室内空気監視システム等で採用されている。この塵埃センサ11は、図3(a)に示すように、外気入口11aと外気出口11bを開口したセンサケース11cと、該センサケース11cに導入される外気中の浮遊粒子に対し光を照射する発光部11dと、該発光部11dからの照射光が直進すると光が届かないが外気中の浮遊粒子に反射すると反射光が届く受光部11eを有する構造となっている。
このため、外気中の水蒸気量が増す高湿度環境下では、発光部11dから照射される光を散乱させる浮遊粒子として、図3(b)に示すように、真の塵埃D(砂埃や花粉等)以外に水の微細粒Wが加わり、外気中に含まれる真の塵埃Dが少なくても、反射光が届く受光部11eからは、塵埃含有量が多いことを示す塵埃検出情報が取得されることになる。
したがって、高湿度環境下では、高湿度環境下で浮遊する水の微細粒Wを塵埃Dと誤検出して、外気導入モードから内気循環モードに切り替えられることになる。例えば、雨天走行時等の高湿度環境下では、誤検出によりインテークドアが内気循環モードに入りつづけ、フロントガラス等の窓ガラスが曇るというように、窓曇りを生じる原因になる。
すなわち、塵埃対応のインテークドア制御を採用する場合、高湿度環境下では誤作動を生じ、車室内環境を悪化させることがあるため、何らかの湿度対策を施すことが必要であり、この湿度対策が実車に装備する上での課題となる。
[排気ガス濃度対応のインテークドア制御作用]
エアコンスイッチ15をOFFにしての郊外走行時等であって、相対湿度が低く、塵埃も少なく、排気ガス濃度も低いときには、図2のフローチャートにおいて、ステップS21→ステップS22へと進み、外気導入モードが設定された後は、ステップS23→ステップS27→ステップS28→ステップS29→ステップS31→ステップS26へと進む流れが繰り返され、外気導入モードが維持される。
その後、市街地に入り、渋滞走行時等により排気ガスセンサ10により検出される排気ガス濃度検出値が排気ガス濃度しきい値A以上になると、図2のフローチャートにおいて、ステップS23→ステップS27からステップS30へと進み、ステップS30では、インテークドア4が外気導入モードのドア位置から内気循環モードのドア位置へと切り替えられる。
そして、排気ガス濃度検出値が排気ガス濃度しきい値A以上を維持している限り、図2のフローチャートにおいて、ステップS23→ステップS27→ステップS30→ステップS26へと進む流れが繰り返され、内気循環モードが維持される。その後、排気ガス濃度検出値が排気ガス濃度しきい値A未満になると、ステップS23→ステップS27→ステップS28→ステップS29→ステップS31へと進み、内気循環モードのドア位置から外気導入モードのドア位置へと切り替えられる。
なお、この排気ガス濃度対応のインテークドア制御動作は、エアコンスイッチ15をONにしているが、ステップS24での空調制御において、外気導入モードが選択されている時、図2のフローチャートにおいて、ステップS23→ステップS24→ステップS25→ステップS27へと進み、同様のインテークドア制御動作を示す。
したがって、市街地での渋滞走行時等のように、外気中の排気ガス濃度が高いときには、自動的に外気導入モードから内気循環モードへと切り替えられ、車室内INの乗員は、車室外OUTから導入される排気ガスを吸い込んだり、排気ガスの臭気を感じたりすることなく、快適な車室内空間を確保することができる。また、内気循環モードへと切り替えられた状態で外気中の排気ガス濃度が低くなると、再び、自動的に内気循環モードから外気導入モードへと切り替えられ、車室内INに対し新鮮な外気を導入することができる。
[湿度監視による塵埃対応のインテークドア制御作用]
図4は、実施例1の車両用インテークドア制御装置を搭載した車両での走行途中で降雨となった場合の排気ガス濃度・塵埃検出値・相対湿度パーセント・外気導入モード・内気循環モードの各特性を示すタイムチャートである。
エアコンスイッチ15をOFFにしての走行時等であって、排気ガス濃度も相対湿度も低く、塵埃が少ないときには、図2のフローチャートにおいて、ステップS21→ステップS22へと進み、外気導入モードが設定された後は、ステップS23→ステップS27→ステップS28→ステップS29→ステップS31→ステップS26へと進む流れが繰り返され、外気導入モードが維持される。
その後、舗装していない路面等に入り、車両走行で舞い上がる砂埃により塵埃センサ11により検出される塵埃検出値が塵埃しきい値C以上になると、図2のフローチャートにおいて、ステップS23→ステップS27→ステップS28→ステップS29→ステップS30へと進み、ステップS30では、インテークドア4が外気導入モードのドア位置から内気循環モードのドア位置へと切り替えられる。
そして、塵埃検出値が塵埃しきい値C以上を維持している限り、図2のフローチャートにおいて、ステップS23→ステップS27→ステップS28→ステップS29→ステップS30→ステップS26へと進む流れが繰り返され、内気循環モードが維持される。その後、塵埃検出値が塵埃しきい値C未満になると、ステップS23→ステップS27→ステップS28→ステップS29→ステップS31へと進み、内気循環モードのドア位置から外気導入モードのドア位置へと切り替えられる。
なお、この塵埃対応のインテークドア制御動作は、エアコンスイッチ15をONにしているが、ステップS24での空調制御において、外気導入モードが選択されている時、図2のフローチャートにおいて、ステップS23→ステップS24→ステップS25→ステップS27へと進み、同様のインテークドア制御動作を示す。
一方、塵埃が少なく外気導入モードに設定されているとき、急な降雨影響により、湿度センサ12からの相対湿度パーセントが設定相対湿度パーセントB以上の湿度領域に入ると、図2のフローチャートにおいて、ステップS23→ステップS27→ステップS28→ステップS26へと進む流れが繰り返され、ステップS29へは進まなくなり、塵埃対応のインテークドア制御が停止され、塵埃センサ11からの塵埃検出値の大きさにかかわらず、高湿度領域に入る前の外気導入モードがそのまま維持される。
すなわち、塵埃センサ11は、上記のように、湿度にも反応しやすく、塵埃センサ11を追加しただけでは誤作動が発生する。そこで、湿度センサ12からの相対湿度パーセントが設定相対湿度パーセントB未満であり、精度の良い塵埃検出が行えるときは、塵埃対応のインテークドア制御を実行する。これによって、塵埃が外気中に多く含まれる場合、精度の良い塵埃検出に基づき自動的に塵埃の車室内導入を遮断することができる。
しかし、湿度センサ12からの相対湿度パーセントが設定相対湿度パーセントB以上であり、誤作動の発生が予測されるときは、塵埃センサ11からの塵埃検出値をキャンセルし、塵埃対応のインテークドア制御を停止する。これによって、追加した塵埃センサ11の湿度反応による誤検出を原因として内気循環モードに入り続けることを防止することができる。
ここで、排気ガス濃度も相対湿度も低く、塵埃が少ないときの走行途中で降雨があったときのインテークドア制御動作の一例を、図4に示すタイムチャートにより説明する。
降雨が開始される時刻t1までは、排気ガス濃度も相対湿度も低く、塵埃が少ないため、外気導入モードが維持される。そして、時刻t1にて降雨が開始されると、相対湿度パーセントが上昇し始め、これに伴って塵埃センサ11からの塵埃検出値も上昇し始める。そして、時刻t2になり、湿度センサ12からの相対湿度パーセントが設定相対湿度パーセントB以上になると、実施例1では、上記のように、塵埃センサ11からの塵埃検出値をキャンセルし、塵埃対応のインテークドア制御を停止する。これによって、実線の外気導入モード特性に示すように、時刻t2以降も外気導入モードがそのまま維持される。
一方、湿度監視を持たない塵埃対応のインテークドア制御とした場合には、時刻t2からしばらく経過した時刻t3にて、塵埃センサ11からの塵埃検出値が塵埃しきい値C以上になることで、点線の外気導入モード特性に示すように、時刻t3にて外気導入モードから内気循環モードに切り替えられ、その後、内気循環モードが維持されることになる。このため、塵埃センサ11による塵埃誤検出によりインテークドアが内気循環モードに入りつづけ、窓曇りを生じる原因になる。
これに対し、塵埃センサ11からの塵埃検出値が、図4のハッチングで示す誤検出分を加算した値になることを、湿度センサ12からの相対湿度パーセントにより監視し、塵埃センサ11からの塵埃検出値が塵埃しきい値C以上になる前に、塵埃センサ11からの塵埃検出値をキャンセルする制御を採用することにより、雨天走行時等の高湿度環境下において、窓曇りが発生することを防止することができる。
次に、効果を説明する。
実施例1の車両用インテークドア制御装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) 空調ユニット1へのエア吸い込み口を外気導入口2か内気循環口3に切り替えるインテークドア4と、車室外OUTの空気を車室内INに導入する外気導入モードと車室外の空気を遮断する内気循環モードのうちいずれのモードを選択するかによって、前記インテークドア4のドア開度を制御するインテークドア制御手段(図2)と、備えた車両用インテークドア制御装置において、浮遊粒子に対する光散乱方式にて前記車室外OUTの塵埃を検出する塵埃検出手段(塵埃センサ11)と、前記塵埃検出手段(塵埃センサ11)の近傍の湿度を検出する湿度検出手段(湿度センサ12)と、を設け、前記インテークドア制御手段(図2)は、前記湿度検出手段(湿度センサ12)からの湿度検出値(相対湿度パーセント)が塵埃検出の誤作動を起こす設定湿度(設定相対湿度パーセントB)に満たない場合(ステップS28でYES)、前記塵埃検出手段(塵埃センサ11)からの塵埃検出値が塵埃しきい値C以上になると(ステップS29でYES)、前記インテークドア4を内気循環側へ動作させ(ステップS30)、前記湿度検出手段(湿度センサ12)からの湿度検出値(相対湿度パーセント)が塵埃検出の誤作動を起こす設定湿度(設定相対湿度パーセントB)以上の湿度領域に入った場合(ステップS28でNO)、塵埃対応のインテークドア制御を停止する。このため、塵埃が外気中に多く含まれる場合、精度の良い塵埃検出に基づき自動的に塵埃の車室内導入を遮断することができると共に、追加した塵埃検出手段(塵埃センサ11)の湿度反応による誤検出を原因として内気循環モードに入り続けることを防止することができる。
(2) 前記塵埃検出手段(塵埃センサ11)は、外気中の浮遊粒子に対し光を照射する発光部11dと、該発光部11dからの照射光が直進すると光が届かないが外気中の浮遊粒子に反射すると反射光が届く受光部11eを有し、前記受光部11eに届く光量の大きさにより、外気中の浮遊粒子を塵埃とみなして検出する。このため、塵埃検出手段(塵埃センサ11)として、湿度に強い特性を持つ特別なセンサを新たに開発する必要が無く、浮遊粒子に対する光散乱方式にて検出する既存の低コストによる塵埃検出手段(塵埃センサ11)を用いることができる。
(3) 前記インテークドア制御手段(図2)は、前記塵埃検出手段(塵埃センサ11)が塵埃検出の誤作動を起こす設定湿度として、50相対湿度パーセント〜60相対湿度パーセントの値とした。このため、塵埃対応のインテークドア制御を実行する湿度領域を十分に確保しつつ、誤検出の影響により塵埃検出手段(塵埃センサ11)からの塵埃検出値が塵埃しきい値C以上になる前に塵埃検出値をキャンセルすることができる。
(4) 前記車室外OUTの排気ガスの濃度を検出する排気ガス濃度検出手段(排気ガスセンサ10)を設け、前記インテークドア制御手段(図2)は、前記排気ガス濃度検出手段(排気ガスセンサ10)からの排気ガス濃度検出値が排気ガス濃度しきい値A以上になると(ステップS27でYES)、前記インテークドア4を内気循環側へ動作させ(ステップS30)、前記排気ガス濃度検出手段(排気ガスセンサ10)からの排気ガス濃度検出値が排気ガス濃度しきい値A未満の領域である場合(ステップS27でNO)、塵埃情報と湿度情報を用いて前記インテークドア4のドア開度を制御する(ステップS28〜ステップS31)。このため、排気ガス濃度対応と塵埃対応を併せたインテークドア制御を実行することで、外気中に排気ガスや塵埃が多く含まれるとき、自動的にインテークドア4を内気循環側とすることで、外気中の排気ガスや塵埃が車室内へ導入されることによる臭気影響や汚れ影響等を排除し、車室内環境を良好に保つことができる。
(5) 前記空調ユニット1を作動/停止させるエアコンスイッチ15を設け、前記インテークドア制御手段(図2)は、前記エアコンスイッチ15がオンであるとき(ステップS23でYES)、前記インテークドア4を、乗員の温度設定操作に応じた自動制御や乗員の選択操作に応じた手動制御により決定されるドア開度に制御し(ステップS24)、前記エアコンスイッチ15がオフであるとき(ステップS23でNO)、あるいは、前記エアコンスイッチ15がオンで前記インテークドア4のドア開度が外気導入側にあるとき(ステップS25でYES)、排気ガス濃度情報と塵埃情報と湿度情報を用いて前記インテークドア4のドア開度を制御する(ステップS27〜ステップS31)。このため、エアコンスイッチ15のオン/オフにかかわらず、インテークドア4のドア開度が外気導入側にあるときには、排気ガス濃度情報と塵埃情報と湿度情報を用い、インテークドア4のドア開度を最適に自動制御することができる。
以上、本発明の車両用インテークドア制御装置を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施例1に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、排気ガスセンサ10と塵埃センサ11と湿度センサ12を車両の前面位置に設定する例を示したが、例えば、これらのセンサ10,11,12を外気導入口2の近傍位置に設定する例としても良い。
実施例1では、排気ガス濃度対応のインテークドア制御と、湿度監視による塵埃対応のインテークドア制御を併せて行う例を示した。しかし、湿度監視による塵埃対応のインテークドア制御のみを行う例としても良い。さらに、外気温度センサや一酸化炭素センサや二酸化炭素センサ等を追加し、車室外の空気環境を総合的に判断し、インテークドアを外気導入モードと内気循環モードの切り替え制御、あるいは、外気導入比率を0%(内気循環モード)〜100%(完全外気導入モード)の間で無段階に制御するような例であっても良い。
実施例1の車両用インテークドア制御装置が適用された空調コントロールシステムを示す全体概略図である。 実施例1の空調コントロールユニット13にて実行されるインテークドア制御処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の車両用インテークドア制御装置に採用された塵埃センサの一例をあらわし、(a)は塵埃センサの概略構造を示し、(b)は塵埃センサ内で照射光が塵埃と水の微細粒に対して反射する様子を示す。 実施例1の車両用インテークドア制御装置を搭載した車両での走行途中で降雨となった場合の排気ガス濃度・塵埃検出値・相対湿度パーセント・外気導入モード・内気循環モードの各特性を示すタイムチャートである。
符号の説明
1 空調ユニット
2 外気導入口
3 内気循環口
4 インテークドア
5 ドアアクチュエータ
6 ブロワファン
7 インストルメントパネル
8 ベント吹出口
9 デフ吹出口
10 排気ガスセンサ(排気ガス濃度検出手段)
11 塵埃センサ(塵埃検出手段)
11a 外気入口
11b 外気出口
11c センサケース
11d 発光部
11e 受光部
12 湿度センサ(湿度検出手段)
13 空調コントロールユニット
14 イグニッションスイッチ
15 エアコンスイッチ
16 他のスイッチ類
17 他のセンサ類
18 空調コントロール操作ユニット

Claims (5)

  1. 空調ユニットへのエア吸い込み口を外気導入口か内気循環口に切り替えるインテークドアと、車室外の空気を車室内に導入する外気導入モードと車室外の空気を遮断する内気循環モードのうちいずれのモードを選択するかによって、前記インテークドアのドア開度を制御するインテークドア制御手段と、備えた車両用インテークドア制御装置において、
    浮遊粒子に対する光散乱方式にて前記車室外の塵埃を検出する塵埃検出手段と、
    前記塵埃検出手段の近傍の湿度を検出する湿度検出手段と、を設け、
    前記インテークドア制御手段は、前記湿度検出手段からの湿度検出値が塵埃検出の誤作動を起こす設定湿度に満たない場合、前記塵埃検出手段からの塵埃検出値が塵埃しきい値以上になると、前記インテークドアを内気循環側へ動作させ、前記湿度検出手段からの湿度検出値が塵埃検出の誤作動を起こす設定湿度以上の湿度領域に入った場合、塵埃対応のインテークドア制御を停止することを特徴とする車両用インテークドア制御装置。
  2. 請求項1に記載された車両用インテークドア制御装置において、
    前記塵埃検出手段は、外気中の浮遊粒子に対し光を照射する発光部と、該発光部からの照射光が直進すると光が届かないが外気中の浮遊粒子に反射すると反射光が届く受光部を有し、前記受光部に届く光量の大きさにより、外気中の浮遊粒子を塵埃とみなして検出することを特徴とする車両用インテークドア制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載された車両用インテークドア制御装置において、
    前記インテークドア制御手段は、前記塵埃検出手段が塵埃検出の誤作動を起こす設定湿度として、50相対湿度パーセント〜60相対湿度パーセントの値としたことを特徴とする車両用インテークドア制御装置。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載された車両用インテークドア制御装置において、
    前記車室外の排気ガスの濃度を検出する排気ガス濃度検出手段を設け、
    前記インテークドア制御手段は、前記排気ガス濃度検出手段からの排気ガス濃度検出値が排気ガス濃度しきい値以上になると、前記インテークドアを内気循環側へ動作させ、前記排気ガス濃度検出手段からの排気ガス濃度検出値が排気ガス濃度しきい値未満の領域である場合、塵埃情報と湿度情報を用いて前記インテークドアのドア開度を制御することを特徴とする車両用インテークドア制御装置。
  5. 請求項4に記載された車両用インテークドア制御装置において、
    前記空調ユニットを作動/停止させるエアコンスイッチを設け、
    前記インテークドア制御手段は、前記エアコンスイッチがオンであるとき、前記インテークドアを、乗員の温度設定操作に応じた自動制御や乗員の選択操作に応じた手動制御により決定されるドア開度に制御し、前記エアコンスイッチがオフであるとき、あるいは、前記エアコンスイッチがオンで前記インテークドアのドア開度が外気導入側にあるとき、排気ガス濃度情報と塵埃情報と湿度情報を用いて前記インテークドアのドア開度を制御することを特徴とする車両用インテークドア制御装置。
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