JP2009273411A - 穀粒排出装置 - Google Patents

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一志 大原
Akira Sawamura
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Abstract

【課題】穀粒を外部へ排出するための送風機からの送風を、より広範囲に、有効的に利用できる穀粒排出装置の提供である。
【解決手段】穀粒を一時貯留するグレンタンク8とグレンタンク8内の穀粒を搬送するための空気を送る送風機20と、送風機20からの空気によりグレンタンク8内の穀粒を外部へ排出する穀粒排出管12,41とを備えた穀粒排出装置において、送風機20近傍の送風流路40及び前記穀粒排出管12,41の排出口12c近傍に空気取り出し部42を設ける。送風機20周辺の清掃には送風機20近傍から取り出した送風を利用し、機体や路上等の清掃には穀粒排出管12,41の排出口12c近傍から取り出した送風を利用すれば、送風機20からの送風を一度に広範囲の箇所で利用でき、効率が良い。また、穀粒を外部へ排出するための送風機20からの送風を、異なる複数箇所の位置から取り出すことで、より広範囲に、有効的に利用できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、大豆、小豆、米、麦、蕎麦等の穀粒を空気(エア)により外部へ排出する穀粒排出装置に関する。
従来、穀粒一時貯留用のグレンタンクに備える穀粒排出用オーガにおいて、グレンタンク内の穀粒を外部へ排出する際には、グレンタンク下部に設けた螺旋を回動させることにより、オーガ内に穀粒を移送し、オーガ内の螺旋を回転させることで穀粒を外部へ排出していた。
一方、グレンタンクからオーガ内へ穀粒を繰り出す繰り出し装置を設けて、繰り出し装置内にホッパを設置して、ホッパから穀粒の袋取りを行って穀粒を排出したり、ホッパの排出口にフレキシブルコンテナを取り付けて穀粒を排出したりもしていた。
しかし、上記方法によるグレンタンク内の螺旋によるオーガ排出では、螺旋の回動による搬送であるため、大豆などの穀粒が損傷し、収穫された穀粒の商品価値(等級)が低下する原因となっていた。また、ホッパによる穀粒の袋取りやフレキシブルコンテナによる穀粒の排出では、袋やフレキシブルコンテナを運ぶ労力を要した。
そこで、グレンタンク内の穀粒を、送風機(ファン)の送風を利用して機外へ排出する穀粒排出装置として、エア排出装置を搭載したコンバインが提案されている。更に、特許文献1によれば、単に、グレンタンク内に収容されている穀粒を機外に排出するだけの目的ではなく、それ以外の目的でも送風機を稼動させて稼動効率を向上させた穀粒搬送装置(穀粒排出装置)が開示されている。
特許文献1記載の構成は、送風機の吹出方向下手側に風の流れを変向する切替弁を設け、該切替弁により風の流路を切り替えて、通風管を経由してラジエータの防塵カバー内面に誘導し、防塵カバーに付着した塵埃を吹き落とすように構成したり、また、切替弁により切り替えられた風を機体後部の排藁拡散パイプに導き、機外に放出された脱穀済みの排藁を排藁拡散パイプから吹き出される風により拡散させたり、更には切替弁により切り替えられた風を、操縦座席の周辺に導く通風管から穀粒排出時の塵埃を吹き払うように構成したりなど、送風機からの送風を種々の目的で利用している。
特開2002−65047号公報
このように、上記特許文献1記載の構成によれば、送風機の吹出方向下手側に風の流れを変向する切替弁を設け、該切替弁により風を切り替えて種々の目的に利用することで、穀粒の排出の他にも送風を利用して、送風機の稼動率を上げることができる。
しかし、特許文献1記載の構成では、切替弁の設置箇所が限られているため、送風機からの送風の取り出し箇所が限定されてしまう。したがって、せっかく切替弁を設けても、切替弁の周辺装置等の清掃に送風の使用方法が限られてしまい、例えば、コンバインの作業によって機体に付着した藁屑や路上に落ちた藁やゴミなどの清掃には、清掃範囲が広いと前記通風管を長くしなければならず、送風を利用しにくい。また、送風の取り出し箇所が限定されることで、同時に複数箇所で送風を利用できないため、使い勝手も良いとは言えない。できれば、送風機からの送風を、より広範囲に、有効的に利用できることが望ましい。
本発明の課題は、上記問題点を解決することであり、穀粒を外部へ排出するための送風機からの送風を、より広範囲に、有効的に利用できる穀粒排出装置の提供である。
本発明の上記課題は、以下の手段により解決できる。
請求項1記載の発明は、穀粒を一時貯留するグレンタンク(8)と該グレンタンク(8)内の穀粒を搬送するための空気を送る送風機(20)と、該送風機(20)からの空気とグレンタンク(8)内の穀粒が合流する合流箇所から穀粒を空気と共に搬送し、グレンタンク(8)の外部へ排出する穀粒排出管(12,41)と、前記送風機(20)と前記穀粒及び空気の合流箇所との間に設けられた送風流路(40)とを備えた穀粒排出装置において、前記送風流路(40)及び前記穀粒排出管(12,41)の排出口(12c)近傍に送風機(20)により送られた空気を取り出すための空気取り出し部(42)を設けた穀粒排出装置である。
請求項2記載の発明は、穀粒を一時貯留するグレンタンク(8)と、該グレンタンク(8)内の穀粒を搬送するための空気を送る送風機(20)と、該送風機(20)からの空気とグレンタンク(8)内の穀粒が合流する合流箇所から穀粒を空気と共に搬送し、グレンタンク(8)の外部へ排出する穀粒排出管(12,41)と、前記送風機(20)と前記穀粒及び空気の合流箇所との間に設けられた送風流路(40)とを備えた穀粒排出装置において、前記穀粒排出管(12,41)は、穀粒の搬送排出用の第1穀粒排出管(41)とグレンタンクの壁面(8c)からグレンタンク(8)の外部に向けて前記第1穀粒排出管(41)の外周を覆う第2穀粒排出管(12)からなり、前記送風流路(40)から前記第1穀粒排出管(41)側流路と空気のみを排出するエア排出管(47)側流路を分岐させて、前記第1穀粒排出管(41)と前記エア排出管(47)とを前記第2穀粒排出管(12)内に前記グレンタンク壁面(8c)部分から該第2穀粒排出管(12)の排出口(12c)に亘ってそれぞれ別々に設け、前記エア排出管(47)の分岐部近傍及びエア排出管(47)の前記第2穀粒排出管排出口(12c)近傍に送風機(20)により送られた空気を取り出すための空気取り出し部(42)を設けた穀粒排出装置である。
請求項1記載の発明によれば、送風機(20)周辺の清掃には送風機(20)近傍の空気取り出し部(42)から取り出した送風を利用し、路上等の清掃には穀粒排出管(12,41)の排出口(12c)近傍の空気取り出し部(42)から取り出した送風を利用すれば、送風機(20)からの送風を一度に広範囲の箇所で利用でき、効率が良い。また、穀粒を外部へ排出するための送風機(20)からの送風を、異なる複数箇所の位置から取り出すことで、より広範囲に、有効的に利用できる。
請求項2記載の発明によれば、送風機(20)周辺の清掃にはエア排出管(47)の分岐部近傍の空気取り出し部(42)から取り出した送風を利用し、路上等の清掃には第2穀粒排出管排出口(12c)近傍の空気取り出し部(42)から取り出した送風を利用すれば、送風機(20)からの送風を一度に広範囲の箇所で利用でき、効率が良い。
更に、穀粒を空気と共に外部へ排出する第1穀粒排出管(41)と空気のみを排出するエア排出管(47)とを第2穀粒排出管(12)の排出口(12c)に亘ってそれぞれ別々に設けることで、穀粒の排出と同時に送風を他の目的(例えば清掃など)に利用することができるため、送風機(20)からの送風を同時に種々の目的で利用でき、使い勝手がよく、より送風を有効利用できる。
特に、第2穀粒排出管(12)の排出口(12c)からは、第1穀粒排出管(41)による穀粒の排出と共にエア排出管(47)からの送風を清掃に利用できるため、コンバインから離れた路上等の広範囲の箇所の清掃と穀粒の排出が同時にでき、送風の利用効率が良い。
本発明の実施の形態を図面により説明する。
図1には本発明の一実施形態である穀粒排出装置Fを備えた車体の一例として、穀類の収穫作業を行うコンバインの側面図、図2には図1のコンバイン1の平面図を示している。なお、車体としては、粉粒体運搬車やコンバインなどがあるが、これらの車体に限られない。また、本明細書においてコンバイン1の前進方向を向いて左右方向をそれぞれ左、右といい、前進方向を前、後進方向を後ろということにする。
図1に示すコンバイン1の走行フレーム(車体)2の下部には、ゴムなどの可撓性材料を素材として無端帯状に成型したクローラ4を駆動スプロケット4aと複数の遊動転輪4bと張設転輪4cとで巻回し、乾田はもちろんのこと湿田においても大きく沈下しないで走行できる構成の走行装置3を備え、走行フレーム2の前部には刈取装置6を搭載し、走行フレーム2の上部のコンバイン1の進行方向に向かって左半分の側には脱穀装置7(図2)を搭載している。
分草具6aで分草され刈り取られた穀桿は、回転するリール6bによりオーガドラム6cへ運ばれ、オーガドラム6cからエレベーター6dにより脱穀装置7に移送される。
脱穀装置7で脱穀されて、わらなどと選別された穀粒は、コンバイン1の前進方向に向かって右半分の側に配置されたグレンタンク8に一時貯留され、該グレンタンク8に穀粒が蓄積される。また、走行フレーム2の上方側部で刈取装置6と脱穀装置7との間には、オペレータが搭乗して操縦する操縦席10が設けられている。
グレンタンク8は上部の四角柱(筒型)形状部8aと下部の漏斗形状のホッパ部8bとからなり、グレンタンク8内の穀粒は下部のホッパ部8bへと流入する。また、グレンタンク8から第2穀粒排出管12への穀粒の排出用にエアブロア(送風機)20(図1)と、該エアブロア20とホッパ8bの間にフィーダ(繰出装置)18(図1)を設けている。フィーダ18は繰出モータ19(図2)により駆動される。
エアブロア20から吹き出されたエア(空気)は、送風管40から可撓性のホース(排出管、特許請求の範囲の第1穀粒排出管)41を通ってホッパ8bからフィーダ18で繰り出された穀粒と合流して第2穀粒排出管12内に送り出され、穀粒は第2穀粒排出管排出口12cからコンバイン1の外部へ搬出される。なお、グレンタンク8の後壁8cには縦第2穀粒排出管12aが連結しており、穀粒排出管41は後壁8cから縦第2穀粒排出管12aに挿入され、縦第2穀粒排出管12aから横第2穀粒排出管12b内を排出口12c近傍に亘って設けられている。
そして、これらグレンタンク8、エアブロア20、送風管40、フィーダ18、第2穀粒排出管12、穀粒排出管41などにより穀粒排出装置Fを構成している。
第2穀粒排出管12内に螺旋を設け、螺旋により大豆などを搬送する場合は、傷つくことがあるが、このような送風による穀粒搬送排出機構とすれば、螺旋により穀粒を送り出す機構ではないので、搬送時に穀粒を損傷させることがない。
図3には、図1のコンバインの第2穀粒排出管排出口12cにホース43を取り付けた場合の側面図の一部を示す。
エアブロア20による送風を穀粒の排出に用いるだけではなく、他の目的に用いることで、送風を有効利用できる。刈取装置6や脱穀装置7などの周囲には藁やゴミ、泥などが溜まりやすく、また、コンバイン1の周辺には、これらの装置から路上に落ちた藁やゴミ、泥などが散乱するが、清掃範囲が広いため、オペレータにとって清掃作業が負担となる。しかし、エアブロア20による送風をコンバイン周辺の清掃に利用できれば、送風を有効利用できる。
図3に示すように、エアブロア20から穀粒排出管41を経由して送り出される空気の取り出し部42を第2穀粒排出管12の排出口12cに設けて、穀粒の排出作業後や刈取作業終了後などには、該取り出し部42からの送風をコンバイン周辺の清掃に利用すれば、広範囲の清掃が可能となる。
例えば、図3に示すように、横第2穀粒排出管12bの先端の排出口12c近傍にホース接続用のアダプタ45(例えばワンタッチカプラなど)を設け、ワンタッチで脱着可能とすれば、工具などが無くても容易に清掃用ホース43を取り付けることができる。そして、穀粒の排出に使用している送風を利用し、各装置や各部の清掃や、路上に落ちた藁やゴミ、泥などを吹き飛ばすことができる。また、第2穀粒排出管12を旋回すると、更に広範囲に清掃することが可能となる。
また、エアブロア20近傍の送風流路40にも空気の取り出し部42を設けると、エアブロア20周辺の箇所を主に清掃できる。
例えば、図1に示すように、エアブロア20とフィーダ18間の送風流路40に設けた空気取り出し部42から取り出した送風を利用してもよい。エアブロア20とフィーダ18間の送風流路40には、フィーダ18から繰り出された穀粒が含まれないため、穀粒排出時でも確実にエアのみを取り出すことができる。また、穀粒の排出と同時にエアブロア20近傍からの送風で清掃も、エアブロワ20の送風量によっては可能である。
そして、エアブロア20近傍からの送風の取り出し箇所は第2穀粒排出管排出口12cとは比較的離れた箇所であるため、両方の箇所で清掃が可能となって、より広範囲に清掃でき、清掃作業効率も上がる。例えば、コンバイン1の各装置周辺の清掃や装置の部材など細かい部分の清掃にはエアブロア20近傍の空気取り出し部から取り出した送風を利用し、コンバイン1から離れた路上等の大まかな清掃には第2穀粒排出管排出口12c近傍の空気取り出し部42から取り出した送風を利用すれば、エアブロア20からの送風を一度に広範囲の箇所で利用でき、効率が良い。また、刈取前の穀稈に付着した水滴(降雨や朝露による)を、送風によって吹き飛ばしながら刈り取ること(露払い)もできる。
本構成を採用することにより、穀粒を外部へ排出するための送風機からの送風を、異なる離れた複数箇所の位置から取り出すことで、より広範囲に、有効的に利用できる。
また、従来の穀粒排出装置を備えたコンバイン1などは、切替弁によって穀粒の排出用とその他の目的用とに送風流路が切り替えられるため、穀粒の排出と同時に送風を他の目的に利用することができない。できれば、エアブロア20からの送風を同時に種々の目的で利用でき、使い勝手がよく、より送風を有効利用できることが望ましい。
図4には、図1のコンバインの穀粒排出装置Fに更にエア排出管47を設けた場合のコンバインの平面図を示す。
図1〜図3に示すように、縦第2穀粒排出管12a及び横第2穀粒排出管12b内には穀粒排出管41が排出口12c近傍に亘って設けられているが、更に縦第2穀粒排出管12a及び横第2穀粒排出管12b内に穀粒排出管41とは別にエアのみを排出するエア排出管47を同様に排出口12c近傍に亘って設ければ、両排出管41,47によって穀粒の排出作業と共にエア排出管47からのエアを利用して清掃作業も行うことができる。すなわち、縦第2穀粒排出管12a及び横第2穀粒排出管12b内に2本の排出管(穀粒排出管41及びエア排出管47)がグレンタンク後壁8cから排出口12c近傍に亘って設けられた構成である。
エア排出管47がコンバイン1の外部に放出された状態であると、見た目にも悪く、何かに引っかかったり干渉する場合もある。また、エア排出管47をコンバイン1の本体に収納、固定させるためにはそのための器具、部材なども必要になる。しかし、このようにエア排出管47を穀粒排出管41と共に第2穀粒排出管12内に排出口12c近傍まで亘って設けることで、穀粒排出装置Fやコンバイン1自体もコンパクトな構成となる。そして、エア排出管47が何かに干渉することもないため安全でもあり、見た目にも良い。更に、穀粒排出管41及びエア排出管47は縦第2穀粒排出管12a及び横第2穀粒排出管12bによって外周を覆われているため、穀粒排出管41及びエア排出管47の保護が、既存の第2穀粒排出管12を利用することで簡便にできる。
そして、図4に示すように、エアブロア20の側部低位置にエアのみを排出するエア排出管47を設けている。グレンタンク8内の穀粒はグレンタンク下部のホッパ8bを介してフィーダ18から穀粒排出管41内に繰り出されるが、エアブロア20から直接エア排出管47を設けることで、エア排出管47はフィーダ18を通過しないため、エア排出管47には穀粒が流れず、穀粒排出時でもエアのみ排出される。
また、エアブロア20の出口近傍であって穀粒排出管41のフィーダ18位置よりも搬送上手側に送風流路(送風管)40から分岐する分岐管としてエア排出管47を設けても良い。穀粒排出管41の穀粒とエアの合流位置よりも上手側にエア排出管47の分岐部Kを設けることで、穀粒排出時でもエア排出管47には穀粒が流れず、エアのみ排出される。
更に、エア排出管47の分岐部K近傍(エアブロア20の出口近傍)と第2穀粒排出管12先端部の排出口12c近傍に空気取り出し部42を設ける。たとえば、図4には、空気取り出し部42として、清掃用ホースやエアガン51(図5)などを差し込み可能で着脱がしやすいワンタッチカプラ50a,50bを設けた例を示している。なお、図4では、見やすいように、第2穀粒排出管12内の穀粒排出管41の図示は省略している。
このような構成により、コンバイン1の右側はエアブロア20近傍のワンタッチカプラ50aを利用して送風を取り出し、コンバイン1の左側及び上部は第2穀粒排出管排出口12c近傍のワンタッチカプラ50bを利用することにより、コンバイン1の清掃用エアガン51を使用する際に、エアガン51の接続ホース53(図5)が短くなり、エアガン51の持ち運びに便利であると共に、接続ホース53を巻く操作が短縮できる。
そして、穀粒の排出管41は径を太くしてより多くの穀粒を搬送できるようにする一方、エア排出管47は径を細くしてより高速な送風を利用して清掃可能とすれば、それぞれの目的に応じた使い方ができる。
また、穀粒排出管41とは別にエアのみが排出されるエア排出管47を設けることで、穀粒の排出と同時に送風を他の目的(例えば清掃)に利用することができるため、エアブロア20からの送風を同時に種々の目的で利用でき、使い勝手がよく、より送風を有効利用できる。特に第2穀粒排出管排出口12cからは、穀粒排出管41による穀粒の排出と共にエア排出管47からの送風を清掃に利用できるため、コンバイン1から離れた路上等の広範囲の箇所の清掃と穀粒の排出が同時にでき、送風の利用効率が良い。
図5(a)には、本発明の他の実施形態の穀粒排出装置Fのグレンタンク8周辺の側面図を示し、図5(b)には、送風管40とエア排出管47との分岐部Kの底面図を示し、図5(c)には、分岐部Kを送風管40とエア排出管47の接続方向から見た場合の側面図を示す。また、図6には、図5(a)のグレンタンクの背面図を示す。
図5(a)に示すように、グレンタンク8の後壁8cにエア排出管47と結合するワンタッチカプラ50cを設け、エア排出管47をワンタッチカプラ50cに接続可能(着脱自在でもある)な構成としても良い。
例えば、通常は(穀粒排出作業時には)グレンタンク8内の残粒の搬送用空気を送るためにワンタッチカプラ50cにエア排出管47を取り付けて使用し、清掃時はワンタッチカプラ50cからエア排出管47を離脱させ、更に接続ホース53を取り付けて清掃用エアガン51用に使用できる構成としても良い。
グレンタンク8下部のホッパ部8bの傾斜が急であるとグレンタンク8内の穀粒が流れ落ちて残粒はほとんどないが、ホッパ部8bの傾斜を急にするためにはグレンタンク8全体の高さを高くする必要がある。しかし、グレンタンク8の高さを高くすると装置の大型化やコストの増加を招き、好ましくないため、高さを抑えてできるだけコンパクトにすることが好ましい。
グレンタンク8の高さを抑えると、ホッパ部8bの傾斜が緩やかになって残粒の問題が生じるが、本構成を採用することにより、エアブロア20の送風をグレンタンク8下部のホッパ部8b内に送ることで残粒が矢印E方向(下方)に流れて、残粒の搬送用に利用できる。
そして、ワンタッチカプラ50c部の差し替えのみでこのように用途が変更でき、便利である。また、ワンタッチカプラ50cがないと、エアガン51の不使用時にはエアー開閉のバルブ又はコック(図示せず)などが必要となるが、清掃を行わないエアガン51の不使用時には送風を穀粒(残粒)の搬送に使用でき、送風を有効利用できる。
更に、エアガン51の不使用時にはエア排出管47をワンタッチカプラ50cに取り付けることでエア排出管47がコンパクトに収められ、また前記バルブ又はコックなども不要となるため、エア排出管47周りや穀粒排出装置F自体も簡易な構成となり、経済的である。また、エアガン51の不使用時にエア排出管47が垂れ下がったままの状態であるとエア排出管47を踏んだり、引っかけたりしてしまうが、このようなことがなく安全である。
そして、エア排出管47の送風管40からの分岐部K近傍に圧力計52を設け、エア排出管47に一定以上のエアブロア20からの送風の圧力(風圧)が加わると、送風を送風管40から穀粒排出管41側に送るようにした安全装置55を設けても良い。
図5(b)に示すように、送風管40内のエア排出管47の分岐部K下手側に平板状(円盤状)の分流弁54を設ける。分流弁54に固着した回動軸54aの端部にアーム56の一端部が固着連結しており、アーム56が作動すると回動軸54aが回動して分流弁54がアーム56と同じ方向に作動する構成である。すなわち、分流弁54は、穀粒排出管41の外側からアーム56の一端部に回動軸54aを介して連結、支持されている。
そして、アーム56の他端部にはロッド57の一端部が連結しており、更にロッド57の他端部側にはモータ60が連結している。モータ60が駆動することでロッド57が左右方向(矢印G方向)に動き、アーム56もロッド57の動きに合わせて矢印H方向に揺動する。分流弁54が(A)位置にある場合は穀粒排出管41の送風方向に対して分流弁54の平面部が直交するため、送風は送風管40側(第2穀粒排出管12の排出口12c側)には流れず、ほぼエア排出管47側に流れる。一方、分流弁54が(B)位置にある場合は送風管40内の送風方向に対して分流弁54の平面部が平行になるため、送風はエア排出管47側及び送風管40側の両方に流れるが、エア排出管47側よりも送風方向に沿って設けられた送風管40側に多く流れる。
そして、エア排出管47の送風管40からの分岐部K近傍に設けた圧力計52によってエア排出管47内の圧力を計測し、該計測値が一定値以上になると、モータ60を駆動して分流弁54を(A)位置から(B)位置に回動させる制御装置(図示せず)を操縦席10近傍などに設ける。エア排出管47を送風管40よりも径を小さくすると詰まりやすくなるが、エア排出管47側にゴミなどの詰まりが生じた場合でも、速やかに空気の逃げ場が確保されるため、送風圧力が低下してエア排出管47や接続ホース53、エアガン51又は分岐部Kなどが保護される。
本構成を採用することにより、エア排出管47側に一定以上の送風圧力が加わるとモータ60が作動し、分流弁54が送風管40側に開くようにした安全装置55を設けることで、送風を送風管40側に流して送風圧力を低下させ、エア排出管47やエアガン51又は送風管40の分岐部分などに負荷が掛かることを防止し、長持ちさせることができる。
図7(a)には、本発明の他の実施形態の穀粒排出装置Fの側面図を示し、図7(b)には、図7(a)の穀粒排出装置Fの正面図を示す。
なお、図7に示すグレンタンク8下部のホッパ部8bは漏斗状ではなく、前方側は傾斜面8baになっているが、後方側はフィーダ18の入り口部の左右幅W分、フィーダ18の入り口部からグレンタンク後壁8cまで水平面8bbになっている。したがって、このような形状のグレンタンク8の場合は水平面部8bbに横送り用螺旋8dを設けて穀粒をフィーダ18に搬送し、穀粒がグレンタンク8内に溜まることを防止している。このように構成することで、グレンタンク8の底面を傾斜させることによる容量の減少を少なくし、グレンタンク8の貯留容量を大きくして、コンバインの作業能率を高めることができる。
そして、穀粒排出管41をフィーダ18下部に着脱自在な構成とし、穀粒排出管41を取り外してエアガン用接続管53(接続ホース)を取り付け、穀粒排出管41とエアガン用接続管53とが交換できるようにしても良い。
穀粒排出管41及びエアガン用接続管53のフィーダ18下部への取り付け口にワンタッチで脱着可能な締結具63を設け、穀粒排出作業時には穀粒排出管41を取り付けてエアブロア20の送風を穀粒排出用に利用し、清掃作業時にはエアガン用接続管53を取り付けて送風をエアガン51等に利用する。
穀粒排出管41をフィーダ18下部に着脱自在な構成とすることで、穀粒排出管41を設けた既存の穀粒排出装置をそのまま利用できるので経済的であり、簡易な構成で清掃用のエアガン51が使用可能となる。
図8には、本発明の他の実施形態の穀粒排出装置Fを設けたコンバインの平面図を示し、図9には、図8のコンバインのブロア20周辺の側面図を示す。
送風管40から分岐したエア排出管47をグレンタンク8の下方を通ってコンバイン1の左側面(脱穀装置7の側面)まで排出管47を延ばして、コンバイン1の右側面部(グレンタンク8の右側面)及び左側面部(脱穀装置7の左側面)のエア排出管47にそれぞれワンタッチカプラ50d,50eを設けても良い。
送風管40からのエア排出管47の分岐部K近傍に清掃用接続ホース53(図5等)を取り付けるためのアダプタとして、例えばワンタッチカプラ50dを設け、更にエア排出管47をグレンタンク8下部から走行フレーム2内部に左右方向に亘って設けられた密閉されたエア配管48内に通し、コンバイン1左側面の脱穀装置7側まで延ばす。そして、エア排出管47の先端部のエア排出口47aにもワンタッチカプラ50eを設け、エア配管48の左右両端部にそれぞれワンタッチカプラ50e,50dを取り付けた構成とする。エア排出管47を通すエア配管48を走行フレーム2と一体化することで、泥や、藁などのゴミからエア排出管47を守ることができる。
本構成を採用することにより、穀粒の排出に使用しているエアブロア20からの送風を利用して、各装置及び各部の清掃や、路上に落ちた藁やゴミ、泥などを吹き飛ばすことができる。そして、清掃用接続ホース53をコンバイン1の左右両側に設置されたワンタッチカプラ50d,50eに付け替えることでコンバイン1の左右どちら側でも清掃作業ができ、清掃範囲が広がると共に、清掃作業が圃場でも容易に行える。また、コンバイン1の左右両側に送風の取り出し口があることで、接続ホース53の全長を短くすることが可能となる。
図10には、本発明の他の実施形態の穀粒排出装置Fを設けたコンバインの平面図を示し、図11には、図10のコンバインの側面図を示す。
エアブロア20の出口近傍で送風管40と分岐するエア排出管47を操縦席10の後面下部から後面上部に沿って脱穀装置7に穀桿を移送するエレベーター6dの周囲まで延ばして更に分岐させ、該分岐したエア排出管47にエア排出口47aをそれぞれ設けた構成としても良い。
例えば、図10に示すように、あらかじめ清掃が必要なフィーダ18の根元やプラットホーム(オーガドラム6cからエレベーター6dへの引き継ぎ部)などにエア排出管47を分岐させて設け、該分岐したエア排出管47にそれぞれエア排出口47aを設ける。エアブロア20から送り出されたエアはエア排出管47から矢印I方向(図11)に上方へ流れた後、エレベーター6dの周囲に到達してエア排出口47aから排出される。
フィーダ18の根元やエレベーター6dは、穀粒の搬送通路であるため、汚れがあるとスムーズに穀粒が搬送されなくなるおそれがあり、脱穀作業の効率にも影響を及ぼす。また、これらの部位には、刈取穀稈と共に侵入してくる泥土を落下させるための網状の泥抜き孔が設けられているが、この泥抜き孔の目合いに藁屑などが詰まると、収穫穀粒が泥土で汚染されてしまう。
しかし、エレベーター6dには周囲に設けられたエア排出管47のエア排出口47aより清掃用のエアが複数方向から送り出されるため、オペレータは操縦席10を降りずにエレベーター6dの清掃が可能となる。なお、エレベーター6dに限らず、脱穀装置7の後方側(脱穀装置7から塊になって排出される排藁を切断するチョッパー部など)までエア排出管47を延ばして分岐させれば、当該箇所の清掃が可能となる。
本構成を採用することにより、穀粒の排出に使用しているエアブロア20からの送風を利用して各装置や各部の清掃を行うことができ、エレベーター6dの上面に設けた掃除口の上部フタ65を取り外さなくてもエアによりゴミを吹き飛ばし、穀粒の搬送通路の汚れを防ぐことができる。また、清掃作業のためにオペレータが操縦席10を降りる必要がなくなるため圃場内の移動中に清掃を速やかに行うことができ、コンバイン1が道路に出る前に清掃を済ますことが可能になる。
図12(a)には、本発明の他の実施形態の穀粒排出装置Fのグレンタンク8周辺の側面図を示し、図12(b)には、図12(a)の正面図を示す。
また、図13(a)には、図12に示す送風管40とエア排出管47との分岐部Kの内部詳細図(水平断面図)を示し、図13(b)には、図13(a)の切り替え弁70のS−S線断面矢視図を示す。
エアブロア20とフィーダ18との間にある送風管40のエア排出管47との分岐部Kより下手側に、エアの切り替え弁70を設けても良い。切り替え弁70は平板状(円盤状)であり、端部がレバー軸71aに固着しており、送風管40の外側に設けた切り替えレバー71を操作することで切り替えレバー71と一体であるレバー軸71aが回動して切り替え弁70が矢印J2方向又は矢印J2方向とは反対方向に回動する構成である。
切り替え弁70が(C)位置にある場合は穀粒排出管41の送風方向に対して切り替え弁70の平面部が直交するため、送風管40内の送風流路を塞ぐ。したがって、送風は送風管40側(第2穀粒排出管12の排出口12c側)には流れず、エア排出管47側に流れる。一方、切り替えレバー71を矢印J1方向に操作すると切り替え弁70も矢印J2方向に回動して点線で図示した(D)位置の状態になる。切り替え弁70が(D)位置にある場合は送風管40の送風方向に対して切り替え弁70の平面部が平行になると共に、切り替え弁70がエア排出管47側入り口を塞ぐため、送風は送風管40側に流れる。
そして、清掃作業時には、エアブロア20からの送風がエア排出管47側に流れるように切り替え弁70が(C)位置にあるが、この場合の切り替えレバー71のセット位置(送風管40側)にリミットスイッチ73を設けて、切り替えレバー71がリミットスイッチ73に接触することで制御装置(図示せず)に検出信号が送信されて、該制御装置によりフィーダ18の繰出モータ19を駆動させないように制御する構成としても良い。
清掃作業時には、送風管40から穀粒排出管41内には送風が流れないので穀粒排出作業ができないため、フィーダ18を動かす必要がない。したがって、清掃作業時にフィーダ18を動かすことによる無駄な電力の消費を防止できるので経済的である。また、清掃作業中にフィーダ18が動くとフィーダ18の清掃ができず、また安全面でも良くない。そして、グレンタンク8内に穀粒が溜まっていても、清掃作業が可能となる。更に、切り替えレバー71が清掃作業時のセット位置にある場合に、穀粒の排出作業をすると、送風管40から穀粒排出管41側に穀粒が流れないためフィーダ18内で詰まりが発生する不具合が生じる。しかし、このような場合でも、フィーダ18の繰出モータ19が駆動しないため、上記不具合を防止できる。
また、操縦席10近傍に表示装置(モニタ)(図示せず)を設け、リミットスイッチ73の検出信号から制御装置によって、モニタに切り替えレバー71の位置を表示できるようにしても良い。
例えば、モニタには「通常作業(穀粒排出作業時)」と「メンテナンス時(清掃作業時)」と表示される。そして、通常作業時はフィーダ18の繰出モータ19が駆動するが、メンテナンス時はリミットスイッチ73がオンしていることによってフィーダ18の繰出モータ19が駆動しないため、オペレータは切り替え弁70の位置が操縦席10に座ったまま把握でき、また容易に確認できる。
本発明は、コンバインや他の農作業機、工業用作業機にも利用可能性を有する。
本発明の一実施形態である穀粒排出装置を備えたコンバインの側面図である。 図1のコンバインの平面図である。 図1のコンバインのオーガ排出口にホースを取り付けた場合の側面図の一部である。 図1のコンバインの穀粒排出装置に更にエア排出管を設けた場合のコンバインの平面図である。 図5(a)は、本発明の他の実施形態の穀粒排出装置のグレンタンク周辺の側面図であり、図5(b)は、送風管とエア排出管との分岐部の底面図であり、図5(c)は、分岐部を送風管とエア排出管の接続方向から見た場合の側面図である。 図5(a)の穀粒排出装置のグレンタンク周辺の背面図である。 図7(a)は、本発明の他の実施形態の穀粒排出装置の側面図であり、図7(b)は、図7(a)の穀粒排出装置の正面図である。 本発明の他の実施形態の穀粒排出装置を設けたコンバインの平面図である。 図8のコンバインのブロア周辺の側面図である。 本発明の他の実施形態の穀粒排出装置を設けたコンバインの平面図である。 図10のコンバインの側面図である。 図12(a)は、本発明の他の実施形態の穀粒排出装置のグレンタンク周辺の側面図を示し、図12(b)は図12(a)の正面図である。 図13(a)は、図12に示す送風管とエア排出管との分岐部の内部詳細図(水平断面図)であり、図13(b)は、図13(a)の切り替え弁のS−S線断面矢視図である。
符号の説明
1 コンバイン 2 走行フレーム
3 走行装置 4 クローラ
4a 駆動スプロケット 4b 遊動転輪
4c 張設転輪 6 刈取装置
6a 分草具 6b リール
6c オーガドラム 6d エレベーター
7 脱穀装置 8 グレンタンク
8a グレンタンク上部 8b ホッパ
8c グレンタンク後壁 8d 横送り用螺旋
10 操縦席 12 第2穀粒排出管
12a 縦第2穀粒排出管 12b 横第2穀粒排出管
12c 排出口 18 フィーダ
19 繰出モータ 20 エアブロア
40 送風管 41 第1穀粒排出管
42 空気取り出し部 43 清掃用ホース
45 アダプタ 47 エア排出管
48 エア配管 50a〜50e ワンタッチカプラ
51 エアガン 52 圧力計
53 エアガン用接続ホース(接続管)
54 分流弁 54a 回動軸
55 安全装置 56 アーム
57 ロッド 60 モータ
63 締結具 65 上部フタ
70 切り替え弁 71 切り替えレバー
71a レバー軸 73 リミットスイッチ
F 穀粒排出装置 K 分岐部

Claims (2)

  1. 穀粒を一時貯留するグレンタンク(8)と
    該グレンタンク(8)内の穀粒を搬送するための空気を送る送風機(20)と、
    該送風機(20)からの空気とグレンタンク(8)内の穀粒が合流する合流箇所から穀粒を空気と共に搬送し、グレンタンク(8)の外部へ排出する穀粒排出管(12,41)と、
    前記送風機(20)と前記穀粒及び空気の合流箇所との間に設けられた送風流路(40)とを備えた穀粒排出装置において、
    前記送風流路(40)及び前記穀粒排出管(12,41)の排出口(12c)近傍に送風機(20)により送られた空気を取り出すための空気取り出し部(42)を設けたことを特徴とする穀粒排出装置。
  2. 穀粒を一時貯留するグレンタンク(8)と、
    該グレンタンク(8)内の穀粒を搬送するための空気を送る送風機(20)と、
    該送風機(20)からの空気とグレンタンク(8)内の穀粒が合流する合流箇所から穀粒を空気と共に搬送し、グレンタンク(8)の外部へ排出する穀粒排出管(12,41)と、
    前記送風機(20)と前記穀粒及び空気の合流箇所との間に設けられた送風流路(40)とを備えた穀粒排出装置において、
    前記穀粒排出管(12,41)は、穀粒の搬送排出用の第1穀粒排出管(41)とグレンタンクの壁面(8c)からグレンタンク(8)の外部に向けて前記第1穀粒排出管(41)の外周を覆う第2穀粒排出管(12)からなり、前記送風流路(40)から前記第1穀粒排出管(41)側流路と空気のみを排出するエア排出管(47)側流路を分岐させて、前記第1穀粒排出管(41)と前記エア排出管(47)とを前記第2穀粒排出管(12)内に前記グレンタンク壁面(8c)部分から該第2穀粒排出管(12)の排出口(12c)に亘ってそれぞれ別々に設け、前記エア排出管(47)の分岐部近傍及びエア排出管(47)の前記第2穀粒排出管排出口(12c)近傍に送風機(20)により送られた空気を取り出すための空気取り出し部(42)を設けたことを特徴とする穀粒排出装置。
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CN109496564A (zh) * 2018-12-28 2019-03-22 敦化市方正农业机械装备制造有限责任公司 一种玉米收割机动力传动系统

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