JP2009272678A - 画像読取装置、画像読取方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザが原稿をセットした後に、「スキャン開始」の指定を行う操作のみによって、原稿の種類選択、原稿領域の設定、ファイル保存を、適切に実行することができる画像読取装置、画像読取方法、プログラム及び記憶媒体を提供することを目的とする。
【解決手段】反射原稿、オートドキュメントフィーダ、フィルムアダプタユニットの切り替え機能と、反射原稿に対する原稿領域の切り出し機能と、原稿領域の判定機能と、原稿種判定機能と、原稿種に応じたファイル保存機能を有する。
【選択図】図1
【解決手段】反射原稿、オートドキュメントフィーダ、フィルムアダプタユニットの切り替え機能と、反射原稿に対する原稿領域の切り出し機能と、原稿領域の判定機能と、原稿種判定機能と、原稿種に応じたファイル保存機能を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像読取装置に置かれている原稿を読み取り、この読み取った画像を処理して出力する画像読取装置に係り、特に、画像読取装置に置かれている様々な原稿を一括で読み取り、原稿毎に出力する画像読取装置に関する。
近年、通信ネットワークの発達、コンピュータの高速化及び記憶媒体の大容量化に伴い、画像情報が頻繁に取り扱われる。特に、スキャナ等の画像読取装置で取り込んだ画像情報を、より正確・高速に読み取りたいという要求が高まっている。
スキャナは、原稿台に置いた写真や文書等の読み取りが可能であり、オートドキュメントフィーダ(ADF:自動原稿給紙装置)を備えている機種は、書類等複数枚の紙原稿を、連続してスキャンすることができる。また、フィルムアダプタユニット(FAU:透過原稿読み取り装置)を備えている機種は、ネガフィルムやポジフィルム等、透過原稿の読み取りも可能である。このように、コンシューマ製品のスキャナでも、多種多様な原稿の読み取りに対応している。
オートドキュメントフィーダを備えている機種では、通常、フィーダ上に原稿が置かれているかどうかを、紙センサで検知し、フィーダを優先して読み取る機能がある。また、フィルムアダプタユニットを備えている機種では、フィルムガイドが置かれているかどうかを検知し、フィルムガイドが置かれていれば、透過原稿を読み取る機能がある。透過原稿の読み取り時には、プレビューによってフィルムのコマ部分を検知し、検知した複数のコマを連続して読み取る機能が導入されている。
なお、装置の接続検知を、オートドキュメントフィーダ、フィルムアダプタユニットの順に行い、検知された場合に、その装置での検出処理に進み、検知されない場合に、反射原稿の読み取り処理に進む。
また、従来、反射原稿の読み取り時に、画像読取装置に置かれた原稿から、対象物を抽出し、原稿位置、原稿サイズ等の原稿領域を、自動的に決定する技術が知られている。
従来、反射原稿の読み取り時に抽出した全ての対象物から原稿領域を決定する方が知られ、この方法は、原稿が1枚のみ置かれていることが予め分かっているときに有効である(たとえば、特許文献1参照)。
従来、抽出した個々の対象物から、原稿領域を決定する方法であり、原稿を1枚に限定しないので、個々の対象物について、1枚毎の原稿領域を決定することができる(たとえば、特許文献2、3参照)。
また、読み取った画像が、写真やフィルム等の原稿であれば、1枚ずつJPEG/TIFF/BMP等のファイル形式で保存する。読み取った画像が、書類等の原稿であれば、必要に応じて原稿の文字部分にOCR処理を行い、検索用のテキストデータを付加し、複数ページのPDFファイルとして保存することができる。
特開2000−232562号公報
特開2003−46731号公報
特開2007−20122号公報
しかし、上記のように様々な便利な機能を具備する画像読取装置であっても、ユーザが適切な設定をする必要があり、特に初心者ユーザには、設定操作が難しいという問題がある。
画像読取装置で、適切に読み取るためには、大きく分けて、以下の3つの設定が必要である。
(1)反射原稿の読み取り、オートドキュメントフィーダでの読み取り、フィルムアダプタユニットでの読み取り等、複数の原稿の読取が可能であれば、画像読取装置の構成に応じて、スキャンしたい原稿の種類を設定する必要がある。
(2)反射原稿を読み取る場合、画像読取装置に置かれている原稿の枚数に応じて、原稿領域を決定する方法が異なる。抽出した全ての対象物から原稿領域を決定する方法では、原稿が1枚であることを前提に処理する。このために、原稿台に複数枚の原稿が置かれた場合、適切な原稿領域を決定することができない。これに対して、抽出した個々の対象物から原稿領域を決定する方法では、複数枚の原稿領域をそれぞれ適切に決定することができる。しかし、雑誌等原稿内部に写真等が配置されている1枚の原稿については、内部の写真を対象物として認識し、複数枚の原稿が置かれていると誤認識するという問題がある。これらの問題に対処するために、原稿枚数に応じて、どちらの処理を適用するかを選択する必要がある。
(3)画像読取後に、適切なファイル形式で保存する必要がある。読み取った画像が、文書であれば、テキストデータを付加したPDFファイルで保存する。読み取った画像が写真であれば、JPEGファイル等、原稿の内容に応じたファイル形式で保存する。これによって、読み取った画像データのその後の利用が、より容易になる。
初心者ユーザ等、どの処理が適切であるかを判断できない場合、これらの設定を行うことが難しく、便利な機能であっても活用されないという問題がある。
本発明は、ユーザが原稿をセットした後に、「スキャン開始」の指定を行う操作のみによって、原稿の種類選択、原稿領域の設定、ファイル保存を、適切に実行することができる画像読取装置、画像読取方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、反射原稿の読み取り画像に基づいて、原稿が1枚である場合に1枚原稿領域を決定する1枚原稿領域決定手段と、上記1枚原稿領域決定手段が決定した1枚原稿領域の頂点座標を求める第1の頂点座標特定手段と、読み取られる領域全体から、上記1枚原稿領域を除いた1枚原稿外領域を特定する1枚原稿外領域特定手段と、原稿が複数である場合に複数枚原稿領域を決定する複数枚原稿領域決定手段と、上記複数枚原稿領域決定手段が特定した複数枚原稿領域を包含する矩形領域の頂点座標である第2の頂点座標を求める第2の頂点座標特定手段と、読み取られる領域全体から、上記複数枚原稿領域を除いた領域である複数枚原稿外領域を特定する複数枚原稿外領域特定手段と、上記第1の頂点座標特定手段が特定した第1の頂点座標と、上記第2の頂点座標特定手段が特定した第2の頂点座標とを比較する比較手段と、上記比較量に応じて原稿の切り出し方法を決定する原稿切り出し方法決定手段と、上記1枚原稿外領域と、上記複数枚原稿外領域とに応じて、原稿領域を決定する原稿領域決定手段とを有する画像読取装置である。
本発明によれば、ユーザが原稿をセットした後に、「スキャン開始」の指定を行う操作のみによって、原稿の種類選択、原稿領域の設定、ファイル保存を、適切に実行することができるという効果を奏する。
発明を実施するための最良の形態は、次の実施例である。
図1は、本発明の実施例1である画像読取装置R1の構成を示す図である。
画像読取装置R1は、ラインイメージセンサ3と、増幅器4と、A/D変換器5と、画像処理回路6と、バッファメモリ7と、インタフェース回路8と、CPUコントローラ9とを有する。画像読取装置R1は、光源点灯回路10と、光源ランプ11と、モータ駆動回路12と、光学系駆動モータ13と、作業用メモリ14と、ガンマLUT15とを有する。
ラインイメージセンサ3は、アナログ画像信号を出力する。
増幅器4は、ラインイメージセンサ3が出力したアナログ画像信号を増幅する。
A/D変換器5は、増幅器4が出力したアナログ画像信号を、ディジタル画像信号に変換する。
画像処理回路6は、ディジタル信号化された画像信号について、オフセット補正、シェーディング補正、デジタルゲイン調整、カラーバランス調整、カラーマスキング変換、主・副走査方向の解像度変換等の画像処理を行う。
バッファメモリ7は、RAMによって構成され、画像データを一時的に記憶する。
インタフェース回路8は、外部情報機器CT1との間で、コマンドや画像通信を仲介し、SCSI、パラレル、USB、IEEE1394、LAN、無線LAN等のインタフェースが使用される。
CPUコントローラ9は、外部情報機器CT1からの命令に従って、画像読取装置R1を制御し、モータ駆動回路12、光源点灯回路10、画像処理回路6等を制御する。
CPUコントローラ9は、操作パネル16に設けられているスイッチが押された状態を検知し、インタフェースを介して、外部情報機器CT1へ通知する。
外部情報機器CT1は、パーソナルコンピュータ等のホストコンピュータであり、モニタディスプレイDP1と接続されている。
光源点灯回路10は、光源ランプ11を駆動点灯する。
光源ランプ11は、原稿D1を照明し、原稿表面の濃度に応じた強さの反射光が、結像レンズ2を通して、固体撮像素子であるラインイメージセンサ等のラインイメージセンサ3に結像する。
モータ駆動回路12は、ステッパモータ等の光学系駆動モータ13を駆動し、画像読取装置R1のシステム制御手段であるCPUコントローラ9からの制御信号によって光学系駆動モータ13の励磁信号を出力する。
作業用メモリ14は、画像処理回路が画像処理を行う際の一時作業メモリとして用いられる。作業用メモリ14は、ラインイメージセンサ3上に、所定のオフセットを持って平行に配置されているRGB用各ラインセンサからの受信した画像信号が持つRGBライン間オフセットの補正用等に用いられている。また、作業用メモリ14は、シェーディング補正等の各種データの一時記憶も行う。
ガンマLUT15は、濃度ガンマ変換LUTを記憶し、ガンマ補正を行う。
実施例1は、RGB3色を読み取る3ラインのラインイメージセンサ3と、光源ランプ11とによって構成されている。しかし、単色の1ラインイメージセンサと、選択的に点灯可能なRGB3色の光源とによって構成するようにしてもよく、このように構成した場合でも、上記と同様の機能を実現できる。
図示しないが、光源を3色のLEDの構成とし、CPUコントローラ9は、光源点灯回路によって、3色の光源LEDの1色を点灯し、点灯している照明光を、ラインイメージセンサ3で読み取る。点灯するLEDを、順次切り替えて、読み取ることによって、原稿D1の画像を、光源の発光色によって色分解して読み取ることができる。
図2は、実施例1において、画像読取装置R1の他の例である画像読取装置R2の外観図の一例を示す図である。
画像読取装置R2は、フィルムアダプタユニット付であり、原稿圧板21と、白色シート22と、フィルム読み取り光源部23と、読み取り光学系ユニット24と、原稿台25と、操作パネル26とを有する。画像読取装置R2は、突き当て位置を示すマーク27と、キャリッジロック28と、キャリブレーションエリア29と、フィルムガイドFG1とを有する。
原稿圧板21は、原稿台上の原稿を安定的に押さえる。
白色シート22は、薄手のシート原稿を原稿台に密着させる一方、原稿の余白部分の画像データを白色にする。
フィルム読み取り光源部23は、フィルムに光を当てる。
原稿台25は、原稿の読み取り面を平面に保ちつつ、原稿を保持する。
操作パネル26は、読み取り開始等の簡単な指示を、画像データ送信先である外部情報機器CT1に送るために、使用される。
突き当て位置を示すマーク27は、原稿基準位置を示し、原稿台上に載置された原稿の読み取り開始位置を示す。
キャリッジロック28は、スキャナ本体輸送時の破損防止のために、読み取り光学系ユニット24の移動をロックする。
キャリブレーションエリア29は、原稿台25裏の黒マーク及び白マークを読み取る。キャリブレーションは、正確な色読み取りを行うために、色味の基準となる黒シェーディングデータと白シェーディングデータとを生成する処理である。
フィルムガイドFG1は、フィルムをスキャンするときに、フィルムを装着する。
図3は、実施例1において、画像読取装置R1、R2の他の例である画像読取装置R3の外観を示す図である。
画像読取装置R3は、オートドキュメントフィーダ付であり、操作パネル32と、原稿載置トレイ33と、原稿排紙トレイ34とを有する。
操作パネル32は、読み取り開始等の指示を、画像データ送信先である外部情報機器CT1に送るために使用される。
次に、画像読取装置R1による原稿D1の画像の読み取り動作について説明する。
なお、画像読取装置R2、R3による原稿D1の画像の読み取り動作は、画像読取装置R1による原稿D1の画像の読み取り動作と同様である。
外部情報機器CT1から読み取り命令を受信した画像読取装置R1のCPUコントローラ9は、図1に示す各回路を初期化する。その後に、光学系駆動モータ13を回転駆動させ、非図示のギアユニット、駆動ベルトを介して、読み取り光学系ユニット24を副走査方向へ移動させる。
画像読取装置R1のCPUコントローラ9は、この移動動作と同期しつつ、光源ランプ11によって照明された光学ユニット直上の原稿面の輝度情報を、ラインイメージセンサ3、A/D変換器5によってディジタル電気信号へ変換する。ディジタル電気信号へ変換された画像信号について、画像処理回路6が、解像度変換、濃度変換等を行い、順次インタフェース回路8を介して、外部情報機器CT1へ出力する。原稿台上の原稿D1の画像データは、外部情報機器CT1に蓄積され、以下に説明する画像処理が適用される。
次に、実施例1において、画像の読取からファイル保存までの処理について説明する。
図4は、実施例1において、画像の読取からファイル保存までの処理を示すフローチャートである。
まず、S1で、オートドキュメントフィーダ(ADF)の接続があるかどうかを検知する。本検知において、オートドキュメントフィーダがない機種では、スキップして時間を短縮するようにしてもよい。機種を問わずに、汎用性の高いシステムとするために、全ての機種で実施するようにしてもよい。
S1でオートドキュメントフィーダが接続されていることを検知すると、S10に進み、オートドキュメントフィーダ上に原稿が載置されているかどうかを調べる。原稿載置トレイ33上に原稿を載置すると、画像読取装置R1は、紙検知センサ(図示なし)によって、原稿があることを検知できる。
オートドキュメントフィーダに原稿があることを検知すると、ユーザが読取を行いたい原稿を、オートドキュメントフィーダ上にセットしていると判断する。そして、S11で、オートドキュメントフィーダからの原稿をスキャンする。このときに、スキャン可能な範囲全域を読み取り、S12で、原稿サイズを検出する。
原稿の長さは、紙検知センサによって適切に変更することができる。ここで、原稿サイズ検出による原稿部分の切り出しとあわせて、原稿の傾き補正処理を行ってもよい。また、スキャン前にセンサ機構が原稿サイズを検出し、この原稿範囲のみをスキャンするようにしてもよく、処理の高速化のために定型のサイズでスキャンしてもよい。また、サイズ検知や傾き補正処理を行った後に、色調の補正処理を行ってもよい。
その後、S13で、文書または雑誌の原稿種として、文書原稿の分類で、ファイル保存する。文書と雑誌とを判定する場合、S12でサイズ検出を行う際に、一般的な手法である網点検知方法を用い、画像に網点があれば、雑誌であると判定し、網点が無ければ、文書であると判定する。ファイルの保存を行う前に、これらの原稿種判定結果に基づいて、雑誌であれば、モアレ低減のフィルタ処理を行う等、原稿種に応じた画像補正を行うようにしてもよい。
S1でオートドキュメントフィーダの接続が検知されなければ、またはS10でオートドキュメントフィーダ上に原稿が載置されていなければ、S2で、フィルムアダプタユニット(FAU)の接続があるかどうかを検知する。フィルムアダプタユニットがない機種では、S2をスキップし、時間を短縮するようにしてもよく、機種を問わず汎用性の高いシステムとするためには、全ての機種で、S2を実行するようにしてもよい。
S2でフィルムアダプタユニットが接続されていることを検知すれば、S20で、フィルムガイドFG1がセットされているかどうかを調べる。フィルムガイドを検出する場合、フィルムガイド部分を含む特定の範囲を読み取り、この読み取った画像に基づいて、判定するようにしてもよい。フィルムガイドを検知するセンサ(図示なし)を、画像読取装置R1に備えるようにしてもよい。
フィルムガイドがあることを検知すると、スキャンしたいフィルムをユーザがセットしていると判断し、フィルムの読取を開始する。S21で、フィルムのプレビューを行う。フィルム読み取りの場合、通常、フィルムの解析用に、本スキャンよりも低い解像度でプレビューを行う。プレビュー後、S22で、プレビュー画像に基づいて、フィルムの各コマ位置を検出する。また、S23で、フィルムの各コマ毎に、本スキャンで必要な露光量の設定やネガフィルムの現像のためのγ補正値等のパラメータを算出する。
S24で、算出したパラメータを使用し、フィルムを検出したコマ毎に、本スキャンを行う。その後、S25で、フィルムの原稿種として、写真に分類し、読み取った全ての画像のファイルを保存する。
S2でフィルムアダプタユニットの接続が検知されなければ、またはS20でフィルムガイドが検知されなければ、読取を行いたい原稿を、ユーザが原稿台25にセットしていると判断し、S3で、反射原稿を読み取る。読み取り範囲は、出力可能な最大サイズ(たとえばLetterサイズの幅で、A4サイズの長さ)であってもよい。その後の原稿領域判定処理に備えて、メカ的な誤差等も考慮し、出力可能な最大サイズに近い原稿を検出する精度を上げるために、少し広めの範囲としてもよい。
S4で、読み取った画像に基づいて、原稿領域を決定し、S5で、原稿種を判定する。なお、原稿領域決定処理については後述し、原稿種判定の処理についても後述する。
S5の判定結果に基づいて、S6で、CD/DVD、写真、はがき、名刺の原稿種として、写真に分類し、ファイル保存を行うか、S13で、文書、雑誌の原稿種として、文書に分類し、ファイル保存する。
原稿種としては、様々な区分を考えることができるが、ここでは、フィルム、CD/DVD、写真、はがき、名刺、文書、雑誌の7種類を例として挙げる。これらの原稿種のほかにも、新聞、レシート等、様々な条件で原稿種を区分することができる。
これらの原稿種は、いくつかのグループに分類することが可能である。
図5は、分類(1)と分類(2)とによって、原稿種を、それぞれ「写真」か「文書」かに分けた例を示す図である。
分類(1)では、フィルム、CD/DVD、写真、はがき、名刺の5つを、写真分類とし、文書、雑誌を、文書分類としている。分類(2)では、フィルム、CD/DVD、写真の3つを、写真分類とし、はがき、名刺、文書、雑誌の4つを、文書分類としている。つまり、読み取った画像データをどのようにファイル保存することを望むかによって、分類を変更することができる。
名刺やはがきを専用の管理ソフトで管理したい場合、JPEG/TIFF/BMP等の写真データとして管理するのが取り扱いやすいので、写真分類とする。逆に、複数ページのPDFファイルとして、検索可能なテキストデータ付で保存したい場合、名刺やはがきを、文書分類とする。これらは、全体のシステムとして適切なものを初期設定として決定し、自動的に分類されることを前提としているが、ユーザの好みをより反映させるためには、分類を手動で変更できることが望ましい。
また、本システムでは、S6、S25、S13で、分類と対応するファイルフォーマットで画像を保存する。
図6は、分類と対応するフォーマットの例を示す図である。
通常、フォーマット(1)のように、写真分類の画像を、JPEGファイルとして扱い、文書分類のファイルを、検索可能なテキストデータ付のPDFとして扱うことが適しているので、初期設定として推奨される値である。しかし、ユーザの好みを反映させるために、フォーマット(2)のように、写真分類をRAW/TIFF/BMP等、画像圧縮が入らないファイルフォーマットとする。フォーマット(3)のように、全ての画像を分類によらず、容量を優先し、JPEG等の圧縮ファイルフォーマットとする。フォーマット(4)のように、写真は、画質を優先し、RAW形式とするが、文書は、画像が劣化してもファイルサイズが少ないことを重視し、JPEGにする等の組み合わせも考えられる。
システム全体として、どのようなソリューションをユーザに提供したいかによって、初期設定を変更することが必要である。また、ユーザによって、分類に対応するファイルフォーマットの変更を可能にすることによって、より利便性が向上する。
次に、画像読取装置R1で読み取った画像に基づいて、原稿領域を求める処理(S4)について説明する。
図7−1、図7−2は、画像読取装置R1で読み取った画像に基づいて、原稿領域を求める処理(S4)を示すフローチャートである。
まず、S31で、画像読取装置R1から画像を読み取る。このときに、読み取り解像度は、プレスキャン用の低解像度でもよく、本スキャン用の高解像度であってもよい。
図8は、読み取った2種類の画像の例を示す図である。
画像41は、写真と文章で構成されている雑誌原稿1枚を読み取った画像である。画像42は、原稿台に置かれている複数枚の写真原稿を読み取った画像である。
次に、S32で、読み取った画像から、対象物を抽出する。対象物を抽出する方法を後述する。
図9は、S32で、対象物を抽出した結果を示す図である。
対象物50、51は、雑誌中にある写真が抽出されたものであり、対象物52、53は、文章部分が抽出されたもの、対象物54、55、56は、雑誌端部のエッジ部分が抽出されたものである。また、対象物60、61は、複数枚の写真が原稿として抽出された結果である。
ここで、S33で、原稿が1枚である場合に行う原稿領域決定手段を用いて、抽出された全ての対象物について、原稿領域を決定する。
上記原稿領域決定手段は、上記複数枚原稿外領域から、上記1枚原稿外領域を取り除いた差分領域特定手段を有し、上記差分領域と上記1枚原稿外領域とを比較することによって原稿領域を決定する手段である。
次に、原稿領域を決定する処理について説明する。
図10は、原稿領域を決定する処理を示すフローチャートである。
S51で、原稿領域の初期値を設定する。初期値は、原稿台全面の領域である。
S52で、原稿領域の上辺の辺上に、S32で抽出した対象物があるかどうかを判断する。上辺の辺上に対象物が無ければ、S53へ進み、上辺の辺上に対象物があれば、S54へ進む。
S53で、原稿領域の上辺を下に移動する。原稿領域の精度を1画素とすれば、1画素分、上辺を移動する。その後、S52へ進む。
このS52とS53との処理によって、原稿領域の上辺を求めることができる。
S54で、原稿領域の下辺の辺上に、S32で抽出した対象物があるかどうかを判断する。下辺の辺上に、対象物が無ければ、S55へ進み、下辺の辺上に、対象物があれば、S56へ進む。
S55で、原稿領域の下辺を上に移動する。原稿領域の精度を1画素とすれば、1画素分、下辺を移動する。その後、S54へ進む。
このS54とS55との処理によって、原稿領域の下辺を求めることができる。
S56で、原稿領域の右辺の辺上に、S32で抽出した対象物があるかどうかを判断する。右辺の辺上に、対象物が無ければ、S57へ進み、右辺の辺上に、対象物があれば、S58へ進む。
S57で、原稿領域の右辺を左に移動する。原稿領域の精度を1画素とすれば、1画素分、右辺を移動する。その後、S56へ進む。
このS56とS57との処理によって、原稿領域の右辺を求めることができる。
S58で、原稿領域の左辺の辺上に、S32で抽出した対象物があるかどうかを判断する。左辺の辺上に、対象物が無ければ、S59へ進み、左辺の辺上に対象物があれば、終了する。
S59で、原稿領域の左辺を右に移動する。原稿領域の精度を1画素とすれば、1画素分、左辺を移動する。
このS58とS59との処理によって、原稿領域の左辺を求めることができる。
図11は、求めた領域を示す図である。
矩形71は、1枚の雑誌原稿から抽出された全ての対象物である50〜56を包含する1枚原稿領域の矩形である。同様に、矩形80は、複数枚の写真原稿から抽出された全ての対象物60、61を包含する1枚原稿領域の矩形である。
これら1枚原稿領域の矩形を求める手段が、反射原稿の読み取り画像に基づいて、原稿が1枚である場合に1枚原稿領域を決定する1枚原稿領域決定手段である。
S34では、S33で算出した1枚原稿領域の矩形の頂点座標を算出する。ここで矩形71の4つの頂点座標を、A(Xa,Ya)、B(Xb,Yb)、C(Xc,Yc)、D(Xd,Yd)とする。また、矩形80の4つの頂点座標を、A’(Xa’,Ya’)、B’(Xb’,Yb’)、C’(Xc’,Yc’)、D’(Xd’,Yd’)とする。
次に、S35で、複数枚原稿領域の矩形を算出する。
対象物54、55、56は、縦横比が所定の閾値よりも大きいので、原稿の内容物ではないと判断し、複数枚原稿領域には含めない。よって、原稿の内容物であると判定された全ての対象物50、51、52、53を包含し、面積が最小である矩形は、矩形72である。一方、対象物60、61は、原稿の内容物であると判定されるので、原稿の内容物であると判定された全ての対象物を包含し、面積が最小である矩形は、矩形81である。
S36では、S35で算出した複数枚原稿領域を全て含む頂点座標を算出する。ここで、矩形72の4つの頂点座標を、E(Xe,Ye)、F(Xf,Yf)、G(Xg,Yg)、H(Xh,Yh)とする。また、矩形81の4つの頂点座標を、E’(Xe’,Ye’)、F’(Xf’,Yf’)、G’(Xg’,Yg’)、H’(Xh’,Yh’)とする。
S37で、第1頂点座標の4頂点と、第2頂点座標の4頂点とのそれぞれの距離を求める。
頂点座標AとEとの距離を、L1とし、頂点座標AとFとの距離を、L2とし、頂点座標AとGとの距離を、L3とし、頂点座標AとHとの距離を、L4とし、頂点座標BとEとの距離を、L5とする。
頂点座標BとFとの距離を、L6とし、頂点座標BとGとの距離を、L7とし、頂点座標BとHとの距離を、L8とし、頂点座標CとEとの距離を、L9とし、頂点座標CとFとの距離を、L10とし、頂点座標CとGとの距離を、L11とする。
頂点座標CとHとの距離を、L12とし、頂点座標DとEとの距離を、L13とし、頂点座標DとFとの距離を、L14とし、頂点座標DとGとの距離を、L15とし、頂点座標DとHとの距離を、L16とする。
上記と同様に、頂点座標A’とE’の距離を、L1’とし、距離L2’〜L16’のそれぞれについての距離も求める。
S38では、S37で求めた距離L1〜L16の全てが、ある閾値Kよりも大きいかどうかを判定する。距離L1〜L16の全てが、閾値Kよりも大きければ、矩形71と72とのように、1枚原稿領域と複数枚原稿領域とを全て含む矩形が異なるので、写真を含む雑誌原稿であると判定し、S46で,原稿範囲を1枚原稿領域と決定して終了する。
S38では、S37で求めた距離L1’〜L16’の全てが、ある閾値Kよりも小さければ、矩形80と81とのように、1枚原稿領域と複数枚原稿領域とを全て含む矩形がほぼ同じである。この場合、S39に進む。
ここで、複数枚原稿領域を、原稿領域としては決定しないのは、雑誌原稿においても、画像部分が原稿の端まであるものは、本来1枚原稿領域として決定すべきであるが、複数枚原稿領域であると誤って決定する可能性があるためである。そこで、S39以降については、S32で対象物を抽出した結果として、別の例を使用して説明する。
図12は、雑誌原稿を1枚置いたときに読み取れる画像91と、写真原稿を複数枚置いたときに読み取れる画像92とを示す図である。
図13は、雑誌原稿を1枚置いた場合、得られた抽出結果93と、写真原稿を複数枚置いた時に、得られる抽出結果94とを示す図である。
黒で塗りつぶされた個所が、対象物として抽出された個所である。これら抽出結果93、94は、S32で得られた対象物である。
図14は、雑誌原稿を1枚置いたときの画像から得られる結果95と、写真原稿を複数枚置いたときの画像から得られる結果96とを示す図である。
点線で示す領域が、原稿領域である。これらの結果95、96は、S33で得られた1枚原稿領域である。
抽出結果93は、一見すると不適切な領域であるが、図14の結果95を見ると、適切な領域が得られていることが分かる。これは、図13の抽出結果93において、原稿の上辺、下辺、右辺、左辺の一部を抽出できているので、図10のフローチャートが示す処理によって、適切に処理されたためである。
S39で、抽出された対象物の個数を数える。抽出された対象物として、S32で得られた抽出結果を用いてもよく、S32で使用した抽出方法を用いて、抽出するための設定を変えて抽出結果を得るようにしてもよい。
対象物の個数を数える方法として、ラベリング等がある。まず、カウンタを0に初期化する。次に、画像を走査し、対象物となる画素を探す。この対象物となる画素にカウント値が設定されていなければ、現在のカウント値を設定する。そして、隣接する対象物となる画素に対しても、同じカウント値を設定する。新しくカウント値が設定された画素に隣接する画素に対しても、同じカウント値を設定する。隣接する対象物となる画素のうちで、カウント値が設定されていない画素がなくなると、カウント値を加算する。その後に、画像を走査し、対象物を探す。終了した時点のカウント値が、抽出された対象物の個数である。
S40で、原稿が複数枚である場合に行う原稿領域決定手段を用いて、1つの対象物を包含する原稿領域を決定する。たとえば、S33と同様な方法がある。写真が傾いて置かれた場合を想定し、原稿領域を傾けて決定するようにしてもよい。
また、場合によって、決定された原稿領域が正しくないと判断すれば、除外するようにしてもよい。たとえば、矩形の縦横比率が一定以下であることや、矩形同士が接触していないことが、正しい条件となり得る。
図15は、原稿を1枚置いたときの画像から得られる結果97と、原稿を複数枚置いたときの画像から得られる結果98とを示す図である。
点線で示された領域が、原稿領域である。S33で得られた1枚原稿領域の結果と異なることが分かる。抽出結果93において、原稿の下辺、右辺が抽出されているが、結果97には反映されていない。これは、矩形の縦横比率や、矩形同士の接触等、正しい条件を満たしていないので、結果97から外されている。つまり、原稿のエッジの影が、略直線状の細長い領域として抽出される場合があり、この場合、縦横比が所定値以上であれば、影であるとみなし、原稿の内容物でないと判断する。
また、原稿を複数枚置いた画像から得られた結果98を示す。同じく、点線で示された領域が、原稿領域である。この図から、S35で得られた結果は、原稿を複数枚置いたときの画像には、適切に処理されていることが分かる。
S41で、カウントされた全ての対象物について、原稿領域が決定されたら、S42へ進む。
S42では、S33で決定された1枚原稿領域を、読み取られる領域全体から除いた領域である「1枚原稿外領域」を求める。そして、1枚原稿外領域について、統計処理をした特徴である統計処理による画像特徴を求める。
実施例1では、できる限り統計的な特徴が残るように、1枚原稿外領域の輝度ヒストグラムを算出する。
図16は、原稿を1枚置いた画像から計算した領域99と、原稿を複数枚置いた画像から計算した領域100とを示す図である。
斜線で塗りつぶされた領域から輝度ヒストグラムを求める。後述するS44で、統計処理した画像特徴を比較するが、S44では、十分な画像特徴がS42で求められればよい。
図17は、1枚原稿外領域の輝度ヒストグラムを算出した結果を示す図である。
ヒストグラム101は、領域99から算出した結果であり、ヒストグラム102は、領域100から算出した結果である。1枚原稿外領域は、原稿を押さえるための部材とほぼ一致するので、ヒストグラム101、102は、互いに同様である。
また、ヒストグラムを算出するための十分な領域が、1枚原稿外領域になければ、予め決めたヒストグラムを、算出結果とする。予め決めておく方法は、原稿を置かずに画像を読み取り、原稿を押さえるための部材のヒストグラムを算出する方法等である。
S43では、S35で決定された複数枚原稿領域を、読み取られる領域全体から除いた領域である「複数枚原稿外領域」を求める。そして、複数枚原稿外領域から、1枚原稿外領域を除いた領域である「差分領域」を求める。S43で統計処理された画像特徴を、S42で得られた統計処理された画像特徴と、S44で、比較する。
このために、S43で統計処理された画像特徴が、S42で求めた統計処理と同じであることが好ましい。実施例1では、S43で統計処理された画像特徴が、S42と同じであるとし、差分領域の輝度ヒストグラムを算出する。
図18は、原稿を1枚置いた画像から計算した領域103と、原稿を複数枚置いた画像から計算した領域104とを示す図である。
斜線で塗りつぶされた領域から画像特徴を求める。図18の左の図において、斜線で塗りつぶされた領域は、原稿の下地の部分である。また、図18の右の図において、斜線で塗りつぶされた領域は、領域104と同じで、原稿の置かれていない領域であり、通常、原稿圧板21で押さえられている白色シート22を読み取る。
図19は、差分領域の輝度ヒストグラムを算出した結果を示す図である。
ヒストグラム105は、領域103から算出した結果であり、ヒストグラム106は、領域104から算出した結果である。ヒストグラム105は、雑誌原稿内部のヒストグラムである。また、ヒストグラム106は、原稿を押さえるための部材のヒストグラムである。このために、両者のヒストグラムは、異なる分布を示す。
S44では、S42で求めた画像特徴と、S43で求めた画像特徴とを比較し、同じであるか、異なるかを判断する。異なると判断されれば、S46へ進み、同じであると判断されれば、S45へ進む。
比較する場合、得られた輝度ヒストグラムの総和が1となるように正規化した累積ヒストグラムを用いる。
図20は、正規化した累積ヒストグラムを求めた結果を示す図である。
実線で描かれている累積ヒストグラム107は、領域103の累積ヒストグラムであり、点線で描かれている累積ヒストグラム108は、ヒストグラム105の累積ヒストグラムを表す。
また、実線で描かれている累積ヒストグラム109は、領域104の累積ヒストグラムであり、点線で描かれている累積ヒストグラム110は、ヒストグラム106の累積ヒストグラムである。
次に、累積ヒストグラムが判定閾値を超える輝度値を求める。累積ヒストグラム107が判定閾値を越える輝度値と、累積ヒストグラム108が判定閾値を超える輝度値とは異なる。つまり、累積ヒストグラム107は、領域103に対応し、領域103は、原稿圧板の裏側を読み取った領域である。累積ヒストグラム108は、ヒストグラム105に対応し、図18の左側に示す斜線部分の領域に対応し、原稿内の下地部分である。このために、累積ヒストグラムの形が異なる。
一方、累積ヒストグラム109が判定閾値を超える輝度値と、累積ヒストグラム110が判定閾値を超える輝度値とは、ほぼ同じである。つまり、両方とも原稿の置かれていない領域であり、白色シート22を読取った領域であるので、両輝度値は、ほぼ同じである。
求めた輝度値の差が、予め決められた閾値に収まっていれば、S42で求めた画像特徴と、S43で求めた画像特徴とが同じであると判断でき、予め決められた閾値を超えていれば、異なると判断できる。
また、累積ヒストグラムが判定閾値を超える輝度値が、予め決められた閾値未満であれば、S42、S43で求めた画像特徴が互いに異なると判断し、予め決められた閾値以上であれば、S42、S43で求めた画像特徴が互いに同じであるとしてもよい。
S46では、S44で決定された1枚原稿領域を、原稿領域と決定する。S45では、S44で決定された複数枚原稿領域を、原稿領域と決定する。
特に図示してはいないが、以降は、S42かS43で決定された原稿領域に基づいて、画像処理するようにしてもよい。S31で読み取った画像の解像度が仮の物であれば、S45かS46で決定された原稿領域を、所望の解像度で読み取ることもできる。S45かS46で得られた原稿領域が斜行していれば、斜行を補正するように画像を回転することもできる。
次に、対象物を抽出する動作について説明する。
図21は、対象物を抽出する動作(S32)を示すフローチャートである。
S61で、画像から二値化のための閾値を決定する。対象画素周辺の画素の輝度レベルや濃度レベルを解析し、上記閾値として適切な値を決定してもよい。より簡単に閾値を決めるには、固定の閾値を予め決めることである。
S62では、S61で定めた閾値に基づいて、画像の二値化を行う。S63では、S62で二値化した画像から、孤立点として現れたノイズを除去する。S62の二値化で白となった画素を、対象物から除外する。ノイズ除去で、二値化して黒となった画素について、1×1ピクセル以内等、所定サイズ以下の画素も、対象物から除外する。この際、特に白色度の高い1枚の紙原稿等は、二値化の結果によって、原稿端部のエッジが連続していない場合があるが、黒画素の連続性を検討することによって、エッジ部を、対象物に含めるように処理する。このエッジ部を対象物に含める処理を、S62の二値化の際に、まとめて行ってもよい。
S64で、対象物の内部の塗りつぶしを行う。S63までに、二値化した黒画素からノイズを除去したものを、対象物として決定したが、この対象物とした黒画素の領域の形状を調べる。ある対象物の内部に、別の対象物が全て含まれていれば、その内部全体を、対象物とするように黒に塗りつぶす。たとえば、写真をスキャンした場合について、写真の背景部分が明るく、二値化によって写真の外縁部分と、写真内の被写体のみが黒画素になる場合、写真の内部を全て黒に塗りつぶすことがよい。S33、S35の原稿領域の決定処理によって、上記塗りつぶし処理が不要になれば、上記塗りつぶし処理を省略するようにしてもよい。
S65で、結果を保存する。S65の結果は、対象物であるか、対象物ではないかの2種類しかないので、1を対象物、0を対象物でない等と符号化して保存する。S62以降の二値化結果で、黒を1、白を0とする等、符号化されているので、この結果を直接使用するようにしてもよい。
実施例1において、図21のフローチャートの順で処理したが、S62の二値化の前にS63のノイズ除去を行ったほうが適切な結果が得られる場合があるので、このフローチャートの処理順を、必要によって入れ替えることができる。
実施例1において、図21で解像度変換を行っていないが、本スキャンの画像を解析する際に、プレビュー画像と同じ所定の解像度に画像を変換してから、本フローチャートを実行するようにしてもよい。
図7−1、図7−2のフローチャートの説明でも記述したが、図21に示す対象物の抽出方法によって、図9に示す画像領域を求めることができる。対象物50、51は、雑誌中に存在している写真が抽出されたものであり、対象物52、53は、文章部分が抽出されたものであり、対象物54、55、56は、雑誌端部のエッジ部分が抽出されたものである。また、対象物60、61は、複数枚の写真が原稿として抽出されたものである。
次に、原稿種を決定する処理について説明する。
図22は、原稿種を決定する処理を示すフローチャートである。
これは、図4のS5の処理に相当する。S71で、入力された画像が、CD/DVDであるかどうかを判定する。CD/DVD判定は、CD/DVDが円であることを利用し、円検出し、CD/DVDであることを判定する。抽出された領域について、外接する長方形を求める場合、傾きを検知する際にも使用される方法であるが、この外接する長方形の方向を変えても、面積が変わらない場合には、入力された画像が円であると判定することができる。
このほかにも、CD/DVDの検出方法は、パターンマッチングによる特徴量の比較等の一般的な手法があり、それらを使用することができる。S71で、CD/DVDであると判定されると、原稿種がCD/DVDであると確定する。この結果は、S6に反映される(ファイルに保存される)。
S71で、CD/DVDでないと判定されると、S72に進み、検出された原稿の枚数を検出する。検出された原稿の枚数が、2枚以上であれば、写真やはがきや名刺等、原稿台に複数枚並べておくことが可能な原稿である。これらは、各原稿のサイズ等から、それぞれ原稿種を、写真、はがき、名刺として確定する。
この結果は、S6に反映される(ファイルに保存される)。S72で検出された原稿の枚数が、1枚以下であれば、S73に進む。S73で、原稿のサイズが2L判以下であると判定されれば、写真やはがきや名刺であると判定し、サイズ等に基づいて、各原稿種が、写真、はがき、名刺であると確定する。この確定された原稿集の結果は、S6に反映される(ファイルに保存される)。S73で原稿のサイズが2L判より大きいと判断されると、S74に進む。
ここで、原稿が突き当て位置を示すマーク27に載置されているかどうかを判定する。通常、文書や雑誌等の原稿は、複写機等と同じように、A4やLetterサイズに近いので、紙を突き当てておくことを推奨している。
一方、写真や名刺は、複数、置くときに、正常に切り出しを行えることを重視しているので、突き当て位置や原稿台外壁から一定距離離して置くことを推奨している。写真や名刺が1枚である場合にも、この状況は変わらない。そこで、最後の判定基準として、ユーザの原稿の置き方に基づいて、原稿種を分類する。
突き当て位置を示すマーク27から所定の距離以内に原稿が含まれていれば、突き当てに原稿が置いてあると判断し、原稿種が文書または雑誌であると判断し、確定する。この結果は、S13に反映する(ファイル保存する)。突き当て位置を示すマーク27から、所定の距離以内に原稿が含まれていなければ、原稿種が写真であると判断し、確定する。この結果は、S6に反映される(ファイル保存する)。
本発明の実施例2は、複数の機器(たとえば、ホストコンピュータ、インタフェース機器、スキャナ、プリンタ、複合機等)によって構成されているシステムに適応した実施例である。
また、上記実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを、記憶媒体に記憶するようにしてもよい。このように記憶した記憶媒体を、システムまたは装置に供給し、このシステムまたは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が、記憶媒体に格納されているプログラムコードを読み出し、実行するようにしてもよい。
つまり、上記実施例は、画像読取装置R1の原稿台に複数の原稿を置き、スキャンする際、上記複数の原稿を一括で読み取り、この読み取った上記各原稿を、自動的に切り出すマルチクロップ機能を有する画像読取装置を制御するプログラムである。上記原稿台に載置されている原稿を切り出して検出した枚数である検出クロップ画像枚数を検出する検出クロップ画像枚数検出手順をコンピュータに実行させるプログラムの例である。また、ユーザが入力した希望クロップ画像枚数と、上記検出クロップ画像枚数とを比較するクロップ画像枚数比較手順と、上記クロップ画像枚数比較手順で比較した結果を表示する比較結果表示手順とをコンピュータに実行させるプログラムの例である。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が、上記実施例の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は、本発明を構成する。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することによって、上記実施例の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づいて、コンピュータ上で稼働しているOS等が、実際の処理の一部または全部を行う。この処理によって、上記実施例の機能が実現される場合も含まれる。ここで、プログラムコードを記憶する記憶媒体としては、たとえば、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、CD−ROM、CD−R、DVD、光ディスク、光磁気ディスク、MO等が考えられる。さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続されている機能拡張ユニットに設けられているメモリに書込まれる。その後に、上記プログラムコードの指示に基づいて、上記機能拡張カードや機能拡張ユニットに設けられているCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、この処理によって、上記実施例の機能が実現される。
すなわち、上記1枚原稿領域決定手段、第1の頂点座標特定手段、1枚原稿外領域特定手段、複数枚原稿領域決定手段を、1枚原稿領域決定手順、第1の頂点座標特定手順、1枚原稿外領域特定手順、複数枚原稿領域決定手順に置き換えることができる。上記第2の頂点座標特定手段、複数枚原稿外領域特定手段、比較手段、原稿切り出し方法決定手段、原稿領域決定手段を、第2の頂点座標特定手順、複数枚原稿外領域特定手順、比較手順、原稿切り出し方法決定手順、原稿領域決定手順に置き換えることができる。このように置き換え、これらの手順を画像読取装置に実行させるプログラムを想定することができる。
さらに、上記プログラムを記憶しているコンピュータ読取可能な記憶媒体を想定することができる。
また、上記実施例は、画像読取装置R1において、オートドキュメントフィーダの接続を検知し、オートドキュメントフィーダの接続を検知した場合にオートドキュメントフィーダ上の原稿の有無を検出する。
オートドキュメントフィーダ上に原稿がある場合、オートドキュメントフィーダから原稿の読み取りを行う。フィルムアダプタユニットの接続を検知し、フィルムアダプタユニットの接続を検知した場合にフィルムガイドが置かれているかどうかを検出する。
フィルムガイドが置かれている場合には、フィルムの読み取りを行う。上記以外の場合には、反射原稿の読み取りを行う。反射原稿の読み取り画像について、原稿が1枚である場合に、1枚原稿領域決定手段が、上記1枚原稿領域決定手段が特定した1枚原稿領域の頂点座標である第1の頂点座標を求める。
そして、1枚原稿外領域特定手段が、読み取られる領域全体から、上記1枚原稿領域を除いた1枚原稿外領域を特定する。
複数枚原稿領域決定手段が、原稿が複数である場合に複数枚原稿領域を決定し、第2の頂点座標特定手段が、上記複数枚原稿領域決定手段が特定した複数原稿枚領域に含まれている1つの矩形領域の頂点座標である第2の頂点座標を求める。
複数枚原稿外領域特定手段が、読み取られる領域全体から、上記複数枚原稿領域部分を除いた領域である複数枚原稿外領域を特定する。
上記複数枚原稿領域部分を読み取られる領域全体から除いた複数枚原稿外領域を特定する。
上記第1の頂点座標特定手段が特定した第1の頂点座標と、上記第2の頂点座標特定手段が特定した第2の頂点座標とを、比較手段が比較する。この比較手段は、上記第1の頂点座標と上記第2の頂点座標との一致度を示す値を算出する算出手段である。
上記比較手段によって画像特徴が異なると判断されると、原稿領域が1枚原稿領域であると特定し、画像特徴が同一である判断されると、原稿領域が複数枚原稿領域部分であると特定する。
原稿切り出し方法決定手段が、上記比較手段が比較した比較量に応じて、原稿の切り出し方法を決定する。上記原稿切り出し方法決定手段は、上記第1の頂点座標と上記第2の頂点座標との一致度が閾値以下であれば、上記1枚原稿領域が正しい領域であると判定し、上記一致度が上記閾値よりも大きければ、上記複数枚原稿領域が正しいと判定する手段である。
または、原稿領域決定手段が、上記1枚原稿外領域と、上記複数枚原稿外領域とに応じて、原稿領域を決定する。
原稿領域決定後、原稿種判定を行い、原稿種の判定結果に応じて原稿を分類する。最終的に、原稿の分類に応じたファイル形式で、画像を保存する。
上記実施例は、次の効果を奏する。
(1)反射原稿の読み取り、オートドキュメントフィーダでの読み取り、フィルムアダプタユニットでの読み取り等、原稿の種類を設定しなくても、順に装置の状態を確認し、時間の無駄なく適切な装置を選択して画像の読み取りを行うことができる。
(2)「抽出した全ての対象物から原稿領域を決定する方法」と、「抽出した個々の対象物から原稿領域を決定する方法」とを使い分けて、置いた原稿に応じて、適切な原稿領域を決定することができる。
(3)画像読取後に、適切なファイル形式で保存することができる。
R1、R2、R3…画像読取装置、
3…ラインイメージセンサ、
6…画像処理回路、
15…ガンマLUT、
9…CPUコントローラ、
CT1…外部情報機器。
3…ラインイメージセンサ、
6…画像処理回路、
15…ガンマLUT、
9…CPUコントローラ、
CT1…外部情報機器。
Claims (15)
- 反射原稿の読み取り画像に基づいて、原稿が1枚である場合に1枚原稿領域を決定する1枚原稿領域決定手段と;
上記1枚原稿領域決定手段が決定した1枚原稿領域の頂点座標を求める第1の頂点座標特定手段と;
読み取られる領域全体から、上記1枚原稿領域を除いた1枚原稿外領域を特定する1枚原稿外領域特定手段と;
原稿が複数である場合に複数枚原稿領域を決定する複数枚原稿領域決定手段と;
上記複数枚原稿領域決定手段が特定した複数枚原稿領域を包含する矩形領域の頂点座標である第2の頂点座標を求める第2の頂点座標特定手段と;
読み取られる領域全体から、上記複数枚原稿領域を除いた領域である複数枚原稿外領域を特定する複数枚原稿外領域特定手段と;
上記第1の頂点座標特定手段が特定した第1の頂点座標と、上記第2の頂点座標特定手段が特定した第2の頂点座標とを比較する比較手段と;
上記比較手段で比較された量に応じて原稿の切り出し方法を決定する原稿切り出し方法決定手段と;
上記1枚原稿外領域と、上記複数枚原稿外領域とに応じて、原稿領域を決定する原稿領域決定手段と;
を有することを特徴とする画像読取装置。 - 請求項1において、
上記比較手段は、上記第1の頂点座標と上記第2の頂点座標との一致度を示す値を算出する算出手段であり、
上記原稿切り出し方法決定手段は、上記第1の頂点座標と上記第2の頂点座標との一致度が閾値以下であれば、上記1枚原稿領域が正しい領域であると判定し、上記一致度が上記閾値よりも大きければ、上記複数枚原稿領域が正しいと判定する手段であることを特徴とする画像読取装置。 - 請求項2において、
上記原稿切り出し方法決定手段によって上記1枚原稿領域が正しいと判断された場合には、原稿領域を1枚原稿領域と特定し、上記複数枚原稿領域が正しいと判断された場合には、上記原稿領域決定手段を使用することを特徴とする画像読取装置。 - 請求項1において、
上記原稿領域決定手段は、上記複数枚原稿外領域から、上記1枚原稿外領域を取り除いた差分領域特定手段を有し、上記差分領域と上記1枚原稿外領域とを比較することによって原稿領域を決定する手段であることを特徴とする画像読取装置。 - 請求項4において、
上記原稿領域決定手段は、統計処理による画像特徴の比較によって原稿領域を決定する手段であることを特徴とする画像読取装置。 - 請求項4において、
上記1枚原稿外領域が、上記差分領域と比較するために必要な領域を有していなければ、予め決めた画像特徴を用いることを特徴とする画像読取装置。 - 請求項5において、
上記比較手段によって画像特徴が異なると判断されると、原稿領域が1枚原稿領域であると特定し、画像特徴が同一であると判断されると、原稿領域が複数枚原稿領域部分であると特定することを特徴とする画像読取装置。 - 請求項1において、
装置の接続検知を、オートドキュメントフィーダ、フィルムアダプタユニットの順に行い、検知された場合に、その装置での検出処理に進み、検知されない場合に、反射原稿の読み取り処理に進むことを特徴とする画像読取装置。 - 請求項1において、
原稿種を判定することを特徴とする画像読取装置。 - 請求項9において、
原稿種を判定する場合、円検出手段、検出した原稿の枚数の検出手段、原稿サイズの検出手段、原稿が載置されている位置の検出手段の中から、少なくとも1つの手段を有することを特徴とする画像読取装置。 - 請求項9において、
原稿種を判定する場合、複数の手段による結果をもとに、原稿の分類を判定することを特徴とする画像読取装置。 - 請求項11において、
原稿の分類に応じたファイル形式で、画像を保存する手段を備えることを特徴とする画像読取装置。 - 反射原稿の読み取り画像に基づいて、原稿が1枚である場合に1枚原稿領域を決定する1枚原稿領域決定工程と;
上記1枚原稿領域決定工程で決定された1枚原稿領域の頂点座標を求める第1の頂点座標特定工程と;
読み取られる領域全体から、上記1枚原稿領域を除いた1枚原稿外領域を特定する1枚原稿外領域特定工程と;
原稿が複数である場合に複数枚原稿領域を決定する複数枚原稿領域決定工程と;
上記複数枚原稿領域決定工程で特定された複数枚原稿領域を包含する矩形領域の頂点座標である第2の頂点座標を求める第2の頂点座標特定工程と;
読み取られる領域全体から、上記複数枚原稿領域を除いた領域である複数枚原稿外領域を特定する複数枚原稿外領域特定工程と;
上記第1の頂点座標特定工程で特定された第1の頂点座標と、上記第2の頂点座標特定工程で特定された第2の頂点座標とを比較する比較工程と;
上記比較工程で比較された量に応じて原稿の切り出し方法を決定する原稿切り出し方法決定工程と;
上記1枚原稿外領域と、上記複数枚原稿外領域とに応じて、原稿領域を決定する原稿領域決定工程と;
を有することを特徴とする画像読取装置の制御方法。 - 反射原稿の読み取り画像に基づいて、原稿が1枚である場合に1枚原稿領域を決定する1枚原稿領域決定手順と;
上記1枚原稿領域決定手順で決定された1枚原稿領域の頂点座標を求める第1の頂点座標特定手順と;
読み取られる領域全体から、上記1枚原稿領域を除いた1枚原稿外領域を特定する1枚原稿外領域特定手順と;
原稿が複数である場合に複数枚原稿領域を決定する複数枚原稿領域決定手順と;
上記複数枚原稿領域決定手順で特定された複数枚原稿領域を包含する矩形領域の頂点座標である第2の頂点座標を求める第2の頂点座標特定手順と;
読み取られる領域全体から、上記複数枚原稿領域を除いた領域である複数枚原稿外領域を特定する複数枚原稿外領域特定手順と;
上記第1の頂点座標特定手順で特定された第1の頂点座標と、上記第2の頂点座標特定手順で特定された第2の頂点座標とを比較する比較手順と;
上記比較手順で比較された量に応じて原稿の切り出し方法を決定する原稿切り出し方法決定手順と;
上記1枚原稿外領域と、上記複数枚原稿外領域とに応じて、原稿領域を決定する原稿領域決定手順と;
を画像読取装置に実行させるプログラム。 - 反射原稿の読み取り画像に基づいて、原稿が1枚である場合に1枚原稿領域を決定する1枚原稿領域決定手順と;
上記1枚原稿領域決定手順で決定された1枚原稿領域の頂点座標を求める第1の頂点座標特定手順と;
読み取られる領域全体から、上記1枚原稿領域を除いた1枚原稿外領域を特定する1枚原稿外領域特定手順と;
原稿が複数である場合に複数枚原稿領域を決定する複数枚原稿領域決定手順と;
上記複数枚原稿領域決定手順で特定された複数枚原稿領域を包含する矩形領域の頂点座標である第2の頂点座標を求める第2の頂点座標特定手順と;
読み取られる領域全体から、上記複数枚原稿領域を除いた領域である複数枚原稿外領域を特定する複数枚原稿外領域特定手順と;
上記第1の頂点座標特定手順で特定された第1の頂点座標と、上記第2の頂点座標特定手順で特定された第2の頂点座標とを比較する比較手順と;
上記比較手順で比較された量に応じて原稿の切り出し方法を決定する原稿切り出し方法決定手順と
上記1枚原稿外領域と、上記複数枚原稿外領域とに応じて、原稿領域を決定する原稿領域決定手順と;
を画像読取装置に実行させるプログラムを記憶しているコンピュータ読取可能な記憶媒体。
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