JP6881910B2 - 画像読取装置および画像読取方法 - Google Patents

画像読取装置および画像読取方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6881910B2
JP6881910B2 JP2016151329A JP2016151329A JP6881910B2 JP 6881910 B2 JP6881910 B2 JP 6881910B2 JP 2016151329 A JP2016151329 A JP 2016151329A JP 2016151329 A JP2016151329 A JP 2016151329A JP 6881910 B2 JP6881910 B2 JP 6881910B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
detection
scanning
reading
forgotten
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016151329A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018022950A (ja
Inventor
門松 大樹
大樹 門松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2016151329A priority Critical patent/JP6881910B2/ja
Priority to US15/656,886 priority patent/US10230858B2/en
Priority to EP17182947.6A priority patent/EP3280124B1/en
Priority to KR1020170097472A priority patent/KR102192373B1/ko
Publication of JP2018022950A publication Critical patent/JP2018022950A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6881910B2 publication Critical patent/JP6881910B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00681Detecting the presence, position or size of a sheet or correcting its position before scanning
    • H04N1/00684Object of the detection
    • H04N1/00687Presence or absence
    • H04N1/00689Presence
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00681Detecting the presence, position or size of a sheet or correcting its position before scanning
    • H04N1/00684Object of the detection
    • H04N1/00687Presence or absence
    • H04N1/00692Absence
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00681Detecting the presence, position or size of a sheet or correcting its position before scanning
    • H04N1/00684Object of the detection
    • H04N1/00687Presence or absence
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00681Detecting the presence, position or size of a sheet or correcting its position before scanning
    • H04N1/00729Detection means
    • H04N1/00734Optical detectors
    • H04N1/00737Optical detectors using the scanning elements as detectors
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00681Detecting the presence, position or size of a sheet or correcting its position before scanning
    • H04N1/00763Action taken as a result of detection
    • H04N1/00771Indicating or reporting, e.g. issuing an alarm
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00681Detecting the presence, position or size of a sheet or correcting its position before scanning
    • H04N1/00763Action taken as a result of detection
    • H04N1/00774Adjusting or controlling
    • H04N1/00777Inhibiting, e.g. an operation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00681Detecting the presence, position or size of a sheet or correcting its position before scanning
    • H04N1/00684Object of the detection
    • H04N1/00687Presence or absence
    • H04N1/00694Presence or absence in an input tray
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00681Detecting the presence, position or size of a sheet or correcting its position before scanning
    • H04N1/00729Detection means
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00681Detecting the presence, position or size of a sheet or correcting its position before scanning
    • H04N1/00729Detection means
    • H04N1/00734Optical detectors
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/0077Types of the still picture apparatus
    • H04N2201/0094Multifunctional device, i.e. a device capable of all of reading, reproducing, copying, facsimile transception, file transception

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
  • Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
  • Image Input (AREA)

Description

本発明は、原稿を読み取る画像読取装置に関する。
原稿台にセットされた原稿を読み取ることが可能な画像読取装置においては、読み取り処理が行われた後の原稿をユーザが取り忘れることがある。このため、例えば特許文献1には、読み取り処理が完了した後に読み取り台に原稿が残っているかを確認する処理を行う画像読取装置が開示されている。
特開2015―026979号公報
しかしながら、特許文献1のような確認処理を原稿に対する読み取り処理のたびに行っていると、必要以上に処理時間がかかってしまったり、ユーザに対し不用の警告を行ってしまったりするおそれが生じる。例えば、原稿を1ページずつ読み取り台にセットして1枚の用紙に両面コピーするような場合、ユーザは第1面用の原稿から第2面用の原稿に読取台の原稿をセットし直す必要がある。この場合、第1面用の原稿の読み取り処理が終了した時点では、目的の成果物は未だ得られていないため、ユーザが第1面用の原稿を取り忘れる可能性は低い。このような場合でも確認処理を自動的に行ってしまうと、必要以上の処理時間や不要な警告が、ユーザにとって煩わしいものとなってしまう。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものである。よってその目的とするところは、画像読み取り後の原稿取り忘れ確認処理におけるユーザビリティの更なる向上である。
そのために本発明は、原稿台にセットされた原稿の画像を読み取るための読み取り手段と、前記原稿台における前記原稿の取り忘れを検知するための検知処理を実行する原稿取り忘れ検知手段と、複数ページの原稿を読み取る機能が設定されている場合、前記原稿の最終ページ以外の少なくとも1ページにおいて前記検知処理が実行されず、前記原稿の最終ページにおいて前記検知処理が実行されるように制御する制御手段と、前記原稿取り忘れ検知手段によって前記原稿の取り忘れが検知された場合に、ユーザに警告する手段と、前記読み取り手段による1ページ分の画像の読み取り処理が行われるたびに、前記原稿取り忘れ検知手段による検知の要否を判断する判断手段とを備え、前記判断手段は、前記読み取り手段が連続して読み取るページのうち、最終ページに対する読み取り処理が行われた際は前記原稿取り忘れ検知手段による検知は必要と判断し、他のページに対する読み取り処理が行われた際は前記原稿取り忘れ検知手段による検知は不要と判断し、前記読み取り手段によって目的の画像データを取得するための実読み取り処理とは異なる読み取り処理としてプレスキャン処理またはテストパターンの読取処理が行われた際は、前記原稿取り忘れ検知手段による検知は不要と判断することを特徴とする。
本発明によれば、画像読取装置において、画像読み取り後の原稿取り忘れ確認処理を、適切な場合について効率的に行うことが可能となる。
(a)〜(c)は、マルチファンクションプリンタ概略構成図である。 操作部に備えられた操作キーのレイアウト例を示す図である。 MFPの制御構成を説明するためのブロック図である。 MFPのソフトウェア的な制御構成を説明するためのブロック図である。 スキャナ部に係るハードウェア構成を説明するためのブロック図である。 シェーディング処理工程を説明するためのフローチャートである。 調光処理の詳細を説明するためのフローチャートである。 シェーディングデータ作成処理の詳細を説明するためのフローチャートである。 原稿読み取り処理を説明するためのフローチャートである。 原稿有無判定処理を説明するためのフローチャートである。 (a)〜(c)は、原稿有無判定処理における判定の具体例を示す図である。 原稿取り忘れ検知要否の判定処理を説明するためのフローチャートである。 原稿取り忘れ検知処理を説明するためのフローチャートである。 カバー開閉検知位置を説明するための上面図である。 原稿取り忘れを警告するための表示例である。
図1(a)〜(c)は、本発明の画像読取装置として使用可能なマルチファンクションプリンタ100(以下、MFP100)の概略構成図である。図1(a)は、外観斜視図、図1(b)は側断面図、図1(c)は原稿台カバーを外した状態の上面図である。原稿の読み取り処理を行う際、ユーザはヒンジ116を軸として開閉可能な原稿台カバー102を図1(a)のように開放し、原稿台101の上に原稿Sをセットする。この際、読み取り面がコンタクトガラス115に対向するように、原稿Sを原稿台101に載せ、原稿台カバー102を閉じる。原稿台カバー102はコンタクトガラス115にセットされた原稿を押さえる圧板としても機能する。原稿台カバー102のコンタクトガラス115に接する面には、白色シート105が取り付けられており、原稿Sが存在しない部分の読み取り画像が原稿領域に馴染むようにしている。前面には、ユーザがコマンドを入力するための操作部500が設けられている。
図2は、操作部500における操作キーのレイアウトを示す図である。ユーザが「コピー」キー501を指定した場合、原稿台101にセットされた原稿に対する読み取り動作により原稿に対応する画像データが取得される。その取得された画像データは挿入口103より挿入された白紙の用紙に記録され、記録後の用紙が排出口104より排出される。ユーザが「スキャンして送信」キー502を指定した場合、読み取り動作によって取得された画像データは、ネットワークを介して指定された外部装置に送信される。ユーザが「スキャンして保存」キー503を指定した場合、読み取り動作によって取得された画像データは、そのまま装置内のメモリに格納される。なお、図2では、3種類の操作キーが配された例を示しているが、無論これ以外のキーが用意されていても良い。また、上記のようなMFP100に対するコマンドは、外部に接続されたホストコンピュータ300からも入力可能になっている。
MFP100の内部には、原稿を読み取るためのスキャナ機構と、画像を記録するためのプリンタ機構とが備えられているが、図1(b)ではスキャナ機構のみの概略を示している。原稿台101に嵌め込まれたコンタクトガラス115は、原稿Sの表面を平滑にするとともに、スキャナセンサ(以下、CIS)120)と原稿Sとの距離を一定に保つ役割を担っている。
CIS120は、発光素子アレイ111と、ロッドレンズアレイ112と、イメージセンサアレイ113を搭載し、不図示のモータによって図のy方向に移動可能になっている。つまり、y方向が副走査方向に相当する。発光素子アレイ111には複数の発光素子が、ロッドレンズアレイ112には複数のロッドレンズが、イメージセンサアレイ113には複数のイメージセンサが、それぞれ読み取り解像度(300dpi)に対応する密度でx方向に配列している。つまり、x方向が主走査方向に相当する。発光素子アレイ111は、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の発光素子を含み、CIS120の移動速度に同調した周期で原稿Sに向けて光を照射する。個々のロッドレンズは、発光素子から発光され原稿Sで反射された光を集光し対応するイメージセンサに導く。個々のイメージセンサは、集光された光に対して光電変換を行い、出力電流を装置内の制御部に転送する。
図1(c)に示すように、CIS120のx方向の幅およびy方向の移動距離は、コンタクトガラス115のサイズよりも十分に大きく、コンタクトガラス115上に載せられた原稿の全面を確実に読み取ることができるようになっている。CIS120が移動可能な範囲のうち、y方向の最も上流の位置には、CIS120のシェーディング処理を行うための白基準シート114が、配備されている。実際の読み取り処理においては、コンタクトガラス115の全領域よりも狭いスキャン領域117が、原稿サイズに応じて設定され、CIS120の移動距離や読み取り画素数を必要最低限に抑えるようになっている。
図3は、MFP100の制御構成を説明するためのブロック図である。制御部202は、記録動作を実行するプリンタ部213、読み取り動作を実行するスキャナ部214、操作部500や表示画面などのユーザインターフェイス部(以下、UI部215)を制御するための機構を含んでいる。
CPU203は、ROM205に記憶された制御プログラムや各種設定情報に従って、装置内の各機構を制御する。RAM204は、CPU203の主記憶メモリであり、ワークエリアとして利用されたり、ROM205の記憶内容を一時的に保持する領域として使用されたりする。本実施形態のROM205としては、フラッシュストレージ等が有用されるが、ハードディスク等の補助記憶装置を用意してもよい。
プリンタI/F207は、CPU203の指示に従ってプリンタ部213を制御する。画像処理部216で処理されRAMに保存された画像データは、プリンタI/F207を介してプリンタ部213に転送され、プリンタ部213は当該画像データに従って画像を記録する。
スキャナI/F208は、CPU203の指示に従ってスキャナ部214を制御する。スキャナ部214で読み取られた画像データは、スキャナI/F208を介して制御部202に転送される。
操作部I/F209は、CPU203の指示に従ってUI部215を制御する。例えば、UI部215の操作部500を介してユーザより入力されたコマンドを、CPU203に転送したり、プリンタ部213やスキャナ部214の状態をUI部215の表示部で表示させたりする。USB I/F210及びネットワークI/F211は、外部接続されたホストコンピュータ300と制御部202との間の通信を制御する。
画像処理部216は、スキャナ部214が取得した画像データをプリンタ部213が記録可能な画像データに変換したり、ホストコンピュータ300に転送可能な画像データに変換したりする。特に、取得した画像データをROM205に記憶された制御プログラムに従ってRAM上で画像処理する場合など、負荷が大きい処理を高速に行うためのハード機能として有用される。
なお、図では1つのCPU203が1つのメモリ(RAM204)を用いて、装置全体を制御する形態で示しているが、複数のCPUが例えばRAM、ROM、ストレージのような複数のメモリを協働させて制御する形態としても良い。また画像処理部216のような、専用のハードウェア構成を更に多く用意しても良い。
図4は、MFP100におけるソフトウェア的な制御構成を説明するためのブロック図である。MFP100の制御プログラムは、大きく、アプリケーション410、ミドルウェア420、およびオペレーティングシステム430に分けることができる。オペレーティングシステム430は、制御部202で制御プログラムを実行するための基礎的な機能を提供する。アプリケーション410は、MFP100がユーザに提供するコピーなどの機能を、ミドルウェア420に含まれる個々のモジュールを介して各デバイスを動作させ、これを実現する。なお、各ソフトウェアによって実現される処理は、ROM205等のメモリに格納された各ソフトウェアに対応する各種プログラムを、CPU203がRAM204に読み出して実行することにより実現される。
ミドルウェア420は、個々のデバイスとのI/Fを制御するソフトウェアモジュールで構成される。本実施形態では、プリンタI/F207を制御するプリンタ制御モジュール421、スキャナI/F208を制御するスキャナ制御モジュール422が用意されている。また、ホストコンピュータ300との通信に使用されるUSB I/F210やネットワークI/F211を制御するI/F制御モジュール424、UI部215との通信に使用される操作部I/F209を制御するUI制御モジュール425も用意されている。
例えば、ユーザが、図2で示した操作部500より「コピー」コマンドを入力すると、UI制御モジュール425がこれを検知し、アプリケーション410に通知する。アプリケーション410では、機能管理アプリケーション(以下機能管理APL)411が、「コピー」ジョブに基づいて、スキャンジョブとプリントジョブを生成し、ジョブ管理アプリケーション(以下ジョブ管理APL)412に通知する。ジョブ管理APL412は、ミドルウェア420のスキャナ制御モジュール422を用いて、スキャナ部214にスキャン動作を実行させ、取得した画像データをRAM204に保存する。この際、何らかの画像処理や補正が必要な場合は、画像処理部216が利用される。
画像データがRAM204に蓄積されると、ジョブ管理APL412は、次にプリンタ制御モジュール421を用いて、プリンタ部213に記録動作を実行させる。具体的には、RAM204に保存されている画像データを、プリンタI/F部に送信し、受信したプリンタ部213が当該画像データに従って用紙に画像を記録する。この際においても、何らかの画像処理や補正が必要な場合は、画像処理部216が利用される。
図5は、スキャナ部214に係るハードウェア構成を説明するためのブロック図である。スキャナ部214は、CIS120のイメージセンサアレイ113を制御するセンサ制御部301と、発光素子アレイ111を制御する発光素子制御部302と、CIS120を移動させるモータを制御するモータ制御部303を備えている。
スキャナI/F 208においては、A/D変換回路311やスキャナ部制御回路314が備えられている。スキャナ部制御回路314は、スキャナ部214全体を制御する回路である。例えば、モータ制御部303を介してCIS120を所定の速度で移動させながら、発光素子制御部302を介して、発光素子アレイ111のR、G、Bそれぞれの発光素子を順次発光させる。また、センサ制御部301を介し、イメージセンサアレイ113の個々のイメージセンサに、上記発光のタイミングに同期して検出したアナログ信号を発信させる。A/D変換回路311は、センサ制御部301から取得したアナログ信号をデジタル信号に変換し、これを画像処理部216やRAM204などの指定された領域に転送する。後述するシェーディング補正処理などで利用する加算回路312や選出回路313なども、スキャナI/F 208に配備されている。
以後、フローチャートを使用して本発明の読み取り動作に関わる様々な処理について説明する。本実施形態において、CPU203が、図4に示したスキャナ制御モジュール422(ソフトウェア)を読み出して実行することで、図5に示したハード構成を用いてフローチャートの各処理が実行される。なお、本実施形態において、画像読取装置が複数のCPUを備え、複数のCPUの少なくとも1つがフローチャートの各処理を実行しても良い。また、各処理を異なるCPUが実行しても良い。例えば、複数のCPUのうち、1つ目のCPUが1つ目の処理を行い、2つ目のCPUが2つ目の処理を行っても良い。
図6は、シェーディング処理のための補正係数を求める処理を説明するフローチャートである。本処理は、CIS120に含まれる複数のイメージセンサの検出ばらつきを抑制するための補正係数を、個々のセンサについて求める処理であり、MFPの電源ON時や読み取り動作の直前などのタイミングで適宜行われる。
本処理が開始されると、まず、スキャナ制御モジュール422は、モータ制御部303を介してCIS120を白基準シート114の真下に移動し(S611)、調光処理を実行する(S612)。調光処理とは、イメージセンサアレイ113に適した発光時間を色ごとに調整するための処理である。
図7は、調光処理の詳細を説明するためのフローチャートである。本処理が開始されると、スキャナ制御モジュール422は、まずステップS621において、R,G,Bの中から、まだ調光処理が行われていない色を1つ設定する。そして、ステップS622に進み、スキャナ制御モジュール422は、設定された色の点灯時間Tを、予め定められている最大時間Tmaxに設定する(T=Tmax)。
ステップS623において、スキャナ制御モジュール422は、現在設定されている色の発光素子を時間Tだけ点灯させる。この点灯によって発光された光は、白基準シート114で反射しイメージセンサアレイ113に配列する複数のイメージセンサに受光される。
時間Tが経過すると、スキャナ制御モジュール422は発光素子を消灯し、ステップS624に進む。そして、上記受光に伴って個々のイメージセンサら出力されたアナログ信号をA/D変換回路311を用いてデジタル信号に変換し、16bitの出力値Oを取得する。
ステップS625において、スキャナ制御モジュール422は、ステップS624で取得された複数のイメージセンサのそれぞれに対応する複数の出力値Oの中から最大値Omaxを選出し、予め設定されている上限値Osatと比較する。上限値Osatとはイメージセンサの飽和値を示し、出力値Oが上限値Osatを超えている場合は、発光素子の発光量が多すぎてイメージセンサが画像の濃淡を判別できない状態にあることを意味する。本実施形態では、全てのイメージセンサが飽和しない条件の下、なるべく大きな発光量で読み取り動作を行えるようにするため、最大値Omaxを上限値Osatと比較して、現在設定されている照射時間Tが妥当であるか否かを判断する。最大値Omaxが上限値Osatを超えている場合にはステップS626に進み、発光量を低減させるために点灯時間Tを現在値よりTsだけ減少させた後、再びステップS623に戻る。
一方、ステップS625にて、最大値Omaxは上限値Osatを超えていないと判断した場合はステップS627に進み、設定されている色の発光時間T0を現在のTに設定する(T0=T)。このように、徐々に点灯時間Tを減少させながらステップS626とステップ627を繰り返すことにより、全てのイメージセンサが飽和しない条件の下の最大の発光時間が、正式な発光時間T0として設定される。
ステップS628では、全ての色について発光時間T0が設定されたか否かを判断する。まだ、設定すべき色が残っている場合はステップS621に戻り、まだ調光時間が設定されていない次の色を設定し、その色のための発光時間設定処理(ステップS622〜S627)を行う。一方、全ての色について発光時間T0が設定されたと判断した場合は本処理を終了し、図6のフローチャートに戻る。
なお、図7で説明した調光処理によって決定された各色の点灯時間T0は、その後実施される様々な処理に共通して使用される。具体的には、図6のステップS613で行うシェーディング処理工程のほか、実画像の読み取り動作時、さらには後述するカバー開閉状態確認時などにも使用される。
図8は、図6のステップS613で実行するシェーディングデータ作成処理のフローチャートである。本処理が開始されると、スキャナ制御モジュール422は、まずステップS631において、色ごとに設定された発光時間T0に従って、各色の発光素子を順番に点灯する。この点灯によって発光された光は、白基準シート114で反射し、複数のイメージセンサによって受光される。スキャナ制御モジュール422は、個々のイメージセンサの出力信号をA/D変換回路311でデジタル変換させて複数の出力値Osh_onとし、イメージセンサのそれぞれに対応づけてRAM204に保存する(ステップS632)。
この際、スキャナ制御モジュール422は、出力値Osh_onの取得方法として、様々な方法を採用することができる。例えば、ステップS631の発光工程とステップS632の受光工程を複数回行い、複数回の検出出力値の平均値を個々のイメージセンサに対応する出力値Oshとすることができる。この場合、複数回の発光工程と受光工程は、CIS120をy方向に移動させながら行っても良く、複数の検出出力値の最大値や最小値を排除してから平均値を算出すれば、白基準シート114に付着したゴミや特異点などの影響を緩和することができる。
ステップS633では、ステップS632で取得した複数の出力値Osh_onの中から、R,G,Bのそれぞれについて、最大値Osh_maxと最小値Osh_minを選出し、シェーディングデータ保管領域331に保存する。この際、x方向に配列する全てのイメージセンサに対応する出力値Oshが最大値Osh_maxや最小値Osh_minの選出対象になるわけでは無い。例えば、図1(c)に示すように、CIS120がコンタクトガラス115や白基準シート114のx方向の幅よりも大きい場合は、コンタクトガラス115や白基準シート114に対応する領域に含まれる出力値Oshのみを選出対象とする。本工程で保存した最大値Osh_maxと最小値Osh_minは、この後、実画像に対する読み取り処理を実行する際に利用される。
なお、ステップS632におけるOsh_onの取得や、ステップS633における最大値Osh_maxと最小値Osh_minの選出は、図5に示すように、スキャナI/F208に用意された加算回路312や選出回路313を用いて行っても良い。
ステップS634において、スキャナ制御モジュール422は全発光素子を消灯させる。そして、続くステップS635では、消灯状態のまま個々のイメージセンサの出力値Osh_offを取得し、複数のイメージセンサのそれぞれに対応づけてRAM204に保存する。出力値Osh_offの具体的な取得については、出力値Osh_onと同様に様々な方法を採用することが出来る。
ステップS636では、ステップS632で保存したOsh_onとステップS635で保存したOsh_offに基づいて、対応するイメージセンサのシェーディングデータSを生成する。シェーディングデータの算出方法については、公知技術を採用することができる。そして、イメージセンサのそれぞれに対応づけてRAM204のシェーディングデータ保管領域331に保存する。シェーディングデータSの保存が完了すると、一次保存しておいたOsh_onとOsh_offは削除する。以上で本処理は終了し、スキャナ制御モジュール422は図6のフローチャートに戻る。
再度図6を参照する。ステップS613のシェーディングデータ作成処理が完了すると、スキャナ制御モジュール422はステップS614に進み、CIS120を待機位置に移動する。以上で、図6のシェーディング処理は完了する。待機位置の一例は図14に示されている。
なお、図6で説明したシェーディング処理工程は、読み取り解像度ごとに実行され読み取り解像度ごとに保存されることが好ましい。例えば、300dpiの解像度に対応づけた2592個のデータSと、600dpiの解像度に対応づけた5184個のデータSと、150dpiの解像度に対応づけた1296個のデータSがそれぞれ別の領域に保存されればよい。
図9は、スキャナ部214における原稿読み取り処理を説明するためのフローチャートである。本処理は、ユーザが操作部500やホストコンピュータ300を介して、読み取り動作を含むコマンドを入力した場合に開始される。
本処理が開始されると、スキャナ制御モジュール422は、まずステップS7000にて、読み取り動作のモード設定を行う。具体的には、読み取り解像度、原稿サイズ、原稿ページ数、カラーモードか白黒モードなどの情報をジョブ管理APL412より取得する。これら情報は、ユーザによって入力されても良いが、コンタクトガラス115上に原稿Sをセットした状態でCISをプレスキャンすることによって自動的に取得される形態であっても良い。これら情報が実際の読み取り動作に先立って取得されることにより、スキャナ制御モジュール422は、読み取り動作時に必要な様々な条件を事前に設定しておくことができる。例えば、読み取り解像度が設定されることにより、出力値を有効とするイメージセンサの数や位置、CIS120の移動速度などを設定することができる。また、原稿サイズが設定されることにより、CIS120に配列するイメージセンサの有効範囲や、CIS120の移動範囲などを把握することができる。更に、カラーモードか白黒モードかが設定されることにより、出力を有効とする発光素子の色を把握することができる。例えばカラーモードが設定された場合はRGB全ての出力値を用い、モノクロモードが設定された場合はG(グリーン)のみの出力値を用いることなどを事前に設定することができる。
ステップS7001において、スキャナ制御モジュール422は、CIS120を読み取り開始位置に移動させ、パラメータLine_cntとDoc_on_flgを初期化する。Line_cntは、y方向に配列する複数のライン(画素列)のうち、原稿が存在することが確認されたラインの数を示すパラメータである。また、Doc_on_flgは、原稿台101に原稿Sが載っている「on」、あるいは載っていない「off」のいずれか否かを示すパラメータである。ステップS7001にでは、Line_cnt=0、Doc_on_flg=offに設定される。
ステップS7002にて、スキャナ制御モジュール422は、CIS120を、読み取り対象ラインに移動させ、続くステップS7003において、1ライン分の出力信号を取得する。具体的には、点灯時間T0に基づいて発光素子を点灯させ、個々のイメージセンサからのデジタル出力値を取得する。更に、シェーディングデータ保管領域331に保管されているシェーディングデータSを用いてデジタル出力値を補正した後、補正後のデジタル出力値を最終的な読み取りデータとしてスキャン画像データ保管領域332に保存する。この際、補正演算については、画像処理部216に設けられたシェーディング補正処理部321を用いることができる。一方、補正を行う前のデジタル出力値についても、次ステップで行う原稿有無判定処理で使用するため、これを保存する。
ステップS7004において、スキャナ制御モジュール422は原稿有無判定処理を実行し、現在の読み取りラインに原稿が存在しているか否かを判定する。原稿有無判定処理については後に詳しく説明する。
ステップS7004の判定結果が「現在の読み取りラインに原稿が存在している」を示す場合、スキャナ制御モジュール422はステップS7006にてLine_cntをインクリメントし、ステップS7007に進む。更にステップS7007では、Line_cntの現在値が予め定められた閾値Line_cnt_onを超えたか否かを判断する。
本実施形態の閾値Line_cnt_onは、「原稿台に原稿が載っている」と結論付けるために十分な、ステップS7004で「原稿が存在する」と判定されたラインの連続数、に相当し、例えば2mm程度分のライン数とすることができる。ステップS7004において「原稿が存在する」と判定されたラインが1〜数ライン連続しても、ゴミの付着などを鑑みると、「実際に原稿が原稿台に載っている」と結論付けるには十分ではない。本実施形態のように「原稿が存在する」と判定されたラインの連続数を閾値Line_cnt_onと比較する工程を設けることにより、「原稿台に原稿が載っているか否か」をより確実に判断することが出来る。
ステップS7007にて、Line_cnt>Line_cnt_onと判断された場合、ステップS7008に進み、Doc_on_flg=onに設定し、その後ステップS7010に進む。ステップS7007で、Line_cnt≦Line_cnt_onと判断された場合は、そのままステップS7010に進む。一方、ステップS7005において、「現在のラインに原稿は存在しない」と判定された場合は、ステップS7009でLine_cntをリセットし、ステップS7010に進む。
ステップS7010では、ステップS7000で設定された、全てのライン(y方向の画素数)について読み取りが完了したか否かを確認する。未だ読み取るべきラインが残っていると判断した場合は、ステップS7002に戻り、CIS120を次のラインに移動する。全てのラインについて読み取り処理が完了した場合、すなわち1ページ分の読み取り処理が完了したと判断した場合は、ステップS7011に進む。
ステップS7011では原稿取り忘れ検知の要否の判別処理を行う。当該判別処理については、図12を用いて後に詳しく説明する。ステップS7012では、ステップS7011において、原稿取り忘れ検知が必要とされたか否かを判断する。必要と判断されている場合は、ステップS7013に進み、Doc_on_flg=onであるか否か、すなわち原稿台101に原稿が載っているか否かを判断する。Doc_on_flg=onである場合は、ステップS7014に進み、原稿取り忘れ検知処理を実行し、その後本処理を終了する。なお、原稿取り忘れ検知処理については図13を用いて後に詳しく説明する。 一方、ステップS7013でDoc_on_flg=offと判断された場合、またはステップS7012で原稿取り忘れ検知が必要なしと判断された場合は、ステップS7015に進む。そして、原稿台カバー102の開閉検知処理を実行することなくCIS120を待機位置に移動し、本処理を終了する。以上が、本実施形態の原稿読み取り処理である。
ステップS7002〜S7010の繰り返しによって、スキャン画像データ保管領域332に蓄積された画像データは、その後様々に利用される。例えば、「コピー」が指示されている場合はプリンタ部213による記録動作に利用される。また、「スキャンして送信」が指示されている場合は、ネットワークI/F211を用いた送信処理用のデータとして使用される。
図10は、図9のステップS7004で実行される原稿有無判定処理を説明するためのフローチャートである。本処理が開始されると、スキャナ制御モジュール422は、まずステップS7100にて、Doc_on_flg=onであるか否かを判断する。Doc_on_flg=onである場合は、原稿台101に原稿が載っていることは明らかであるので、本処理をそのまま終了する。一方、Doc_on_flg=offである場合は、ステップS7101に進む。
ステップS7101では、R,G,Bの中から処理対称色を1つ設定する。さらに、ステップS7102では、設定された対象色について、ステップS7003で取得された1ライン分のデジタル出力値の中から、最大値Ord_maxと最小値Ord_minを選出する。なお、これら値を選出する範囲は、図8のステップS633でOsh_maxやOsh_minを選出した範囲に対応させる。これら値の選出については、RAM204に一次保存されたデータを検索する形態としても良いし、スキャナI/F 208に用意された選出回路313を利用しても良い。
ステップS7103では、ステップS7102で取得した最大値Ord_maxと、図6で説明したシェーディング処理にてシェーディングデータ保管領域331に保存した最大値Osh_maxを読み出し、これらの間に大きな変化がないか判断する。具体的には、予め設定した閾値Tmaxを用い、条件1が満たされているか否かを判断する。
abs(1−(Ord_max/Osh_max))>Tmax・・・(条件1)
条件1が満たされている場合は、ステップS7105に進み、「対象とするライン(ステップS7003で出力値を取得した読み取りライン)に原稿は存在する」と判定し、本処理を終了する。一方、条件1は満たされていないと判断した場合は、ステップS7104に進む。
ステップS7104では、ステップS7102で取得した最小値Ord_minと、シェーディングデータ保管領域331に保存した最小値Osh_minを読み出し、これらの間に大きな変化がないかを判断する。具体的には、予め設定した閾値Tminを用い、条件2が満たされているか否かを判断する。
abs(1−(Ord_min/Osh_min))>Tmin・・・(条件2)
条件2が満たされている場合は、ステップS7105に進み、「対象とするラインに原稿は存在する」と判定し、本処理を終了する。一方、条件2は満たされていないと判断した場合は、ステップS7106に進む。
ステップS7106では、ステップS7103やS7104の判断を未だ行っていない色が存在するか否かを判断する。判断を行っていない色が存在する場合は、ステップS7101に戻り、新たな色に対象色を変更し、再度ステップS7102に進む。一方、ステップS7106で、全ての色について判断処理を行ったと判断した場合は、ステップS7107に進み、「対象とするラインに原稿は存在しない」と判定し、本処理を終了する。
以上説明した原稿有無判定処理によれば、RGB全色について、出力値の最大値Ord_maxと最小値Ord_minの両方が、シェーディング時の出力値と大きく変わらない場合のみが「原稿なし」と判断され、それ以外は全て「原稿有り」と判断される。
図11(a)〜(c)は、上記原稿有無判定処理における判定の具体例を示す図である。横軸は判定対象ラインにおけるx方向のイメージセンサの位置、縦軸は夫々のイメージセンサの出力値を示している。図11(a)は判定対象ラインに原稿が置かれていない場合、同図(b)は判定対象ラインに白地に文字が記録された原稿が置かれている場合、同図(c)は原稿台101の判定対象ラインに薄緑色の無地原稿が置おかれている場合、をそれぞれ示している。いずれの図においても、レッド(R)の発光素子を用いた場合の、判定対象ラインにおける出力値と、白基準シートを検出した場合の検出値(シェーディングデータ)を比較している。
原稿台101の判定対象ラインに原稿が置かれていない場合、全イメージセンサは原稿台カバー102の裏面に取り付けられている白色シート105を検出することになる。よって、出力値は図11(a)に示すように、シェーディングデータと類似した状態となる。この場合、出力値の最大値Ord_maxと最小値Ord_minも、シェーディングデータの最大値Osh_maxと最小値Osh_minと大きく変わらない。そして、このような状況は、発光色がグリーン(G)であってもブルー(B)であっても同様である。結果、ステップS7107では「対象とするラインに原稿は存在しない」と判定される。
原稿台101の判定対象ラインに原稿が置かれている場合、黒文字などに相当する位置のイメージセンサの出力値は低く、白紙領域に相当する位置のイメージセンサの出力値は高くなり、その形状には図11(b)のような凹凸が現れる。このため、最小値Ord_minはシェーディングデータの最小値Osh_minよりも、大きく減少する。結果、ステップS7105では「対象とするラインに原稿は存在する」と判定される。
原稿台101の判定対象ラインに薄緑色の無地原稿が置いてある場合、全イメージセンサは共通して薄緑色を検出することになるので、その出力結果は図11(c)に示すように、シェーディングデータとほぼ同等の形状で、全体的に低い値を有する。このため、出力値の最大値Ord_maxについても最小値Ord_minについても、シェーディングデータの最大値Osh_maxや最小値Osh_minよりも小さくなる。結果、ステップS7107では「対象とするラインに原稿は存在する」と判定される。
但し、無地原稿の色が薄緑色ではなくピンク色であった場合、発光色がレッドであると出力結果は図11(a)のようになってしまう。このような状況も鑑みて、本実施形態では、RGBの全色について検出を行っている。そして、少なくともいずれか1色において出力値の最大値Ord_maxまたは最小値Ord_minのどちらか一方が、シェーディング時の出力値と大きく変わっている場合に「原稿有り」と判断出来るようにしている。このように、本実施形態の原稿有無判定処理においては、原稿の地の色や画像の色に関わらず原稿の有無を判定することが出来るようになっている。
なお、閾値TmaxおよびTminについては、白色シートの白色度に応じて適切に調整されれば良く、特に限定されるものではない。白色シートの白色度が白基準シートに十分近い場合は、例えば0.2程度とすることが出来る。
図12は、図9のステップS7011で実行される原稿取り忘れ検知要否の判定処理を説明するためのフローチャートである。本処理が開始されると、スキャナ制御モジュール422は、まずステップ1201において、今回の読み取り処理が「目的の画像データを取得するための実読み取り処理」であるか否かを確認する。例えば、原稿のプレスキャンのための読み取り処理や、プリンタ部213の記録位置を自動的に調整するためのテストパターンの読み取り処理は、「目的の画像データを取得するための実読み取り処理」では無いと判断される。そしてこの場合は、ステップS1206にジャンプし、「原稿取り忘れ検知は不要」と設定し、本処理を終了する。一方、プレスキャンなどではない原稿読み取り動作、すなわち「目的の画像データを取得するための実読み取り処理」については、ステップS1203に進む。
ステップS1203において、スキャナ制御モジュール422は、ステップS7000で設定したモードを確認し、現在実行中の読み取り動作が複数ページにわたる原稿の読み取り動作であるか否かを判断する。例えば、ユーザが図2のコピーを選択した時の設定として、Nin1コピー(N>1の整数)を選択した場合、または、両面コピーを選択した場合が、複数ページにわたる原稿の読み取り動作に相当する。当然、両者の機能が設定された場合も複数ページにわたる原稿の読み取り動作に相当する。これらの機能が選択された場合、ユーザが1枚目の原稿を原稿台に置いて読取開始を指示すると1枚目の原稿に対するスキャン処理が実行される。そして1枚目の原稿に対するスキャン処理が完了すると、操作部500に、読取開始ボタンと印刷開始ボタンが表示される。なお、1枚目の原稿とは、原稿台に置かれた原稿の1つの面に相当する。ここでユーザが2枚目の原稿を原稿台に置いて読取開始を指示すると2枚目の原稿に対するスキャン処理が実行される。そして2枚目の原稿に対するスキャン処理が完了すると、操作部500に、読取開始ボタンと印刷開始ボタンが再度表示される。ここで印刷開始ボタンが押されると、Nin1コピー(N>1の整数)が選択されていた場合は、Nin1コピー(N>1の整数)の印刷物が出力され、両面印刷が選択されていた場合は、両面印刷が実行された印刷物が出力される。なお、読取開始ボタンと印刷開始ボタンの表示制御は、1枚の原稿の読取が完了するたびに実行される。原稿が複数ページ存在しないと判断した場合は、今回のページについて原稿の取り忘れが発生するおそれがあるので、ステップS1207に進み、「原稿取り忘れ検知は必要」と設定し、本処理を終了する。例えば、片面印刷とNin1コピー(N>1の整数)の少なくとも1つが選択されていない場合がS1203においてNoと判定されるケースに相当する。一方、原稿が複数ページ存在すると確認した場合はステップS1204に進む。
ステップS1204では、現在のページについて読み取り動作が正常に完了したか否かを判断する。正常に終了できなかったと判断した場合は、今回のページについて原稿の取り忘れが発生するおそれがあるので、ステップS1207に進み、「原稿取り忘れ検知は必要」と設定し、本処理を終了する。ここで、正常に終了できなかった場合とは、動作エラーが発生した場合や、キャンセルコマンドが割込まれた場合などが相当する。例えば、2in1コピーが選択されて読取予定の10枚分の原稿のうち5枚目の原稿を原稿台に置いて読取開始が選択された場合、5枚目の原稿に対するスキャンが実行される。この際にエラーが発生した場合、ユーザが印刷開始ボタンを押していないが5枚目が最後の原稿として取り扱われる。そのため、最後の原稿である5枚目に対して取り忘れ検知を行う必要があるためS1204にてNoと判定された場合、S1207へと処理が移る。一方、「現在のページについて読み取り動作は正常に完了した」と判断した場合は、ステップS1205に進む。
ステップS1205では、スキャナ制御モジュール422は、現在のページが最終ページであるか否かを判断する。最終ページである場合は、今回のページについて原稿の取り忘れが発生するおそれがあるので、ステップS1207に進み、「原稿取り忘れ検知は必要」と設定し、本処理を終了する。一方、最終ページでない場合は、ユーザは次ページの原稿をセットする作業を行うことが明らかであるので、ステップS1206に進み「原稿取り忘れ検知は不要」と設定し、本処理を終了する。
なお、最終ページか否かの判定の一例は、上述した「印刷開始ボタン」が押下されたか否かで判定される。例えば、2in1コピーが選択されて5枚目の原稿を原稿台に置いて読取開始が選択された場合、5枚目の原稿に対するスキャンが実行される。そして5枚目の原稿に対するスキャン処理が完了すると、操作部500に、読取開始ボタンと印刷開始ボタンが表示される。ここでユーザが「印刷開始ボタン」を選択すると、5枚目の原稿が最後の原稿として取り扱われる。そのため、スキャナ制御モジュール422は、「印刷開始ボタン」が押下された場合、S1205にてYesと判定し、S1207へと処理を移す。またS1205の他の判定方法として、例えばスキャンが完了するたびに「読取終了ボタン」が表示され、この「読取終了ボタン」が選択されたか否かによってS1205が判定されても良い。
つまり図12では、1ページ分の原稿の読み取り処理が実行される度に、継続して読み取り処理を実行するか否かを選択可能な画面(読取開始ボタンを含む画面)が表示される。そして、継続して読み取り処理を実行しないことが選択された場合(読取開始ボタンが押されずに印刷開始ボタンが押された場合)、取り忘れ検知が実行される。
なお、本実施形態では、上記処理により、原稿の最終ページ以外のページについて検知処理が不要と判定され、原稿の最終ページのみ検知処理が必要と判定される。しかしながら、他の処理として、画像読取装置は、原稿の最終ページ以外の少なくとも1ページにおいて検知処理が不要と判定され、原稿の最終ページにおいて検知処理が必要と判定されるような処理が実行されても良い。その場合、S1205において、スキャナ制御モジュール422は、少なくとも1ページについて「原稿取り忘れ検知は不要」と決定した場合、以降のページについて「原稿取り忘れ検知は必要」と判定する。
図13は、図9のステップS7014で実行される原稿取り忘れ検知処理を説明するためのフローチャートである。ユーザが原稿台101から原稿を除去する際、原稿台カバー102は開閉される。本処理はこのような状況を鑑み、原稿台カバーの開閉を検出することによって原稿の取り忘れを判断し、ユーザに警告するものである。
本処理が開始されると、CPU203は、まずステップS7201にて、CIS120をカバー開閉検知位置に配置する。図14は、カバー開閉検知位置1101を示す上面図である。本実施形態において、カバー開閉検知位置1101は、原稿台101に原稿が搭載されている状態でも当該原稿が存在しない程度に、白基準シート114からy方向に十分に距離をおいた位置とする。このような位置においては、原稿台に原稿がセットされているか否かに係らず、CIS120が検出する対象は白色シート105となる。但し、図1(c)を参照するに、原稿Sには厚みがあるため、原稿台に原稿がセットされていると、コンタクトガラス115と白色シート105の間にはある程度の隙間が生じる。そしてこの隙間の影響により、原稿台に原稿がセットされている場合は、原稿台に原稿がセットされていない場合に比べてCIS120の出力値が小さくなる。本実施形態ではこのような特性を利用して、スキャナ制御モジュール422は、CIS120からの出力結果を定期的に検出し、検出と検出の間で出力結果に変化が見られた場合は、その間に原稿台カバーが開閉されたとみなす。なお、ステップS7201におけるCIS120の移動は、図9で繰り返し実行される読み取り動作のための移動(S7002)の延長で行っても良い。
ステップS7202では、スキャナ制御モジュール422は、本処理(原稿台カバー開閉検知処理)を開始してから所定時間が経過したか否かを判断する。ここで言う所定時間とは、原稿の読み取り動作が終了した後、その原稿を取り忘れたと判断するに十分な時間であり、例えば1分程度とすることができる。ステップS7202において、所定時間が経過したと判断した場合は、ユーザが原稿を取り忘れている可能性が大きい。そのため、ステップS7218に進み、スキャナ制御モジュール422は、UI部215やホストコンピュータ300を介しユーザに原稿が取り忘れられている旨を警告する。警告の方法は特に限定されるものではないが、例えば図15に示すような表示を、MFP100本体の液晶表示部やホストコンピュータ300のモニターを介して行ったり、警告音を発生したりすればよい。
上記警告を行った後、スキャナ制御モジュール422はステップS7219に進み、CIS120を待機位置に戻し本処理を終了する。一方、ステップS7202で、所定時間がまだ経過していないと判断した場合は、カバーの開閉を検出するために、ステップS7203に進む。
ステップS7203では調光処理で設定された発光時間T0に基づいて、スキャナ制御モジュール422は、発光素子を色順に点灯し、ステップS7204では1ライン分の出力値を得る。さらにステップS7205では、スキャナ制御モジュール422は、これら複数の出力値の中から最大値Ocv_max_onと最小値Ocv_min_onを選出する。
ステップS7206では、スキャナ制御モジュール422は、現在の最大値Ocv_max_onと最小値Ocv_min_onが、本処理を開始してからの点灯時における最初の読み取り処理で取得された出力値であるか否かを判断する。最初の出力値である場合、スキャナ制御モジュール422の処理はステップS7209にジャンプする。最初の読み取り処理で取得された出力値ではないと判断し場合はステップS7207に進む。
ステップS7207では、スキャナ制御モジュール422は、現在の最大値Ocv_max_onが前回の検出処理で得られた最大値Ocv_max_on_oldから変化しているかを判断する。具体的には、予め設定した閾値Ocv_Tmaxを用い、条件3が満たされているか否かを判断する。
abs((Ocv_max_on−Ocv_max_on_old)>Ocv_Tmax ・・・(条件3)
条件3が満たされている場合は、原稿台カバーが開閉されたとみなすことが出来るので、ステップS7219に進み、CIS120を待機位置に戻して本処理を終了する。条件3が満たされていない場合は、ステップS7208に進む。
ステップS7208では、スキャナ制御モジュール422は、現在の最小値Ocv_min_onが前回の検出処理で得られた最小値Ocv_min_on_oldから変化しているかを判断する。具体的には、予め設定した閾値Ocv_Tminを用い、条件4が満たされているか否かを判断する。
abs((Ocv_min_on−Ocv_min_on_old)>Ocv_Tmin ・・・(条件4)
条件4が満たされている場合は、原稿台カバーが開閉されたとみなすことが出来るので、ステップS7219に進み、CIS120を待機位置に戻して本処理を終了する。条件4が満たされていない場合は、ステップS7209に進む。
ステップS7209では、スキャナ制御モジュール422は、現在の最大値Ocv_max_onと最小値Ocv_min_onを、それぞれ前回の最大値Ocv_max_on_oldと最小値Ocv_min_on_oldに置き換える。
続くステップS7210では、スキャナ制御モジュール422は、発光素子を消灯し、ステップS7211では1ライン分の出力値を得る。さらにステップS7212では、スキャナ制御モジュール422は、これら複数の出力値の中から最大値Ocv_max_offと最小値Ocv_min_offを選出する。
ステップS7213では、スキャナ制御モジュール422は、現在の最大値Ocv_max_offと最小値Ocv_min_offが、本処理を開始してから消灯時における最初の読み取り処理で取得された出力値であるか否かを判断する。最初の出力値である場合はステップS7216にジャンプする。最初の読み取り処理で取得された出力値ではないと判断した場合はステップS7214に進み、現在の最大値Ocv_max_offが前回の最大値Ocv_max_off_oldから変化しているかを判断する。具体的には、閾値Ocv_Tmaxを用い、条件5が満たされているか否かを判断する。
abs((Ocv_max_off−Ocv_max_off_old))>Ocv_Tmax ・・・(条件5)
条件5が満たされている場合は、原稿台カバーが開閉されたとみなすことが出来るので、ステップS7219に進み、CIS120を待機位置に戻して本処理を終了する。条件5が満たされていない場合は、ステップS7215に進む。
ステップS7215では、現在の最小値Ocv_min_offが前回の最小値Ocv_min_off_oldから変化しているかを判断する。具体的には、閾値Ocv_Tminを用い、条件6が満たされているか否かを判断する。
abs((Ocv_min_off−Ocv_min_off_old))>Ocv_Tmin ・・・(条件6)
条件6が満たされている場合は、原稿台カバーが開閉されたとみなすことが出来るので、ステップS7219に進み、CIS120を待機位置に戻して本処理を終了する。条件6が満たされていない場合は、ステップS7216に進む。
ステップS7216では、現在の最大値Ocv_max_offと最小値Ocv_min_offを、それぞれ前回の最大値Ocv_max_off_oldと最小値Ocv_min_off_oldに置き換え、ステップS7217に進む。ステップS7217ではそのまま500msec待機し、ステップS7202に戻る。
以上説明した原稿台カバー開閉検知処理によれば、所定時間内(1分以内)に原稿が取り除かれれば、500msecを挟んで取得された2回の出力値の間にある程度の差が現れる。そしてこの場合には、ステップS7207、S7208、S7214、S7215のいずれかによって、原稿の取り忘れを警告する工程(S7218)を経ること無く、本処理は終了される。一方、所定時間内に原稿が取り除かれない場合には、ステップS7218に進み、警告音や警告表示を用いて、原稿の取り忘れをユーザに警告するようになっている。
なお、上記原稿台カバー開閉検知処理を行っている最中に新たな読み取りコマンドが入力された場合には、直ちにステップS7219に進み本処理を終了させて、新たな読み取り動作を開始すればよい。このような状況を考慮して、カバー開閉検知位置については、原稿Sに対し、予め基準位置側に設けることも出来る。但しこの場合、2回の出力値の差は、隙間の有無によって生じる差ではなく、原稿を検出した際の出力値と白色シートを検出した際の出力値の差となる。カバー開閉検知位置を基準位置の近傍に設けることにより、CIS120を基準位置まで戻す時間を削減し、コマンドが入力された後、読み取り動作を即座に開始することが出来るようになる。
ところで、原稿カバーが開閉されたか否かについては、一般には、ステップS7203〜S7209の点灯時の出力値に基づく処理のみで判断することができる。しかし、白色電灯のような外光が存在する環境下でカバーが開放された状態であると、原稿が取り除かれたとしても、CIS120の発光素子が発光し原稿で反射された場合と同等の光量をイメージセンサが受光してしまう場合がある。但し、このような場合でも、ステップS7210〜S7216のような消灯時の出力値に基づく処理を用意しておけば、原稿カバーが開放された状態を明確に判別することが出来る。このため、本実施形態では、ステップS7203〜S7209の点灯時の出力値に基づく処理とステップS7210〜S7216のような消灯時の出力値に基づく処理の両方に基づいて、カバーの開閉を判断している。
図13で示したような、読み取り動作と複数の判断処理を周期的に繰り返す原稿取り忘れ検知処理は、確実な判断を行うためには有効な方法である。ただし、複数ページの原稿を取り扱っている場合など、原稿を取り忘れること無く作業を行っているユーザにとっては、判断処理のために時間が費やされたり、必要も無いのに原稿取り忘れの警告が表示されたりすることは、煩わしく感じられることもある。
このため、本実施形態では、再度図9を参照するに、原稿取り忘れ検知処理(S7014)に先立って、原稿取り忘れ検知の要否判断処理(S7012)を行い、必要と判断された場合についてのみ原稿取り忘れ検知処理を行うようにしている。また、原稿読み取り処理を行うことによって原稿が搭載されていないことが判明した場合(Doc_on_flg=off)にも、ステップS7013の判断処理にて、原稿取り忘れ検知の要否判断処理(S7012)を行わないようにしている。
すなわち、本実施形態によれば、原稿を取り忘れる懸念の低い場合には、原稿取り忘れ検知の要否判断処理(S7012)を行わないようにすることができるので、ユーザが感じる煩わしさを低減させつつ、原稿取り忘れ検知を効率的に行うことが可能となる。
なお、以上では本発明に使用可能な画像読取装置の一例としてMFP(マルチファンクションプリンタ)を用いた構成としたが、無論本発明はこの形態に限定されるものでは無い。原稿をセットし、これを読み取ることが可能なスキャナ機能を有する形態であれば、本発明の画像読取装置として採用することは出来る。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 画像読取装置(MFP)
101 原稿台
120 CIS
202 制御部
S 原稿

Claims (16)

  1. 原稿台にセットされた原稿の画像を読み取るための読み取り手段と、
    前記原稿台における前記原稿の取り忘れを検知するための検知処理を実行する原稿取り忘れ検知手段と、
    複数ページの原稿を読み取る機能が設定されている場合、前記原稿の最終ページ以外の少なくとも1ページにおいて前記検知処理が実行されず、前記原稿の最終ページにおいて前記検知処理が実行されるように制御する制御手段と、
    前記原稿取り忘れ検知手段によって前記原稿の取り忘れが検知された場合に、ユーザに警告する手段と、
    前記読み取り手段による1ページ分の画像の読み取り処理が行われるたびに、前記原稿取り忘れ検知手段による検知の要否を判断する判断手段と
    を備え、
    前記判断手段は、前記読み取り手段が連続して読み取るページのうち、最終ページに対する読み取り処理が行われた際は前記原稿取り忘れ検知手段による検知は必要と判断し、他のページに対する読み取り処理が行われた際は前記原稿取り忘れ検知手段による検知は不要と判断し、
    前記読み取り手段によって目的の画像データを取得するための実読み取り処理とは異なる読み取り処理としてプレスキャン処理またはテストパターンの読取処理が行われた際は、前記原稿取り忘れ検知手段による検知は不要と判断することを特徴とする画像読取装置。
  2. 原稿台にセットされた原稿の画像を読み取るための読み取り手段と、
    前記原稿台における前記原稿の取り忘れを検知するための検知処理を実行する原稿取り忘れ検知手段と、
    複数ページの原稿を読み取る機能が設定されている場合、前記原稿の最終ページ以外の少なくとも1ページにおいて前記検知処理が実行されず、前記原稿の最終ページにおいて前記検知処理が実行されるように制御する制御手段と、
    前記原稿取り忘れ検知手段によって前記原稿の取り忘れが検知された場合に、ユーザに警告する手段と、
    前記読み取り手段による1ページ分の画像の読み取り処理が行われるたびに、前記原稿取り忘れ検知手段による検知の要否を判断する判断手段と
    を備え、
    前記判断手段は、前記読み取り手段によって目的の画像データを取得するための実読み取り処理とは異なる読み取り処理としてプレスキャン処理またはテストパターンの読取処理が行われた際は、前記原稿取り忘れ検知手段による検知は不要と判断することを特徴とする画像読取装置。
  3. 前記判断手段は、前記読み取り処理がキャンセルされた場合又はエラーが発生した場合は、読み取り対象のページが前記原稿の最終ページでなかったとしても、前記原稿取り忘れ検知手段による検知は必要と判断することを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 複数ページの原稿を読み取る機能が設定されている場合、1ページ分の画像の読み取り処理が実行される度に継続して読み取り処理を実行するか否かを選択可能な画面を表示する表示制御手段を更に備え、
    前記画面を介して継続して読み取り処理を実行することが選択されない場合、前記制御手段は、前記検知処理が実行されるように前記原稿取り忘れ検知手段を制御することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記原稿取り忘れ検知手段は、前記原稿台にセットされた原稿を覆うカバーが開閉されたか否かを検出することによって、前記原稿の取り忘れを検知することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  6. 前記読み取り手段は、前記原稿に対して移動する読み取りセンサの出力値を取得することにより、前記原稿に対する読み取り処理を行い、
    前記原稿取り忘れ検知手段は、所定の位置に配置された前記読み取りセンサの出力値を周期的に取得することにより、前記原稿の取り忘れを検知することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  7. 前記複数ページの原稿を読み取る機能は、Nin1コピー(N>1の整数)および両面コピーの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  8. 前記テストパターンを読み取ることで印刷手段の記録位置の調整が実行されることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の画像読取装置
  9. 原稿台にセットされた原稿の画像を読み取るための読み取り工程と、
    前記原稿台における前記原稿の取り忘れを検知するための検知処理を実行する原稿取り忘れ検知工程と、
    複数ページの原稿を読み取る機能が設定されている場合、前記原稿の最終ページ以外の少なくとも1ページにおいて前記検知処理が実行されず、前記原稿の最終ページにおいて前記検知処理が実行されるように制御する制御工程と、
    前記原稿取り忘れ検知工程によって前記原稿の取り忘れが検知された場合に、ユーザに警告する工程と、
    前記読み取り工程による1ページ分の画像の読み取り処理が行われるたびに、前記原稿取り忘れ検知手段による検知の要否を判断する判断工程と
    を有し、
    前記判断工程は、前記読み取り工程が連続して読み取るページのうち、最終ページに対する読み取り処理が行われた際は前記原稿取り忘れ検知工程による検知は必要と判断し、他のページに対する読み取り処理が行われた際は前記原稿取り忘れ検知工程による検知は不要と判断し、
    前記読み取り工程によって目的の画像データを取得するための実読み取り処理とは異なる読み取り処理としてプレスキャン処理またはテストパターンの読取処理が行われた際は、前記原稿取り忘れ検知工程による検知は不要と判断することを特徴とする画像読取方法。
  10. 原稿台にセットされた原稿の画像を読み取るための読み取り工程と、
    前記原稿台における前記原稿の取り忘れを検知するための検知処理を実行する原稿取り忘れ検知工程と、
    複数ページの原稿を読み取る機能が設定されている場合、前記原稿の最終ページ以外の少なくとも1ページにおいて前記検知処理が実行されず、前記原稿の最終ページにおいて前記検知処理が実行されるように制御する制御工程と、
    前記原稿取り忘れ検知工程によって前記原稿の取り忘れが検知された場合に、ユーザに警告する工程と、
    前記読み取り工程による1ページ分の画像の読み取り処理が行われるたびに、前記原稿取り忘れ検知工程による検知の要否を判断する判断工程と
    を有し、
    前記判断工程は、前記読み取り工程によって目的の画像データを取得するための実読み取り処理とは異なる読み取り処理としてプレスキャン処理またはテストパターンの読取処理が行われた際は、前記原稿取り忘れ検知工程による検知は不要と判断することを特徴とする画像読取方法。
  11. 前記判断工程は、前記読み取り処理がキャンセルされた場合又はエラーが発生した場合は、読み取り対象のページが前記原稿の最終ページでなかったとしても、前記原稿取り忘れ検知工程による検知は必要と判断することを特徴とする請求項9または10に記載の画像読取方法。
  12. 複数ページの原稿を読み取る機能が設定されている場合、1ページ分の画像の読み取り処理が実行される度に継続して読み取り処理を実行するか否かを選択可能な画面を表示する表示制御工程を更に有し、
    前記画面を介して継続して読み取り処理を実行することが選択されない場合、前記制御工程は、前記検知処理が実行されるように前記原稿取り忘れ検知工程を制御することを特徴とする請求項9ないし11のいずれか1項に記載の画像読取方法。
  13. 前記原稿取り忘れ検知工程は、前記原稿台にセットされた原稿を覆うカバーが開閉されたか否かを検出することによって、前記原稿の取り忘れを検知することを特徴とする請求項9ないし12のいずれか1項に記載の画像読取方法。
  14. 前記読み取り工程は、前記原稿に対して移動する読み取りセンサの出力値を取得することにより、前記原稿に対する読み取り処理を行い、
    前記原稿取り忘れ検知工程は、所定の位置に配置された前記読み取りセンサの出力値を周期的に取得することにより、前記原稿の取り忘れを検知することを特徴とする請求項9ないし13のいずれか1項に記載の画像読取方法。
  15. 前記複数ページの原稿を読み取る機能は、Nin1コピー(N>1の整数)および両面コピーの少なくとも1つであることを特徴とする請求項9ないし14のいずれか1項に記載の画像読取方法。
  16. 前記テストパターンを読み取ることで印刷手段の記録位置の調整が実行されることを特徴とする請求項9ないし15のいずれか1項に記載の画像読取方法
JP2016151329A 2016-08-01 2016-08-01 画像読取装置および画像読取方法 Active JP6881910B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016151329A JP6881910B2 (ja) 2016-08-01 2016-08-01 画像読取装置および画像読取方法
US15/656,886 US10230858B2 (en) 2016-08-01 2017-07-21 Image reading apparatus and image reading method
EP17182947.6A EP3280124B1 (en) 2016-08-01 2017-07-25 Image reading apparatus and image reading method
KR1020170097472A KR102192373B1 (ko) 2016-08-01 2017-08-01 화상 판독 장치 및 화상 판독 방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016151329A JP6881910B2 (ja) 2016-08-01 2016-08-01 画像読取装置および画像読取方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018022950A JP2018022950A (ja) 2018-02-08
JP6881910B2 true JP6881910B2 (ja) 2021-06-02

Family

ID=59655849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016151329A Active JP6881910B2 (ja) 2016-08-01 2016-08-01 画像読取装置および画像読取方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10230858B2 (ja)
EP (1) EP3280124B1 (ja)
JP (1) JP6881910B2 (ja)
KR (1) KR102192373B1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6967495B2 (ja) 2018-09-03 2021-11-17 Ntn株式会社 軸受装置
JP7164406B2 (ja) * 2018-11-12 2022-11-01 シャープ株式会社 画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4229101A (en) 1979-07-02 1980-10-21 Xerox Corporation Duplex/simplex precollation copying system
JP2610431B2 (ja) * 1987-05-13 1997-05-14 三田工業株式会社 画像処理装置
JPH03100564A (ja) 1989-09-13 1991-04-25 Canon Inc 原稿圧着装置
JPH04345177A (ja) * 1991-05-23 1992-12-01 Toshiba Corp 画像形成装置
JPH04345277A (ja) 1991-05-23 1992-12-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電圧ホールド回路
US6646768B1 (en) * 2000-07-20 2003-11-11 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Single automatic document feeder sensor for media leading edge and top cover being opened detection
JP3910565B2 (ja) * 2003-07-31 2007-04-25 京セラミタ株式会社 画像読み取り装置
JP2005084403A (ja) * 2003-09-09 2005-03-31 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及び原稿取り忘れ防止制御方法
JP2006208973A (ja) 2005-01-31 2006-08-10 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP4725117B2 (ja) * 2005-02-02 2011-07-13 船井電機株式会社 スキャナ付きプリンタ
US7672023B2 (en) * 2005-12-14 2010-03-02 Xerox Corporation Document handler systems and methods
JP4483949B2 (ja) * 2008-01-17 2010-06-16 ブラザー工業株式会社 画像読取装置
JP4811440B2 (ja) 2008-09-24 2011-11-09 ブラザー工業株式会社 画像処理システム、及び画像読取装置
JP2010219981A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像読取装置および画像形成装置
JP5257433B2 (ja) * 2010-09-30 2013-08-07 ブラザー工業株式会社 画像読取装置
JP2012186608A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 Toshiba Corp 印刷装置、置忘れ又は取り忘れ報知方法、及びそのプログラム
JP5795912B2 (ja) * 2011-09-07 2015-10-14 キヤノン株式会社 画像読取装置および画像形成システム
JP6149424B2 (ja) 2013-02-21 2017-06-21 ブラザー工業株式会社 通信装置
JP2015026979A (ja) 2013-07-26 2015-02-05 株式会社沖データ 画像読取装置及び画像読取方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR20180014671A (ko) 2018-02-09
EP3280124B1 (en) 2022-09-07
EP3280124A1 (en) 2018-02-07
US10230858B2 (en) 2019-03-12
KR102192373B1 (ko) 2020-12-17
US20180034990A1 (en) 2018-02-01
JP2018022950A (ja) 2018-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4541951B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
US8390896B2 (en) Image reading method, image reading apparatus, and program recording medium
US11736641B2 (en) Apparatus and method for creating images from documents
US20170163838A1 (en) Image forming apparatus and image forming method for both side copying
US12022039B2 (en) Image reading apparatus and control method for determining a blank page
JP6881910B2 (ja) 画像読取装置および画像読取方法
JP2009272678A (ja) 画像読取装置、画像読取方法、プログラム及び記憶媒体
JP6338554B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法、プログラム
JP6313581B2 (ja) 画像読取制御装置、画像読取装置、及び画像読取制御方法
JP6590991B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム
JP7034742B2 (ja) 画像形成装置、その方法およびプログラム
JP5857485B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法
JP6794164B2 (ja) 読み取り装置、制御方法及びプログラム
JP6884580B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、およびプログラム
JP2008067134A (ja) 画像処理装置、印刷装置、画像処理方法、および、画像処理プログラム
JP4186116B2 (ja) イメージ処理装置および方法
JP6859779B2 (ja) 画像読取装置、画像読取方法および画像読取プログラム
JP2010062989A (ja) 画像処理装置
JPH08237485A (ja) 画像読み取り装置
JP2008263275A (ja) 画像読取システム及び画像読取システムの制御方法
JP5029569B2 (ja) 画像読取装置、画像読取方法、画像読取プログラム
JP4367265B2 (ja) 撮像制御装置及び撮像システム
US10003713B2 (en) Image forming method and image forming apparatus comprising a scanner section and a light reflection area determination section
JP2001069332A (ja) 画像読み取り装置
JP2021132338A (ja) 画像読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190724

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200604

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200825

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201023

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210311

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210406

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210506

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6881910

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151