JP2009268222A - 発電電動機駆動装置に適用される蓄電装置の放電装置 - Google Patents

発電電動機駆動装置に適用される蓄電装置の放電装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ハイブリッド建設機械に搭載された既存のシステムをそのまま利用して、キャパシタなどの蓄電装置の端子間電圧を零レベル近くまで短時間で放電させ、それにより、メンテナンス作業を短時間で済ませ、建設機械の稼動効率を向上させるとともに、メンテナンス時の安全を確保する。
【解決手段】コントローラは、キャパシタに蓄電された電力を放電させるための指示が与えられると、キャパシタの端子間電圧値がしきい値に達するまでは、昇圧器およびドライバを作動させ、発電電動機を負荷として、キャパシタに蓄電された電力を放電させる制御を行ない、キャパシタの端子間電圧値がしきい値を下回った後は、キャパシタの両端子が信号線介して短絡するように、昇圧器を構成するスイッチング素子をオンすることによって、キャパシタに蓄電された電力を放電させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、発電電動機駆動装置に適用される蓄電装置の放電装置に関し、特に建設機械に搭載されたキャパシタに蓄積された電力を放電させるための装置に関するものである。
近年、建設機械の分野においても一般自動車と同様にハイブリッド車が開発されている。
この種のハイブリッド建設機械には、エンジンと発電電動機と蓄電装置と作業機とが備えられている。ここで、蓄電装置は、充放電を自由に行うことができる蓄電池のことであり、キャパシタや二次電池などによって構成されている。なお、以下では、蓄電装置として、キャパシタを代表させて説明する。蓄電装置としてのキャパシタは、発電電動機が発電作用した場合に発電した電力を蓄積する。またキャパシタは、キャパシタに蓄積された電力を発電インバータなどのドライバを介して発電電動機に、または同電力を電力負荷、たとえば作業機を駆動するための電動モータに供給する。
ハイブリッド建設機械における電力負荷(作業機を駆動する電動モータ)は、一般自動車における電力負荷と異なり、エンジン軸出力に比して大きな電力を消費する。このためハイブリッド建設機械に搭載される蓄電装置としては、短時間に大電力を充放電することができるキャパシタが用いられている。
しかし、大電力を充放電できる大きな容量のキャパシタは、場積が嵩み、車載する上でスペースを大きく占める。そこで、キャパシタを極力小型化するために、キャパシタの端子間電圧を300V程度に抑制し、昇圧器によって600V程度に昇圧する構成をとることが一般的である。
ここで、ハイブリッド建設機械にサービスマンがメンテナンスを施す際にキャパシタの端子間電圧が、ハイブリッド建設機械が稼動しているときと同じ300V程度の高電圧のままであると、サービスマンの安全を確保する上で問題がある。
(従来技術1)
そこで、従来は、ハイブリッド建設機械のメンテナンスを行う前に、ハイブリッド建設機械とは別に用意した専用の充放電装置を用いて、キャパシタの端子間電圧の電圧を零レベル近くまで放電させる作業を行うようにしていた。
(従来技術2)
下記特許文献1には、既存のキャパシタによる電力貯蔵システムに、新たに放電機構体を別途追加し、キャパシタの保守点検作業を行う前に、この放電機構体を用いてキャパシタに蓄積された電力を放電させるという発明が記載されている。
(従来技術3)
下記特許文献2には、建設機械に搭載されたキャパシタの劣化を防止することを目的としてキャパシタに蓄積された電力を放電させるという発明が記載されている。すなわち、建設機械による作業が終了した後にキャパシタが満充電状態のまま長時間放置されると、キャパシタの劣化が進行する。そこで、建設機械の既存のシステムに補助バッテリを追加するとともに、キャパシタの蓄積電力を補助バッテリに移行させる装置を追加し、ハイブリッド建設機械による作業終了時に、キャパシタの充電電圧が放電設定値よりも高い場合に、この放電設定値を超える電力分をキャパシタから補助バッテリに向けて放電させるようにしている。これによりキャパシタが満充電状態でなくなり、キャパシタの劣化が抑制されるとともに、キャパシタに蓄積された電力の一部が補助バッテリに移行されるため電気エネルギーを有効利用することができるようになる。
特開2001−203133号公報 特開2005−218285号公報
上記従来技術1では、ハイブリッド建設機械とは別体の専用の充放電装置を使用してキャパシタの放電作業を行わなければならず、ハイブリッド建設機械に車載された既存のシステムで放電作業を行うことができない。このため、キャパシタの放電作業のために多大な労力と作業時間が費やされるという問題がある。これによりキャパシタの放電作業の間、建設機械を稼動できなくなり稼動効率が悪化するという問題が発生する。
上記従来技術2に開示されたキャパシタによる電力貯蔵システムは、ハイブリッド建設機械を想定したシステムではない。仮にハイブリッド建設機械に適用するにしてもハイブリッド建設機械に搭載された既存のシステムに、新たに放電のための専用の装置を追加し組み込まなければならないという問題が発生する。
従来技術3では、ハイブリッド建設機械に搭載された既存のシステムに、補助バッテリを追加するとともに、キャパシタの蓄積電力を補助バッテリに移行させる装置を追加しなければならないという問題が発生する。また、キャパシタに蓄積された電力の一部が補助バッテリに移行されてキャパシタが満充電状態でなくなるだけであり、キャパシタの端子間電圧は依然として高電圧のままであり、補助バッテリの端子間電圧も高電圧となる。よって、蓄電装置の端子間電圧が零レベル近くになるまで放電させることはできず、メンテナンス時の安全が確保されたとはいえない。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、ハイブリッド建設機械とは別体の専用の装置を設けたり、ハイブリッド建設機械に搭載された既存のシステムに、新たに装置を追加することなく、ハイブリッド建設機械に搭載された既存のシステムをそのまま利用して、キャパシタなどの蓄電装置の端子間電圧を零レベル近くまで短時間で放電させ、それにより、メンテナンス作業を短時間で済ませ、建設機械の稼動効率を向上させるとともに、メンテナンス時の安全を確保することを解決課題とする。
第1発明は、
発電作用と電動作用を行う発電電動機と、
発電電動機が発電作用を行うことにより電力が蓄積され、あるいは蓄積された電力を放電して発電電動機に供給する蓄電装置と、
発電電動機を駆動するドライバと、
蓄電装置の端子間電圧を昇圧してドライバに供給する昇圧器であって、スイッチング素子を含んで構成された昇圧器と、
蓄電装置と昇圧器とを電気的に接続する信号線と、
信号線の途中に設けられ、定格電流を有する通電部材と
ドライバおよび昇圧器を制御するコントローラと
を含んで構成された発電電動機駆動装置に適用される蓄電装置の放電装置であって、
蓄電装置の端子間電圧を検出する電圧検出手段が
備えられるとともに、
通電部材および昇圧器を構成するスイッチング素子の定格電流と蓄電装置の内部抵抗に応じた電圧値であって、蓄電装置から信号線に定格電流が流れるときの蓄電装置の端子間電圧値が、しきい値として設定され、
コントローラは、
蓄電装置に蓄電された電力を放電させるための指示が与えられると、
蓄電装置の端子間電圧が前記しきい値に達するまでは、
昇圧器およびドライバを作動させ、発電電動機を負荷として、蓄電装置に蓄電された電力を放電させる制御を行ない、
蓄電装置の端子間電圧が前記しきい値を下回った後は、
蓄電装置の両端子が信号線を介して短絡するように、昇圧器を構成するスイッチング素子をオンすることによって、蓄電装置に蓄電された電力を放電させる制御を行なうこと
を特徴とする。
第2発明は、
発電作用と電動作用を行う発電電動機と、
発電電動機が発電作用を行うことにより電力が蓄積され、あるいは蓄積された電力を放電して発電電動機に供給する蓄電装置と、
発電電動機を駆動するドライバであって、スイッチング素子を含んで構成されたドライバと、
蓄電装置の端子間電圧を昇圧してドライバに供給する昇圧器と、
蓄電装置と昇圧器とを電気的に接続する信号線と、
信号線の途中に設けられ、定格電流を有する通電部材と
ドライバおよび昇圧器を制御するコントローラと
を含んで構成された発電電動機駆動装置に適用される蓄電装置の放電装置であって、
蓄電装置の端子間電圧を検出する電圧検出手段が
備えられるとともに、
通電部材およびドライバを構成するスイッチング素子の定格電流と蓄電装置の内部抵抗に応じた電圧値であって、蓄電装置から信号線に定格電流が流れるときの蓄電装置の端子間電圧値が、しきい値として設定され、
コントローラは、
蓄電装置に蓄電された電力を放電させるための指示が与えられると、
蓄電装置の端子間電圧が前記しきい値に達するまでは、
昇圧器およびドライバを作動させ、発電電動機を負荷として、蓄電装置に蓄電された電力を放電させる制御を行ない、
蓄電装置の端子間電圧が前記しきい値を下回った後は、
蓄電装置の両端子が信号線を介して短絡するように、ドライバを構成するスイッチング素子をオンすることによって、蓄電装置に蓄電された電力を放電させる制御を行なうこと
を特徴とする。
第3発明は、
発電作用と電動作用を行う発電電動機と、
発電電動機が発電作用を行うことにより電力が蓄積され、あるいは蓄積された電力を放電して発電電動機に供給する蓄電装置と、
発電電動機を駆動するドライバであって、スイッチング素子を含んで構成されたドライバと、
蓄電装置とドライバとを電気的に接続する信号線と、
信号線の途中に設けられ、定格電流を有する通電部材と
ドライバを制御するコントローラと
を含んで構成された発電電動機駆動装置に適用される蓄電装置の放電装置であって、
蓄電装置の端子間電圧を検出する電圧検出手段が
備えられるとともに、
通電部材およびドライバを構成するスイッチング素子の定格電流と蓄電装置の内部抵抗に応じた電圧値であって、蓄電装置から信号線に定格電流が流れるときの蓄電装置の端子間電圧値が、しきい値として設定され、
コントローラは、
蓄電装置に蓄電された電力を放電させるための指示が与えられると、
蓄電装置の端子間電圧が前記しきい値に達するまでは、
ドライバを作動させ、発電電動機を負荷として、蓄電装置に蓄電された電力を放電させる制御を行ない、
蓄電装置の端子間電圧が前記しきい値を下回った後は、
蓄電装置の両端子が信号線を介して短絡するように、ドライバを構成するスイッチング素子をオンすることによって、蓄電装置に蓄電された電力を放電させる制御を行なうこと
を特徴とする。
第4発明は、第1発明または第2発明または第3発明における発電電動機駆動装置に適用される蓄電装置の放電装置であって、
通電部材は、閉動作により電流が通電されるコンタクタまたは/およびヒューズであること
を特徴とする。
第5発明は、第1発明または第2発明または第3発明における発電電動機駆動装置に適用される蓄電装置の放電装置であって、
発電電動機駆動装置は、建設機械に搭載され、
蓄電装置は、キャパシタで構成されること
を特徴とする。
第1発明では、図1に示すように、発電電動機駆動装置2は、発電作用と電動作用を行う発電電動機20と、発電電動機20が発電作用を行うことにより電力が蓄積され、あるいは蓄積された電力を放電して発電電動機20に供給する蓄電装置30と、発電電動機20を駆動するドライバ40と、蓄電装置30の端子間電圧を昇圧してドライバ40に供給する昇圧器50であって、スイッチング素子51〜58、ダイオード151〜158、サージ吸収用キャパシタ32、33およびトランス50C(図2)を含んで構成された昇圧器50と、蓄電装置30と昇圧器50とを電気的に接続する信号線61、62と、信号線61の途中に設けられ、定格電流を有する通電部材71、72と、ドライバ40および昇圧器50を制御するコントローラ80とを含んで構成されている。
コントローラ80は、以下のように動作する。以下では、たとえば発電電動機駆動装置2がハイブリッド建設機械1に搭載されているものとする。
(通常制御時)
ハイブリッド建設機械1が作業中、コントローラ80は、図1に示す昇圧器50およびドライバ40を作動させ、発電電動機20を負荷として、蓄電装置30に蓄電された電力を充放電させる制御を行なっている。電流の流れは、図4(a)に示される。
(放電制御時)
ハイブリッド建設機械1の作業が停止して、スイッチ3が操作されると、蓄電装置30に蓄電された電力を放電させるための指示がコントローラ80に与えられる。
(放電制御の第1の制御モード)
電圧検出手段31では、蓄電装置30の端子間電圧Vcapが検出される。よって既存のシステムをそのまま利用することができる。
コントローラ80は、蓄電装置30の端子間電圧値Vcapがしきい値Vthに達するまでは、通常制御時と同様に昇圧器50およびドライバ40を作動させ、発電電動機20を負荷として、蓄電装置30に蓄電された電力を放電させる制御を行なう。しきい値Vthとは、定格電流I0と蓄電装置30の内部抵抗Rinに応じた電圧値であって、蓄電装置30から信号線61、62に定格電流I0が流れるときの蓄電装置30の端子間電圧値Vth(=I0×Rin)のことである。
これにより、蓄電装置30に蓄電された電力が徐々に放電される。仮に、蓄電装置30の端子間電圧値Vcapがしきい値Vthに達する前に、蓄電装置30の両端子30a、30bが信号線61、62を介して短絡してしまうと、通電部材71、72、スイッチング素子51、52、53、54(図4(a))に定格電流I0以上の電流が流れ、これら通電部材71、72、スイッチング素子51、52、53、54が溶着、焼損するなどして電子部品に甚大な影響を及ぼすおそれがある。このため放電電流Iが、通電部材71、72および昇圧器50を構成するスイッチング素子51、52、53、54の定格電流I0以上であるときには、発電電動機20を負荷として、蓄電装置30に蓄電された電力を放電させる制御を行ない、蓄電装置30の両端子30a、30bが信号線61、62を介して短絡しないようにしている。
(放電制御の第2の制御モード)
蓄電装置30の端子間電圧Vcapがしきい値Vthを下回った後は、図4(b)に示すように、蓄電装置30の両端子30a、30bが信号線61、62を介して短絡するように、昇圧器50を構成するスイッチング素子51、52、53、54をオンすることによって、蓄電装置30に蓄電された電力を放電させる制御を行なう。
これにより、蓄電装置30と信号線61、62と通電部材71、72とスイッチング素子51、52とからなる閉回路161、蓄電装置30と信号線61、62と通電部材71、72とスイッチング素子53、54とからなる閉回路162において矢印にて示す放電電流Iが流れ、蓄電装置30に蓄電された電力が迅速に放電され、蓄電装置30の端子間電圧が迅速に零レベル近くに達する。
以上のように本第1発明によれば、つぎのような効果を奏効する。
A1)キャパシタなどの蓄電装置30の端子間電圧が零レベル近くまで短時間で放電する。このためメンテナンス作業が短時間で済み、建設機械の稼動効率が向上する。
B1)本発明のハード構成は、図1に示すように、発電電動機20と、キャパシタなどの蓄電装置30と、ドライバ40と、昇圧器50と、信号線61、62と、コンタクタやヒューズなどの通電部材71、72と、コントローラ80であり、これらは、既存のハイブリッド建設機械1、既存の発電電動機駆動装置2に備えられているシステムの装置構成そのものである。本発明の放電制御の第1の制御モードでは、コントローラ80は、通常制御時と同様に発電電動機20を負荷として、蓄電装置30に蓄電された電力を放電させる制御を行なう。具体的には、昇圧器50を構成するスイッチング素子51、52、53、54のオン、オフを繰り返す制御を行なう。また本発明の放電制御の第2の制御モードでは、コントローラ80は、昇圧器50を構成するスイッチング素子51、52、53、54をオンする制御を行なう。よって、本発明の放電制御を実現するには、昇圧器50を構成するスイッチング素子51、52、53、54に対する指令内容を通常制御とは僅かに変えるだけでよく、コントローラ80の内部の制御アルゴリズム、プログラムなどのソフトウエアの改変だけで済む。よって従来のように、ハイブリッド建設機械1とは別体の専用の装置を設けたり、ハイブリッド建設機械1に搭載された既存のシステムに、新たに装置を追加することなく、ハイブリッド建設機械1に搭載された既存のシステムをそのまま利用してキャパシタなどの逐電装置30の放電が行えるようになる。これにより放電作業に要する人的な労力が不要となり作業時間が低減する。
C1)本発明では、放電制御の第2の制御モードを実施すると、図4(b)に示すように閉回路161、162において矢印にて示す放電電流Iが流れ、蓄電装置30に蓄電された電力が迅速に放電され、蓄電装置30の端子間電圧が迅速に零レベル近くに達する。これによりキャパシタなどの蓄電装置30の端子間電圧が確実に零レベル近くになるまで放電させることができ、メンテナンス時の安全が確保される。
第2発明では、第1発明において、図8に示すように昇圧器50を構成するスイッチング素子51、52、53、54に対して指令を与える代わりに、ドライバ40を構成するスイッチング素子41、42に対して指令が与えられて同様の制御が行なわれる。
第3発明は、昇圧器50を有しない装置構成を想定した発明である。たとえば図10に示すごとく、第2発明と同様に、ドライバ40を構成するスイッチング素子241、242に対して指令が与えられて制御が行なわれる。
第4発明では、閉動作により電流が通電されるコンタクタ71または/およびヒューズ72が通電部材である装置構成(図1)とされる。
第5発明では、発電電動機駆動装置2は、建設機械1に搭載され、蓄電装置30は、キャパシタで構成される装置構成(図1)とされる。
以下、図面を参照して発電電動機駆動装置に適用される蓄電装置の放電装置の実施の形態について説明する。なお、以下では、実施例の発電電動機駆動装置がハイブリッド方式の建設機械(本明細書では、ハイブリッド建設機械という)が搭載され、蓄電装置は、キャパシタであるとして説明する。
(第1実施例)
図1は、実施例の全体装置構成を示す。
同図1に示すように、実施例のハイブリッド建設機械1には、発電電動機駆動装置2が搭載されている。発電電動機駆動装置2は、発電作用と電動作用を行う発電電動機20と、発電電動機20が発電作用を行うことにより電力が蓄積され、あるいは蓄積された電力を放電して発電電動機20に供給するキャパシタ30と、発電電動機20を駆動するドライバ40と、キャパシタ30の端子間電圧を昇圧してドライバ40に供給する昇圧器50と、キャパシタ30と昇圧器50とを電気的に接続する信号線61、62と、信号線61の途中に設けられ、定格電流を有する通電部材であるコンタクタ71、ヒューズ72と、ドライバ40および昇圧器50を制御するコントローラ80とを含んで構成されている。
なお、実施例では、ハイブリッド建設機械1における電力負荷(作業機を駆動する電動モータ)に関連する構成は、本発明と直接関係ないので省略している。
発電電動機20の駆動軸は、エンジン10の出力軸に連結されている。
電圧検出手段としての電圧センサ31は、キャパシタ30の端子間電圧Vcapを検出する。
コンタクタ71は、エンジンキースイッチが投入されることにより、閉じられ、信号線61が導通状態となる。
コントローラ80は、通常制御部81と放電制御部82とを備えている。電圧センサ31の検出信号は、コントローラ80に入力される。
スイッチ3は、後述する放電制御を指示するために設けられている。スイッチ3が操作されると、放電制御を指示するための信号がコントローラ80に入力される。
発電電動機20は、たとえばSR(Swiched Reluctanse)モータが使用される。信号線61には、発電電動機20のコイルを励磁する励磁電源65のプラス端子が電気的に接続されている。
ドライバ40は、発電電動機20を駆動するインバータで構成されている。
コンタクタ71は、閉動作により通電される。すなわちコンタクタ71は、エンジンキースイッチが投入されることにより、閉じられ、自己が通電状態になるとともに信号線61が導通状態となる。
昇圧器50は、キャパシタ30の充電電圧を昇圧して信号線91、92に昇圧された電圧を印加する。昇圧器50の出力電圧は、信号線91、92を介してト゛ライバ40に供給される。信号線91、92には、波形整形用のドライバ用コンデンサ95の各端子がそれぞれ電気的に接続されている。
昇圧器50は、後述するように、たとえばACリンク双方向DC-DCコンバータで構成されている。
エンジン10の回転数、つまり発電電動機20の回転数は、コントローラ80によって制御される。コントローラ80は、エンジン10に対してエンジン10を所定の回転数で回転させるための回転数指令を与える。
発電電動機20のトルクは、コントローラ80によって制御される。コントローラ80は、ドライバ40に対して発電電動機20を所定のトルクで駆動させるためのトルク指令を与える。
発電電動機20は、ドライバ40によってトルク制御される。ドライバ40に対して負(−)極性のトルク指令が与えられると、ドライバ40は発電電動機20が発電機として作動するように制御する。すなわちエンジン10で発生した出力トルクの一部は、発電電動機20の駆動軸に伝達されてエンジン10のトルクを吸収して発電が行われる。そして発電電動機20で発生した電力は、発電インバータとしてのドライバ40で変換されて信号線91、92に供給される。信号線91、92に供給された直流電力は、昇圧器50を介してキャパシタ30に供給され、キャパシタ30に電力が蓄積される。
また、ドライバ40に対して正(+)極性のトルク指令が与えられると、ドライバ40は発電電動機20が電動機として作動するように制御する。すなわちキャパシタ30に蓄積された電力は、信号線61、62、昇圧器50、信号線91、92を介して、発電インバータとしてのドライバ40で変換されて発電電動機20に供給され、発電電動機20の駆動軸を回転作動させる。これにより発電電動機20でトルクが発生し、このトルクは、発電電動機20の駆動軸からエンジン出力軸に伝達されて、エンジン10の出力トルクに加算される。ドライバ40は、発電電動機20に適合する所望の電圧、周波数、相数の電力に変換して発電電動機20に供給する。
発電電動機20の発電量(吸収トルク量)、電動量(アシスト量;発生トルク量)は、上記トルク指令の内容に応じて変化する。
こうしてキャパシタ30には、発電電動機20が発電作用した場合に発電した電力が蓄積される。またキャパシタ30は、キャパシタ30に蓄積された電力を発電電動機20に供給する。
図2は、実施例の昇圧器50の構成を示したものである。
昇圧器50は、低圧側インバータ50Aと、高圧側インバータ50Bと、低圧側インバータ50Aと高圧側インバータ50Bとを相互にACリンクにより電気的に接続するトランス50Cとを備えて構成されている。
低圧側インバータ50Aと、高圧側インバータ50Bは、低圧側インバータ50Aの正極と高圧側インバータ50Bの負極とが加極性となるように電気的に直列接続されている。
低圧側インバータ50Aは、トランス50Cのコイル50dにブリッジ接続された4つのスイッチング素子51、52、53、54と、スイッチング素子51、52、53、54それぞれに並列に極性が逆向きに接続されたダイオード151、152、153、154を含んで構成されている。スイッチング素子51、52、53、54は、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)で構成されている。スイッチング素子51、52、53、54は、ゲートにスイッチング信号が印加されることによりオンされ、正極から負極に電流が流れる。
キャパシタ30のプラス端子30aは、信号線61を介してスイッチング素子51の正極に電気的に接続されている。スイッチング素子51の負極はスイッチング素子52の正極に電気的に接続されている。スイッチング素子52の負極は、信号線62を介してキャパシタ30のマイナス端子30bに電気的に接続されている。
キャパシタ30、信号線61、ヒューズ72、コンタクタ71、スイッチング素子51、52、信号線62からなる回路は、後述するように「放電制御時に放電電流が流れる閉回路」161(破線にて示す)を構成している。
同様に、キャパシタ30のプラス端子30aは、信号線61を介してスイッチング素子53の正極に電気的に接続されている。スイッチング素子53の負極はスイッチング素子54の正極に電気的に接続されている。スイッチング素子54の負極は、信号線62を介してキャパシタ30のマイナス端子30bに電気的に接続されている。
キャパシタ30、信号線61、ヒューズ72、コンタクタ71、スイッチング素子53、54、信号線62からなる回路は、後述するように「放電制御時に放電電流が流れる閉回路」162(破線にて示す)を構成している。
キャパシタ30と並列になるように、信号線61、62には、サージ吸収用のキャパシタ32のプラス端子32a、32bがそれぞれ接続されている。
スイッチング素子51の負極(ダイオード151の正極)およびスイッチング素子52の正極(ダイオード152の負極)は、トランス50Cのコイル50dの一方の端子に接続されているとともに、スイッチング素子53の負極(ダイオード153の正極)およびスイッチング素子54の正極(ダイオード154の負極)は、トランス50Cのコイル50dの他方の端子に接続されている。
スイッチング素子52の負極(ダイオード152の正極)およびスイッチング素子54の負極(ダイオード154の正極)、つまり信号線62、キャパシタ30のマイナス端子30bは、信号線92を介してドライバ40に電気的に接続されている。
高圧側インバータ50Bは、トランス50Cのコイル50eにブリッジ接続された4つのスイッチング素子55、56、57、58と、スイッチング素子55、56、57、58それぞれに並列に極性が逆向きに接続されたダイオード155、156、157、158を含んで構成されている。スイッチング素子55、56、57、58は、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)で構成されている。スイッチング素子55、56、57、58は、ゲートにスイッチング信号が印加されることによりオンされ、正極から負極に電流が流れる。
スイッチング素子55、57の正極は、信号線91を介してドライバ40に電気的に接続されている。スイッチング素子55の負極はスイッチング素子56の正極に電気的に接続されている。スイッチング素子57の負極はスイッチング素子58の正極に電気的に接続されている。スイッチング素子56、58の負極は、信号線61、つまり低圧側インバータ50Aのスイッチング素子51、53の正極に電気的に接続されている。
低圧側インバータ50Aと同様に、スイッチング素子55、56およびスイッチング素子57、58それぞれに並列に、サージ吸収用キャパシタ33が電気的に接続されている。
スイッチング素子55の負極(ダイオード155の正極)およびスイッチング素子56の正極(ダイオード156の負極)は、トランス50Cのコイル50eの一方の端子に電気的に接続されているとともに、スイッチング素子57の負極(ダイオード157の正極)およびスイッチング素子58の正極(ダイオード158の負極)は、トランス50Cのコイル50eの他方の端子に電気的に接続されている。
図3は、実施例のドライバ40の構成を示したものである。
すなわち、ドライバ40は、発電電動機20の各コイル毎に設けられたインバータ回路40A、40B、40Cから構成されている。
インバータ回路40Aは、信号線91に正極が電気的に接続されたスイッチング素子41とこのスイッチング素子41に並列に極性が逆向きに接続されたダイオード141と、信号線91に負極が電気的に接続されたダイオード43と、信号線92に負極が電気的に接続されたスイッチング素子42とこのスイッチング素子42に並列に極性が逆向きに電気的に接続されたダイオード142と、信号線92に正極が接続されたダイオード44とを含んで構成されている。
スイッチング素子41の負極(ダイオード141の正極)は、ダイオード44の負極に電気的に接続されており、これらスイッチング素子41の負極(ダイオード141の正極)およびダイオード44の負極は、発電電動機20のコイル20Aの一方の端子に電気的に接続されている。
スイッチング素子42の正極(ダイオード142の負極)は、ダイオード43の正極に電気的に接続されており、これらスイッチング素子42の正極(ダイオード142の負極)およびダイオード43の正極は、発電電動機20のコイル20Aの他方の端子に電気的に接続されている。
他のインバータ回路40B、40Cについても上記インバータ回路40Aと同様に構成されている。
以下、上述した実施例装置の動作について説明する。
(昇圧器を放電制御する場合)
なお、以下では、通常制御時に、発電電動機20が電動作用をする運転状態で駆動されていることを想定して説明する。通常制御時には、ハイブリッド建設機械1の作業機(図示せず)が作動して作業が行なわれ、放電制御時には、ハイブリッド建設機械1のメンテナンスを行うためにキャパシタ30が零レベル近くの電圧値まで放電される。
(通常制御時)
ハイブリッド建設機械1が作業中、コントローラ80の通常制御部81は、通常制御を実行する。すなわち、コントローラ80の通常制御部81は、昇圧器50およびドライバ40を作動させ、発電電動機20を負荷として、キャパシタ30に蓄電された電力を放電させる制御を行なう。具体的には、昇圧器50の低圧側インバータ50Aでは、「スイッチング素子51、54が同時にオンするとともにスイッチング素子52、53が同時にオフする動作」と、「スイッチング素子51、54が同時にオフするとともにスイッチング素子52、53が同時にオンする動作」が繰り返し所定の周期で行なわれる。なお、昇圧器50の高圧側インバータ50Bでは、「スイッチング素子55、58が同時にオンするとともにスイッチング素子56、57が同時にオフする動作」と、「スイッチング素子55、58が同時にオフするとともにスイッチング素子56、57が同時にオンする動作」が繰り返し所定の周期で行なわれる。これによりキャパシタ30の両端30a、30bの電圧値Vcapが昇圧されて、信号線91、92間に出力電圧Vcnvとして印加される。この昇圧器50の出力電圧Vcnvは、ドライバ40により変換されて発電電動機20に印加され、発電電動機20が電動作用する。
通常制御時における昇圧器50の低圧側インバータ50Aの回路中の電流の流れを図4(a)に矢印にて示す。通常制御時には、同図4(a)に示すように、昇圧器50の低圧側インバータ50Aを構成するスイッチング素子51、52、53、54のオン、オフを繰り返す制御が行なわれ、キャパシタ30の両端子30a、30bが信号線61、62を介して短絡しないようになされる。
図5は、放電制御時の処理手順を示すフローチャートである。以下では、この図5を併せ参照して説明する。
(放電制御時)
ハイブリッド建設機械1の作業が停止したとする。サービスマンは、ハイブリッド建設機械1のメンテナンスを実施するためにスイッチ3を操作する。スイッチ3が操作されると、放電制御を実行させるための指示、つまりキャパシタ30に蓄積された電荷を抜き、キャパシタ30の両端子30a、30b間の電圧値Vcapを零レベル近くの電圧値Vcap0にするための指示がコントローラ80に入力される(ステップ201)。
上記放電制御の指示が入力されると、コントローラ80の放電制御部82は、以下の放電制御を実行する。
(放電制御の第1の制御モード)
コントローラ80は、放電電流Iが、コンタクタ71、ヒューズ72および昇圧器50の低圧側インバータ50Aを構成するスイッチング素子51、52、53、54の定格電流I0以上であるときには、つまり後述するようにキャパシタ30の端子間電圧値Vcapがしきい値Vthに達するまでは(ステップ203の判断NO)、コントローラ80は、通常制御時と同様に図4(a)に示すように、昇圧器50およびドライバ40を作動させ、発電電動機20を負荷として、キャパシタ30に蓄電された電力を放電させる制御(放電制御の第1の制御モード)を行なう。具体的には、昇圧器50の低圧側インバータ50Aを構成するスイッチング素子51、52、53、54のオン、オフを繰り返す制御が行われ、キャパシタ30の両端子30a、30bが信号線61、62を介して短絡しないようになされる。
すなわち、昇圧器50の低圧側インバータ50Aでは、図4(a)に示すように、通常制御時と同様に「スイッチング素子51、54が同時にオンするとともにスイッチング素子52、53が同時にオフする動作」と、「スイッチング素子51、54が同時にオフするとともにスイッチング素子52、53が同時にオンする動作」が繰り返し行なわれる。なお、昇圧器50の高圧側インバータ50Bでは、「スイッチング素子55、58が同時にオンするとともにスイッチング素子56、57が同時にオフする動作」と、「スイッチング素子55、58が同時にオフするとともにスイッチング素子56、57が同時にオンする動作」が繰り返し行なわれる。これによりキャパシタ30の両端30a、30bの電圧値Vcapが昇圧されて、信号線91、92間に出力電圧Vcnvとして印加される。この昇圧器50の出力電圧Vcnvは、ドライバ40によりに変換されて発電電動機20に印加され、発電電動機20が電動作用する。これによりキャパシタ30に蓄電された電力が徐々に放電される。
放電制御の第1の制御モードでは、通常制御時と同様に、昇圧器50の低圧側インバータ50Aの回路中の電流iの流れは、図4(a)に矢印にて示すごとくなる。電流iは、トランス50Cのコイル(インダクタンスL)50dに流れ込むことで、電圧V=Ldi/dtで表されるように制限される。このように放電制御の第1の制御モードでは、通常制御時と同様に、図4(a)に示すように、キャパシタ30の両端子30a、30bが信号線61、62を介して短絡しないように、昇圧器50の低圧側インバータ50Aを構成するスイッチング素子51、52、53、54のオン、オフを繰り返す制御が行なわれる(ステップ202)。
ステップ203における判断の目安となる「コンタクタ71、ヒューズ72および昇圧器50の低圧側インバータ50Aを構成するスイッチング素子51、52、53、54の定格電流I0」とは、コンタクタ71、ヒューズ72、昇圧器50の低圧側インバータ50Aを構成するスイッチング素子51、52、53、54の各定格電流値の中で最も低い定格電流値の意味で使用する。つまり、定格電流I0とは、その定格電流I0を下回る電流を、これらコンタクタ71、ヒューズ72、昇圧器50の低圧側インバータ50Aを構成するスイッチング素子51、52、53、54に通電させた場合、いずれの電子部品についても焼損等が生じない電流値のことである。
ここで、キャパシタ30の内部抵抗をRinとすると、キャパシタ30の端子間電圧がVcapのときにキャパシタ30の両端子30a、30bを短絡させたとしても、信号線61、62には、RinとVcapで定まる放電電流I(=Vcap/Rin)を超えた電流は流れない。
仮に、放電電流I(=Vcap/Rin)が、コンタクタ71、ヒューズ72および昇圧器50の低圧側インバータ50Aを構成するスイッチング素子51、52、53、54の定格電流I0以上であるときに、キャパシタ30の両端子30a、30bが信号線61、62を介して短絡してしまうと、これらコンタクタ71、ヒューズ72、スイッチング素子51、52、53、54に定格電流I0以上の電流が流れ、これらコンタクタ71、ヒューズ72、スイッチング素子51、52、53、54が溶着、焼損するなどして電子部品に甚大な影響を及ぼすおそれがある。このため放電電流Iが、コンタクタ71、ヒューズ72および昇圧器50の低圧側インバータ50Aを構成するスイッチング素子51、52、53、54の定格電流I0以上であるときには、キャパシタ30の両端子30a、30bが信号線61、62を介して短絡しないように、昇圧器50の低圧側インバータ50Aを構成するスイッチング素子51、52、53、54のオン、オフを繰り返す制御を行なうようにしている。
本実施例では、「放電電流Iが、定格電流I0以上であるか下回っているか」の判断は、キャパシタ30の端子間電圧値Vcapの大きさを判断するしきい値Vthによって行われる。すなわち、定格電流I0とキャパシタ30の内部抵抗Rinに応じた電圧値であって、キャパシタ30から信号線61、62に定格電流I0が流れるときのキャパシタ30の端子間電圧値が、しきい値Vth(=I0×Rin)として設定される。キャパシタ30の端子間電圧値Vcapがしきい値Vthを下回っているときに、キャパシタ30の両端子30a、30bを信号線61、62を介して短絡させても、コンタクタ71、ヒューズ72、スイッチング素子51、52、53、54に定格電流I0以上の放電電流Iは流れず、これら電子部品が焼損等することはない。
本実施例では、電圧センサ31でキャパシタ30の端子間電圧Vcapが検出され、この端子間電圧Vcapがしきい値Vth(=I0×Rin)以上であるか否かによって、「放電電流Iが、定格電流I0以上であるか下回っているか」が判断される(ステップ203)。
図6は、放電制御時においてキャパシタ30の端子間電圧値Vcapと昇圧器50の出力電圧Vcnvが時間tとともに変化する様子を一例として示す。時刻τ0からτ1まで放電制御の第1の制御モードが実行され、時刻τ1でキャパシタ30の端子間電圧値Vcapがしきい値Vthを下回り、以後、後述する放電制御の第2の制御モードが開始される。
図7は、実施例に対する比較例であり、時刻τ0〜τ1間および時刻τ1以降も(キャパシタ30の端子間電圧値Vcapがしきい値Vth(=I0×Rin)を下回ってからも)、放電制御の第1の制御モードを継続して実行した場合のキャパシタ30の端子間電圧値Vcapおよび昇圧器50の出力電圧Vcnvの時間変化を示す。
実施例では、放電制御の第1の制御は、発電電動機20を定電流制御することにより行われる。図6、図7は、発電電動機20に供給される電流が定電流となるように制御した場合の電圧変化を例示している。
図7をみてわかるように、発電電動機20に供給される電流が定電流となるように制御しようと試みても、定電流に制御することはできず、キャパシタ30の端子間電圧値Vcapが零レベル近くの電圧値Vcap0に到達するまでには相当の時間がかかる。また、キャパシタ30の端子間電圧値Vcapが低電圧になるほど電圧低下の速度が遅くなるという問題もある。
そこで、本実施例では、キャパシタ30の蓄積電力の放電開始から、端子間電圧値Vcapが零レベル近くの電圧値Vcap0に到達するまでの時間を短縮するために 下記の第2の制御モードを実行する。なお、「零レベル近くの電圧値Vcap0」とは、キャパシタ30の極板に蓄積された電荷量がほとんど零であるとみなせる電圧値、あるいはメンテナンス作業時に安全にキャパシタ30を取り扱うことができる電圧値、あるいは法令で定められている危険電圧値よりも低い電圧値として設定することができる。
(放電制御の第2の制御モード)
コントローラ80は、放電電流Iが、コンタクタ71、ヒューズ72および昇圧器50の低圧側インバータ50Aを構成するスイッチング素子51、52、53、54の定格電流I0を下回ったとき、つまり、キャパシタ30の端子間電圧値Vcapがしきい値Vthを下回ったとき(ステップ203の判断YES)に、上記の第1の制御モードを終了して(ステップ204)、キャパシタ30の両端子30a、30bが信号線61、62を介して短絡するように、昇圧器50の低圧側インバータ50Aを構成するスイッチング素子51、52、53、54をオンする制御(放電制御の第2の制御モード)を行なう。
すなわち、具体的には、昇圧器50の低圧側インバータ50Aでは、図4(b)に示すように、「スイッチング素子51、52、53、54を同時に継続してオフする動作」が行なわれる。
放電制御の第2の制御モードでは、昇圧器50の低圧側インバータ50Aの回路中の電流Iの流れは、図4(b)に矢印にて示すごとくなる。キャパシタ30、信号線61、ヒューズ72、コンタクタ71、スイッチング素子51、52、信号線62からなる閉回路161に放電電流Iが流れるとともに、キャパシタ30、信号線61、ヒューズ72、コンタクタ71、スイッチング素子53、54、信号線62からなる閉回路162に放電電流Iが流れる。これにより図6に示すように、キャパシタ30に蓄電された電力が極めて迅速に放電され、キャパシタ30の端子間電圧Vcapが迅速に零レベル近くの電圧値Vcap0に達する。図6と図7を対比してわかるように本実施例は比較例に比べて、キャパシタ30の蓄積電力の放電開始から、端子間電圧値Vcapが零レベル近くの電圧値Vcap0に到達するまでの時間が大幅に短縮されているのがわかる。しかも本実施例では、キャパシタ30の端子間電圧値Vcapがしきい値Vthを下回ったときに、第2の制御モードに移行して、キャパシタ30の両端子30a、30bを信号線61、62を介して短絡させるようにしているため、コンタクタ71、ヒューズ72、スイッチング素子51、52、53、54に定格電流I0以上の放電電流Iは流れず、これら電子部品が焼損等することを防止できる(ステップ205)。
ただし、キャパシタ30の端子間電圧値Vcapが零レベル近くの電圧値Vcap0に到達して直ぐに第2の制御モードを終了すると、戻り電圧現象により、キャパシタ30の極板に蓄積される電荷が増加して、時間の経過とともに電圧値Vcapが零レベル近くの電圧値Vcap0を上回るおそれがある。
そこで、本実施例では、電圧センサ31で検出されるキャパシタ30の端子間電圧値Vcapが零レベル近くの電圧値Vcap0に到達した場合に(ステップ206の判断YES)、その時点から所定時間Δtの間、放電制御の第2の制御モードを継続し(ステップ207)、所定時間Δt経過後、放電制御の第2の制御モードを終了させるようにしている(ステップ208)。これにより戻り電圧現象が抑制され、確実にキャパシタ30の端子間電圧値Vcapを零レベル近くの電圧値Vcap0にすることができる。なお、放電制御の第2の制御モードを継続するための時間Δtは、実験等により、第2の制御モード停止後にキャパシタ30に蓄積される電荷が増加しないような時間として求めればよい。
上述した実施例に対しては種々の変形した実施が可能である。
(第2実施例)
上述の実施例では、発電電動機20はSRモータであるとしているが、他の種類のモータ、たとえばPM(Permanent Magnetic)モータを使用してもよい。
(第3実施例)
また、上述した実施例では、コンタクタ71、ヒューズ72の定格電流を考慮するものとして説明したが、これらは定格電流を有する通電部材の一例であり、コンタクタ71、ヒューズ72以外に定格電流を有する通電部材がある構成では、その通電部材を考慮して定格電流I0を定めることができる。また当然、コンタクタ71、ヒューズ72のうちいずれか1つしかない構成に対しては、コンタクタ71またはヒューズ72のいずれかを考慮して定格電流I0を定めることができる。
(第4実施例)
また、上述した実施例では、放電制御の第2の制御モードのときに、昇圧器50の低圧側インバータ50Aを構成する全てのスイッチング素子51、52、53、54を継続してオンする制御を行なう(図4(b))ようにしているが、これは制御の一例である。
要するに、図4(b)に示す閉回路161、162のうち少なくともいずれか一方の閉回路に放電電流Iを流すことができればよく、放電制御の第2の制御モードのときに、昇圧器50の低圧側インバータ50Aを構成するスイッチング素子51、52のみを継続してオンする制御を行ない、閉回路161のみに放電電流Iを流すようにしてもよく、また放電制御の第2の制御モードのときに、昇圧器50の低圧側インバータ50Aを構成するスイッチング素子53、54のみを継続してオンする制御を行ない、閉回路162のみに放電電流Iを流すようにしてもよい。
(第5実施例)
また、上述した実施例では、昇圧器50を構成するスイッチング素子51、52、53、54に対して指令を与えてキャパシタ30の両端子30a、30bを短絡させるようにしているが、これは一例である。昇圧器50を構成するスイッチング素子51、52、53、54に対して指令を与える代わりに、ドライバ40を構成するスイッチング素子41、42に対して指令を与えることで、キャパシタ30の両端子30a、30bを短絡させる実施も可能である。
この場合、放電制御の第1の制御モードでは、コントローラ80は、通常制御時と同様に、昇圧器50およびドライバ40を作動させ、発電電動機20を負荷として、キャパシタ30に蓄電された電力を放電させる制御を行なう。ただし、昇圧器50のスイッチング素子と、ドライバ40を構成するスイッチング素子41、42のオン、オフを繰り返す制御を行なうことで、これを実現する。このときキャパシタ30の両端子30a、30bは短絡することなく、キャパシタ30に蓄積された電力が徐々に放電される。
図8は、放電制御の第2の制御モードにおける電流の流れを示している。
放電制御の第2の制御モードでは、コントローラ80は、キャパシタ30の両端子30a、30bが信号線61、62を介して短絡するように、ドライバ40を構成するスイッチング素子41、42をオンする制御(放電制御の第2の制御モード)を行なう。
このとき電流Iの流れは、図8に矢印に示すごとくなり、キャパシタ30、信号線61、ヒューズ72、コンタクタ71、ダイオード156、ダイオード155、信号線91、スイッチング素子41、コイル20A、スイッチング素子42、信号線92、信号線62からなる閉回路163に放電電流Iが流れ、キャパシタ30に蓄積された電力が迅速に放電される。ただし、本実施例の場合、発電電動機20は、SRモータであることが望ましいが、PMモータで構成してもよい。
(第6実施例)
また、上述した実施例では、図4(b)に例示したように、放電制御の第2の制御モード時に放電電流Iが流れる閉回路は、2つのスイッチング素子51、52を有している閉回路161あるいは2つのスイッチング素子53、54を有している閉回路162であることを前提として説明した。しかし、図9に示すように、放電電流Iが流れる閉回路が、1つのスイッチング素子251を有している閉回路164となる場合もある。
図9は、発電電動機駆動装置2の一部の構成を概略的に示したものである。図9では、昇圧器50の構成の一部を本発明に係る部分のみ省略的に図示している。昇圧器50は、2つのスイッチング素子251を備えている。
この場合、放電制御の第1の制御モードでは、コントローラ80は、通常制御時と同様に昇圧器50およびドライバ40を作動させ、発電電動機20を負荷として、キャパシタ30に蓄電された電力を放電させる制御を行なう。すなわち、昇圧器50を構成するスイッチング素子251のオン、オフを繰り返す制御を行なう。このときキャパシタ30の両端子30a、30bは短絡することなく、キャパシタ30に蓄積された電力が徐々に放電される。
放電制御の第2の制御モードでは、コントローラ80は、昇圧器50を構成するスイッチング素子251をオンする制御を行なう。このとき電流Iの流れは、図9に矢印に示すごとくなり、キャパシタ30、信号線61、コンタクタやヒューズなどの通電部材70、インダクタ252、スイッチング素子251、信号線62からなる閉回路164、つまり1つのスイッチング素子251を有する閉回路164に放電電流Iが流れ、キャパシタ30に蓄積された電力が迅速に放電される。また同閉路164において、通電部材70およびスイッチング素子251の定格電流I0以上の放電電流Iは流れないため、これら通電部材70およびスイッチング素子251の焼損等を防止できる。
(第7実施例)
上述した実施例では、昇圧器50とドライバ40がともに備えられている装置構成を前提として説明した。しかし、発電電動機駆動装置2の種類によっては、昇圧器50を備えておらず、キャパシタ30がドライバ40に信号線を介して直接電気的に接続されている構成のものもある。この場合、上述の第5実施例と同様に、ドライバ40を構成するスイッチング素子に対して同様の指令を与えて、同様の放電制御を行なえばよい。
図10は、昇圧器を備えておらずキャパシタ30がドライバ40に信号線61、62を介して直接電気的に接続されている発電電動機駆動装置2の一部の構成を概略的に示したものである。ドライバ40については、本発明に係る構成部分のみ省略的に図示している。
この場合、放電制御の第1の制御モードでは、コントローラ80は、通常制御時と同様に、ドライバ40を作動させ、発電電動機20を負荷として、キャパシタ30に蓄電された電力を放電させる制御を行なう。すなわち、ドライバ40を構成するスイッチング素子241、242のオン、オフを繰り返す制御を行なう。このときキャパシタ30の両端子30a、30bは短絡することなく、キャパシタ30に蓄積された電力が徐々に放電される。
放電制御の第2の制御モードでは、コントローラ80は、ドライバ40を構成するスイッチング素子241、242をオンする制御を行なう。このとき電流Iの流れは、図10に矢印に示すごとくなり、キャパシタ30、信号線61、コンタクタやヒューズなどの通電部材70、スイッチング素子241、242、信号線62からなる閉回路165に放電電流Iが流れ、キャパシタ30に蓄積された電力が迅速に放電される。また同閉回路165において、通電部材70およびスイッチング素子241、242の定格電流I0以上の放電電流Iは流れないため、これら通電部材70およびスイッチング素子241、242の焼損等を防止できる。
実施形態では、発電電動機駆動装置2は、ハイブリッド建設機械1に搭載されるものとし、キャパシタ30を放電制御する場合を想定して説明した。しかし、本発明としては、発電電動機駆動装置2を、建設機械に限らず任意の輸送用機械、任意の産業機械に搭載してもよい。また、将来にわたってキャパシタとは異なる、大電力を充放電可能な蓄電装置が開発されたならば、その蓄電装置に本発明を適用する実施も可能である。
図1は、実施例の全体装置構成を示す図である。 図2は、実施例の昇圧器の構成を示した図である。 図3は、実施例のドライバの構成を示した図である。 図4(a)は、放電制御の第1の制御モードの動作を説明する図で、図4(b)は、放電制御の第2の制御モードの動作を説明する図である。 図5は、放電制御時の処理手順を示すフローチャートである。 図6は、放電制御時においてキャパシタの端子間電圧値と昇圧器の出力電圧が時間とともに変化する様子を一例として示した図である。 図7は、図6の実施例に対する比較例であり、放電制御の第1の制御モードを継続して実行した場合のキャパシタの端子間電圧値および昇圧器の出力電圧の時間変化を示した図である。 図8は、ドライバのスイッチング素子に対して指令を与えて放電制御の第2の制御モードを実行した場合における電流の流れを示した図である。 図9は、1つのスイッチング素子を有する閉回路に放電電流が流れるような回路構成の昇圧器の構成の一部を示した図である。 図10は、昇圧器を備えておらずキャパシタがドライバに信号線を介して直接電気的に接続されている発電電動機駆動装置の一部の構成を概略的に示した図で、ドライバの構成の一部を示した図である。
符号の説明
1 ハイブリッド建設機械、2 発電電動機駆動装置、3 スイッチ、10 エンジン、20 発電電動機、30 蓄電装置(キャパシタ)、40 ドライバ、50 昇圧器、51、52、53、54 スイッチング素子、61、62 信号線、70 通電部材、71 コンタクタ、72 ヒューズ、80 コントローラ

Claims (5)

  1. 発電作用と電動作用を行う発電電動機と、
    発電電動機が発電作用を行うことにより電力が蓄積され、あるいは蓄積された電力を放電して発電電動機に供給する蓄電装置と、
    発電電動機を駆動するドライバと、
    蓄電装置の端子間電圧を昇圧してドライバに供給する昇圧器であって、スイッチング素子を含んで構成された昇圧器と、
    蓄電装置と昇圧器とを電気的に接続する信号線と、
    信号線の途中に設けられ、定格電流を有する通電部材と
    ドライバおよび昇圧器を制御するコントローラと
    を含んで構成された発電電動機駆動装置に適用される蓄電装置の放電装置であって、
    蓄電装置の端子間電圧を検出する電圧検出手段が
    備えられるとともに、
    通電部材および昇圧器を構成するスイッチング素子の定格電流と蓄電装置の内部抵抗に応じた電圧値であって、蓄電装置から信号線に定格電流が流れるときの蓄電装置の端子間電圧値が、しきい値として設定され、
    コントローラは、
    蓄電装置に蓄電された電力を放電させるための指示が与えられると、
    蓄電装置の端子間電圧が前記しきい値に達するまでは、
    昇圧器およびドライバを作動させ、発電電動機を負荷として、蓄電装置に蓄電された電力を放電させる制御を行ない、
    蓄電装置の端子間電圧が前記しきい値を下回った後は、
    蓄電装置の両端子が信号線を介して短絡するように、昇圧器を構成するスイッチング素子をオンすることによって、蓄電装置に蓄電された電力を放電させる制御を行なうこと
    を特徴とする発電電動機駆動装置に適用される蓄電装置の放電装置。
  2. 発電作用と電動作用を行う発電電動機と、
    発電電動機が発電作用を行うことにより電力が蓄積され、あるいは蓄積された電力を放電して発電電動機に供給する蓄電装置と、
    発電電動機を駆動するドライバであって、スイッチング素子を含んで構成されたドライバと、
    蓄電装置の端子間電圧を昇圧してドライバに供給する昇圧器と、
    蓄電装置と昇圧器とを電気的に接続する信号線と、
    信号線の途中に設けられ、定格電流を有する通電部材と
    ドライバおよび昇圧器を制御するコントローラと
    を含んで構成された発電電動機駆動装置に適用される蓄電装置の放電装置であって、
    蓄電装置の端子間電圧を検出する電圧検出手段が
    備えられるとともに、
    通電部材およびドライバを構成するスイッチング素子の定格電流と蓄電装置の内部抵抗に応じた電圧値であって、蓄電装置から信号線に定格電流が流れるときの蓄電装置の端子間電圧値が、しきい値として設定され、
    コントローラは、
    蓄電装置に蓄電された電力を放電させるための指示が与えられると、
    蓄電装置の端子間電圧が前記しきい値に達するまでは、
    昇圧器およびドライバを作動させ、発電電動機を負荷として、蓄電装置に蓄電された電力を放電させる制御を行ない、
    蓄電装置の端子間電圧が前記しきい値を下回った後は、
    蓄電装置の両端子が信号線を介して短絡するように、ドライバを構成するスイッチング素子をオンすることによって、蓄電装置に蓄電された電力を放電させる制御を行なうこと
    を特徴とする発電電動機駆動装置に適用される蓄電装置の放電装置。
  3. 発電作用と電動作用を行う発電電動機と、
    発電電動機が発電作用を行うことにより電力が蓄積され、あるいは蓄積された電力を放電して発電電動機に供給する蓄電装置と、
    発電電動機を駆動するドライバであって、スイッチング素子を含んで構成されたドライバと、
    蓄電装置とドライバとを電気的に接続する信号線と、
    信号線の途中に設けられ、定格電流を有する通電部材と
    ドライバを制御するコントローラと
    を含んで構成された発電電動機駆動装置に適用される蓄電装置の放電装置であって、
    蓄電装置の端子間電圧を検出する電圧検出手段が
    備えられるとともに、
    通電部材およびドライバを構成するスイッチング素子の定格電流と蓄電装置の内部抵抗に応じた電圧値であって、蓄電装置から信号線に定格電流が流れるときの蓄電装置の端子間電圧値が、しきい値として設定され、
    コントローラは、
    蓄電装置に蓄電された電力を放電させるための指示が与えられると、
    蓄電装置の端子間電圧が前記しきい値に達するまでは、
    ドライバを作動させ、発電電動機を負荷として、蓄電装置に蓄電された電力を放電させる制御を行ない、
    蓄電装置の端子間電圧が前記しきい値を下回った後は、
    蓄電装置の両端子が信号線を介して短絡するように、ドライバを構成するスイッチング素子をオンすることによって、蓄電装置に蓄電された電力を放電させる制御を行なうこと
    を特徴とする発電電動機駆動装置に適用される蓄電装置の放電装置。
  4. 請求項1または2または3における発電電動機駆動装置に適用される蓄電装置の放電装置であって、
    通電部材は、閉動作により電流が通電されるコンタクタまたは/およびヒューズであること
    を特徴とする発電電動機駆動装置に適用される蓄電装置の放電装置。
  5. 請求項1または2または3における発電電動機駆動装置に適用される蓄電装置の放電装置であって、
    発電電動機駆動装置は、建設機械に搭載され、
    蓄電装置は、キャパシタで構成されること
    を特徴とする発電電動機駆動装置に適用される蓄電装置の放電装置。
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