JP2009267447A - 通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】データ通信機能付きの通話装置等を介して、受信した写真をプリンタに印刷しようと思っても、機械の操作に不慣れなお年よりにとっては、所望の画像データがどこに保存されているのかを見つけることが困難であった。
【解決手段】通話中に所定のトリガをきっかけとして通話を録音して音声ファイルとして保存するアダプタ装置1000とハンドセット2000等からなる通信システムにおいて、作成された音声ファイルから通話中に操作したファイルへの関連付け情報を、該音声ファイルに付随する属性情報として生成するようにした。これにより、受信して保存したデータを容易に見つけ出すことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、通話を行いながらデータの送受信を行うことが可能な通信システムに関する。
近年、インターネットを介して遠隔地と通話を行うインターネット電話や、音声と共に映像の送受信を行うインターネットテレビ電話製品が登場している。このような製品では、アナログ電話とは異なり、通話と同時にデジタルデータを送受信することが可能である。例えば、マイク付きヘッドセットで通話を行いながら、デジタルカメラで撮影した静止画像をファイル転送し、受信側では受信した静止画像を画面に表示したりファイルに保存したりすることが可能である。
具体的には、データ通信機能付きの通話装置を使用することにより、例えば、遠隔地に住むおじいちゃんの家に孫がインターネット電話をかけ、会話をしながら、デジタルカメラで撮影した運動会の写真を送ってあげるというような利用シーンが可能である。
このようなインターネット電話やテレビ電話においては、通話を録音する技術や、通話履歴を作成する技術、あるいは、テレビ会議中のテレビ画面と通話を保存し、後から会議を再現する技術が複数提案されている。
例えば、特許文献1では、録音した通話を音声認識技術によりテキストデータに変換し、変換したテキストデータをキーワード検索することにより、通話履歴を検索する技術が示されている。また特許文献2では、テレビ会議中に動画として表示される自画像又は相手画像をユーザが選択し、選択した瞬間の映像を時刻情報と共に静止画に保存するようにしている。そして、会議中に録音した音声と静止画とを時刻情報を元に同期して再生することにより、後から会議を擬似的に再現する技術が示されている。
特開2005−277589号公報 特開2000−50224号公報
しかしながら従来の技術では、もらった写真をプリンタに印刷しようと思っても、機械の操作に不慣れなお年よりが所望の画像データがどこに保存されているのかを見つけることは困難である、という問題が解決されていなかった。本発明は係る問題を解消することを目的とする。
本発明の通信システムは、通話中に所定のトリガをきっかけとして通話を録音して音声ファイルとして保存する通信システムであって、作成された音声ファイルから通話中に操作したファイルへの関連付け情報を、該音声ファイルに付随する属性情報として生成することを特徴とする。
本発明によれば、データ通信機能付きの通話装置等の通信システムにおいて、受信して保存したデータを容易に見つけ出すことができる。
以下、添付の図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1に本発明の第1の実施形態に係るアダプタ装置及びアダプタ装置にUSB接続して使用して通話に使用するハンドセットのブロック構成を示す。
1000は本発明のアダプタ装置、100はアダプタ全体の動作を統括するシステムコントローラ(シスコン)、101はシスコン100の動作プログラム及び設定値を格納するフラッシュメモリである。
102は一時的なデータを記憶しておくRAM、103は音声や静止画像等の各種データを保管するための内蔵ハードディスク、104はハードディスクインタフェースである。105はI/Oポート制御回路、106はユーザ入力を受け付けるソフトスイッチである。
107はUSBハンドセットやデジタルスチルカメラ等のUSBデバイスと通信するためのUSBホストコントローラ、108、109はUSBデバイス接続用のホストポート(USBホストポート)である。
110はインクジェットプリンタと接続してダイレクト印刷するためのUSBデバイスコントローラ、111はそのためのUSBデバイスポートである。112はアダプタ内部の回路へ電力を供給する電源回路、113は外部から電力を供給するためのAC電源コネクタである。電源回路112はまた、USBホストポート108、109を介して接続されるUSBデバイス機器への電力供給も行う。
114はネットワーク上のクライアント端末と通信するためのLANコントローラ、115はネットワークケーブルを接続するためのRJ45コネクタ(LANコネクタ)である。
116はテレビに操作メニューやデジタルカメラの静止画像あるいは受信した映像等を出力するためのビデオインタフェース、117はテレビ接続用ビデオ出力端子、118は表示用画像を格納するビデオRAMである。
2000はアダプタ装置1000にUSB接続して使用するUSBハンドセットであり、主には、電話番号の入力操作やメニュー選択等に使用する操作キー、通話に使用するマイク、スピーカから構成される。
200はハンドセットの動作をつかさどるシステムコントローラ、201はプログラムを格納するフラッシュメモリ、202は一時データを格納するRAM、203は音声データをAD/DA変換する音声コーデックである。
204はマイク、205はアンプ、206はスピーカ、207はI/Oポート制御回路である。208は操作入力用のキーボードであり、番号入力用のテンキー、メニュー操作用の上下キー、決定キー及びキャンセルキー、通話の開始を指示する開始キー、及び通話の切断を指示する切断キーなどの各種キーを有する。
209はアダプタ装置1000と通信して音声データの送受信や操作キー情報の送信等を行うUSBデバイスコントローラである。210はUSBケーブルでアダプタのホストポートへ接続するためのUSBデバイスコネクタ、211はUSBコネクタから給電を受けてハンドセット内部へ電力を供給する電源回路である。なお、フラッシュメモリ201には、個々のハンドセットを固有に識別するためのハンドセットIDも格納される。
図2に本発明のアダプタをネットワークに接続して使用する場合の接続図を示す。1000は本発明のアダプタであり、ネットワーク4000に接続され、テレビ3000に操作画面や静止画又は動画等の表示をビデオ出力する。
2000はアダプタ装置1000にUSB接続して通話に使用するUSBハンドセットである。1100は1000と同じアダプタ装置であるが、通話のためのハンドセット2001、ビデオ表示用テレビ3001、ネットワーク4001への接続の他に、デジタルスチルカメラ3003ともUSB接続している。
4000、4001はネットワークであり、それぞれブロードバンドルータ6001、6002を介してインターネット5000に接続される。ネットワーク4000には、更にプリンタアダプタ1200を介してプリンタ3002が接続されている。
5100はネットワークに接続された端末同士を接続するためのプロキシサーバ(SIPプロキシーサーバ)である。アダプタ装置1000はネットワーク4000を介してプリンタアダプタ1200と通信することにより、内蔵ストレージに格納された静止画データをプリンタ3002に印刷できる。
次に、図3を用いて、ユーザ宅1とユーザ宅2の間で通話を行いながらデジカメデータを伝送する場合の、基本となる通信シーケンスを示す。本実施形態では、インターネット通話のプロトコルに、パソコンや最近では家電製品でも用いられることのあるSIP(Session Initiation Protocol)を用いる。
本図では、端末間の通話の接続/切断はSIPプロキシサーバ5100を介して行い、接続が確立された後の、音声やデータ等、実際のメディアデータの伝送は直接通信を用いて行っている。SIPプロキシを介した接続により、IPアドレス等のネットワークに関する情報が端末で変更された場合でも、変更通知をSIPプロキシに通知することにより、変更前と同一のSIPアドレスで接続することが可能である。簡略化のために、ブロードバンドルータ等の各装置の間に介在する一般的なネットワーク接続機器については、記述を省略している。なお、図3のシーケンスで説明するシステム構成は図2の接続図に示した構成と同じである。
ユーザ宅2のユーザは、アダプタ装置1100に接続したハンドセット2001からユーザ宅1のSIPアドレス番号を入力し、通話の開始ボタンを押して通話開始をアダプタに指示する。アダプタ装置1100では入力されたSIP番号を当て先アドレスとして、SIPプロキシサーバ5100に、SIPのINVITEメッセージを送る。
SIPプロキシは自サーバ内で管理するアドレス情報により、アダプタ装置1000のネットワークアドレス情報を取得し、アダプタ装置1000に向けてINVITEメッセージを送る。アダプタ装置1000はハンドセット2000のスピーカを駆動してリンギング音を鳴らすと共に、SIPのRingingメッセージを返信する。
ユーザ宅1のユーザがハンドセットの通話開始ボタンを押すと、SIPのOKメッセージがアダプタ装置1100に送られ、SIPの接続が確立される。SIPのINVITEメッセージには、ハンドセット2001のアドレス情報及び、サポート可能なメディア種別や使用するポート番号等の能力情報がSDP(Session Description Protocol)にしたがって記述されている。
また、OKメッセージにはアダプタ装置1000のアドレス情報及びメディア能力情報が記述されている。本実施形態では、この能力情報にデータチャネル用ポートに関する情報を含めることにより、音声パケットの伝送のみならず、データ伝送用チャネルを用いたデータの伝送も行う。SIPの接続が確立されると、上位アプリケーションにより、メディア情報の伝送が行われるデータ転送フェーズへ進む。
ハンドセットを使用して入力された音声はデジタルデータに変換されてからUSBを介してアダプタに送られ、アダプタでRTP(Real Time Protocol)パケットにパケット化されてネットワークに送信される。RTPパケットを受信したアダプタは、パケットから音声データを取り出し、USBを介してハンドセットに送る。ハンドセットではデジタルデータをA/D変換し、スピーカで再生する。
音声の送信と受信とで2つのチャネルのRTP通信を使用することにより、双方向の音声通話が行われる。必要に応じてアダプタ装置1000は、受信したRTP音声パケットから取り出した音声データを、内蔵するハードディスクに音声ファイルとして保存することができる。
また、ハンドセット2000からUSB経由で取得する送信用音声データについても同様に、ハードディスクに音声ファイルとして保存することができる。アダプタ間では、音声の伝送と同時に、SDP記述により記述されたデータ伝送用ポートを使用して、データ伝送を行うことができる。
伝送するデータのサイズやファイル名等の情報は、データ伝送用の上位アプリにより管理され、伝送されるデータと同じ伝送用ポートを使用して送られる。ユーザがハンドセット2001を操作してデジカメデータの送信をアダプタ装置1100に指示すると、アダプタ装置1100はUSBで接続されたデジタルスチルカメラ3003から静止画データを取得する。そしてアダプタ装置1100はデータチャネルを使用してアダプタ装置1000に送信することができる。
アダプタ装置1000は受信した静止画データを内蔵ハードディスクに格納する。また、同時に受信した画像データの圧縮を解凍し、表示するテレビ画面サイズに応じたスケーリング等の画像処理を行った後に、テレビ3000に表示することができる。
以上に説明した双方向の通話音声とデータチャネルを介して伝送するデータは、それぞれ異なる伝送チャネルを使用するため、同時かつ非同期に送信することができる。
ユーザがハンドセット2001の切断ボタンを押すと、アダプタ装置1100は切断シーケンスを開始する。音声データ及び画像データの送受信を停止し、それぞれのチャネル用に開いていた通信ポートを閉じる。アダプタ装置1000に対してBYEメッセージを送信する。
アダプタ装置1000はBYEメッセージを受信すると、音声データ及び画像データの送受信を停止して、通信ポートを閉じる。ハンドセットに切断音を送り、アダプタ装置1100にOKメッセージを返答してSIPの切断が完了する。ユーザはハンドセット2000で終了キーを押すと切断音が停止し、全てのシーケンスを終了する。
以上により、アダプタ間の基本的な通信シーケンスが説明された。
次に、本発明固有の処理である、アダプタ装置1000で行われる録音された音声ファイルと画像ファイルの関連付け処理について説明する。
図4−1は本実施形態における通話録音と操作ファイルへの関連付けを示した図である。図で横線は左から右に時間の経過を示しており、左端が通話開始時刻、右端が通話終了時刻である。上段の実線は通話を録音中の期間を、下段の実線はファイルを操作中の期間を示している。本実施形態における通話録音は、録音1の実線が示すように、通話開始と共に録音を自働で開始し、所定の時間経過後に終了する。
また、操作1、操作2の二つのファイル操作時間は、ファイルの受信中を示しており、通話中に二回に分けて2つのファイルが受信されたことを示している。本実施形態では、録音1で録音された受信音声ファイルから受信した2つの画像ファイルに対して関連付けを作成する。
図5にアダプタ装置間でSIPセッションが確立され、音声チャネル及びデータチャネルの開設が行われた後の、通話中のアダプタ装置1000の処理を示す。
通話が開始されると、通話の録音処理を開始する(ステップS501)。受信した通話先の音声の内蔵ハードディスクへの保存を開始する。その後、所定の時間が経過したかを調べ(ステップS502)、経過していれば録音処理を完了する。
音声データを逐次書き込まれていたハードディスク上の音声ファイルを閉じる(ステップS503)。ここで、通話先のユーザがデジタルスチルカメラ3003で撮影した静止画データを送信する操作を行うと、データチャネルを通じて、通話先からデータ転送要求を受信する(ステップS504)。受信した要求をユーザがハンドセットの操作ボタンで許可すると、静止画データが受信開始される。
受信するデータは内蔵ハードディスクに逐次保存されていく(ステップS505)。データ受信完了かを調べ(ステップS506)、受信完了であれば受信データを保存するために開かれていたハードディスク上のファイルを閉じ、保存を完了する(ステップS507)。
受信データをアダプタのCPU処理でイメージデータに解凍し、出力用のテレビ画面に適したスケーリング処理等の画像処理を施した後に、ビデオインタフェースからビデオ出力し、テレビ画面に表示する(ステップS508)。次に、ハードディスクに格納された録音音声ファイルから新たに保存した静止画ファイルへのリンク情報を作成し、音声ファイルに付随する情報としてファイルに保存する。
仮にここで音声ファイルが録音中であったとしても、録音中の音声ファイルに対する関連付け情報を生成しファイルに保存する(ステップS509)。
ステップS510に進み、切断要求を受信しなければ、ステップS511に進む。通話録音中であればステップS502に戻り、録音終了の判定処理を行う。
通話録音が完了していれば、ステップS504に進み、新たなデータ転送要求があれば要求を処理する。受信される静止画ファイルの数だけ、ステップS505及びステップS507からステップS509の処理が繰り返される。
これにより、例えば3つの静止画ファイルを受信した場合には、一つの音声ファイルから3つの静止画ファイルへのリンクが作成される。ステップS510で切断要求を受信すると、切断処理に進み、通話中処理を終了する。
以上により、通話中の録音処理、画像データの保存処理、及びそれらの関連付け処理について説明された。作成された関連付けは、通話切断後であっても、いつでもユーザが参照することができる。例えば、孫と音声通話をしながら、運動会の写真を受信した場合に、孫の音声に運動会の写真が関連付けられる。後から、再生された孫の音声を確認して、そこから参照することにより、運動会の写真を画面に表示するというような使い方が可能となる。
図6は、ハンドセット操作により音声ファイルを検索して所望の画像ファイルを取得するアダプタ装置1100の処理を示す。ここでは、検索に先立って、ファイルに関連付けられている音声だけに処理を絞ることにより、検索を容易にしている。
内蔵ハードディスクに保存されている音声ファイルから、関連付け情報を参照して、ファイルが関連付けられている音声ファイルだけを抽出する(ステップS601)。
抽出した音声ファイルを、ファイル作成時刻でソートしてテレビ画面に表示する(ステップS602)。ハンドセットの上下キー及び選択キーを操作して、表示された音声ファイルの中から、希望する日時近辺で最も古い音声ファイルを選択する。例えば、所望の画像ファイルが1ヶ月以内に取得したものであることがわかっていれば、1ヶ月以内に作成された中で最も古い音声ファイルを選択する(ステップS603)。
選択された音声ファイルを再生し、ハンドセットのスピーカに出力する(ステップS604)。所望の音声であった場合は(ステップS605)、ユーザがハンドセット操作で画像参照メニューを選択すると、音声ファイルに付随する関連付け情報をたどって、ハードディスクに保存された静止画像を取得できる。
取得した画像はテレビ画面に順に表示する。ユーザが希望すれば、取得した画像をハンドセット操作で印刷指示して、プリンタアダプタに接続されたプリンタに印刷することができる(ステップS608)。所望の音声でなかった場合には、まだ処理してない音声ファイルがあれば(ステップS606)、ハンドセット操作により、次音声ファイルに進め(ステップS607)、所望の音声にたどり着くまで、順次音声ファイルを再生していくことができる。処理してない音声ファイルが無ければ処理を終了する。
次に、音声ファイルから画像データファイルへのリンクについて説明する。音声ファイルから画像データファイルへのリンクは、音声ファイルや画像ファイルの移動操作に対して、ファイルの移動後も移動前の関連付け状態を保持する方法で実現する必要がある。
例えば図7−1に示すような関連付けが作成されていた場合に、"音声1.wav"と"音声3.wav"の二つのファイルをフォルダ"WAV"の下からフォルダ"Taro"の下に移動したとする。この場合、移動後も"音声1.wav"からは"画像1.JPG"へのリンクが、"音声3.wav"からは"画像2.JPG"、"画像3.JPG"、及び"画像4.JPG"へのリンクが、保持される必要がある。
また、図7−2に示すように、画像ファイルを移動した場合にも、"音声3.wav"からの関連付けが保持されるようなリンクの実現手段及びデータの移動手段を用いる必要がある。
図8はこのようなデータの移動を実現するリンク情報の作成例として、各フォルダの下にユーザには不可視のリンク情報管理ファイルを作成する方法を説明する図である。
図8−1(a)は音声ファイルを格納するフォルダのリンク情報管理ファイルを示している。図からフォルダ名が"/Data/WAV"であること、音声ファイル"音声1.wav"と"音声3.wav"が画像ファイルへのリンクを持つことが記述されている。また、逆方向リンクを持つファイルが存在しないことがわかる。
図8−1(b)は、画像ファイルを格納するフォルダのリンク情報管理ファイルを示している。本図からフォルダ名が"/Data/Image"であること、順方向リンクを持つファイルが存在しないこと、各画像ファイルから音声格納フォルダ"/Data/WAV"の下の音声ファイルにそれぞれ逆方向リンクを持つことがわかる。図8−1(c)、(d)、(e)は移動を行った後の、各フォルダのリンク情報管理ファイルを示す。図8−1(c)では、移動された音声ファイルの情報が削除されている。図8−1(d)では、音声ファイル移動に伴って、画像ファイルから音声ファイルへの逆方向リンクが書き換えられていることがわかる。これは、図8−1(a)のリンク情報ファイルを用いて、移動される音声ファイルから順方向リンクの張られた画像ファイル情報を取得し、該当する画像ファイルが持つ逆方向リンク情報を更新することにより実現している。
また図8−1(e)では、音声ファイルの移動により新たな管理ファイルがフォルダ"/User/Taro"に作成され、音声ファイルから画像ファイルへの関連付けが保持されていることがわかる。
図8−2は、図7−2に示す画像ファイルの移動を行った場合のリンク関連情報の変化を示している。図8−2(a)、(b)は、図8−1(a)、(b)と同様に、移動前の音声ファイル格納フォルダと画像ファイル格納フォルダのリンク関連情報を示している。
図8−2(c)、(d)、(e)は、図7−2に示す移動を行った後の、各フォルダのリンク情報管理ファイルを示す。図8−2(c)では、画像ファイルの移動に伴って、音声ファイルからのリンク先が書き換えられ、移動後も関連付けが保持されていることがわかる。これは、図8−1(b)の逆方向リンク情報を用いて、移動される画像ファイルから逆方向リンクが張られた音声ファイル情報を取得し、該当する音声ファイルが持つリンク情報を更新することにより実現される。
また、図8−2(d)では、移動されたファイルの情報が削除されている。図8−2(e)では、画像ファイルが移動されたことにより、新たに管理情報が作成され、画像ファイルから音声ファイルへの逆方向ファイルが作成されている。
以上に説明したようなリンク情報の作成方法およびリンク情報の更新を伴うファイルの移動方法を用いることにより、ファイルの移動を行った後も音声ファイルから画像ファイルへの関連情報を保持することができる。以上により第1の実施形態が説明された。
なお、音声ファイルから画像データファイルへのリンクの実現手段は、ファイルシステム自体の属性情報で実現する方法、あるいは、ファイルの実体に一対一で対応するリンク属性ファイルをユーザに不可視の状態で作成する方法等であってもよい。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、一回の通話中に複数の通話録音ファイルを作成する。最初の録音は第1の実施形態と同様に、通話開始と共に所定の時間録音を行う。二番目以降の録音は、通話先から録音開始のトリガを受信して、所定の時間録音を行う。通話先が録音開始のトリガを送信するタイミングは、例えば話者が入れ替わった場合に、新たにハンドセットを受け取ったユーザが、所定のボタンを押すことにより通知することができる。この場合の音声ファイルと操作ファイルの対応付けを図4−2を用いて説明する。
図4−2では、通話開始から所定の時間の音声を録音ファイル1として作成する。その後、2つの画像ファイルを通話先から受信したとする。本図では、操作1、操作2に該当する。その後、通話が進んだある時点で、通話先から録音開始のトリガを受信し、新たな録音を開始する。これは図中の録音2に対応する。新たに2つの画像ファイルを受信する。これは操作3、操作4に対応する。
以上のシーケンスの場合に、録音2の開始以前に操作を開始し完了した操作1、2に対応するファイルは、録音1に関連付ける。
録音2の開始以後に開始した操作3、4に対応するファイルは録音2に関連付ける。図4−2に示す例は単純な場合の例であり、録音音声と操作されたファイルの対応付けかたも単純であった。
一方、図4−3に示す操作2のように、操作開始が録音開始に先行し、かつ、その操作完了前に録音が開始されるようなシーケンスの場合には、そのファイルをどちらの録音に対応付けるかが問題となる。言い換えれば、操作の開始が録音開始より先行し、かつ操作期間と録音期間に時間的な重なりがある場合であるが、このような場合は、ファイル操作の種類によって最適な関連付け方法は異なる。
そこで、問題となる操作がどのような種類であるかにより、それぞれに適した対応付け方法を適用する。ファイル操作がファイルの表示であった場合には、ファイル表示中の発言は表示されているファイルへの関連性が高いと考えられるため、時間的な重なりを持つ録音ファイルに対して関連付けられる。
先行して録音したファイルへの関連付けを行うか否かは、例えば、ユーザの初期設定にまかせてもよい。図4−4の操作2は、このような問題となる操作ファイルに対して、時間的な重なりを持つ録音ファイルにのみ関連付けを行う場合の例である。ここでは、操作2は録音2にのみ関連付けられている。
また、図4−5の操作1は、先行する録音音声と後続する録音音声の両方に関連付けを行う場合の例である。ここでは操作1は、録音1、録音2、録音3の全てに関連付けられている。
ファイル操作がファイルの印刷であった場合には、印刷を開始したのは先行する録音ファイルの話者と会話中であるため、時間的な重なりを持つ録音ファイルには関連付けを行わず、先行して録音したファイルへの関連付けを行う。このような場合の例を図4−6に示す。操作1はファイル印刷中であるため、録音1とだけ関連付ける。録音2は関連付けを持たない。録音3は、操作2及び操作3と関連付けを持つ。ファイル操作がファイルの受信であった場合には、通話先からファイル送信を開始したのは先行する録音ファイルの話者である。そのため、時間的な重なりを持つ録音ファイルには関連付けを行わず、先行して録音したファイルへの関連付けを行う。
図4−7には、連続して3つのファイルを受信し、その後単発で2つのファイルを受信した場合の例を示す。操作1、2、3は連続した一回の操作であるため、受信した3つのファイルは録音1に関連付けられる。録音2は操作4と操作5に関連付けを持つ。
図9を用いて、録音ファイルに操作されたファイルを関連付けるときに、ファイル操作ごとに個別の関連付け処理を行う方法を説明する。
関連付けを作成すべき所定のファイル操作が開始されると、操作開始時の録音状況をメモリに記憶する。この録音状況とは、ファイル操作以前に録音を開始したファイルに関する情報及び録音が完了しているか否かという情報である(ステップS901)。
ファイル操作が完了するまで、録音に関する状態を記録しながら、通常の通話処理を実行する(ステップS902、ステップS903)。ファイル操作が完了したら、操作完了時の録音状況を記憶する。ここで記憶するのは、ファイル操作開始からファイル操作完了までの間の録音状況である(ステップS904)。
次にファイル操作の種類で場合分けを行う。ファイル操作がファイル印刷であれば(ステップS905)、記憶された録音状況の情報を用いて、ファイル印刷操作用の、音声ファイルと操作されたファイルとの関連付け処理を行う(ステップS906)。
ファイル操作がファイル受信であれば(ステップS907)、記憶された録音状況の情報を用いて、ファイル受信操作用の関連付け処理を行う(ステップS908)。
ファイル操作がファイルの表示であれば(ステップS909)、記憶された録音状況の情報を用いて、ファイル表示操作用の関連付け処理を行う(ステップS910)。
以上により第2の実施形態の処理が説明された。このように、通話の途中で話者が入れ替わった場合であっても、その都度所定の時間だけ通話を録音することにより、話者と関連して操作されたファイルをそれぞれの話者の音声ファイルに関連付けることができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、音声ファイルに対して、通話中に使用しているハンドセットの識別IDを関連付けて、関連付け情報を作成する。ハンドセットは、内部のフラッシュメモリに固有の識別IDを格納しており、この識別IDはUSB接続されたホスト機器から取得可能となっている。
アダプタはUSB接続されたハンドセットからハンドセット識別IDを取得し、内部のメモリに記憶しておく。通話の録音が開始されると、音声ファイルに付随する関連付け情報に、ハンドセット識別IDを含めて情報を作成する。
図10にハンドセットIDを付加した関連付け情報ファイルの例を示す。図10(a)は、音声ファイルを格納するフォルダに作成される関連付け情報ファイル、図10(b)は画像ファイルを格納するフォルダに作成される関連付け情報ファイルである。
図10(a)の各音声ファイルに対する情報キー"my handset ID"に、通話に使用した自ハンドセットIDが格納される。例えば、"音声1.wav"ファイルに関連付けられるハンドセットIDは1番、"音声2.wav"ファイルに関連付けられるハンドセットIDは2番である。
図11を用いて、ハンドセットIDを利用した音声ファイルの検索処理により、より容易に所望の画像を取得することを可能とする、アダプタ装置の処理を説明する。最初に、アダプタに現在接続されているハンドセットの識別IDを取得する(ステップS1101)。
次に、音声ファイルの関連付け情報ファイルを検索し、取得したハンドセットIDに一致する音声ファイルだけを抽出する。関連付け情報ファイルが図10(a)に示す状態であった場合、現在接続されているハンドセットIDが1であれば、"音声1.wav"と"音声3.wav"の二つのファイルだけが抽出される(ステップS1102)。
抽出した音声ファイルを、ファイルの作成日時順にソートしてテレビ画面に表示する(ステップS1103)。ユーザはハンドセットを操作して最初に再生する音声ファイルを選択する(ステップS1104)。
以下、ステップS1105からステップS1109までの処理は、図6におけるステップS604からステップS608までの処理と同じなので、詳細説明は省略する。
以上の処理により、例えば家族でアダプタ装置を共用して使用する場合でも、各自が専用のハンドセットを所有して使用すれば、自分のハンドセットIDに関連付けられた音声ファイルだけが選択される。これにより、音声に関連付けられた画像の検索をより容易に行うことができる。また、自分のハンドセットを使用した通話に関連づけられた音声だけが選択されるため、家族内のプライバシーを守ることもできる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態では、通話履歴から音声ファイルへの関連付けを作成する。また、通話先のハンドセットIDを受信して通話先の話者識別に利用し、新たなハンドセットIDを受信するタイミングで通話の録音を開始する。更に、通話先IDの情報を関連付け情報に含め、音声の検索時にその情報を利用することにより、より検索対象を絞り込むことを可能とする。
図16に本実施形態の接続図を示す。アダプタ装置1100には通話開始時点では、ハンドセット2001を接続している。ハンドセット2001を使用して通話を行っているユーザが通話の途中でハンドセット上の保留ボタンを押し、アダプタ装置1000との通信を継続したままハンドセットを取り外したいことを、アダプタ装置1100に知らせる。その後、実際にハンドセット2001をアダプタ装置1100から取り外す。アダプタ装置1100は通信を継続したまま音声の送受信をいったん中断する。その後、ハンドセット2002を持つ別のユーザがアダプタ装置1100にハンドセットを接続し、ハンドセット上の再開ボタンを押して、通話の再開を指示すると、アダプタ装置1100は通話を再開する。新たなユーザはハンドセット2002を使用して通話を行う。
図12に本実施形態における通話中処理を示す。通話が開始されると、通話先からハンドセットID転送要求があるか否かを調べる。要求があれば、ハンドセットIDを受信してメモリに記憶し(ステップS1201)、ステップS1202の通話録音開始処理へ進む。
ハンドセットIDを受信しなければ、ステップS1206のデータ受信処理へ進む。録音を開始した後、所定の時間が経過したか否か調べる(ステップS1203)。
経過していれば、通話録音終了処理に進み、ハードディスクに作成された音声ファイルを閉じる(ステップS1204)。その後、通話履歴と音声ファイル及びハンドセットIDとの関連付け情報をファイルに作成する。
図13(b)に作成される関連付けファイルの例を示す。この例では、通話履歴がファイル名"rireki1.dat"という名前のファイルに作成され、関連付け情報ファイル自体は"rireki1.txt"という名前で作成されていることがわかる。また、通話IDが3番の場合を例にすると、最初に通話先ハンドセットIDが11番の音声ファイル"音声3.wav"が作成されている。
さらに自アダプタに接続されているハンドセットIDを取得する。そして、図13(c)に示すように、音声ファイルに対する関連付け情報ファイルに、音声ファイル名、自ハンドセットID、通話先ハンドセットID、及び履歴情報ファイルへの逆方向リンクの項目を作成する(ステップS1205)。
ステップS1206ではデータ転送要求があるか否かを調べる。要求が無ければ、ステップS1208に進む。データ転送要求があれば、データ受信処理を開始する。受信するデータをハードディスク上のファイルに逐次保存していく(ステップS1207)。
次にデータ受信中であれば、データ受信完了したか否かを調べる(ステップS1208)。データ受信完了でなければ、ステップS1212に進む。
データ受信を完了したら、ハードディスク上の受信データが保存されたファイルを閉じる(ステップS1209)。ファイルの保存が完了したら、受信したデータを表示画面に表示する(ステップS1210)。
次に、図13(c)に示す音声データに付随する関連付けファイルに、音声データから受信ファイルへの関連付けを作成する。更に、不図示の、保存した受信ファイルから音声ファイルへの逆方向リンクを、受信した画像ファイルに付随する関連付け情報ファイルに作成する(ステップS1211)。
切断要求を受信したか否かを調べる(ステップS1212)。切断要求を受信したなら切断処理に進む。受信していなければ、現在通話録音中か否かを調べる。通話録音中であれば、ステップS1203へ、録音中でなければステップS1201へ処理を戻る。
図14に本実施形態の切断処理を示す。通話録音中か否かを調べ、録音中であれば通話録音処理を終了する。ハードディスク上に作成された音声ファイルを閉じる(ステップS1401)。
次にデータチャネルが開設されているか否かを調べる。開設されていれば、データチャネルの切断処理を行う。データチャネル用に開いているポートを閉じる。これ以後、データの送受信は行われなくなる(ステップS1402)。
続いて、通話切断処理が行われる。音声のRTPストリームの送信を停止し、RTPストリームで使用していたポートを閉じる。音声の送受信は行われなくなる。通話先アダプタへSIPのOKメッセージを返信する。ハンドセットへは、通話の切断を示す切断音を流す。
ユーザは切断音を聞いてハンドセットの通話終了ボタンを押す。切断音を停止し終了する。(ステップS1403)。次に通話履歴作成処理に進む。通話開始時刻、終了時刻、通話先アドレス、発信/着信種別、自ハンドセットIDを含む通話履歴を作成する(ステップS1404)。さらに、通話履歴に対して、通話中に録音された音声ファイルへの関連付け情報を作成する(ステップS1405)。
作成される通話履歴の例を図13(a)に示す。履歴を管理する通話ID、通話開始時刻、通話終了時刻、相手アドレス、発信/着信種別、自ハンドセットIDが格納されている。図13(b)及び(c)は既に説明したので、ここでは説明を省略する。
図15を用いて、通話履歴を利用して通話の録音ファイルから所望の静止画ファイルを取得する処理を説明する。アダプタに現在接続されているハンドセットIDを取得する(ステップS1501)。通話先ハンドセットIDの選択メニューをテレビ画面に表示し、ハンドセット操作で選択する。
表示するハンドセットIDには選択を容易にするために、ハンドセットを使用するユーザの氏名等、予め作成されたコメント情報を一緒に表示する(ステップS1502)。
履歴内の自ハンドセットID情報と、履歴に関連付けられた関連付け情報に含まれる通話先ハンドセットID情報と〜、取得した自ハンドセットID及び選択された通話先ハンドセットIDが共に一致する通話履歴を抽出する(ステップS1503)。
抽出した通話履歴からさらに、操作したファイルが関連付けられた音声ファイルを持つ履歴だけに絞り込んで通話履歴を抽出する(ステップS1504)。
抽出した通話履歴を通話開始時刻でソートし、履歴情報を画面に表示する(ステップS1505)。ユーザは表示された履歴の中から、処理を開始する先頭履歴をハンドセット操作で選択する。
アダプタは選択された履歴に対応する音声ファイルの中で、自ハンドセットID及び通話先ハンドセットIDの条件に合致する音声ファイルを一つ取得する(ステップS1506)。
取得した音声ファイルを再生しハンドセットのスピーカに出力する(ステップS1507)。再生された音声から所望の通話か否かをユーザが判断する(ステップS1508)。
所望の通話でない場合には、ユーザは、次の音声に進むことを指示するボタンを操作する。アダプタは現在の履歴内に、検索条件に合致する音声がまだあれば、次の音声に処理を進め(ステップS1510)、ステップS1507に戻って音声を再生処理する。
処理してない音声がもう無ければ、条件に合う通話履歴がまだあるか否かを判断する(ステップS1511)。条件に合う未処理の履歴があれば、その履歴に処理を進め、履歴内の条件に合致する音声ファイルを一つ取得する(ステップS1512)。
ステップS1507に戻って音声の再生を行う。処理していない履歴がもう無ければ処理を終了する。ステップS1508で所望の通話であった場合には、ユーザは表示ボタンを押す。
通話に関連付けられている画像データを取得し、画面に表示する(ステップS1513)。
以上により第4の実施形態が説明された。本実施形態では、通話先が使用するハンドセットIDを利用することにより、通話の相手を絞り込んだ検索を行うことが可能となる。同時に、履歴情報を検索に利用することにより、同じ相手であっても、短時間しか電話しなかったのか、長電話をしたのか、というような情報もユーザが知ることができ、所望の画像ファイルの取得がより容易になる。
なお、本実施形態では、ハンドセットとアダプタとの接続及びハンドセットの切り替えは、USBケーブルを抜き差しする場合を例にあげたが、本発明はそれだけに限定されるものではない。例えば、ハンドセットとアダプタをワイヤレスUSBのような無線インタフェースで接続してもよい。無線接続の場合でも、無線接続開始ボタン、無線切断ボタンのようなキーをハンドセットに用意することにより、有線接続の場合と同様なハンドセットの切り替え処理を行うことができる。
(その他の実施形態)
ここまでの実施形態では、録音音声はアダプタ内のハードディスクに格納していた。しかし、音声を格納する場所はアダプタ内だけに限るものではない。例えば、他の実施形態として、ハンドセット内部のフラッシュメモリに格納することもできる。その場合には、音声に付随する関連付け情報ファイルもハンドセット内に保存する。
また、ファイルの格納場所の表現形式を、サーバ名又はアダプタ名、及びフルパスファイル名を組み合わせる形式にすることにより、画像ファイルの格納場所もアダプタ内に限らず、ネットワークに接続された別の機器のハードディスクに格納することができる。
画像ファイルに付随する関連付け情報ファイルも画像ファイルと同じフォルダ内に置くことになる。同様に、第4の実施形態で作成した通話履歴は、アダプタ内のハードディスクに格納していたが、通話履歴を保存する場所もアダプタ内だけに限るものではない。
例えば、他の実施形態として、ハンドセット内部のフラッシュメモリに格納することができる。例えば通話履歴と録音音声をハンドセットに格納し、画像ファイルはネットワークに接続されたハードディスクに格納することにより、ハンドセットを移動して異なるアダプタに接続しても通話履歴や録音音声から所望の画像ファイルへアクセスすることが可能となる。
なお、本発明を実現するために、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコード(コンピュータプログラム)を記録した記憶媒体を用いても良い。この場合には記憶媒体をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによって本発明の目的が達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行う場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれてもよい。この場合には、書き込まれたプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行ってもよい。
本発明の実施の形態に係るアダプタ装置及びハンドセットのブロック図である。 本発明の実施の形態に係るアダプタ装置の接続図である。 本発明の実施の形態に係るアダプタ装置による通信シーケンスを説明する図である。 通話中に録音された音声ファイルと操作されたファイルの関連付けの一例を説明する図である。 通話中に録音された音声ファイルと操作されたファイルの関連付けの一例を説明する図である。 通話中に録音された音声ファイルと操作されたファイルの関連付けの一例を説明する図である。 通話中に録音された音声ファイルと操作されたファイルの関連付けの一例を説明する図である。 通話中に録音された音声ファイルと操作されたファイルの関連付けの一例を説明する図である。 通話中に録音された音声ファイルと操作されたファイルの関連付けの一例を説明する図である。 通話中に録音された音声ファイルと操作されたファイルの関連付けの一例を説明する図である。 通話中のアダプタ装置の処理を説明するフローチャートである。 音声ファイルから画像ファイルを取得する処理を説明するフローチャートである。 音声ファイルの移動例を示す図である。 画像ファイルの移動例を示す図である。 音声ファイルを移動した場合の関連情報ファイルの作成例を示す図である。 画像ファイルを移動した場合の関連情報ファイルの作成例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における録音された音声ファイルと操作されたファイルの関連付けの処理を説明するフローチャートである。 ハンドルセットIDを付加した関連付け情報ファイルの例を示す図である。 ハンドルセットIDを利用して音声ファイルから画像ファイルを検索する処理を説明するフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態における通話中のアダプタ装置の処理を説明するフローチャートである。 通話履歴に音声ファイルとハンドセットIDを関連付ける場合の履歴情報及び関連付け情報ファイルの作成例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態におけるアダプタ装置の通信切断処理を説明するフローチャートである。 通話履歴を利用して音声ファイルから画像ファイルを検索する処理を説明するフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係るアダプタ装置の接続例を示す図である。
符号の説明
1000、1100 アダプタ装置
100 システムコントローラ
101 フラッシュメモリ
102 RAM
103 ハードディスク
104 ハードディスクインタフェース
105 I/Oポート制御回路
106 ソフトスイッチ
107 USBホストコントローラ
108 USBホストポート
109 USBホストポート
110 USBデバイスコントローラ
111 USBデバイスポート
112 電源回路
113 AC電源コネクタ
114 LANコントローラ
115 LANコネクタ
116 ビデオインタフェース
117 ビデオ出力端子
118 ビデオRAM
2000、2001、2002 USBハンドセット
200 システムコントローラ
201 フラッシュメモリ
202 RAM
203 音声コーデック
204 マイク
205 アンプ
206 スピーカ
207 I/Oポート制御回路
208 操作キーボード
209 USBデバイスコントローラ
210 USBコネクタ
211 電源回路
4000、4001 ネットワーク
5000 インターネット
5100 SIPプロキシサーバ

Claims (3)

  1. 通話中に所定のトリガをきっかけとして通話を録音して音声ファイルとして保存する通信システムであって、
    作成された音声ファイルから通話中に操作したファイルへの関連付け情報を、該音声ファイルに付随する属性情報として生成することを特徴とする通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムにおいて、通話中のファイルの操作とは、通話先からのファイル受信、ファイルの表示、ファイルの印刷のうちの少なくとも一つの操作を含むことを特徴とする通信システム。
  3. 請求項1に記載の通信システムにおいて、保存されている複数の音声ファイルの中から、ファイルが関連付けられている音声ファイルだけを抽出する手段と、抽出した音声ファイルを再生する手段と、再生された音声に関連付けられたファイルを取得する手段とを設けたことを特徴とする通信システム。
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