JP2009267349A - 保持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の重ね合わされた被保持物が保持される保持装置において、平面精度が良好な状態で被保持物を重ね合わせて保持することができる保持装置を提供する。
【解決手段】ステージ部1の最上に位置し開口部K3を有するYテーブル12上に第1の被保持物としての基板60を載置する。そして、前記ステージ部1の支持台8、Xテーブル10、Yテーブル12の各開口部K1〜K3の上方に備えられたヘッド部2に、第2の被保持物としてのチップ62を保持する。さらに、ヘッド部2を下降するとともに、ステージ部1の各開口部K1〜K3の下方に備えられたバックアップ部3を上昇して、基板60とチップ62を当接して局所的に挟持し、加熱して基板60とチップ62の接合を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、重ね合わされた複数の被保持物を挟持して保持する保持装置に関するものである。
近年、基板やウエハ等にチップやデバイス、部品等を搭載する方法として、基板の所定位置にチップ等の搭載物を移動して、基板と搭載物の位置合わせを行った後、基板上面に搭載物を載置するという方法がある。
例えば、特許文献1に記載のフリップチップ実装装置は、チップを吸着保持するボンディングヘッドと、基板を吸着保持するボンディングステージと、チップと基板の位置調整をする2視野カメラと、制御装置とを備えている。
そして、ボンディングヘッドに吸着保持されたチップとボンディングステージに吸着保持された基板の位置調整を行った後、チップが基板に接触するようにボンディングステージの高さを調整し、チップを基板の所望の位置に当接する。そして、チップと基板を加熱、加圧しながらチップを基板に実装している。
特開2007−12802号公報(段落0019、0030〜0032、図1)
しかし、近年基板の製造技術が向上したことにより、製造される基板やウエハは大面積化し、製造コスト低減などのために、基板に高周波部品を内蔵させることが行われている。また、製造工程の簡便化のため、基板やウエハの全面にデバイスを形成した後、基板やウエハをスライスしてデバイス基板を形成するデバイス製造方法も行われている。したがって、このような大基板や大ウエハにもチップ等の部品を実装する必要性も増加し、以前にも増して、1つの基板やウエハにおける接合領域(ボンディングエリア)が増大している。
ところが、基板やウエハの面積が大きくなると、基板やウエハがそれ自体の重さや熱などの外部雰囲気により、反りや撓みを生じるおそれがある。このような場合に、上記した特許文献1に記載の装置により大基板にチップ等の部品の接合を行おうとすると、大基板に位置精度よく部品を搭載することができず、デバイスの信頼性を損なうおそれがある。
また、大基板に例えば熱硬化性樹脂により部品を搭載する場合、基板全体を加熱する装置では、大基板のボンディングエリア全体に部品が搭載され終わるまで、大基板を長時間加熱することとなる。そのため、長時間にわたる大基板の過熱により、大基板に部品を載置する前に既に熱硬化性樹脂が硬化し、大基板に部品を搭載できないおそれもある。
さらに、特許文献1の装置により、大基板に部品を搭載しようとすると、大基板を載置するボンディングステージの面積も大きくする必要があり、ボンディングステージの全面にわたって平面精度を良好に保つことは困難である。
また、部品を大基板に実装する前に予め大基板の平面調整を行っていたとしても、例えば基板を下面から加熱しながら接合するような場合には、加熱により大基板に反りや撓みが生じるおそれがある。
したがって、大基板であってもチップ等の部品実装を位置精度よく行える技術が求められていた。
本発明は、平面精度が良好な状態で被保持物を重ね合わせて保持することができる保持装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかる保持装置は、開口部を有し、上面の前記開口部の周縁に第1の被保持物の周縁部が載置されるステージと、第2の被保持物を保持する保持部を有し、前記ステージの前記開口部の上方に配置された上部保持手段と、前記ステージの前記開口部の下方に昇降自在に配置された下部保持手段と、前記開口部において、前記上部保持手段および前記下部保持手段が、前記第1の被保持物および前記第2の被保持物の所定位置を重ね合わせた状態に挟持するように、前記第1の被保持物および前記第2の被保持物の位置調整を行う位置調整手段を備え、前記下部保持手段の上昇によって、前記上部保持手段および前記下部保持手段の間に、前記第1の被保持物および前記第2の被保持物を重ね合わせた状態に挟持することを特徴としている(請求項1)。
また、本発明にかかる保持装置は、前記上部保持手段に配設され、前記上部保持手段に所定の荷重を与える第1負荷手段と、前記下部保持手段に配設され、前記下部保持手段に所定の荷重を与える第2負荷手段と、前記第1の被保持物および第2の被保持物を重ね合わせた状態で前記上部保持手段および前記下部保持手段のいずれか一方の荷重が他方の荷重よりも大きくなるように、前記第1負荷手段および第2負荷手段による荷重を制御する荷重制御手段とをさらに備えることを特徴としている(請求項2)。
また、本発明にかかる保持装置は、前記上部保持手段および前記下部保持手段の少なくとも一方に設けられ、前記第1の被保持物の当接面と前記第2の被保持物の当接面を所定の倣い面に倣わせる平面調整機構をさらに備えることを特徴としている(請求項3)。
また、本発明にかかる保持装置は、前記上部保持手段および前記下部保持手段の少なくとも一方に、加熱手段を備えることを特徴としている(請求項4)。
また、請求項3に記載の保持装置は、前記ステージが、前記第1の被保持物を予備加熱する予備加熱機構をさらに備えることを特徴としている(請求項5)。
また、本発明にかかる保持装置は、少なくとも前記上部保持手段に加圧手段を備えることを特徴としている(請求項6)。
また、本発明にかかる保持装置は、前記下部保持手段が、前記下部保持手段と前記第1の被保持物の下面との距離を計測する測長手段をさらに備えることを特徴としている(請求項7)。
また、本発明にかかる保持装置は、前記下部保持手段の一部が透明部材からなり、前記位置調整手段が、前記透明部材を通して少なくとも第1の被保持物の位置を検出する検出手段をさらに備えることを特徴としている(請求項8)。ここで、前記検出手段により、前記透明部材を通して第1および第2の被保持物の位置をそれぞれ検出するようにしてもよい。
請求項1の発明によれば、被保持物が大基板の場合であっても、ステージの開口部の上下に配置された上部保持手段および下部保持手段によって、第1および第2の被保持物を重ね合わせた状態に挟持して保持することができる。したがって、大基板に反りや撓みが生じている場合であっても、反りや撓みに関係なく被保持物を精度よく挟持して保持することができる。また、被保持物が、柔軟性を備え大きく変形することが可能なフレキシブル基板の場合であっても被保持物を精度よく挟持して保持することが可能である。さらに、第1および第2の被保持物を局所的に挟持する構成であるため、装置を小型化することもでき、例えば基板とチップとの接合の場合に、増大化するボンディングエリアを小型の装置により、効率よく接合工程をこなしていくことができる。
請求項2の発明によれば、上部保持手段に配設され上部保持手段に所定の荷重を与える第1負荷手段と、下部保持手段に配設され下部保持手段に所定の荷重を与える第2負荷手段と、前記第1の被保持物および第2の被保持物を重ね合わせた状態で上部保持手段および下部保持手段のいずれか一方の荷重が他方の荷重よりも大きくなるように第1負荷手段および第2負荷手段による荷重を制御する荷重制御手段とをさらに備えているため、被保持物を保持するときに、上部保持手段または下部保持手段のうち荷重の大きい一方が基準として所定の高さに固定され、荷重の小さい他方が上方または下方に変位することとなり、自動で他方の保持面の高さを所定の高さに調整することができる。したがって、上部保持手段や下部保持手段が熱等により膨張、収縮した場合でも、上部保持手段および下部保持手段の高さを積極的に動かすことなく、保持面の高さを所定の高さに合わせることができる。よって、より平面精度よく、簡便に被保持物を重ね合わせて保持することができる。
請求項3の発明によれば、少なくとも一方の保持手段に平面調整機構を備えているため、被保持物を保持するときに、局所的に被保持物の平面を確保することができる。したがって、大基板に反りや撓みが生じている場合でも、平面精度よく被保持物を重ね合わせて保持することができる。
請求項4の発明によれば、上部保持手段および下部保持手段の少なくとも一方に加熱手段を備えるため、被保持物を保持した状態で、大基板を局所的に加熱することができる。したがって、基板全体を加熱する場合のように、例えば大基板に部品を載置する前に熱硬化性樹脂が硬化するのを防止することができる。また、装置の小型化や省エネルギー化を容易に達成することが可能である。
請求項5の発明によれば、ステージが予備加熱機構をさらに備えるため、第1の被保持物を予備加熱することができる。したがって、例えば第1の被保持物に第2の被保持物を熱硬化性樹脂等の加熱により搭載する場合には、本加熱の前後に第1の被保持物を予備加熱することにより、効率よく被保持物を接合することができる。
請求項6の発明によれば、少なくとも上部保持手段に加圧手段を備えるため、被保持物を保持した状態で、局所的に加圧することができる。したがって、第1の被保持物と第2の被保持物を加圧により接合する場合には、第1および第2の被保持物の当接面に所定の圧力を加えて精度よく接合することができる。
請求項7の発明によれば、下部保持手段が、下部保持手段と第1の被保持物の下面との距離を計測する測長手段をさらに備えるため、第1の被保持物が反りや撓みを有する大基板であっても、被保持物の下面に下部保持手段を精度よく当接することができる。
請求項8の発明によれば、下部保持手段の一部が透明部材からなり、透明部材を通して被保持物の位置を検出する検出手段をさらに備えるため、被保持物が透過性を有している場合には、被保持物を通して第1および第2の被保持物の位置検出を同時に行うことができる。また、第1および第2の被保持物の間に検出手段を導入することなく、簡便に第1および第2の被保持物の位置検出を行うことができる。
(第1実施形態)
本発明における保持装置の第1実施形態について、図1ないし図5を参照して説明する。なお、図1は本発明の一実施形態における保持装置の概略構成図、図2はステージ部を分解した斜視図、図3は接合動作を示す概略構成図、図4はバックアップ部の変形例を示す概略構成図、図5は位置検出部の変形例を示す概略構成図である。本実施形態では、大基板にチップを当接して挟持し、加熱により接合するための保持装置について説明する。
1.装置構成
本実施形態における保持装置は、第1の被保持物を載置するステージ部1と、第2の被保持物を保持するヘッド部2と、バックアップ部3と、第1の被保持物および第2の被保持物の所定の位置を検出する位置検出部4とを備えている。ここで、ステージ部1が本発明におけるステージ、ヘッド部2が上部保持手段、バックアップ部3が下部保持手段に相当する。
ステージ部1は、図1、図2に示すように、基台6と基台6上に立設された複数の支柱7と、各支柱7上に固定して設けられ、中央に四角形状の開口部K1を有する支持台8と、X移動機構9と、X移動機構9によりX方向に移動されるXテーブル10と、Y移動機構11と、Y移動機構11によりY方向に移動されるYテーブル12とによって構成されている。
X移動機構9は、Xシャフトモーター15とXガイド16によって構成され、図2(c)に示すように、支持台8の上面に開口部K1をはさんでY方向の両側に位置するように配置されている。
Xシャフトモーター15は、極性の異なる磁石が交互に配設された長尺のシャフト17と、該シャフト17を支持するシャフト支持部18と、シャフト17が貫通しシャフト17の周囲を包囲して配設されたコイルを内部に備えた可動体19とを備えている。
そして、前記した可動体19の内部のコイルとシャフト17の磁石によってリニアモーターが形成され、可動体19の内部のコイルに流れる電流が制御されて可動体19が移動する。なお、X移動機構9のXシャフトモーター15に代えて、ボールねじとサーボモーターによりX移動機構9を移動する構成としてもよく、また、その他の駆動機構による構成としてもよい。
また、Xガイド16は、スライド部21とレール22からなり、スライド部21がレール22に係合してレール22上を移動する構成となっている。さらに、可動体19およびスライド部21の上側には、図2(b)に破線で示すような、可動体19およびスライド部21が嵌挿する凹部を下面に有し中央部には支持台8の開口部K1とほぼ同じ形状の開口部K2を有するXテーブル10が載置される。したがって、Xテーブル10は、X移動機構9の動作によって、可動体19およびスライド部21の移動方向(X方向)に移動する構成となっている。
そして、Xテーブル10の上面には、図2(b)に示すように、Y移動機構11が開口部K2をはさんでX方向の両側に位置するように配置されている。Y移動機構11は、Yシャフトモーター25とYガイド26によって構成されている。なお、Yシャフトモーター25およびYガイド26は、上記したXシャフトモーター15およびXガイド16と同様の構成であるため、詳細な説明は省略する。
さらに、Y移動機構11の上側には、図2(a)に示すような、中央部に開口部K1、K2とほぼ同じ形状の開口部K3を有するYテーブル12が載置される。したがって、Yテーブル12は、Xテーブル10の移動方向(X方向)と直交する方向(Y方向)に移動可能となっている。なお、X移動機構9と、Y移動機構11と、位置検出部4と、後に説明するヘッド部3の水平移動機構27が、本発明における位置調整手段に相当する。
そして、Yテーブル12にはヒーター28が埋設され、Yテーブル12の上面には、第1の被保持物を吸着保持するための吸着溝29が形成されている。また、図1に示すように、第1の被保持物を挟持してX方向に張力を加える固定Xクランパ30と引張Xクランパ31を備えている。さらに、第1の被保持物を挟持してY方向に引っ張る固定Yクランパと引張Yクランパ(図示せず)を備えている。
ヘッド部2は、第2の被保持物を保持する保持部33と、ヘッド部2を水平方向(X、Y、θ方向)に移動する水平移動機構27と、ヘッド部2を上下方向(Z方向)に移動する上下移動機構34とを備えている。
保持部33の下面には、第2の被保持物を保持するための吸着機構(図示せず)が備えられ、真空吸着法により第2の被保持物が保持される。なお、被保持物の保持方法は、真空吸着法に限らず、機械的に保持する方法などその他の方法でもよい。
また、ヘッド部2には、さらに第1および第2の被保持物の当接面を倣い調整する平面調整機構やヒーターなどの加熱機構を備えることとしてもよい。さらに、第1および第2の被保持物は、それぞれ複数の被保持物が重ね合わされたものであってもよい。
バックアップ部3は、昇降機構40と、平面調整機構41と、断熱層42と載置台43とを備えている。
昇降機構40は、サーボモーターからなる駆動モーター44とボールねじ45、ガイド部46を備えている。駆動モーター44を励磁して動作させると、駆動モーター44の回転がボールねじ45に伝達されてボールねじ45が回転し、上記したガイド部46に沿ってバックアップ部3が上昇する。また、駆動モーター44に流す電流を逆にすることにより、駆動モーター44の回転が逆回転となり、バックアップ部3が下降するようになっている。
平面調整機構41は、受部47と倣い部48からなり、受け部47の上面と倣い部48の下面が摺動して載置台43の上面の傾きを倣い調整する。
さらに、倣い部48の上面には、断熱層42を介して、内部にヒーター49を備えた載置台43が配設され、載置台43の上面に載置された第1の被保持物を加熱するように構成されている。
位置検出部4は、ハーフミラー51と、第1の被保持物に形成された位置合わせ用マークを認識するための下マーク認識部52と、第2の被保持物に形成された位置合わせ用マークを認識するための上マーク認識部53を備えている。ハーフミラー51は、第1の被保持物および第2の被保持物の像を下マーク認識部52および上マーク認識部53の方向に光を屈折させる。そして、下マーク認識部52および上マーク認識部53によって、第1および第2の被保持物の位置合わせ用マークを検出するようになっている。
また、位置検出部4は、第1および第2の被保持物の当接面にほぼ平行な方向(X、Y、θ方向)および上下方向(Z方向)に移動可能に構成されたテーブル(図示せず)により移動可能に構成され、ステージ部1およびヘッド部2の間に導入されて、第1および第2の被保持物の位置検出を行う。
2.保持および接合動作
次に、本保持装置の動作について説明する。本実施形態では、保持動作の具体例として、第1の被保持物である基板60と第2の被保持物である金属溶融バンプ61を有するチップ62を重ね合わせて挟持し、さらに加熱によって接合する接合動作について説明する。
はじめに、バックアップ部3の載置台43の上面を倣い調整する。バックアップ部3の平面調整機構41のロックを解除した状態で、昇降機構40によってバックアップ部3を上昇し、ヘッド部2の上下移動機構34によって、ヘッド部2を下降する。そして、載置台43の上面と保持部33の下面を当接して載置台43の上面を保持部33の下面の平面の傾きに合わせて倣い調整し、その状態で、平面調整機構41をロックして所定の傾きに固定する。なお、このときヘッド部2の保持部33には、倣いの基準面を有する倣い基準体を備えてもよく、また、保持部33の下面を倣いの基準面としてもよい。
そして、各開口部K1〜K3において上下移動機構34によりヘッド部2を上昇し、昇降機構40によりバックアップ部3を下降して倣い調整を終了する。
次に、基板60をステージ部1の上面に載置する。位置検出部4をステージ部1とヘッド部2の間から退避した状態で、基板搬送装置(図示せず)により、ステージ部1の上面に開口部を塞ぐように基板60を載置する。そして、固定Xクランパ30により、基板60のX方向の一端を基準端として固定する。また、X方向の他端を引張Xクランパ31により挟持して、基板60に反りや撓みが生じないように基準端と反対方向へ張力を加え、真空吸着してステージ部1の上面に吸着保持する。その後、引張Xクランパ31の張力を解除する。なお、基板60をステージ1の上面に吸着保持した後も、引張Xクランパ31の張力を解除しないこととしてもよい。
そして、ステージ部1のX移動機構9およびY移動機構11によってステージ部1を移動して、基板60の所定位置がバックアップ部3の載置台43の上面の所定位置に一致するように位置合わせを行う。なお、基板60を載置台43の上面に載置した後に、載置台43の上面と保持部33の下面によって基板60を挟持して、平面調整機構41により載置台43の上面の倣い調整を行うこととしてもよい。
また、チップ62をヘッド部2の保持部33に吸着保持する。
次に、基板60とチップ62の位置調整を行う。退避されていた位置検出部4をステージ部1とヘッド部2の間に導入し、基板60およびチップ62それぞれの位置合わせ用マークの像をハーフミラー51を介して、それぞれ下マーク認識部52および上マーク認識部53により認識し、基板60とチップ62の所定位置を検出する。このとき、基板60とチップ62の所定の回路パターン等をアライメント基準位置として検出してもよい。
そして、下マーク認識部52および上マーク認識部53により基板60とチップ62の所定位置を検出した後、チップ62の所定位置が基板60の所定位置に一致するように、ステージ部1やヘッド部2を移動する。基板60とチップ62の位置調整が終了すると、位置検出部4は退避する。
次に、ヘッド部2とバックアップ部3によってチップ62と基板60を挟持して接合する。図3に示すように、チップ62が保持されたヘッド部2を再び上下移動機構34により下降し、バックアップ部3を昇降機構40により上昇して、チップ62と基板60を当接して挟持する。バックアップ部3の載置台43にはヒーター49が備えられているため、基板60の載置台43の上面に当接した部分は、ヒーター49により加熱される。したがって、この状態で所定時間基板60とチップ62を保持すると、基板60に当接された金属バンプ62も、加熱されて融溶することとなる。なお、ヘッド部2の保持部33にヒーターを備えている場合には、保持部33のヒーターにより加熱してもよい。
その後、ヘッド部2の保持部33の吸着を解除して、ヘッド部2とバックアップ部3をそれぞれ上昇および下降して退避し、基板60とチップ62の接合が終了する。
ヘッド部2とバックアップ部3の退避後、ステージ部1のX移動機構9およびY移動機構11によって、基板60の次の接合位置が載置台43の上方へ配置されるように基板60を移動する。また、ヘッド部2の保持部33には、新たなチップ62を吸着保持する。
そして、ヘッド部2とバックアップ部3により上記した動作を繰り返して、複数のチップ62を基板60に搭載する。所定数のチップ62を基板60に接合したところで、接合の終了した被接合物(基板60および複数のチップ62)が取り出されて、一連の接合動作が終了する。
したがって、第1実施形態によると、各開口K1〜K3において、ヘッド部2とバックアップ部3により局所的に基板60とチップ62を挟持して接合するため、基板60に反りや撓みが生じても、接合を行う部分では所定の平面を確保した状態で基板60にチップ62を接合することができる。したがって、基板60が、大基板や、柔軟性を備え大きく変形することが可能なフレキシブル基板の場合であっても、被保持物を精度よく挟持して保持することが可能である。
また、ヘッド部2とバックアップ部3により挟持した部分のチップ62と基板60のみを局所的に加熱し、基板60の全面を加熱することがないため、接合済のチップ62の金属溶融バンプ61が再融溶することがなく、精度よく基板60とチップ62の接合を行うことができる。また、過熱による被接合物のダメージを防止することもできる。
なお、Yテーブル12に備えられたヒーター28により、基板60の全面を低温で予備加熱し、ヘッド部2とバックアップ部3により挟持した部分で局所的に本加熱を行うこととしてもよい。このように予備加熱と本加熱を行うことにより、効率よく接合を行うことができる。
また、本実施形態では、被接合物として金属溶融バンプ61を有するチップ62と基板60の接合を行っているが、金属バンプに限らず、例えば、基板60の全面に予め熱硬化性樹脂を塗布し、チップ62を順に載置して加熱し、接合を行ってもよい。この場合、基板60の全面を加熱すると、接合終了間際では熱硬化性樹脂が既に硬化してチップ62が接合できないおそれがあるが、本実施形態によると、上記したように局所的に加熱を行うため、接合終了間際でも熱硬化性樹脂が硬化することなく、精度よく基板60とチップ62の接合を行うことができる。
また、第1の被保持物である基板60は大基板に限らず、例えば、ウエハやガラス基板、回路パターンを有する樹脂基板やシリコン基板、フレキシブル基板、樹脂フィルムなどであってもよく、これらを組み合わせて層状に形成されたものであってもよい。また、基板が薄い場合には、例えばステンレス等の鋼材からなる補強板に基板を貼り付けたものを第1の被保持物としてもよい。さらに、第2の被保持物であるチップは、チップに限らずその他の電子部品やデバイス、樹脂基板、回路基板などであってもよい。
(変形例)
なお、バックアップ部3の昇降機構は、図1に示した昇降機構40のような構成に限らず、図4(a)に示すような構成であってもよい。
同図に示す昇降機構70は、基台6上に、下部リフトカム73と上部リフトカム74によって構成されている。下部リフトカム73は、サーボモーターからなる駆動モーター75とボールねじ76を備え、駆動モーター75を励磁して動作させると、駆動モーター75の回転がボールねじ76に伝達されてボールねじ76が回転し、下部リフトカム73がボールねじ76に沿って水平方向に移動する。
そして、ガイド(図示せず)により上下方向にのみ移動するようにガイドされた上部リフトカム74が、ガイドに沿って下部リフトカム73により押し上げられ、上部リフトカム74の上面に配設された平面調整機構41、断熱層42、載置台43が上昇する。また、駆動モーター75に流す電流を逆にすることにより、駆動モーター75の回転が逆回転となり、上部リフトカム74の上面に配設された平面調整機構41、断熱層42、載置台43が下降する。
したがって、昇降機構70のような構成では、下部リフトカム73および上部リフトカム74の当接面が所定の角度を有しているため、下部リフトカム73および上部リフトカム74の傾斜に沿って滑らかに平面調整機構41、断熱層42、載置台43を昇降することができる。また、下部リフトカム73および上部リフトカム74の当接面の傾斜角度により、昇降の際の駆動モーター75の駆動力を変更して、効率よく昇降することができる。
また、昇降機構は、図4(b)に示すような構成であってもよい。同図に示す昇降機構80は、基台6上に、板カム83とカムフォロワ84によって構成されている。板カム83は、サーボモーターからなる駆動モーター85とボールねじ86を備え、駆動モーター85を励磁して動作させると、上記した図4(a)の昇降機構70と同様に、駆動モーター85の回転がボールねじ86に伝達されてボールねじ86が回転し、カムフォロワ84が板カム83の上面の傾斜に沿って移動して、ガイド(図示せず)により上下方向に移動するように配置された平面調整機構41、断熱層42、載置台43が上昇または下降することとなる。
このような構成により、カムフォロワ84は板カム83の上面を滑らかに移動することができるため、昇降装置80の昇降動作をより滑らかに行うことができる。
なお、駆動モーターはサーボモーターに限らず、ステッピングモーターやその他の駆動機構であってもよく、昇降機構も上記した変形例に限らずその他の構成であってもよい。
さらに、位置検出部の構成は、図1に示した位置検出部4に限らず、図5に示すような構成であってもよい。すなわち、図5に示す位置検出部90は、チップ用ミラー91と、基板用ミラー92と、認識カメラ93とを備えている。そして、認識カメラ93によってチップ用ミラー91を介してチップ61の所定の位置を検出する。その後、認識カメラ93を移動して基板用ミラー92を介して基板60の所定の位置を検出する。
このような構成とすることにより、ヘッド部2とバックアップ部3の間にはチップ用ミラー91と基板用ミラー92のみを導入すればよいため、装置の小型化を達成することができ、簡便に位置検出をすることができる。なお、認識カメラ93は図5に示したように1台のみ設置して、チップ用ミラー91および基板用ミラー92の位置に対応するように移動させてもよいし、予めチップ用ミラー91、基板用ミラー92のそれぞれに対応する認識カメラを備えることとしてもよい。また、位置検出部はこのような構成に限らず、その他の構成であってもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について、図6を参照して説明する。図6は第2実施形態における保持装置の概略構成図である。以下に、第1実施形態との相違点について詳細に説明する。なお、図6において、図1ないし図5と同一符号は同一もしくは相当するものを示す。
本実施形態に示す保持装置は、第1実施形態に示した保持装置とほぼ同様であるが、第1実施形態と相違する点は、バックアップ部3と基板60の下面の距離を計測する測長手段95を備えている点である。
図6に示すように、測長手段95は、基板60の下面に向かってレーザー光を照射するようにバックアップ部3の側面に備えられている。そして、基板60にレーザー光を照射して基板60の下面までの距離を検出し、載置台43の上面と基板60の下面が精度よく当接するように、バックアップ部3の昇降機構40の移動距離を制御機構(図示せず)により制御する。また、同様に、基板60の上面にチップ62の金属溶融バンプ61が精度よく当接するように、ヘッド部2の上下移動機構34の移動距離も制御することができる。
したがって、第2実施形態によると、上記した接合動作中に基板60に反りや撓みが生じた場合でも、精度よく基板60およびチップ62を挟持して接合することができる。
なお、測長手段95は、図6に示すようにバックアップ部3の側面に限らず、載置台43の内部など、その他の位置に配設されていてもよい。また、ヘッド部2側に測長手段を備えることとしてもよい。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について、図7および図8を参照して説明する。図7は第3実施形態の保持装置の部分概略構成図、図8はその変形例を示す部分概略構成図である。以下に、第1実施形態との相違点について詳細に説明する。なお、図7および図8において、図1ないし図5と同一符号は同一もしくは相当するものを示す。また、ステージ部1、バックアップ部3の駆動モーターやガイド部等は図示を省略している。
本実施形態に示す保持装置は、第1実施形態に示した保持装置とほぼ同様であるが、第1実施形態と相違する点は、バックアップ部3の一部が透明部材によって構成されている点である。
つまり、図7に示すように、バックアップ部3の内部には、ガラスからなる透明部100が形成されている。そして、バックアップ部3の下方には、レンズ101を備えた認識カメラ102が配設され、透明部100を通して認識カメラ102により第1および第2の被保持物の位置を検出する。したがって、認識カメラ102が本発明における検出手段に相当する。なお、レンズ101および認識カメラ102は、水平方向および上下方向に移動可能に構成されている。
第1の被保持物は、可視光が透過可能な透明樹脂基板103であり、該透明樹脂基板103を通して、第2の被保持物であるチップ104の位置も同時に検出することができる構成となっている。
また、図8に示す保持装置では、バックアップ部3の内部にガラスからなる透明部105が形成されているとともに、ヘッド部2の内部にもガラスからなる透明部106が形成されている。また、透明部106の内部にはミラー107が備えられている。そして、バックアップ部3の下部には、レンズ108を備えたIRカメラ109が配設され、ヘッド部2側にはIR(赤外)光を照射する光源部110が備えられている。したがって、IRカメラ109、光源部110が本発明における検出手段に相当する。
また、この場合の第1および第2の被保持物は、IR光で認識可能なAl回路パターンを有する基板111、および基板112である。
光源部110から照射されたIR光は、ヘッド部2の透明部106を透過し、ミラー107で反射して、ヘッド部2の保持部33に保持された基板112、および、ステージ部1に搭載された基板111のAl回路パターン位置を読み取り、さらにバックアップ部3の透明部105を通してIRカメラ109により基板111および基板112の位置を同時に検出する。なお、IRカメラ109が本発明における検出手段に相当する。
したがって、第3実施形態によると、上記したように透明部100、105、106を通して位置検出を行うことができるため、第1および第2の被保持物の間に位置検出部を導入することなく、第1および第2の被保持物の位置を検出することができる。よって、例えば、第1の被保持物に複数の第2の被保持物を搭載する場合に、被保持物間に位置検出手段を繰り返し導入、退避することなく、簡便に第1および第2の被保持物の位置検出を行うことができる。
なお、透明部100、105、106はガラスに限らず、透明樹脂などその他の部材であってもよい。また、バックアップ部3やヘッド部2の全体が透明部材により形成されていてもよい。さらに、認識カメラ102、IRカメラ109や光源部110は本実施形態に示した構成に限らず、どのように配置してもよく、例えば、バックアップ部3やヘッド部2の内部に備えていてもよい。
また、光源は、IR光、レーザー光などどのようなものでもよく、被保持物の材質等に応じて変更してもよい。また、認識カメラも光源に合わせてどのようなものを用いてもよいし、カメラ以外のその他のものであってもよい。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について、図9および図10を参照して説明する。図9は第4実施形態の保持装置の部分概略構成図、図10は図9の保持装置の動作を示す概略構成図である。以下に、第1実施形態との相違点について詳細に説明する。なお、図9および図10において、図1ないし図8と同一符号は同一もしくは相当するものを示す。また、ステージ部1、バックアップ部3の駆動モーターやガイド部等は図示を省略している。
本実施形態に示す保持装置は、第1実施形態に示した保持装置とほぼ同様であるが、第1実施形態と相違する点は、ヘッド部2およびバックアップ部3に負荷手段である上下移動機構34および昇降機構40によってそれぞれ荷重を与え、基板120および金属バンプ121を有するチップ122を重ね合わせて保持したときのヘッド部2とバックアップ部3の荷重を荷重センサ等によりそれぞれ検出し、いずれか一方の荷重が他方の荷重よりも大きくなるように荷重制御を行う点である。なお、いずれの荷重を大きくするかは、基板120、チップ122の種類や材質、その他の条件に応じて適宜選択すればよい。
図9に示すように、本実施形態におけるヘッド部2の保持部33にはヒーター49が配設され、基板120とチップ122をヘッド部2およびバックアップ部3により重ね合わせて保持し、金属バンプ121と基板120間で金属原子の拡散を効率よく行うためにヒーター49により加熱して、チップ122の金属バンプ121を基板120に接合する構成である。このような構成では、ヘッド部2の保持部33は、ヒーター49により熱を加えると図9の矢印Aに示すように膨張し、チップ122の下面の高さが下降することとなる。そのため、ヒーター49により熱を加える前に基板120に対するチップ122の高さを調整しても、熱を加えたときには、チップ122が基板120に押し付けられ、金属バンプ121が潰れることとなる。
そこで、本実施形態における保持装置は、基板120およびチップ122を挟持したときのバックアップ部3に与える荷重がヘッド部2に与える荷重よりも大きくなるように、ヘッド部2の上下移動機構34およびバックアップ部3の昇降機構40が制御機構130により制御される構成となっている。なお、上下移動機構34および昇降機構40が本発明における第1および第2負荷手段、制御機構130が荷重制御手段に相当する。
制御機構130は、以下のようにしてヘッド部2およびバックアップ部3の荷重を制御する。なお、本実施形態では、基板120の上面の高さを、基板120とチップ122の接合の基準の高さとする。
図10(a)に示すように、ステージ部1の上面およびヘッド部2の保持部33に基板120およびチップ122をそれぞれ保持した後、バックアップ部3の載置面43の上面が基板120の下面に接触するように、昇降機構40によりバックアップ部3が上昇する。このとき、バックアップ部3に与えられる荷重が例えば100Nとなるように、昇降機構40の駆動モーター44が制御機構130により制御される。
また、保持部33に保持されたチップ122が基板120に接触するように、上下移動機構34によりヘッド部2が下降する。このとき、ヘッド部2に与えられる荷重が例えば50Nとなるように、上下移動機構34が制御機構130により制御される。
その後、ヒーター49を入れて加熱を行うと、図10(b)に示すように、保持部33は膨張するが、バックアップ部3に与えられた荷重のほうがヘッド部2に与えられた荷重よりも大きいので、ヘッド部2は、同図の矢印Bに示すように、保持部33が膨張した長さだけ上方に逃げることとなる。また、ヒーター49を切り保持部33が収縮すると、ヘッド部2に与えられた荷重により、ヘッド部2は、保持部33が収縮した長さだけ下方に戻ることとなる。
したがって、ヒーター49の熱により保持部33が膨張、収縮しても、上記したように膨張、収縮した長さを吸収することができるため、保持部33の保持面の高さは変化せず、チップ122の金属バンプ121と基板120を平面精度よく重ね合わせて保持することができる。
したがって、第4実施形態によると、基板120およびチップ122を重ね合わせた状態で保持するときに、荷重の大きいバックアップ部3が基準として所定の高さに固定され、荷重の小さいヘッド部2が上方または下方へ変位することとなり、自動でヘッド部2の保持部33の高さを所定の高さに調整することができる。したがって、ヘッド部2の保持部33が膨張、収縮した場合でも、ヘッド部2の高さを積極的に動かすことなく、保持部33の保持面の高さを所定の高さに合わせることができる。よって、より平面精度よく、簡便に基板60およびチップ62を重ね合わせて保持することができる。
なお、上記したようにバックアップ部3を基準としなくても、ヘッド部2を基準として、ヘッド部2にかかる荷重をバックアップ部3にかかる荷重より大きくする制御を行ってもよい。また、ヒーター49はヘッド部2側に限らず、バックアップ部3側に備えることとしてもよい。また、荷重の大きさは上記した100N、50Nに限らず、基板120、チップ122の種類や材質、その他の条件に応じて適宜変更してもよい。
(その他)
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
一例として、上記した実施形態では、バックアップ部3に平面調整機構を備えた保持装置について記載しているが、ヘッド部2に平面調整機構を備えた保持装置としてもよく、ヘッド部2およびバックアップ部3の両方に倣い機構を備えた保持装置としてもよい。また、ヒーターについてもヘッド部2およびバックアップ部3のどちらにどのように備えてもよい。
また、上記した実施形態では、ヒーターを備え、加熱により被保持物の接合を行っているが、超音波振動を利用して接合動作を行える構成としてもよい。この場合、ヘッド部2に振動子や共振器をさらに備えた構成としてもよい。
また、被保持物を加圧することのみにより接合するための保持装置としてもよい。
また、被保持物の接合は、金属バンプによる接合に限らず、はんだや熱硬化性樹脂、熱融溶性樹脂などによる接合であってもよい。また、金属バンプの材質はAu、Cu、Al、はんだなどどのようなものであってもよい。
また、被保持物の接合方法は、上記した超音波振動接合、加圧による接合、加熱による接合を組み合わせて行ってもよく、保持装置に振動子や共振器、ヒーターなどをどのように組み合わせてもよい。また、その他の接合方法を用いるとしてもよい。
また、接合動作を行わない保持装置や、その他の装置に本保持装置を組み込む構成であってもよい。
また、第1被保持物は大基板に限らず、例えば、ウエハやガラス基板、回路パターンを有する樹脂基板やシリコン基板、フレキシブル基板、樹脂フィルムなどであってもよく、これらを組み合わせて層状に形成されたものであってもよい。例えば、供給側リールにまき回されたポリイミドフィルムを、巻取側リールに巻き取ってポリイミドフィルムを移動しつつ、両リール間でチップをポリイミドフィルムに実装する方式を採用してもよい。また、基板が薄い場合には、例えばステンレス等の鋼材からなる補強板に基板を貼り付けたものを第1被保持物としてもよい。さらに、第2の被保持物は金属バンプを有するチップに限らず、その他の電子部品やデバイス、樹脂基板、回路基板などであってもよく、被保持物の材質や大きさ、形状などはどのようなものであってもよい。また、すでに述べたように、第1、第2の被保持物は、それぞれ複数の被保持物が重ね合わされたものであってもよい。
本発明の第1実施形態における保持装置の概略構成図である。 第1実施形態におけるステージ部を分解した斜視図である。 第1実施形態における接合動作を示す概略構成図である。 第1実施形態におけるバックアップ部の変形例を示す概略構成図である。 第1実施形態における位置検出部の変形例を示す概略構成図である。 本発明の第2実施形態における保持装置の概略構成図である。 本発明の第3実施形態における保持装置の部分概略構成図である。 第3実施形態における変形例を示す部分概略構成図である。 本発明の第4実施形態における保持装置の部分概略構成図である。 図9の保持装置の動作を示す概略構成図であり、(a)はヒーターによる加熱前の保持装置、(b)はヒーターによる加熱後の保持装置である。
符号の説明
1 ステージ部
2 ヘッド部(上部保持手段、加圧手段)
3 バックアップ部(下部保持手段)
4 位置検出部(位置調整手段)
9 X移動機構(位置調整手段)
11 Y移動機構(位置調整手段)
27 水平移動機構(位置調整手段)
28 ヒーター(予備加熱手段)
34 上下移動機構(第1負荷手段)
40 昇降機構(第2負荷手段)
41 平面調整機構
49 ヒーター(加熱手段)
60 基板(第1の被保持物)
62 チップ(第2の被保持物)
102 認識カメラ(検出手段)
103 透明樹脂基板(第1の被保持物)
104 チップ(第2の被保持物)
109 IRカメラ(検出手段)
110 光源部(検出手段)
111 基板(第1の被保持物)
112 基板(第2の被保持物)
120 基板(第1の被保持物)
122 チップ(第2の被保持物)
130 制御機構(荷重制御手段)

Claims (8)

  1. 被保持物を保持する保持装置において、
    開口部を有し、上面の前記開口部の周縁に第1の被保持物の周縁部が載置されるステージと、
    第2の被保持物を保持する保持部を有し、前記ステージの前記開口部の上方に配置された上部保持手段と、
    前記ステージの前記開口部の下方に昇降自在に配置された下部保持手段と、
    前記開口部において、前記上部保持手段および前記下部保持手段が、前記第1の被保持物および前記第2の被保持物の所定位置を重ね合わせた状態に挟持するように、前記第1の被保持物および前記第2の被保持物の位置調整を行う位置調整手段とを備え、
    前記下部保持手段の上昇によって、前記上部保持手段および前記下部保持手段の間に、前記第1の被保持物および前記第2の被保持物を重ね合わせた状態に挟持することを特徴とする保持装置。
  2. 前記上部保持手段に配設され、前記上部保持手段に所定の荷重を与える第1負荷手段と、
    前記下部保持手段に配設され、前記下部保持手段に所定の荷重を与える第2負荷手段と、
    前記第1の被保持物および第2の被保持物を重ね合わせた状態で前記上部保持手段および前記下部保持手段のいずれか一方の荷重が他方の荷重よりも大きくなるように、前記第1負荷手段および第2負荷手段による荷重を制御する荷重制御手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の保持装置。
  3. 前記上部保持手段および前記下部保持手段の少なくとも一方に設けられ、前記第1の被保持物の当接面と前記第2の被保持物の当接面を所定の倣い面に倣わせる平面調整機構をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の保持装置。
  4. 前記上部保持手段および前記下部保持手段の少なくとも一方に、加熱手段を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の保持装置。
  5. 前記ステージは、前記第1の被保持物を予備加熱する予備加熱機構をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の保持装置。
  6. 少なくとも前記上部保持手段に加圧手段を備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の保持装置。
  7. 前記下部保持手段は、前記下部保持手段と前記第1の被保持物の下面との距離を計測する測長手段をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の保持装置。
  8. 前記下部保持手段の一部が透明部材からなり、前記位置調整手段は、前記透明部材を通して少なくとも第1の被保持物の位置を検出する検出手段をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の保持装置。
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