JP2009264071A - 天井漏水バリア構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】漏水から、優れた防水層で天井仕上げ材と諸設備器具等を守り、また、天井仕上げ材、および重量物である諸設備器材等を、十分な取付強度で吊ることが出来る天井漏水バリア構造を提供すること。
【解決手段】構築物躯体スラブから吊り下げられた吊りAボルト10に、C形鋼9を固定し、前記C形鋼9の下面に水切り3を当接し、その水切り3の下側に前記水切りと交差した軽ミゾ形鋼8を配設し、ガ−ドパネル1およびTバ−2を、前記軽ミゾ形鋼8に取り付けるとともに、吊りBボルト11を前記C形鋼9に前記水切り3を絡まし取り付け、防水層を形成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、建造物スラブ躯体より滴下する雨水や地下水等の漏水から、照明器具、火災報知器、電線、空調機、空調用ダクト等の設備や天井仕上げ材、および通行人を保護するための、建造物躯体下に設けられる天井漏水バリア構造に関する。
従来、コンクリ−ト建造物において施工不良または老朽化に伴い、雨水や地下水等が、躯体スラブに発生したクラック部を通って下層階へ浸水する場合がある。図9は従来の代表的な天井工法を示すが、漏水が発生し天井に水が溜まると、天井仕上げ材のジョイントや、天井仕上げ材を留めている小ねじ周縁部から水漏れが生じる。その際、天井仕上げ材が窯業系の場合では、ボ−ド材には耐水性が殆ど無い材料が多いため、十分に水分を吸ったボ−ドが、脆くなり、ボ−ドが落下する事故が多発している。また、天井仕上げ材が金属系の場合では、その水漏れ箇所からの応急的な排水処理として、適当なビニ−ルシ−トを張って、柱又は側壁に沿って漏水を流し、天井下の通行人に、水漏れの有ることの注意を喚起する看板等を立てている。諸設備機器に関しても不具合が生じ、例えば、電気機器などを損傷させている。
近年このような問題に対処するために、種々の工法が提案されている。例えば、躯体スラブ下側に防水板の端縁を梁に近接した状態で配置し、前記梁の下端縁に沿って梁用樋を設けるとともに、この梁用樋の端縁位置より下方で、柱に巻装される回り樋を設け、前記防水板から流水する漏水を前記梁用樋を介して回り樋に集水する漏水回収装置が示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、天井仕上げ材を多数枚並設して、前記天井仕上げ材長手方向端において直交的に延在する樋兼フレ−ムを配設し、前記天井仕上げ材からの漏水を前記樋兼フレ−ムに流し集水樋に集めて排水させる天井構造が示されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、既存天井面の下側に、断面略U字状で格子に組んだ樋兼用フレ−ムを配設して、前記樋兼用フレ−ムの上に防水板を被せ載置し、前記防水板からの漏水を流水させる防護設備が示されている(例えば、特許文献3参照)。
特開平6−96880号公報 実開昭61−047315号公報 特許第3653167号公報
しかしながら、前記特許文献1〜3に係わる防水設備では、機能的ならび意匠上、種々の問題の発生が予想される。
先ず特許文献1の場合は、梁を除く天井面のほぼ全面に防水板を配設し、防水板全体を完全に水漏れしない構造としなければならない。実際には天井面全体を一枚の防水板で覆うことは困難であるから、要所に防水板のジョイントが必要となり、この接続部位は高度な水密構造が要求されるが、何ら開示がない。次いで、一般工法での天井を吊る場合は、躯体スラブから吊りボルトを約90cm間隔で吊設するが、何ら開示がなく、仮に一般工法と仮定すると、吊りボルトが約90cm毎に防水板に当たり、吊りボルト周縁部からの漏水が予想される。また、一般的には、設備機器、および空調用ダクト等の設備も躯体スラブからボルトで吊っているが、何ら開示がなく防水板に対する対処が困難である。
次いで、特許文献2の場合は、漏水からの照明器具保護のため防水カバ−を設置しているが、防水カバ−とクリップが交差する接面での漏水が予想される。また、電線、空調機、および空調用ダクト等の設備に対する保護は何ら開示がない。また、樋兼フレ−ムが天井仕上げ面の下に出るため意匠が限られる等の問題がある。
特許文献3の場合は、既存天井面の下側での天井漏水からの防護設備のため、使用用途が限られ、また、天井高が低くなり意匠的にも一般的とは言えない。
すなわち、漏水から照明器具、火災報知器、電線、空調機、空調用ダクト等の設備、および天井仕上げ材を保護するための、防水機能を十分に発揮出来る工法や、一般天井工法にも適用出来る防水工法は、皆無であった。
上記課題を解決するための本発明に係わる天井漏水バリア構造は、構築物躯体スラブ下側で、水勾配に沿って段階的に多数本並設されている天井下地材に、鋼板長辺両側縁を断面逆ハット形に折曲形成され、底面を漏水受けとしたガ−ドパネルと、下方開放した断面コ字状のTバ−下地を交互に並設して、小ねじで係止し、固定された前記Tバ−下地のフランジに、底部が樋機能を備えているTバ−を嵌合することを特徴とする。
上記において、前記天井下地材を吊設してボルト孔を有するC形鋼下面に、下方開放した断面コ字状で折曲形成され、所定の位置にボルト孔を有する水切りを、平行方向に配置し、前記ボルト孔が複数形成された、そのボルト孔に吊りボルトを貫通立設し、前記C形鋼下部フランジの上側と前記水切り下側にナットを配し、ナットにより一体的に締着することで吊りボルトの安定した接合状態が得られる。
(A)本発明に係る天井漏水バリア構造によれば、建造物スラブ躯体と天井仕上げ材、および諸設備器具等との間にバリアパネル等で防水層を作り、建造物スラブ躯体より滴下する漏水から、天井仕上げ材、および諸設備器具等を守る工法である。防水層はバリアパネルと、Tバ−および水切りで構成されており、バリアパネル等の部材は、構造が簡単で、小型で、軽量で、取り扱いが容易なため、施工性に優れていて、各防水板同士の接続係止は小ねじで締結される工法ではあるが、小ねじ孔から水漏れする従来技術と異なり、漏水が小ねじ孔の周縁部から水漏れしても、導水装置を有しているので、防水板接続部からの水漏れが一切生じない工法であり、また、既存天井および、重量物である諸設備機材等も十分な取付強度で吊ることが出来る工法である。
以下、図1〜図9に基づいて、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は本発明に係るバリアパネルの一例を示す断面図、図2は本発明に係るTバ−の一例を示す断面図、図3は本発明に係る第1の実施例を示す見上げ図と一部簡略分解斜視図、図4は図3のA−A断面図、図5は図3のB−B断面図、図6は本発明に係る第2の実施例を示す見上げ図と一部簡略分解斜視図、図7は図6のA−A断面図、図8は図6のB−B断面図、図9は従来の代表的な天井工法の断面図である。
図1は本発明に係る天井漏水バリア構造に使用する主要部材であるバリアパネルの一例を示す断面図であり、バリアパネル1は、漏水受けとなる底面1aと、支持板となるフランジ1bで構成され、図2(a)は、前記バリアパネルに並設し、樋としての機能するTバ−2aの一例を示す断面図であり、底片は2a−1、側片は2a−2,保持部は2a−3を示し、図2(b)はTバ−支持材の下地2bを示している。
更に詳しく、本発明に係る天井漏水バリア構造に使用する主要部材であるバリアパネル1とTバ−2aおよびTバ−下地2bを、図4に基づいて以下に説明する。先ず、前記ガ−ドパネル1は、断面逆ハット形状の鋼板長尺部材であり、底面1aで漏水を受け、フランジ1bが、下地材である軽ミゾ形鋼8に小ねじ4で取り付けられる構造である。また、ガ−ドパネル1のサイズは、幅が20〜40cm程度、長さが4〜6m程度、高さが2.5cm前後、板厚は0.8mm程度であるが、現場状況により大寸法でも構築できるし、軽量性を重視する場合は、前記ガ−ドパネル1の底面1aにリブをつけ、強度を十分に確保することが出来れば、特に板厚を限定されるものではない。前記ガ−ドパネル1の材質は、溶融亜鉛めっき鋼板、溶融55%アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板およびステンレス鋼等の金属材料を用いるのが望ましいが、特に限定されるものではない。
次に、Tバ−2aは樋材で、Tバ−下地2bはその下地で鋼板長尺部材である。前記Tバ−下地2bは、下方開放した断面コ字形状でフランジ両側部が内方へ折曲し、その内縁を断面U字状に折返して形成されており、コ字形の背面を前記軽ミゾ形鋼8に当接し、小ねじ4で取り付けられる構造である。なお、前記Tバ−下地2bフランジ終端部を、断面U字状に折返しのものを代表として示したが、本発明ではこれに限ることなく、Tバ−保持部との接触面積が十分確保でき、満足すべき強度が発揮できるものであれば、いかなる形状のものであっても適用可能であれば構わない。例えば、軽ミゾ形鋼、リップみぞ形鋼等を挙げることができる。Tバ−2aは、断面逆T字形で両側方向に張出した底片2a−1、その終端から立上がった側片2a−2と、前記Tバ−下地2bに嵌合するように保持部の形状をU字溝にした2a−3で、構成されている。前記ガ−ドパネル1および前記Tバ−下地2bは、前記軽ミゾ形鋼8に前記小ねじ4で係止されるが、その小ねじ4の周縁部からの漏水が有っても、前記Tバ−2aの底片2a−1と側片2a−2が樋として機能する構造になっている。また、Tカバ−2aのサイズは、幅が12〜20cm程度、長さが4〜6m程度、高さは5〜6cm程度であり、Tバ−下地2bのサイズは、幅が4〜10cm程度、長さが4〜6m程度、高さは4〜5cm程度であり、前記Tバ−2aと前記Tバ−2bの材質としては、溶融亜鉛めっき鋼板、溶融55%アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板およびステンレス鋼等の金属材料を用いるのが望ましいが、特に限定されるものではない。
以下、図面に基づいて本発明に係る天井漏水バリア構造の二つの実施形態例を説明する。
(本発明に係る天井下地組第1の実施例)
本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。図3に示すように、図中符号1はガ−ドパネル、2aはTバ−、2bはTバ−下地、3は水切り、8は軽ミゾ形鋼、9はC形鋼、10は吊りAボルト、11は吊りBボルトをそれぞれ示している。
本発明に係る天井漏水バリア構造は、構築物躯体スラブ(図示せず)から吊り下げられた吊りAボルト10に、C形鋼9を固定し、前記C形鋼9の下面に水切り3を当接し、その水切り3の下側に前記水切りと交差した軽ミゾ形鋼8を配設し、本発明に係るガ−ドパネル1およびTバ−2aを、前記軽ミゾ形鋼8に取り付けるとともに、吊りBボルト11を前記C形鋼9に前記水切り3を絡まし取り付け、防水層を形成するものである。
以下、詳細にその構造について施工手順を交えながら詳述する。
先ず、図4に示すように、構築物躯体スラブ13から所定の位置に吊り下げられた吊りAボルト10を、C形鋼9上部フランジに形成されているボルト貫通孔に挿入し、前記C形鋼9上部フランジの上側と下側にナット6を配し、水勾配に合わせ前記C形鋼9の一方を傾斜させて、水勾配の調整を行い前記各ナット6で締着し、前記C形鋼9を固定する。次いで、前記C形鋼9の下側に水切り3とアングルピ−ス7を配し、前記C形鋼9下部フランジに有するボルト孔と、前記水切り3に有するボルト孔と、前記アングルピ−ス7に有するボルト孔とを重ね、その複数形成されたボルト孔にボルト5を挿入立設し、ナット6で締着して、前記C形鋼9と、前記水切り3、および前記アングルピ−ス7の前記3体を、一体化する。その後、前記C形鋼9の下側に付着されている、前記アングルピ−ス7垂直のフランジ面と、前記軽ミゾ形鋼8の背面を合わせ、前記アングルピ−ス7と前記軽ミゾ形鋼8のボルト孔に、ボルト5を水平に挿入し、ナット6で締着し、前記軽ミゾ形鋼8を固定する。
次いで、図5に示すように、前述要領によって固定された前記C形鋼9の下側に水切り3を当接し、前記C形鋼9の下部フランジに有するボルト孔と、前記水切り3に有するボルト孔とを重ねて、その複数形成されたボルト孔に、下から吊りBボルト11を立てながら挿入し、ナット6を前記C形鋼9下部フランジ上側と前記水切り3下面に配し、前記各ナット6で締着し、前記吊りBボルト11を立吊した状態で、固定する。
前述までの要領によって、天井下地組みが完成されている前記軽ミゾ形鋼8に、ガ−ドパネル1と、Tバ−2bを係止するには、以下のようして行う。先ず、図5に示すように、ガ−ドパネル1を、吊りBボルト11の両サイドに配し、前記吊りBボルト11周縁と、前記ガ−ドパネル1のフランジ1a端縁に10mm前後の隙間をとり、前記軽ミゾ形鋼8に、前記ガ−ドパネル1のフランジ1bに小ねじ4で係止する。なお、前記吊りBボルト11周縁と、前記ガ−ドパネル1のフランジ1a端縁に10mm前後隙間をあけるのは、地震等の振動で前記吊りBボルト11が振れて、前記ガ−ドパネル1に当たりそのガ−ドパネル1が破損するのを回避するためである。
次に、図3に示すように、所定の間隔で配置されている、前記C形鋼9の各列中間部の下側に、ガ−ドパネル1を配し、両隣に、Tバ−2aが入るような隙間をあけ、小ねじ4で係止する。
次いで、図3〜図4に示すように、Tバ−下地2bを、前記ガ−ドパネル1間の隙間に配し、その背面を前記軽ミゾ形鋼8に当接し小ねじ4で係止する。次に、Tバ−2aの、2a−3の保持部を、前記軽ミゾ形鋼8に係止されている前記Tバ−下地2bのフランジ脇に、下から差込み、横から小ねじ4で係止する。すなわち、前記ガ−ドパネル1、および前記Tバ−2bを係止している前記小ねじ4の周縁部からの漏水が有っても、前記Tバ−2aの底片2a−1と、側片2a−2が樋機能を果たし、その漏水は、Tバ−2aの水下側に設置されている集水樋(図示せず)に流れることになる。
(本発明に係る天井下地組第2の実施例)
次に、天井下地組の第2の実施例を添付図面に基づき詳細に説明する。図6に示すように、図中符号1はガ−ドパネル、2aはTバ−、2bはTバ−下地、3は水切り、8は軽ミゾ形鋼、9はC形鋼、11は吊りBボルト、13は構築物躯体スラブをそれぞれ示している。
本発明に係る天井漏水バリア構造は、図7〜図8に示すように、構築物躯体スラブ13からホ−ルインアンカ−12を介して固定されたC形鋼9下面に、水切り3を当接し、その水切り3の下側に、アングルピ−ス7を配し、前記水切り3と直交方向に、軽ミゾ形鋼8を配設し、本発明に係るガ−ドパネル1およびTバ−2aを、前記軽ミゾ形鋼8に取り付けるとともに、吊りBボルト11を前記C形鋼9に前記水切り3を絡まし取り付け、防水層を形成するものである。
以下、詳細にその構造について施工手順を交えながら詳述する。
先ず、図7に示すように、構築物躯体スラブ13の所定の位置に、上部フランジがホ−ルインアンカ−12で固着され、下部フランジがボルト孔を有するC形鋼9の下側に、水切り3と、アングルピ−ス7を配し、前記C形鋼9下部フランジに有するボルト孔と、前記水切り3に有するボルト孔と、前記アングルピ−ス7に有するボルト孔とを重ね、その複数形成されたボルト孔にボルト5を挿入立設し、ナット6で締着して、前記C形鋼9と、前記水切り3、および前記アングルピ−ス7の前記3体を、一体化する。その際は、前記アングルピ−ス7を配置する事前に、予めレベル墨で水勾配を決め、水勾配に沿って、楕円形等高さ調整のできるボルト孔を有するアングルピ−ス7を選択し用意する。その後、前記C形鋼9の下側に付着されている、前記アングルピ−ス7の垂直フランジ面と、前記軽ミゾ形鋼8の背面を合わせて、水勾配の調整を行い、前記アングルピ−ス7と前記軽ミゾ形鋼8のボルト孔に、ボルト5を水平に挿入し、ナット6で締着し、前記軽ミゾ形鋼8を固定する。
次いで、図8に示すように、前述要領によって固定されている前記C形鋼9の下側に水切り3を当接し、前記C形鋼9の下部フランジに有するボルト孔と、前記水切り3に有するボルト孔とを重ねて、その複数形成されたボルト孔に、下から吊りBボルト11を立てながら挿入し、ナット6を前記C形鋼9下部フランジ上側と前記水切り3下面に配し、前記各ナット6で締着し、前記吊りBボルト11を立吊した状態で、固定する。なお、前記吊りBボルト11で立吊する荷重が大きい場合は、前記C形鋼9使用せず、強度の有る部材、例えば、溝形鋼等を使用することによって全体としての信頼性向上も図れる。
前述までの要領によって、天井下地組みが完成されている前記軽ミゾ形鋼8に、ガ−ドパネル1と、Tバ−2bを係止する。先ず、図8に示すように、ガ−ドパネル1を、吊りBボルト11の両サイドに配し、前記吊りBボルト11周縁と、前記ガ−ドパネル1のフランジ1a端縁に10mm前後の隙間をとり、前記軽ミゾ形鋼8に、前記ガ−ドパネル1のフランジ1bに小ねじ4で係止する。なお、前記吊りBボルト11周縁と、前記ガ−ドパネル1のフランジ1a端縁に10mm前後隙間をあけるのは、地震等の振動で前記吊りBボルト11が振れて、前記ガ−ドパネル1に当たりそのガ−ドパネル1が破損するのを回避するためである。
次に、図6に示すように、所定の間隔で配置されている、前記C形鋼9の各列中間部の下側に、ガ−ドパネル1を配し、両隣に、Tバ−2aが入るような隙間をあけ、小ねじ4で係止する。
次いで、図6〜図7に示すように、Tバ−下地2bを、前記ガ−ドパネル1間の隙間に配し、その背面を前記軽ミゾ形鋼8に当接し小ねじ4で係止する。次に、Tバ−2aの、2a−3の保持部を、前記軽ミゾ形鋼8に係止されている前記Tバ−下地2bのフランジ脇に、下から差込み、横から小ねじ4で係止する。すなわち、前記ガ−ドパネル1、および前記Tバ−2bを係止している前記小ねじ4の周縁部からの漏水が有っても、前記Tバ−2aの底片2a−1と側片2a−2が樋機能を果たし、その漏水は、Tバ−2aの水下側に設置されている集水樋(図示せず)に流れることになる。
以上説明したように本発明に係わる天井漏水バリア構造の防水層は、バリアパネル1とTバ−2a、Tバ−下地2b、および水切り3で構成され、構造が非常に簡易で、防水性に優れ、構築物躯体スラブ13への取り付け作業が容易なため、現場での施工性が良く、また、既存天井、および重量物である諸設備機材等を十分な取付強度で吊ることも出来る構造でもある。
本発明に係わるバリアパネルの一例を示す断面図である。 本発明に係わるTバ−の一例を示すもので、 (a)がTバ−断面図、(b)がTバ−下地断面図を示す。 本発明に係わる第1の実施例を示見上げ図と一部簡略分解斜視図である。 図3のA−A断面図である。 図3のB−B断面図である。 本発明に係わる第2の実施例を示見上げ図と一部簡略分解斜視図である。 図6のA−A断面図である。 図6のB−B断面図である。 従来の代表的な天井工法の断面図である。
符号の説明
1 バリアパネル 2a Tバ−
2a−1 底片 2a−2 側片
2a−3 保持部 2b Tバ−下地
3 水切り 4 小ねじ
5 ボルト 6 ナット
7 アングルピ−ス 8 軽ミゾ形鋼
9 C形鋼 10 吊りAボルト
11 吊りBボルト 12 ホ−ルインアンカ−
13 構築物躯体スラブ 14 天井仕上げ材

Claims (2)

  1. 鋼板長辺両側縁を断面逆ハット形に折曲形成され、底面を漏水受けとしたガ−ドパネルと、
    下方開放した断面コ字状のTバ−下地と、前記Tバ−下地のフランジに嵌合するU字状の保持部を有し底部に樋機能を備えたTバ−と、
    構築物躯体スラブ下側で、前記ガ−ドパネルと前記Tバ−に対して、直交方向に延在され水勾配に沿って、段階的に多数本並設された天井下地に、前記ガ−ドパネルと前記Tバ−下地を交互に並設し係止し、前記Tバ−下地に前記Tバ−を嵌合することを特徴とする天井漏水バリア構造。
  2. 前記天井下地材を吊設している、C形鋼に有するボルト孔と、
    前記C形鋼下面に、そのC形鋼と平行方向に配置し、下方開放した断面コ字状で折曲形成され、所定の位置にボルト孔を有する水切りと、
    前記ボルト孔が複数形成され、そのボルト孔に吊りボルトを挿入して立設することを特徴とする請求項1に記載の天井漏水バリア構造。


























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