JP2009262270A - クランプ装置、及び、クランプ方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークの幅にばらつきがあってもワークを基準位置で位置決めができ、作業工程を簡略化でき、さらに配設前に単独で位置決めの精度出しが行えるクランプ装置を提案する。
【解決手段】基準金固定台21に配設されるシリンダ24と、該基準金固定台21上に固定されるモジュールベース31と、シリンダ24の動作によって上下に運動するカム32と、該カム32の運動によって互いに近接離間する方向に摺動する左右一対のスライダ42・42と、フレームワークW・W内側を支持して定寸位置決めを行う、左右一対の基準金45a・45aと、該フレームワークW・W外側を支持する、左右一対のクランプ50・50と、を備えるクランプ装置10であって、前記モジュールベース31、カム32、スライダ42・42、及び基準金45a・45aは、一体基準金段替えユニット30として、前記基準金固定台21に着脱可能に構成される、クランプ装置10。
【選択図】図1

Description

本発明は、クランプ装置、及び、クランプ方法に関し、詳細には、フレームワークを固定する技術に関する。
従来、自動車や産業機械等の生産ラインにおいて、フレームワークの位置決めを行うためのクランプ装置が実用されている。
該クランプ装置として、直線運動するアクチュエータに、適当なリンク機構を組み合わせて、クランプアームに動力を伝達する構成を有するものがある(例えば、特許文献1参照)。
従来技術に係るクランプ装置の一例を図8に示す。該クランプ装置100では、シリンダ110を挟むように左右一対のクランプアーム101・101を配置している。該クランプアーム101、101は、中間部に設けられた支点102・102で、シリンダハウジング109に対して揺動可能に支持される。シリンダ110のロッド111の下端にはスライドプレート112が配設され、該スライドプレート112の左右両端部と、前記クランプアーム101・101の下端部とが、リンク103・103で回動可能に連結される。
前記クランプ装置100によれば、ワークwをクランプする際は、前記シリンダ110がロッド111及びスライドプレート112を下方に押し下げ、リンク103・103を介してクランプアーム101・101の下端を左右に押し広げることで、該クランプアーム101・101の上端でワークwをクランプするのである。逆に、ワークwをアンクランプする際は、前記と逆にシリンダ110がロッド111及びスライドプレート112を上方に引き上げ、リンク103・103を介してクランプアーム101・101の下端を中央に引き寄せるのである。
上記クランプの際、クランプアーム101の前進端は、スライドプレート112が当接するストッパ105の高さで決定される。
上記のような従来技術に係るクランプ装置100によれば、クランプされるワークwの幅が小さい場合、クランプアーム101・101とワークwとの間に間隙ができるため、該ワークwを安定して固定することが難しかった。
また、反対にクランプされるワークwの幅が大きい場合、前記スライドプレート112がストッパ105に当接しないため、ワークwが基準位置よりずれる可能性があった。
さらに、従来技術に係るクランプ装置の配置例を図9に示す。図9に示すごとく、クランプ対象であるフレームワークW・Wが略左右対称形である場合、左右一対のクランプ装置100・100、200・200、300・300・・・によって固定する必要がある。その際、それぞれのクランプ装置100・100、200・200、300・300・・・は個別に配置されているため、段替えも個別に行う必要があり、作業が煩雑になっていた。
また、一方のクランプ装置100・200・300・・・の位置は、他方のクランプ装置100・200・300・・・によって基準位置が決定されるため、位置決めする際にそれぞれ単独で精度出しをすることは難しかった。
特開平10−180580号公報
上記に鑑み、本発明では、ワークの幅にばらつきがあってもワークを基準位置で位置決めができ、左右一対で一体的に段替えすることで作業工程を簡略化でき、さらに配設前に単独で位置決めの精度出しが可能となる、クランプ装置、及び、クランプ方法を提案する。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、基準金固定台と、該基準金固定台に配設されるシリンダと、該基準金固定台の上面に固定されるモジュールベースと、該モジュールベースの上方で、前記シリンダに連結され、該シリンダの動作によって上下に運動するカムと、前記モジュールベースの上方で、前記カムの両側に係合して配設され、該カムの運動によって互いに近接離間する方向に摺動する、一対のスライダと、前記各スライダの外側端部に配設され、前記スライダの外側への摺動によって、クランプ対象となるフレームワーク内側を支持して定寸位置決めを行う、一対の基準金と、該各基準金のそれぞれに対向して配置され、前記フレームワークの外側から内側に向かって揺動されることにより、該フレームワーク外側を支持する、一対のクランプと、を備えるものである。
請求項2においては、前記モジュールベース、カム、スライダ、及び基準金は、一体基準金段替えユニットとして一体的に構成され、前記基準金固定台に着脱可能に取り付けられているものである。
請求項3においては、基準金固定台の上面に固定されるモジュールベースと、該モジュールベースの上方でシリンダに連結され、該シリンダの動作によって上下に運動するカムと、前記モジュールベースの上方で、前記カムの両側に係合して配設され、該カムの運動によって互いに近接離間する方向に摺動する、一対のスライダと、前記各スライダの外側端部に配設され、前記スライダの外側への摺動によって、クランプ対象となるフレームワーク内側を支持して定寸位置決めを行う一対の基準金とを、基準金固定台の上面に配設するとともに、該基準金固定台に配設されるシリンダを前記カムに連結する設置工程と、前記シリンダを動作して、前記カムを下方に移動させることにより、前記一対のスライダとともに前記一対の基準金を外側へ摺動させて、クランプ対象となるフレームワーク内側を支持して定寸位置決めを行う、位置決め工程と、該各基準金のそれぞれに対向して配置した一対のクランプを、前記フレームワークの外側から内側に向かって揺動することにより、該フレームワーク外側を支持する、クランプ工程と、を備えるものである。
請求項4においては、前記モジュールベース、カム、スライダ、及び基準金は、一体基準金段替えユニットとして一体的に構成され、前記基準金固定台に着脱可能に取り付けられるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
本発明によれば、ワークの幅にばらつきがあってもワークを基準位置で位置決めができ、左右一対で一体的に段替えすることで作業工程を簡略化できる。
特に、前記モジュールベース、カム、スライダ、及び基準金が一体基準金段替えユニットとして一体的に構成され、前記基準金固定台に着脱可能に取り付けられることで、一体基準金段替えユニットを基準金固定台に配設する前に基準金単独で位置決めの精度出しを行うことが可能となる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明に係るクランプ装置の全体構成を示す概略正面図である。
図2は同じくクランプ装置の概略平面図である。
図3(a)は図1におけるA−A線断面図、(b)は同じくB−B線断面図である。
図4はクランプ装置の配置工程を示す概略正面図である。
図5は同じくクランプ装置の位置決め工程を示す概略正面図である。
図6は同じくクランプ装置のクランプ工程を示す概略正面図である。
図7は本発明に係るクランプ装置の配置例を示した平面図である。
図8は従来技術に係るクランプ装置の一例を示した概略正面図である。
図9は同じく従来技術に係るクランプ装置の配置例を示した平面図である。
なお、本発明の技術的範囲は以下の実施例に限定されるものではなく、本明細書及び図面に記載した事項から明らかになる本発明が真に意図する技術的思想の範囲全体に、広く及ぶものである。
以下に、本発明に係るクランプ装置10について説明する。本明細書では便宜上、図1における右側を右側方、左側を左側方として説明する。
[全体構成]
まず、本発明に係るクランプ装置10について、図1から図4を用いて説明する。
図1に示すように、クランプ装置10は、基準金固定台21、該基準金固定台21の上面に配置される一体基準金段替えユニット30、及び、前記基準金固定台21を挟んで左右一対に配置されるクランプ50・50等から構成される。
なお本明細書においては、前記一体基準金段替えユニット30は基準金固定台21に対して着脱可能に構成されるものとして説明するが、該一体基準金段替えユニット30、及び、基準金固定台21は一体的に固定される構成でもよく、本実施例に限定されるものではない。
[基準金固定台21]
図1及び図4に示すように、前記基準金固定台21は、左右一対に立設されるフレーム21a・21a、該フレーム21a・21a間の上下略中央部に掛架されるシリンダステー21b、該フレーム21a・21a上端に固設される一体ベース板21c、該一体ベース板21cと前記フレーム21a・21aとの連結を補強するブラケット21d・21d、及び、前記一体ベース板21cの左右中央部に配設される、円筒状のシリンダケース21e、等で構成されている。
前記シリンダステー21b上にはシリンダ24が配設され、図3に示すように、該シリンダ24に連結されたスライダ26が、該シリンダ24の動作によって、前記シリンダケース21e内を上下運動するように構成される。該スライダ26は、上部が略角柱形状に形成された円柱状の部材であり、上端部周囲には後述するように、カム32を固定するストッパ33を嵌合させるための、ストッパ溝26aが前後左右方向に形成されている。
なお、本実施例ではシリンダ24としてエアシリンダが用いられる。また、スライダ26のシリンダケース21e内での上下運動をガイドするため、円筒状のスライドガイド25a・25bがシリンダケース21e内に嵌挿されている。
[一体基準金段替えユニット30]
前記基準金固定台21の上面には、一体基準金段替えユニット30が着脱可能に配置される。
図1から図3に示すように、該一体基準金段替えユニット30は、左右中央部に開口部を有する平板状のモジュールベース31、該モジュールベース31上で、左右方向に、つまり互いに近接離間する方向に摺動自在に連結される、左右一対のスライダ42・42、該スライダ42・42の外側端部に配設される基準金45a・45a、前記スライダ42・42の内側端部に配設されるT字カム41・41、該T字カム41・41間に係合して連結されるカム32、前記モジュールベース31上面の左右両端部に配設される基準金45b・45b、及び、前記モジュールベース31を前記一体ベース板21cに固定するためのクランプレバー46・46・46・・・等で構成される。
前記モジュールベース31は、前記クランプレバー46・46・46・・・によって前記一体ベース板21cに固定される。具体的には、例えば、該クランプレバー46の先端には雄ねじ部が形成され、該クランプレバー46・46・46・・・を回動し、モジュールベース31と一体ベース板21cに開口された雌ねじ部に螺合することによって、前記モジュールベース31を前記一体ベース板21cに締結するのである。
また、モジュールベース31上には、左右一対のスライダ42・42が連結される。詳しくは、LMガイドケース43・43・43・43を、それぞれ2個ずつ摺動可能に備えた左右一対のLMガイドレール44・44が、軸線を左右に向けてモジュールベース31に配設され、前記スライダ42・42が、該LMガイドケース43・43・43・43とボルト結合されるのである。即ち、スライダ42・42は、LMガイドケース43・43・43・43、及びLMガイドレール44・44を介して、モジュールベース31上に左右摺動自在に配設されるのである。
前記スライダ42・42の内側端部には、T字カム41・41がボルト等で締結され、配設される。さらに、該T字カム41・41間にはカム32が係合して連結される。
前記T字カム41・41は、内側端面を傾斜して形成された、平面視略T字状の部材である。また、前記カム32は、該T字カム41・41のT字部を係合可能に内部が刳り貫かれて形成される。つまり、カム32の内部掛合部も、内側に向かって傾斜して(正面視で上側幅に比して下側幅が狭く)形成されているのである。
即ち、前記T字カム41・41は、端面を傾斜させた状態でカム32と係合しているため、カム32の上下運動に対応して、左右に摺動する構成となっているのである。詳しくは、カム32が下方に移動すると、T字カム41・41が押し広げられて左右外側に摺動し、逆にカム32が上方に移動すると、T字カム41・41が引き寄せられて左右内側に摺動するのである。このように、T字カム41・41は、当接するカム32の上下運動によって左右に摺動し、前記スライダ42・42を摺動させる構成となっている。
なお、前記T字カム41・41及びカム32の形状は、上述したようにカム32の上下動に対応してT字カム41・41が左右(互いに近接離間する方向)に運動する形態であればよい。例えば傾斜の方向が本実施例と逆にカムの上側幅が狭く形成され、該カムにT字カムが係合している形態でもよく、本実施例の形態に限定されるものでない。
また、本発明を実施する場合、前記T字カム41・41とカム32の連結部、及び、LMガイドレール44・44とLMガイドケース43・43・43・43の連結部等には図示しないスパッタカバーが設けられ、異物が侵入しないように構成されるが、本明細書及び図面では、説明の便宜上該スパッタカバーについては省略している。
前記カム32は、中央部に固定孔32aが開口され、該固定孔32aに前記スライダ26の上部が下方より挿入されている。そして、前方から略U字状のストッパ33を、スライダ26に形成されたストッパ溝26aに嵌合させることにより、該カム32をスライダ26に固定しているのである。該ストッパ33は、固定板34、及び蝶ボルト35を介してカム32に固定され、前記スライダ26の上下動によって外れることのないように構成されている。
また、前記スライダ42・42の外側端部には、基準金45a・45aがボルト等で締結され、配設される。上述のようにカム32の下方への移動により、スライダ42・42が外側に摺動し、該基準金45a・45aがフレームワークW・Wの内側を支持し、定寸位置決めを行うのである。
前記モジュールベース31上面の左右両端部には、基準金45b・45bが配設される。フレームワークW・Wをクランプする際は、該基準金45b・45b上にフレームワークW・Wを載置した後、前記基準金45a・45a、及び、後述するクランプ50・50のクランプ金55a・55a、55b・55bでクランプするのである。
[クランプ50・50]
クランプ50・50は、前記基準金固定台21を挟んで左右一対に配置される。詳しくは、クランプ台51・51の支点53・53にクランプアーム54・54が軸支され、該クランプアーム54・54の下端は外側に伸縮可能に構成されたロッド52・52に連結されている。また、前記クランプアーム54・54の内側面上端部には、正面視略L字上の前記クランプ金55a・55aが、さらに内側面中央部には、クランプ金55b・55bが配設されている。
即ち、前記クランプアーム54・54、及びクランプ金55a・55a、55b・55bは、前記支点53・53を中心に揺動可能に配設されているのである。そして、フレームワークW・Wをクランプする際は、前記ロッド52・52が外側に伸張することにより、該前記クランプアーム54・54、及びクランプ金55a・55a、55b・55bが内側に揺動し、クランプ金55a・55aがフレームワークW・Wの上面及び外側面上部に当接し、クランプ金55b・55bがフレームワークW・Wの外側面中央部に当接することによって固定するのである。なお、該クランプ50・50は、クランプ対象のフレームワークW・Wの幅によって、クランプ台51・51の位置を図1中矢印幅Hの範囲で調節可能に構成される。
上記のように、クランプ装置10は、基準金固定台21と、該基準金固定台21に配設されるシリンダ24と、該基準金固定台21の上面に固定されるモジュールベース31と、該モジュールベース31の上方で、前記シリンダ24に連結され、該シリンダ24の動作によって上下に運動するカム32と、前記モジュールベース31の上方で、前記カム32の両側に係合して配設され、該カム32の運動によって互いに近接離間する方向に摺動する、一対のスライダ42・42と、前記各スライダ42・42の外側端部に配設され、前記スライダ42・42の外側への摺動によって、クランプ対象となるフレームワークW・W内側を支持して定寸位置決めを行う、一対の基準金45a・45aと、該各基準金45a・45aのそれぞれに対向して配置され、前記フレームワークW・Wの外側から内側に向かって揺動されることにより、該フレームワークW・W外側を支持する、一対のクランプ50・50と、を備え、前記モジュールベース31、カム32、スライダ42・42、及び基準金45a・45aは、一体基準金段替えユニット30として一体的に構成され、前記基準金固定台21に着脱可能に取り付けられているのである。
[クランプ方法]
次に、本発明に係るクランプ方法について、図1、図4、図5、及び図6を用いて説明する。
[設置工程]
まず、設置工程について、図4を用いて説明する。
設置工程では、モジュールベース31、スライダ42・42、基準金45a・45a、T字カム41・41、カム32、基準金45b・45b、及び、クランプレバー46・46・46等からなる一体基準金段替えユニット30が図4中矢印Cの方向に移動される。そして、上述したようにクランプレバー46・46・46によって前記モジュールベース31が前記一体ベース板21cに固定されるのである。
ここで、該一体基準金段替えユニット30の基準金45a・45aの基準位置については、既に別途位置決めが行われたものが用いられる。即ち、一体基準金段替えユニット30の配設前に単独で位置決めが行われているのである。このように、一体基準金段替えユニット30の配設前に単独で位置決めの精度出しを行うことにより、クランプ装置10の設置後に改めて精度出しを行う必要がなくなり、作業時間と手間を短縮することができるのである。
一方、カム32の固定孔32aにスライダ26が挿入され、上述のようにストッパ33、及び固定板34等によって、カム32とスライダ26が連結される。
[位置決め工程]
次に、位置決め工程について、図5を用いて説明する。
位置決め工程では、フレームワークW・Wが図5中矢印Dの方向に移動され、基準金45b・45b上に載置される。そして、上述のように、シリンダ24の動作によって、スライダ26に連結されたカム32が図5中矢印E方向である下方に移動する。さらに、該カム32の運動によってスライダ42・42が、図5中矢印F方向である左右外側に摺動し、前記スライダ42・42の左右外側端部に配設された、左右一対の基準金45a・45aが、フレームワークW・Wの内側を支持して定寸位置決めを行うのである。
ここで、基準金45a・45aの基準位置については、カム32がシリンダケース21eの上端面に当接することで決まるように設定されている。即ち、上述したように基準金45a・45aの位置決めの精度出しについては、カム32がシリンダケース21eの上端面に当接した状態で基準金45a・45aが基準位置となるように、一体基準金段替えユニット30の配設前にスライダ42・42の位置が調節されているのである。
[クランプ工程]
次に、クランプ工程について、図6を用いて説明する。
位置決め工程では、ロッド52・52が外側に伸張することにより、該前記クランプアーム54・54、及びクランプ金55a・55a、55b・55bが図6中矢印G方向である内側に揺動し、クランプ金55a・55aがフレームワークW・Wの上面及び外側面上部に当接し、クランプ金55b・55bがフレームワークW・Wの外側面中央部に当接することによって固定するのである。
上記のように、本発明に係るクランプ方法は、基準金固定台21の上面に固定されるモジュールベース31と、該モジュールベース31の上方でシリンダ24に連結され、該シリンダ24の動作によって上下に運動するカム32と、前記モジュールベース31の上方で、前記カム32の両側に係合して配設され、該カム32の運動によって互いに近接離間する方向に摺動する、一対のスライダ42・42と、前記各スライダ42・42の外側端部に配設され、前記スライダ42・42の外側への摺動によって、クランプ対象となるフレームワークW・W内側を支持して定寸位置決めを行う一対の基準金45a・45aとを、基準金固定台21の上面に配設するとともに、該基準金固定台21に配設されるシリンダ24を前記カム32に連結する設置工程と、前記シリンダ24を動作して、前記カム32を下方に移動させることにより、前記一対のスライダ42・42とともに前記一対の基準金45a・45aを外側へ摺動させて、クランプ対象となるフレームワークW・W内側を支持して定寸位置決めを行う、位置決め工程と、該各基準金45a・45aのそれぞれに対向して配置した一対のクランプ50・50を、前記フレームワークW・Wの外側から内側に向かって揺動することにより、該フレームワークW・W外側を支持する、クランプ工程と、を備えるものであって、前記モジュールベース31、カム32、スライダ42・42、及び基準金45a・45aは、一体基準金段替えユニット30として一体的に構成され、前記基準金固定台21に着脱可能に取り付けられるものである。
以上のような各工程によって、クランプ装置10がフレームワークW・Wをクランプすることにより、図1のクランプ状態となるのである。なお、クランプ装置10からフレームワークW・Wをアンクランプする際は、上記クランプ方法における各工程の順序を逆にして行うことで、クランプ状態を解除するアンクランプが可能となる。
ここで、前記クランプ50・50は、クランプ対象のフレームワークW・Wの幅によって、クランプ台51・51の位置を図1中矢印幅Hの範囲で調節可能に構成されている。これにより、フレームワークW・Wの幅にばらつきがあっても、該クランプ台51・51の位置を調節することにより、フレームワークW・Wを基準位置で位置決めすることができるのである。即ち、フレームワークW・Wのクランプの際、フレームワークW・Wの幅に関わらず、安定して固定することが可能となるのである。
[配置例]
次に、本発明に係るクランプ装置10の配置例について、図7を用いて説明する。
クランプ対象であるフレームワークW・Wが図7に示すごとく略左右対称形である場合でも、クランプ装置10・10・10を用いてフレームワークW・Wをクランプすることにより、左右同時に位置決め及び段替えを行うことができるので、段替え時の作業時間・作業工程を削減することが可能となるのである。
また、各クランプ装置10・10・10における、一体基準金段替えユニット30の基準金45a・45aの基準位置については、段替え前に別途位置決めが行われたものが用いられる。このため、一体基準金段替えユニット30の配設前に単独で位置決めの精度出しを行うことが可能となる。即ち、クランプ装置10・10・10の設置後に改めて精度出しを行う必要がなくなり、作業時間・作業工程を削減することが可能となるのである。
本発明に係るクランプ装置の全体構成を示す概略正面図。 同じくクランプ装置の概略平面図。 (a)は図1におけるA−A線断面図、(b)は同じくB−B線断面図。 クランプ装置の配置工程を示す概略正面図。 同じくクランプ装置の位置決め工程を示す概略正面図。 同じくクランプ装置のクランプ工程を示す概略正面図。 本発明に係るクランプ装置の配置例を示した平面図。 従来技術に係るクランプ装置の一例を示した概略正面図。 同じく従来技術に係るクランプ装置の配置例を示した平面図。
符号の説明
10 クランプ装置
21 基準金固定台
21c 一体ベース板
24 シリンダ
26 スライダ
30 一体基準金段替えユニット
31 モジュールベース
32 カム
42 スライダ
45a 基準金
45b 基準金
50 クランプ
54 クランプアーム
W フレームワーク

Claims (4)

  1. 基準金固定台と、
    該基準金固定台に配設されるシリンダと、
    該基準金固定台の上面に固定されるモジュールベースと、
    該モジュールベースの上方で、前記シリンダに連結され、該シリンダの動作によって上下に運動するカムと、
    前記モジュールベースの上方で、前記カムの両側に係合して配設され、該カムの運動によって互いに近接離間する方向に摺動する、一対のスライダと、
    前記各スライダの外側端部に配設され、前記スライダの外側への摺動によって、クランプ対象となるフレームワーク内側を支持して定寸位置決めを行う、一対の基準金と、
    該各基準金のそれぞれに対向して配置され、前記フレームワークの外側から内側に向かって揺動されることにより、該フレームワーク外側を支持する、一対のクランプと、を備える、
    ことを特徴とする、クランプ装置。
  2. 前記モジュールベース、カム、スライダ、及び基準金は、一体基準金段替えユニットとして一体的に構成され、前記基準金固定台に着脱可能に取り付けられている、
    ことを特徴とする、請求項1に記載のクランプ装置。
  3. 基準金固定台の上面に固定されるモジュールベースと、該モジュールベースの上方でシリンダに連結され、該シリンダの動作によって上下に運動するカムと、前記モジュールベースの上方で、前記カムの両側に係合して配設され、該カムの運動によって互いに近接離間する方向に摺動する、一対のスライダと、前記各スライダの外側端部に配設され、前記スライダの外側への摺動によって、クランプ対象となるフレームワーク内側を支持して定寸位置決めを行う一対の基準金とを、基準金固定台の上面に配設するとともに、該基準金固定台に配設されるシリンダを前記カムに連結する設置工程と、
    前記シリンダを動作して、前記カムを下方に移動させることにより、前記一対のスライダとともに前記一対の基準金を外側へ摺動させて、クランプ対象となるフレームワーク内側を支持して定寸位置決めを行う、位置決め工程と、
    該各基準金のそれぞれに対向して配置した一対のクランプを、前記フレームワークの外側から内側に向かって揺動することにより、該フレームワーク外側を支持する、クランプ工程と、を備える、
    ことを特徴とする、クランプ方法。
  4. 前記モジュールベース、カム、スライダ、及び基準金は、一体基準金段替えユニットとして一体的に構成され、前記基準金固定台に着脱可能に取り付けられる、
    ことを特徴とする、請求項3に記載のクランプ方法。
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