JP2003266127A - 管の複合曲げ装置 - Google Patents

管の複合曲げ装置

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JP2003266127A JP2002070495A JP2002070495A JP2003266127A JP 2003266127 A JP2003266127 A JP 2003266127A JP 2002070495 A JP2002070495 A JP 2002070495A JP 2002070495 A JP2002070495 A JP 2002070495A JP 2003266127 A JP2003266127 A JP 2003266127A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一台の装置で加工基準を動かすことなくロー
ル曲げ加工と引曲げ加工とを行える管の複合曲げ装置を
提供する。 【解決手段】 ロール曲げ加工するときには、トップロ
ール26を管2の側面に当接させた状態で、成形ロール
11を管2の側面に押し付け、送り台3により管2を送
り出す。これにより、曲率の大きい緩いカーブの曲げ加
工が可能となる。他方、引曲げ加工するときには、管2
を送り台3からアンクランプすることなく、トップロー
ル26を管2から退避させ、代わりに管2の側面に回転
曲げ型53を当接させる。また、成形ロール11を管か
ら退避させ、代わりに管2の側面に締付け型41を当接
させ、管2を締付け型41と回転曲げ型53との間の挟
持する。そして、回転曲げ型53を管2の曲げ方向に回
動させる。これにより、曲率の小さい急なカーブの曲げ
加工が可能となる。この引曲げ時の曲げ反力は、ボトム
ロール31およびガイドロール39によって支持され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一台でロール曲げ
と引曲げとを切り替えることができる管の複合曲げ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】管の曲げ加工装置として、比較的緩いカ
ーブ加工に用いられるロール曲げ装置と、比較的急なカ
ーブ加工に用いられる引曲げ装置とが知られている。
【0003】ロール曲げ装置は、図14に示すように、
管aを長手方向に送り出す送り台bと、送り出された管
aの一側面を押圧する成形ロールcと、成形ロールcの
反対側に配置されたトップロールdと、トップロールd
との間に管aを挟み込むボトムロールeと、ボトムロー
ルeの上流側に配置されたガイドロールfとを備えてい
る。そして、送り台bによって送り出される管aを、そ
の一側面に成形ロールcを押し付けることで管aに曲げ
荷重を与え、所定の緩い曲率のカーブに変形する。この
とき、トップロールdが曲げ支点となって曲げ荷重を支
持し、ボトムロールeおよびガイドロールfが曲げ荷重
の反力を支持する。
【0004】引曲げ装置は、図15に示すように、管a
の一側面に当接されピンg廻りに回動する回転曲げ型h
と、回転曲げ型hとの間に管aを挟持する締付け型i
と、締付け型iに並設されて曲げ反力を支持する反力型
jとを備えている。そして、回転曲げ型hと締付け型i
との間に管aを挟持し反力型jを管aに当接させた状態
で、回転曲げ型hをピンg廻りに回動させることで、管
aを所定の急な曲率のカーブに変形する。このとき、曲
げ反力は、反力型jによって支持される。管aは、回転
曲げ型hの回動に伴って、回転曲げ型hに巻き付けら
れ、引かれる。
【0005】従来、管aを曲げ加工するときには、その
加工曲率に応じて、緩カーブ用のロール曲げ装置と急カ
ーブ用の引曲げ装置とを使い分けていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一つの管aに
曲率が大きい緩カーブ部分と曲率の小さい急カーブ部分
とを成形するときには、管aを一旦ロール曲げ装置から
取り外して引曲げ装置にセットし直すか、或いは管aを
一旦引曲げ装置から取り外してロール曲げ装置にセット
し直さなければならないため、その度に加工基準がずれ
て精度の高い製品が得られないという問題があった。
【0007】逆に言えば、完成品の精度を所定範囲内に
収めるためには、管aをロール曲げ装置から引曲げ装置
に又はその逆に何度もセットし直すことはできないの
で、製品のカーブデザインの自由度が制限されていた。
【0008】また、管aをロール曲げ装置から引曲げ装
置に又はその逆にセットし直すことは、工程間の仕掛か
りが必要となると共に工程間のハンドリング時間が必要
となり、生産性の悪化に繋がっていた。
【0009】また、ロール曲げ装置と引曲げ装置との両
装置を工場に設置することは、管aの加工装置に関して
設置スペースの無駄とも考えられる。
【0010】以上の事情を考慮して創案された本発明の
目的は、一台の装置で加工基準を動かすことなくロール
曲げ加工と引曲げ加工とを行える管の複合曲げ装置を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、管を長手方向に送り出す送り台と、該送り
台により送り出された管の一側面を押圧する成形ロール
と、該成形ロールに対して管の送り方向上流側に管を挟
んで配置されたトップロールと、該トップロールとの間
に管を挟み込むボトムロールと、該ボトムロールに対し
て管の送り方向上流側に並設されたガイドロールと、上
記成形ロールをロール曲げ時に管側面に押し付けると共
に引曲げ時に管から退避させる移動手段と、上記成形ロ
ールを管から退避させたとき代わりに管の側面に当接さ
れる締付け型と、上記トップロールをロール曲げ時に管
側面に当接させると共に引曲げ時に管から退避させる退
避手段と、上記トップロールを管から退避させたとき代
わりに管の側面に当接され上記締付け型との間に管を挟
持する回転曲げ型と、該回転曲げ型を管の曲げ方向に回
動させる回動手段とを備えたものである。
【0012】本発明によれば、ロール曲げ加工するとき
には、トップロールを管の側面に当接させた状態で、成
形ロールを移動手段によって管の側面に押し付け、管を
送り台によって送り出す。これにより、曲率の大きい緩
いカーブの曲げ加工が可能となる。他方、引曲げ加工す
るときには、トップロールを退避手段によって管から退
避させ、代わりに回転曲げ型を管の側面に当接させる。
また、成形ロールを移動手段により管から退避させ、代
わりに管の側面に締付け型を当接させる。これにより、
管が締付け型と回転曲げ型との間に挟持される。そし
て、回転曲げ型を管の曲げ方向に回動させる。これによ
り、曲率の小さい急なカーブの曲げ加工が可能となる。
この引曲げ時の曲げ反力は、ボトムロールおよびガイド
ロールによって支持される。
【0013】このように、一台の装置でロール曲げ加工
と引曲げ加工とを切り替えることができ、このとき、管
を送り台から取り外す必要はない。よって、送り台にク
ランプされた管の端部(加工基準)が変動することはな
く、加工方法を切り替えても、精度の高い曲げ加工が可
能となる。従って、完成品の精度を維持しつつ、管のカ
ーブデザインの自由度が広がることになる。また、管を
セットし直す必要がないため、生産性が向上する。ま
た、工場内における曲げ加工装置の設置スペースが約半
分となる。
【0014】また、上記回転曲げ型と締付け型との間に
管を挟持したとき、これらの型を一体化するロック機構
を備えることが好ましい。これにより、引曲げ時に、回
転曲げ型と締付け型との間に管を把持するアクチュエー
タの把持力が不要となる。
【0015】また、上記回転曲げ型は、管側面に対して
それぞれ異なった曲率の複数の押当部を有することが好
ましい。これにより、引曲げ時に、各押付部を選択して
管の側面に当接させることで、各押付部の曲率に応じた
管の引曲げ加工が行える。
【0016】また、上記成形ロールおよびボトムロール
に、各ロールを軸方向に微調節する調節機構を設けるこ
とが好ましい。これにより、ロール曲げ加工および引曲
げ加工の際に、各ロールを通過する管に生じる反りを矯
正できる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を添付図面に
基いて説明する。
【0018】図1は本実施形態に係る「管の複合曲げ装
置」の平面図、図2は側面図(図1のII-II線矢示
図)、図3は図1のIII-III線断面図、図4は正面図
(図1のIV-IV線矢示図)である。
【0019】この管の複合曲げ装置1は、管2を一台の
装置で加工基準を動かすことなくロール曲げ加工と引曲
げ加工とを選択して行うものである。以下、この装置の
構成について説明する。
【0020】管の複合曲げ装置1は、図1および図2に
示すように、管2を長手方向に送り出す送り台3を有す
る。送り台3は、管2の端部をクランプする把持部4を
有する台車5と、ガイドレール6が敷設された基台7a
と、台車5をガイドレール6に沿って移動させる駆動手
段7とを備える。台車5には、ガイドレールに係合する
係合部5aが設けられている。
【0021】駆動手段7は、台車5に接続されたチェー
ン8と、チェーン8が巻き掛けられたスプロケット9
と、スプロケット9を回転するサーボモータ10とを有
する。この構成によれば、サーボモータ10を回転する
ことで管2をガイドレール6に沿って長手方向に送り出
すことができ、サーボモータ10の回転角度を制御する
ことで台車5の位置、すなわち把持部4にクランプされ
た管2の端部の位置(加工基準)を正確に制御できる。
【0022】また、管の複合曲げ装置1は、図1、図2
および図4に示すように、送り台3により送り出された
管2の一側面を押圧する成形ロール11を有する。成形
ロール11は、その側面に管2の断面にマッチした断面
形状の溝12が形成されており、鉛直な回転軸13を有
する。なお、本実施形態の管2は、図4に示すように異
形断面(中心に対して左右非対称)となっているが、円
形断面でもよいことは勿論である。
【0023】成形ロール11は、アイドル回転するもの
に限られることはなく、自転機能すなわち回転軸13廻
りに回転駆動されるようになっていてもよい。この成形
ロール11は、移動手段14によって、ロール曲げ時に
管2の側面に押し付けられ、引曲げ時に管2から退避さ
れる。移動手段14は、成形ロール11が取り付けられ
た子台車15と、子台車15が水平方向に移動自在に設
けられた親台車16と、親台車16が上下方向に移動自
在に取り付けられた基台17とを有する。
【0024】親台車16は、基台17に上下方向に沿っ
て敷設されたガイドレール18に係合する係合部19を
有し、サーボモータ20およびボールネジ機構21等に
よって、上下動され上下位置が高精度で制御される。こ
れらサーボモータ20およびボールネジ機構21等は、
成形ロール11を軸方向に微調節する調節機構(請求項
4)を兼用する。この調節機構は、ロール曲げ時に送り
出される管2に生じる反りを矯正するものである。
【0025】他方、子台車15は、親台車16に水平方
向(管2の送り方向と直交方向)に敷設されたガイドレ
ール22に係合する係合部23を有し、同様にサーボモ
ータ24およびボールネジ機構25等によって、水平動
され水平位置が高精度で制御される。これにより、適
宜、子台車15を親台車16に対してガイドレール22
に沿って水平に移動させ、親台車16を基台17に対し
てガイドレール18に沿って垂直に移動させることで、
成形ロール11を管2の側面に押し付けたり、管2から
退避させることができる。
【0026】また、管の複合曲げ装置1は、図1に示す
ように、成形ロール11に対して管2の送り方向上流側
に管2を挟んで配置されたトップロール26を有する。
トップロール26は、その側面に管2の断面にマッチし
た断面形状の溝が形成されており、鉛直な回転軸27を
有する。トップロール26は、アイドル回転するものに
限られず、自転機能を有していてもよい。
【0027】このトップロール26は、退避手段28に
よって、ロール曲げ時に管2の側面に当接され、引曲げ
時に管2から退避される。退避手段28は、トップロー
ル26が取り付けられた移動台28aと、移動台28a
を管2の送り方向に対して水平面内にて斜め上流側に移
動自在にガイドするガイドレール29と、移動台28a
をガイドレール29に沿って移動するシリンダ30とを
有する。
【0028】この構成によれば、シリンダ30を伸長さ
せると図1に示すようにトップロール26が管2の側面
に当接する位置に移動され、シリンダ30を収縮させる
と図5に示すようにトップロール26が管2から離間し
て後述する回転曲げ型53と干渉しない位置に退避され
る。ここで、図1に示すようにトップロール26を管2
の側面に当接させたとき、シリンダ30の伸長ストロー
クが固定されるようになっている。ロール曲げ時の曲げ
荷重を支持するためである。
【0029】また、管の複合曲げ装置1は、図1、図2
および図3に示すように、トップロール26との間に管
2を挟み込むボトムロール31を有する。ボトムロール
31は、その側面に管2の断面にマッチした断面形状の
溝が形成されており、鉛直な回転軸32を有する。ボト
ムロール31は、アイドル回転するものに限られず、自
転機能を有していてもよい。このボトムロール31は、
図3に示す調節機構33によって、軸方向に高さが調節
される。
【0030】調節機構33は、ロール曲げ時または引曲
げ時に送り出される管2に生じる反りを矯正するもので
あり、当該ボトムロール31が取り付けられた移動台3
4と、移動台34を基台17に対して昇降させるサーボ
モータ35およびボールネジ機構36等を有する。すな
わち、基台17には上下方向に沿ってガイドレール37
が設けられており、移動台34にはこのガイドレール3
7に係合する係合部38が設けられている。
【0031】この構成によれば、サーボモータ35を適
宜正逆回転させることにより、移動台34を基台17に
対してガイドレール37に沿って昇降させることがで
き、サーボモータ35の回転角度を制御することで、移
動台34の高さ即ちボトムロール31の高さを正確に微
調節できる。よって、ボトムロール31の成形ロール1
1または後述するガイドロール39に対する高さ位置
を、ロール曲げ時または引曲げ時に送り出される管2に
生じる反りを打ち消す方向(上または下方向)に微妙に
ずらすことで、管2に生じる反りを矯正できる。
【0032】また、管の複合曲げ装置1は、図1、図2
および図3に示すように、ボトムロール31に対して管
2の送り方向上流側に並設されたガイドロール39を有
する。ガイドロール39は、その側面に管2の断面にマ
ッチした断面形状の溝が形成されており、鉛直な回転軸
40廻りにアイドル回転する。このガイドロール39
は、送り台3によって送り出される管2の側面に当接す
るように、基台17に固定されている。
【0033】ガイドロール39は、図例では2個設けら
れている。後述する管2の引曲げ時(図13参照)に、
曲げ反力をボトムロール31と共に分散支持し、管2の
側面に凹みや傷が生じないようにするためである。但
し、ガイドロール39の個数は、1個でも3個以上でも
よい。要は、管2の引曲げ時の曲げ反力を支持する際
に、管2の側面に凹みや傷が生じない荷重設計となって
いればよい。
【0034】また、管の複合曲げ装置1は、成形ロール
11を図1、図2および図4に示す位置から移動手段1
4によって図5、図7および図8に示すように移動させ
て管2から退避させたとき、代わりに管2の側面に当接
される締付け型41を有する。図4および図8に示すよ
うに、締付け型41には、管2の断面にマッチした断面
形状の溝42が形成されており、装着台43に設けられ
た蟻溝44に係合する凸部45が形成されている。
【0035】装着台43は、移動台46に鉛直軸47廻
りに回転自在に取り付けられたアーム48に、その長手
方向に移動自在に取り付けられている。すなわち、図2
および図7にも示すように、アーム48にはその長手方
向に沿ってガイドレール50が敷設されており、装着台
43にはガイドレール50に係合する係合部51が設け
られている。装着台43は、アーム48の側部に設けら
れたシリンダ49(ロッドレスシリンダ等)によって、
ガイドレール50に沿って移動される。
【0036】これらシリンダ49やガイドレール50等
が、締付け型41用の移動手段52を構成する。この構
成によれば、ロッドレスシリンダ49を適宜作動させる
ことで、装着台43がアーム48のガイドレール50に
沿って移動し、装着台43に設けられた締付け型41
が、図4に示すように管2から離間されたり、図8に示
すように管2の側面に当接されたりする。なお、図例と
は断面形状の異なった管2の曲げ加工をするときには、
締付け型41を装着台43の蟻溝44から取り外し、別
の締付け型41を装着することになる。
【0037】また、管の複合曲げ装置1は、トップロー
ル27を図1に示す状態から退避手段28のシリンダ3
0によって図5に示すように移動させて管2から退避さ
せたとき、代わりに管2の側面に当接される回転曲げ型
53を有する。回転曲げ型53は、図4および図8にも
示すように、管2の断面にマッチした断面形状の溝が形
成されており、上記締付け型43との間に管2を挟持す
るものである。また、回転曲げ型53は、図6、図4お
よび図8にも示すように、移動台46に鉛直に配置され
たピン47廻りに回動自在に設けられている。
【0038】この回転曲げ型53は、図4および図8に
示すように、回動手段54によって上記ピン47廻りに
回転され、回動位置が高精度で位置決めされる。回動手
段54は、移動台46の下部に設けられたサーボモータ
55と、サーボモータ55の回転を減速するギヤ機構
と、ギヤ機構の出力スプロケットと回転曲げ型46に設
けられた入力スプロケットとに巻き掛けられた無端チェ
ーン56(図1参照)とを有する。なお、回転曲げ型5
3とアーム48とは、ピン47廻りに相互に回動自在と
なっている。
【0039】この構成によれば、サーボモータ55を適
宜回転させることで、回転曲げ型53が移動台46に対
してピン47廻りに回動する。このとき、図8に示すよ
うに、回転曲げ型53と締付け型41との間に管2を挟
持していると、アーム48もピン47廻りに一体的に回
動することになる。他方、図4に示すように、回転曲げ
型53が締付け型41から離間されていると、回転曲げ
型53のみがピン47廻りに回動し、アーム48は回動
することなく図1に示すシリンダ77によって位置が保
持される。アーム48と回転曲げ型53とが、ピン47
廻りに相互に回転自在となっているからである。
【0040】移動台46は、管2の送り方向と直交する
方向に移動自在に、基台57に設けられている。すなわ
ち、図1および図5に示すように、基台57には管2の
送り方向と直交する方向にガイドレール58が水平に敷
設されており、移動台46にはガイドレール58に係合
する係合部が設けられている。移動台46は、基台57
に設けられたサーボモータ60およびボールネジ機構6
1等によって、ガイドレール58に沿って移動され高精
度で位置決めされる。
【0041】これらサーボモータ60およびボールネジ
機構61やガイドレール58等が、回転曲げ型53用の
退避手段62を構成する。この構成によれば、サーボモ
ータ60を適宜回転させることによって、移動台46を
ガイドレール58に沿って管2の送り方向と直交する方
向に移動させることができる。これにより、移動台46
に取り付けられた回転曲げ型53を、図4に示すように
管2から離間した位置から図8に示すように管2に当接
させる位置まで、精度よく移動させることができる。
【0042】以上の構成からなる本実施形態の作用を説
明する。
【0043】上記管の複合曲げ装置1によるロール曲げ
加工を説明する。この場合、先ず、図1乃至図4に示す
ように、管2の端部を送り台3の把持部4にクランプす
る。管2の内部には、図1に示すように、その断面積に
マッチした形状の中子70が収容される。中子70は、
管2の曲げ成形時に管2が潰れないようにするためのも
のであり、管2内のロッド71を介して送り台3の後方
に配置されたシリンダ(図示せず)に直結されており、
シリンダによってその位置が調節されるようになってい
る。
【0044】そして、トップロール26をシリンダ30
によって管2の側面に当接させる位置に移動する。この
とき、回転曲げ型53は、図1および図4に示すよう
に、サーボモータ60およびボールネジ機構61によっ
て管2から離間され、トップロール26と干渉しないよ
うになっている。また、締付け型41は、図4に示すよ
うに、ロッドレスシリンダ49の作動によってアーム4
8に沿って移動されて管2から離間され、成形ロール1
1と干渉しないようになっている。この状態を図12
(a)に示す。
【0045】その後、図12(b)に示すように、成形ロ
ール11を水平方向に移動させて管2の側面に押し付
け、管2を送り台3によって長手方向に送り出す。これ
により、図12(c)に示すように、送り台3によって送
り出される管2が、その一側面に成形ロール11が押し
付けられることで管2に曲げ荷重が与えられ、所定の緩
い曲率のカーブに変形される。このとき、トップロール
26が曲げ支点となって曲げ荷重を支持し、ボトムロー
ル31およびガイドロール39が曲げ荷重の反力を支持
する。
【0046】成形ロール11は、管2を送り台3によっ
て送り出している間、その位置が固定されてもよいし、
移動されてもよい。すなわち、曲率を変化させたいとき
には、成形ロール11の位置を子台車15の移動によっ
て変えることで対応可能であり、このとき生じる異曲率
間の徐変部は、送り台3の送り速度と成形ロール11の
移動速度とを適正値とすることで、滑らかに仕上げるこ
とができる。
【0047】次いで、引曲げ加工する場合には、図12
(d)に示すように、トップロール26を管2から引き離
す。そして、成形ロール11を、管2から離間する方向
に水平移動させ、さらに垂直下方に移動させることで、
管2から引き離す。すなわち、成形ロール11を、図4
の位置から図8の位置に移動させる。
【0048】そして、図13(a)に示すように、回転曲
げ型53を管2の一側面に当接させ、締付け型41を管
2の他側面に当接させる。ここで、トップロール26を
管2から引き離すのは回転曲げ型53との干渉を避ける
ためであり、成形ロール11を管2から引き離すのは締
付け型41との干渉を避けるためである。また、送り台
3の把持部4における管2のクランプは、緩めることな
く継続把持しておく。
【0049】この引曲げ加工時の各構成部品の配置を、
図5乃至図8に示す。図示するように、トップロール2
6は、その移動台28aが図1の位置からシリンダ30
によって図5の位置まで移動されて管2から退避され
る。そして、回転曲げ型53は、その移動台46が図4
の位置からサーボモータ60およびボールネジ機構61
等によって図8の位置に移動され、管2の側面(トップ
ロール26が当接していた部分の近傍)に当接される。
ここで、回転曲げ型53を管2のトップロール26が当
接していた部分の近傍に当接するのは、後述する引曲げ
時の反力を対向するボトムロール31とそれに並設され
たガイドロール39とで的確に支持するためである。
【0050】回転曲げ型53は、図例では、図6にも示
すように、管2の側面に対してそれぞれ異なった曲率の
2個の押当部75、76を有する。よって、当該回転曲
げ型53をピン47廻りに回転(180度)させること
で、所望の曲げ曲率に応じた押当部75、76を選択し
て管2の側面に当接させることができる。各押当部7
5、76は、管2の側面を締付け型41との間に把持す
る把持部分75a、76aと、それに繋げて形成されピ
ン47を中心とした円弧部分75b、76bとを有す
る。なお、当接部75、76は、1個でも3個以上でも
よいことは勿論である。
【0051】他方、成形ロール11は、図4の位置から
子台車15を管2から離間させる方向に水平移動させ親
台車16下降させることで図8の位置まで移動され、管
2の斜め下方に退避される。そして、この成形ロール1
1の代わりに、締付け型41が管2の側面に当接され
る。すなわち、締付け型41は、図4の位置からアーム
48に付設されたロッドレスシリンダ49によって図8
の位置に移動され、管2の側面に当接される。こうし
て、締付け型41と回転曲げ型53との間に管2が挟持
され、図13(a)の状態となる。
【0052】そして、図13(b)に示すように、回転曲
げ型53をピン47廻りに管2の曲げ方向に回動させ、
回転曲げ型53の押当部75の円弧部分75bに管2を
巻き付けるようにし、送り台3をその軸力(押出力)を
制御して管2の引きに追従させる。この送り台3は、管
2を積極的に押し出すことはせず、回転曲げ型53に巻
き付けられて引かれる管2に追従して移動する。これに
より、回転曲げ型53と締付け型41とが、図5に仮想
線xで示すようにアーム48を介して一体となってピン
47廻りに回動し、これら型41、53間に挟持された
管2が、図6に示すように回転曲げ型53の押当部75
の円弧部分75bの曲率に応じた所定の急な曲率のカー
ブに引曲げ変形される(図13(b))。
【0053】このとき、送り台3の把持部4における管
2のクランプは、前述のロール曲げ加工のときから一回
も取り外す必要はないので、加工基準となる送り台3に
接する管2の端部が変動しない。よって、加工方法をロ
ール曲げ成形から引曲げ成形に切り替えても、すなわち
管2に複合曲げを施しても、精度の高い曲げ加工が可能
となる。逆をいえば、このような管2の複合曲げを行っ
ても完成品の精度を維持できるので、管2のカーブデザ
インの自由度が広がることになる。また、加工方法を切
り替える際に管2を送り台3にクランプし直す必要がな
いため、生産性が向上する。また、一台の装置でロール
曲げ加工と引曲げ加工とを切り替えることができるの
で、工場内における曲げ加工装置の設置スペースが約半
分となる。
【0054】また、図13(b)に示すように、この引曲
げ時の曲げ反力は、ボトムロール31およびガイドロー
ル39によって的確に支持される。何故なら、トップロ
ール26を管2から離間させ、代わりにその近傍に回転
曲げ型53を当接させているので、ボトムロール31お
よびガイドロール39は、図12に示すロール曲げ加工
時の曲げ反力を支持する機能のみならず、図13に示す
引曲げ加工時の曲げ反力を支持する機能をも的確に発揮
できるからである。仮に、回転曲げ型53をトップロー
ル26よりも管2の送り方向下流のかなり離れた位置に
配置したとすると、その回転曲げ型53の曲げ反力をボ
トムロール31およびガイドロール39で支持できなく
なるばかりでなく、未拘束部分が長く(多く)なるた
め、管2が外側に膨らむ等、所定外の変形を生じる虞が
ある。
【0055】こうして、管2の引曲げ加工が終了したな
らば、図13(c)に示すように、先ず、締付け型41を
ロッドレスシリンダ49によってアーム48に沿って移
動させ管2から離間(アンクランプ)させる。そして、
管2を送り台3によって前方に所定長さ送り出す。回転
曲げ型53の回動角度を元の角度に戻す際、屈曲された
管2が邪魔にならないようにするためである。なお、こ
の管2の前方への送り出しは、曲げ角度や曲げ形状など
によっては、不要となることもある。
【0056】その後、回転曲げ型53および締付け型4
1が装着されたアームを、図5に仮想線xで示す回動状
態(引曲げ状態)から、シリンダ77によってピン47
廻りに回動させ、実線で示す元の状態に戻す。そして、
回転曲げ型53が装着された移動台46を、図5に示す
位置からサーボモータおよびボールネジ機構等によって
図1の位置まで移動させ、管2から離間させる(図13
(c)参照)。その後、管2を送り台3の把持部4から取
り外せば、ロール曲げ加工によって成形された緩いカー
ブに繋げて引曲げ加工によって成形された急なカーブを
有する管2を、一台のベンディングマシンで精度よく製
造することができる。
【0057】また、さらに続けて引曲げ加工で緩いカー
ブを成形するときには、図13(c)の状態から、管2を
送り台3からアンクランプせずに、図13(d)に示すよ
うに、回転曲げ型53をピン47廻りに180度回動さ
せ、反対側の押当部76(曲率小)を管2に当接させ、
同様の手順を行えばよい。また、その後、再びロール曲
げ加工を行うときには、図12(a)に示すように、回転
曲げ型53および締付け型41を管2から引き離し、再
びトップロール26を管2に当接させ成形ロール11を
管2に押し付け、図12の手順を繰り返せばよい。これ
により、様々なアールを有する複雑な形状の管2を、基
準位置(管2の送り台3への把持部)をずらすことな
く、一台の機械で精度よく製造できる。
【0058】ところで、図13(b)に示す引曲げ加工時
には、管2を把持する回転曲げ型53と締付け型41と
には、それらを離間させるような反力が生じる。よっ
て、この反力に抗して即ち両型53、41が開かないよ
うに、締付け型41を図8に示すシリンダ49によって
回転曲げ型53に押し付ける必要がある。しかし、引曲
げ加工中に常にシリンダ49に作動力(管2の把持力)
を加えることはエネルギ効率上妥当ではない。そこで、
本実施形態では、図11に示すように、回転曲げ型53
と締付け型41との間に管2を挟持したとき、これらの
型53、41を一体化するロック機構80を設けてい
る。
【0059】図11に示すように、回転曲げ型53の上
下面と締付け型41との上下面には、両型53、41の
近接位置を定めるストッパ81、82が、それぞれ設け
られている。回転曲げ型53に設けられたストッパ81
は、後述する固定爪83の係合部も兼ねる。締付け型4
1は、その凸部45を介して、装着台43の蟻溝44に
装着されている。装着台43の上下面には、金具84が
それぞれ取り付けられている。金具84には、リンク8
5がピン86を介して回動自在に枢支されている。リン
ク85の中央部には、ピン87を介して固定爪83が枢
支されている。
【0060】リンク85の先端部には、把持シリンダ8
8のロッド部89にピン90で枢支された金具91が、
ピン92を介して枢支されている。また、固定爪83と
リンク85との間には、固定爪83をピン87廻りにス
トッパ81から離間する方向に回動させるためのバネ9
3が介設されている。また、装着台43の側面には、図
11(b)に示すように、把持シリンダ89を収縮させた
とき、固定爪83の端部が当接されて固定爪83をピン
87廻りにストッパ81に係合させる方向に回動する回
動用金具94が、設けられている。
【0061】この構成によれば、図11(a)に示すよう
に、把持シリンダ88を伸長させると、固定爪83がバ
ネ93に引かれてピン87廻りに可動され、ストッパ8
1から離れた状態となる。通常時(図4に示すロール曲
げ加工時等)には、この状態で待機することになる。そ
して、引曲げ加工に際して、締付け型41をシリンダ4
9によって管2の側面に当接させた後、図11(b)に示
すように、把持シリンダ88を収縮させると、固定爪8
3の端部が回動用金具94に当接し、固定爪83がピン
87廻りに回動されてストッパ81に係合する。
【0062】これにより、締付け型41と回転曲げ型5
3とが一体化される。よって、以降、縦付け型41を移
動するシリンダ49に作動力を付与しなくても、引曲げ
時に締付け型41と回転曲げ型53とが開くことはな
い。但し、図11の構成においても、厳密には、蟻溝4
4と凸部45との間に両者の移動のための隙間が設定さ
れているため、その隙間の範囲で両型41、53が相対
移動して、管2のクランプが緩む場合が考えられる。そ
こで、図9に示すように、装着台43に、締付け型41
を上記隙間の範囲で左方に移動させる押え機構100を
設けた方がよい。
【0063】押え機構100は、締付け型41を装着台
43に対して左方に移動させる単なるシリンダでもよい
が、図10に示すようなトグル式のリンク機構が好まし
い。トグル式のリンク機構は、装着台43にピン101
で枢支された第1リンク102と、第1リンク102の
先端部にピン103で枢支された第2リンク104と、
第2リンク104の先端部にピン105で枢支された固
定部106と、ピン103に接続されたシリンダ107
とを有する。シリンダ107は、そのヘッド部がピン1
08を介して装着台43に枢支されている。固定部10
6は、装着台43に固設されている。
【0064】このトグル式のリンク機構は、図9(a)に
示す通常時には、図10(a)に示すようにシリンダ10
7を収縮させ、第1リンク102と第2リンク104と
に角度を付けておく。そして、図9(b)に示すクランプ
時には、図10(b)に示すようにシリンダ107を伸長
させ、第1リンク102と第2リンク104と直線状態
とすることで、締付け型41を上記隙間(蟻溝44と凸
部45との隙間)の範囲で左方に移動させることがで
き、管2のクランプの緩みを防止できる。このとき、直
線状態となった第1および第2リンク102、104と
シリンダ107とは、直交配置の状態となる。よって、
図10(b)の状態では、シリンダ107にクランプの反
力が加わることはなく、シリンダ107に作動力を付与
し続けなくともよい。
【0065】また、本実施形態においては、ロール曲げ
加工および引曲げ加工される管2が、図4および図8に
示すように異形断面(断面中心に対して左右非対称)と
なっているので、管2が各ロール11、31、39、2
6に挟まれながら長手方向に送り出されると、反りが発
生し易い。そこで、本実施形態では、図12に示すロー
ル曲げ加工時には、成形ロール11およびボトムロール
31の少なくとも一方を、図3に示す調整機構33や親
台車16等によって極く僅か微妙に上下させて各ロール
11、31の相対位置をずらすことで、管2に生じる反
りを打ち消すようにしている。また、図13に示す引曲
げ加工時には、ボトムロール31を図3に示す調整機構
33によって極く僅か微妙に上下させ、ガイドロール3
9に対する相対位置をずらすことで管2に生じる反りを
打ち消すようにしている。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る管の複
合曲げ装置によれば、次のような効果を発揮できる。
【0067】(1)請求項1に記載の発明によれば、管の
加工基準を変動させることなくロール曲げ加工と引曲げ
加工とを切り替えることができるので、精度の高い複合
曲げ製品を製造できる。逆をいえば、完成品の精度を維
持しつつ、ロール曲げ加工と引曲げ加工とを複数回切り
替えることができるので、管のカーブデザインの自由度
が広がる。また、ロール曲げ加工と引曲げ加工とを切り
替える際、管をセットし直す必要がないので、生産性が
向上する。また、一台の装置でロール曲げ加工と引曲げ
加工とを切り替えることができるので、工場内における
曲げ加工装置の設置スペースが約半分となる。
【0068】(2)請求項2に記載の発明によれば、引曲
げ時に、回転曲げ型と締付け型との間に管を把持するア
クチュエータの把持力が不要となる。そして、両型(回
転曲げ型、締付け型)の開きがない安定した引曲げ加工
を行うことができる。
【0069】(3)請求項3に記載の発明によれば、引曲
げ時に、回転曲げ型の各押付部を選択して管の側面に当
接させることで、各押付部の曲率に応じたバリエーショ
ンに富んだ管の引曲げ加工が行える。
【0070】(4)請求項4に記載の発明によれば、成形
ロールおよびボトムロールを適宜軸方向に微妙に高さ調
節することで、ロール曲げ加工および引曲げ加工の際
に、各ロールを通過する管に生じる反りを矯正できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る管の複合曲げ装置の
ロール曲げ加工時の平面図である。
【図2】図1のII-II線矢示図である。
【図3】図1のIII-III線断面図である。
【図4】図1のIV-IV線矢示図である。
【図5】上記管の複合曲げ装置の引曲げ加工時の平面図
である。
【図6】回転曲げ型の平面図である。
【図7】図5のVII-VII線矢示図である。
【図8】図5のVIII-VIII線矢示図である。
【図9】ロック機構の説明図である。
【図10】トグル機構の説明図である。
【図11】ロック機構の別の説明図である。
【図12】上記管の複合曲げ装置によるロール曲げ加工
の工程を示す説明図である。
【図13】上記管の複合曲げ装置による引曲げ加工の工
程を示す説明図である。
【図14】従来のロール曲げ加工の工程を示す説明図で
ある。
【図15】従来の引曲げ加工の工程を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 管の複合曲げ装置 2 管 3 送り台 11 成形ロール 14 移動手段 16 調節機構としての親台車 26 トップロール 28 退避手段 31 ボトムロール 33 調節機構 39 ガイドロール 41 締付け型 53 回転曲げ型 54 回動手段 75 押当部 76 押当部 80 ロック機構

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管を長手方向に送り出す送り台と、該送
    り台により送り出された管の一側面を押圧する成形ロー
    ルと、該成形ロールに対して管の送り方向上流側に管を
    挟んで配置されたトップロールと、該トップロールとの
    間に管を挟み込むボトムロールと、該ボトムロールに対
    して管の送り方向上流側に並設されたガイドロールと、
    上記成形ロールをロール曲げ時に管側面に押し付けると
    共に引曲げ時に管から退避させる移動手段と、上記成形
    ロールを管から退避させたとき代わりに管の側面に当接
    される締付け型と、上記トップロールをロール曲げ時に
    管側面に当接させると共に引曲げ時に管から退避させる
    退避手段と、上記トップロールを管から退避させたとき
    代わりに管の側面に当接され上記締付け型との間に管を
    挟持する回転曲げ型と、該回転曲げ型を管の曲げ方向に
    回動させる回動手段とを備えたことを特徴とする管の複
    合曲げ装置。
  2. 【請求項2】 上記回転曲げ型と締付け型との間に管を
    挟持したとき、これらの型を一体化するロック機構を備
    えた請求項1記載の管の複合曲げ装置。
  3. 【請求項3】 上記回転曲げ型は、管側面に対してそれ
    ぞれ異なった曲率の複数の押当部を有する請求項1乃至
    2記載の管の複合曲げ装置。
  4. 【請求項4】 上記成形ロールおよびボトムロールに、
    各ロールを軸方向に微調節する調節機構を設けた請求項
    1乃至3記載の管の複合曲げ装置。
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