JP2009262191A - パターンの欠陥修正方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】パターンの欠陥修正工程を短縮して所定の製品の製造効率を向上する。
【解決手段】マトリクス状に配置された複数のマイクロミラーにより、光源から入射するレーザ光を加工形状に合わせて整形して被加工物に照射し、該被加工物に形成されたパターンの欠陥部を修正するパターンの欠陥修正方法であって、前記レーザ光を照射する照射光学系と前記被加工物とを該被加工物の表面に平行な面内を相対的に所定方向に所定量だけステップ移動させながら、その都度、前記被加工物表面に形成されたパターンを撮像手段により撮像する段階と、前記撮像されたパターンを正常なパターンと比較して欠陥部を検出する段階と、前記欠陥部に対応する前記複数のマイクロミラーをオン駆動し、前記レーザ光を前記欠陥部に対応した形状に整形して前記被加工物に照射する段階と、を行うものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、被加工物にレーザ光を照射してパターンの欠陥を修正する方法に関し、詳しくは、パターンの欠陥修正工程を短縮して所定の製品の製造効率を向上しようとするパターンの欠陥修正方法に係るものである。
従来のパターンの欠陥修正方法は、レーザ発信器から出力されたレーザ光を、結像レンズと対物レンズを有する光学系を通して被加工物に照射してパターンの欠陥部を修正する場合に、光学系の光軸に垂直な面内において対物レンズを移動させることにより、該対物レンズを通して上記被加工物に結像されるレーザ光のスポット位置を移動させて欠陥部を除去して修正するようになっていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−279761号公報
しかし、このような従来のパターンの欠陥修正方法においては、線状の欠陥部を修正する場合には有効であるものの、複雑な形状の欠陥部を修正するときには、対物レンズを光学系の光軸に垂直な面内を例えばジグザグに移動して、レーザスポットを欠陥部の上をスキャニングさせなければならず、欠陥の修正に時間がかかり、非能率的であった。
また、欠陥修正前に、欠陥部の位置を予め測定して記憶媒体等に記録しておく必要があり、パターンの欠陥修正工程が長くなり例えば液晶表示装置等の製品の製造効率が悪いという問題があった。
そこで、本発明は、このような問題点に対処し、パターンの欠陥修正工程を短縮して所定の製品の製造効率を向上しようとするパターンの欠陥修正方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の発明によるパターンの欠陥修正方法は、マトリクス状に配置された複数のマイクロミラーにより、光源から入射するレーザ光を加工形状に合わせて整形して被加工物に照射し、該被加工物に形成されたパターンの欠陥部を修正するパターンの欠陥修正方法であって、前記レーザ光を照射する照射光学系と前記被加工物とを該被加工物の表面に平行な面内を相対的に所定方向に所定量だけステップ移動させながら、その都度、前記被加工物表面に形成されたパターンを撮像手段により撮像する段階と、前記撮像されたパターンを正常なパターンと比較して欠陥部を検出する段階と、前記欠陥部に対応する前記複数のマイクロミラーをオン駆動し、前記レーザ光を前記欠陥部に対応した形状に整形して前記被加工物に照射する段階と、を行うものである。
このような構成により、レーザ光を照射する照射光学系と被加工物とを該被加工物の表面に平行な面内を相対的に所定方向に所定量だけステップ移動させながら、その都度、被加工物表面に形成されたパターンを撮像手段により撮像し、この撮像されたパターンを正常なパターンと比較して欠陥部を検出し、マトリクス状に配置された複数のマイクロミラーのうち欠陥部に対応する上記複数のマイクロミラーをオン駆動し、光源から入射するレーザ光を欠陥部に対応した形状に整形して被加工物に照射し、被加工物に形成されたパターンの欠陥部を修正する。
また、前記パターンは、同一のパターンが繰り返し形成されたものであり、前記正常なパターンは、前記撮像手段により撮像された複数のパターンのうち互いに一致したパターンである。これにより、同一のパターンが繰り返し形成されたパターンを撮像手段により撮像し、撮像された複数のパターンのうち互いに一致したパターンを正常なパターンとする。
さらに、前記正常なパターンは、予め記憶部に記憶されたCADデータのうち前記撮像手段による撮像領域に対応した領域のCADデータのパターンである。これにより、予め記憶部に記憶されたCADデータのうち撮像手段による撮像領域に対応した領域のCADデータのパターンを正常なパターンとする。
そして、第2の発明によるパターンの欠陥修正方法は、マトリクス状に配置された複数のマイクロミラーにより、光源から入射するレーザ光を加工形状に整形して被加工物に照射し、該被加工物に形成されたパターンの欠陥部を修正するパターンの欠陥修正方法であって、前記レーザ光を照射する照射光学系と前記被加工物とを該被加工物の表面に平行な面内を相対的に所定方向に所定量だけステップ移動させながら、その都度、前記複数のマイクロミラーをCADデータにより生成された正常なパターンに基づいてオン駆動し、前記レーザ光を前記正常なパターンに対応した形状に整形する段階と、前記整形されたレーザ光を前記被加工物に照射する段階と、を行うものである。
このような構成により、レーザ光を照射する照射光学系と被加工物とを該被加工物の表面に平行な面内を相対的に所定方向に所定量だけステップ移動させながら、その都度、マトリクス状に配置された複数のマイクロミラーをCADデータにより生成された正常なパターンに基づいてオン駆動してレーザ光を正常なパターンに対応した形状に整形し、この整形されたレーザ光を被加工物に照射し、被加工物に形成されたパターンの欠陥部を修正する。
請求項1に係る発明によれば、撮像されたパターンと正常なパターンとを比較しながら欠陥部を探索し、欠陥部が検出されると該欠陥部の形状に対応して整形されたレーザ光を欠陥部に照射して欠陥部を除去し、パターンの欠陥を修正することができる。したがって、欠陥修正前に欠陥部の位置を予め測定しておく必要が無く、パターンの欠陥修正工程を短縮して所定の製品の製造効率を向上することができる。また、欠陥部の形状に対応して整形されたレーザ光を欠陥部のみに照射して欠陥部を除去するようにしているので、下地にダメージを与えるおそれがない。したがって、例えば下地の薄膜をエッチングして所定のパターンを形成するためのレジストマスクの欠陥修正に適用することができる。
また、請求項2に係る発明によれば、撮像されたパターンに基づいて正常なパターンを得るようにしているので、例えばCADデータ等を読み込む手間が省けてパターンの欠陥修正工程をより能率よく行なうことができる。
さらに、請求項3に係る発明によれば、撮像されたパターンをCADデータの正常なパターンと比較することにより欠陥部を検出しているので、例えば複数種のパターンがランダムに配列されたものに対しても適用することができる。したがって、パターンの欠陥修正の適用範囲を拡大することができる。
そして、請求項4に係る発明によれば、CADデータにより生成された正常なパターンに基づいてレーザ光を整形し、この整形されたレーザ光を被加工物に形成されたパターンの全形成領域に亘って順次照射して、パターンの欠陥を修正することができる。したがって、欠陥修正前に欠陥部の位置を予め測定しておく必要が無く、パターンの欠陥修正工程を短縮して所定の製品の製造効率を向上することができる。また、撮像されたパターンと正常なパターンとを比較して欠陥部を検出する必要が無いので、パターンの欠陥修正処理を高速化することができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明によるパターンの欠陥修正方法に使用するレーザ加工装置の実施形態を示す概要図である。このレーザ加工装置は、被加工物にレーザ光を照射してパターンの欠陥を修正するもので、ステージ1と、レーザ光源2と、レーザ光整形手段3と、対物レンズ4と、結像レンズ5と、撮像手段6と、照明光源7と、制御手段8とを備えて構成されている。
上記ステージ1は、上面に被加工物9を位置決めして載置して水平面内をX軸、Y軸方向に移動させるものであり、図示省略のモータ及びギア等を組み合わせて構成された駆動手段によって移動するようになっている。なお、Y軸方向は、図1において奥行き方向である。
上記ステージ1の上方には、レーザ光源2が配設されている。このレーザ光源2は、レーザ光L1を放射し、被加工物9に照射して該被加工物9を加工するもので、例えば532nm又は355nmの波長のレーザ光L1を放射するパルスレーザである。
上記レーザ光源2から放射されるレーザ光L1の放射方向前方には、レーザ光整形手段3が設けられている。このレーザ光整形手段3は、レーザ光源2から入射するレーザ光L1を加工形状に合わせて整形して被加工物9に照射させるものであり、マトリクス状に配列して複数のマイクロミラー10を備えている。具体的には、マトリクス状に配列した複数のマイクロミラー10のうち、加工部分に対応した複数のマイクロミラー10をオン駆動(図2(a)参照)してレーザ光源2から入射するレーザ光L1を被加工物9側に反射し、レーザ光L1の断面形状を加工形状に対応した形状に整形するものである。なお、マイクロミラー10のオフ駆動とは、図2(b)に実線で示すように、レーザ光源2から入射するレーザ光L1を被加工物9側とは異なる方向に反射させる傾動状態をいう。
上記レーザ光整形手段3とステージ1とを結ぶ光軸上にて、ステージ1に載置された被加工物9に対向して対物レンズ4が設けられている。この対物レンズ4は、レーザ光整形手段3により光束断面形状が整形されたレーザ光L1を被加工物9上に集光するものであり、ステージ1の面に平行に移動可能とされたレンズホルダー11に着脱可能に保持された倍率の異なる複数種の対物レンズ4a〜4dからなっている。
上記レーザ光整形手段3と対物レンズ4との間の光路上には、結像レンズ5が設けられている。この結像レンズ5は、対物レンズ4と組み合わされて被加工物9上にレーザ光整形手段3のマイクロミラー10の像を結像させるものである。
上記結像レンズ5からレーザ光整形手段3に向かう光路がビームスプリッタ12によって分岐された光路上には、撮像手段6が設けられている。この撮像手段6は、複数の受光素子をマトリクス状に備えて被加工物9上の二次元画像を撮像するもので、例えばCCDカメラやCMOSカメラ等である。
上記対物レンズ4から結像レンズ5に向かう光路がビームスプリッタ13によって分岐された光路上には、照明光源7が設けられている。この照明光源7は、被加工物9上に照明光L2を照射して撮像手段6による被加工物9表面の撮像を可能にさせるものであり、ハロゲンランプ等である。
なお、上記レーザ光源2と、レーザ光整形手段3と、対物レンズ4と、結像レンズ5と、撮像手段6と、照明光源7と、を備えた光学系本体部14(レーザ光の照射光学系)において、レーザ光整形手段3を構成する複数のマイクロミラー10面の位置及び撮像手段6の受光面の位置は、それぞれ対物レンズ4の結像位置に対して共役の関係となるようにされている。また、図1において、符号15はレンズホルダー11をX軸方向に移動させるためのモータ、符号16はモータに連結されて回転しレンズホルダー11をX軸方向に移動させるボールネジ、符号17はレンズホルダー11をY軸方向に移動させるためのモータ、符号18a〜18dは全反射ミラー、及び符号19は撮像手段6による撮像領域内を均一に照明するフィールドレンズである。
上記レーザ光源2と、レーザ光整形手段3とに結線されて制御手段8が設けられている。この制御手段8は、レーザ光整形手段3の複数のマイクロミラー10を加工形状に合わせてオン駆動させる駆動パターンをレーザ光整形手段3の記憶素子に転送するもので、例えばパーソナルコンピュータ(以下「制御用PC」という)である。又は、装置に組み込まれた制御回路であってもよい。
次に、このように構成されたレーザ加工装置を使用して行う本発明によるパターンの欠陥修正方法の第1の実施形態について、図3のフローチャートを参照して説明する。なお、ここでは、表面に同一のパターンが繰り返し形成された被加工物9を使用する場合について説明する。
先ず、ステップS1においては、被加工物9を位置決めして載置したステージ1がX軸及びY軸方向に移動して、被加工物9上のパターン形成領域に設定された欠陥探索開始位置を上記光学系本体部14の対物レンズ4の真下に位置付ける。このとき、対物レンズ4は、低倍率の対物レンズ4a〜4cのいずれかが選択されている。
ステップS2においては、対物レンズ4を介して撮像手段6において撮像される被加工物9表面のパターンの像が鮮明となるように図示省略の移動手段により上記光学系本体部14を上下動させてオートフォーカス調整を行う。さらに、レンズホルダー11がモータ15によってX軸方向に移動されて対物レンズ4が高倍率の対物レンズ4dに交換される。また、必要に応じてレンズホルダー11がモータ17によってY軸方向に移動され対物レンズ4dの光軸と光学系本体部14の光軸合わせがなされる。そして、上述と同様にして、再度オートフォーカス調整が実施される。
ステップS3においては、正常パターンの特定を行う。この場合、撮像手段6により上記欠陥探索開始位置周辺の複数枚(最低二枚)の画像を撮像し、制御用PC8の画像処理部でこれらの撮像画像のエッジを検出して得られた複数のパターンを比較し、そのうち互いに一致したパターンを正常パターン20a(図4(b)参照)として特定し、これを制御用PC8の記憶部に記憶する。
ステップS4においては、被加工物9のパターンの欠陥探索を開始する。具体的には、撮像手段6により撮像された画像のエッジを検出して得られたパターンの画像データと、上記記憶部に記憶された正常パターン20aの画像データとを上記画像処理部において比較してパターンの欠陥を検出する。
ステップS5においては、制御用PC8の判定部で上記両パターンが一致したか否かが判定される。ここで、上記両パターンが一致した場合には、パターンに欠陥がなく、ステップS5は“YES”判定となって、ステップS6に進む。
ステップS6においては、ステージ1を所定方向に所定量だけ移動して被加工物9の次の観察領域を対物レンズ4の真下に位置付ける。その後、ステップS4に戻り、ステップS5において、上記両パターンが一致せず、“NO”判定となるまでステップS4〜ステップS6を繰り返し実行する。そして、ステップS5において、“NO”判定となるとステップS7に進む。
ステップS7においては、例えば、図4(a)に示す撮像されたパターン20bの画像データと、同図(b)に示す正常パターン20aの画像データを画像処理部で比較し、両パターンの異なる部分を抽出する。そして、この異なる部分を抽出した同図(c)に示す修正パターン20cを制御用PC8からレーザ光整形手段3に転送する。
ステップS8においては、上記転送された修正パターン20cに応じてレーザ光整形手段3の複数のマイクロミラー10をオン駆動する。このとき、レーザ光整形手段3は、修正パターン20cの転送が正常に行われた場合には、応答信号を制御用PC8に送信する。
ステップS9においては、制御用PC8は、レーザ光整形手段3から応答信号を受信すると、レーザ光源2にオン指令を送信してレーザ光源2をオン駆動させ、レーザ光L1をレーザ光整形手段3に向けて放射させる。これにより、図4(d)に示すように、レーザ光整形手段3で加工形状に整形されたレーザ光L1が被加工物9に照射する。そして、同図(e)に示すように、欠陥部21がレーザ光L1の照射によって除去され、パターンの修正が完了する。
ステップS10においては、被加工物9上のパターンの欠陥探索を全て終了したか否かを制御用PC8で判定する。ここで、欠陥探索が未終了で“NO”判定の場合には、ステップS6に進んでステージ1を所定方向に所定量だけ移動して被加工物9の次の観察領域を対物レンズ4の真下に位置付ける。そして、ステップS4に戻り、欠陥探索が全て終了してステップS10において“YES”判定となるまで、ステップS4〜ステップS10を繰り返し実行する。
これにより、パターンの欠陥修正を欠陥部21の探索をしながら行なうことができ、欠陥部21の位置を予め測定して記憶媒体等に記録しておく必要がなく、パターンの欠陥修正工程を短縮することができる。
なお、上記第1の実施形態においては、撮像パターンに基づいて正常パターン20aを特定する場合について説明したが、本発明はこれに限られず、CADデータに基づいて観察領域に対応した正常パターン20aを特定してもよい。
図5は本発明によるパターンの欠陥修正方法の第2の実施形態を示す説明図である。この第2の実施形態は、パターンの一部が欠落した欠陥部21を修正する方法に関するものであり、同図(a)に示すように、撮像パターン20bと正常パターン20aとを比較してパターンの欠落部21が検出されると、光学系本体部14を一旦所定位置まで退避させて、同図(b)に示すように、別に備えたディスペンサー22により、液状の修正材23を上記欠落部21に塗布した後これを乾燥させる。その後、上記光学系本体部14を戻して再度同領域を撮像し、上記第1の実施形態と同様にして撮像パターン20bと正常パターン20aとの異なる部分を抽出して修正パターンを生成し、同図(c)に示すように、この修正パターンに基づいて整形したレーザ光L1を被加工物9に照射し、同図(d)に示すように余分な修正材23を除去する。
図6は本発明によるパターンの欠陥修正方法の第3の実施形態を示す説明図である。この第3の実施形態は、ステージ1を所定方向に所定量だけステップ移動しながら、欠陥部21の有無に関係なく被加工物9表面のパターン形成領域全体に正常パターン20aに基づいて整形したレーザ光L1を照射するものである。その具体的な手順は、同図(a)に示すCADデータによる正常パターン20aに基づいてマイクロミラー10をオン駆動し、同図(b)に示すように整形されたレーザ光L1を被加工物9に照射する。以後、ステージ1を所定方向に所定量だけ移動しながら、同図(b)に示すレーザ光L1の照射をパターン形成領域全体に亘って順次行う。これにより、同図(c)に示すようなパターンの欠陥部21の有無に係らず同図(d)に示すように整形されたレーザ光L1が照射され、結果的に、同図(e)に示すように欠陥部21が除去されることになる。
なお、以上の説明においては、ステージ1を移動する場合について述べたが、本発明はこれに限られず、光学系本体部14をステージ1の面に平行な面内を二次元方向に移動してもよい。
本発明によるパターンの欠陥修正方法に使用するレーザ加工装置の実施形態を示す概要図である。 上記レーザ加工装置のレーザ光整形手段のマイクロミラーのオン・オフ駆動を示す説明図であり、(a)はオン駆動を示し、(b)はオフ駆動を示す。 本発明によるパターンの欠陥修正方法の第1の実施形態を説明するフローチャートである。 上記第1の実施形態を示す説明図である。 本発明によるパターンの欠陥修正方法の第2の実施形態を示す説明図である。 本発明によるパターンの欠陥修正方法の第3の実施形態を示す説明図である。
符号の説明
1…ステージ
2…レーザ光源
3…レーザ光整形手段
9…被加工物
10…マイクロミラー
14…光学系本体部(照射光学系)
20a…正常パターン
20b…撮像パターン
20c…修正パターン
21…欠陥部
L1…レーザ光

Claims (4)

  1. マトリクス状に配置された複数のマイクロミラーにより、光源から入射するレーザ光を加工形状に合わせて整形して被加工物に照射し、該被加工物に形成されたパターンの欠陥部を修正するパターンの欠陥修正方法であって、
    前記レーザ光を照射する照射光学系と前記被加工物とを該被加工物の表面に平行な面内を相対的に所定方向に所定量だけステップ移動させながら、その都度、前記被加工物表面に形成されたパターンを撮像手段により撮像する段階と、
    前記撮像されたパターンを正常なパターンと比較して欠陥部を検出する段階と、
    前記欠陥部に対応する前記複数のマイクロミラーをオン駆動し、前記レーザ光を前記欠陥部に対応した形状に整形して前記被加工物に照射する段階と、
    を行うことを特徴とするパターンの欠陥修正方法。
  2. 前記パターンは、同一のパターンが繰り返し形成されたものであり、
    前記正常なパターンは、前記撮像手段により撮像された複数のパターンのうち互いに一致したパターンであることを特徴とする請求項1記載のパターンの欠陥修正方法。
  3. 前記正常なパターンは、予め記憶部に記憶されたCADデータのうち前記撮像手段による撮像領域に対応した領域のCADデータのパターンであることを特徴とする請求項1記載のパターンの欠陥修正方法。
  4. マトリクス状に配置された複数のマイクロミラーにより、光源から入射するレーザ光を加工形状に整形して被加工物に照射し、該被加工物に形成されたパターンの欠陥部を修正するパターンの欠陥修正方法であって、
    前記レーザ光を照射する照射光学系と前記被加工物とを該被加工物の表面に平行な面内を相対的に所定方向に所定量だけステップ移動させながら、その都度、前記複数のマイクロミラーをCADデータにより生成された正常なパターンに基づいてオン駆動し、前記レーザ光を前記正常なパターンに対応した形状に整形する段階と、
    前記整形されたレーザ光を前記被加工物に照射する段階と、
    を行うことを特徴とするパターンの欠陥修正方法。

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