JP5120814B2 - パターン形成方法及びパターン形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、オン駆動状態のマイクロミラーで光源から入射する光を照射対象物側に反射させて該照射対象物上に所定のパターンを形成するパターン形成方法及びパターン形成装置に関し、詳しくは、目標位置に対するパターンの形成精度を向上しようとするパターン形成方法及びパターン形成装置に係るものである。
従来のパターン形成方法であって、特にレーザ加工方法は、レーザ光を発生するレーザ発振器から、複数のマイクロミラーが規則正しく配列されたマイクロミラーアレイに向けて照射し、被加工物の加工パターンに対応した断面形状を有する変調光に変換し、照射光学系を通して被加工物に照射してレーザ加工を行うものとなっていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−350123号公報
しかし、このような従来のレーザ加工方法においては、CCDカメラにより撮像された被加工物の画像を取り込んで画像処理して加工すべき領域を検出することにより、該加工すべき領域に上記変調光の照射領域を一致させるべく各マイクロミラーのオン状態とオフ状態とを制御するものであったため、CCDカメラによる撮像画像上では変調光の照射領域を直接確認することができなかった。したがって、加工すべき領域(目標位置)と変調光の照射領域(パターン)との一致状態を確認することができず、機械まかせとなり、目標位置に対するパターンの形成精度を向上することができなかった。
そこで、本発明は、このような問題点に対処し、目標位置に対するパターンの形成精度を向上しようとするパターン形成方法及びパターン形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によるパターン形成方法は、マトリクス状に並べられ個別にオン・オフ駆動して傾動し、オン駆動状態において光源から入射する光を照射対象物側に反射し、オフ駆動状態において前記光源から入射する光を前記照射対象物とは異なる方向に反射する複数のマイクロミラーの全てのマイクロミラーをオフ駆動し、このオフ駆動状態のマイクロミラーを介して撮像手段で取得された撮像画像により前記照射対象物の表面を観察し、前記オフ駆動状態の複数のマイクロミラーのうちパターン形成領域に対応した前記マイクロミラーをオン駆動して、そのときに前記撮像手段で取得された撮像画像によりパターン形成位置を確認し、前記オン駆動状態のマイクロミラーで光源から入射する光を照射対象物側に反射して、前記照射対象物上に所定のパターンを形成するものである。
また、前記光源は、高エネルギーのレーザ光を放射するレーザ光源である。これにより、レーザ光源から高エネルギーのレーザ光を放射し、照射対象物上の所定位置に所定のパターンを加工する。
そして、前記光源は、紫外線を放射する紫外線発光光源である。これにより、紫外線発光光源から紫外線を放射し、感光性樹脂を塗布した照射対象物上の所定位置に所定のパターンを露光する。
また、本発明によるパターン形成装置は、マトリクス状に並べられ複数のマイクロミラーを個別にオン・オフ駆動して傾動させ、オン駆動状態の前記マイクロミラーで光源から入射する光を照射対象物側に反射させて該照射対象物上に所定のパターンを生成し、オフ駆動状態の前記マイクロミラーで前記光源から入射する光を前記照射対象物側とは異なる方向に反射させるパターン生成手段と、前記マイクロミラーで前記照射対象物側に反射された光を照射対象物上に集光する対物レンズと、を備えたパターン形成装置であって、前記マイクロミラーがオフ駆動状態にて、前記照射対象物からの光が前記パターン生成手段で反射されて進む光路上に照射対象物の表面を観察する撮像手段を備えたものである。
このように構成したことにより、マトリクス状に並べられ複数のマイクロミラーを個別にオン・オフ駆動して傾動し、オン駆動状態において光源から入射する光を照射対象物側に反射し、オフ駆動状態において前記光源から入射する光を前記照射対象物とは異なる方向に反射させるパターン生成手段のオン駆動状態のマイクロミラーで光源から入射する光を照射対象物側に反射させて該照射対象物上に所定のパターンを生成し、照射対象物に対向して設けられた対物レンズによりマイクロミラーで照射対象物側に反射された光を照射対象物上に集光し、マイクロミラーがオフ駆動状態にて、照射対象物からの光がパターン生成手段で反射されて進む光路上に備えた撮像手段で照射対象物の表面を観察する。
さらに、前記光源は、高エネルギーのレーザ光を放射するレーザ光源である。これにより、レーザ光源から高エネルギーのレーザ光を放射し、照射対象物上の所定位置に所定のパターンを加工する。
さらにまた、前記パターン形成手段から前記光源に向かう光路が分岐された光路上に高さ測定用の計測用光源を備え、前記対物レンズから前記パターン生成手段に向かう光路が分岐された光路上に複数の受光素子をマトリクス状に設けた別の撮像手段を備え、前記対物レンズと前記照射対象物との間隔を変位させる変位手段を備えた、ものである。これにより、パターン形成手段から光源に向かう光路が分岐された光路上に備えた計測用光源で計測光を放射し、対物レンズからパターン生成手段に向かう光路が分岐された光路上に複数の受光素子をマトリクス状に設けた別の撮像手段で計測光が照射対象物で反射されて戻る反射光の輝度を測定し、変位手段で対物レンズと照射対象物との間隔を変位させ、照射対象物上の高さを測定する。
そして、前記光源は、紫外線を放射する紫外線発光光源である。これにより、紫外線発光光源から紫外線を放射し、感光性樹脂を塗布した照射対象物上の所定位置に所定のパターンを露光する。
請求項1及び4に係る発明によれば、照射対象物の表面を撮像した画面を背景にしてオン駆動されたマイクロミラーの影を表示させることがでる。したがって、照射対象物上の目標位置とオン駆動されたマイクロミラーにより生成されるパターンとの一致状態を確認することができ、目標位置に対するパターンの形成精度を向上することができる。これにより、例えば照射対象物上に予め形成された基準パターンに対するパターンの重ね合わせ精度を向上することができる。
また、請求項2及び5に係る発明によれば、照射対象物上の所定位置をレーザ加工するレーザ加工装置に適用することができ、特に、パターンの修正及び異物除去等において好適である。
さらに、請求項3及び7に係る発明によれば、照射対象物に塗布された感光性樹脂を露光する露光装置に適用することができ、特に、パターンの重ね合わせ露光において好適である。
そして、請求項6に係る発明によれば、レーザ加工装置に高さ測定機能を備えることができる。したがって、レーザ加工装置で加工深さを測定しながらレーザ加工することができ、加工精度を向上することができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明によるパターン形成装置の実施形態を示す正面図である。このパターン形成装置は、オン駆動状態のマイクロミラーで光源から入射する光を照射対象物側に反射させて該照射対象物上に所定のパターンを形成するもので、照射対象物にレーザ光を照射してレーザ加工するレーザ加工装置であり、ステージ1と、レーザ光源2と、パターン生成手段3と、第1の撮像手段4と、対物レンズ5と、結像レンズ6と、照明光源7と、計測用光源8と、第2の撮像手段9と、変位手段10と、を備えて成る。
上記ステージ1は、上面に光の照射対象物としての被加工物11を載置して水平面内をX軸、Y軸方向に移動させるものであり、図示省略のモータ及びギア等を組み合わせて構成された駆動手段によって移動するようになっている。なお、Y軸方向は、図1において奥行き方向である。
上記ステージ1の上方には、レーザ光源2が設けられている。このレーザ光源2は、高エネルギーのレーザ光L1を放射し、被加工物11に照射して該被加工物11を加工するものであり、例えば532nm又は355nmの波長のレーザ光L1を放射するパルスレーザである。
上記レーザ光源2から放射されるレーザ光L1の放射方向前方には、パターン生成手段3が設けられている。このパターン生成手段3は、マトリクス状に並べられ複数のマイクロミラー12を個別にオン・オフ駆動して傾動させ、オン駆動状態のマイクロミラー12でレーザ光源2から入射するレーザ光L1を被加工物11側に反射させて該被加工物11上に加工形状に対応した所定のパターンを生成するものである。
ここで、上記オン駆動状態とは、図2(a)に示すように、マイクロミラー12がレーザ光源2からのレーザ光L1を被加工物11側に反射するように傾動した状態をいい、また、オフ駆動状態とは、同図(b)に示すように、レーザ光源2からのレーザ光L1を被加工物11側とは異なる方向に反射するように傾動した状態をいう。
上記マイクロミラー12がオフ駆動状態にて、被加工物11からの映像光L2がパターン生成手段3で反射されて進む光路上には、第1の撮像手段4が設けられている。この第1の撮像手段4は、被加工物11の表面を観察するもので、複数の受光素子をマトリクス状に配置して備えた、例えばCCD又はCMOSカメラであり、パターン生成手段3のマイクロミラー12面の像を受光面上に結像するようになっている。
上記パターン生成手段3から被加工物11に至る光路上には、ステージ1に載置された被加工物11に対向して対物レンズ5が設けられている。この対物レンズ5は、パターン生成手段3のオン駆動状態のマイクロミラー12で反射されたレーザ光L1を被加工物11上に集光するものであり、ステージ1の面に平行に移動可能とされたレンズホルダー13に着脱可能に保持された倍率の異なる複数種の対物レンズ5a〜5dからなっている。
上記パターン生成手段3と対物レンズ5との間の光路上には、結像レンズ6が設けられている。この結像レンズ6は、対物レンズ5と組み合わされて被加工物11上にパターン生成手段3のマイクロミラー12面の像を結像させるものである。
上記対物レンズ5から結像レンズ6に向かう光路がビームスプリッタ14によって分岐された光路上には、照明光源7が設けられている。この照明光源7は、被加工物11上に照明光L3を照射して第1の撮像手段4による被加工物11表面の撮像を可能にさせるものであり、ハロゲンランプ等である。
上記パターン生成手段3からレーザ光源2に向かう光路がビームスプリッタ15で分岐された光路上には、計測用光源8が設けられている。この計測用光源8は、パターン生成手段3に計測光L4を照射するもので、キセノンランプ、超高圧水銀ランプ、白色レーザ光源、白色LED等の白色光源や、赤(R)、緑(G)、青(B)の単色光を夫々放射するレーザ光源又はLED等である。
上記結像レンズ6からパターン生成手段3に向かう光路がビームスプリッタ16によって分岐された光路上には、第2の撮像手段9が設けられている。この第2の撮像手段9は、複数の受光素子をマトリクス状に備えて被加工物11上の二次元画像を撮像するもので、例えばCCDカメラやCMOSカメラ等であり、被加工物11上の微小高さを測定する際に被加工物11上の各測定点からの反射光L5の輝度を検出する検出手段となるものである。そして、第2の撮像手段9の複数の受光素子の配列ピッチは、上記パターン生成手段3の複数のマイクロミラー12の配列ピッチに略等しくされている。なお、各受光素子は、それぞれパターン生成手段3の各マイクロミラー12と1対1の対応関係を成すように位置合わせされるとよい。
上記レーザ光源2、パターン生成手段3、第1の撮像手段4、対物レンズ5、結像レンズ6、照明光源7、計測用光源8、及び第2の撮像手段9を含む光学系の本体部を上下動可能に変位手段10が設けられている。この変位手段10は、光学系本体部を所定の移動範囲内をZ軸方向に下方から上方に向かって、又は上方から下方に向かって移動させて、対物レンズ5と被加工物11との間隔を変位させるもので、例えばモータとギア等を組み合わせて構成されている。
なお、上記光学系において、パターン生成手段3のマイクロミラー12面の位置及び第2の撮像手段9の受光面の位置は、それぞれ対物レンズ5の結像位置に対して共役の関係となるようにされている。また、図1において、符号17はレンズホルダー13をX軸方向に移動させるためのモータ、符号18はモータに連結されて回転しレンズホルダー13をX軸方向に移動させるボールネジ、符号19はレンズホルダー13をY軸方向に移動させるためのモータ、符号20a〜20fは全反射ミラー、及び符号21は第1の撮像手段4による撮像領域内を均一に照明するフィールドレンズである。
次に、このように構成されたレーザ加工装置の動作及び該レーザ加工装置を使用して行うパターン形成(レーザ加工)方法について、図3,4を参照して説明する。
先ず、ステップS1においては、被加工物11がレーザ加工装置のステージ1上に載置される。そして、装置の起動スイッチが投入されて、照明光源7が点灯する。これにより、照明光L3が対物レンズ5を介して被加工物11面に照射する。このとき、レーザ光源2及び計測用光源8はオフされたままである。
ステップS2においては、図示省略の制御手段によって制御されてパターン生成手段3の全マイクロミラー12がオフ駆動される。また、同時に第1の撮像手段4がオン駆動する。したがって、照明光L3による被加工物11表面における反射光であり、対物レンズ5を通ってパターン生成手段3側に進む映像光L2は、パターン生成手段3のオフ駆動されたマイクロミラー12によって第1の撮像手段4側に反射される(図2(b)参照)。これにより、第1の撮像手段4により被加工物11表面に予め形成された基準パターン22(図4参照)の観察が可能となる。このとき、対物レンズ5としては、低倍率の対物レンズ5a〜5cのいずれかが選択されている。
ステップS3においては、光学系本体部が変位手段10又は別の移動手段によりZ軸方向に上下動され、第1の撮像手段4で撮像される被加工物11の基準パターン22の画像が鮮明となるようにオートフォーカス調整される。このとき、図示省略のモニター画面には、第1の撮像手段4による撮像画像が表示される。これにより、作業者は、被加工物11表面を観察することができる。
続いて、ステージ1がX軸、Y軸方向に移動されパターン形成(加工)領域が対物レンズ5の視野F内に位置付けられる。そして、この状態でモータ17が駆動されてレンズホルダー13がX軸方向に移動され、高倍率の対物レンズ5dに交換される。また、対物レンズ5dの光軸と光学系本体部の光軸とがずれている場合には、さらに、モータ19が駆動されてレンズホルダー13がY軸方向に移動され、光軸合わせがなされる。
このようにして、対物レンズ5が高倍率の対物レンズ5dに交換されると、再び光学系本体部がZ軸方向に上下動され、第1の撮像手段4で撮像される被加工物11の基準パターン22の像が鮮明となるようにオートフォーカス調整がなされる。そして、パターン形成(加工)領域近傍の基準パターン22、例えばレジストパターンが拡大表示される(図4(a)参照)。
ステップS4においては、制御手段からパターン生成手段3に加工パターンのデータが転送され、パターン生成手段3の複数のマイクロミラー12のうちパターン形成(加工)領域に対応したマイクロミラー12がオン駆動される。
ステップS5においては、第1の撮像手段4の撮像画像によりパターン形成位置が確認される。この場合、パターン形成(加工)領域に対応したマイクロミラー12がオン駆動されているため、被加工物11表面から来る映像光L2のうち、上記オン駆動状態のマイクロミラー12で反射される光は、第1の撮像手段4側ではなくレーザ光源2側に反射される。したがって、第1の撮像手段による撮像画像には、図4(b)に黒く塗りつぶして示すように、加工パターン23に対応した影が背景の基準パターン22上に表示されることになる。こうして、加工パターン23の表示位置と目標とするパターン形成(加工)位置との一致状態が確認される。
ステップS6においては、加工パターン23の表示位置が正しい位置か否か、即ちパターン形成(加工)位置に一致しているか否かが判定される。この判定は、作業者がモニター画面を見て判定してもよく、画像処理して基準パターン22の画像と加工パターン23の画像とのずれ量を算出してもよい。ここで、加工パターン23の表示位置とパターン形成(加工)位置とが一致せず、“NO”判定となるとステップS7に進む。
ステップS7においては、加工パターン23の表示位置とパターン形成(加工)位置とのアライメント調整がなされる。具体的には、作業者がモニター画面を見ながらステージ1をX軸、Y軸方向に移動して行なう。又は、上記算出されたずれ量を補正するようにステージ1の移動を自動制御してもよい。又は、オン駆動するマイクロミラー12を変更して正しい表示となるようにしてもよい。
一方、ステップS6において、加工パターン23の表示位置とパターン形成(加工)位置とが一致して、“YES”判定となるとステップS8に進み、レーザ光源2がオン駆動されてレーザ光L1が放射される。これにより、レーザ光源2から放射されたレーザ光L1は、パターン生成手段3のオン駆動されたマイクロミラー12によって断面形状が加工パターン23に対応した形状に規制されて被加工物11側に反射される。そして、基準パターン22である例えばレジストパターンの所定位置に照射し、同位置のレジストを除去する。これにより、図4(c)に示すように、基準パターン22の所定位置が加工パターン23に対応した形状に加工される。
次に、本発明によるレーザ加工装置による高さ測定について、図5を参照して説明する。
先ず、ステップS11においては、照明光源7が消灯され、ステップS12において、計測用光源8が点灯されて高さ測定が開始される。
ステップS13においては、制御手段からパターン生成手段3に測定パターンのデータが転送され、所定のマイクロミラー12がオン駆動されて測定パターンが設定される。この場合、先ず、複数のマイクロミラー12が所定枚数置きにオン駆動されて第1の測定パターンが生成される。これにより、計測用光源8から放射した計測光L4は、オン駆動された複数のマイクロミラー12で反射され、対物レンズ5を介して被加工物11上に照射する。そして、被加工物11上に上記オン駆動された複数のマイクロミラー12に対応する第1の測定点を指定する。さらに、各測定点からの反射光L5は、対物レンズ5を通ってパターン生成手段3側に戻り、その途中でビームスプリッタ16によって反射されて第2の撮像手段9に入射する。
ステップS14においては、第1の測定点からの反射光L5の輝度が対応する第2の撮像手段9の受光素子によって検出され、その輝度情報が反射光L5を受光した受光素子毎に図示省略の記憶部の対応領域に保存される。同時に、このときの変位手段10の高さ情報が変位手段10に備えられた位置センサーによって検出され、上記輝度情報に関連付けて記憶部に保存される。
なお、本発明においては、被加工物11の任意の一つの測定点からの反射光L5は、第2の撮像手段9の複数の受光素子によって受光される。しかし、各受光素子は個別に輝度情報を出力するため、上記複数の受光素子のうち高さ測定時に最も強い輝度を検出した受光素子を上記測定点に対応した受光素子として扱えばよい。
ステップS15においては、測定パターンの切換が全て終了したか否かが制御手段で判定される。なお、複数のマイクロミラー12を例えば4枚置きに駆動する場合には、制御手段の図示省略のパターン記憶部には25通りの測定パターンが予め記憶されている。したがって、測定パターンの切換回数をカウントして、このカウント数と上記パターン記憶部に記憶されたパターン数とが比較されることになる。ここで、両者が一致せず、測定パターンの切換が未終了のときには、ステップS15は“NO”判定となって、ステップS16に進む。
ステップS16においては、パターン記憶部から次の測定パターンが読み出される。そして、ステップS13に戻って、上記読み出された次の測定パターンのデータがパターン生成手段3に転送され、測定パターンの切換が行われる。具体的には、オン駆動して第1の測定パターンを生成していた複数のマイクロミラー12がオフ駆動し、替わって、例えばその隣の複数のマイクロミラー12がオン駆動して第2の測定パターンを生成する。これにより、計測用光源8から放射した計測光L4は、オン駆動された複数のマイクロミラー12で反射され、対物レンズ5を介して被加工物11上に照射し、被加工物11上に第2の測定点を指定する。そして、上述と同様にして、ステップS14において、第2の測定点からの反射光L5の輝度が対応する第2の撮像手段9の受光素子によって検出され、その輝度情報が反射光L5を受光した受光素子毎に図示省略の記憶部の対応領域に保存される。同時に、このときの変位手段10の高さ情報が変位手段10に備えられた位置センサーによって検出され、上記輝度情報に関連付けて記憶部に保存される。
以後、ステップS15において、測定パターンの切換カウント数と記憶されたパターン数とが一致し、“YES”判定となるまで、ステップS13〜S16が繰返し実行される。そして、ステップS15において、“YES”判定となると、ステップS17に進む。
ステップS17においては、所定の領域内の高さ測定が終了したか否かが判定される。ここで、高さ測定が未終了の場合には、ステップS17は“NO”判定となって、ステップS18に進む。
ステップS18においては、光学系本体部をそのZ軸方向(光軸方向)に所定量だけ移動する。そして、ステップS13に戻り、ステップS17において所定の領域内の高さ測定が終了して “YES”判定となるまで、ステップS13〜S18が実行される。
この場合、最大輝度の検出は、次のようにして行われる。即ち、輝度情報が所定時間間隔で入力される度に、新たに入力された輝度情報が記憶部に保存されている一つ前の輝度情報と比較される。このとき、この新たな輝度情報が一つ前の輝度情報を上回ると、記憶部に保存された輝度情報が更新される。同時に、高さ情報も更新される。一方、輝度情報の更新が予め設定された複数回だけ行われないときには、上記保存された輝度情報を最大輝度として検出する。そして、最後に輝度情報の更新が行われたときの高さ情報をその測定点の高さとして保存する。
なお、ステップS17における高さ測定の終了の判定は、全ての測定点で最大輝度が検出された時に行ってもよく、又は光学系本体部が移動範囲の例えば最下点から最上点まで移動した時に行ってもよい。
ステップS19においては、記憶部に保存された各測定点の高さ情報が読み出され、例えば加工深さが検出される。そして、ステップS20において、計測用光源8を消灯して高さ測定が終了する。
上記高さ測定の結果、例えば加工深さが所定深さに達していない場合には、図3のステップS4に戻り、ステップS4〜S8を実行して再度レーザ加工を行う。このとき、ステップS6は、通常、“YES”判定となる。
なお、上記実施形態においては、レーザ加工装置が計測用光源8、第2の撮像手段9及び変位手段10を備えて微小高さの測定を可能としたものである場合について説明したが、本発明はこれに限られず、計測用光源8、第2の撮像手段9及び変位手段10は無くてもよい。
以上の説明においては、パターン形成装置がレーザ加工装置である場合について述べたが、本発明はこれに限られず、キセノンランプ、超高圧水銀ランプ、又は紫外線発光レーザ光源等の紫外線を放射する紫外線発光光源を備えて、照射対象物上に塗布された感光性樹脂に対して所定のパターンを露光する露光装置であってもよい。
本発明によるレーザ加工装置の実施形態を示す正面図である。 本発明によるレーザ加工装置のパターン生成手段のマイクロミラーの駆動状態を示す説明図であり、(a)はオン駆動状態を示し、(b)はオフ駆動状態を示す。 本発明のレーザ加工装置を使用して行うパターン形成方法について示すフローチャートである。 本発明のレーザ加工装置を使用して行うパターン形成方法について示す説明図である。 本発明によるレーザ加工装置による高さ測定について示すフローチャートである。
符号の説明
2…レーザ光源(光源)
3…パターン生成手段
4…第1の撮像手段(撮像手段)
5…対物レンズ
8…計測用光源
9…第2の撮像手段(別の撮像手段)
10…変位手段
11…被加工物(照射対象物)
12…マイクロミラー
23…加工パターン(所定のパターン)
L1…レーザ光
L2…映像光

Claims (7)

  1. マトリクス状に並べられ個別にオン・オフ駆動して傾動し、オン駆動状態において光源から入射する光を照射対象物側に反射し、オフ駆動状態において前記光源から入射する光を前記照射対象物とは異なる方向に反射する複数のマイクロミラーの全てのマイクロミラーをオフ駆動し、このオフ駆動状態のマイクロミラーを介して撮像手段で取得された撮像画像により前記照射対象物の表面を観察し、
    前記オフ駆動状態の複数のマイクロミラーのうちパターン形成領域に対応した前記マイクロミラーをオン駆動して、そのときに前記撮像手段で取得された撮像画像によりパターン形成位置を確認し、
    前記オン駆動状態のマイクロミラーで光源から入射する光を照射対象物側に反射して、前記照射対象物上に所定のパターンを形成する、
    ことを特徴とするパターン形成方法。
  2. 前記光源は、高エネルギーのレーザ光を放射するレーザ光源であることを特徴とする請求項1記載のパターン形成方法。
  3. 前記光源は、紫外線を放射する紫外線発光光源であることを特徴とする請求項1記載のパターン形成方法。
  4. マトリクス状に並べられ複数のマイクロミラーを個別にオン・オフ駆動して傾動させ、オン駆動状態の前記マイクロミラーで光源から入射する光を照射対象物側に反射させて該照射対象物上に所定のパターンを生成し、オフ駆動状態の前記マイクロミラーで前記光源から入射する光を前記照射対象物側とは異なる方向に反射させるパターン生成手段と、前記照射対象物に対向して設けられ前記マイクロミラーで前記照射対象物側に反射された光を照射対象物上に集光する対物レンズと、を備えたパターン形成装置であって、
    前記マイクロミラーがオフ駆動状態にて、前記照射対象物からの光が前記パターン生成手段で反射されて進む光路上に照射対象物の表面を観察する撮像手段を備えたことを特徴とするパターン形成装置。
  5. 前記光源は、高エネルギーのレーザ光を放射するレーザ光源であることを特徴とする請求項4記載のパターン形成装置。
  6. 前記パターン形成手段から前記光源に向かう光路が分岐された光路上に高さ測定用の計測用光源を備え、
    前記対物レンズから前記パターン生成手段に向かう光路が分岐された光路上に複数の受光素子をマトリクス状に設けた別の撮像手段を備え、
    前記対物レンズと前記照射対象物との間隔を変位させる変位手段を備えた、
    ことを特徴とする請求項5記載のパターン形成装置。
  7. 前記光源は、紫外線を放射する紫外線発光光源であることを特徴とする請求項4記載のパターン形成装置。
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