JP2009261165A - モータ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】成形不良を防止した上で、板厚を薄くすることができるモータ構造を得る。
【解決手段】樹脂ランナーから樹脂が流れ込むゲート部86は、内筒部43の端部を覆う底部48に設けられている。また、樹脂成形時に最後に樹脂が流れ込む最終充填部88には、成形型内のガスを成形型の外部に放出させるガス抜き部94が設けられている。このため、内筒部43を流れる樹脂の流動性を向上させることで、樹脂はバランス良く内筒部43流れ、さらに、内筒部43を流れる樹脂の樹脂圧を高くすることができ、精度不良等の成形不良を防止した上で、内筒部43の板厚を薄くすることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、筒状のステータを収納する収容部を備えたモータ構造に関する。
特許文献1には、箱状の樹脂成形品の製造方法が記載されている。
これによると、箱状の樹脂成形品の側板の板厚は、上方から下方に向けて徐々に薄くなっている。さらに、側板の下端に位置する底板には、樹脂成形時に成形型内に残留したガスを成形型の外部に放出させるガス抜き機構が設けられている。つまり、下方部の側板は板厚が薄くなっており、樹脂が流れ難い構造となっているが、ガス抜き構造を設けることで、樹脂を流れやすくし、成形不良を抑制する構造となっている。
特開2007−261196号公報
しかしながら、樹脂成形時に成形型内に樹脂を流し込むゲートの位置によっては、樹脂が成形型内を流れるバランスが崩れ、成形不良を起こすことが考えられる。
一方、製品の性能を確保することを目的に、製品の板厚を薄くしなければならない場合があるが、従来の成形技術では、狙いどうりに製品の板厚を薄くすることができないことが考えられる。
本発明は、上記事実を考慮し、成形不良を防止した上で、板厚を薄くすることが課題である。
本発明の請求項1に係るモータ構造は、蓋部を備えた円筒状の外筒部と、前記外筒部の蓋部へ開口部側が固定されて前記開口部と反対側に底部が形成され、前記外筒部と比べて薄板状の内筒部と、前記外筒部の内周面と前記内筒部と外周面の間に形成され、回転磁界を発生するステータを収容する収容部と、を備えたモータボディと、前記内筒部の前記底部に設けられ、成形時に樹脂が流し込まれるゲート部と、前記外筒部に設けられ、成形時にガスを成形型の外部に放出させるガス抜き部を備えると共に、樹脂成形時に最後に樹脂が流れ込む最終充填部と、を有することを特徴とする。
上記構成によれば、ステータは、モータボディに設けられた収容部に収納される。この収容部は、蓋部を備えた円筒状の外筒部の内周面と、外筒部と比べて薄板状の内筒部の外周面との間に形成されている。
ここで、樹脂成形時に樹脂が流し込まれるゲート部が、内筒部の底部に設けられている。また、樹脂成形時に最後に樹脂が流れ込む最終充填部には、成形型内のガスを成形型の外部に放出させるガス抜き部が設けられている。
これにより、樹脂成形時にゲート部に流し込まれた樹脂は、底部から放射線状に広がり薄板状の内筒部に流れ込む。樹脂が放射線状に広がり内筒部を流れるため、バランスよく樹脂が内筒部を流れる。さらに、内筒部は、ゲート部が設けられる底部と連結されているため、内筒部を流れる樹脂の樹脂圧は高い。また、最終充填部には、ガス抜き部が設けられているため、成形型内のガスがガス抜き部から成形型の外部に放出され、成形型内を流れる樹脂の流動性が向上する。
このように、最終充填部にガス抜き部を設け、樹脂の流動性を向上させて内筒部に樹脂をバランスよく流し、内筒部を流れる樹脂の樹脂圧を高くすることで、強度不良や精度不良等の成形不良を防止した上で、内筒部の板厚を薄くすることができる。
本発明の請求項2に係るモータ構造は、請求項1に記載において、前記最終充填部は、前記外筒部の外周面に設けられ、モータ軸を挟んで複数個設けられることを特徴とする。
上記構成によれば、ゲート部から放射線状に広がった樹脂は、モータ軸を挟んで複数個設けられた最終充填部に至る。このように、最終充填部を1個ではなく、モータ軸を挟んで複数個設けることで、成形型全体に樹脂をバランスよく流すことができ、精度不良、欠肉、ボイド等の成形不良を効果的に抑制することができる。
本発明の請求項3に係るモータ構造は、請求項1又は2に記載において、前記最終充填部は、前記外周面から径方向外側に突出して前記最終充填部ではない部位より板厚が厚くされる厚肉部を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、外筒部の外周面に設けられた最終充填部には、外周面から径方向外側に突出して最終充填部ではない部位より板厚が厚くされた厚肉部が備えられている。つまり、板厚をあつくすることで、樹脂の流動性を向上させ、効率良く樹脂を導くことができ、さらに、ガスが流れ込みやすくなる。これにより、効果的にガス抜き部から成形型内に充満したガスを成形型の外部へ放出することで、成形不良をより効果的に抑制することができる。
本発明の請求項4に係るモータ構造は、請求項3に記載において、前記厚肉部に隣接して前記厚肉部に対して周方向又は径方向に広げられ、駄肉を抑制する凹部を備えた肉盗部が前記最終充填部に設けられることを特徴とする。
上記構成によれば、最終充填部には、駄肉を抑制する凹部を備えた肉盗部が設けられている。このため、ヒケ等の成形不良を抑制することができる。
本発明の請求項5に係るモータ構造は、請求項4に記載において、前記外筒部の前記外周面は、前記モータボディを決められた位置に固定するブラケットの装着面とされることを特徴とする。
上記構成によれば、最終充填部が設けられる外周面は、モータボディを決められた位置に固定するブラケットの装着面とされている。ブラケットを厚肉部の外形形状に沿って成形することで、厚肉部がブラケットの回転を防止し、厚肉部より周方向又は径方向に広がった肉盗部がブラケットのモータボディからの抜けを防止する。
本発明の請求項6に係るモータ構造は、請求項1〜5何れか1項に記載において、前記モータボディを覆うように設けられると共に、前記外筒部の外周面に形成された溶着部と溶着される被溶着部を備えるケーシング部材が設けられ、前記溶着部と前記最終充填部はモータ軸方向で離間していることを特徴とする。
上記構成によれば、ケーシング部材に設けられた被溶着部と溶着される溶着部が、外筒部の外周面に形成されている。そして、溶着部は、最終充填部とモータ軸方向で離間している。
つまり、樹脂成形時に、ゲート部から注入された樹脂は、溶着部を通って溶着部と離間された最終充填部に至る。このように、ゲート部と最終充填部の間に溶着部を配置し、溶着部を最終充填部から離間させることで、溶着部を流れる樹脂は、安定して流れる。このため、溶着部の形状バラツキを抑制することで溶着部の平面度を確保し、また、平面度を確保することで溶着強度のバラツキを抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係るモータ構造を備えた流体ポンプ装置の一例を図1〜図4に従って説明する。
(全体構成)
図1に示されるように、本発明に係るモータ構造10が適用された流体ポンプ装置P1は、例えば、自動車のエンジン冷却装置用の電動ウォータポンプとして好適に用いられるものであり、モータ軸線方向に並んで配置されたポンプ部12及びモータ部14を備えている。
ポンプ部12は、概略凹状の円盤状に構成されたケーシング部材としてのポンプハウジング16を有して構成されている。ポンプハウジング16は、樹脂材料にて成形され、ポンプハウジング16の凹状の内側は、ポンプ室18として構成されている。また、ポンプハウジング16には、接線方向に沿って吸入口20及び排出口22が設けられている。この吸入口20及び排出口22は、いずれもポンプ室18と連通されている。
ポンプ室18には、複数の羽根24を有して構成されたインペラ26が回転シャフト52に支持され、回転可能に配置されている。インペラ26は、回転に伴って吸入口20より流体を吸入すると共にポンプ室18の流体を径方向外側に搬送して排出口22から外部に排出するように構成されている。
これに対し、モータ部14は、本発明のモータ構造10を備えた構成とされており、ステータ28と、モータボディとしてのポンプボディ30と、ハウジング32と、ロータ34と、制御回路35と、を有して構成されている。
このステータ28は、モータ軸線方向に貫通形成された孔部36を有する環状に構成されており、コア、コイル等を一体的に備えている。さらに、図2に示されるように、ステータ28の外周縁には、モータ軸線方向一方側(図中Z1側)に段部58Aを介して延出される板状の突設板58が、周方向に等間隔に3個設けられている。
また、図1に示されるように、ポンプボディ30は、樹脂材料にて成形され、円筒状の外筒部44と、外筒部44の径方向内側に設けられ外筒部44と比べて薄板状の内筒部43を備えている。また、ポンプボディ30において、内筒部43と外筒部44との間には、環状の収容部としての収容穴54が形成されている。詳細には、この収容穴54は、ハウジング32側(モータ軸線方向一方側;Z1側)に開口56を有し、内筒部43と、外筒部44と、内筒部43の一端部と外筒部44の一端部を連結する蓋部46とから構成されている。
一方、内筒部43の他端部を覆うように設けられた底部48には、柱状の支持部50が設けられており、この支持部50には、モータ軸線方向に沿って配置された回転シャフト52が支持されている。
さらに、ステータ28がポンプボディ30の収容穴54に収容された状態で、前述した突設板58と対向する外筒部44の内周面38には、突設板58を径方向内側に向って押圧する凸状の圧入リブ82が、周方向等間隔に3個設けられている(図3参照)。
この構成により、収容穴54に収容されたステータ28は、圧入リブ82に押圧されてポンプボディ30に固定される構成となっている。なお、ポンプボディ30の樹脂成形時に樹脂が流し込まれるゲート部、及び樹脂成形時に最後に樹脂が流れ込む最終充填部については詳細を後述する。
さらに、ハウジング32は、ステータ28に対しモータ軸線方向一方側(Z1側)に配置されている。このハウジング32は、ポンプボディ30の外筒部44の開口57を塞ぐ概略円盤状の本体部62を有して構成されている。
図2に示されるように、この本体部62には、ステータ28側(モータ軸線方向他方側;Z2側)に向けて延出された係合片66が4個設けられている。この係合片66は、舌片状に構成されて本体部62に対し径方向に弾性変形可能な構成とされている。また、係合片66には、板厚方向(ハウジング32の径方向)に貫通する係合孔64が形成されている。
さらに、係合片66の係合孔64は、外筒部44の開口57に設けられた係合突起60と係合可能に構成されている。
一方、図1に示されるように、ロータ34は、ポンプボディ30に設けられた内筒部43内に回転可能に配置されており、回転シャフト52に軸受部材53を介して回転可能に支持されている。
また、制御回路35は、ステータ28に設けられたコイルと電気的に接続されており、コネクタ68を介して接続された外部制御装置から出力された制御信号に応じてステータ28のコイルに電流を供給する構成とされている。
そして、この流体ポンプ装置P1では、外部制御装置から制御信号が出力されると、ステータ28が回転磁界を発生し、この回転磁界によってロータ34と共にインペラ26が回転し、外部から吸入口20を介してポンプ室18へ流体が吸入されると共に、ポンプ室18の流体が排出口22を介して外部へ排出される構成とされている。
(要部)
次に、ポンプボディ30とポンプハウジング16の連結方法、及びポンプボディ30の樹脂成形時に樹脂が流し込まれるゲート部、及び樹脂成形時に最後に樹脂が流れ込む最終充填部について説明する。
図1に示されるように、ポンプハウジング16におけるモータ軸線方向一方側(図中Z1側)に向いた開口16Aの外周には、ポンプボディ30と溶着(本実施の形態では、オービタル溶着)される被溶着部70が設けられている。詳細には、被溶着部70には、ポンプボディ30に向けて突出した環状の突起72と、突起72の先端部に設けられ、溶着時に溶融する2本の環状の薄肉突起74が設けられている。
これに対し、モータ軸線方向他方側(図中Z2側)に位置するポンプボディ30の外筒部44の外周面78には、突起72を囲むように、モータ軸線方向他方側(図中Z2側)が開放された断面コ字状の溶着部76が、外周面78から径方向へ拡がるように全周に渡って一体的に設けられている。そして、溶着部76の底面76Aが、薄肉突起74と当接し溶着部76と被溶着部70とが溶着するようになっている。
一方、図3(A)に示されるように、樹脂成形時に、ポンプボディ30の成形型内に溶融された樹脂を導く樹脂ランナーが、モータ軸線上に設けられ、内筒部43の他端部を覆うように設けられた底部48と対向している。
樹脂ランナーの内部を流れてきた樹脂は、ゲートを通ってポンプボディ30の成形型内に流し込まれるようになっており、本実施形態では、6本のゲートを介して樹脂が成形型内に流し込まれるようになっている。
底部48には、ゲートから樹脂が流し込まれるゲート部86が設けられている。図3(B)に示されるように、ゲート部86は、6個設けられており、モータ軸線を囲むように、均等間隔で配置されている。つまり、樹脂が流し込めるゲート部86は、ポンプボディ30の略中央部に設けられている。
さらに、ゲート部86から流し込まれた樹脂が底部48及び薄板状の内筒部43を通って最後に樹脂が流れ込む最終充填部88は、外筒部44における開口57の径方向外側に設けられている。
図3(A)に示されるように、最終充填部88は、モータ軸線を挟んで2個設けられており、図4に示されるように、外筒部44の外周面78から径方向外側に突出して一般部より板厚が厚くされる厚肉部90を備えている。さらに、厚肉部90のモータ軸線方向一方側(図中Z1側)には、厚肉部90と結合されて肉盗部92が設けられている。
この肉盗部92は、厚肉部90と比較して周方向及び径方向に拡がっており、モータ軸線方向一方側(図中Z1側)が開放された箱状とされている。詳細には、本実施形態の肉盗部92の型抜き方向は、モータ軸線方向とされており、この型抜き方向を考慮して、肉盗部92のモータ軸線方向一方側(図中Z1側)が開放されている。つまり、一方が開放された凹部96を備える箱状とすることで、肉盗部92の壁板の板厚を一定とし、肉盗部92の駄肉を抑制する構造となっている。
図3に示されるように、最終充填部88における成形型の分割線である型割線(P.L:パーティングライン)は、図3に示す2点差線のようになっており、肉盗部92の頂面92Aを横切っている。
図4に示されるように、肉盗部92の頂面92Aを横切る型割線は、分割される各成形型間に微小隙(0.02〜0.03mm)を設けることで、樹脂成形時にガスを成形型の外部に放出させるガス抜き部94とされている。
また、最終充填部88が設けられる外筒部44の外周面78は、ポンプボディ30を決められた位置に固定するブラケット(図示省略)の装着面とされている。詳細には、ブラケットは、外周面78に沿った形状に形成され、外周面78を外側から押さえ込む環状部と、決められた位置にポンプボディ30を固定する固定部とを有している。
(作用・効果)
以上の構成によりポンプボディ30を樹脂成形する場合は、図3(A)(B)に示されるように、樹脂ランナーを流れてきた樹脂は、ゲートを通り、モータ軸を囲むように設けられた6点のゲート部86から成形型内に注入される。
成形型内に注入された樹脂は、底部48を一様に放射線状に広がり、外筒部44と比べて薄板状の内筒部43へ流れ込む。内筒部43へ流れ込んだ樹脂は、蓋部46、外筒部44及び溶着部76を通り最終充填部88へ至り、成形型内に樹脂が充填される。
ここで、樹脂ランナーから樹脂が流れ込むゲート部86は、内筒部43の端部を覆う底部48に設けられている。また、樹脂成形時に最後に樹脂が流れ込む最終充填部88には、成形型内のガスを成形型の外部に放出させるガス抜き部94が設けられている。そして、内筒部43は、ゲート部86が設けられる底部48と連結されている。
このため、内筒部43を流れる樹脂の流動性を向上させることで、樹脂はバランス良く内筒部43流れ、さらに、内筒部43を流れる樹脂の樹脂圧を高くすることができ、精度不良等の成形不良を防止した上で、内筒部43の板厚を薄くすることができる。
また、内筒部43を流れる樹脂の樹脂圧を高くすることができるため、板厚が薄い内筒部43の強度を確保することができる。
また、最終充填部88にガス抜き部94が設けられているため、欠肉、ボイド等の成形不良を抑制することができる。
また、最終充填部88は、1個ではなくモータ軸線を挟んで2個設けられている。このため、ゲート部86から放射線状に広がって流れる樹脂を成形型全体にバランスよく流すことができ、精度不良、欠肉、ボイド等の成形不良を効果的に抑制することができる。
また、最終充填部88は、外周面78から径方向外側に突出して板厚が厚くされているため、樹脂の流動性を向上させ、効率良く樹脂を導くことができ、さらに、ガスが流れ込みやすくなり、効果的にガス抜き部94から成形型内に充満したガスを成形型の外部へ放出することで、成形不良をより効果的に抑制することができる。
また、最終充填部88には、駄肉を抑制する凹部96を備えた肉盗部92が設けられているため、ヒケ等の成形不良を抑制することができる。
また、溶着部76と最終充填部88はモータ軸方向に離間している。これにより、溶着部76を流れる樹脂が安定するため、溶着部76の形状バラツキを抑制することで溶着部76の平面度を確保することができる。
また、溶着部76の形状バラツキを抑制して溶着部76の平面度を確保することで、溶着部76の溶着強度のバラツキを抑制することができる。
また、ポンプボディ30の外周面78は、ポンプボディ30を決められた位置に固定する環状のブラケットの装着面とされている。ブラケットを厚肉部90の外形形状に沿って形成することで、厚肉部90がブラケットの回転を防止し、厚肉部90より周方向に広がった肉盗部92がブラケットのポンプボディ30からの抜けを防止する。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、モータ軸を挟んで最終充填部88を2個設けたが、2個以上であってもよく、モータ軸を挟んで対向している、又は周方向に等間隔に配置されていればよい。
次ぎに、本発明の第2実施形態に係るモータ構造を備えた流体ポンプ装置の一例を図5に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略する。
図5に示されるように、第2実施形態の箱状の肉盗部100は、第1実施形態とは違い、外周面78の周方向が開放されている。外周面78の型抜き方向が、肉盗部100の開放方向となっている。
このように、型抜き方向が変わった場合でも、開放方向を変えることで肉盗部100を形成することができる。
次ぎに、本発明の第3実施形態に係るモータ構造を備えた流体ポンプ装置の一例を図6に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略する。
図6に示されるように、第3実施形態の箱状の肉盗部102は、第1実施形態とは違い、外周面78の径方向が開放されている。つまり、外周面78の型抜き方向が、肉盗部100の開放方向となっている。
このように、型抜き方向が変わった場合でも、開放方向を変えることで肉盗部100を形成することができる。
本発明の第1実施形態に係るモータ構造が採用された流体ポンプ装置の全体構成を示す側面断面図である。 本発明の第1実施形態に係るモータ構造が採用された流体ポンプ装置を示した分解斜視図である。 (A)(B)本発明の第1実施形態に係るモータ構造が採用された流体ポンプ装置のポンプボディを示した側面断面図及び正面図である。 本発明の第1実施形態に係るモータ構造が採用された流体ポンプ装置におけるポンプボディの最終充填部を示した拡大斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るモータ構造が採用された流体ポンプ装置におけるポンプボディの最終充填部を示した拡大斜視図である。 本発明の第3実施形態に係るモータ構造が採用された流体ポンプ装置におけるポンプボディの最終充填部を示した拡大斜視図である。
符号の説明
10・・・モータ構造、16・・・ポンプハウジング(ケーシング部材)、28・・・ステータ、30・・・ポンプボディ(モータボディ)、43・・・内筒部、44・・・外筒部、46・・・蓋部、48・・・底部、54・・・収容穴(収容部)、70・・・被溶着部、76・・・溶着部、78・・・外周面、86・・・ゲート部、88・・・最終充填部、92・・・肉盗部、94・・・ガス抜き部、96・・・凹部

Claims (6)

  1. 蓋部を備えた円筒状の外筒部と、前記外筒部の蓋部へ開口部側が固定されて前記開口部と反対側に底部が形成され、前記外筒部と比べて薄板状の内筒部と、前記外筒部の内周面と前記内筒部と外周面の間に形成され、回転磁界を発生するステータを収容する収容部と、を備えたモータボディと、
    前記内筒部の前記底部に設けられ、成形時に樹脂が流し込まれるゲート部と、
    前記外筒部に設けられ、成形時にガスを成形型の外部に放出させるガス抜き部を備えると共に、樹脂成形時に最後に樹脂が流れ込む最終充填部と、
    を有するモータ構造。
  2. 前記最終充填部は、前記外筒部の外周面に設けられ、モータ軸を挟んで複数個設けられる請求項1に記載のモータ構造。
  3. 前記最終充填部は、前記外周面から径方向外側に突出して前記最終充填部ではない部位より板厚が厚くされる厚肉部を備える請求項1又は2に記載のモータ構造。
  4. 前記厚肉部に隣接して前記厚肉部に対して周方向又は径方向に広げられ、駄肉を抑制する凹部を備えた肉盗部が前記最終充填部に設けられる請求項3に記載のモータ構造。
  5. 前記外筒部の前記外周面は、前記モータボディを決められた位置に固定するブラケットの装着面とされる請求項4に記載のモータ構造。
  6. 前記モータボディを覆うように設けられると共に、前記外筒部の外周面に形成された溶着部と溶着される被溶着部を備えるケーシング部材が設けられ、
    前記溶着部と前記最終充填部はモータ軸方向で離間している請求項1〜5何れか1項に記載されたモータ構造。
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