JP2014092149A - 遠心ファン、ハウジング部品鋳造体およびハウジング部品製造方法 - Google Patents

遠心ファン、ハウジング部品鋳造体およびハウジング部品製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】薄型の遠心ファンに適したハウジング部品を容易に製造することにより、遠心ファンの製造コストを削減する。
【解決手段】ハウジングが、上プレート部31と、下プレート部と、側壁部33とを備え、一方のプレート部と側壁部とが鋳造により成型された1つのハウジング部品30であり、一方のプレート部の側壁部との境界に沿う部位が、軸方向の厚さが他の部位よりも厚い厚肉部316であり、厚肉部の厚さが、径方向外方に向かって漸次増加し、側壁部の外面が湯口ゲート痕を含み、湯口ゲート痕が周方向に細長く、湯口ゲート痕の軸方向の存在範囲の少なくとも一部が、厚肉部の内面の軸方向の存在範囲と重なる。
【選択図】図8

Description

本発明は、遠心ファンに関連し、特に、ハウジング部品の製造に関連する。
ノート型PC等の小型かつ高性能な電子機器では、筐体内部のCPU等にておける発熱量が多い。したがって、発熱対策が重要となる。発熱対策の一手法として、送風ファンを筐体内部に設け、熱の排出が行われる。一方、ノート型PCでは、薄型化が求められている。これに伴い、送風ファンには、送風性能の低下を抑制しつつ薄型化が求められる。
例えば、特開2007−239712号公報に開示される遠心ファンのハウジングカバーは、ステンレス鋼の薄板材をプレス加工することにより安価に形成される。ハウジングカバーは、カバー上部と、カバー側壁部と、を含む。これにより、薄肉のカバーが容易に実現され、遠心ファンの薄型化が可能となる。しかし、プレス加工では、側壁部と、プレート部とを1つの部品として形成することは容易ではない。そこで、ダイカストにてプレート部および側壁部を1つの部品として製造する方法が考えられる。
薄板状の部位を含む部品をダイカストで製造する場合、金型内の薄板状の空間に溶融金属を適切に流し込むことは容易ではない。そのため、例えば、特開2003−48047号公報、特開2002−160041号公報等に例示するように、様々な工夫が必要となる。
なお、特開平8−90211号公報には、電子機器の箱体構造をアルミダイカスト鋳造法にて製造する技術が開示されている。箱体構造では、側板と底板とが一体成形される。底板の縁の一部には、底板より厚い湯口が形成される。なお、湯口が存在する位置では側板は設けられない。厚肉の湯口により、底板の強度が増加する。また、底板と射出スリーブとの間に段部を設けることにより、鋳造後の湯口ゲートを切断、除去する際に、欠け込みや変形を防止することができる。さらに、湯口を厚肉にすることにより、溶湯が流れ易くなり、箱体の製造品質が向上する。
特開2008−157216号公報 特開2003−48047号公報 特開2002−160041号公報 特開平8−90211号公報
ところで、PC等に搭載される遠心ファンを薄型化する場合、ハウジングのプレート部を極端に薄くすることが求められる。また、側壁部は、プレート部の外縁部の広範囲に接続する。そのため、プレート部と側壁部とをダイカストにて1つの部材として成型しようとすると、湯皺や湯回り不良による外観不良が生じ安く、容易に成型することができない。一方、ハウジング内にはエアの流路が形成されるため、ハウジングには、エアの流れを乱さない形状が求められる。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、薄型の遠心ファンに適したハウジング部品を容易に製造することにより、遠心ファンの製造コストを削減するを主たる目的としている。
本発明の一の側面に係る遠心ファンは、上下方向を向く中心軸を中心とするインペラと、前記インペラを前記中心軸回りに回転するモータ部と、前記インペラを収納するハウジングと、を備え、前記ハウジングが、前記インペラの上側に位置する上プレート部と、前記インペラの下側に位置するとともに前記モータ部が固定される下プレート部と、前記インペラの側方を覆い、前記上プレート部および前記下プレート部と共に送風口を形成する側壁部と、を備え、前記上プレート部または前記下プレート部が、吸気口を有し、前記上プレート部、前記側壁部および前記下プレート部により、前記インペラを囲む風洞部が構成され、前記上プレート部および前記下プレート部のうちの一方のプレート部と、前記側壁部とが、鋳造により成型された1つのハウジング部品であり、前記一方のプレート部の前記側壁部との境界に沿う部位が、軸方向の厚さが他の部位よりも厚い厚肉部であり、前記厚肉部の厚さが、径方向外方に向かって漸次増加し、前記側壁部の外面が湯口ゲート痕を含み、前記湯口ゲート痕が周方向に細長く、前記湯口ゲート痕の軸方向の存在範囲の少なくとも一部が、前記厚肉部の内面の軸方向の存在範囲と重なる。
本発明は、ハウジング部品鋳造体およびハウジング部品製造方法にも向けられている。
本発明では、薄型の遠心ファンに適したハウジング部品を容易に製造することができる。また、遠心ファンの製造コストを削減することができる。
図1は、一の実施形態に係る遠心ファンの断面図である。 図2は、遠心ファンの分解斜視図である。 図3は、ハウジング部品の平面図である。 図4は、ハウジング部品の底面図である。 図5は、ハウジング部品の斜視図である。 図6は、ハウジング部品の斜視図である。 図7は、ハウジング部品鋳造体の平面図である。 図8は、ハウジング部品鋳造体の底面図である。 図9は、ハウジング部品鋳造体の斜視図である。 図10は、ハウジング部品鋳造体の斜視図である。 図11は、ハウジング部品鋳造体の一部の断面図である。 図12は、厚肉部の拡大図である。 図13.Aは、可動金型の斜視図である。 図13.Bは、固定金型の斜視図である。 図14は、ハウジング部品の製造の流れを示す図である。 図15.Aは、シェービングプレス機の動作を示す図である。 図15.Bは、シェービングプレス機の動作を示す図である。 図15.Cは、シェービングプレス機の動作を示す図である。 図15.Dは、シェービングプレス機の動作を示す図である。 図16は、他の例に係るハウジング部品鋳造体の平面図である。 図17は、ハウジング部品鋳造体の底面図である。 図18は、さらに他の例に係るハウジング部品鋳造体の底面図である。
本明細書では、図1中における遠心ファン1の中心軸J1方向の上側を単に「上側」と呼び、下側を単に「下側」と呼ぶ。本明細書における上下方向は、実際の機器に組み込まれたときの上下方向を示すものではない。また、中心軸J1を中心とする周方向を、単に「周方向」と呼び、中心軸J1を中心とする径方向を、単に「径方向」と呼ぶ。中心軸J1に平行な方向を、単に「軸方向」と呼ぶ。
図1は、本発明の例示的な一の実施形態に係る遠心ファン1を示す断面図である。遠心ファン1は、例えば、ノート型パーソナルコンピュータ(以下、「ノート型PC」という。)に搭載され、ノート型PCの筐体内部の機器の冷却に利用される。
遠心ファン1は、モータ部2と、ハウジング3と、インペラ4と、を含む。インペラ4は、上下方向を向く中心軸J1を中心とする。モータ部2は、インペラ4を中心軸J1回りに回転する。ハウジング3は、モータ部2およびインペラ4を収納する。
ハウジング3は、上プレート部31と、下プレート部32と、側壁部33と、を含む。上プレート部31は、インペラ4の上側に位置する。下プレート部32は、インペラ4の下側に位置する。上プレート部31および下プレート部32は中心軸J1に垂直である。下プレート部32には、モータ部2が固定される。側壁部33は、インペラ4の側方を覆う。側壁部33は、上プレート部31および下プレート部32と共に送風口301を形成する。上プレート部31、側壁部33および下プレート部32により、インペラ4を囲む風洞部302が構成される。
上プレート部31および側壁部33は、鋳造により、より詳細には、金型を利用するアルミニウム合金のダイカストにより、1つのハウジング部品30として成型される。ハウジング部品30は、ハウジング3の一部である。下プレート部32は、アルミニウム合金もしくはステンレス等の金属により、薄板状に形成される。図2は、ハウジング部品30、下プレート部32、インペラ4およびモータ部2を分解して示す分解斜視図である。ただし、モータ部2の一部はインペラ4の内側に位置する。側壁部33の下端部と下プレート部32の周縁部とは、ねじ留めにより締結される。上プレート部31は吸気口311を含む。吸気口311は、インペラ4の上方に位置する。
モータ部2は、アウターロータ型である。モータ部2は、固定組立体である静止部21と、回転組立体である回転部22と、軸受であるスリーブ23と、を含む。スリーブ23は、中心軸J1を中心とする略円筒状である。回転部22は、スリーブ23により、中心軸J1を中心として静止部21に対して回転可能に支持される。
静止部21は、ステータ210と、軸受保持部24と、を含む。軸受保持部24は、スリーブ23を収容する。軸受保持部24は、中心軸J1を中心とする略円筒状であり、樹脂により形成される。軸受保持部24は、下プレート部32のおよそ中央から上向きに突出する。軸受保持部24は、下プレート部32に設けられた孔部327に固定される。軸受保持部24の下端部と、孔部327の周囲の部位とは、インサート成型により締結される。
ステータ210は、中心軸J1を中心とする環状であり、軸受保持部24の外側面に取り付けられる。ステータ210は、ステータコア211と、インシュレータ212と、コイル213と、を含む。ステータコア211は、薄板状の珪素鋼板が積層されて形成される。インシュレータ212は、ステータコア211の表面を被覆する絶縁体である。
回転部22は、シャフト221と、ヨーク222と、ロータマグネット223と、カップ224と、を含む。カップ224は、中心軸J1を中心とする有蓋略円筒状であり、下側に向かって開口する。シャフト221は、中心軸J1を中心として配置され、上端部がカップ224に固定される。ヨーク222は、中心軸J1を中心とする略円筒状であり、カップ224の内側面に固定される。ロータマグネット223は、中心軸J1を中心とする略円筒状であり、ヨーク222の内側面に固定される。
シャフト221は、スリーブ23に挿入される。スリーブ23は、含油性の多孔質金属体により形成され、軸受保持部24に挿入されて固定される。なお、軸受機構として、例えば、ボール軸受が利用されてもよい。
インペラ4は、複数の翼41を含む。複数の翼41は、カップ224の外側にて、中心軸J1を中心として環状に配列される。各翼41の径方向内側の端部は、カップ224の外側面に固定される。静止部21に電流が供給されることにより、ロータマグネット223とステータ210との間に、中心軸J1を中心とするトルクが発生する。これにより、インペラ4が、中心軸J1を中心として回転部22と共に回転する。インペラ4の回転により、吸気口311からハウジング3内へと空気が吸引され、送風口301から送出される。
図3は、ハウジング部品30の平面図である。図4は、ハウジング部品30の底面図である。図5は、ハウジング部品30の斜視図である。図6は、図5のハウジング部品30の上下を反転した斜視図である。図3および図4の下側が送風口301に対応し、図5および図6の右下が送風口301に対応する。側壁部33は、第1側壁部341と、第2側壁部342と、第3側壁部343と、を含む。第1側壁部341は、吸気口311の送風口301とは反対側に位置する。すなわち、第1側壁部341は、インペラ4の送風口301とは反対側に位置する。
第1側壁部341は、周方向に沿って、すなわち、インペラ4の外周に沿って湾曲する。第1側壁部341の内側面も、インペラ4の外周に沿って湾曲する。第2側壁部342は、第1側壁部341からインペラ4の回転方向に延びる。第2側壁部342の外側面は、第1側壁部341の周方向の一方端から略直線状に延びる。第3側壁部343は、第1側壁部341からインペラ4の回転方向とは逆方向に延びる。第3側壁部343の外側面は、第1側壁部341の周方向の他方端から略直線状に延びる。第2側壁部342および第3側壁部343の図4の左右方向の厚さは、第1側壁部341の径方向の厚さよりも厚い。第3側壁部343には、風洞部302の最上流に位置する舌部344が位置する。
吸気口311のエッジである吸気口エッジ303は側壁部33に沿うように位置する。図4に示すように、上プレート部31における送風口301のエッジである送風口エッジ304は、第2側壁部342の端部および第3側壁部343の端部に繋がる。破線305は、送風口エッジ304に最も近い吸気口エッジ303上の点を通り、送風口エッジ304に平行な直線である。吸気口311は大きく、破線305は、第2側壁部342および第3側壁部343と交差する。
側壁部33は、外側面から径方向外方に突出する複数のねじ穴形成部346を含む。各ねじ穴形成部346は、軸方向に延びる。本実施形態では、第1側壁部341に2つのねじ穴形成部346が配置され、第2側壁部342に1つのねじ穴形成部346が配置され、第3側壁部343に1つのねじ穴形成部346が配置される。各ねじ穴形成部346には、下端から上方へと窪むねじ穴347が設けられる。ねじ穴347は、下プレート部32と側壁部33とをねじにて締結するために利用される。本実施形態では、ねじ穴形成部346は、側壁部33の水平方向外方へと突出する部位上に設けられるが、ねじ穴形成部346の位置や突出方向は、適宜変更されてよい。
図7は、ハウジング部品鋳造体300の平面図である。図8は、ハウジング部品鋳造体300の底面図である。図9は、ハウジング部品鋳造体300の斜視図である。図10は、図9のハウジング部品鋳造体300の上下を反転した斜視図である。ハウジング部品鋳造体300は、ハウジング部品30を鋳造する際に金型から取り出した後の部材である。
ハウジング部品鋳造体300は、ハウジング部品30と、ランナー体50と、を含む。ランナー体50は、ハウジング部品30に接続する。ハウジング部品30は、図3ないし図6のハウジング部品30と同様の構造を有する。すなわち、インペラ4と軸方向に対向する部位となる上プレート部31と、インペラ4の側方を覆う部位となる側壁部33と、を含む。
ランナー体50は、ダイカストにて鋳造する際に溶融金属が流れる流路であるランナー内に成型される部位である。溶融金属には半溶融状態の金属が含まれる。ランナー体50は、第1ランナー部51と、第2ランナー部52と、を含む。第1ランナー部51は、側壁部33の外面に接続する。第1ランナー部51は薄板状である。したがって、ランナー体50と側壁部33との間の接続領域501は、周方向に細長い。第1ランナー部51は、接続領域501から径方向外方と広がる。
第2ランナー部52は、第1ランナー部51から径方向外方へと扇状に広がる。図9および図10に示すように、第2ランナー部52は、第1ランナー部51よりも軸方向に厚い。第2ランナー部52は、第1ランナー部51の径方向外側のほぼ全体に亘って存在する。本実施形態の場合、接続領域501は側壁部33の上部に位置する。一方、第2ランナー部52は、第1ランナー部51に対して下方に突出する。また、本実施形態に係るハウジング部品30は、薄型化されているため、側壁部33の軸方向の幅は、第2ランナー部52の軸方向厚さよりも小さい。
図11は、図7中の矢印A−Aの位置におけるハウジング部品鋳造体300の側壁部33近傍の断面図である。ただし、図11の左側が図7の上側に対応する。
側壁部33の内面332と上プレート部31の下面312との間には、これらの面を滑らかに繋げる凹面314が設けられる。ここで、説明の便宜上、図11中に破線315にて示すように、側壁部33の内面332を真っ直ぐ上方に延ばした面を、上プレート部31と側壁部33との「境界」と呼ぶ。そして、境界315よりも左側の部位を側壁部33に含め、右側の部位を上プレート部31に含めるものとする。この場合、凹面314では、上プレート部31が他の部位よりも厚肉になっていると捉えることができる。
さらに換言すれば、上プレート部31の側壁部33との境界315に沿う部位が、軸方向の厚さが他の部位よりも厚い厚肉部316となっている。厚肉部316の内面は凹面314である。厚肉部316の厚さは、径方向外方に向かって漸次増加する。以下の説明では、凹面314を、厚肉部316の「内面314」と呼ぶ。
図12は、厚肉部316を拡大して示す図である。図12では、厚肉部316の径方向の存在範囲に符号317を付している。符号318は、厚肉部316の内面314の軸方向の存在範囲を示す。破線501は、第1ランナー部51と側壁部33との間の接続領域501を示す。ハウジング部品30が製造される際には、接続領域501にて切断が行われる。
接続領域501の軸方向の存在範囲の一部は、厚肉部316の内面314の軸方向の存在範囲318と径方向に重なる。好ましくは、接続領域501の軸方向の存在範囲の全部が、厚肉部316の軸方向の存在範囲、すなわち、内面314および上プレート部31の軸方向の存在範囲に含まれる。また、接続領域501は周方向に細長い。このような構造により、ハウジング部品30を成型する際に、金型のランナーから上プレート部31に対応する空間内に溶融金属が円滑に流れ込む。その結果、非常に薄い上プレート部31を適切に形成することができる。上プレート部31の厚さは、例えば、0.3〜0.5mmである。
なお、接続領域501の軸方向の存在範囲の少なくとも一部が厚肉部316の内面314の軸方向の存在範囲318と重なればよく、接続領域501の軸方向の存在範囲の全体が、内面314の軸方向の存在範囲318と重なってもよい。厚肉部316の厚さが径方向外方に向かって漸次増大するため、溶融金属がさらに円滑に流れ込む。
厚肉部316の内面314は、凹面には限定されず、例えば、上プレート部31の内面である下面312と側壁部33の内面332とを繋ぐのであれば、縦断面が直線となる傾斜面であってもよい。これにより、成型時に溶融金属を適切にキャビティ内に流入させることができる。すなわち、いわゆる湯回り性が向上する。その結果、薄型の遠心ファン1に適したハウジング部品30をダイカストにて容易に製造することができ、ハウジング部品30および遠心ファン1の製造コストを削減することができる。
もちろん、風洞部302内におけるエアの流れを滑らかにするためには、厚肉部316の内面314は滑らかな凹面であることが好ましい。厚肉部316の存在により、ハウジング部品30の剛性が向上する。ハウジング部品30の形状精度の向上、遠心ファン毎の振動や騒音のばらつきの抑制等も実現される。
既述のように、第2側壁部342および第3側壁部343の図4の左右方向の厚さは、第1側壁部341の径方向の厚さよりも厚い。これにより、第1側壁部341から溶融金属が流入する場合であっても、第2側壁部342および第2側壁部342を容易かつ適切に成型することができる。
図12に示すように、第1ランナー部51の上面511は、上プレート部31の上面313よりも下方に位置する。すなわち、接続領域501の軸方向の存在範囲は、上プレート部31の上面313である外面から内面へと向かう方向に、上面313の軸方向の位置から離れている。したがって、第1ランナー部51と側壁部33との間に段差512が存在する。段差512を設けることにより、接続領域501にて切断することにより形成される湯口ゲート痕のはみ出し等の側壁部33のエッジの形状不良を防止することができる。なお、要求される形状精度によっては、段差512は設けられなくてもよい。
図8に示すように、第1ランナー部51は、第1側壁部341に繋がる。これに対応して、厚肉部316も第1側壁部341に繋がる。本実施形態では、第1側壁部341の周方向全長に亘って、接続領域501および厚肉部316が存在する。接続領域501の周方向の存在範囲は、厚肉部316の周方向の存在範囲と一致する必要はないが、好ましくは、接続領域501の周方向の存在範囲は、厚肉部316の周方向の存在範囲に含まれる。第1ランナー部51は、不必要には大きくは設けられない。側壁部33のうち、湾曲している部位から溶融金属を流入させることにより、金型内の上プレート部31に対応する空間に溶融金属を適切に流入させることができる。
また、本実施形態では、吸気口311の中心を通り、送風口エッジ304に平行な直線306に対して送風口エッジ304とは反対側の部位の全周に亘って第1側壁部341が存在する。したがって、接続領域501も、側壁部33のうち、直線306に対して送風口エッジ304とは反対側の部位の周方向全長に亘って存在する。
図7および図8中に二点鎖線にて示すように、好ましくは、吸気口311の内側に補助ランナー体60が設けられる。補助ランナー体60は、第1補助ランナー部61と、第2補助ランナー部62と、を含む。第1補助ランナー部61は、吸気口エッジ303から内側に延びる。本実施形態では、第1補助ランナー部61は、吸気口エッジ303の送風口301側の部位と、その反対側の部位から吸気口311の中央に向かって延びる。
第2補助ランナー部62は、吸気口エッジ303よりも内側に位置し、吸気口エッジ303から離間する。第2補助ランナー部62は、第1補助ランナー部61に繋がり、吸気口311のおよそ中央に位置する。第1補助ランナー部61は、非常に薄い。第2補助ランナー部62は、第1補助ランナー部61よりも軸方向に厚く、上プレート部31よりも下方へと突出する。補助ランナー体60は、ハウジング部品30を成形する際の金型に設けられた補助ランナー内に成型される。補助ランナーは、金型内のガスを吸気口311の位置から適切に抜くために利用される。
図3ないし図6に示すように、ハウジング部品30は、ビス孔部334を含む。ビス孔部334は、側壁部33から径方向外方へと突出する。ビス孔部334は、軸方向に貫通するビス孔を含む。ビス孔は、遠心ファン1を所望の位置に固定するために利用される。なお、複数のビス孔部334が設けられてよい。図7および図8に示すように、ビス孔部334の外周は、第1ランナー部51と連続する。すなわち、ビス孔部334は、第1ランナー部51を利用して、第1ランナー部51に含まれるようにして成型される。
図13.Aおよび図13.Bは、ハウジング部品鋳造体300をダイカストにて成型するための可動金型701および固定金型702をそれぞれ示す図である。図14は、ハウジング部品鋳造体300を成型する工程を示す図である。
可動金型701に固定金型702を重ね合わせることにより、キャビティ71と、ランナー72とが形成される(ステップS11)。また、吸気口311に対応する領域に補助ランナー73が形成される。ランナー72から溶融金属がキャビティ71および補助ランナー内に流入する(ステップS12)。溶融金属が固化することにより、ハウジング部品鋳造体300が成型される。すなわち、キャビティ71内にハウジング部品30が成型され、ランナー72内にランナー体50が成型される。補助ランナー73内には補助ランナー体60が成型される。可動金型701と固定金型702とが分離され、金型からハウジング部品鋳造体300が取り出される(ステップS13)。
ハウジング部品鋳造体300は、シェービングプレス機に載置される(ステップS14)。シェービングプレス機により、ハウジング部品鋳造体300からハウジング部品30以外の部位がプレスにて切断される(ステップS15)。すなわち、ハウジング部品鋳造体300からランナー体50および補助ランナー体60が切り落とされる。
図15.Aないし図15.Dは、シェービングプレス機74の動作を簡略化して示す図である。シェービングプレス機74の下保持部741および上保持部742には、ハウジング部品鋳造体300の保持位置を決定するための凹凸が設けられる。上保持部742の側面上には、切断刃であるアウタパンチ743が位置する。
ハウジング部品鋳造体300が下保持部741上に載置され、水平方向の位置が決定されると、図15.Bに示すように、上保持部742が下降し、ハウジング部品鋳造体300が固定される。その後、図15.Cに示すように、アウタパンチ743が上保持部742に沿って下降し、ハウジング部品鋳造体300のランナー体50や補助ランナー体60等を切断する。図15.Dに示すように、アウタパンチ743および上保持部742が上昇し、ハウジング部品30が取り出される。
ステップS15により、ハウジング部品30では、接続領域501に湯口ゲート痕が形成される。湯口ゲート痕と側壁部33の外面との間の段差をなくすために、湯口ゲート痕の研磨が行われる(ステップS16)。これにより、滑らかな外面が得られる。したがって、図3および図4中に符号502にて示すように、第1側壁部341の外面には、実際には、湯口ゲート痕502が存在する。
湯口ゲート痕502は上記説明における接続領域501に一致するため、接続領域501の形状や位置に関する上記説明は、湯口ゲート痕502に関しても同様に適用される。すなわち、側壁部33の外面が含む湯口ゲート痕502は、周方向に細長く、湯口ゲート痕502の軸方向の存在範囲の少なくとも一部が、厚肉部316の内面314の軸方向の存在範囲318と重なる。好ましくは、湯口ゲート痕502および厚肉部316は、第1側壁部341の周方向全長に亘って存在する。また、好ましくは、湯口ゲート痕502の周方向の存在範囲は、厚肉部316の周方向の存在範囲に含まれる。
図16および図17は、他の例に係るハウジング部品鋳造体300aを示す図であり、図7および図8に対応する。ハウジング部品鋳造体300aでは、ランナー体50の第1ランナー部51は、第1側壁部341のみならず、第2側壁部342の一部および第3側壁部343の一部にも繋がる。したがって、接続領域501、すなわち、ハウジング部品30における湯口ゲート痕も、第1側壁部341から第2側壁部342および第3側壁部343まで連続して存在する。
これに対応して、厚肉部316も第1側壁部341のみならず、第2側壁部342の一部および第3側壁部343の一部に繋がる。このように、第1ランナー部51の少なくとも一部、および、厚肉部316の少なくとも一部は、第1側壁部341に繋がる。このような構造においても、金型内の上プレート部31に対応する空間に溶融金属を適切に流入させることができる。また、第2側壁部342および第3側壁部343に対応する空間に溶融金属を容易に流入させることができる。
図17に示す例では、側壁部33のうち、吸気口エッジ303上の送風口エッジ304に最も近い点を通り、送風口エッジ304に平行な直線305に対して、送風口エッジ304とは反対側の部位の周方向全長に亘って、接続領域501および厚肉部316が存在する。すなわち、ハウジング部品30では、この範囲に湯口ゲート痕が存在する。
図18は、さらに他の例に係るハウジング部品鋳造体300bを示す底面図であり、図8に対応する。ハウジング部品鋳造体300bでは、第1ランナー部51に貫通孔513が設けられる。これにより、周方向に互いに離れる2つの接続領域501が存在する。その結果、ハウジング部品30では、第1側壁部31の外面は、周方向に離れて位置する複数の湯口ゲート痕を含む。第1ランナー部51に貫通孔513を設けることにより、ランナー体50における金属量を削減することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、下プレート部32は吸気口を有してもよい。この場合、下プレート部32と側壁部33とが1つのハウジング部品30として製造される。ハウジング部品30の上プレート部31に関する上記説明において、上プレート部31は下プレート部32に置き換えられる。すなわち、ハウジング部品30では、下プレート部32の側壁部33との境界に沿う部位が、軸方向の厚さが他の部位よりも厚い厚肉部となる。厚肉部の厚さは、径方向外方に向かって漸次増加する。好ましくは、湯口ゲート痕の軸方向の存在範囲は、下プレート部32の外面から内面へと向かう方向に、下プレート部32の外面の軸方向の位置から離れる。吸気口は上プレート部31および下プレート部32の双方に設けられてもよい。
補助ランナー73に加えて、第2側壁部342の送風口エッジ304側の端部、および、第3側壁部343の送風口エッジ304側の端部に対応する金型内の部位に、キャビティ71内のガスを抜くための流路が設けられてもよい。この場合、これらの流路へと溶融金属をオーバーフローさせることにより、ハウジング部品鋳造体300に他の補助部的な部位が設けられる。
ハウジング部品鋳造体300は、ダイカスト以外の鋳造により成型されてもよい。
上記実施形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わされてよい。
本発明に係る遠心ファンは、ノート型PCやデスクトップ型PCの筐体内部における機器の冷却、その他の機器の冷却、様々な対象物に対する空気の供給等に利用可能である。さらに、他の用途として利用することができる。
1 遠心ファン
2 モータ部
3 ハウジング
4 インペラ
30 ハウジング部品
31 上プレート部
32 下プレート部
33 側壁部
50 ランナー体
51 第1ランナー部
52 第2ランナー部
60 補助ランナー体
61 第1補助ランナー部
62 第2補助ランナー部
71 キャビティ
72 ランナー
73 補助ランナー
300 ハウジング部品鋳造体
301 送風口
302 風洞部
303 吸気口エッジ
304 送風口エッジ
311 吸気口
314 (厚肉部の)内面
315 境界
316 厚肉部
334 ビス孔部
341 第1側壁部
342 第2側壁部
343 第3側壁部
501 接続領域
502 湯口ゲート痕
701 可動金型
702 固定金型
J1 中心軸
S11〜S16 ステップ

Claims (30)

  1. 上下方向を向く中心軸を中心とするインペラと、
    前記インペラを前記中心軸回りに回転するモータ部と、
    前記インペラを収納するハウジングと、
    を備え、
    前記ハウジングが、
    前記インペラの上側に位置する上プレート部と、
    前記インペラの下側に位置するとともに前記モータ部が固定される下プレート部と、
    前記インペラの側方を覆い、前記上プレート部および前記下プレート部と共に送風口を形成する側壁部と、
    を備え、
    前記上プレート部または前記下プレート部が、吸気口を有し、
    前記上プレート部、前記側壁部および前記下プレート部により、前記インペラを囲む風洞部が構成され、
    前記上プレート部および前記下プレート部のうちの一方のプレート部と、前記側壁部とが、鋳造により成型された1つのハウジング部品であり、
    前記一方のプレート部の前記側壁部との境界に沿う部位が、軸方向の厚さが他の部位よりも厚い厚肉部であり、前記厚肉部の厚さが、径方向外方に向かって漸次増加し、
    前記側壁部の外面が湯口ゲート痕を含み、前記湯口ゲート痕が周方向に細長く、前記湯口ゲート痕の軸方向の存在範囲の少なくとも一部が、前記厚肉部の内面の軸方向の存在範囲と重なる、遠心ファン。
  2. 前記厚肉部の前記内面が、前記一方のプレート部の内面と前記側壁部の内面とを繋く凹面である、請求項1に記載の遠心ファン。
  3. 前記側壁部が、
    前記インペラの前記送風口とは反対側において、前記インペラの外周に沿って湾曲する第1側壁部と、
    前記第1側壁部から、前記インペラの回転方向に向かって前記インペラから漸次離れる第2側壁部と、
    前記第1側壁部から、前記インペラの回転方向とは逆方向に向かって前記インペラから漸次離れる第3側壁部と、
    を含み、
    前記厚肉部の少なくとも一部が、前記第1側壁部に繋がる、請求項1または2に記載の遠心ファン。
  4. 前記第2側壁部および前記第3側壁部が、前記第1側壁部よりも厚い、請求項3に記載の遠心ファン。
  5. 前記第1側壁部の周方向全長に亘って、前記湯口ゲート痕および前記厚肉部が存在する、請求項3または4に記載の遠心ファン。
  6. 前記湯口ゲート痕が、前記第1側壁部から前記第2側壁部および前記第3側壁部まで連続して存在する、請求項5に記載の遠心ファン。
  7. 前記第1側壁部の外面が、前記湯口ゲート痕に周方向に離れて位置する他の湯口ゲート痕を含む、請求項3または4に記載の遠心ファン。
  8. 前記上プレート部が前記吸気口を含み、前記上プレート部と前記側壁部とが前記1つのハウジング部品であり、
    前記上プレート部の送風口エッジに最も近い前記吸気口のエッジ上の点を通り、前記送風口エッジに平行な直線が、前記第2側壁部および前記第3側壁部と交差する、請求項3ないし7のいずれかに記載の遠心ファン。
  9. 前記側壁部のうち、前記吸気口の中心を通り、前記送風口エッジに平行な直線に対して前記送風口エッジとは反対側の部位の周方向全長に亘って、前記湯口ゲート痕が存在する、請求項8に記載の遠心ファン。
  10. 前記側壁部のうち、前記吸気口のエッジ上の前記送風口エッジに最も近い点を通り、前記送風口エッジに平行な直線に対して、前記送風口エッジとは反対側の部位の周方向全長に亘って、前記湯口ゲート痕が存在する、請求項8に記載の遠心ファン。
  11. 前記湯口ゲート痕の周方向の存在範囲が、前記厚肉部の周方向の存在範囲に含まれる、請求項1ないし10のいずれかに記載の遠心ファン。
  12. 前記湯口ゲート痕の軸方向の存在範囲が、前記一方のプレート部の外面から内面へと向かう方向に、前記一方のプレート部の前記外面の軸方向の位置から離れている、請求項1ないし11のいずれかに記載の遠心ファン。
  13. 遠心ファンのハウジングの一部であるハウジング部品と、
    前記ハウジング部品に接続するランナー体と、
    を含み、
    前記ハウジング部品が、
    前記遠心ファンのインペラと軸方向に対向する部位となるプレート部と、
    前記インペラの側方を覆う部位となる側壁部と、
    を備え、
    前記プレート部の前記側壁部との境界に沿う部位が、軸方向の厚さが他の部位よりも厚い厚肉部であり、前記厚肉部の厚さが、径方向外方に向かって漸次増加し、
    前記ランナー体が前記側壁部の外面に接続し、前記ランナー体と前記側壁部との間の接続領域が、周方向に細長く、前記接続領域の軸方向の存在範囲の少なくとも一部が、前記厚肉部の内面の軸方向の存在範囲と重なり、
    前記ランナー体が、
    前記接続領域から径方向外方へと広がる薄板状の第1ランナー部と、
    前記第1ランナー部から径方向外方へと扇状に広がり、前記第1ランナー部よりも軸方向に厚い第2ランナー部と、
    を含む、ハウジング部品鋳造体。
  14. 前記厚肉部の前記内面が、前記一方のプレート部の内面と前記側壁部の内面とを繋ぐ凹面である、請求項13に記載のハウジング部品鋳造体。
  15. 前記側壁部の軸方向の幅が、前記第2ランナー部の軸方向厚さよりも小さい、請求項13または14に記載のハウジング部品鋳造体。
  16. 前記側壁部が、
    周方向に沿って湾曲する第1側壁部と、
    前記第1側壁部の周方向の一方端から外側面が略直線状に延びる第2側壁部と、
    前記第1側壁部の周方向の他方端から外側面が略直線状に延びる第3側壁部と、
    を含み、
    前記厚肉部の少なくとも一部が、前記第1側壁部に繋がる、請求項13ないし15のいずれかに記載のハウジング部品鋳造体。
  17. 前記第2側壁部および前記第3側壁部が、前記第1側壁部よりも厚い、請求項16に記載のハウジング部品鋳造体。
  18. 前記第1側壁部の周方向全長に亘って、前記接続領域および前記厚肉部が存在する、請求項16または17に記載のハウジング部品鋳造体。
  19. 前記接続領域が、前記第1側壁部から前記第2側壁部および前記第3側壁部まで連続して存在する、請求項18に記載のハウジング部品鋳造体。
  20. 前記第1側壁部の外面が、前記接続領域に周方向に離れて位置する他の接続領域を含む、請求項16または17に記載のハウジング部品鋳造体。
  21. 前記プレート部が、
    前記遠心ファン用の吸気口と、
    前記遠心ファンの送風口のエッジである送風口エッジと、
    を含み、
    前記送風口エッジに最も近い前記吸気口のエッジ上の点を通り、前記送風口エッジに平行な直線が、前記第2側壁部および前記第3側壁部と交差する、請求項16ないし20のいずれかに記載のハウジング部品鋳造体。
  22. 前記側壁部のうち、前記吸気口の中心を通り、前記送風口エッジに平行な直線に対して前記送風口エッジとは反対側の部位の周方向全長に亘って、前記接続領域が存在する、請求項21に記載のハウジング部品鋳造体。
  23. 前記側壁部のうち、前記吸気口のエッジ上の前記送風口エッジに最も近い点を通り、前記送風口エッジに平行な直線に対して、前記送風口エッジとは反対側の部位の周方向全長に亘って、前記接続領域が存在する、請求項21に記載のハウジング部品鋳造体。
  24. 前記吸気口の内側に位置する補助ランナー体、をさらに備え、
    前記補助ランナー体が、
    前記吸気口の前記エッジから内側に延びる第1補助ランナー部と、
    前記吸気口の前記エッジよりも内側に位置し、前記第1補助ランナー部に繋がり、前記第1補助ランナー部よりも軸方向に厚い第2補助ランナー部と、
    を含む、請求項21ないし23のいずれかに記載のハウジング部品鋳造体。
  25. 前記接続領域の周方向の存在範囲が、前記厚肉部の周方向の存在範囲に含まれる、請求項13ないし24のいずれかに記載のハウジング部品鋳造体。
  26. 前記接続領域の軸方向の存在範囲が、前記プレート部の外面から内面へと向かう方向に、前記プレート部の前記外面の軸方向の位置から離れている、請求項13ないし25のいずれかに記載のハウジング部品鋳造体。
  27. 前記ハウジング部品が、前記側壁部から径方向外方へと突出して軸方向に貫通するビス孔を含むビス孔部、をさらに備え、
    前記ビス孔部の外周が、前記第1ランナー部と連続する、請求項13ないし26のいずれかに記載のハウジング部品鋳造体。
  28. 金型を重ね合わせて、キャビティと、ランナーと、を形成する工程と、
    前記ランナーから溶融金属を前記キャビティ内に流入させる工程と、
    前記金型を分離し、前記金型からハウジング部品鋳造体を取り出す工程と、
    前記ハウジング部品鋳造体から、遠心ファンのハウジングの一部であるハウジング部品以外の部位をプレスにて切断する工程と、
    を備え、
    前記ハウジング部品鋳造体が、
    前記ハウジング部品と、
    前記ランナー内にて成型されるランナー体と、
    を含み、
    前記ハウジング部品が、
    前記遠心ファンのインペラと軸方向に対向する部位となるプレート部と、
    前記インペラの側方を覆う部位となる側壁部と、
    を備え、
    前記プレート部の前記側壁部との境界に沿う部位が、軸方向の厚さが他の部位よりも厚い厚肉部であり、前記厚肉部の厚さが、径方向外方に向かって漸次増加し、
    前記ランナー体が前記側壁部の外面に接続し、前記ランナー体と前記側壁部との間の接続領域が、周方向に細長く、前記接続領域の軸方向の存在範囲の少なくとも一部が、前記厚肉部の内面の軸方向の存在範囲と重なり、
    前記ランナー体が、
    前記接続領域から径方向外方へと広がる薄板状の第1ランナー部と、
    前記第1ランナー部から径方向外方へと扇状に広がり、前記第1ランナー部よりも軸方向に厚い第2ランナー部と、
    を含む、ハウジング部品製造方法。
  29. 前記プレート部が、前記遠心ファン用の吸気口、を有し、
    前記金型を合わせる工程において、前記吸気口に対応する領域の内側に補助ランナーが形成され、
    前記ハウジング部品鋳造体が、前記補助ランナー内に形成される補助ランナー体、をさらに備え、
    前記補助ランナー体が、
    前記吸気口のエッジから内側に延びる第1補助ランナー部と、
    前記吸気口の前記エッジよりも内側に位置し、前記第1補助ランナー部に繋がり、前記第1補助ランナー部よりも軸方向に厚い第2補助ランナー部と、
    を含む、請求項28に記載のハウジング部品製造方法。
  30. 前記ハウジング部品鋳造体から前記ハウジング部品以外の部位を切断することにより前記接続領域に形成される湯口ゲート痕を研磨する工程、をさらに備える、請求項28または29に記載のハウジング部品製造方法。
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