JP2007239712A - 遠心ファン - Google Patents

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Abstract

【課題】小型の遠心ファンの流路を容易に拡大するとともに小型化を図る。
【解決手段】遠心ファンでは、モータ部2を収容するハウジングがハウジングカバー31およびハウジング本体32により形成され、ハウジングカバー31は薄板材をプレス加工することにより容易に製造される。インペラ213の外周と対向するハウジングの側壁部は、ハウジング本体32の本体側壁部352およびハウジングカバー31のカバー側壁部351により形成される。カバー側壁部351は、ハウジング本体32の底部33の辺の中央と近接する。これにより、側壁部のうち最も薄くする必要がある部位を極めて薄くすることができ、遠心ファンの流路を容易に拡大するとともに遠心ファンの小型化を図ることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、送風に用いられる電動式の遠心ファンに関する。
従来より、様々な電子機器内のデバイスを冷却するために遠心ファンが用いられている。遠心ファンでは、複数の翼を有するインペラ部がハウジングの内部に設けられ、軸方向に吸気して径方向に排気が行われる。遠心ファンのハウジングは、通常、モータが固定される底部とエアの流路となる側壁部とを有するハウジング本体と、ハウジング本体の上部を塞ぐハウジングカバーとを備え、これらの部材は樹脂にて成形される。なお、特許文献1の段落0043では樹脂製に代えてアルミニウム等の放熱性に優れた材料にてハウジングカバーを形成してもよい点に言及されている。
一方、電子機器の小型化に伴って遠心ファンの小型化も求められ、このような場合、遠心ファンの部品点数を削減するとともにハウジングに追加の機能を求めることも必要となる。特許文献2の図4では、ハウジングカバーから下方に突出する突起を設け、ハウジング本体とこの突起との間でリード線を拘束する技術が開示されている。
特開2001−241395号公報 米国特許第5,699,854号明細書
ところで、遠心ファンのハウジング全体を樹脂で成形する場合、強度上の問題からハウジングの側壁部にある程度の肉厚が必要となり、流路を大きく確保して風量を維持しつつ小型化を図ることができない。ハウジング本体を金属の切削加工にて形成することによる側壁の薄肉化も考えられるが、この場合は製造コストが高くなってしまう。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、ハウジング内の流路を容易に拡大することが可能な遠心ファンを提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、遠心ファンであって、インペラを有するモータ部と、前記モータ部を収容し、前記インペラの中央部と対向する吸気口と、前記インペラの外周と対向する排気口とを有するハウジングとを備え、前記ハウジングが、前記モータ部が固定されるハウジング本体と、薄板材のプレス加工により成形され、前記ハウジング本体と組み合わされることにより前記ハウジングを形成するハウジングカバーとを備え、前記ハウジングカバーが、前記吸気口が形成されたカバー上部と、前記カバー上部から前記ハウジング本体の前記モータ部が固定される底部に向かって延びるとともに、前記インペラの外周と対向する前記ハウジングの側壁部の少なくとも一部を形成するカバー側壁部とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遠心ファンであって、前記ハウジングの前記側壁部が、前記排気口以外の部位において前記インペラの外周に沿って連続して存在する。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の遠心ファンであって、前記カバー側壁部が、前記側壁部の全体を形成する。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の遠心ファンであって、前記モータ部に接続される配線が、前記カバー側壁部と前記底部との間に配置される。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の遠心ファンであって、前記ハウジングカバーが、前記カバー側壁部の前記底部側の部位から外側に延びるとともに前記底部から離れる方向に曲げられた配線案内部を備える。
請求項6に記載の発明は、請求項3または4に記載の遠心ファンであって、前記ハウジングカバーが、前記カバー側壁部の前記底部側の部位から外側に広がる押さえ部をさらに備え、前記押さえ部が前記底部の角部と対向し、前記配線が前記押さえ部と前記底部との間に配置される。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の遠心ファンであって、前記カバー側壁部または前記底部が、前記配線が配置される溝状の凹部を有する。
請求項8に記載の発明は、請求項6または7に記載の遠心ファンであって、前記押さえ部の先端が、前記底部から離れる方向に曲げられた配線案内部を備える。
請求項9に記載の発明は、請求項6ないし8のいずれかに記載の遠心ファンであって、前記ハウジング本体が前記押さえ部のエッジ部に沿う壁部を備え、前記押さえ部の前記エッジ部が前記壁部と係合することにより前記押さえ部の前記底部から離れる方向への移動が拘束される。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の遠心ファンであって、前記エッジ部が、前記底部から離れる方向に曲げられて先端が前記壁部の凸部または凹部と当接する係合部である。
請求項11に記載の発明は、請求項1ないし10のいずれかに記載の遠心ファンであって、前記ハウジング本体が、前記インペラの中心軸に垂直な前記ハウジングカバーのエッジが嵌め込まれる嵌合部を備える。
請求項12に記載の発明は、請求項1に記載の遠心ファンであって、前記カバー側壁部の前記底部側の部位が、前記底部の外縁部のうち前記ハウジングの前記側壁部の内周面に最も近い部位と対向する。
請求項13に記載の発明は、請求項1ないし12のいずれかに記載の遠心ファンであって、前記ハウジングカバーの板厚が、0.1mm以上0.6mm以下である。
請求項14に記載の発明は、請求項1ないし13のいずれかに記載の遠心ファンであって、前記底部が、1辺が20mmの正方形に含まれる大きさである。
本発明によれば、ハウジングの側壁の少なくとも一部を容易に薄くすることができ、インペラの周囲の流路の少なくとも一部を容易に拡大することができる。また、請求項2の発明では、送風効率の低下を抑制することができ、請求項3の発明では、遠心ファンを小型化することができる。
請求項4の発明では、底部から離れる方向への配線の移動を簡単な構造で制限することができ、請求項5ないし8の発明では、配線の損傷を防止することができ、遠心ファンの信頼性を向上することができる。請求項7の発明では、配線の底部に沿う方向への移動を制限することができる。
請求項9の発明では、押さえ部の底部から離れる方向への移動を拘束することができ、請求項10の発明では、押さえ部を強固に固定することができる。請求項11の発明では、ハウジングカバーを製造する際の板材の利用効率を向上するとともにハウジングを容易に組み立てることができる。請求項12の発明では、遠心ファンを小型化することができる。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る小型の遠心ファン1の内部構成を示す縦断面図である。図2は、遠心ファン1の外観を示す斜視図であり、図3は遠心ファン1のハウジングのハウジングカバー31のみを取り外して示す斜視図である。なお、図2および図3では細部については簡略化している。
図1ないし図3に示すように遠心ファン1は、インペラ213を有するとともに所定の中心軸J1を中心に回転するモータ部2、および、モータ部2を収容するハウジング3を備え、図2に示すように、直方体のハウジング3の一の側面には、インペラ213の外周と対向する開口36(後述するように、遠心ファン1の排気口となるため、以下、「排気口36」という。)が形成され、ハウジング3の上面(ハウジングカバー31の上面)にも開口311が設けられる(後述するように、開口311は遠心ファン1の吸気口となる。)。図3に示すように、ハウジングカバー31がハウジング本体32と組み合わされることにより、図1および図2に示すハウジング3が形成される。
図1に示すように、モータ部2は回転組立体であるロータ部21、および、固定組立体であるステータ部22を有し、ロータ部21はオイルを利用した軸受機構23によりステータ部22に対して回転可能に支持される。ロータ部21は、中心軸J1を中心とする略有蓋円筒状であってステータ部22側に(図1中の下方)に向かって開口するカップ部211、および、中心軸J1を中心とする略円筒状であって外周面に複数の翼214が形成されるインペラ213を有する。カップ部211の直径は10ミリメートル(mm)以下(実際には8mmであり、技術的には4mm以上)とされ、カップ部211がインペラ213の内部に挿入されて固定されることにより、複数の翼214がカップ部211の外側にて中心軸J1を中心として環状に配列される。
カップ部211には、多極に着磁されるとともに中心軸J1を中心とする円環状の界磁用磁石212が下方から(すなわち、カップ部211の開口部側から)挿入されて内側面に固定される。また、カップ部211の蓋部分の中央には、軸受機構23のシャフト231が挿入される挿入孔が形成されており、シャフト231の固定端がカップ部211に固定される。
シャフト231の自由端側は、含油性の多孔質金属体からなる円筒状のスリーブ232に挿入されており、スリーブ232は有底円筒状のスリーブ保持部221に挿入されて固定される。後述するように、スリーブ保持部221はハウジング3のハウジング本体32に取り付けられ、シャフト231およびスリーブ232を含む軸受機構23により、中心軸J1を中心にカップ部211がハウジング3に対して回転可能に支持される。なお、軸受機構23は、シャフト231およびスリーブ232の組合せ以外に、例えば、ボール軸受を利用するもの等であってもよい。また、スリーブ保持部221内の底面においてシャフト231の自由端側の端面に対向する位置には、スラストプレート222が設けられる。スラストプレート222は低摩擦性の合成樹脂材にて形成され、中心軸J1方向に関してシャフト231を支持する。
スリーブ保持部221の周囲には電機子223が配置され、電機子223の巻線は端子ピン2231に接続される。端子ピン2231は回路基板24の貫通孔245に挿入され、回路基板24と電機子223とは裏面上にてはんだにより接続される。これにより、微小な電機子223が回路基板24に容易に電気的に接続される。なお、回路基板24は可撓性を有するもの(例えば、FPC(Flexible Printed Circuit))であってもよい。遠心ファン1では、回路基板24から電機子223に供給される電流が制御されることにより、界磁用磁石212と界磁用磁石212の内側に配置される電機子223との間で中心軸J1を中心とするトルク(回転力)を発生し(すなわち、界磁用磁石212および電機子223が駆動機構を構成する。)、カップ部211に固定されたインペラ213がカップ部211と共に所定の回転方向に回転する。
図1および図3に示すように、ハウジング本体32は中心軸J1に垂直な方向に広がる板状の底部33を有し、回路基板24(図3では図示省略)は底部33の上面(すなわち、ハウジングカバー31側の面)に固定される。図1に示すように、底部33および回路基板24には中心軸J1を中心とする孔が形成されており、電機子223がスリーブ保持部221に取り付けられる前に、スリーブ保持部221がこの孔に挿入されてハウジング本体32に固定される。その後、電機子223がスリーブ保持部12に取り付けられ、ロータ部2のシャフト231がスリーブ232に挿入されてハウジング本体32にモータ部2が固定された状態とされる。
ハウジング本体32は全体が樹脂にて成形されており、図3に示すように、ハウジング本体32の底部33の外形はほぼ正方形となっており、底部33にはインペラ213と重なる領域に適宜、孔部332が形成されている。孔部332も吸気口としての役割を果たす。図1に示すように、回路基板24の下面には、配線249(図2および図3では図示省略)が接続される端子243も形成されており、回路基板24の上面上において、界磁用磁石212と対向する位置にはモータ部2の回転速度を検出するための1つのホールIC244が設けられる。
図1および図3に示すように、底部33上には、インペラ213の外周(すなわち、回転するインペラ213における複数の翼214の先端の軌跡に相当する。)を覆うハウジング3の側壁部35(図2参照)の一部(以下、「本体側壁部352」という。)が形成される。また、ハウジングカバー31にも側壁部35の一部(以下、「カバー側壁部351」という。)が形成される。カバー側壁部351および本体側壁部352により、排気口36(図2参照)以外の領域においてインペラ213の外周が隙間なく覆われ、インペラ213およびカップ部211は、ハウジングカバー31およびハウジング本体32により周囲が囲まれてハウジング3内に収容される。カバー側壁部351および本体側壁部352の内側面とインペラ213の外周との間は、排気口36に向かう流路(略スクロール状の流路)となる。なお、遠心ファン1では、中心軸J1に垂直な断面において流路の幅は排気口36に向かって漸次増大するが、小型のファンであることから、流路の幅は一定とされてもファンとしての機能を確保することができる。また、カバー側壁部351および本体側壁部352とは互いに当接して連続してインペラ213の外周を覆うのであれば、高静圧に対して完全に空気の漏れを防止するほど密閉構造とされる必要はない。
遠心ファン1では、カップ部211に取り付けられたインペラ213が、図2および図3における反時計回りに回転することにより、ハウジングカバー31の開口311およびハウジング本体32の底部33の孔部332の双方から、遠心ファン1の近傍のエアがハウジング3内へと取り込まれ、取り込まれたエアはインペラ213の回転方向におよそ沿うとともに中心軸J1から離れる方向に排出され、インペラ213とカバー側壁部351および本体側壁部352との間の流路を経由して排気口36から排気される。このように、遠心ファン1ではエアが中心軸J1方向に吸気され、中心軸J1から離れる径方向に排気されて、送風が行われる。
次に、ハウジングカバー31について詳説する。図4はハウジングカバー31を図3とは異なる方向から示す斜視図であり、図5は図4と同方向から遠心ファン1を示す斜視図である。図3および図4に示すように、ハウジングカバー31は、インペラ213の中央部と対向する吸気口である開口311が形成されたカバー上部312およびカバー上部312からモータ部2が固定されるハウジング本体32の底部33に向かって延びる2つのカバー側壁部351を有する。図4ではこれらのカバー側壁部に符号351a,351bを付している。一方のカバー側壁部351aは排気口36(図2参照)の一部となっており、他方のカバー側壁部351bは排気口36に対して対角に位置する。
ハウジングカバー31はステンレス鋼の薄板材をプレス加工することにより安価に形成され、ハウジングカバー31は、小型の遠心ファン1に適用されることが好ましい。具体的には、ハウジング本体32の底部33が、1辺が20mmの正方形(さらに好ましくは、1辺が15mm以下の正方形)に含まれる大きさであることが好ましい。
また、ハウジングカバー31の板厚は0.1mm以上0.6mm以下とされることが好ましい。通常、ファンには100Gの耐衝撃荷重が要求され、小型の遠心ファン1の場合は強度計算上、ハウジングカバー31の板厚は0.1mmで足りる。また、携帯型電子機器に遠心ファン1が搭載される場合は、5000Gの耐衝撃荷重が要求されるため、好ましくは板厚は0.2mm必要とされる。遠心ファン1では、安全率を考慮して0.3mmの薄板材をプレス加工してハウジングカバー31が製造される。
なお、薄板材のプレス加工により容易に製造できるのであれば、他の金属材料によりハウジングカバー31が形成されてもよい。また、厚さが0.6mm以上であれば樹脂を用いても十分な強度のハウジングカバーを成形することができるため、金属材料によりハウジングカバー31を形成する場合は、板厚が0.6mm以下とされることが好ましい。
図3に示すように、2つのカバー側壁部351の間にはハウジング本体32の本体側壁部352が位置し、一方のカバー側壁部351(図4の351b)と排気口36との間にも本体側壁部352が位置する。ハウジング本体32は樹脂により形成され、本体側壁部352は最も薄い部位においてもハウジングカバー31よりも厚いある程度の厚さ(例えば、0.6mm)を有する。
また、ハウジングカバー31は、図4に示す2つの貫通孔313にネジ314を挿入して図5に示すようにネジ314をハウジング本体32にねじ込むことにより、ハウジング本体32に取り付けられる。なお、後述するようにハウジングカバー31は他の手法によりハウジング本体32に固定されてもよい。
図5に示すように、排気口36に接する底部33の辺33a、排気口36の側壁に接する辺33b、排気口36とは反対側の辺33cおよび残りの辺33dに注目した場合、インペラ213の外周と対向するハウジング3の側壁部の一部であるカバー側壁部351aが排気口36から辺33bのおよそ中央まで形成されており、かつ、側壁部の上下方向(図1の中心軸J1方向)全体に亘ってカバー側壁部351aが存在することから、カバー側壁部351aを金属の薄板とすることにより、排気口36に向かって漸次拡大する流路を容易に拡大することが実現される。
反対側のカバー側壁部351bは、辺33dの中央近傍から辺33cの中央近傍まで形成される。換言すれば、ハウジング3の側壁部の一部が、上下方向の全体に亘ってカバー側壁部351bにより形成され、かつ、カバー側壁部351bの底部33側の部位が、底部33の外縁部のうちハウジング3の側壁部の内周面(図1の符号350参照)に最も近い部位(すなわち、辺33c,33dの中央部)と上下に対向する。したがって、カバー側壁部351bを金属の薄板とすることにより、流路を容易に拡大することができ、かつ、最も薄くする必要がある部位(すなわち、底部33の各辺の中央近傍の部位)において側壁部を極めて薄くすることができるため、流路の大きさに対して相対的に遠心ファン1を小型化することが実現される。
なお、カバー側壁部351aに関しても、カバー側壁部351bと同様に、底部33側の部位が、底部33の外縁部のうち側壁部の内周面に最も近づく部位(すなわち、辺33bの排気口36側の部位)と上下に対向していると捉えることができ、カバー側壁部351aを金属の薄板とすることによっても遠心ファン1の小型化が実現される。
また、折り曲げ加工によりハウジングカバー31にカバー側壁部351を設けることにより、ハウジングカバー31の剛性向上も実現される。さらに、ハウジングカバー31のカバー上部312も薄いことから、このようなハウジングカバー31は薄型化が求められる遠心ファンにも適している。本実施の形態に係る遠心ファン1では、高さが5mmとされる。
カバー側壁部351と本体側壁部352とは、排気口36を除いて、流路に沿う方向に関して当接または重なっており、ハウジング3の側壁部は排気口36以外の部位においてインペラ213の外周に沿って連続して存在する。これにより、流風がハウジング3の外部に漏れ出てしまうことが防止され、送風効率の低下が抑制される。
図1、図4および図5に示すように、ハウジングカバー31は、カバー側壁部351bの底部33側の部位から外側に広がる押さえ部353をさらに備える。押さえ部353は図5に示すように底部33の角部330(底部33の辺33cと辺33dとの間の角部)の上面に対向し、図1および図4に示すように、押さえ部353の先端3531がさらに下方に位置するように僅かに折り曲げられる。これにより、モータ部2に接続される配線249が押さえ部353とハウジング本体32の底部33との間に配置され、配線249の底部33から離れる方向への移動が制限される。また、押さえ部353の広い面積にて配線249を挟むことにより、配線249の破損を防止し、遠心ファン1の信頼性を向上することができる。
ハウジング本体32には、図5に示すように押さえ部353の両側に底部33から突出する2つの壁部37が設けられており、壁部37の間の領域がカバー側壁部351bと底部33との間に配線249が配置される溝状の凹部371となっている。これにより、配線249の水平方向(底部33に沿う方向)への移動を確実に制限することができる。また、配線の損傷を防止する緩衝材などが不要となり、部品点数を削減することも実現される。
さらに、従来はハウジング本体の内側(底部の上面)に回路基板を取り付けてから底部の下面側から配線が回路基板にはんだ付けされ、さらに、底部の下面上の溝やリブに沿って配線が固定されていたが、遠心ファン1ではハウジングカバー31にカバー側壁部351を設けることにより、予め配線249をはんだ付けした回路基板24をハウジング本体32に取り付けてからハウジングカバー31を取り付けて配線249を固定することができ、遠心ファン1を容易に組み立てることができる。
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る遠心ファン1aを示す斜視図である。遠心ファン1aでは、ハウジングカバー31aのカバー側壁部351が流路の全体に亘って設けられ、ハウジング本体32には側壁部が設けられない。すなわち、カバー側壁部351がハウジング3の側壁部の全体を形成し、側壁部全体が薄肉化される。図6では配線の図示を省略している(図7以降の遠心ファンの斜視図についても同様)。
カバー側壁部351の下端には外側に広がってハウジング本体32の3つの角部と上下に対向するフランジ部354が設けられ(図6では2つのみ図示)、フランジ部354とハウジング本体32とがネジ314にて締結されることにより、ハウジングカバー31aがハウジング本体32に固定される。
遠心ファン1aでは、ハウジング本体32から側壁部を省略することにより、遠心ファン1aの全体の形状を簡素化することができる。また、ハウジング3の内側面全体を形成するカバー側壁部351が薄板材のプレス加工にて形成されるため、流路を大きく確保することができるとともに遠心ファン1aの小型化も図ることができる。
図7は、本発明の第3の実施の形態に係る遠心ファン1bを示す斜視図である。遠心ファン1bの構造は第1の実施の形態とほぼ同様であるが、押さえ部353および押さえ部353に隣接するハウジング本体32の壁部37の形状が異なっている。他の構成要素については第1の実施の形態と同様の符号を付している。
遠心ファン1bでは、ハウジングカバー31の押さえ部353の壁部37に対向するエッジ部が、ハウジング本体32の底部33から離れる方向(すなわち、上方)に曲げられた係合部353aとなっている。一方、係合部353aに沿う壁部37には爪状の凸部372が一体的に設けられ、係合部353aの上端が凸部372の下面と当接する。このように係合部353aが壁部37の凸部372と係合することにより押さえ部353の底部33から離れる方向への移動が拘束される。なお、ハウジングカバー31がハウジング本体32に装着される際には、係合部353aは弾性変形しながら凸部372上を移動し、凸部372の下方にて元の形状に戻る。
押さえ部353に係合部372を設けることにより、遠心ファン1bの取り扱い時に配線249(図5参照)からの力により押さえ部353が大きく撓んでしまうことが防止される。
図8ないし図10は、遠心ファン1bにおけるハウジングカバー31の押さえ部353と壁部37との係合の他の例を示す図である。図8の遠心ファン1bでは、壁部37に図7と同様の凸部372が形成され、凸部372の幅だけ押さえ部353に係合部353bが形成される。すなわち、係合部353bの大きさが必要最小限に抑えられる。
図9の遠心ファン1bでは、押さえ部353が図7と同様の係合部353aを備え、係合部353aが壁部37に形成された溝状の凹部373に嵌め込まれる。そして、凹部373の上側の内側面と係合部353aの上端とが当接する。このように、壁部37に設けられる構造は凹部と捉えられるものであってもよい。図10の遠心ファン1bでは、押さえ部353に図8と同様の小さな係合部353bが形成され、壁部37には係合部353bが丁度嵌り込む凹部373aが設けられる。係合部353の上端のエッジおよびカバー側壁部351側のエッジである2辺は、凹部373aの内側面に当接または対向し、押さえ部353が上方およびインペラ213側へと移動することを制限する。その結果、押さえ部353の位置をより安定させることができる。
図11は本発明の第4の実施の形態に係る遠心ファン1cを示す斜視図である。遠心ファン1cのハウジングカバー31は図2と同様であり、押さえ部353に対向するハウジング本体32の壁部37には爪状の凸部374が設けられる。そして、押さえ部353の壁部37に沿うエッジ部353cが、ハウジング本体32の底部33と凸部374との間の隙間に挿入され、押さえ部353が壁部37と係合することにより押さえ部353の底部33から離れる方向への移動が拘束される。
遠心ファン1cの場合、押さえ部353と壁部37とを係合させるために押さえ部353に加えられる力は図7の場合よりも大きくなるが、遠心ファン1cが小型の場合であれば壁部37が柔軟に撓むため、特に問題は生じない。また、遠心ファン1cでは押さえ部353自体の形状も簡素化することができる。なお、押さえ部353に対して折り曲げることより設けられた図7ないし図10に示す係合部を設ける構造は、図11に示すものよりも押さえ部353を強固に固定することができるという長所を有するが、遠心ファンが小型の場合は、図11に示す構造であっても許容される。
図12は、図11の凸部374に代えて壁部37と底部33との間に底部33に沿う溝状の凹部375が形成された遠心ファン1cを示す斜視図である。図12に示すように、押さえ部353のエッジ部353cは凸部に代えて凹部375と係合することにより、底部33から離れる方向への移動が拘束されてもよい。図13は、押さえ部353のエッジ部が部分的に突出する突起部353dを備える遠心ファン1cを示す図である。壁部37には突起部353dと同じ大きさの溝状の凹部375aが設けられる。突起部353dが凹部375aに嵌り込むことにより、図10の場合と同様に、押さえ部353が上方に移動したり、インペラ213側へと移動することが制限され、押さえ部353の位置をより安定させることができる。
図14は本発明の第5の実施の形態に係る遠心ファン1dを示す斜視図である。遠心ファン1dのハウジングカバー31の押さえ部353は、図7の場合と同様に押さえ部353のエッジ部として底部33から離れる方向に曲げられた係合部353aを備え、壁部37には係合部353aの先端と当接する高さの低い凸部376が設けられる。押さえ部353ではさらに、配線249(図5参照、図14では省略)が導き出される先端が、ハウジング本体32の底部33から離れる方向に滑らかに曲げられた配線案内部353eを備える。なお、配線案内部353eは斜め上方に折り曲げられた形状であってもよい。
配線案内部353eにより、ハウジング本体32の底部33と押さえ部353との間に挟まれる配線が遠心ファン1dの外部にて底部33から離れる方向に引っ張られたとしても配線が滑らかに(すなわち、大きな曲率半径にて、あるいは、屈曲箇所が分散されつつ)曲がることから、配線の損傷を防止することができ、遠心ファン1dの信頼性を向上することができる。
図15は本発明の第6の実施の形態に係る遠心ファン1eを示す斜視図である。遠心ファン1eは、ハウジングカバー31のハウジング本体32への取り付け方法が異なるという点を除いて図7の遠心ファン1bと同様となっている。
遠心ファン1eでは、ハウジングカバー31にはネジ留め用の孔が設けられず、ハウジング本体32の本体側壁部352上に爪状の2つの嵌合部321が設けられ、ハウジングカバー31のカバー上部312のエッジが嵌合部321に嵌め込まれることによりハウジングカバー31がハウジング本体32に対して固定される。嵌合部321はハウジング本体32と一体的に樹脂にて成形される。
嵌合部321を利用してハウジング本体32にハウジングカバー31を固定することにより、ハウジングカバー31側に爪部を設ける場合に比べてハウジングカバー31を展開した大きさを小さく押さえることができ、ハウジングカバー31を製造する際の板材の利用効率を向上することができ、製造コストを削減することができる。また、嵌合部321および押さえ部353の係合部353aを利用することにより、ネジ留めする場合に比べてハウジング3を極めて容易に組み立てることも実現される。
図16は、図6に示す遠心ファン1aのハウジングカバー31aを図15と同様の手法にて取り付けた遠心ファン1fを示す図である。遠心ファン1fでは、ハウジング本体32の底部33上に爪状の嵌合部321が設けられ、ハウジングカバー31aのカバー側壁部351の下端から外側に広がるフランジ部354のエッジが嵌合部321に嵌め込まれることによりハウジングカバー31がハウジング本体32に固定される。
このように、インペラ213の中心軸J1(図2参照)に垂直なハウジングカバー31のエッジが嵌め込まれるのであれば、ハウジング本体32側の嵌合部321は様々な場所に設けられてよく、これにより、ハウジングカバー31の形状を複雑化することなくハウジングカバー31をハウジング本体32に容易に固定することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、図5では配線249が壁部37の間の溝状の凹部371に配置されることにより配線249の水平方向の移動が制限されるが、このような凹部は図17に示すように、押さえ部353に設けられてもよい。図17の押さえ部353では、配線249の両側において押さえ部353の縁部が下方へと折り曲げられることにより配線249が配置される溝状の凹部3532(上方に向かって凹となる)が形成され、これにより、押さえ部353とハウジング本体32の底部33との間に配置される配線249の水平方向の移動が制限される。
また、図7ないし図10に示す押さえ部353の係合部353a,353bは、直角に折り曲げられる必要はなく、湾曲した形状であってもよい。湾曲した形状とすることにより、押さえ部353をより容易に壁部37に対して係止させることができる。
壁部37は、カバー側壁部351と同じ高さである必要はなく、押さえ部353を係止することができるのであれば、低い突起状の壁部であってもよい。
上記実施の形態では、ハウジング本体32の底部33の外縁部のうちハウジング3の側壁部の内周面に最も近い部位において少なくともカバー側壁部351が設けられるようになっているが、側壁部の少なくとも一部がカバー側壁部351により形成されるのであれば、カバー側壁部351は他の箇所に設けられてもよい。これにより、ハウジング3の側壁部の少なくとも一部を容易に薄肉化することができ、インペラ213の周囲の流路の少なくとも一部を容易に拡大することができる。
図18に示すように、押さえ部353を省略し、カバー側壁部351の先端と底部33との間に配線249が配置されることにより、配線249の底部33から離れる方向への移動が制限されてもよい。すなわち、カバー側壁部351の下端が押さえ部と同様の機能を果たしてもよい。また、図18に示すように、カバー側壁部351の底部33側の部位から外側に延びるとともに底部33から離れる方向に曲げられた配線案内部353eが直接設けられてもよい。
なお、配線249はコード状のものには限定されず、FPC(フレキシブル回路基板)であってもよい。
ハウジングカバー31のハウジング本体32への固定方法は、上記実施の形態にて示したものには限定されず、例えば、図19に示すように、ハウジングカバー31の周囲に下方に延びるフック315を設け、フック315をハウジング本体32の側壁部に設けた溝322に嵌め込んで係止することにより(いわゆる、スナップフィットにより)、ハウジングカバー31がハウジング本体32に固定されてもよい。なお、フック315に穴を設け、溝322内に凸部を設けて係止が行われてもよいし、フック315に溝322に向かう凸部を設け、溝322内に凹部が設けられてもよい。図19に示す固定方法では、ハウジングカバー31の弾性を利用してハウジングカバー31の位置ずれを防止することができる。
第1の実施の形態に係る遠心ファンの内部構成を示す縦断面図である。 遠心ファンの斜視図である。 遠心ファンの分解斜視図である。 ハウジングカバーの斜視図である。 遠心ファンの斜視図である。 第2の実施の形態に係る遠心ファンの斜視図である。 第3の実施の形態に係る遠心ファンの斜視図である。 他の例に係る遠心ファンの斜視図である。 他の例に係る遠心ファンの斜視図である。 他の例に係る遠心ファンの斜視図である。 第4の実施の形態に係る遠心ファンの斜視図である。 他の例に係る遠心ファンの斜視図である。 他の例に係る遠心ファンの斜視図である。 第5の実施の形態に係る遠心ファンの斜視図である。 第6の実施の形態に係る遠心ファンの斜視図である。 他の例に係る遠心ファンの斜視図である。 押さえ部を示す図である。 カバー側壁部を示す図である。 他の例に係る遠心ファンの斜視図である。
符号の説明
1,1a〜1f 遠心ファン
2 モータ部
3 ハウジング
31,31a ハウジングカバー
32 ハウジング本体
33 底部
35 側壁部
36 排気口
37 壁部
213 インペラ
249 配線
311 開口(吸気口)
312 カバー上部
321 嵌合部
330 角部
350 内周面
351 カバー側壁部
353 押さえ部
353a,353b 係合部
353c エッジ部
353d 突起部
353e 配線案内部
371,3531 凹部
372,374 凸部
373,373a 凹部
J1 中心軸

Claims (14)

  1. 遠心ファンであって、
    インペラを有するモータ部と、
    前記モータ部を収容し、前記インペラの中央部と対向する吸気口と、前記インペラの外周と対向する排気口とを有するハウジングと、
    を備え、
    前記ハウジングが、
    前記モータ部が固定されるハウジング本体と、
    薄板材のプレス加工により成形され、前記ハウジング本体と組み合わされることにより前記ハウジングを形成するハウジングカバーと、
    を備え、
    前記ハウジングカバーが、
    前記吸気口が形成されたカバー上部と、
    前記カバー上部から前記ハウジング本体の前記モータ部が固定される底部に向かって延びるとともに、前記インペラの外周と対向する前記ハウジングの側壁部の少なくとも一部を形成するカバー側壁部と、
    を備えることを特徴とする遠心ファン。
  2. 請求項1に記載の遠心ファンであって、
    前記ハウジングの前記側壁部が、前記排気口以外の部位において前記インペラの外周に沿って連続して存在することを特徴とする遠心ファン。
  3. 請求項1または2に記載の遠心ファンであって、
    前記カバー側壁部が、前記側壁部の全体を形成することを特徴とする遠心ファン。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の遠心ファンであって、
    前記モータ部に接続される配線が、前記カバー側壁部と前記底部との間に配置されることを特徴とする遠心ファン。
  5. 請求項4に記載の遠心ファンであって、
    前記ハウジングカバーが、前記カバー側壁部の前記底部側の部位から外側に延びるとともに前記底部から離れる方向に曲げられた配線案内部を備えることを特徴とする遠心ファン。
  6. 請求項3または4に記載の遠心ファンであって、
    前記ハウジングカバーが、前記カバー側壁部の前記底部側の部位から外側に広がる押さえ部をさらに備え、
    前記押さえ部が前記底部の角部と対向し、前記配線が前記押さえ部と前記底部との間に配置されることを特徴とする遠心ファン。
  7. 請求項6に記載の遠心ファンであって、
    前記カバー側壁部または前記底部が、前記配線が配置される溝状の凹部を有することを特徴とする遠心ファン。
  8. 請求項6または7に記載の遠心ファンであって、
    前記押さえ部の先端が、前記底部から離れる方向に曲げられた配線案内部を備えることを特徴とする遠心ファン。
  9. 請求項6ないし8のいずれかに記載の遠心ファンであって、
    前記ハウジング本体が前記押さえ部のエッジ部に沿う壁部を備え、
    前記押さえ部の前記エッジ部が前記壁部と係合することにより前記押さえ部の前記底部から離れる方向への移動が拘束されることを特徴とする遠心ファン。
  10. 請求項9に記載の遠心ファンであって、
    前記エッジ部が、前記底部から離れる方向に曲げられて先端が前記壁部の凸部または凹部と当接する係合部であることを特徴とする遠心ファン。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載の遠心ファンであって、
    前記ハウジング本体が、前記インペラの中心軸に垂直な前記ハウジングカバーのエッジが嵌め込まれる嵌合部を備えることを特徴とする遠心ファン。
  12. 請求項1に記載の遠心ファンであって、
    前記カバー側壁部の前記底部側の部位が、前記底部の外縁部のうち前記ハウジングの前記側壁部の内周面に最も近い部位と対向することを特徴とする遠心ファン。
  13. 請求項1ないし12のいずれかに記載の遠心ファンであって、
    前記ハウジングカバーの板厚が、0.1mm以上0.6mm以下であることを特徴とする遠心ファン。
  14. 請求項1ないし13のいずれかに記載の遠心ファンであって、
    前記底部が、1辺が20mmの正方形に含まれる大きさであることを特徴とする遠心ファン。
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