JP4899523B2 - 遠心ファン - Google Patents

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Description

本発明は、送風に用いられる電動式の遠心ファンに関する。
回転軸を中心とする周方向に配列された複数の翼を有するインペラ部がハウジングの内部に設けられ、軸方向に吸気して径方向に排気する遠心ファンが従来より用いられている。例えば、特許文献1では、軸方向に関してハウジングの両側に吸気口を設けることにより(すなわち、両面吸気とすることにより)、遠心ファンにおける風量を増大する手法が開示されている。特許文献1の遠心ファンでは、有蓋円筒状のカップ部の内側面に設けられる界磁用磁石の内側に電機子が設けられ、電機子に駆動電流を供給する回路基板がカップ部の下方であって、カップ部の外周よりも内側に配置されることにより、ハウジングにおけるカップ部の開口部側の吸気口が、回路基板よりも外側においてインペラの複数の翼に対向する位置に設けられる。
また、特許文献2では、ハウジングにおいて、モータのステータ部の一部となる部位を回路基板にて構成し、回路基板に吸気口を設けることにより、ステータ部側からの吸気を行う遠心ファンが開示されている。
なお、特許文献3および4では、インペラ部の複数の翼よりも外側に、ファンの駆動に用いられる電子部品や回路基板を配置した遠心ファンが開示されている。
特開平7−111756号公報 特開2002−291194号公報 特開2001−241395号公報 実開昭62−115772号公報
ところで、近年、電子機器の小型化に伴い、電子機器に用いられるファンの小型化の要求が高まっている。しかしながら、ファンの駆動に用いられる回路基板では、実装される電子部品の微小化に技術的な限界があるため、小型化されたカップ部の中心軸に垂直な断面の外形(カップ部の開口にほぼ等しい。)よりも回路基板を小さくすることができない。したがって、回路基板の全体をカップ部の外周よりも内側に配置することができず、特許文献1のファンのように、ハウジングのカップ部の開口部側において、インペラ部の複数の翼に対向する環状の領域の全体に吸気口を設けることが困難となり、吸気口を環状の領域中の一部分にしか設けることができなくなる。
特許文献3および4のように、インペラ部の複数の翼よりも外側に回路基板を配置することも考えられるが、回路基板用のスペースを確保するためにインペラ部を必要以上に小さくしなければならなくなり、ファンの送風特性が低下する、あるいは、微小化された電機子と回路基板との電気的な接続作業が煩雑となる(電機子の大きさによっては接続が困難となる)、さらには、電機子と回路基板との間にて断線が生じる可能性が高くなる等の問題がある。
また、特許文献2のように、ハウジングにおいてモータのステータ部側の面を回路基板にて構成することも考えられるが、ファンの持ち運びや電子機器への取り付けの際に外力が回路基板に直接作用するため、断線が生じ易くなり、さらに、回路基板上の電子部品がハウジングの内側に配置される場合には、ハウジング内部にて発生する気流が電子部品にて乱されて騒音が発生するという問題がある。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、ハウジングのカップ部の開口部側においてインペラ部の複数の翼に対向する環状の領域中の好ましい範囲に、回路基板と重なることなく吸気口を設けることにより、少なくともカップ部の開口部側から吸気を行う遠心ファンにおいて、送風特性を向上することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、遠心ファンであって、所定の中心軸を中心とする略有蓋円筒状のカップ部と、前記カップ部の内側面に固定された界磁用磁石と、前記カップ部の外側にて前記中心軸を中心として環状に配列された複数の翼を有し、前記カップ部と共に回転することにより、少なくとも前記カップ部の開口部側からエアを取り込んで前記中心軸から離れる方向に前記エアを排出するインペラ部と、前記カップ部および前記インペラ部を収容するハウジングと、前記中心軸を中心に前記カップ部を前記ハウジングに対して回転可能に支持する軸受機構と、前記界磁用磁石の内側に配置され、前記界磁用磁石との間で前記中心軸を中心とするトルクを発生することにより前記インペラ部を所定の回転方向に回転する電機子と、前記ハウジングの前記カップ部の前記開口部側に固定されるとともに、前記電機子が電気的に接続される回路基板とを備え、前記ハウジングが、側面に形成された排気口と、前記インペラ部の外周を覆い、前記インペラ部との間にて前記排気口に向かう流路を形成する側壁部と、前記カップ部の前記開口部に対向し、前記回路基板が固定されるベース部と、前記ベース部の周囲から前記インペラ部へとエアを取り込む吸気口とを備え、前記吸気口が、前記回路基板と重なることなく設けられ、前記ベース部の周囲の前記複数の翼に対向する環状領域のうち、前記流路の上流側の端部から最も離れた前記排気口のエッジから前記中心軸を中心として±45度の範囲内に前記吸気口の少なくとも一部が含まれ、前記環状領域の前記吸気口外の範囲の少なくとも一部が、前記回路基板と重なる。
請求項2に記載の発明は、遠心ファンであって、所定の中心軸を中心とする略有蓋円筒状のカップ部と、前記カップ部の内側面に固定された界磁用磁石と、前記カップ部の外側にて前記中心軸を中心として環状に配列された複数の翼を有し、前記カップ部と共に回転することにより、少なくとも前記カップ部の開口部側からエアを取り込んで前記中心軸から離れる方向に前記エアを排出するインペラ部と、前記カップ部および前記インペラ部を収容するハウジングと、前記中心軸を中心に前記カップ部を前記ハウジングに対して回転可能に支持する軸受機構と、前記界磁用磁石の内側に配置され、前記界磁用磁石との間で前記中心軸を中心とするトルクを発生することにより前記インペラ部を所定の回転方向に回転する電機子と、前記ハウジングの前記カップ部の前記開口部側に固定されるとともに、前記電機子が電気的に接続される回路基板とを備え、前記ハウジングが、側面に形成された排気口と、前記インペラ部の外周を覆い、前記インペラ部との間にて前記排気口に向かう流路を形成する側壁部と、前記カップ部の前記開口部に対向し、前記回路基板が固定されるベース部と、前記ベース部の周囲から前記インペラ部へとエアを取り込む吸気口とを備え、前記吸気口が、前記回路基板と重なることなく設けられ、前記ベース部の周囲の前記複数の翼に対向する環状領域のうち、前記中心軸を中心として前記流路の上流側の端部から前記回転方向に75度の範囲である第1の範囲の外であり、かつ、前記中心軸を中心とする45度以上の第2の範囲が前記吸気口に含まれ、前記環状領域の前記吸気口外の範囲の少なくとも一部が、前記回路基板と重なる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の遠心ファンであって、前記第1の範囲に前記回路基板の少なくとも一部が重なっており、前記第2の範囲が前記流路の上流側の端部から最も離れた前記排気口のエッジと前記中心軸とを結ぶ線分と重なる。
請求項4に記載の発明は、遠心ファンであって、所定の中心軸を中心とする略有蓋円筒状のカップ部と、前記カップ部の内側面に固定された界磁用磁石と、前記カップ部の外側にて前記中心軸を中心として環状に配列された複数の翼を有し、前記カップ部と共に回転することにより、少なくとも前記カップ部の開口部側からエアを取り込んで前記中心軸から離れる方向に前記エアを排出するインペラ部と、前記カップ部および前記インペラ部を収容するハウジングと、前記中心軸を中心に前記カップ部を前記ハウジングに対して回転可能に支持する軸受機構と、前記界磁用磁石の内側に配置され、前記界磁用磁石との間で前記中心軸を中心とするトルクを発生することにより前記インペラ部を所定の回転方向に回転する電機子と、前記ハウジングの前記カップ部の前記開口部側に固定されるとともに、前記電機子が電気的に接続される回路基板とを備え、前記ハウジングが、側面に形成された排気口と、前記インペラ部の外周を覆い、前記インペラ部との間にて前記排気口に向かう流路を形成する側壁部と、前記カップ部の前記開口部に対向し、前記回路基板が固定されるベース部と、前記ベース部の周囲から前記インペラ部へとエアを取り込む吸気口とを備え、前記吸気口が、前記回路基板と重なることなく設けられ、前記ベース部の周囲の前記複数の翼に対向する環状領域のうち、前記中心軸を中心として前記排気口における風量が最大となる位置から±45度の範囲内に前記吸気口の少なくとも一部が含まれ、前記環状領域の前記吸気口外の範囲の少なくとも一部が、前記回路基板と重なる。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の遠心ファンであって、前記カップ部の直径が10ミリメートル以下である。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の遠心ファンであって、前記ハウジングが、前記カップ部の前記開口部とは反対側に設けられたもう1つの吸気口をさらに備える。
本発明によれば、ハウジングのカップ部の開口部側においてインペラ部の複数の翼に対向する環状の領域中の好ましい範囲に、回路基板と重なることなく吸気口を設けることにより、少なくともカップ部の開口部側から吸気を行う遠心ファンにおいて、送風特性を向上することができる。
また、請求項5の発明では、小型の遠心ファンにおいて送風特性を向上することができ、請求項6の発明では、送風特性をさらに向上することができる。
図1は本発明の一の実施の形態に係る小型の遠心ファン1の内部構成を示す縦断面図である。図2は、遠心ファン1の外観を示す斜視図であり、図3は遠心ファン1のハウジング3のカバー部31のみを取り外して示す斜視図であり、図4は遠心ファン1の主要な構成を分解して示す斜視図である。なお、図2ないし図4において細部については簡略化している。
図2に示すように遠心ファン1は、インペラ部213を有するとともに所定の中心軸J1を中心に回転するモータ部2、および、モータ部2を収容するハウジング3を備え、直方体のハウジング3の一の側面には開口36(後述するように、遠心ファン1の排気口となるため、以下、「排気口36」という。)が形成され、ハウジング3の上面(カバー部31)にも開口311が設けられる(後述するように、開口311は遠心ファン1の吸気口となる。)。図3に示すように、ハウジング3では、板状のカバー部31が側壁部34を有するハウジング本体32から取り外し可能となっている。
図1に示すように、モータ部2は回転体であるロータ部21、および、固定体であるステータ部22を有し、ロータ部21はオイルによる流体動圧を利用した軸受機構23によりステータ部22に対して回転可能に支持される。ロータ部21は、中心軸J1を中心とする略有蓋円筒状であってステータ部22側に(図1中の下方)に向かって開口するカップ部211、および、中心軸J1を中心とする略円筒状であって外周面に複数の翼214が形成されるインペラ部213を有する。カップ部211の直径は10ミリメートル(mm)以下(実際には8mmであり、技術的には4mm以上)とされ、カップ部211がインペラ部213の内部に挿入されて固定されることにより、複数の翼214がカップ部211の外側にて中心軸J1を中心として環状に配列される。
図1および図4に示すようにカップ部211には、多極に着磁されるとともに中心軸J1を中心とする円環状の界磁用磁石212が下方から(すなわち、カップ部211の開口部側から)挿入されて内側面に固定される。また、カップ部211の(蓋部分の)中央には、軸受機構23のシャフト231が挿入される挿入孔が形成されており、シャフト231の固定端側(すなわち、ロータ部21側)が挿入孔に挿入されてシャフト231がカップ部211に固定される。
図1に示すように、シャフト231の自由端側は、含油性の多孔質金属体からなる円筒状のスリーブ232に挿入されており、スリーブ232は有底円筒状のスリーブ保持部221に挿入されて固定される。後述するように、スリーブ保持部221はハウジング3のハウジング本体32に取り付けられるため、シャフト231およびスリーブ232により、中心軸J1を中心にカップ部211をハウジング3に対して回転可能に支持する軸受機構23が構成される。なお、軸受機構23は、シャフト231およびスリーブ232の組合せ以外に、例えば、ボール軸受を利用するもの等であってもよい。また、スリーブ保持部221内の底面においてシャフト231の自由端側の端面に対向する位置には、スラストプレート222が設けられる。スラストプレート222は低摩擦性の合成樹脂材にて形成され、中心軸J1方向に関してシャフト231を支持する。
スリーブ保持部221の周囲には電機子223が配置され、電機子223の巻線は端子ピン2231に接続される。端子ピン2231は回路基板24のホール245に挿入され、回路基板24の電機子223とは反対側の面上にてはんだにより接続される。これにより、微小な電機子223が回路基板24に容易に電気的に接続される。なお、回路基板24は可撓性を有するもの(例えば、FPC(Flexible Printed Circuit))であってもよい。遠心ファン1では、回路基板24から電機子223に供給される電流が制御されることにより、界磁用磁石212と界磁用磁石212の内側(中心軸J1側)に配置される電機子223との間で中心軸J1を中心とするトルク(回転力)を発生し(すなわち、界磁用磁石212および電機子223が駆動機構を構成する。)、カップ部211に固定されたインペラ部213がカップ部211と共に所定の回転方向に回転する。
図4に示すように、ハウジング本体32は中心軸J1に垂直な方向に広がる(図1参照)板状の底部33を有し、回路基板24は底部33の上面(すなわち、カバー部31側の面)に固定される。底部33および回路基板24には中心軸J1を中心とする固定孔331,241がそれぞれ形成されており、スリーブ保持部221の下側の端部が固定孔331,241挿入されて(実際には、電機子223が取り付けられる前に、底部33の下面側から挿入される。)、スリーブ保持部221がハウジング本体32に固定される。
図5は、遠心ファン1をカバー部31を取り外して示す平面図であり、図6は、回路基板24およびハウジング本体32のみを示す平面図である。
図6に示すように、ハウジング本体32の底部33の外形はほぼ正方形となっている。底部33には、回路基板24と重なる位置に2つの孔部332,333が形成されており、一方の孔部332内には回路基板24の下面(すなわち、底部33に対向する面)に実装される電子部品242が配置される。回路基板24の下面には、導線249(図1参照)が接続される端子243も形成されており、他方の孔部333により導線249の端部と端子243との接続に必要な空間が確保される。さらに、回路基板24の上面上において、界磁用磁石212と対向する位置にはモータ部2の回転速度を検出するための複数のホール素子244が設けられる(図1参照)。
図5に示す底部33上には、インペラ部213の外周(すなわち、回転するインペラ部213における複数の翼214の先端の軌跡に相当する。)を一部を除いて覆う側壁部34が形成される。正確には、側壁部34の一部はカバー部31に形成されており(図3中にて符号341を付す部位であり、図5では二点鎖線にて示している。)、インペラ部213およびカップ部211は、カバー部31、底部33および側壁部34により周囲が囲まれてハウジング3内に収容される(図3参照)。既述のように、ハウジング3の一の側面には排気口36が形成されており、側壁部34の内側面とインペラ部213の外周との間には排気口36に向かう流路37(略スクロール状の流路)が形成される。遠心ファン1の中心軸J1に垂直な断面において流路37の幅は排気口36に向かって漸次増大する。
図5に示すように、底部33上においてカップ部211の開口部およびインペラ部213(ただし、翼214を除く)に正確に対向する円形の領域(すなわち、図5および図6中にて二点鎖線にて示す2つの円のうちの符号336を付す内側の円に含まれる領域であり、以下、「ベース部336」という。)の周囲には、2つの貫通孔334,335が中心軸J1を中心とする円弧状(中心軸J1を中心とする径方向に幅を有する円弧)に形成される。後述するように、ベース部336の周囲に配置される貫通孔334,335は、カバー部31に設けられる開口311(図2参照)と共に遠心ファン1の吸気口としての役割を果たすため、以下の説明において、底部33の貫通孔334,335を下側吸気口334,335と呼び、カバー部31の開口311を上側吸気口311と呼ぶ。
図6の底部33上において中心軸J1と流路37の上流側の端部から最も離れた排気口36のエッジ(図5参照)とを結ぶ線分L1、および、流路37の上流側の端部(排気口36における線分L1に対応するエッジとは反対側の側壁部上のエッジ近傍となる。)と中心軸J1とを結ぶ線分L2とを想定すると、下側吸気口334は線分L1,L2の双方と重なっており、ベース部336の周囲においてインペラ部213の複数の翼214にほぼ対向する環状の領域(図5および図6中にて二点鎖線にて示す2つの円にて挟まれる符号81を付す領域であり、以下、「環状領域81」という。)のうち、下側吸気口334は排気口36の近傍の範囲を占めている。また、図6中の環状領域81において、下側吸気口334と下側吸気口335との間の部位337はベース部336を底部33に対して固定するための微小なリブであるため、環状領域81では中心軸J1を中心として線分L1から±90度以上の範囲のほぼ全体が下側吸気口334,335となっているといえる。また、図6中に符号θを付す矢印にて示すように、環状領域81上において中心軸J1を中心として90度以上の範囲が回路基板24と重なっている。
遠心ファン1では、カップ部211に取り付けられたインペラ部213が、反時計回り(図5中にて矢印Y1にて示す回転方向)に回転することにより、カップ部211の開口部に対向するベース部336の周囲の下側吸気口334,335、および、カップ部211の開口部とは反対側に設けられた上側吸気口311(図2参照)の双方から、遠心ファン1の近傍のエアがハウジング3内へと取り込まれ、取り込まれたエアはインペラ部213の回転方向におよそ沿うとともに中心軸J1から離れる方向に排出され、流路37を経由して排気口36から排気される。このように、遠心ファン1ではエアが中心軸J1方向に吸気され、中心軸J1から離れる径方向に排気されて、送風が行われる。このとき、排気口36では、流路37における回転方向の上流側の端部から最も離れたエッジの位置近傍(すなわち、図6中の線分L1の中心軸J1とは反対側の端点近傍)にて風量が最大となる。
次に、遠心ファン1における下側吸気口の大きさおよび位置を複数通りに変更して送風特性を測定した実験結果について述べる。ただし、変更された下側吸気口は他のいずれの部材によっても閉塞されていないものとする。
図7は、本実験におけるハウジングの底部33を簡略化して示す図である。本実験では、ベース部336の周囲にてインペラ部213の複数の翼214におよそ対向する環状領域81の全体が開口したハウジングを準備し、環状領域81を部分的に閉塞することにより、下側吸気口の大きさおよび位置を変更している。なお、実際には、ベース部336を支持する微小な幅のリブが環状領域81上に存在している。図5のハウジング3および本実験に用いられるハウジングでは環状領域81の外周はインペラ部213の複数の翼214の先端よりも僅かに中心軸J1側に位置するが、翼214の形状によってはインペラ部213の複数の翼214に正確に対向する底部33上の環状の領域(すなわち、外周が複数の翼214の先端と重なる環状の領域)が環状領域81とされてもよい。
本実験においては、環状領域81において下側吸気口(図7中の環状領域81のうち平行斜線が付されていない領域)の中心軸J1を中心とする角度範囲αを270度または180度とし(ただし、図7中の下側吸気口の角度範囲αは図示の都合上90度となっている。)、各角度範囲αの下側吸気口の位置を変更して、遠心ファン1の送風特性を測定した。以下の説明では、図7に示す底部33上において中心軸J1の位置から排気口36に向かって垂直に伸びる線R1(すなわち、底部33の排気口36の位置におけるエッジに垂直な線であり、以下、「基準線R1」という。)の位置を0度とし、基準線R1から中心軸J1を中心とする時計回り(すなわち、図5のインペラ部213の回転方向Y1とは反対向きであり、図7中にて符号Y2を付す矢印にて示す向き)を正として、下側吸気口の周方向に垂直な2つのエッジのうちの角度が小さい方のエッジの基準線R1に対する角度を当該下側吸気口の角度位置βとする。ここでは、各角度範囲αとされる下側吸気口の環状領域81中における角度位置は0度、90度、180度、270度の4通りに変更された。
図8は、角度範囲270度の下側吸気口を有するハウジングを簡略化して示す図であり、図8中では、下側吸気口の角度位置が0度、90度、180度、270度とされるハウジングにそれぞれ符号A1,A2,A3,A4を付している。また、図9は、角度範囲180度の下側吸気口を有するハウジングを簡略化して示す図であり、図9中では、下側吸気口の角度位置が0度、90度、180度、270度とされるハウジングにそれぞれ符号B1,B2,B3,B4を付している。なお、角度範囲270度の下側吸気口が設けられる場合は環状領域81のうち90度の角度範囲が閉塞されており、角度範囲180度の下側吸気口が設けられる場合は環状領域81のうち180度の角度範囲が閉塞される。
表1は角度範囲270度の下側吸気口を設けた場合における遠心ファンの最大風量および最大静圧の測定結果を示し、表2は角度範囲180度の下側吸気口を設けた場合における遠心ファンの最大風量および最大静圧の測定結果を示している。なお、表1および表2では角度位置を単に「角度」と記し、環状領域81の全体を開口させた場合および環状領域81の全体を閉塞した場合の測定結果もそれぞれ角度の項目に「Full」および「Close」と記して示している。また、表1および表2において、最大風量および最大静圧をそれぞれ単に「風量」および「静圧」と記し、「風量差」と示す項目は各角度位置(FullおよびCloseを含む。以下同様。)における最大風量と環状領域81の全体を閉塞した場合(Closeの場合)における最大風量との差を示し、「風量増大率」と示す項目は各角度位置における風量差の環状領域81の全体を閉塞した場合における最大風量に対する割合を示し、「静圧差」と示す項目は各角度位置における最大静圧と環状領域81の全体を閉塞した場合における最大静圧との差を示し、「静圧増大率」と示す項目は各角度位置における静圧差の環状領域81の全体を閉塞した場合における最大静圧に対する割合を示している(後述の表3および表4において同様。)。
Figure 0004899523
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角度範囲270度の下側吸気口を有するハウジングを備える遠心ファンでは、表1に示すように、下側吸気口が角度位置0度、180度、270度に配置される場合(ハウジングA1,A3,A4)に、風量増大率および静圧増大率のそれぞれにおいて、環状領域81の全体を開口させた場合との差が10%以内となり、良好な結果が得られるのに対して、下側吸気口が角度位置90度に配置されるハウジングA2(を有する遠心ファン)ではハウジングA1,A3,A4に比べて風量増大率および静圧増大率が大幅に小さくなっている。
また、角度範囲180度の下側吸気口を設ける場合には、表2に示すように、下側吸気口が角度位置90度、180度に配置されるハウジングB2,B3において風量増大率が他のハウジングB1,B4に比べて大幅に小さくなり、静圧増大率は、下側吸気口が角度位置0度に配置されるハウジングB1において環状領域81の全体を開口させた場合とほぼ同等となっている。
図10は角度範囲270度の下側吸気口を設けた場合における遠心ファンの風量−静圧特性を示す図であり、図11は角度範囲180度の下側吸気口を設けた場合における遠心ファンの風量−静圧特性を示す図である。図10および図11では縦軸に静圧を示し、横軸に風量を示している。また、図10および図11では、角度位置0度、90度、180度、270度の場合における風量−静圧特性を示す線に、図8中の対応するハウジングと同符号を付し、環状領域81の全体を開口させた場合および環状領域81の全体を閉塞した場合における風量−静圧特性を示す線に符号RF1,RC1をそれぞれ付している。
図10では、角度範囲270度の下側吸気口が角度位置0度、180度、270度に配置されるハウジングA1,A3,A4において、環状領域81の全体を開口させた場合とほぼ同等の風量−静圧特性が得られ、下側吸気口が角度位置90度に配置されるハウジングA2では風量−静圧特性が低下する(すなわち、同じ風量値における静圧が低い)ことが判る。また、図11より、角度範囲180度の下側吸気口が角度位置90度、180度に配置されるハウジングB2,B3では、下側吸気口が角度位置0度、270度に配置されるハウジングB1,B4に比べて、風量−静圧特性の低下が大きくなっていることが判る。
以上のように、環状領域81において角度範囲270度の下側吸気口が角度位置90度に配置されるハウジングA2、並びに、角度範囲180度の下側吸気口が角度位置90度、180度に配置されるハウジングB2,B3を用いる場合に送風特性(すなわち、最大静圧および最大風量、並びに、風量−静圧特性)が大幅に低下し、ハウジングA2,B2,B3では共に、環状領域81において基準線R1から中心軸J1を中心として時計回りに90度の範囲が閉塞されている。ここで、図7の底部33上において流路37の上流側の端部から最も離れた排気口36のエッジと中心軸J1とを結ぶ線分L1(図6参照)と基準線R1とのなす角はほぼ45度となっており、ハウジングA2,B2,B3では共に、環状領域81のうち流路37の上流側の端部から最も離れた排気口36のエッジから中心軸J1を中心として±45度の範囲内に下側吸気口が全く含まれていないといえる。よって、遠心ファンでは、環状領域81のうち流路37の上流側の端部から最も離れた排気口36のエッジから中心軸J1を中心として±45度の範囲(以下、「高吸気範囲」という。)が遠心ファンにおける底部33側からの吸気に大きく寄与する領域と考えられ、高吸気範囲が下側吸気口に含まれることにより、遠心ファンにおいて送風特性を確実に向上することができるといえる。
また、既述のように、排気口36において流路37の上流側の端部から最も離れたエッジ近傍にて風量が最大となるため、環状領域81のうち、中心軸J1を中心として排気口36における風量が最大となる位置から±45度の範囲が下側吸気口に含まれることにより、遠心ファンにおいて送風特性を確実に向上することができるともいえる。
ここで、図6に示すハウジング3を有する遠心ファン1では、環状領域81のうち中心軸J1を中心として90度以上の範囲が回路基板24と重なるが、流路37の上流側の端部から最も離れた排気口36のエッジから中心軸J1を中心として±90度以上の範囲が下側吸気口334,335とされる。このように、ハウジング3のカップ部211の開口部側においてインペラ部213の複数の翼214に対向する環状領域81中の好ましい範囲に、回路基板24と重なることなく下側吸気口334,335が設けられることにより、超小型の遠心ファン1では、優れた送風特性を得ることが可能となっている。
次に、環状領域81において下側吸気口の中心軸J1を中心とする角度範囲を90度および45度とし、各角度範囲とされる下側吸気口の環状領域81中における角度位置を0度から30度刻みで330度まで12通りに変更して上記と同様にして行った実験結果について述べる。
図12は、角度範囲90度の下側吸気口を有するハウジングを簡略化して示す図であり、図12中では、下側吸気口の角度位置が0度、30度、60度、・・・、330度とされるハウジングにそれぞれ符号C1,C2,C3,・・・,C12を付している。また、図13は、角度範囲45度の下側吸気口を有するハウジングを簡略化して示す図であり、図13中では、下側吸気口の角度位置が0度、30度、60度、・・・、330度とされるハウジングにそれぞれ符号D1,D2,D3,・・・,D12を付している。なお、角度範囲90度の下側吸気口が設けられる場合は環状領域81のうち270度の角度範囲が閉塞されており、角度範囲45度の下側吸気口が設けられる場合は環状領域81のうち315度の角度範囲が閉塞される。
表3は角度範囲90度の下側吸気口を設けた場合における遠心ファンの最大風量および最大静圧の測定結果を示し、表4は角度範囲45度の下側吸気口を設けた場合における遠心ファンの最大風量および最大静圧の測定結果を示している。なお、既述のように、図7の環状領域81の一部はベース部336を支持するリブにより閉塞されており、開口面積が小さい角度範囲45度の下側吸気口が設けられる場合では、この影響により最大風量および最大静圧の測定結果が僅かにばらついている。
Figure 0004899523
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角度範囲90度の下側吸気口を有するハウジングを備える遠心ファンでは、表3に示すように、下側吸気口が角度位置240度、270度に配置される場合(ハウジングC9,C10)に、他の場合に比べて風量増大率および静圧増大率のそれぞれが極めて低くなっている。また、角度範囲45度の下側吸気口を有するハウジングを備える遠心ファンでは、表4に示すように、下側吸気口が角度位置240度、270度、300度に配置される場合(ハウジングD9,D10,D11)に風量増大率および静圧増大率の双方が5%以下となっている。なお、環状領域81中の角度位置180度近傍の領域を含む下側吸気口を有するハウジング(角度範囲90度の下側吸気口が90度〜180度の角度位置に配置されるハウジング、および、角度範囲45度の下側吸気口が120度〜180度の角度位置に配置されるハウジング)では、最大静圧が比較的大きくなっているが、これは、実験に用いられたハウジングにおいて角度位置150度〜210度の範囲にて環状の開口の中心軸J1を中心とする径方向の幅が他の範囲に比べて僅かに大きくなっていることが影響していると考えられる。
ここで、角度範囲45度の下側吸気口を有するハウジングにおける表4の測定結果において風量増大率および静圧増大率の双方が低くなる境界条件について考えると、角度範囲45度の下側吸気口が角度位置210度に配置される場合(すなわち、環状領域81のうち角度位置210〜255度の範囲が開口する場合)に静圧増大率が約20%となり、下側吸気口が角度位置330度に配置される場合(すなわち、角度位置330〜360度および0〜30度が開口する場合)に風量増大率および静圧増大率のそれぞれが約10%となることを考慮すれば、環状領域81において角度位置255〜330度の範囲以外にて少なくとも角度範囲45度の下側吸気口が確保されることにより、一定の送風特性が得られるといえる。したがって、図7の底部33上において、流路37の上流側の端部と中心軸J1とを結ぶ線分L2の角度位置がほぼ330度となることを考慮すれば、環状領域81のうち、中心軸J1を中心として流路37の上流側の端部からインペラ部213の回転方向に75度の範囲(以下、「特定範囲」とも呼ぶ。)外に、中心軸J1を中心とする角度範囲45度以上(360度未満)の下側吸気口(または、下側吸気口の特定範囲外における角度範囲45度以上の部位)が設けられることが、遠心ファンにおいて一定の送風特性を得るという点で重要となる。また、この場合においても、角度範囲270度、180度とされる下側吸気口の実験結果(表1および表2参照)を考慮すれば、下側吸気口は流路37の上流側の端部から最も離れた排気口36のエッジと中心軸J1とを結ぶ線分L1と重なることが好ましく、環状領域81を効率よく利用するという観点では、回路基板24の少なくとも一部(より好ましくは、回路基板24の全体)が特定範囲に重なることが好ましい。
さらに、角度範囲90度の下側吸気口が角度位置300度に配置される場合では、表3に示すように環状領域81の高吸気範囲内に下側吸気口の一部が含まれるのみであるにもかかわらず風量増大率および静圧増大率共に高い値となっている。したがって、遠心ファン1では、ベース部336よりも大きい回路基板24をベース部336に固定する場合であっても、環状領域81のうち流路37の上流側の端部から最も離れた排気口36のエッジから中心軸J1を中心として±45度の高吸気範囲内に下側吸気口の少なくとも一部を含ませ、回路基板24を環状領域81の当該下側吸気口外の範囲にのみ重ならせる、または、環状領域81のうち中心軸J1を中心として排気口36における風量が最大となる位置から±45度の範囲内に下側吸気口の少なくとも一部を含ませ、回路基板24を環状領域81の当該下側吸気口外の範囲にのみ重ならせることにより、一定の送風特性を得ることができる。なお、ハウジングの設計によっては環状領域81の下側吸気口外の範囲の一部においてのみ回路基板24が重ねられてもよい。すなわち、ベース部336よりも大きい回路基板24を用いるハウジングでは、環状領域81の下側吸気口外の範囲の少なくとも一部が回路基板24と重なっている。
図14は角度範囲90度の下側吸気口を設けた場合における遠心ファンの風量−静圧特性を示す図であり、図15は角度範囲45度の下側吸気口を設けた場合における遠心ファンの風量−静圧特性を示す図である。図14および図15では縦軸に静圧を示し、横軸に風量を示している。また、図14および図15では、角度位置0度、90度、180度、270度の場合における風量−静圧特性のみを示しており、風量−静圧特性を示す線に、図12および図13中の対応するハウジングと同符号を付し、環状領域81の全体を開口させた場合および環状領域81の全体を閉塞した場合における風量−静圧特性を示す線に符号RF2,RC2をそれぞれ付している。
図14では、角度範囲90度の下側吸気口が角度位置270度に配置されるハウジングC10において、角度位置0度、90度、180度に配置されるハウジングC1,C4,C7に比べて風量および静圧が共に低くなっている。また、角度範囲45度の下側吸気口が角度位置270度に配置されるハウジングD10においても同様に、角度位置0度、90度、180度に配置されるハウジングD1,D4,D7に比べて風量および静圧が共に低くなっている。このように、環状領域81の特定範囲外に、中心軸J1を中心とする角度範囲45度以上の開口が設けられていないハウジングC10,D10では、風量−静圧特性も低くなっていることが図14および図15からも判る。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
上記実施の形態における遠心ファン1では、カップ部211の外側面近傍から放射状に伸びる複数の翼214を有するインペラ部213が用いられるが、図16に示すように、カップ部211の外側にて中心軸J1を中心とする環状に配列された複数の翼214aと、カップ部211の下側(開口部側)から外側に向かって広がるとともに複数の翼214aを下側で連結する環状の連結板とを有するインペラ部213aが遠心ファンに用いられてもよい。この場合においても、ハウジングの底部においてベース部の周囲の環状領域(ただし、この場合、ベース部の外周と環状領域の内周とが離れている。)の高吸気範囲内に下側吸気口の少なくとも一部が含まれ、または、環状領域の特定範囲外における中心軸J1を中心とする45度以上の範囲が下側吸気口に含まれることにより、遠心ファンにおいて送風特性を向上することができる。
また、遠心ファン1のハウジング3では、2つの側面に亘って排気口36が形成されてもよく、さらには、図17に示すように、中心軸J1に垂直な断面の外形が略円形(または、蝸牛形状)のハウジング3aが用いられてもよい(ただし、図17ではカバー部の図示を省略している。)。図17のハウジング3aが用いられる遠心ファンにおいても、ハウジング3aの底部においてベース部の周囲の環状領域のうち流路の上流側の端部から最も離れた排気口36のエッジから中心軸J1を中心として±45度の範囲内に下側吸気口の少なくとも一部が含まれ、または、環状領域のうち中心軸J1を中心として流路の上流側の端部からインペラ部213の回転方向に75度の範囲外における中心軸J1を中心とする45度以上の範囲が下側吸気口に含まれることにより、遠心ファンにおいて送風特性を向上することができる。
上記実施の形態における遠心ファン1では、中心軸J1方向におけるハウジング3の両面に吸気口(上側吸気口および下側吸気口)が設けられるが、遠心ファン1の用途によっては、下側吸気口のみが設けられてもよい。すなわち、ハウジング3のベース部336の周囲の環状領域81における高吸気範囲内に下側吸気口の少なくとも一部を含ませ、または、環状領域81の特定範囲外において中心軸J1を中心とする45度以上の範囲を下側吸気口に含ませる上記手法は、少なくともカップ部211の開口部側からエアを取り込む遠心ファンにおいて用いることができる。ただし、遠心ファンにおいて送風特性をさらに向上するには、上記実施の形態のように、ハウジング3においてカップ部211の開口部とは反対側にも吸気口が設けられることが好ましい。
上記実施の形態では、カップ部211の直径が10mm以下とされるため、ハウジング3の底部33上のベース部336の直径もほぼ10mm以下となっている。一方で、ハウジング3のカップ部211の開口部側に固定される回路基板24上において電子部品が実装される領域は通常2mm四方以上となる。ここで、仮に、カップ部211の直径が6mm以下となる程度まで遠心ファン1の小型化が進められた場合には、スリーブ保持部221の固定用の貫通孔331の領域も考慮すれば、電子部品を有する回路基板24は確実にカップ部211の直径よりも大きくなってしまう。しかしながら、このような場合であっても、ハウジング3のベース部336の周囲の環状領域81の高吸気範囲内に下側吸気口の少なくとも一部を含ませ、または、特定範囲外において中心軸J1を中心とする45度以上の範囲を下側吸気口に含ませる上記手法を用いることにより、遠心ファンにおいて送風特性を向上することが実現される。
遠心ファンの内部構成を示す縦断面図である。 遠心ファンの外観を示す斜視図である。 遠心ファンの内部を示す斜視図である。 遠心ファンの主要な構成を分解して示す斜視図である。 遠心ファンの内部を示す平面図である。 回路基板およびハウジング本体を示す平面図である。 ハウジングの底部を簡略化して示す図である。 角度範囲270度の下側吸気口を有するハウジングを簡略化して示す図である。 角度範囲180度の下側吸気口を有するハウジングを簡略化して示す図である。 角度範囲270度の下側吸気口を設けた場合における遠心ファンの風量−静圧特性を示す図である。 角度範囲180度の下側吸気口を設けた場合における遠心ファンの風量−静圧特性を示す図である。 角度範囲90度の下側吸気口を有するハウジングを簡略化して示す図である。 角度範囲45度の下側吸気口を有するハウジングを簡略化して示す図である。 角度範囲90度の下側吸気口を設けた場合における遠心ファンの風量−静圧特性を示す図である。 角度範囲45度の下側吸気口を設けた場合における遠心ファンの風量−静圧特性を示す図である。 インペラ部の他の例を示す図である。 ハウジングの他の例を示す図である。
符号の説明
1 遠心ファン
3,3a ハウジング
23 軸受機構
24 回路基板
34 側壁部
36 排気口
37 流路
81 環状領域
211 カップ部
212 界磁用磁石
213,213a インペラ部
214,214a 翼
223 電機子
311 上側吸気口
334,335 下側吸気口
336 ベース部
J1 中心軸
L1 線分

Claims (6)

  1. 遠心ファンであって、
    所定の中心軸を中心とする略有蓋円筒状のカップ部と、
    前記カップ部の内側面に固定された界磁用磁石と、
    前記カップ部の外側にて前記中心軸を中心として環状に配列された複数の翼を有し、前記カップ部と共に回転することにより、少なくとも前記カップ部の開口部側からエアを取り込んで前記中心軸から離れる方向に前記エアを排出するインペラ部と、
    前記カップ部および前記インペラ部を収容するハウジングと、
    前記中心軸を中心に前記カップ部を前記ハウジングに対して回転可能に支持する軸受機構と、
    前記界磁用磁石の内側に配置され、前記界磁用磁石との間で前記中心軸を中心とするトルクを発生することにより前記インペラ部を所定の回転方向に回転する電機子と、
    前記ハウジングの前記カップ部の前記開口部側に固定されるとともに、前記電機子が電気的に接続される回路基板と、
    を備え、
    前記ハウジングが、
    側面に形成された排気口と、
    前記インペラ部の外周を覆い、前記インペラ部との間にて前記排気口に向かう流路を形成する側壁部と、
    前記カップ部の前記開口部に対向し、前記回路基板が固定されるベース部と、
    前記ベース部の周囲から前記インペラ部へとエアを取り込む吸気口と、
    を備え、
    前記吸気口が、前記回路基板と重なることなく設けられ、
    前記ベース部の周囲の前記複数の翼に対向する環状領域のうち、前記流路の上流側の端部から最も離れた前記排気口のエッジから前記中心軸を中心として±45度の範囲内に前記吸気口の少なくとも一部が含まれ、
    前記環状領域の前記吸気口外の範囲の少なくとも一部が、前記回路基板と重なることを特徴とする遠心ファン。
  2. 遠心ファンであって、
    所定の中心軸を中心とする略有蓋円筒状のカップ部と、
    前記カップ部の内側面に固定された界磁用磁石と、
    前記カップ部の外側にて前記中心軸を中心として環状に配列された複数の翼を有し、前記カップ部と共に回転することにより、少なくとも前記カップ部の開口部側からエアを取り込んで前記中心軸から離れる方向に前記エアを排出するインペラ部と、
    前記カップ部および前記インペラ部を収容するハウジングと、
    前記中心軸を中心に前記カップ部を前記ハウジングに対して回転可能に支持する軸受機構と、
    前記界磁用磁石の内側に配置され、前記界磁用磁石との間で前記中心軸を中心とするトルクを発生することにより前記インペラ部を所定の回転方向に回転する電機子と、
    前記ハウジングの前記カップ部の前記開口部側に固定されるとともに、前記電機子が電気的に接続される回路基板と、
    を備え、
    前記ハウジングが、
    側面に形成された排気口と、
    前記インペラ部の外周を覆い、前記インペラ部との間にて前記排気口に向かう流路を形成する側壁部と、
    前記カップ部の前記開口部に対向し、前記回路基板が固定されるベース部と、
    前記ベース部の周囲から前記インペラ部へとエアを取り込む吸気口と、
    を備え、
    前記吸気口が、前記回路基板と重なることなく設けられ、
    前記ベース部の周囲の前記複数の翼に対向する環状領域のうち、前記中心軸を中心として前記流路の上流側の端部から前記回転方向に75度の範囲である第1の範囲の外であり、かつ、前記中心軸を中心とする45度以上の第2の範囲が前記吸気口に含まれ、
    前記環状領域の前記吸気口外の範囲の少なくとも一部が、前記回路基板と重なることを特徴とする遠心ファン。
  3. 請求項2に記載の遠心ファンであって、
    前記第1の範囲に前記回路基板の少なくとも一部が重なっており、前記第2の範囲が前記流路の上流側の端部から最も離れた前記排気口のエッジと前記中心軸とを結ぶ線分と重なることを特徴とする遠心ファン。
  4. 遠心ファンであって、
    所定の中心軸を中心とする略有蓋円筒状のカップ部と、
    前記カップ部の内側面に固定された界磁用磁石と、
    前記カップ部の外側にて前記中心軸を中心として環状に配列された複数の翼を有し、前記カップ部と共に回転することにより、少なくとも前記カップ部の開口部側からエアを取り込んで前記中心軸から離れる方向に前記エアを排出するインペラ部と、
    前記カップ部および前記インペラ部を収容するハウジングと、
    前記中心軸を中心に前記カップ部を前記ハウジングに対して回転可能に支持する軸受機構と、
    前記界磁用磁石の内側に配置され、前記界磁用磁石との間で前記中心軸を中心とするトルクを発生することにより前記インペラ部を所定の回転方向に回転する電機子と、
    前記ハウジングの前記カップ部の前記開口部側に固定されるとともに、前記電機子が電気的に接続される回路基板と、
    を備え、
    前記ハウジングが、
    側面に形成された排気口と、
    前記インペラ部の外周を覆い、前記インペラ部との間にて前記排気口に向かう流路を形成する側壁部と、
    前記カップ部の前記開口部に対向し、前記回路基板が固定されるベース部と、
    前記ベース部の周囲から前記インペラ部へとエアを取り込む吸気口と、
    を備え、
    前記吸気口が、前記回路基板と重なることなく設けられ、
    前記ベース部の周囲の前記複数の翼に対向する環状領域のうち、前記中心軸を中心として前記排気口における風量が最大となる位置から±45度の範囲内に前記吸気口の少なくとも一部が含まれ、
    前記環状領域の前記吸気口外の範囲の少なくとも一部が、前記回路基板と重なることを特徴とする遠心ファン。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の遠心ファンであって、
    前記カップ部の直径が10ミリメートル以下であることを特徴とする遠心ファン。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の遠心ファンであって、
    前記ハウジングが、前記カップ部の前記開口部とは反対側に設けられたもう1つの吸気口をさらに備えることを特徴とする遠心ファン。
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