JP2016073008A - 回転電機 - Google Patents
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Abstract
【課題】ダイカストの型の強度を確保することができる回転電機を提供する。
【解決手段】ダイカストにより円筒状に形成され、端面において周方向に沿って開口する冷媒流路20を有するハウジング12と、ハウジング12における冷媒流路20の開口部20eを塞ぐフロントプレート13と、ハウジング12内において回転可能に支持されたロータ17と、ハウジング12内において固定されたステータ16と、を備える。ハウジング12は、周方向に沿って形成される冷媒流路20の径方向の幅が狭くなっている部位の底部にリブ41〜46が形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】ダイカストにより円筒状に形成され、端面において周方向に沿って開口する冷媒流路20を有するハウジング12と、ハウジング12における冷媒流路20の開口部20eを塞ぐフロントプレート13と、ハウジング12内において回転可能に支持されたロータ17と、ハウジング12内において固定されたステータ16と、を備える。ハウジング12は、周方向に沿って形成される冷媒流路20の径方向の幅が狭くなっている部位の底部にリブ41〜46が形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、回転電機に関するものである。
車両駆動用モータの冷却構造として、内方にロータやステータを配置している円筒形のハウジングに冷媒流路を有し、鋳物によりハウジングに冷媒流路が形成されたものが提案されている。ハウジングに形成される冷媒流路は、モータの主発熱部であるステータ外周を囲うように配置されており、これにより適切な冷却が行われる。このような冷媒流路を有するハウジングは、通常、鋳物の中子を用いて成形されるため、量産性に劣り、コスト高の要因となる。これに対しダイカストによりハウジングを形成することが行われている(例えば、特許文献1)。
ところで、ダイカストによりハウジングを形成する場合において、ハウジングの端面にはガスケットを介してプレートがボルトで締結されて冷媒流路の開口部が塞がれる。ここで、冷媒流路はハウジングの軸方向において型抜きのための勾配がある。そのため、ハウジングの径方向での小型化を図るべくハウジングにおけるボルト締結用のボス部が冷媒流路側に張り出して冷媒流路の径方向を狭めるように形成されていると当該部位においては型も薄肉となり、型強度が低下して金型寿命の低下が懸念される。
本発明の目的は、ダイカストの型の強度を確保することができる回転電機を提供することにある。
請求項1に記載の発明では、ダイカストにより円筒状に形成され、少なくとも軸方向の一方の端面において周方向に沿って開口する冷媒流路を有するハウジングと、前記ハウジングにおける冷媒流路の開口部を塞ぐ蓋部材と、前記ハウジング内において回転可能に支持されたロータと、前記ハウジング内において固定されたステータと、を備え、前記ハウジングは、周方向に沿って形成される前記冷媒流路の径方向の幅が狭くなっている部位の底部にリブが形成されていることを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、ハウジングは、周方向に沿って形成される冷媒流路の径方向の幅が狭くなっている部位の底部にリブを形成することにより、ダイカストによりハウジングを形成する際において、周方向に沿って形成される冷媒流路の径方向の幅が狭くなっている部位でダイカストの型の最薄肉部の肉厚を確保することができるため、ダイカストの型の強度を確保することができる。
請求項2に記載のように、請求項1に記載の回転電機において、前記冷媒流路における外径側の内壁面のボルト対応部が冷媒流路に張り出して径方向の幅が狭くなっているとよい。
請求項3に記載のように、請求項1または2に記載の回転電機において、前記リブは、周方向側面が傾斜する傾斜面を有するとよい。
請求項4に記載のように、請求項3に記載の回転電機において、前記冷媒流路のうちの冷媒入口と冷媒出口との中間部に近いリブが前記傾斜面を有するとよい。
請求項4に記載のように、請求項3に記載の回転電機において、前記冷媒流路のうちの冷媒入口と冷媒出口との中間部に近いリブが前記傾斜面を有するとよい。
本発明によれば、ダイカストの型の強度を確保することができる。
以下、本発明を回転電機としてのモータ(回転電動機)に具体化した一実施形態を説明する。なお、本実施形態のモータは、駆動軸の回転駆動力を減速機を介して駆動輪に伝達するために車両に搭載されるものである。
図1に示すように、モータ11は、円筒状のハウジング12と、ハウジング12の一端開口部12aを閉塞する円板状のフロントプレート13と、ハウジング12の他端開口部12bを閉塞する円板状のリヤプレート14を備えている。ハウジング12、フロントプレート13およびリヤプレート14は金属材料(例えばアルミニウム)により形成されるとともに、ダイカスト成形で製造されている。よって、低コストでハウジング12、フロントプレート13およびリヤプレート14を生産できる。
ハウジング12内には駆動軸15が収容されている。駆動軸15の出力端側(一端側)は、第1軸受Be1を介してフロントプレート13に突設された円筒状の第1軸支部131に回転可能に支持されている。また、駆動軸15の反出力端側(他端側)は、第2軸受Be2を介してリヤプレート14に突設された円筒状の第2軸支部141に回転可能に支持されている。駆動軸15の出力端は、フロントプレート13を貫通して外へ突出している。駆動軸15の出力端には、図示しない変速機が取り付けられている。また、駆動軸15の出力端側には、変速機を駆動させる際に、変速機側から駆動軸15に作用するラジアル荷重が駆動軸15の反出力端側に比べて大きいため、このラジアル荷重に耐え得ることができるように、第1軸受Be1が第2軸受Be2に比べて大きくなっている。また、フロントプレート13の外周部には、モータ11を変速機側へ取り付けるための環状のフランジ13aが形成されている。
ハウジング12内においてステータ(固定子)16が固定されている。ステータ16は、ハウジング12の他端開口部12bを介してハウジング12内に挿入されるとともに、ステータコア16aが焼き嵌めによってハウジング12の内周面に固定されている。ステータコア16aはハウジング12における軸方向の中央部分に配置されている。また、ステータ16は、ハウジング12の内周面に固定された環状のステータコア16aのティース(図示せず)にコイル16bが捲回されて構成されている。ステータコア16aにおける駆動軸15の軸方向の両端面からはコイルエンド16cが突出している。ステータコア16aは、磁性体(電磁鋼板)を複数枚積層することで構成されている。
ハウジング12内においてロータ(回転子)17が回転可能に支持されている。詳しくは、ステータ16の内側には駆動軸15と一体回転するロータ17が配設されている。ロータ17は、駆動軸15に止着されたロータコア17aと、ロータコア17aに埋設された複数の永久磁石17bとから構成されている。ロータコア17aは、磁性体(電磁鋼板)を複数枚積層することで構成されている。
駆動軸15の反出力端側には、駆動軸15の外周面から駆動軸15の径方向外側に突出する円環状のフランジ部15aが形成されている。そして、ロータコア17aにおける駆動軸15の反出力端側の端面は、フランジ部15aに接触している。さらに、駆動軸15の外周面において、ロータコア17aにおける駆動軸15の出力端側の端面と第1軸受Be1との間には、固定部材18(例えばナット)が配設されている。固定部材18は、駆動軸15の出力端側から駆動軸15の外周面に取り付けられている。そして、ロータコア17aは、固定部材18とフランジ部15aとの間で挟み込まれており、駆動軸15の軸方向への移動が規制されている。
駆動軸15の外周面とフロントプレート13との間には環状のオイルシール19が配設されている。オイルシール19は、第1軸受Be1よりも駆動軸15の出力端側に位置している。そして、このオイルシール19により、駆動軸15の外周面とフロントプレート13との間を介した外部からモータ内部への異物の侵入が防止されている。
ハウジング12には、駆動軸15の軸方向に延びるとともにステータ16およびロータ17を取り囲む環状の冷媒流路(ウォータジャケット)20が形成されている。冷媒流路20は、内径側の内壁面20aと外径側の内壁面20bを有する。また、図3の冷媒流路20の展開図で示すように冷媒流路20は冷媒入口20cと冷媒出口20dを有する。さらに、図1に示すように冷媒流路20は駆動軸15の出力端側に開口部20eを有する。
冷媒流路20内にはモータ11を冷却する冷媒が流れる。冷媒として冷却水を用いている。冷媒流路20は、駆動軸15の軸方向において、駆動軸15の出力端側に開口するとともに、駆動軸15の反出力端側で閉塞している。ここで、ハウジング12はダイカスト成形で製造されるので、冷媒流路20は、金型内に金属材料(アルミニウム)の溶湯を注入し、金属材料の溶湯が固化した後に、金型を容易に引き抜くことができるように、開口側に向かうにつれて拡径している。つまり、型抜きのために冷媒流路20には勾配がついている。
このようにして、ハウジング12は、ダイカストにより円筒状に形成され、片側の端面において周方向に沿って開口する冷媒流路20を有する。そして、冷媒流路20の開口部20eはメタルガスケット34を介してフロントプレート13により塞がれ、メタルガスケット34により冷媒流路20の冷媒は封止されている。よって、本実施形態では、フロントプレート13は、ハウジング12における冷媒流路20の開口部20eを塞ぐ蓋部材に相当する。
図1,2に示すように、フロントプレート13は、冷媒流路20よりも内径側に複数(7つ)配置される締結部材としての内径側ボルト31および冷媒流路20よりも外径側に複数(7つ)配置される締結部材としての外径側ボルト32によりハウジング12に取り付けられている。各内径側ボルト31および各外径側ボルト32は、駆動軸15の周方向において等間隔をおいて配置されている。
図1に示すように、リヤプレート14は、ボルト33によりハウジング12に取り付けられている。
図1に示すように、リヤプレート14には冷媒流路20に連通する冷媒入口管21が設けられ、冷媒入口管21から冷媒が冷媒流路20に供給される。また、リヤプレート14には冷媒流路20に連通する冷媒出口管22が設けられ、冷媒流路20を通過した後の冷媒が冷媒出口管22に排出される。
図1に示すように、リヤプレート14には冷媒流路20に連通する冷媒入口管21が設けられ、冷媒入口管21から冷媒が冷媒流路20に供給される。また、リヤプレート14には冷媒流路20に連通する冷媒出口管22が設けられ、冷媒流路20を通過した後の冷媒が冷媒出口管22に排出される。
図3に示すように、冷媒流路20は周方向に延びており、周方向における一部に軸方向に延びる仕切部23が設けられている。冷媒流路20には軸方向における反出力端側の一側面24において冷媒入口20cと冷媒出口20dが離間した位置に設けられている。冷媒流路20における冷媒入口20cでの冷媒の主流の流れ成分として、冷媒流路20における他側面25に向かう軸方向成分と、冷媒出口20dに向かう周方向成分を有する。そして、冷媒入口20cから入った冷媒は、冷媒流路20における他側面25に向かって流れるとともに周方向に沿って流れ、冷媒出口20dから出ていく。ここで、冷媒流路20は、駆動軸15の出力端側が開口部20eとなっているとともにダイカストの型の抜け勾配がついているが、ステータコア16aが配置されるハウジング12の軸方向の中央部分に支配的に冷媒の流れをもっていくことが肝要であるわけだが、冷媒入口20cから流入される冷媒の慣性の影響に加え、冷媒の流路が広い駆動軸15の出力端側に冷媒が支配的に流れようとする。これを踏まえ、なるべく駆動軸15の反出力端側の抵抗を低減するのが望ましい。
図1,2に示すように、ダイカストにより成形されたハウジング12における冷媒流路20において、外径側の内壁面20bの外径側ボルト32の対応部が冷媒流路20に張り出して径方向の幅が狭くなっている。つまり、7つの外径側ボルト32について、ハウジング12でのねじ穴を形成するためのボス部(40a〜40g)が、小型化のために冷媒流路20の内部に突出するように形成されている。このように、ハウジング12は、周方向に沿って形成される冷媒流路20の径方向の幅が狭くなっている部位40a〜40gを有する。冷媒流路20における径方向の幅が狭くなっている部位40a〜40fの底部に、ダイカストの型の強度を確保するためのリブ41,42,43,44,45,46が、内径側の内壁面20aと外径側の内壁面20bとを繋ぎ、かつ、軸方向に延びるように形成されている。これにより鋳物のハウジングと同等の強度・冷却性能を有する構造となっている。
リブ41〜46のうちのリブ41,42,45,46を図4(a),(b)に示すとともに、リブ43,44を図5(a),(b)に示す。リブ41,42,45,46は、図4(b)に示すように断面が四角形をなし、周方向側面が、図3に示すように軸方向に延びている。また、冷媒の流れの抵抗を低減すべくリブ43,44は、図5(b)に示すように断面が三角形をなし、周方向側面が傾斜する傾斜面47を有している。よって、図3に示すように、リブ43,44は冷媒の流れ方向に対し傾斜する面を有する(テーパ状をなしている)。
つまり、図2において符号Pcにて周方向に延びる冷媒流路20における冷媒入口20cと冷媒出口20dとの中間点を示す。この中間点Pc付近では図3に示す冷媒流線と冷媒流路側面24との間で円を描くような冷媒の渦が発生しやすく、冷媒流路20のうちの冷媒入口20cと冷媒出口20dとの中間部に近いリブ43,44は、図5に示すように傾斜面47を有することで渦の熱伝達を向上させモータの冷却性能を向上できる。また、各リブ41〜46は軸方向における長さ(t2,t3)は同一である。
また、図2に示すように、上述した仕切部23もボルト対応部が冷媒流路20に張り出して径方向の幅が狭くなった部位40gに形成されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
ハウジング12における冷媒流路20は型抜きのため勾配がつけられている。そのため冷媒流路20の軸方向での底部に対応する型が薄肉となる。特に、外径側ボルト32の配置用のボス部では薄肉となり、型強度の低下を招く。
本実施形態では、ハウジング12は、周方向に沿って形成される冷媒流路20の径方向の幅が狭くなっている部位40a〜40fの底部にリブ41,42,43,44,45,46が形成されている。これにより、ダイカストによりハウジング12を形成する際において、次のようになる。
ハウジング12において冷媒流路20は駆動軸15の出力端側が開口し、型抜きのために反出力端側ほど狭くなっているのでダイカストの型も薄くなる。周方向に沿って形成される冷媒流路20の径方向の幅が狭くなっている部位40a〜40fでダイカストの型が薄くなってもリブ41,42,43,44,45,46によりダイカストの型の薄肉部肉厚を確保することにより型強度を確保することができる。
また、リブ41〜46は冷媒の流れを乱す原因となり、冷媒流路20内に局所的な渦を発生させる。この渦の作用により、冷媒流路20のモータ冷却効果が低減される。
しかし、ここで本実施形態では、リブ43,44をテーパ状とすることにより、冷媒の流れについて局所的な渦の発生を抑制し、冷媒の最大温度を低くしてモータの冷却性能を向上させることができる。また、断面が三角形をなすリブ43,44は、冷媒の入口と出口の間の中央付近のみとし、他のリブ41,42,45,46は断面が四角形をなしている。そして、図5に示すように、三角形のリブ43,44では断面積が底辺t4×高さt3×1/2である。一方、図4に示すように、四角形のリブ41,42,45,46では断面積が底辺t1×高さt2である。よって、リブを全て断面が三角形をなすものとする場合に比べ、肉の量(=t1×t2)を少なくでき軽量化を図ることができるとともに偏肉が減り肉の厚さ(t1)が均一なので巣ができにくい。即ち、偏肉部があると、そこで形成時の収縮により空洞ができ強度低下を招くがそれを防止することができる。
しかし、ここで本実施形態では、リブ43,44をテーパ状とすることにより、冷媒の流れについて局所的な渦の発生を抑制し、冷媒の最大温度を低くしてモータの冷却性能を向上させることができる。また、断面が三角形をなすリブ43,44は、冷媒の入口と出口の間の中央付近のみとし、他のリブ41,42,45,46は断面が四角形をなしている。そして、図5に示すように、三角形のリブ43,44では断面積が底辺t4×高さt3×1/2である。一方、図4に示すように、四角形のリブ41,42,45,46では断面積が底辺t1×高さt2である。よって、リブを全て断面が三角形をなすものとする場合に比べ、肉の量(=t1×t2)を少なくでき軽量化を図ることができるとともに偏肉が減り肉の厚さ(t1)が均一なので巣ができにくい。即ち、偏肉部があると、そこで形成時の収縮により空洞ができ強度低下を招くがそれを防止することができる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)モータ11の構成として、ハウジング12とフロントプレート13とロータ17とステータ16とを備え、ハウジング12は、周方向に沿って形成される冷媒流路20の径方向の幅が狭くなっている部位の底部にリブ41〜46が形成されている。よって、ダイカストによりハウジングを形成する際において、周方向に沿って形成される冷媒流路20の径方向の幅が狭くなっている部位でダイカストの型の最薄肉部の肉厚を確保することができるため、ダイカストの型の強度を確保することができる。
(1)モータ11の構成として、ハウジング12とフロントプレート13とロータ17とステータ16とを備え、ハウジング12は、周方向に沿って形成される冷媒流路20の径方向の幅が狭くなっている部位の底部にリブ41〜46が形成されている。よって、ダイカストによりハウジングを形成する際において、周方向に沿って形成される冷媒流路20の径方向の幅が狭くなっている部位でダイカストの型の最薄肉部の肉厚を確保することができるため、ダイカストの型の強度を確保することができる。
(2)冷媒流路20における外径側の内壁面20bのボルト対応部が冷媒流路20に張り出して径方向の幅が狭くなっている。よって、小型化を図ることができる。
(3)リブ43,44は、周方向側面が傾斜する傾斜面47を有する。よって、渦流を低減することができる。
(3)リブ43,44は、周方向側面が傾斜する傾斜面47を有する。よって、渦流を低減することができる。
(4)特に、冷媒流路20のうちの冷媒入口20cと冷媒出口20dとの中間部に近いリブ43,44が傾斜面47を有する。よって、特定の位置のリブ43,44のみが傾斜面47を有するので、軽量化を図ることができるとともに肉厚の均一化により巣(空洞)の発生を抑制することができる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
・上記実施例ではリブ43,44は三角形のテーパ構造としているが、冷媒の流れをさまたげない形状であれば、特に制約はない。
・上記実施例ではリブ43,44は三角形のテーパ構造としているが、冷媒の流れをさまたげない形状であれば、特に制約はない。
具体的には、例えば、図5に代わり図6に示すように、リブ48は、断面が台形をなし、左右の斜辺が傾斜面49となっていてもよい。他にも、図5に代わり図7に示すように、リブ50は、断面が台形かつ角が緩やかに変化する形状をなし、左右の斜辺が傾斜面51となっていてもよい。
・ハウジング12の冷媒流路20は、軸方向の一方の端面、即ち、片面に開口していたが、両面に開口していてもよい。要は、ハウジング12は、少なくとも軸方向の一方の端面において周方向に沿って開口する冷媒流路(20)を有する構成であればよい。
11…モータ、12…ハウジング、13…フロントプレート、16…ステータ、17…ロータ、20…冷媒流路、20e…開口部、32…外径側ボルト、41…リブ、42…リブ、43…リブ、44…リブ、45…リブ、46…リブ、47…傾斜面。
Claims (4)
- ダイカストにより円筒状に形成され、少なくとも軸方向の一方の端面において周方向に沿って開口する冷媒流路を有するハウジングと、
前記ハウジングにおける冷媒流路の開口部を塞ぐ蓋部材と、
前記ハウジング内において回転可能に支持されたロータと、
前記ハウジング内において固定されたステータと、
を備え、
前記ハウジングは、周方向に沿って形成される前記冷媒流路の径方向の幅が狭くなっている部位の底部にリブが形成されていることを特徴とする回転電機。 - 前記冷媒流路における外径側の内壁面のボルト対応部が冷媒流路に張り出して径方向の幅が狭くなっていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
- 前記リブは、周方向側面が傾斜する傾斜面を有することを特徴とする請求項1または2に記載の回転電機。
- 前記冷媒流路のうちの冷媒入口と冷媒出口との中間部に近いリブが前記傾斜面を有することを特徴とする請求項3に記載の回転電機。
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