JP2009260261A - 熱処理装置、熱処理装置の温度調整方法、及び、プログラム - Google Patents

熱処理装置、熱処理装置の温度調整方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】温度調整を容易に行うことができる熱処理装置、熱処理装置の温度調整方法、及び、プログラムを提供する。
【解決手段】熱処理装置1の制御部50は、半導体ウエハWにSiO膜を成膜し、SiO膜が面内均一性を満たすか否かを判別する。制御部50は、面内均一性を満たさないと判別すると面内均一性を満たすような予備加熱部23の温度を算出する。制御部50は、算出した予備加熱部23の温度に変更した処理条件で半導体ウエハWにSiO膜を成膜し、予備加熱部23の温度調整を行う。また、制御部50は、面内均一性を満たすと判別すると、面間均一性についても同様の手順でヒータ11〜15の温度調整を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体ウエハ等の被処理体を熱処理する熱処理装置、熱処理装置の温度調整方法、及び、プログラムに関する。
半導体装置の製造工程では、被処理体、例えば、半導体ウエハの成膜処理などを行う熱処理装置が用いられている。この熱処理装置では、例えば、成膜すべき薄膜の種類、膜厚などに応じて、処理温度、処理圧力、ガス流量などの処理条件を書き込んだレシピが用意されており、このレシピを選択することにより、予め定められた処理条件に基づいた熱処理が行われる。
ところで、このような処理条件に基づいた熱処理を行っても、例えば、成膜ガスが供給されるノズル近傍では、その温度が低くなりやすいことから、成膜ガスが十分な活性状態にならない場合がある。このように、成膜ガスが十分な活性状態にならないと、半導体ウエハに対する膜付きが悪くなり、例えば、半導体ウエハに形成される薄膜の膜厚均一性が悪くなってしまう。
かかる問題を解決するため、例えば、特許文献1には、成膜ガスを処理容器内へ供給する直前に予備加熱装置による予備加熱を行うことにより、半導体ウエハに形成される薄膜の膜厚均一性を向上させることができる成膜方法及び成膜装置が提案されている。
特開2003−209099号公報
ところで、このような装置を用い、予め定められた処理条件に基づいた熱処理を行っても、装置の個体差の影響や、処理する半導体ウエハの種別によって、半導体ウエハに形成される薄膜の膜厚均一性が悪くなる場合がある。このため、装置の操作者は、経験や勘に基づいてヒータ及び予備加熱装置の温度を調整し、半導体ウエハの表面に成膜される薄膜の膜厚均一性を確保している。
このように、成膜処理において、熱処理装置やプロセスに関する知識や経験のない操作者が、半導体ウエハに形成される薄膜の膜厚均一性を確保することは困難である。このため、これらの者であっても半導体ウエハに形成される薄膜の膜厚均一性を確保できるように、温度調整を容易に行うことができる熱処理装置等が求められている。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、温度調整を容易に行うことができる熱処理装置、熱処理装置の温度調整方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点にかかる熱処理装置は、
複数枚の被処理体を収容する処理室内を加熱する加熱手段と、
前記処理室内に処理ガスを供給する処理ガス供給手段と、
前記処理ガス供給手段により供給される処理ガスを前記処理室内に供給する前に加熱する予備加熱手段と、
前記加熱手段により加熱される処理室内の温度、前記予備加熱手段により加熱される処理ガスの温度、処理の面内均一性、及び、処理の面間均一性を含む、処理内容に応じた処理条件を記憶する処理条件記憶手段と、
前記処理条件記憶手段により記憶された処理条件で前記被処理体を処理する処理手段と、
前記処理手段により処理された処理結果が前記処理条件記憶手段に記憶された処理の面内均一性を満たすか否かを判別し、該面内均一性を満たさないと判別すると、前記予備加熱手段により加熱する処理ガスの温度が当該面内均一性を満たすような温度を算出し、前記処理条件記憶手段により記憶された処理条件の処理ガスの温度を前記算出した処理ガスの温度に変更し、変更した処理条件で前記被処理体を処理して処理ガスの温度を調整する処理ガス温度調整手段と、
前記処理手段により処理された処理結果が前記処理条件記憶手段に記憶された処理の面間均一性を満たすか否かを判別し、該面間均一性を満たさないと判別すると、前記加熱手段により加熱する処理室内の温度が当該面間均一性を満たすような温度を算出し、前記処理条件記憶手段により記憶された処理条件の処理室内の温度を前記算出した処理室内の温度に変更した処理条件で前記被処理体を処理して処理室内の温度を調整する処理室温度調整手段と、
を、備えることを特徴とする。
前記処理室温度調整手段は、例えば、前記処理ガス温度調整手段により処理ガスの温度が調整されたとき、該処理ガスの温度が調整された処理条件で前記処理手段により処理された処理結果に基づいて処理の面間均一性を満たすか否かを判別する。
前記処理内容としては、例えば、成膜処理がある。
前記処理室は、例えば、複数のゾーンに区分けされている。この場合、前記加熱手段は、前記処理室内のゾーン毎に温度設定可能である。
本発明の第2の観点にかかる熱処理装置の温度調整方法は、
複数枚の被処理体を収容する処理室内を加熱する加熱手段と、前記処理室内に処理ガスを供給する処理ガス供給手段と、前記処理ガス供給手段により供給される処理ガスを前記処理室内に供給する前に加熱する予備加熱手段と、前記加熱手段により加熱される処理室内の温度、前記予備加熱手段により加熱される処理ガスの温度、処理の面内均一性、及び、処理の面間均一性を含む、処理内容に応じた処理条件を記憶する処理条件記憶手段と、前記処理条件記憶手段により記憶された処理条件で前記被処理体を処理する処理手段と、を備える熱処理装置の温度調整方法であって、
前記処理手段により処理された処理結果が前記処理条件記憶手段に記憶された処理の面内均一性を満たすか否かを判別し、該面内均一性を満たさないと判別すると、前記予備加熱手段により加熱する処理ガスの温度が当該面内均一性を満たすような温度を算出し、前記処理条件記憶手段により記憶された処理条件の処理ガスの温度を前記算出した処理ガスの温度に変更し、変更した処理条件で前記被処理体を処理して処理ガスの温度を調整する処理ガス温度調整工程と、
前記処理手段により処理された処理結果が前記処理条件記憶手段に記憶された処理の面間均一性を満たすか否かを判別し、該面間均一性を満たさないと判別すると、前記加熱手段により加熱する処理室内の温度が当該面間均一性を満たすような温度を算出し、前記処理条件記憶手段により記憶された処理条件の処理室内の温度を前記算出した処理室内の温度に変更した処理条件で前記被処理体を処理して処理室内の温度を調整する処理室温度調整工程と、を備え、
前記処理ガス温度調整工程、及び、前記処理室温度調整工程の一方の工程を行った後に他方の工程を行う、ことを特徴とする。
前記処理ガス温度調整工程を行った後に前記処理室温度調整工程を行うことが好ましい。
前記処理内容としては、例えば、成膜処理がある。
前記処理室は複数のゾーンに区分けされ、前記加熱手段は前記処理室内のゾーン毎に温度設定可能であってもよい。この場合、前記処理室温度調整工程では、前記処理室内のゾーン毎に温度を調整する。
本発明の第3の観点にかかるプログラムは、
コンピュータを、
複数枚の被処理体を収容する処理室内を加熱する加熱手段、
前記処理室内に処理ガスを供給する処理ガス供給手段、
前記処理ガス供給手段により供給される処理ガスを前記処理室内に供給する前に加熱する予備加熱手段、
前記加熱手段により加熱される処理室内の温度、前記予備加熱手段により加熱される処理ガスの温度、処理の面内均一性、及び、処理の面間均一性を含む、処理内容に応じた処理条件を記憶する処理条件記憶手段、
前記処理条件記憶手段により記憶された処理条件で前記被処理体を処理する処理手段、
前記処理手段により処理された処理結果が前記処理条件記憶手段に記憶された処理の面内均一性を満たすか否かを判別し、該面内均一性を満たさないと判別すると、前記予備加熱手段により加熱する処理ガスの温度が当該面内均一性を満たすような温度を算出し、前記処理条件記憶手段により記憶された処理条件の処理ガスの温度を前記算出した処理ガスの温度に変更し、変更した処理条件で前記被処理体を処理して処理ガスの温度を調整する処理ガス温度調整手段、
前記処理手段により処理された処理結果が前記処理条件記憶手段に記憶された処理の面間均一性を満たすか否かを判別し、該面間均一性を満たさないと判別すると、前記加熱手段により加熱する処理室内の温度が当該面間均一性を満たすような温度を算出し、前記処理条件記憶手段により記憶された処理条件の処理室内の温度を前記算出した処理室内の温度に変更した処理条件で前記被処理体を処理して処理室内の温度を調整する処理室温度調整手段、
として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、温度調整を容易に行うことができる。
本発明の実施の形態に係る熱処理装置の構造を示す図である。 図1の制御部の構成例を示す図である。 反応管内のゾーンを示す図である。 予備加熱部の温度と各半導体ウエハの膜厚との関係を示す図である。 温度調整処理を説明するためのフローチャートである。 プロセス用レシピの一例を示す図である。 測定されたSiO膜の膜厚データの一例を示す図である。 膜厚データの加工を説明するための図である。 加工された膜厚データの一例を示す図である。 予備加熱部の温度調整を説明するための図である。 ヒータの温度変化量を説明するための図である。 ヒータの温度調整を説明するための図である。
以下、本発明の熱処理装置、熱処理装置の温度調整方法、及び、プログラムを、図1に示すバッチ式の縦型の熱処理装置に適用した場合を例に本実施の形態を説明する。また、本実施の形態では、成膜用ガスとして、ジクロロシラン(SiHCl)と一酸化二窒素(NO)とを用いて、半導体ウエハにSiO膜を形成する場合を例に本発明を説明する。
図1に示すように、本実施の形態の熱処理装置1は、略円筒状で有天井の反応管2を備えている。反応管2は、その長手方向が垂直方向に向くように配置されている。反応管2は、耐熱及び耐腐食性に優れた材料、例えば、石英により形成されている。
反応管2の下側には、略円筒状のマニホールド3が設けられている。マニホールド3は、その上端と反応管2の下端とが気密に接合されている。マニホールド3には、反応管2内のガスを排気するための排気管4が気密に接続されている。排気管4には、バルブ、真空ポンプなどからなる圧力調整部5が設けられており、反応管2内を所望の圧力(真空度)に調整する。
マニホールド3(反応管2)の下方には、蓋体6が配置されている。蓋体6は、ボートエレベータ7により上下動可能に構成され、ボートエレベータ7により蓋体6が上昇するとマニホールド3(反応管2)の下方側(炉口部分)が閉鎖され、ボートエレベータ7により蓋体6が下降すると反応管2の下方側(炉口部分)が開口されるように配置されている。
蓋体6の上部には、保温筒(断熱体)8を介して、ウエハボート9が設けられている。ウエハボート9は、被処理体、例えば、半導体ウエハWを収容(保持)するウエハ保持具であり、本実施の形態では、半導体ウエハWが垂直方向に所定の間隔をおいて複数枚、例えば、150枚収容可能に構成されている。そして、ウエハボート9に半導体ウエハWを収容し、ボートエレベータ7により蓋体6を上昇させることにより、半導体ウエハWが反応管2内にロードされる。
反応管2の周囲には、反応管2を取り囲むように、例えば、抵抗発熱体からなるヒータ部10が設けられている。このヒータ部10により反応管2の内部が所定の温度に加熱され、この結果、半導体ウエハWが所定の温度に加熱される。ヒータ部10は、例えば、5段に配置されたヒータ11〜15から構成され、ヒータ11〜15には、それぞれ電力コントローラ16〜20が接続されている。このため、この電力コントローラ16〜20にそれぞれ独立して電力を供給することにより、ヒータ11〜15をそれぞれ独立に所望の温度に加熱することができる。このように、反応管2内は、このヒータ11〜15により、後述する図3に示すような5つのゾーンに区分されている。
また、マニホールド3には、反応管2内に処理ガスを供給する処理ガス供給管21が設けられている。処理ガス供給管21には、流量調整部22と、予備加熱部23とが設けられている。流量調整部22は、処理ガスの流量を調整するためのマスフローコントローラ(MFC)などから構成されている。予備加熱部23は、例えば、処理ガス供給管21に接続された石英容器の外部に加熱ヒータ等を巻回した構造に形成されている。このため、処理ガス供給管21から供給される処理ガスは、流量調整部22により所望の流量に調整され、予備加熱部23により所望の温度に加熱されて、反応管2内に供給される。
また、熱処理装置1は、反応管2内のガス流量、圧力、処理雰囲気の温度といった処理パラメータを制御するための制御部(コントローラ)50を備えている。制御部50は、流量調整部22、圧力調整部5、電力コントローラ16〜20等に制御信号を出力する。図2に制御部50の構成を示す。
図2に示すように、制御部50は、モデル記憶部51と、レシピ記憶部52と、ROM53と、RAM54と、I/Oポート55と、CPU56と、これらを相互に接続するバス57と、から構成されている。
モデル記憶部51には、ヒータ11〜15の温度、及び、予備加熱部23の温度を算出するのに必要なモデルが記憶されている。具体的には、モデル記憶部51には、ヒータ11〜15の温度と半導体ウエハWの膜厚との関係を示すモデルと、予備加熱部23の温度と各半導体ウエハWの膜厚との関係を示すモデルとが記憶されている。なお、これらのモデルの詳細については後述する。
レシピ記憶部52には、この熱処理装置で実行される成膜処理の種類に応じて、制御手順を定めるプロセス用レシピが記憶されている。プロセス用レシピは、ユーザが実際に行う処理(プロセス)毎に用意されるレシピであり、反応管2への半導体ウエハWのロードから、処理済みの半導体ウエハWをアンロードするまでの、各部の温度の変化、反応管2内の圧力変化、ガスの供給の開始及び停止のタイミングと供給量などを規定する。また、プロセス用レシピには、成膜された薄膜の面内均一性(面内膜厚差)、面間均一性(面間膜厚差)、平均膜厚に関する制約条件が記憶されている。
ROM53は、EEPROM、フラッシュメモリ、ハードディスクなどから構成され、CPU56の動作プログラムなどを記憶する記録媒体である。
RAM54は、CPU56のワークエリアなどとして機能する。
I/Oポート55は、温度、圧力、ガスの流量に関する測定信号をCPU56に供給すると共に、CPU56が出力する制御信号を各部(電力コントローラ16〜20、流量調整部22、圧力調整部5)へ出力する。また、I/Oポート55には、操作者が熱処理装置1を操作する操作パネル58が接続されている。
CPU(Central Processing Unit)56は、制御部50の中枢を構成し、ROM53に記憶された動作プログラムを実行し、操作パネル58からの指示に従って、レシピ記憶部52に記憶されているプロセス用レシピに沿って、熱処理装置1の動作を制御する。
また、CPU56は、モデル記憶部51に記憶されているモデルと、半導体ウエハWの膜厚データ及び必要な半導体ウエハWの膜厚とに基づいて、ヒータ11〜15の温度と、予備加熱部23の温度とを算出する。そして、ヒータ11〜15及び予備加熱部23の温度が算出した温度となるように、電力コントローラ16〜20等に制御信号を出力し、これらの温度を調整する。また、CPU56は、対応するレシピ記憶部52に記憶されているヒータ11〜15、及び、予備加熱部23の温度を、算出した温度に更新する。
バス57は、各部の間で情報を伝達する。
次に、モデル記憶部51に記憶されているモデルについて説明する。前述のように、モデル記憶部51には、ヒータ11〜15の温度と半導体ウエハWの膜厚との関係を示すモデルと、予備加熱部23の温度と各半導体ウエハWの膜厚との関係を示すモデルとが記憶されている。
ヒータ11〜15の温度と半導体ウエハWの膜厚との関係を示すモデルとして、本実施の形態では、ヒータ11〜15の温度と半導体ウエハWの膜厚との関係式(後述する式(2))が記憶されている。この関係式は、ヒータの温度を1℃変えたとき、半導体ウエハWの膜厚がどれだけ変化するかを示した式である。
一般に、CVD(Chemical Vapor Deposition)のような成膜処理における反応速度(成膜速度)は、以下の式(1)で表される。
V=A×exp−Ea/kT ・・・式(1)
ここで、Vは反応速度(成膜速度)、Aは頻度因子、Eaは活性化エネルギー、kはボルツマン定数、Tは絶対温度である。なお、活性化エネルギーEaとは、成膜プロセスの種類によって決定され、本例の反応では、1.8(eV)である。
この式(1)を温度Tで偏微分すると、以下の式(2)が得られる。
dThickness/dt=thickness×Ea/kT ・・・式(2)
この式(2)の{dThickness/dt}が温度と膜厚との関係を表し、ヒータ11〜15の温度を1℃変えたときの膜厚変化量となる。この式(2)により、半導体ウエハWの膜厚を所望の膜厚にするためのヒータ11〜15の温度が算出される。
予備加熱部23の温度と各半導体ウエハWの膜厚との関係を示すモデルは、予備加熱部23の温度を1℃変えたとき、各半導体ウエハWの膜厚がどれだけ変化するかを示したモデルである。図4に、このモデルの一例を示す。
一般に、予備加熱部23の温度を高くすると成膜しやすくなる。この傾向は半導体ウエハWの中心と端部に形成される薄膜の膜厚にも影響を及ぼす。さらに、半導体ウエハWの収容位置(ZONE)によっても半導体ウエハWに形成される薄膜の膜厚に影響を及ぼす。このため、このモデルでは、図4に示すように、予備加熱部23の温度を400℃、500℃、600℃、及び、700℃から1℃上昇させたときの薄膜の膜厚変化量を示している。また、このモデルでは、半導体ウエハWの中心(センター:Ctr)、及び、中心からの距離150mm(エッジ:Edge)に形成された薄膜の膜厚変化量を示している。さらに、このモデルでは、ZONE1〜5に収容された半導体ウエハW(スロット)ごとに、半導体ウエハWに形成される膜厚の変化量を示している。なお、予備加熱部23の温度が、例えば、550℃のように、これ以外の温度の場合には、膜厚変化量のデータを加重平均することによりこのモデルを使用することができる。
このモデルの作成においては、予備加熱部23の温度以外の条件を固定して、予備加熱部23の温度を変化させ、形成された薄膜について、センタ、及び、エッジに形成された薄膜の膜厚を測定し、1℃当たりの膜厚変化量を算出した。例えば、予備加熱部23の温度が700℃の場合、予備加熱部23の温度を695℃と705℃とにして形成された薄膜について、センタ、及び、エッジに形成された薄膜の膜厚を測定し、両者の差(膜厚変化量)を10(℃)で割ることにより、1℃当たりの膜厚変化量を算出した。
なお、予備加熱部23の温度と各半導体ウエハWの膜厚との関係を示すモデルやヒータ11〜15と半導体ウエハWの膜厚との関係を示すモデルは、ヒータ11〜15、及び、予備加熱部23の温度調整ができるように、これらの温度を1℃変えたときに各半導体ウエハWの膜厚がどれだけ変化するかを示すことができるものであればよく、これら以外の種々のモデルを用いることが可能である。
また、これらのモデルは、プロセス条件や装置の状態によってデフォルトの数値が最適でない場合も考えられることから、温度を計算するソフトウエアに拡張カルマンフィルターなどを付加し、学習機能を搭載し、膜厚−温度モデルの学習を行うものであってもよい。このカルマンフィルターによる学習機能については、例えば、米国特許第5 ,991,525号公報などに開示されている手法を利用することができる。
次に、以上のように構成された熱処理装置1を用いて、ヒータ11〜15及び予備加熱部23の温度を調整する温度調整方法(温度調整処理)について説明する。この温度調整処理は、成膜処理を行う前のセットアップの段階で行っても、成膜処理と同時に行ってもよい。図5は、温度調整処理を説明するためのフローチャートである。
操作者は、操作パネル58を操作して、プロセス種別、本例では、ジクロロシランと一酸化二窒素(NO)とのSiO膜の成膜(DCS−HTO)を選択するとともに、ターゲットとするSiO膜の膜厚を入力する。
なお、操作者は、成膜における制約条件があれば、操作パネル58を操作して、制約条件を入力してもよい。制約条件としては、例えば、プロセス時間(例えば、20〜30分)、予備加熱部23やヒータ11〜15の温度の範囲(例えば、600〜800℃)、目標とする面内均一性(面内膜厚差)、面間均一性(面間膜厚差)、平均膜厚などがある。
制御部50(CPU56)は、まず、プロセス種別等が入力されたか否かを判別する(ステップS1)。CPU56は、必要な情報が入力されていると判別すると(ステップS1;Yes)、入力されたプロセス種別に対応するプロセス用レシピをレシピ記憶部52から読み出す(ステップS2)。プロセス用レシピには、図6に示すように、ジクロロシランと一酸化二窒素とを用いた一般的なSiO膜のプロセス条件等が記憶されている。
次に、CPU56は、ボートエレベータ7(蓋体6)を降下させ、少なくとも各ZONE1〜5に半導体ウエハW(モニターウエハ)を搭載したウエハボート9を蓋体6上に配置する。続いて、CPU56は、ボートエレベータ7(蓋体6)を上昇して、ウエハボート9(モニターウエハ)を反応管2内にロードする。そして、CPU56は、レシピ記憶部52から読み出したレシピに従って、電力コントローラ16〜20、流量調整部22、圧力調整部5等を制御して、モニターウエハにSiO膜を成膜する(ステップS3)。
CPU56は、成膜処理が終了すると、ボートエレベータ7(蓋体6)を降下させ、SiO膜が成膜されたモニターウエハをアンロードし、このモニターウエハを、例えば、図示しない測定装置に搬送し、モニターウエハに成膜されたSiO膜の膜厚を測定させる(ステップS4)。測定装置では、各モニターウエハに形成されたSiO膜の膜厚を測定すると、測定したSiO膜の膜厚データを熱処理装置1(CPU56)に送信する。
CPU56は、測定されたSiO膜の膜厚データを受信すると、この膜厚データを加工する(ステップS5)。これは、測定されたSiO膜の膜厚データが、図7に示すように、半導体ウエハWの中心の1点と端部側の8点との計9点と多いためである。本実施の形態では、測定されたSiO膜の膜厚データを、半導体ウエハWの中心と端部との計2点にデータを加工する。
具体的には、取得した膜厚データのウエハ面内の膜厚分布曲線を最小二乗法により算出する。すなわち、半導体ウエハWに形成された膜厚Yを、半導体ウエハWの中心からの距離Xの二次関数(Y=aX+b)として表し、受信した膜厚データからa、bを求めることにより、図8に示す近似曲線を算出する。
続いて、算出した近似曲線から、各スロットについて、半導体ウエハWの中心(Ctr)の膜厚d0と、半導体ウエハWの中心からの距離150mm(Edge)の膜厚d1とを算出する。これにより、図7に示す膜厚データを、図9に示すような中心(Ctr)1点と端部(Edge)1点との計2点からなる膜厚データに加工する。
次に、CPU56は、読み出したレシピに記憶された面内均一性を満たしている(面内均一性OK)か否かを判別する(ステップS6)。具体的には、CPU56は、加工された膜厚データの端部(Edge)と中心(Ctr)との膜厚差がレシピに記憶された面内膜厚差より小さいか否かを判別する。CPU56は、面内均一性を満たしていないと判別すると(ステップS6;No)、予備加熱部23の温度を算出(調整)する(ステップS7)。
予備加熱部23の温度の算出は、線形計画法や2次計画法などの最適化アルゴリズムを利用して、読み出したレシピに記憶された面内均一性より小さくさせつつ、この条件下で全ポイントの膜厚のズレが最小になるような温度を算出する。具体的には、図10に示すように、全てのスロットの面内膜厚差が読み出したレシピに記憶された面内膜厚差より小さくなり、かつ、最も各スロットの面内膜厚差が小さくなるような予備加熱部23の温度を算出する。すなわち、この予備加熱部23の温度の算出においては、各スロットの膜厚や、後述する面間均一性及び平均膜厚を考慮する必要はなく、例えば、各スロットの膜厚がかなり薄くなってもよい。なお、これらについては、後述するように、ヒータ11〜15の温度を調整することにより改善される。続いて、CPU56は、読み出したレシピの予備加熱部23の温度を算出した温度に更新し(ステップS8)、ステップS3に戻る。
CPU56は、面内均一性を満たしていると判別すると(ステップS6;Yes)、読み出したレシピに記憶された面間均一性及び平均膜厚を満たしている(面間均一性、平均膜厚OK)か否かを判別する(ステップS9)。CPU56は、面間均一性及び平均膜厚を満たしていないと判別すると(ステップS9;No)、ヒータ11〜15の温度を算出(調整)する(ステップS10)。
ヒータ11〜15の温度の算出は、目標とする膜厚との差を求め、この差を埋めるためのヒータの温度変化量を、モデル記憶部51に記憶されている式(2)を用いて算出する。モデル記憶部51に記憶されている式(2)に、本例のプロセス条件である温度780℃、膜厚5nm、活性化エネルギー1.8eV等を代入すると、ヒータ11〜15の温度を1℃変えたときの膜厚変化量は0.1(nm/℃)となる。例えば、Slot115の場合、図11に示すように、そのCtrが2.57nm、Edgeが3.07nmであり、その平均は2.82nmである。目標の5nmには、2.18nmの差があるため、ヒータ15の温度変化量は、2.18(nm)/0.1(nm/℃)=21.8℃となる。このため、図12に示すように、ヒータ15の温度を従来より21.8℃高い、751.8℃にすることにより、膜厚を5nmにすることができる。
同様の手順により、ヒータ11〜14の温度変化量を求め、ヒータ11〜14の温度を算出する。続いて、CPU56は、読み出したレシピのヒータ11〜15の温度を、図12に示すように、算出した温度に更新し(ステップS8)、ステップS3に戻る。CPU56は、面間均一性及び平均膜厚を満たしていると判別すると(ステップS9;Yes)、この処理を終了する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、プロセス種別と、ターゲットとする薄膜の膜厚を入力するだけで、ヒータ11〜15及び予備加熱部23の温度を調整し、半導体ウエハWの表面に成膜されるSiO膜の膜厚均一性を確保することができる。このため、熱処理装置やプロセスに関する知識や経験のない操作者であっても温度調整を容易に行うことができる。
また、本実施の形態によれば、半導体ウエハWに形成されるSiO膜の面内均一性を予備加熱部23の温度で調整し、面間均一性及び膜厚(平均膜厚)をヒータ11〜15の温度で調整している。このため、ヒータ11〜15と、予備加熱部23の温度調整を同時に行っておらず、外乱が低減され、比較的安定した調整を行うことができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な他の実施の形態について説明する。
上記実施の形態では、予備加熱部23の温度を調整した後にヒータ11〜15の温度を調整した場合を例に本発明を説明したが、本発明は予備加熱部23の温度調整とヒータ11〜15の温度調整とを別々に行っていればよく、例えば、ヒータ11〜15の温度を調整した後に予備加熱部23の温度を調整してもよい。
上記実施の形態では、測定されたSiO膜の膜厚データを加工した場合を例に本発明を説明したが、測定されたSiO膜の膜厚データを加工することなく、予備加熱部23、及び、ヒータ11〜15の温度を調整してもよい。
上記実施の形態では、SiO膜形成用の熱処理装置を例に本発明を説明したが、処理の種類は任意であり、他種類の膜を形成するCVD装置、酸化装置などの様々なバッチ式の熱処理装置に適用可能である。
上記実施の形態では、成膜処理により形成された膜の膜厚を調整する場合を例に本発明を説明したが、例えば、不純物拡散処理での拡散濃度或いは拡散深さ、エッチングレート、反射率、埋め込み特性、ステップカバレッジなどの様々な処理結果の適正化に用いてもよい。
上記実施の形態では、単管構造のバッチ式熱処理装置の場合を例に本発明を説明したが、例えば、反応管2が内管と外管とから構成された二重管構造のバッチ式縦型熱処理装置に本発明を適用することも可能である。また、ヒータの段数(ゾーンの数)や、各ゾーンから抽出するモニターウエハの数などは任意に設定可能である。また、本発明は、半導体ウエハの処理に限定されるものではなく、例えば、FPD基板、ガラス基板、PDP基板などの処理にも適用可能である。
本発明の実施の形態にかかる制御部50は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、汎用コンピュータに、上述の処理を実行するためのプログラムを格納した記録媒体(フレキシブルディスク、CD−ROMなど)から当該プログラムをインストールすることにより、上述の処理を実行する制御部50を構成することができる。
そして、これらのプログラムを供給するための手段は任意である。上述のように所定の記録媒体を介して供給できる他、例えば、通信回線、通信ネットワーク、通信システムなどを介して供給してもよい。この場合、例えば、通信ネットワークの掲示板(BBS)に当該プログラムを掲示し、これをネットワークを介して搬送波に重畳して提供してもよい。そして、このように提供されたプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上述の処理を実行することができる。
本発明は、熱処理装置の温度調整に有用である。
1 熱処理装置
2 反応管
3 マニホールド
6 蓋体
9 ウエハボート
10 ヒータ部
11〜15 ヒータ
16〜20 電力コントローラ
21 処理ガス供給管
22 流量調整部
23 予備加熱部
50 制御部
51 モデル記憶部
52 レシピ記憶部
53 ROM
54 RAM
56 CPU
W 半導体ウエハ

Claims (9)

  1. 複数枚の被処理体を収容する処理室内を加熱する加熱手段と、
    前記処理室内に処理ガスを供給する処理ガス供給手段と、
    前記処理ガス供給手段により供給される処理ガスを前記処理室内に供給する前に加熱する予備加熱手段と、
    前記加熱手段により加熱される処理室内の温度、前記予備加熱手段により加熱される処理ガスの温度、処理の面内均一性、及び、処理の面間均一性を含む、処理内容に応じた処理条件を記憶する処理条件記憶手段と、
    前記処理条件記憶手段により記憶された処理条件で前記被処理体を処理する処理手段と、
    前記処理手段により処理された処理結果が前記処理条件記憶手段に記憶された処理の面内均一性を満たすか否かを判別し、該面内均一性を満たさないと判別すると、前記予備加熱手段により加熱する処理ガスの温度が当該面内均一性を満たすような温度を算出し、前記処理条件記憶手段により記憶された処理条件の処理ガスの温度を前記算出した処理ガスの温度に変更し、変更した処理条件で前記被処理体を処理して処理ガスの温度を調整する処理ガス温度調整手段と、
    前記処理手段により処理された処理結果が前記処理条件記憶手段に記憶された処理の面間均一性を満たすか否かを判別し、該面間均一性を満たさないと判別すると、前記加熱手段により加熱する処理室内の温度が当該面間均一性を満たすような温度を算出し、前記処理条件記憶手段により記憶された処理条件の処理室内の温度を前記算出した処理室内の温度に変更した処理条件で前記被処理体を処理して処理室内の温度を調整する処理室温度調整手段と、
    を、備えることを特徴とする熱処理装置。
  2. 前記処理室温度調整手段は、前記処理ガス温度調整手段により処理ガスの温度が調整されたとき、該処理ガスの温度が調整された処理条件で前記処理手段により処理された処理結果に基づいて処理の面間均一性を満たすか否かを判別する、ことを特徴とする請求項1に記載の熱処理装置。
  3. 前記処理内容は成膜処理である、ことを特徴とする請求項1または2に記載の熱処理装置。
  4. 前記処理室は複数のゾーンに区分けされ、
    前記加熱手段は、前記処理室内のゾーン毎に温度設定可能である、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の熱処理装置。
  5. 複数枚の被処理体を収容する処理室内を加熱する加熱手段と、前記処理室内に処理ガスを供給する処理ガス供給手段と、前記処理ガス供給手段により供給される処理ガスを前記処理室内に供給する前に加熱する予備加熱手段と、前記加熱手段により加熱される処理室内の温度、前記予備加熱手段により加熱される処理ガスの温度、処理の面内均一性、及び、処理の面間均一性を含む、処理内容に応じた処理条件を記憶する処理条件記憶手段と、前記処理条件記憶手段により記憶された処理条件で前記被処理体を処理する処理手段と、を備える熱処理装置の温度調整方法であって、
    前記処理手段により処理された処理結果が前記処理条件記憶手段に記憶された処理の面内均一性を満たすか否かを判別し、該面内均一性を満たさないと判別すると、前記予備加熱手段により加熱する処理ガスの温度が当該面内均一性を満たすような温度を算出し、前記処理条件記憶手段により記憶された処理条件の処理ガスの温度を前記算出した処理ガスの温度に変更し、変更した処理条件で前記被処理体を処理して処理ガスの温度を調整する処理ガス温度調整工程と、
    前記処理手段により処理された処理結果が前記処理条件記憶手段に記憶された処理の面間均一性を満たすか否かを判別し、該面間均一性を満たさないと判別すると、前記加熱手段により加熱する処理室内の温度が当該面間均一性を満たすような温度を算出し、前記処理条件記憶手段により記憶された処理条件の処理室内の温度を前記算出した処理室内の温度に変更した処理条件で前記被処理体を処理して処理室内の温度を調整する処理室温度調整工程と、を備え、
    前記処理ガス温度調整工程、及び、前記処理室温度調整工程の一方の工程を行った後に他方の工程を行う、ことを特徴とする熱処理装置の温度調整方法。
  6. 前記処理ガス温度調整工程を行った後に前記処理室温度調整工程を行う、ことを特徴とする請求項5に記載の熱処理装置の温度調整方法。
  7. 前記処理内容は成膜処理である、ことを特徴とする請求項5または6に記載の熱処理装置の温度調整方法。
  8. 前記処理室は複数のゾーンに区分けされ、前記加熱手段は前記処理室内のゾーン毎に温度設定可能であり、
    前記処理室温度調整工程では、前記処理室内のゾーン毎に温度を調整する、ことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の熱処理装置の温度調整方法。
  9. コンピュータを、
    複数枚の被処理体を収容する処理室内を加熱する加熱手段、
    前記処理室内に処理ガスを供給する処理ガス供給手段、
    前記処理ガス供給手段により供給される処理ガスを前記処理室内に供給する前に加熱する予備加熱手段、
    前記加熱手段により加熱される処理室内の温度、前記予備加熱手段により加熱される処理ガスの温度、処理の面内均一性、及び、処理の面間均一性を含む、処理内容に応じた処理条件を記憶する処理条件記憶手段、
    前記処理条件記憶手段により記憶された処理条件で前記被処理体を処理する処理手段、
    前記処理手段により処理された処理結果が前記処理条件記憶手段に記憶された処理の面内均一性を満たすか否かを判別し、該面内均一性を満たさないと判別すると、前記予備加熱手段により加熱する処理ガスの温度が当該面内均一性を満たすような温度を算出し、前記処理条件記憶手段により記憶された処理条件の処理ガスの温度を前記算出した処理ガスの温度に変更し、変更した処理条件で前記被処理体を処理して処理ガスの温度を調整する処理ガス温度調整手段、
    前記処理手段により処理された処理結果が前記処理条件記憶手段に記憶された処理の面間均一性を満たすか否かを判別し、該面間均一性を満たさないと判別すると、前記加熱手段により加熱する処理室内の温度が当該面間均一性を満たすような温度を算出し、前記処理条件記憶手段により記憶された処理条件の処理室内の温度を前記算出した処理室内の温度に変更した処理条件で前記被処理体を処理して処理室内の温度を調整する処理室温度調整手段、
    として機能させるプログラム。
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