JP2009259931A - 金属化フィルムコンデンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】ハイブリッド自動車等に使用される金属化フィルムコンデンサに関し、耐熱性と耐電圧の向上を図ることを目的とする。
【解決手段】一対の金属化フィルム1を巻回し、両端にメタリコン電極を設けてなり、少なくとも一方の金属化フィルム1の有効電極部内に分割電極を設け、この分割電極が、幅方向を分割する縦マージン5と、長手方向を分割する横マージン6により複数のセグメントを形成し、これらをヒューズ7で接続してなり、上記横マージン6により長手方向に分割されるセグメントの数が絶縁マージン2に近い列ほど少なくなる構成により、ヒューズ7の発熱を抑制すると共に、横マージン6による有効電極部のロスを抑制することができるようになり、結果として、容量低下を抑制しながら耐熱性と耐電圧の向上が図れる。
【選択図】図1

Description

本発明は各種電子機器、電気機器、産業機器、自動車等に使用され、特に、ハイブリッド自動車のモータ駆動用インバータ回路の平滑用、フィルタ用、スナバ用に最適な金属化フィルムコンデンサに関するものである。
近年、環境保護の観点から、あらゆる電気機器がインバータ回路で制御され、省エネルギー化、高効率化が進められている。中でも自動車業界においては、電気モータとエンジンで走行するハイブリッド車(以下、HEVと呼ぶ)が市場導入される等、地球環境に優しく、省エネルギー化、高効率化に関する技術の開発が活発化している。
このようなHEV用の電気モータは使用電圧領域が数百ボルトと高いため、このような電気モータに関連して使用されるコンデンサとして、高耐電圧で低損失の電気特性を有する金属化フィルムコンデンサが注目されており、更に市場におけるメンテナンスフリー化の要望からも極めて寿命が長い金属化フィルムコンデンサを採用する傾向が目立っている。
このような金属化フィルムコンデンサは、一般に金属箔を電極に用いるものと、誘電体フィルム上に設けた蒸着金属を電極に用いるものとに大別される。中でも、蒸着金属を電極(以下、金属蒸着電極と呼ぶ)とする金属化フィルムコンデンサは、金属箔のものに比べて電極の占める体積が小さく小型軽量化が図れることと、金属蒸着電極特有の自己回復機能(絶縁欠陥部で短絡が生じた場合に、短絡のエネルギーで欠陥部周辺の金属蒸着電極が蒸発・飛散して絶縁化し、コンデンサの機能が回復する性能)により絶縁破壊に対する信頼性が高いことから、従来から広く用いられている。
図5はこの種の従来の金属化フィルムコンデンサの構成を示した断面図、図6(a)、(b)は同金属化フィルムコンデンサに使用される一対の金属化フィルムの構成を示した平面図であり、図5と図6において、30aと30bは金属蒸着電極であり、この金属蒸着電極30aと30bは、巻回形の金属化フィルムコンデンサを構成する一方の金属化フィルムと他方の金属化フィルムの誘電体フィルム33a、33bの片面上に一端の絶縁マージン34a、34bを除いてアルミニウムの金属を夫々蒸着することにより形成され、両端面のメタリコン36a、36bを介して電極を引き出すようにしているものである。
また、上記金属蒸着電極30aと30bは、容量を形成する有効電極部の幅Wの略中央部から絶縁マージン34a、34bに向かう側に、オイル転写により形成した金属蒸着電極を有しない非蒸着の長手方向のスリット35a、35bと、同幅方向のスリット38a、38bにより複数の分割電極32a、32bに夫々区分し、かつ有効電極部の幅Wの略中央部から絶縁マージン34a、34bと反対側でメタリコン36a、36bに近い側に位置する誘電体フィルム33a、33bの片面全体に蒸着された金属蒸着電極30a、30bにヒューズ37a、37bで並列接続されている。
このように構成された従来の金属化フィルムコンデンサは、自己保安機能を有し、しかもヒューズ37a、37bによる発熱の少ない金属化フィルムコンデンサを実現できる。すなわち、金属蒸着電極30a、30bにおいて通電する電流は、メタリコン36a、36bに近いほど大きく、離れるほど小さくなっていくものである。従って、メタリコン36a、36bに近い側の金属蒸着電極30a、30bは、流れる電流の大きさに対応して誘電体フィルム33a、33bの片面全体に蒸着し、そしてメタリコン36a、36bより離れた位置で流れる電流が少なくなっていく絶縁マージン34a、34bに近い側にヒューズ37a、37b、分割電極32a、32bを設けているので流れる電流によるヒューズ37a、37bでの発熱を少なくでき、温度上昇を抑制できるというものであった。
また、図7(a)、(b)は分割電極をさらに細分化した一対の金属化フィルムの構成を示した平面図であり、図7において、40aと40bは図示しない誘電体フィルム上に形成された金属蒸着電極、41aと41bは一端に設けられた絶縁マージン、42aと42bは分割電極、43aと43bは金属非蒸着部からなるスリット、44aと44bはヒューズであり、このように形成されることにより、複数の分割電極42a、42bが金属蒸着電極40a、40bに並列接続された金属化フィルムが構成され、より高性能化が図れるというものであった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2004−134561号公報
しかしながら上記従来の金属化フィルムコンデンサ(以下、コンデンサと呼ぶ)では、ヒューズ機能により自己保安機能は得られるものの、分割スリットの無いコンデンサに比べて、通電時の電流によりヒューズが発熱し、コンデンサの温度が上昇するという問題があった。
すなわち、単に一定の直流電圧が印加され続ける場合にはコンデンサには電流が流れないために発熱は無視できるが、リプル電流や充放電電流、サージ電流等が流れた場合には、ヒューズを通じて電流が流れるために発熱が発生し、コンデンサの温度上昇が大きくなると、耐電圧や長期信頼性が低下してしまうという課題があった。
更に、インバータ制御回路の平滑用途のように、コンデンサに直流電圧をかけながら大きなリプル電流を通電する場合には、リプル電流による温度上昇のためにコンデンサの耐電圧が低下するという問題があり、特に自動車用に用いられる場合には、周囲温度が元々高いことから、更に大きな問題になるという課題があった。
なお、このような課題を解決するために、セグメント面積を小さくし、フィルム長手方向の単位長さ当たりのヒューズの数を増やすことにより、ヒューズ1本当たりに流れる電流量を低減して発熱を抑制する方法が考えられるが、この方法では非金属蒸着による横マージンが多くなるためにコンデンサとして機能する有効電極部の面積が減少して容量が低下するという問題がある。また、ヒューズ幅を広くすることによって発熱を低減する方法も考えられるが、この方法ではヒューズとしての動作性が鈍くなり、自己保安機能が低下してしまうという問題があるため、いずれの方法においても満足する解決には至っていないものであった。
本発明はこのような従来の課題を解決し、通電時のヒューズによる発熱を少なくしてコンデンサの温度上昇を抑制することにより、耐熱性と耐電圧の向上を図ることが可能な金属化フィルムコンデンサを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために本発明は、誘電体フィルムの幅方向の一端に絶縁マージンを設け、この絶縁マージン以外を有効電極部とした金属化フィルムを一対とし、上記絶縁マージンを互いに相反する側に配置して重ね合わせて巻回した素子と、この素子の両端面に形成された一対のメタリコン電極からなり、上記一対の金属化フィルムの内、少なくとも一方の金属化フィルムの有効電極部内に分割電極を設け、この分割電極が、フィルム幅方向を複数列に分割する縦マージンと、フィルム長手方向を複数列に分割する横マージンにより複数のセグメントを形成し、これらをヒューズで接続することにより構成され、上記横マージンによりフィルム長手方向に分割されるセグメントの単位長さ当たりの数が、上記絶縁マージンに近い列ほど少なくなる構成にしたものである。
以上のように本発明による金属化フィルムコンデンサは、電流量が多い引き出し電極接続部に近いセグメントのフィルム長手方向の分割ピッチを小さくして単位長さ当たりのヒューズ本数を増やすようにした構成によってヒューズの発熱を抑制することができるようになると共に、電流量が少ない絶縁マージンに近いセグメントのフィルム長手方向の分割ピッチを大きくするようにした構成によって横マージンによる有効電極部のロスを抑制することができるようになり、結果として、容量低下を抑制しながら耐熱性と耐電圧の向上を図ることができるという効果が得られるものである。
(実施の形態1)
以下、実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1〜3に記載の発明について説明する。
図1は本発明の実施の形態1による金属化フィルムコンデンサに使用される一対の金属化フィルムを重ね合わせた状態を示した要部平面図であり、本実施の形態においては、同様に形成された一対の金属化フィルムの一方を180度位置をずらした状態で重ね合わせて巻回した構成のものである。
図1において、1は金属化フィルムを示し、この金属化フィルム1は、ポリプロピレンフィルム等からなる誘電体フィルム上に後述する金属蒸着電極を形成することによって構成されているものである。2は上記誘電体フィルムの幅方向の一端側に長手方向に連続して設けられた非金属蒸着部からなる絶縁マージンであり、この絶縁マージン2を除く部分にアルミニウム等からなる金属蒸着電極3が形成されて有効電極部を構成すると共に、絶縁マージン2と反対側となる他端側に図示しないメタリコン電極と接続される引き出し電極接続部4(金属蒸着電極3の端部)を設けて電極引き出しを行うようにしているものである。
5は上記有効電極部内に設けられ、フィルムの幅方向を複数列に分割する非金属蒸着部からなる縦マージンであり、本実施の形態においては3列に分割したものである。6は同じく有効電極部内に設けられ、フィルムの長手方向を複数列に分割する非金属蒸着部からなる横マージンであり、この縦マージン5と横マージン6によって有効電極部内に複数のセグメントを形成し、これらの各セグメントを夫々ヒューズ7で接続することによって分割電極が構成されているものである。なお、本実施の形態においては、上記分割電極をフィルムの幅方向の略1/2の面積に、かつ、絶縁マージン2側の位置に設けたものである。
また、上記横マージン6によりフィルム長手方向に分割されたセグメントの数が、上記縦マージン5によりフィルム幅方向に分割されたセグメントの各列において、絶縁マージン2に近い列ほど少なくなる、すなわち、絶縁マージン2に近いセグメントの列から順にA列、B列、C列とすると、単位長さ当たり(図中の点線で囲んだ部分)のC列に設けたセグメントの数(4個)>同B列に設けたセグメントの数(2個)>同A列に設けたセグメントの数(1個)、という関係になるように形成されているものである。
更に、上記縦マージン5によりフィルム幅方向に分割されたセグメントの幅が、絶縁マージン2に近づくに連れて狭くなる、すなわち、C列>B列>A列、という関係になるように形成されているものである。
このように構成された本実施の形態による金属化フィルムコンデンサは、電流量が多い引き出し電極接続部に近いセグメントのフィルム長手方向の分割ピッチを小さくして単位長さ当たりのヒューズ7の本数を増やすようにした構成によってヒューズ7の発熱を抑制することができるようになると共に、電流量が少ない絶縁マージン2に近いセグメントのフィルム長手方向の分割ピッチを大きくするようにした構成によって横マージン6による有効電極部のロスを抑制することができるようになり、結果として、容量低下を抑制しながら耐熱性と耐電圧の向上を図ることができるという格別の効果を奏するものである。
なお、本実施の形態においては、上記縦マージン5によりフィルム幅方向に分割されたセグメントの列数を3列とし、A列に設けたセグメントの単位長さ当たりの数を1個としたとき、B列の同セグメント数が2個、C列の同セグメント数が4個という構成を例にして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、セグメントの列数や個数が変化しても同様の効果が得られるものである。
(実施の形態2)
以下、実施の形態2を用いて、本発明の特に請求項4に記載の発明について説明する。
本実施の形態は、上記実施の形態1で図1を用いて説明した金属化フィルムコンデンサに使用される金属化フィルムに形成した分割電極の構成が一部異なるようにしたものであり、これ以外の構成は実施の形態1と同様であるために同一部分には同一の符号を付与してその詳細な説明は省略し、異なる部分についてのみ以下に図面を用いて詳細に説明する。
図2は本発明の実施の形態2による金属化フィルムコンデンサに使用される一対の金属化フィルムを重ね合わせた状態を示した要部平面図であり、本実施の形態においては、同様に形成された一対の金属化フィルムの一方を180度位置をずらした状態で重ね合わせて巻回した構成のものである。
図2において、8は金属化フィルムを示し、この金属化フィルム8は、誘電体フィルム上に後述する金属蒸着電極を形成することによって構成されているものである。2は上記誘電体フィルムの幅方向の一端側に長手方向に連続して設けられた非金属蒸着部からなる絶縁マージンであり、この絶縁マージン2を除く部分に金属蒸着電極9が形成されて有効電極部を構成すると共に、絶縁マージン2と反対側となる他端側に図示しないメタリコン電極と接続される引き出し電極接続部10(金属蒸着電極9の端部)を設けて電極引き出しを行うようにしているものである。
11は上記有効電極部内に設けられ、フィルムの幅方向を複数列に分割する縦マージンであり、本実施の形態においては4列に分割したものである。12は同フィルムの長手方向を複数列に分割する横マージンであり、この縦マージン11と横マージン12により有効電極部内に複数のセグメントを形成し、これらの各セグメントを夫々ヒューズ13で接続することにより分割電極が構成されているものであり、本実施の形態においては、上記分割電極をフィルムの幅方向の略全体に設けたものである。
また、上記横マージン12によりフィルム長手方向に分割されたセグメントの単位長さ当たりの数が、上記縦マージン11によりフィルム幅方向に分割されたセグメントの各列において、絶縁マージン2に近い列ほど少なくなる構成、ならびに、上記セグメントの幅が絶縁マージン2に近づくに連れて狭くなる構成は、上記実施の形態1と同様である。
このように構成された本実施の形態による金属化フィルムコンデンサは、上記実施の形態1による金属化フィルムコンデンサにより得られる効果と同様の効果が得られるものである。
(実施の形態3)
以下、実施の形態3を用いて、本発明の特に請求項4に記載の発明について説明する。
本実施の形態は、上記実施の形態2で図2を用いて説明した金属化フィルムコンデンサに使用される一対の金属化フィルムの内、一方の金属化フィルムの構成が異なるようにしたものであり、これ以外の構成は実施の形態2と同様であるために同一部分には同一の符号を付与してその詳細な説明は省略し、異なる部分についてのみ以下に図面を用いて詳細に説明する。
図3は本発明の実施の形態3による金属化フィルムコンデンサに使用される一対の金属化フィルムを重ね合わせた状態を示した要部平面図であり、本実施の形態においては、異なる金属化フィルムを一対で重ね合わせて巻回した構成のものである。
図3において、8は上記実施の形態2で図2を用いて説明した金属化フィルム8と同じ金属化フィルムである。14は上記金属化フィルム8と一対で使用される他方の金属化フィルムであり、この金属化フィルム14は、ポリプロピレンフィルム等からなる誘電体フィルムの幅方向の一端側に長手方向に連続して設けられた非金属蒸着部からなる絶縁マージン15を有し、この絶縁マージン15を除く部分にアルミニウム等からなる金属蒸着電極16を形成して有効電極部を構成すると共に、絶縁マージン15と反対側となる他端側に図示しないメタリコン電極と接続される引き出し電極接続部17(金属蒸着電極16の端部)を設けて電極引き出しを行うようにしたものであり、この金属化フィルム14は分割電極を設けずに、フィルムの幅方向の略全体に金属蒸着電極16を形成したものである。
このように構成された本実施の形態による金属化フィルムコンデンサは、上記実施の形態1、2による金属化フィルムコンデンサにより得られる効果と同様の効果が得られるものである。
(実施の形態4)
以下、実施の形態4を用いて、本発明の特に請求項1〜3に記載の発明について説明する。
本実施の形態は、上記実施の形態1で図1を用いて説明した金属化フィルムコンデンサに使用される金属化フィルムに形成した分割電極の構成が一部異なるようにしたものであり、これ以外の構成は実施の形態1と同様であるために同一部分には同一の符号を付与してその詳細な説明は省略し、異なる部分についてのみ以下に図面を用いて詳細に説明する。
図4は本発明の実施の形態4による金属化フィルムコンデンサに使用される一対の金属化フィルムを重ね合わせた状態を示した要部平面図であり、本実施の形態においては、同様に形成された一対の金属化フィルムの一方を180度位置をずらした状態で重ね合わせて巻回した構成のものである。
図4において、18は金属化フィルムを示し、この金属化フィルム18は、誘電体フィルム上に後述する金属蒸着電極を形成することによって構成されているものである。2は上記誘電体フィルムの幅方向の一端側に長手方向に連続して設けられた非金属蒸着部からなる絶縁マージンであり、この絶縁マージン2を除く部分に金属蒸着電極19が形成されて有効電極部を構成すると共に、絶縁マージン2と反対側となる他端側に図示しないメタリコン電極と接続される引き出し電極接続部20(金属蒸着電極19の端部)を設けて電極引き出しを行うようにしているものである。
21は上記有効電極部内に設けられ、フィルムの幅方向を複数列に分割する縦マージンであり、本実施の形態においては4列に分割したものである。22は同フィルムの長手方向を複数列に分割する横マージンであり、この縦マージン21と横マージン22により有効電極部内に複数のセグメントを形成し、これらの各セグメントを夫々ヒューズ23で接続することにより分割電極が構成されているものであり、本実施の形態においては、上記分割電極をフィルムの幅方向の略1/2の面積に、かつ、絶縁マージン2側の位置に設けたものである。
また、上記横マージン22によりフィルム長手方向に分割されたセグメントの単位長さ当たりの数が、上記縦マージン21によりフィルム幅方向に分割されたセグメントの各列において、絶縁マージン2に近い列ほど少なくなる構成、ならびに、上記セグメントの幅が絶縁マージン2に近づくに連れて狭くなる構成は、上記実施の形態1と同様である。
このように構成された本実施の形態による金属化フィルムコンデンサは、上記実施の形態1による金属化フィルムコンデンサにより得られる効果と同様の効果が得られるものである。
本発明による金属化フィルムコンデンサは、容量低下を抑制しながら耐熱性と耐電圧の向上を図ることができるという効果を有し、特に小型軽量化と高い耐熱性が要求される自動車用分野のコンデンサ等として有用である。
本発明の実施の形態1による金属化フィルムコンデンサに使用される一対の金属化フィルムを重ね合わせた状態を示した要部平面図 本発明の実施の形態2による金属化フィルムコンデンサに使用される一対の金属化フィルムを重ね合わせた状態を示した要部平面図 本発明の実施の形態3による金属化フィルムコンデンサに使用される一対の金属化フィルムを重ね合わせた状態を示した要部平面図 本発明の実施の形態4による金属化フィルムコンデンサに使用される一対の金属化フィルムを重ね合わせた状態を示した要部平面図 従来の金属化フィルムコンデンサの構成を示した断面図 (a)、(b)同金属化フィルムコンデンサに使用される一対の金属化フィルムの構成を示した平面図 (a)、(b)従来の金属化フィルムコンデンサに使用される一対の金属化フィルムの他の例を示した平面図
符号の説明
1、8、14、18 金属化フィルム
2、15 絶縁マージン
3、9、16、19 金属蒸着電極
4、10、17、20 引き出し電極接続部
5、11、21 縦マージン
6、12、22 横マージン
7、13、23 ヒューズ

Claims (4)

  1. 誘電体フィルムの幅方向の一端側に非金属蒸着部からなる絶縁マージンを長手方向に連続して設け、この絶縁マージンを除く部分を有効電極部とした金属化フィルムを一対とし、上記絶縁マージンを互いに相反する側に配置して重ね合わせて巻回した素子と、この素子の両端面に金属溶射によって形成された一対のメタリコン電極からなる金属化フィルムコンデンサにおいて、上記一対の金属化フィルムの内、少なくとも一方の金属化フィルムの有効電極部内に分割電極を設け、この分割電極が、フィルム幅方向を複数列に分割する非金属蒸着部からなる縦マージンと、フィルム長手方向を複数列に分割する非金属蒸着部からなる横マージンにより複数のセグメントを形成し、これらのセグメントを夫々ヒューズで接続することにより構成され、上記横マージンによりフィルム長手方向に分割されるセグメントの単位長さ当たりの数が、上記絶縁マージンに近い列ほど少なくなるように形成された金属化フィルムコンデンサ。
  2. 縦マージンによりフィルム幅方向に分割されるセグメントの幅が、絶縁マージンに近づくに連れて狭くなるようにした請求項1に記載の金属化フィルムコンデンサ。
  3. 金属化フィルムに形成された分割電極が、フィルム幅方向の略中央部から絶縁マージンに向かう部分に形成されたものである請求項1に記載の金属化フィルムコンデンサ。
  4. 金属化フィルムに形成された分割電極が、有効電極部の略全体に形成されたものである請求項1に記載の金属化フィルムコンデンサ。
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