JP2009259897A - 半導体装置 - Google Patents

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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

【課題】製造バラツキによる破壊耐量のバラツキによって過電流検出値を設定できるようにする。
【解決手段】メインセル部MCでは、IGBTがp+型ボディ層5がn+型エミッタ領域4内で終端する構造とされ、センスセル部SCでは、IGBTがp+型ボディ層5がチャネル領域内で終端する構造とされるようにする。これにより、製造バラツキによる破壊耐量のバラツキによって過電流検出値を設定できるようにできる。つまり、製造バラツキにより破壊耐量が低いものに対しては過電流検出値を低く設定することで過電流保護機能が優先されるようにでき、逆に、製造バラツキにより破壊耐量が高いものに対しては過電流検出値を高く設定することで過電流保護機能よりも誤作動防止が優先されるようにできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、IGBTやMOSFET等の半導体素子が形成されたメインセル部とセンスセル部とを有し、メインセル部に流れるメイン電流に対して比例する微小なセンス電流をセンスセル部に対して流すことにより、メイン電流の検出を行う半導体装置に関するものである。
従来より、メインセル部に流れるメイン電流に対して比例する微小なセンス電流をセンスセル部に対して流すことにより、メイン電流の検出を行う半導体装置がある。図8は、半導体素子としてIGBTを形成した半導体装置の断面構造である。
この図に示されるように、メインセル部MCとセンスセル部SCそれぞれに同じ構造のIGBTが形成される。具体的には、p+型基板101を用いてIGBTが形成されており、p+型基板101の主表面上にn-型ドリフト層102が形成され、このn-型ドリフト層102の表層部にp型ベース領域103が形成されている。さらに、p型ベース領域103の表層部に、n-型ドリフト層102から所定距離離間するようにn+型エミッタ領域104が形成されており、p型ベース領域103の表面のうちn+型エミッタ領域104とn-型ドリフト層102との間に配置された部分にチャネル領域が設定される構造とされている。
また、p型ベース領域103の表層部には、n+型エミッタ領域104におけるチャネル領域側の端部よりもチャネル領域から離れる方向において終端するように、p+型ボディ層105が配置されている。そして、チャネル領域となるp型ベース領域103の表面にゲート絶縁膜106を介してゲート電極107が形成されていると共に、ゲート電極107を覆うように形成された層間絶縁膜108を介してエミッタ電極109が形成されている。
エミッタ電極109は、層間絶縁膜108に形成されたコンタクトホール108aを通じてn+型エミッタ領域104およびp+型ボディ層105と電気的に接続された構造とされ、メインセル部MCのメインエミッタ電極109aとセンスセル部SCのセンスエミッタ電極109bとに分離されている。p+型基板101の裏面に形成された共通のコレクタ電極110を通じて電流が流れると、センスエミッタ電極109bに分岐してセンス電流が流れる。このセンス電流を検出することで、メインエミッタ電極109aに流れるメイン電流を検出できるようになっている。
このような構造において、ラッチアップによる破壊耐量低下を防ぐため、および、MOS構造により形成される寄生バイポーラトランジスタのベース抵抗を下げるために、p+型ベース領域103よりも高濃度のp+型ボディ層105を深く形成している。これにより、寄生バイポーラトランジスタが作動しにくくなり、破壊耐量を挙げることが可能となる。
特開平9−293856号公報
上記のような構造の場合、p+型ボディ層105を深くかつ幅広く形成するほど、寄生バイポーラトランジスタのベース抵抗を下げることができ、耐量を高くすることが可能となる。しかしながら、p+型ボディ層105を過剰に幅広く形成すると、n+型エミッタ領域104の端部よりもチャネル領域側に入り込み、閾値電圧Vtに影響を及ぼすことになるため、閾値電圧Vtがコントロールし難くなり、バラツキ易くなるという問題がある。これにより、例えば負荷駆動システムにおける負荷への電力供給制御を行う駆動素子としてIGBTを用いた場合にシステム動作の制御性が悪くなるし、それに加えて、メインセル部MCとセンスセル部SCを並列接続した状態でIGBTを動作させると、メインセル部MCに電流が流されるときに、電流の偏りが生じ、サージ、破壊耐量が悪化する。
このため、図8に示したように、閾値電圧Vtに影響を及ぼさない場所、つまり、n+型エミッタ領域104におけるチャネル領域側の端部よりもチャネル領域から離れる方向において終端するように、p+型ボディ層105が形成される。このような構成とされると、p+型ボディ層105の形成位置が多少ばらついたとしても、メインセル部MC内で閾値電圧Vtはばらつかない。
ところが、p+型ボディ層105の幅のバラツキは、結局破壊耐量のばらつきに影響するという結果がでている。図9(a)はp+型ボディ層105の形成位置ズレに相当するn+型エミッタ領域104とp+型ボディ層105の両端部間の距離Xを示した断面図、図9(b)は距離Xと閾値電圧Vtおよび破壊耐量との関係を示した図である。この図に示すように、n+型エミッタ領域104の端部よりもp+型ボディ層105の端部がチャネル領域から離れた位置になる場合に距離Xをマイナスで表し、n+型エミッタ領域104の端部よりもp+型ボディ層105の端部がチャネル領域側になる場合に距離Xをプラスで表すと、距離Xがマイナスの場合には閾値電圧Vtにあまり変化が無いが、距離Xがプラスの場合には閾値電圧Vtが大きく変化する。このため、上述したように距離Xがマイナスとなるようにn+型エミッタ領域104とp+型ボディ層105の形成位置が決められるが、距離Xがマイナスとなっても破壊耐量は変化している。
このようなp+型ボディ層105の幅のバラツキは、マスクプロセスとイオン注入とアニール拡散のバラツキにより生じる。例えば、マスクプロセスにおいて、レジスト現像線幅にバラツキが生じると、p+型ボディ層105の幅にバラツキが生じる。
また、n+型エミッタ領域104とp+型ボディ層105の位置に関しても製造バラツキが生じる。例えば、ドープトPoly−Siをパターニングしてゲート電極107を形成したあとに、ゲート電極107をマスクとしたイオン注入および熱拡散によりp型ベース領域103を形成したのち、さらにゲート電極107を覆うように配置したマスクを用いてイオン注入および熱拡散を行うことによりp+型ボディ層105を形成する。そして、p+型ボディ層105の中央位置などをマスクで覆ってイオン注入および熱拡散を行うことでn+型エミッタ領域104を形成している。
これらの各工程の様々なバラツキ要因により、n+型エミッタ領域104とp+型ボディ層105の位置の製造バラツキが生じる。すなわち、ゲート電極107を形成する際には、マスクの線幅バラツキ(レジスト厚さ、露光量、現像、アライメントズレ)とドープトPoly−Siのエッチングバラツキが生じる。このため、ゲート電極107をマスクとして形成するp型ベース領域103の形成位置がゲート電極107の位置ズレによってばらつくし、熱拡散時のアニール温度のバラツキによってもばらつく。また、p+型ボディ層105を形成する際にも、マスクの線幅バラツキ(レジスト厚さ、露光量、現像、アライメントズレ)と熱拡散時のアニール温度のバラツキによってp+型ボディ層105の形成位置がばらつく。さらに、n+型エミッタ領域104を形成する際にも、エミッタ領域104のうちチャネル領域側の端部の位置はゲート電極107にて規定されるが、もう一方のチャネル領域から離れる側の端部の位置はマスクにて規定されるため、マスクの線幅バラツキや熱拡散時に加えて、アニール温度のバラツキによっても形成位置がばらつく。
一方、上記のようなセンスセル部SCは、センスセル部SCに流れるセンス電流を検出することにより、メインセル部MCに流れるメイン電流を検出するために用いられる。これは、素子の耐破壊電流に至る前に過電流を検知することにより、破壊耐量限界以上に電流が掛からないように保護機能を働かせるためである。メイン電流に対するセンス電流の電流比は、センスセル部SCとメインセル部MCとの面積比によって決まり、例えばセンス電流がメイン電流の1/10000程度の大きさとされる。
このため、素子の製造バラツキを考慮した破壊耐量限界が例えば1000Aの場合において、あるマージンを差し引いた値(例えば800A)のところで過電流検出を掛けたいときには、上記面積比が1/10000の大きさであれば、センス電流が80mAになったときに過電流検出を掛けることになる。このようにセンス電流はメイン電流に比べて十分に小さな値となるが、過電流検出を行う電流値(以下、過電流検出値という)が低すぎると、正常動作時にまで保護機能を誤作動させてしまうという恐れがある。このため、正常動作時にまで保護機能を誤作動させないように過電流検出値を設定することが好ましい。
しかしながら、従来の構造では、メインセル部MCのIGBTとセンスセル部SCのIGBTとが同じ構造とされているため、過電流検出値を一律にしか設定できない。このため、上記した様々な製造バラツキによって生じる破壊耐量のバラツキの最悪値(最もバラツキが大きい時の値)に対して過電流検出値を設定しているが、その電流値があまりに低いために、センスセル部SCで保護機能を誤作動させる可能性を高くしてしまう。
本発明は上記点に鑑みて、製造バラツキによる破壊耐量のバラツキによって過電流検出値を設定できるようにし、製造バラツキにより破壊耐量が低いものに対しては過電流検出値を低く設定することで過電流保護機能が優先されるようにでき、逆に、製造バラツキにより破壊耐量が高いものに対しては過電流検出値を高く設定することで過電流保護機能よりも誤作動防止が優先されるようにできる半導体装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、メインセル部(MC)におけるボディ層(5)は、エミッタ領域(4)内で終端するように形成されており、センスセル部(SC)におけるボディ層(5)は、チャネル領域内で終端するように形成されていることを特徴としている。
このような構造とすれば、製造バラツキによる破壊耐量のバラツキによって過電流検出値を設定できるようにできる。すなわち、製造バラツキにより破壊耐量が低いものに対しては過電流検出値を低く設定することで過電流保護機能が優先されるようにでき、逆に、製造バラツキにより破壊耐量が高いものに対しては過電流検出値を高く設定することで過電流保護機能よりも誤作動防止が優先されるようにできる。
例えば、請求項2に記載の発明のように、半導体素子がプレーナ型のトランジスタである場合には、ベース領域(3)がドリフト層(2)の表面で終端するように形成され、チャネル領域が基板平面と水平方向に設定されるため、センスセル部(SC)におけるボディ層(5)は、基板平面と水平方向において、エミッタ領域(4)内で終端するように形成される。
また、請求項3に記載の発明のように、半導体素子がトレンチゲート型のトランジスタである場合には、ベース領域(3)を貫通してドリフト層(2)まで達するトレンチ(30)が形成され、該トレンチ(30)内にゲート絶縁膜(6)およびゲート電極(7)が形成される構造となるため、トレンチ(30)の側面におけるベース領域(3)の表面にチャネル領域が設定され、センスセル部(SC)におけるボディ層(5)は、エミッタ領域(4)よりも半導体基板(1)側においてトレンチ(30)の側面と接するように配置される。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。本実施形態では、半導体素子としてIGBTが備えられた半導体装置に本発明の一実施形態を適用した場合について説明する。図1は、本実施形態にかかるIGBTを有する半導体装置の断面図である。図2は、図1の領域R1の拡大断面図、図3は、図1の領域R2の拡大断面図である。
図1に示す半導体装置には、メインセル部MCとセンスセル部SCとを有し、それぞれにIGBTが備えられることで半導体装置が構成されており、センスセル部SCに対してセンス電流を流すことにより、メインセル部MCに流れるメイン電流の検出を行うようになっている。
図1に示されるように、メインセル部MCとセンスセル部SCそれぞれに基本構造が同じプレーナ型のIGBTが形成されている。具体的には、高不純物濃度とされたp+型基板1を用いてIGBTが形成されており、p+型基板1の主表面上に低不純物濃度とされたn-型ドリフト層2が形成され、このn-型ドリフト層2の表層部にp型ベース領域3が形成されている。さらに、p型ベース領域3の表層部に、n-型ドリフト層2から所定距離離間するようにn-型ドリフト層2よりも高不純物濃度とされたn+型エミッタ領域4が形成されており、p型ベース領域3の表面のうちn+型エミッタ領域4とn-型ドリフト層2との間に配置された部分にチャネル領域が設定される構造とされている。
また、p型ベース領域3の表層部には、p+型ボディ層5が配置されている。p+型ボディ層5は、メインセル部MCにおいては、図2に示すように、n+型エミッタ領域4におけるチャネル領域側の端部よりもチャネル領域から離れる方向において終端するように、p+型ボディ層5が配置されており、センスセル部SCにおいては、図3に示すように、n+型エミッタ領域4におけるチャネル領域側の端部よりもチャネル領域側において終端するように、p+型ボディ層5が配置されている。このため、メインセル部MCのIGBTとセンスセル部SCのIGBTでは、閾値電圧Vtおよび破壊耐量が異なった値となっている。
また、チャネル領域となるp型ベース領域3の表面およびn-型ドリフト層2のうちp型ベース領域3が形成されていない部分の表面に、熱酸化等によるゲート絶縁膜6が形成されていると共に、このゲート絶縁膜6を介してドープトPoly−Siなどで構成されたゲート電極7が形成されている。ゲート電極7は層間絶縁膜8によって覆われており、この層間絶縁膜8上にエミッタ電極9が形成されている。エミッタ電極9は、層間絶縁膜8に形成されたコンタクトホール8aを通じてn+型エミッタ領域4およびp+型ボディ層5に電気的に接続された構造とされ、メインセル部MCのメインエミッタ電極9aとセンスセル部SCのセンスエミッタ電極9bとに分離されている。このため、p+型基板1の裏面に形成された共通のコレクタ電極10を通じて電流が流れると、センスエミッタ電極9bに分岐して流れるセンス電流を検出することで、メインエミッタ電極9aに流れるメイン電流を検出できるようになっている。
そして、p+型基板1の裏面側にはコレクタ電極10が形成されることで、図1に示すIGBTを備えた半導体装置が構成されている。なお、ここでは図示していないが、層間絶縁膜8には図1とは別断面においてゲート電極7を露出させるコンタクトホールも形成されており、そのコンタクトホールを通じて図示しないゲート配線と電気的に接続され、ゲート電極7に対してゲート電圧を印加できる構造とされている。
次に、本実施形態にかかるIGBTを有する半導体装置の製造方法について説明する。図4は、図1に示す半導体装置の製造工程を示した断面図である。ただし、図4では、n-型ドリフト層2よりも上の部分のみを図示し、p+型基板1に関しては省略してある。
まず、図4(a)に示す工程では、p+型基板1の表面にn-型ドリフト層2をエピタキシャル成長させたものを用意する。そして、n-型ドリフト層2の上に熱酸化等によりゲート絶縁膜6を形成したのち、ゲート絶縁膜6の表面にドープトPoly−Siを成膜し、このドープトPoly−Siをパターニングすることにより、ゲート電極7を形成する。次に、ゲート電極7およびn-型ドリフト層2のうちp型ベース領域3の形成予定領域以外の部分をマスク20で覆ったのち、ゲート電極7およびマスク20の上方からp型不純物をイオン注入したのち熱拡散を行うことでp型ベース領域3を形成する。
次に、図4(b)に示す工程では、マスク20を除去した後、再びp+型ボディ層5の形成予定領域が開口するマスク21を配置する。このとき用いるマスク21としては、p+型ボディ層5の幅と対応するように、メインセル部MCのp+型ボディ層5の形成予定位置と対応する開口部21aよりもセンスセル部SCのp+型ボディ層5の形成予定位置と対応する開口部21bの方が寸法が大きくなるようにしている。そして、マスク21の上方からp型不純物をイオン注入したのち熱拡散を行うことでp+型ボディ層5を形成する。
続いて、図4(c)に示す工程では、マスク21を除去した後、もう一度マスク22を配置する。このとき使用するマスク22は、n+型エミッタ領域4の形成予定位置においてp+型ボディ層5およびp型ベース領域3を露出させるように、p+型ボディ層5の中央位置やメインセル部MCとセンスセル部SCとの境界部におけるn-型ドリフト層2を覆うように配置される。そして、このマスク22の上方からn型不純物をイオン注入したのち熱拡散を行うことでn+型エミッタ領域4を形成する。
なお、ここではp型ベース領域3、p+型ボディ層5およびn+型エミッタ領域4の形成のためのイオン注入後に順次熱拡散を行うようにしたが、各熱拡散工程を同時に行うようにしても構わない。また、p型ベース領域3、p+型ボディ層5およびn+型エミッタ領域4の形成順序に関しても、ここに示した順番に限るものではなく、どれを最初に形成しても構わない。
この後の工程に関しては図示しないが、マスク22を除去した後、層間絶縁膜8の形成工程、エミッタ電極9の形成工程およびコレクタ電極10の形成工程などを経て、図1に示す半導体装置が完成する。
このように構成された半導体装置では、上述した図9(a)に示したp+型ボディ層5の形成位置ズレに相当するn+型エミッタ領域4とp+型ボディ層5の両端部間の距離Xは、メインセル部MCではマイナスとなり、センスセル部SCではプラスとなる。つまり、メインセル部MCでは、IGBTがp+型ボディ層5がn+型エミッタ領域4よりもチャネル領域から離れる側で終端する構造とされており、センスセル部SCでは、IGBTがp+型ボディ層5がn+型エミッタ領域4よりもチャネル領域側で終端する構造とされている。
図5は、図3のA−A線上における不純物濃度プロファイルを示したグラフである。この図に示されるように、センスセル部SCでは、p+型ボディ層5がn+型エミッタ領域4から離れるよりもチャネル内で終端する構造とされているため、p+型ボディ層5がチャネル領域まで入り込み、チャネル領域のp型不純物濃度に影響を与えているため、p+型ボディ層5の形成位置のバラツキ等によって図中破線で示したように不純物濃度プロファイルがばらつき、閾値電圧Vtに影響を与えることが判る。逆に、メインセル部MCでは、IGBTがp+型ボディ層5がチャネル領域から離れてn+型エミッタ領域4内で終端する構造とされているため、チャネル領域のp型不純物濃度に影響はなく、閾値電圧Vtに影響を与えない。
このため、上述した図9(b)に示したように、p+型ボディ層5およびn+型エミッタ領域4の形成位置のバラツキにより、メインセル部MCのIGBTは閾値電圧Vtは変化しないが破壊耐量が変化し、センスセル部SCのIGBTは閾値電圧Vtも破壊耐量も変化する。したがって、p+型ボディ層5およびn+型エミッタ領域4の形成位置のバラツキが生じた場合に、製造バラツキによる破壊耐量のバラツキによって過電流検出値を設定することが可能となり、距離Xがマイナスとなるような破壊耐量が低いものに対しては過電流検出値を低く設定することで過電流保護機能が優先されるようにでき、逆に、破壊耐量が高いものに対しては過電流検出値を高く設定することで過電流保護機能よりも誤作動防止が優先されるようにすることが可能となる。これについて、具体的な構造例と製造過程における寸法例を挙げて説明する。
メインセル部MCの設計中心(ズレが無い場合)のp+型ボディ層5の端部からn+型エミッタ領域4の端部の距離Xを−0.2μm、センスセル部SCの設計中心のp+型ボディ層5の端部からn+型エミッタ領域4の端部の距離Xを+0.2μmとする場合の製造過程での寸法例は以下のようになる。
メインセル部MCにおいて隣り合うゲート電極7の間隔を設計中心値5μm、ゲート電極7の幅の設計中心値を5μm、熱拡散時におけるゲート電極7の端部からのp型ベース領域3の横方向拡散の設計中心値を2μm、熱拡散時におけるゲート電極7の端部からのn+型エミッタ領域4の横方向拡散の設計中心値を0.3μm、p+型ボディ層5のマスク21の開口部21a、21bの開口端からの横方向拡散の設計中心値を1.0μmとする。また、メインセル部MCのp+型ボディ層5のマスク21の開口部21aの開口寸法を3.2μm、センスセル部SCのp+型ボディ層5のマスク21の開口部21bの開口寸法を4.0μmとする。
このように設計されたものは、製造バラツキがないと仮定した場合、メインセル部MCのp+型ボディ層5の端部からn+型エミッタ領域4の端部までの距離Xは−0.2μm、センスセル部SCのp+型ボディ層5の端部からn+型エミッタ領域4の端部までの距離Xは+0.2μmとなる。そして、このような構造を実際に製造した場合、以下のような製造バラツキが生じることになる。
例えば、ゲート電極7を形成する際のマスク(図示せず)の開口部がエッチングバラツキの影響で設計中心に対して0.1μm広くなったのに加え、p+型ボディ層5のマスク21の開口部21a、21bの開口寸法が設計中心に対して現像バラツキの影響で0.1μm狭くなった場合を想定する。この場合、メインセル部MCのp+型ボディ層5の端部からn+型エミッタ領域4の端部までの距離Xは−0.3μmとなり、センスセル部SCのp+型ボディ層5の端部からn+型エミッタ領域4の端部までの距離Xは+0.1μmとなる。
このような製造バラツキが生じた場合、図9中の(1)側にバラツキが生じたことになり、製造バラツキが生じていない場合と比較して破壊耐量が低くなる。
逆に、ゲート電極7を形成する際のマスク(図示せず)の開口部がエッチングバラツキの影響で設計中心に対して0.1μm狭くなったのに加え、p+型ボディ層5のマスク21の開口部21a、21bの開口寸法が設計中心に対して現像バラツキの影響で0.1μm広くなった場合を想定する。この場合、メインセル部MCのp+型ボディ層5の端部からn+型エミッタ領域4の端部までの距離Xは−0.1μmとなり、センスセル部SCのp+型ボディ層5の端部からn+型エミッタ領域4の端部までの距離Xは+0.3μmとなる。
このような製造バラツキが生じたい場合、図9中の(2)側にバラツキが生じたことになり、製造バラツキが生じていない場合と比較して破壊耐量が高くなる。
図6は、メインセル部MCとセンスセル部SCのセンスセル部SCのメイン電流に対するセンス電流の比(以下、出力比という)、メインセル部MCの保護電流値、および破壊耐量の関係を示した図である。
この図に示すように、出力比は、メインセル部MCに対するセンスセル部SCのIGBTの閾値電圧Vtの比が大きくなればなるほど高くなる。したがって、出力比は、図9中の(1)側にバラツキが生じた場合と、設計中心および図9中の(2)側にバラツキが生じた場合を比較して、(1)側のバラツキ>設計中心>(2)側のバラツキとなる。
また、出力比が高いほど検出スピードが早く、早い段階(低い過電流検出値)で過電流保護を掛けることになる。したがって、過電流検出値は、(2)側のバラツキ>設計中心>(1)側のバラツキとなる。
これらのことから、図9中の(1)側にバラツキが生じた場合、つまり破壊耐量が小さなものについては過電流検出値が低くなり、過電流保護機能が優先されるようにできる。逆に、図9中の(2)側にバラツキが生じた場合、つまり破壊耐量が大きなものについては過電流検出値が高くなり、過電流保護機能よりも誤作動防止が優先されるようにできる。
以上説明したように、本実施形態では、メインセル部MCでは、IGBTがp+型ボディ層5がn+型エミッタ領域4内で終端する構造とされ、センスセル部SCでは、IGBTがp+型ボディ層5がチャネル領域内で終端する構造とされるようにしている。
このため、製造バラツキによる破壊耐量のバラツキによって過電流検出値を設定できるようにし、製造バラツキにより破壊耐量が低いものに対しては過電流検出値を低く設定することで過電流保護機能が優先されるようにでき、逆に、製造バラツキにより破壊耐量が高いものに対しては過電流検出値を高く設定することで過電流保護機能よりも誤作動防止が優先されるようにできる。また、メインセル部MCについては、閾値電圧Vtを制御性良く一定値にすることができるようにしつつ、センスセル部SCでは閾値電圧Vtが小さくなり過ぎないようにして過電流保護機能よりも誤作動防止が優先されるようにできる。
さらに、センスセル部SCの方がメインセル部MCと比べてp+型ボディ層5が大きくなるため、センスセル部SCの方がメインセル部MCよりも破壊耐量が大きくなる。したがって、センスセル部SC側が先に破壊されてしまうことはなく、過電流検出時に確実にメインセル部MCに流れるメイン電流を制限したり遮断したりすることが可能となるため、より信頼性の高い半導体装置とすることが可能となる。
(他の実施形態)
上記第1実施形態では、チャネル領域が基板平面と水平方向に設定されるプレーナ型のIGBTを有する半導体装置を例に挙げて説明したが、トレンチゲート型のIGBTを有する半導体装置に関しても、上記と同様の構造を採用することができる。
図7は、トレンチゲート構造のIGBTを備えた半導体装置の断面図である。この図に示されるように、p型ベース領域3を貫通してn-型ドリフト層2に達するようにトレンチ30が形成されており、このトレンチ30内にゲート絶縁膜6およびゲート電極7が形成されている。また、n+型エミッタ領域4がトレンチ30の側面に接するように形成されており、隣り合うトレンチ30の間に配置された各n+型エミッタ領域4の間にp+型ボディ層5が配置された構造とされる。そして、このp+型ボディ層5は、メインセル部MCでは、n+型エミッタ領域4内で終端してトレンチ30に接しないような構造とされているのに対し、センスセル部SCでは、n+型エミッタ領域4よりもp+型基板1側においてトレンチ30の側面、すなわちチャネル領域内で終端するような構造とされている。
このような構造とされる場合においても、第1実施形態と同様に、製造バラツキによる破壊耐量のバラツキによって過電流検出値を設定でき、第1実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
また、上記実施形態では、MOS構造のトランジスタとしてIGBTを例に挙げて説明したが、IGBTに対して基板の導電型をPN反転させたパワーMOSFETを有する半導体装置に関しても本発明を適用することが可能である。
さらに、上記第1実施形態では、第1導電型をp型、第2導電型をn型とするnチャネルタイプのIGBTを例に挙げたが、各部の導電型が逆になるpチャネル型のIGBTに対しても本発明を適用できる。勿論、MOSFETに関しても、nチャネルタイプとpチャネルタイプの双方に対して本発明を適用することができる。
本発明の第1実施形態にかかるIGBTを有する半導体装置の断面図である。 図1の領域R1の拡大断面図である。 図1の領域R2の拡大断面図である。 図1に示す半導体装置の製造工程を示した断面図である。 図3のA−A線上における不純物濃度プロファイルを示したグラフである。 出力比、メインセル部MCの保護電流値、および破壊耐量の関係を示した図である。 他の実施形態にかかるトレンチゲート構造のIGBTを備えた半導体装置の断面図である。 IGBTを有する半導体装置の断面図である。 (a)はp+型ボディ層105の形成位置ズレに相当するn+型エミッタ領域とp+型ボディ層の両端部間の距離Xを示した断面図、(b)は距離Xと閾値電圧Vtおよび破壊耐量との関係を示した図である。
符号の説明
1 p+型基板
2 n-型ドリフト層
3 p型ベース領域
4 n+型エミッタ領域
5 p+型ボディ層
6 ゲート絶縁膜
7 ゲート電極
8 層間絶縁膜
8a コンタクトホール
9 エミッタ電極
9a メインエミッタ電極
9b センスエミッタ電極
10 コレクタ電極
MC メインセル部
SC センスセル部

Claims (3)

  1. メイン電流を流すメインセル部(MC)と前記メイン電流よりも小さく該メイン電流に比例するセンス電流を流すセンスセル部(SC)とを有してなる半導体装置であって、
    前記メインセル部(MC)と前記センスセル部(SC)には共に、
    第1もしくは第2導電型の半導体基板(1)と、
    前記半導体基板(1)上に形成された第1導電型のドリフト層(2)と、
    前記ドリフト層(2)の表層部に形成された第2導電型のベース領域(3)と、
    前記ベース領域(3)内に形成され、前記ドリフト層(2)よりも高不純物濃度とされた第1導電型のエミッタ領域(4)と、
    前記ベース領域(3)のうち前記エミッタ領域(4)と前記ドリフト層(2)の間に挟まれた部分の表面をチャネル領域として、前記ベース領域(3)のうち少なくとも前記エミッタ領域(4)よりも前記チャネル領域から離れる側に配置された第2導電型のボディ層(5)と、
    前記ベース領域(3)のうち前記チャネル領域が設定される表面上に形成されたゲート絶縁膜(6)と、
    前記ゲート絶縁膜(6)の表面に形成されたゲート電極(7)と、
    前記エミッタ領域(4)および前記ボディ層(5)に電気的に接続されるエミッタ電極(8)と、
    前記半導体基板(1)の裏面に形成されたコレクタ電極(10)とを備えた半導体素子を有し、
    前記メインセル部(MC)における前記ボディ層(5)は、前記エミッタ領域(4)内で終端するように形成されており、
    前記センスセル部(SC)における前記ボディ層(5)は、前記チャネル領域側内で終端するように形成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記半導体素子は、プレーナ型のトランジスタであり、前記ベース領域(3)は、前記ドリフト層(2)の表面で終端するように形成されていると共に、前記チャネル領域が基板平面と水平方向に設定されるようになっており、
    前記センスセル部(SC)における前記ボディ層(5)は、前記基板平面と水平方向において、前記チャネル領域内で終端するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記半導体素子は、トレンチゲート型のトランジスタであり、前記ベース領域(3)を貫通して前記ドリフト層(2)まで達するトレンチ(30)を有し、該トレンチ(30)内に前記ゲート絶縁膜(6)および前記ゲート電極(7)が形成されることで、前記トレンチ(30)の側面における前記ベース領域(3)の表面に前記チャネル領域が設定されるようになっており、
    前記センスセル部(SC)における前記ボディ層(5)は、前記エミッタ領域(4)よりも前記半導体基板(1)側において前記トレンチ(30)の側面と接するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
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