JP2009259706A - 単3形アルカリ乾電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】単3形アルカリ乾電池において高電位な二酸化マンガンを正極活物質とすると、単3形アルカリ乾電池の保存特性の劣化を招来する虞があった。
【解決手段】本発明の単3形アルカリ乾電池は、ガスケット5を用いて電池ケース1の開口1aを封じている。電池ケース1の中には、正極2と、負極3と、セパレータ4と、アルカリ電解液とが設けられている。正極2には二酸化マンガンが含まれており、40重量%の水酸化カリウム水溶液中で酸化水銀(Hg/HgO)を参照電極として測定された二酸化マンガンの電位は270mV以上である。また、負極3には、4.0g以上の亜鉛が含まれている。そして、ガスケット5では、ガスケット1個あたりの水素ガス透過係数が6×10−10(cm3H2(STP)/sec・cmHg)以上3×10−9(cm3H2(STP)/sec・cmHg)以下である。
【選択図】図1

Description

本発明は、単3形アルカリ乾電池に関するものである。
近年、アルカリ乾電池には高出力化が要求されており、その要求に応えるべく正極活物質として従来よりも高電位の二酸化マンガンを用いるという提案がなされている。
例えば、特許文献1には、アルカリ乾電池の正極にはpH=6において少なくとも約0.860Vの電位を有する電解二酸化マンガンが含まれており、これにより、アルカリ乾電池の寿命を延ばすことができる,という技術が開示されている。
また、特許文献2には、アルカリ乾電池の正極にはアルカリ電解液中で高い電位を有し且つ高い充填性を有する二酸化マンガン粉末が含まれており、これにより、アルカリ乾電池の電池容量を増加させることができる,という技術が開示されている。
WO01/011703号公報 特開2002−348693号公報
しかしながら、従来よりも高電位の二酸化マンガンは従来の二酸化マンガンよりも反応を起こしやすいため、アルカリ乾電池の保存特性(保存をしても初期の放電性能を維持することができる能力)が劣化してしまうという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、高出力化を図るとともに保存特性に優れた単3形アルカリ乾電池を提供することにある。
本発明の単3形アルカリ乾電池は、開口を有する電池ケースと、開口を封じるガスケットとを備えている。電池ケースの中には、二酸化マンガンを含む正極と、負極と、正極と負極との間に設けられたセパレータと、アルカリ電解液とが設けられている。ここで、40重量%の水酸化カリウム水溶液中で酸化水銀(Hg/HgO)を参照電極として二酸化マンガンの電位を測定すると、その電位は270mV以上である。また、負極には、4.0g以上の亜鉛が含まれている。さらに、ガスケット1個あたりの水素ガス透過係数は、6×10−10(cm3H2(STP)/sec・cmHg)以上3×10−9(cm3H2(STP)/sec・cmHg)以下である。
このような構成では、負極には従来よりも多くの亜鉛が含まれているので、単3形アルカリ乾電池の高容量化を図ることができる。
また、正極活物質である二酸化マンガンは従来よりも高電位であるので、単3形アルカリ乾電池の高出力化を図ることができる。
さらに、単3形アルカリ乾電池内で発生した水素ガスはガスケットを透過して電池の外へ放出されるので、単3形アルカリ乾電池の保存特性を向上させることができる。これについては、後述する。また、ガスケットを破断させることなく水素ガスを単3形アルカリ乾電池の外へ放出することができるので、単3形アルカリ乾電池の耐漏液性を向上させることもできる。
本発明の単3形アルカリ乾電池では、負極の亜鉛は、粒径が75μm以下の亜鉛粒子を亜鉛の重量に対して20重量%以上50重量%以下含んでいることが好ましい。これにより、負極の表面積を大きくすることができるので、単3形アルカリ乾電池の高出力化をさらに図ることができる。また、単3形アルカリ乾電池の生産性を向上させることもできる。
本発明の単3形アルカリ乾電池では、電池ケース内における空間の体積が0.3cm以下であることが好ましい。このように電池ケース内における空間の体積が従来よりも小さければ、電池ケース内において正極活物質、負極活物質およびアルカリ電解液などが従来よりも高密度に充填されているということであるので、単3形アルカリ乾電池の高容量化を図ることができる。
本発明の単3形アルカリ乾電池では、電池ケース内に存在するアルカリ電解液の総重量が4.0g以上であることが好ましい。これにより、単3形アルカリ乾電池の高出力化をさらに図ることができる。
後述の好ましい実施形態では、正極には、40重量%の水酸化カリウム水溶液中で酸化水銀(Hg/HgO)を参照電極として測定された電位が270mV以上の電解二酸化マンガンのみが活物質として含まれている。
また、後述の好ましい実施形態では、ガスケットは、ナイロン6−12からなる。
本発明によれば、高出力であるとともに保存特性に優れている。
本発明の実施形態を説明する前に、本願発明者らが検討したことを示す。
単3形アルカリ乾電池の高出力化を図るために正極活物質を従来よりも高電位な二酸化マンガンとすると、その単3形アルカリ乾電池の保存特性が低下することが分かった。また、高出力化だけでなく高容量化も同時に図るために亜鉛の充填量を従来よりも増加させると、単3形アルカリ乾電池の保存特性が著しく低下することが分かった。この結果に対し、本願発明者らは以下に示すことを考えている。
一般に、二酸化マンガンは、水素雰囲気下では式1に示す還元反応を起こすことが知られている。そして、この還元反応は、高電位な二酸化マンガンの方が起こりやすい。
2MnO+ H→ MnOOH・・・・・・・・・・・・・・・・式1
単3形アルカリ乾電池では、亜鉛(負極活物質)が強アルカリ水溶液(アルカリ電解液)に接触しているので、水素ガスが発生する。そのため、単3形アルカリ乾電池の保存期間が長くなるにつれて、電池内における水素分圧が上昇する。よって、従来よりも高電位な二酸化マンガンを単3形アルカリ乾電池の正極活物質として製造された単3形アルカリ乾電池では、その保存期間が長くなるにつれ、電池内における水素分圧が上昇するので式1に示す二酸化マンガンの還元反応が進行し、その結果、二酸化マンガンの劣化が進む。二酸化マンガンの劣化が進むと、初期における単3形アルカリ乾電池の放電特性を維持することが難しくなる。これにより、単3形アルカリ乾電池の保存特性が劣化すると考えられる。
さらに、亜鉛の充填量を従来よりも増加させると、水素ガスの発生量が従来よりも増加する一方、電池ケース内における空間が狭くなってしまう。よって、単3形アルカリ乾電池内における水素分圧がさらに上昇し、場合によってはその上昇速度が加速される。その結果、二酸化マンガンの劣化がさらに進むので、初期における単3形アルカリ乾電池の放電特性を維持することがさらに難しくなる。これにより、単3形アルカリ乾電池の保存特性がさらに劣化すると考えられる。
単3形アルカリ乾電池の保存特性を維持させるためには、水素雰囲気下における二酸化マンガンの還元を抑制すればよい。そこで、本願発明者らは、発生した水素ガスを単3形アルカリ乾電池の外へ放出させることを考えた。
例えば、特開平11−250875号公報(以下「特許文献3」と記す。)には、水素ガスを透過可能なガスケットが開示されている。このようなガスケットを用いれば、単3形アルカリ乾電池内において発生した水素ガスはガスケットを通って単3形アルカリ乾電池の外に放出されるので、単3形アルカリ乾電池内における水素分圧の上昇を抑制することができ、よって、二酸化マンガンの還元を防止できると考えられる。
そこで、本願発明者らは、特許文献3に記載のガスケットを用い、従来よりも高電位な二酸化マンガンを正極活物質とし、単3形アルカリ乾電池の保存特性を調べた。しかし、特許文献3に記載のガスケットを用いた場合であっても、単3形アルカリ乾電池の保存特性の低下を十分に図ることができなかった。この結果に対して、本願発明者らは、以下に示すことを考えた。
流体力学から、水素ガスがガスケットを透過する量は式2を用いて表すことができる。
(水素ガスの透過量)=k×(Pf−Pi)×(S/d)・・・・・・・・・・式2
式2において、kは、係数であり、ガスケットの材料に依存する値である。Piは電池の内圧であり、Pfは電池の外部における圧力である。dはガスケットのうち水素ガスが通過する部分の厚みである。ここで、ガスケットには薄肉部が設けられており、水素ガスの大部分はこの薄肉部を通過すると考えられる。よって、dはガスケットに設けられた薄肉部の厚みである。Sはその厚み方向に対して垂直な方向におけるガスケットの薄肉部の断面積である。
式2より、水素ガスの透過量は、係数kに比例するとともに、ガスケットの薄肉部の断面積Sに比例しガスケットの薄肉部の厚みdに反比例することがわかる。しかし、特許文献3では、ガスケットの材料の水素透過性を特定しているにすぎず、言い換えると、式2における係数kを特定しているにすぎない。そのため、係数kが大きな材料からなるガスケットを用いた場合であっても、ガスケットの薄肉部の断面積Sが小さい、または、ガスケットの薄肉部が分厚いと、水素ガスの透過量は少なくなってしまう。逆に、式2における係数kがそれほど大きくなくても、ガスケットの薄肉部の断面積Sを大きくしたり、ガスケットの薄肉部を薄くすると、水素ガスの透過量を多くすることができる。
以上より、本願発明者らは、水素ガスの透過量を十分に稼ぐことができるようにガスケットを設計すれば、式1に示す二酸化マンガンの還元反応を抑制することができるのではないかと考え、本願発明を完成させた。以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、以下に記載の実施形態に限定されない。
図1は、本実施形態にかかる単3形アルカリ乾電池の半断面図である。図2は、図1に示すII領域の拡大図である。図3は、図2に示すIII領域の拡大図である。
本実施形態にかかる単3形アルカリ乾電池は、図1に示すように、一端(図1における下端)が封じられた筒状の電池ケース1を備えており、電池ケース1の外周面は外装ラベル8で被覆されている。電池ケース1は正極端子と正極集電体とを兼ねており、電池ケース1には中空円筒状の正極2が内接している。正極2の中空部にはセパレータ4が設けられており、セパレータ4は一端が封じられた筒状に形成されており、セパレータ4の中空部には負極3が設けられている。以上より、電池ケース1では、周縁から中心に向かうに従って、正極2、セパレータ4および負極3の順に配置されている。
電池ケース1の開口1a(図1における上端)は、組立封口体9により封じられている。組立封口体9は、釘型の負極集電子6と負極端子板7とガスケット5とが一体化されたものであり、負極端子板7は負極集電子6に電気的に接続されており、ガスケット5は負極集電子6および負極端子板7に固定されている。
電池ケース1は、例えば、特開昭60−180058号公報または特開平11−144690号公報等に記載の公知の方法を用いて、ニッケルがめっきされた鋼板を所定の寸法および形状にプレス成形して得られる。
正極2には、例えば、電解二酸化マンガンの粉末などの正極活物質、黒鉛粉末などの導電剤およびアルカリ電解液の混合物が含まれている。また適宜、ポリエチレン粉末等の結着剤またはステアリン酸塩等の滑沢剤が正極2に添加されていても差し支えない。
負極3としては、例えば、アルカリ電解液にポリアクリル酸ナトリウム等のゲル化剤を添加してゲル状に加工し、そのゲル状物質に亜鉛合金の粉末を分散させたものが用いられる。負極3の耐食性を向上させるためには、インジウムまたはビスマス等の水素過電圧の高い金属化合物を負極3に適宜添加するとよい。また、亜鉛デンドライトの発生を抑制するためには、微量のケイ酸またはその塩などのケイ素化合物を負極3に適宜添加するとよい。
セパレータ4としては、例えば、ポリビニルアルコール繊維およびレーヨン繊維を主体として混抄された不織布が用いられる。セパレータ4は、例えば、特開平6−163024号公報または特開2006−32320号公報に記載の公知の方法により得られる。
ガスケット5は、中央部51と、周縁部52と、連結部53とを有している。中央部51は、電池ケース1の開口1aの中央に設けられた筒状の部材であり、中央部51には、貫通孔51aが電池ケース1の長手方向に延びるように形成されており、貫通孔51aには、負極集電子6が挿通される。周縁部52は、電池ケース1の開口1aの周縁(具体的には、負極端子板7と電池ケース1の内壁面との間)に設けられた筒状の部材である。連結部53は、中央部51と周縁部52とを連結しており、薄肉部54を有している。薄肉部54は、連結部53のうち薄肉部54以外の部分、中央部51および周縁部52よりも薄肉に形成されている。
負極集電子6は、銀、銅または真鍮等の線材を所定の寸法の釘型にプレス加工して得られる。なお、加工時に不純物が混入する場合があるが、不純物を除去または遮蔽するためには、負極集電子6の表面にスズまたはインジウム等のメッキが施されていることが好ましい。
負極端子板7には、電池ケース1の開口1aを封じる端子部と、周縁鍔部とが設けられている。周縁鍔部は、端子部から延びており、ガスケット5に接触している。また、周縁鍔部にはガス孔(不図示)が複数個設けており、これにより、ガスケット5の安全弁が作動した際には単3形アルカリ乾電池の内圧を下げることができる。このような負極端子板7は、例えば、ニッケルがめっきされた鋼板またはスズがめっきされた鋼板などを所定の寸法および形状にプレス成形して得られる。
このような単3形アルカリ乾電池の製造方法としては、一般に、正極2、負極3およびセパレータ4などを電池ケース1内に収容し、その後、組立封口体9を用いて電池ケース1の開口1aを蓋する。
以下では、本実施形態における正極2、負極3およびガスケット5を説明する。
本実施形態における正極2は、正極活物質として二酸化マンガンを含んでいる。この二酸化マンガンは、従来よりも高電位である。具体的には、40重量%の水酸化カリウム水溶液中で酸化水銀(Hg/HgO)を参照電極として本実施形態における二酸化マンガンの電位を測定すると、その電位は270mV以上である。このように従来よりも高電位な二酸化マンガンを正極活物質として使用すると、単3形アルカリ乾電池の高出力化を図ることができる。なお、本実施形態における正極2には、正極活物質として上述の従来よりも高電位な二酸化マンガンのみが含まれていることが好ましい。
本実施形態における負極3は、従来よりも多くの亜鉛を含んでおり、具体的には、従来では3.8g程度の亜鉛を含んでいるが本実施形態では4.0g以上の亜鉛を含んでいる。これにより、単3形アルカリ乾電池の高容量化を図ることができる。
さらに、この亜鉛には、従来よりも径の小さな亜鉛粒子が、従来よりも多く含まれている。具体的には、粒径が75μm以下の亜鉛粒子が含まれており、その重量比率は20重量%以上50重量%以下である。75μm以下の亜鉛粒子が20重量%以上存在することにより、負極3の表面積を増加させることができるので、単3形アルカリ乾電池の更なる高容量化を図ることができる。また、75μm以下の亜鉛粒子が50重量%以下であることにより、ゲル状負極の粘性および流動性が適した状態に保たれるので、電池を容易に製造することができる。
上述の正極2および負極3ならびにセパレータ4には、アルカリ電解液が含まれている。このアルカリ電解液には、水酸化カリウムが30〜40重量%含まれており、また、酸化亜鉛が1〜3重量%含まれている。そして、電池ケース1内に存在するアルカリ電解液の総重量は従来よりも多く例えば4.0g以上である。これにより、単3形アルカリ乾電池の高出力化をさらに図ることができる。
なお、本実施形態にかかる単3形アルカリ乾電池では、負極活物質およびアルカリ電解液の充填量が従来よりも多いので、電池ケース1内の空間は従来よりも狭くなり例えば3cm以下である。
以上説明したように、本実施形態にかかる単3形アルカリ乾電池では、従来よりも高電位な二酸化マンガンを正極活物質に用い、アルカリ電解液の充填量を従来よりも増加させているので、高出力化を図ることができる。また、本実施形態にかかる単3形アルカリ乾電池では、亜鉛の充填量および表面積を従来よりも増加させているので、高容量化を図ることができる。
従来よりも高電位な二酸化マンガンを正極活物質に用いると、上述のように、単3形アルカリ乾電池の保存特性の低下が予想される。また、本実施形態にかかる単3形アルカリ乾電池のように高出力化のみならず高容量化も図ると、単3形アルカリ乾電池の保存特性の更なる低下が予想される。しかし、本実施形態におけるガスケット5は、水素ガスを透過させることができるように設計されている。よって、本実施形態にかかる単3形アルカリ乾電池では、水素ガスが発生しても、さらには高容量化に起因して水素ガスの発生量が増加しても、発生した水素ガスはガスケット5を透過して電池の外へ放出される。従って、本実施形態にかかる単3形アルカリ乾電池では、長期間の保存に起因する水素分圧の上昇を抑制できるので、正極活物質を従来よりも高電位な二酸化マンガンとしてもその二酸化マンガンの還元を抑制することができ、これにより、保存特性の低下を抑制できる。そして、保存特性の低下を抑制できるというこの効果は、高出力化のみを図った場合よりも高出力化および高容量化の両方を図った場合の方が顕著である。本実施形態におけるガスケット5について以下に示す。
本実施形態におけるガスケット5は、ガスケット1個あたりの水素ガス透過係数が6×10−10(cm3H2(STP)/sec・cmHg)以上3×10−9(cm3H2(STP)/sec・cmHg)以下となるように設計されている。ここで、ガスケット1個あたりの水素ガス透過係数とは、ガスケット5の材料および形状の両方に依存し、式2におけるk×(S/d)である。ガスケット5の1個あたりの水素ガス透過係数が上記範囲内を示していれば、水素ガスがガスケット5を透過する量を確保することができる。これにより、電池ケース1内における水素分圧の上昇を伴うことなく本実施形態にかかる単3形アルカリ乾電池を長期間に亘って保存することができる。また、本実施形態にかかる単3形アルカリ乾電池では、ガスケット5を破断させることなく水素ガスを単3形アルカリ乾電池の外へ放出することができるので、耐漏液性を向上させることもできる。
ガスケット5の1個あたりの水素ガス透過係数が6×10−10(cm3H2(STP)/sec・cmHg)未満であれば、水素ガスがガスケット5から透過する量を確保することが難しいので、単3形アルカリ乾電池の保存特性の低下を十分に抑制することができず好ましくない。ガスケット5の1個あたりの水素ガス透過係数が大きければ大きいほど水素ガスがガスケット5から透過する量を確保することができるため好ましいが、ガスケット5の1個あたりの水素ガス透過係数が3×10−10(cm3H2(STP)/sec・cmHg)を超えると単3形アルカリ乾電池を気密性の高い装置に組み込んだ場合に単3形アルカリ乾電池から放出された水素ガスがその装置内に充満される虞があるため好ましくない。
具体的には、ガスケット5は、水素ガスの透過能に優れた材料からなることが好ましく、また、薄肉部54の断面積(S)が大きく薄肉部54の厚み(d)が薄く成形されていることが好ましい。水素ガスの透過能に優れた材料とは、別の言い方をすると式2の係数kの大きな材料であり、例えばナイロン6−12である。
また、薄肉部54の断面積(S)が大きければ大きいほど、水素ガスの透過量を稼ぐことができるので単3形アルカリ乾電池の保存特性の低下を十分に抑制できる。しかし、薄肉部54の断面積(S)が大きくなりすぎると、単3形アルカリ乾電池の内圧が上昇したときに薄肉部54が破断する虞があり、その結果、単3形アルカリ乾電池の耐漏液性が低下するため好ましくない。また、薄肉部54の断面積(S)が大きくなりすぎると、ガスケット5における薄肉部54の占有率が増加するので、ガスケット5の中央部51および周縁部52の占有率が減少し、その結果、ガスケット5の中央部51および周縁部52の機能低下を招来する。例えば、中央部51の貫通孔51aに負極集電子6を安定して保持させることが難しくなる、または、ガスケット5を電池ケース1に固定することが難しくなるなどの不具合が生じると考えられる。以上を勘案し、本願発明者らは、薄肉部54の断面積(S)が0.04cm2以上0.2cm2以下であれば好ましい,と考えている。
また、薄肉部54の厚み(d)が薄ければ薄いほど、水素ガスがガスケット5を透過しやすくなるので水素ガスの透過量を稼ぐことができ、その結果、単3形アルカリ乾電池の保存特性の低下を十分に抑制できる。しかし、薄肉部54の厚み(d)が薄くなりすぎると、ガスケット5の成形時に薄肉部54が破断する虞があり、ガスケット5の製造歩留まりが低下するため好ましくない。また、薄肉部54の厚み(d)が薄くなりすぎると、単3形アルカリ乾電池の内圧の上昇に起因して薄肉部が破断する虞があり、単3形アルカリ乾電池の耐漏液性が低下する虞がある。以上を勘案し、本願発明者らは、薄肉部54の厚み(d)が0.12mm以上0.25mm以下であることが好ましい,と考えている。
以上説明したように、本実施形態では、従来よりも高電位な二酸化マンガンを正極活物質としており、且つ、亜鉛の充填量が従来よりも多いので、単3形アルカリ乾電池の高出力化および高容量化を図ることができる。また、高出力化および高容量化を図ると水素ガスの発生量が増加するが、発生した水素ガスはガスケット5を透過して電池ケース1の外へ放出されるので、水素雰囲気下における二酸化マンガンの還元を防止することができる。よって、正極活物質を従来よりも高電位な二酸化マンガンとしても、その二酸化マンガンの劣化を伴うことなく単3形アルカリ乾電池を保存することができる。以上より、本実施形態にかかる単3形アルカリ乾電池では、高出力化および高容量化を図ると共に保存特性の低下を抑制することができる。
その上、ガスケット5の破断を伴うことなく水素ガスを電池ケース1の外へ放出させることができるので、単3形アルカリ乾電池の耐漏液性を向上させることができる。
なお、本実施形態においては、ガスケット5の形状は図2に示す形状に限定されない。
本発明の実施例を以下に示す。本実施例では、予備実験として、ナイロン樹脂(ナイロン樹脂はガスケットの原料である)からなるシートを用いてそのナイロン樹脂の水素ガス透過係数(式2における係数k)を測定した。また、以下に示す方法に従って単3形アルカリ乾電池を製造した後、製造した単3形アルカリ乾電池を高温で保存して電圧の挙動および放電特性の変化を調べた。
(予備実験)
ガスケットの原料であるナイロン樹脂からなるシート(厚さが約0.7mm)を用いて、JIS K7176−1に準拠した差圧法によりナイロン樹脂の水素ガス透過係数(式2における係数k)を測定した。ナイロン樹脂の水素ガス透過係数(式2における係数k)の測定条件は表1に示す通りである。
Figure 2009259706
ガスケットとしては、後述のように、本実施例ではナイロン6−12からなるガスケットを用い、比較例ではナイロン6−6からなるガスケットを用いた。そのため、ナイロン樹脂としてナイロン6−12およびナイロン6−6を選択して、それぞれの水素ガス透過係数(式2における係数k)を測定した。すると、ナイロン6−12の水素ガス透過係数(式2における係数k)は1.06×10−10(cm3H2(STP)・cm/ cm2・sec・cmHg)であり、ナイロン6−6の水素ガス透過係数(式2における係数k)は3.39×10−11(cm3H2(STP)・cm/ cm2・sec・cmHg)であると求められた。
(実施例の単3型アルカリ乾電池の製造方法)
まず、亜鉛の重量に対して0.005重量%のAl、0.005重量%のBiおよび0.020重量%のInを含有する亜鉛合金の粉末を、ガスアトマイズ法によって作製した。その後、篩を用いて、作製した亜鉛合金の粉末を分級させた。この分級により、70〜300メッシュの粒度範囲を有し、且つ、そのうち粒径が200メッシュ(75μm)以下である亜鉛合金の粉末の含有率が30%となるように亜鉛合金粉末を調整した。このようにして 、負極活物質を得た。
次に、34.5重量%の水酸化カリウム水溶液(ZnOを2重量%含む)の100重量部に対して、合計質量が2.2重量部となるようにポリアクリル酸とポリアクリル酸ナトリウムとを加えて混合し、ゲル化させた。これにより、ゲル状の電解液を得た。その後、得られたゲル状の電解液を24時間静置して十分に熟成させた。
その後、上記で得たゲル状の電解液に、そのゲル状の電解液の所定量に対して重量比で2.00倍の上記亜鉛合金の粒子を加えて十分に混合した。これにより、ゲル状の負極を得た。
それから、電解二酸化マンガン(東ソー(株)製 HHTF(品番))および黒鉛(日本黒鉛工業(株)製 SP−20(品番))を重量比94:6の割合で配合し、混合粉を得た。そして、この混合粉100重量部に対し電解液(39重量%の水酸化カリウム水溶液(ZnOを2重量%含む))1.5重量部とポリエチレンバインダー0.2重量部とを混合した後、ミキサーで均一に撹拌且つ混合して一定粒度に整粒し、得られた粒状物を加圧して中空円筒型に成形した。このようにして、ペレット状の正極合剤を得た。
なお、以下に示す方法に従って電解二酸化マンガンの電位を測定した。まず、電解二酸化マンガンの粉末2gに40wt%のKOH水溶液5mlを加えて、混合物スラリとした。そして、20℃雰囲気下で、参照電極(水銀/酸化水銀)に対する混合物スラリの電位を測定すると、混合物スラリは参照電極(水銀/酸化水銀)に対して280mVの電位を有していると求められた。
なお、電解二酸化マンガンの電位は、上記手法によっても求められるし、次に示す方法によっても求められる。この方法は、単3形アルカリ乾電池(製品)を製造した後で電解二酸化マンガンの電池を測定するというものであり、電池ケースの一部分を開孔して40wt%のKOH水溶液と液絡をとり、20℃雰囲気下において参照電極(水銀/酸化水銀)に対する正極の電位を測定するというものである。
続いて、評価用の単3形アルカリ乾電池の作製を行った。具体的には、図1に示すように、電池ケース1の内部に、上記で得られたペレット状の正極合剤(1個の重量が5.15g)を2個挿入し、電池ケース1内で再加圧することによって電池ケース1の内面に密着させた。そして、このペレット状の正極合剤の内側にセパレータ4と電池ケース1の底部を絶縁するための底紙とを挿入した後、電解液(34.5重量%の水酸化カリウム水溶液(ZnO:2重量%含む))を1.5g注液した。注液後、セパレータ4の内側にゲル状の負極3を6.2g(亜鉛合金の粒子の含有量は4.1g)充填した。その後、ガスケット5、負極集電子6および負極端子板7が一体化された組立封口体9を用いて電池ケース1の開口1aを封じた。具体的には、負極集電子6を負極3に差し込み、ガスケット5の周縁部52を介して電池ケース1の開口1aの縁に負極端子板7の周縁鍔部をかしめつけて負極端子板7を電池ケース1の開口1aに密着させた。電池ケース1の外表面に外装ラベル8を被覆し、実施例の単3形アルカリ乾電池を作製した。
ガスケット5について示すと、ナイロン6−12を用いて射出成形法によりガスケット5を形成した。ガスケット5には薄肉部54を設け、薄肉部54の断面積(S)を0.071cm2とし、薄肉部54の厚み(d)を0.24mmとした。上述の予備実験のデータ(係数kの値)と合わせると、この設計により、本実施例で用いるナイロン6−12製ガスケット1個あたりの水素ガス透過係数[k×(S/d)]は、3.1×10−10(cm3H2(STP)/sec・cmHg)となった。
また、負極集電子6としては、真鍮線にSnがめっきされたものを用いた。セパレータ4としては、クラレ(株)製のアルカリ乾電池用セパレータ(ビニロンとテンセル(登録商標)とからなる複合繊維)を用いた。
(比較例)
射出成形で作製するガスケットの材料をナイロン6−6とした。それ以外は、ガスケットの薄肉部の厚みおよび断面積を含めて、上記実施例の単3形アルカリ乾電池の製造方法と同様にして、比較用の単3形アルカリ乾電池を作製した。
なお、比較例で用いたナイロン6−6製ガスケット1個あたりの水素ガス透過係数[k×(S/d)]は、予備実験の結果も合わせて算出すると、0.99×10−10(cm3H2(STP)/sec・cmHg)となった。
(電池評価)
実施例の電池および比較例の電池について、それぞれの新品電池5個を60℃の恒温雰囲気下に8週間静置し、1週間おきに開路電圧(O.C.V.;Open Circuit voltage)の値を測定した。また8週間経過後、それぞれの電池に対して、20℃雰囲気下において100mAの連続放電(終止電圧0.9V)を行い、電圧が0.9Vを下回るまでの時間(放電時間)を測定した。この2種類の測定結果を用いて、単3形アルカリ乾電池の保存後の放電特性を評価した。ここで、60℃の恒温雰囲気下で8週間静置する保存試験は、常温で約5〜6年の保存に該当する加速評価である。
この結果、単3形アルカリ乾電池の開路電圧の変化(5個の電池の平均値)については、図4に示すように、実施例の電池の方が比較例の電池よりも低下の度合いが小さかった。また、単3形アルカリ乾電池を60℃において8週間保存した後の放電特性(5個の電池の平均値)については、比較例の電池の放電時間を100とした場合に実施例の電池の放電時間は110であった。
このような差が生じた理由は、上記実施形態で記載したメカニズムに因るものと推察している。具体的には、本実施例で用いたガスケットでは、比較例で用いたガスケットに比べて、ガスケット1個あたりの水素ガス透過係数が大きい。そのため、実施例の単3形アルカリ乾電池では、比較例の単3形アルカリ乾電池よりも電池内における水素分圧の上昇を抑制することができるので、従来よりも高電位な二酸化マンガンの劣化を抑制することができるからであると考えられる。
以上説明したように、本発明は、高容量化、高出力化および低コスト化を図るとともに安全性の向上を図る単3形アルカリ乾電池について有用である。
本実施形態における単3形アルカリ乾電池の構成を示す半断面図である。 図1に示す領域IIの拡大図である。 図2に示す領域IIIの拡大図である。 実施例の単3形アルカリ乾電池および比較例の単3形アルカリ乾電池における開路電圧の変化を示すグラフ図である。
符号の説明
1 電池ケース
1a 開口
2 正極
3 負極
4 セパレータ
5 ガスケット
6 負極集電子
7 負極端子板
8 外装ラベル
9 組立封口体

Claims (6)

  1. 開口を有する電池ケースと、前記開口を封じるガスケットとを備え、
    前記電池ケースの中には、二酸化マンガンを含む正極と、負極と、前記正極と前記負極との間に設けられたセパレータと、アルカリ電解液とが設けられており、
    40重量%の水酸化カリウム水溶液中で酸化水銀(Hg/HgO)を参照電極として測定された前記二酸化マンガンの電位は、270mV以上であり、
    前記負極には、4.0g以上の亜鉛が含まれており、
    前記ガスケット1個あたりの水素ガス透過係数は、6×10−10(cm3H2(STP)/sec・cmHg)以上3×10−9(cm3H2(STP)/sec・cmHg)以下である単3形アルカリ乾電池。
  2. 請求項1に記載の単3形アルカリ乾電池において、
    前記負極の前記亜鉛は、粒径が75μm以下の亜鉛粒子を前記亜鉛の重量に対して20重量%以上50重量%以下含んでいる単3形アルカリ乾電池。
  3. 請求項1に記載の単3形アルカリ乾電池において、
    電池ケース内における空間の体積が、0.3cm以下である単3形アルカリ乾電池。
  4. 請求項1に記載の単3形アルカリ乾電池において、
    前記電池ケース内に存在する前記アルカリ電解液の総重量が、4.0g以上である単3形アルカリ乾電池。
  5. 請求項1に記載の単3形アルカリ乾電池において、
    前記正極は、40重量%の水酸化カリウム水溶液中で酸化水銀(Hg/HgO)を参照電極として測定された前記電位が270mV以上の前記二酸化マンガンのみを活物質として含んでいる単3形アルカリ乾電池。
  6. 請求項1に記載の単3形アルカリ乾電池において、
    前記ガスケットは、ナイロン6−12からなっている単3形アルカリ乾電池。
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