JP2009257315A - 内燃機関 - Google Patents
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- F02B75/048—Engines with variable distances between pistons at top dead-centre positions and cylinder heads by means of a variable crank stroke length
Abstract
【課題】シリンダボア下端とリンク軌跡との干渉を防止する。
【解決手段】内燃機関は、ピストン9のピストンピン8に一端が連結されたアッパーリンク5と、このアッパーリンク5とクランクシャフト1のクランクピン2とを連結するロアリンク3と、一端が機関本体側へ揺動可能に支持され、他端がロアリンク3に連結されるコントロールリンク7と、を有する複リンク式ピストンクランク機構を備えている。クランクシャフト軸方向視で見たときに、ロアリンク3は上死点近傍で、殆ど姿勢を変えずにピストン往復運動方向に対して横向きに移動するとともに、ロアリンク3のピストン9に近い側の上辺部の形状が、上記横向き方向において高さの変化が抑制された形状に設定されている。これによって、シリンダボア下端とリンク軌跡との干渉を緩和される
【選択図】図3
【解決手段】内燃機関は、ピストン9のピストンピン8に一端が連結されたアッパーリンク5と、このアッパーリンク5とクランクシャフト1のクランクピン2とを連結するロアリンク3と、一端が機関本体側へ揺動可能に支持され、他端がロアリンク3に連結されるコントロールリンク7と、を有する複リンク式ピストンクランク機構を備えている。クランクシャフト軸方向視で見たときに、ロアリンク3は上死点近傍で、殆ど姿勢を変えずにピストン往復運動方向に対して横向きに移動するとともに、ロアリンク3のピストン9に近い側の上辺部の形状が、上記横向き方向において高さの変化が抑制された形状に設定されている。これによって、シリンダボア下端とリンク軌跡との干渉を緩和される
【選択図】図3
Description
本発明は、複リンク式のピストンクランク機構を備えた内燃機関に関する。
ピストンの往復運動をクランクシャフトの回転運動に変換する主運動システムに複リンク式ピストンクランク機構を適用した内燃機関が、例えば特許文献1、特許文献2及び特許文献3に開示されている。
図1は、複リンク式ピストンクランク機構を備えた内燃機関の典型的な一例を模式的に示した説明図である。
クランクシャフト1のクランクピン2に回転可能に支持されたロアリンク3の一端がアッパーピン4を介してアッパーリンク5の下端(他端)に連結され、ロアリンク3の他端がコントロールピン6を介してコントロールリンク7の上端(他端)に連結されている。アッパーリンク5は、その上端(一端)がピストンピン8を介してピストン9に連結されている。コントロールリンク7は、その下端(一端)が内燃機関本体にクランクシャフト1と略平行に支持されたコントロールシャフト10に偏心させて連結されている。つまり、コントロールリンク7の下端は、コントロールシャフト10の偏心カム10aに連結され、ロアリンク3の揺動は、コントロールピン6を介してコントロールリンク7により拘束されている。詳述すると、偏心カム10aの回動位置によってコントロールリンク7の揺動支点位置が変化し、これに伴ってピストン9の上死点位置、ひいては圧縮比が変化する構成となっている。ここで、クランクシャフト1は、矢印W方向つまり図1における時計回り方向に回転する。
クランクシャフト中心であるクランク主軸中心11を通りピストン9の往復方向に平行な直線12に対して、クランクピン2中心の移動軌跡のクランクピン2中心が下降する側13、すなわち図1において直線12よりも右側の領域13にコントロールシャフト10が位置し、クランクピン中心が上昇する側14、すなわち図1において直線12よりも左側の領域14にピストンピン往復軸線15とアッパーピン4の中心の移動軌跡が位置している。
コントロールリンク7の揺動中心はクランク主軸中心11よりもピストン往復運動方向における下方向に位置し、コントロールピン6の中心の移動軌跡は、ピストン往復運動方向における上方向側に凸となる円弧となっている。
尚、図1中の18はシリンダボアである。また、図1中の21は偏心カム10aの回転中心、換言すればコントロールリンク7の下端(一端)の中心である。
このような構成の内燃機関では、コントロールリンク7の揺動中心を移動させることによりピストン往復運動の軌跡を上下に移動させることができ、内燃機関の圧縮比を運転条件に応じて変化させることが可能になる。
また、ピストン往復運動のクランク回転速度の2倍の周波数の成分の加速度を低減することが可能になる。
そして、上述した図1の複リンク式ピストンクランク機構において、特許文献4に開示されているような構成を適用すれば、従来の方式の内燃機関よりもピストンストロークを拡大することが可能になる。すなわち、上述した図1の複リンク式ピストンクランク機構において、図2に示すように、ピストン9が下死点近傍にあるときにクランクシャフト1のカウンターウェイトの最外径部16がピストンピンボス部17の側方を通過可能に構成すれば、ピストン9の下死点位置を低くし、同程度の全高を有する従来の方式の内燃機関よりもピストンストロークを拡大することが可能になる。
しかしながら内燃機関の全高、もしくはシリンダブロックのトップデッキ高さ(クランクシャフト主軸中心からシリンダブロック上端面までの高さ)を維持したままさらにピストンストロークを拡大しようとすると、シリンダボア18下端とカウンターウェイト及びリンク軌跡(複リンク式ピストンクランク機構のリンク軌跡)との干渉がさらに顕著になるという問題がある。
そこで、本発明は、主としてシリンダボア18下端と複リンク式ピストンクランク機構のリンク軌跡との干渉を緩和しつつ、ロングストロークにすることができる内燃機関を提供することを目的としている。
そこで、本発明は、ピストンのピストンピンに一端が連結されたアッパーリンクと、このアッパーリンクとクランクシャフトのクランクピンとを連結するロアリンクと、一端が機関本体側へ揺動可能に支持され、他端が上記ロアリンクに連結されるコントロールリンクと、を有する複リンク式ピストンクランク機構を備えた内燃機関において、クランクシャフト軸方向視で見たときに、上記ロアリンクは上死点近傍で、殆ど姿勢を変えずにピストン往復運動方向に対して横向きに移動するとともに、該ロアリンクのピストンに近い側の上辺部の形状が、上記横向き方向において高さの変化が抑制された形状であることを特徴としている。
本発明によれば、シリンダボア下端と複リンク式ピストンクランク機構のリンク軌跡との干渉を緩和しつつ、ロングストローク化を図った内燃機関を実現できる。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明に係る内燃機関が備える複リンク式ピストンクランク機構の概略構成は、上述した図1の複リンク式ピストンクランク機構と略同一なので、重複する構成要素については、同一の符号付し、重複する説明を省略する。
図3は、本発明に係る内燃機関が備える複リンク式ピストンクランク機構のリンクジオメトリをいわゆるワイヤーフレームで表現した説明図であり、同図においてクランクシャフト1は反時計回りに回転するものとする。つまり、図3は、上述した図1を、図1の紙面裏側から見た説明図である。
ここで、ロアリンク3のアッパーピン4の軸受中心は、クランクピン2の軸受中心とコントロールピン6の軸受中心を結んだ直線3aよりもピストン往復運動の方向において下方に配置されている。
すなわち、コントロールリンク7とロアリンク3との接続点であるコントロールピン6中心と、クランクピン2とロアリンク3との接続点であるクランクピン2中心と、を結ぶ直線3aに対して、アッパーリンク5とロアリンク3との接続点であるアッパーピン4中心がピストン往復運動方向の下死点側(図3における下方)に位置するようにロアリンク3が設定されている。
さらに、本発明に係る内燃機関が備える複リンク式ピストンクランク機構は、ピストン往復運動の上死点と下死点におけるピストン加速度の大きさが略同一となるように、そのリンクジオメトリが設定されているため、内燃機関上下方向の慣性力が調和振動に近づき、特に直列4気筒内燃機関において振動特性を改善することが可能になっている。
図4は、従来の複リンク式ピストンクランク機構のリンクジオメトリをいわゆるワイヤーフレームで表現した説明図であり、本発明の実施例である図3と対比するための説明図である。
尚、この図4においても、上述した図1の複リンク式ピストンクランク機構と重複する構成要素については、同一の符号付し、重複する説明を省略する。また、図4に示す複リンク式ピストンクランク機構におけるシリンダボア18の上端のクランク軸中心11からの高さ、すなわちシリンダブロックのトップデッキ高さと、ピストン往復運動のストロークは、図3に示す複リンク式ピストンクランク機構におけるシリンダブロックのトップデッキ高さ及びピストン往復運動のストロークとそれぞれ同一である。また、図3及び図4における2aはピストン往復運動に伴うクランクピン2の移動軌跡、4aはピストン往復運動に伴うアッパーピン4の移動軌跡である。また、図3及び図4における6aはピストン往復運動に伴うコントロールピン6の移動軌跡であり、ピストン往復運動方向における上死点側(図3における上方側)に凸となる円弧となっている。
図3と図4のアッパーピン軌跡4aとを比較すると、図3の本発明の実施例のほうが全体的に下方に配置されている。結果、上死点付近のタイミングにおいて図4の従来例ではアッパーピン軌跡4aがシリンダボア18の空間内に侵入しているのに対し、図3の本発明の実施例では進入していない。よって、ロアリンク3とシリンダボア18との干渉が緩和される。従って、ピストンスカートとシリンダボア18との潤滑性能に影響する切り欠き19の形状と、シリンダブロックのトップデッキ高さとを維持したまま、本発明によってピストン下死点の位置をより下げることが可能になり、トップデッキ高さはピストンストロークの2倍以下に抑えることができており、ピストンストローク延長による排気量拡大と内燃機関の小型化の両立が可能になる。また、図3に示す本実施例においては、ピストン往復運動の上死点と下死点におけるピストン加速度の大きさを略同一にすることができる。
尚、この効果の説明は、シリンダボア18下端に切り欠きを有し、下死点時のピストンピン中心がクランクシャフトのカウンターウェイト外径よりも下方に存在する、ロングストローク化を主目的のひとつとした複リンク式ピストンクランク機構を備えた内燃機関に適用される場合について説明したが、シリンダボア下端に切り欠きを有さないように、あるいはカウンターウェイト外径が下死点時のピストンピン中心高さより低いようにした複リンク式ピストンクランク機構を備えた内燃機関においても、リンク軌跡とシリンダボアとの干渉を避け、ピストンの下死点位置を下げる効果は普遍的に得られる。
また、図3の本発明の実施例のリンクジオメトリにおいては、シリンダボア18中心軸のクランク主軸中心11からの距離を、クランク角上死点後15度のタイミングにおけるアッパーピン4のX座標、すなわち直線12からの距離と一致させている。換言すれば、クランク主軸中心11を通り、ピストン往復運動の方向に沿った直線12をY軸とし、クランク主軸中心11を通り、直線12と直交する直線をX軸とした際に、このX軸方向に沿ったシリンダボア中心のクランク主軸中心11からのオフセット量が、クランク角上死点後15度のタイミングにおけるアッパーピン4の上記X軸方向に沿ったクランク主軸中心11からの距離と同一となるよう、複リンク式ピストンクランク機構を構成する各リンクの寸法、形状、レイアウト等が設定されている。そのため、ガソリンエンジンにおいて一般的に筒内圧が最大になるタイミングにおいてアッパーリンク5を垂直にしてピストンサイドスラストを低減できている。加えて、ピストン下降行程におけるアッパーピン軌跡4bが略垂直(図3におけるピストン往復運動の方向に沿った直線と略平行)となっており、ピストン下降行程においてアッパーリンク5の傾きが大きく変化しなくなり、ピストン下降行程のほぼ全般でアッパーリンク5を略垂直に維持することが可能になる。ピストン9のサイドスラスト力はピストン9に作用する垂直荷重とアッパーリンク5の傾きとに比例するため、上記の構成とすることにより最も筒内圧によるスラスト荷重が増大する膨張行程においてピストンサイドスラストによるフリクションロスを低減することが可能になる。
ピストン下降行程におけるアッパーピン軌跡4aの傾きは、コントロールリンク7の長さとコントロールリンク7の揺動運動の中心点(コントロールリンク7の一端の中心)である偏心カム10aの回転中心21の位置によって決定される。本実施例では、コントロールリンク7の一端(大端)中心21が、図3における左下側、すなわちクランク主軸中心11を通る垂直軸12に対してクランクピン2が下降する側(図3における左側)で、かつクランク主軸中心11より図3における下方に配置される。
図5と図6はそれぞれ本発明の実施例とは異なる比較例のリンクジオメトリの例である。尚、図5及び図6における比較例の複リンク式ピストンクランク機構も、上述した図1の複リンク式ピストンクランク機構と略同一なので、重複する構成要素については、同一の符号付し、重複する説明を省略する。
図5に示す複リンク式ピストンクランク機構において、コントロールリンク7の一端(大端)中心21は、図5における左下側、すなわちクランク主軸中心11を通る垂直軸12に対してクランクピン2が下降する側(図5における左側)で、かつクランク主軸中心11より図5における下方に配置されているものの、最適な点(位置)より左上側に存在しているため、ピストン下降行程におけるアッパーピン軌跡4bが右上から左下への斜め線となっている。この右から左への移動量の分アッパーリンク5の傾きが変化するため、ピストン下降行程全般にわたってピストンサイドスラストを低減することは不可能である。
図6に示す複リンク式ピストンクランク機構において、コントロールリンク7の一端(大端)中心21は、クランクシャフト1の直下にある。ここではピストン下降行程におけるアッパーピン軌跡4bは左上から右下への斜め線となっているため、上述した図5に示す複リンク式ピストンクランク機構の場合と同様、ピストン下降行程全般にわたってサイドスラストを低減することは不可能である。また、クランクシャフト1の下方にコントロールシャフト(偏心カム10a)が配置されることになるため、クランク主軸中心11より下方の内燃機関寸法が拡大するというデメリットも存在する。
また、ピストン往復運動のクランク回転2次成分の振幅がピストンストロークの3%以下となるように複リンク式ピストンクランク機構を構成する各リンクの寸法、形状、レイアウト等を設定すれば、振動特性の改善効果を車両搭載状態においても顕著に得ることができる。
そして、直線3aの長さ、すなわちクランクピン2からコントロールピン6までの距離をL1とし、クランクピン2からアッパーピン4までの距離をL2としたときに、L2/L1の値が0.9〜1.1の範囲内になるようにロアリンク3の寸法、形状等が設定すれば、クランクスローの拡大を抑制しつつピストンストロークを拡大することが可能になる。また、ロアリンク3はクランクピン2を中心に揺動運動しつつクランクスローを半径とする円運動を行うため、クランクスローの拡大を抑制したことによりロアリンク3の運動軌跡が小さくなり、ロアリンク3とシリンダボア18下端との干渉をさらに抑制することが可能になる。
ところで、図3においては、ワイヤーフレームを用いてアッパーピン軌跡4aとシリンダボア18の位置関係を論じてきたが、実際のロアリンク3等の部材は、受ける荷重に応じた(強度を考慮した)部材の厚み(肉厚)が必要であり、厚みのある部材同士の干渉まで考慮しなければならない。図7から図12は、各部材に加わる荷重を考慮して、部材の厚み・肉厚が与えられた複リンク式ピストンクランク機構をクランクシャフト軸方向で見た図である。図7から図11は上死点前45°から上死点後15°まで15°刻みのクランクアングルにおける様子、図12は下死点における様子である。クランクシャフトは図中矢印が示すように時計回りに回転する。
複リンク式ピストンクランク機構において、ピストンストロークを長くする、すなわち、アッパピン軌跡4aのピストンストローク方向の長さを伸ばすには、クランクシャフト1が回転する間に、ロアリンク3をコントロールピン6を軸にして大きく揺動させる(首を振らせる)のが望ましい。この時、図12に示されるように、下死点側のロアリンクの揺動の振れ量(首振りの程度)には、コントロールリンク7とロアリンク3の部材の厚みによる干渉から限界がある(エンジンの側面(クランクシャフトの垂直方向)から見たときに、各リンクに倒れモーメントが働かないようにするため、アッパリンク5とロアリンク3とコントロールリンク7の各リンクの中心線はほぼ一直線になっており、クランクシャフト軸方向で見たときに、ピンボス部を除いて各リンクは互いにラップすることができない)。例えば本実施例では、下死点におけるコントロールピン6の中心とクランクピン2の中心を結んだ直線3aの、水平線(ピストンストローク方向に直角な向き)に対する傾きは略30°〜40°であり、これ以上の傾きを設けることは難しい。
一方、上死点側(例えば図10を参照)でも、コントロールピン6の中心とクランクピン2の中心を結んだ直線3aの水平線に対する傾きは略30°〜40°である。上死点側で直線3aを(他の条件を変えずに)これ以上傾けるとすると、クランクスローを大きくする、あるいは、さらにクランクシャフト1のジャーナル中心とコントロールピン6の中心の間を離す、等が必要である。ところが、クランクスローを大きくすると下死点側で部材干渉が厳しくなり、下死点での直線3aの水平線に対する傾きが小さく(ロアリンクの首振りが少なく)なって、ピストンストロークはむしろ減少してしまう。また、クランクシャフト1のジャーナル中心とコントロールピン6の中心の間を離すと、ロアリンクのレバー比(クランクピン2の中心とコントロールピン6の中心の間の距離に対する、アッパピン4の中心とコントロールピン6の中心の間の距離の比)が小さくなり、クランクスローのピストンストロークへの拡大効果が低減してしまう。従って、本実施例の図10に示される上死点近傍のロアリンク3(直線3a)の傾きは、これらを考慮した結果の十分に大きな傾きと言える。このように、本実施例ではロアリンク3をコントロールピン6周りに、部材の干渉が生じない範囲で上死点側と下死点側の双方に十分大きく揺動させて、ピストンストロークを稼いでいる。
一方、直線3aの上下の傾きが互いに大きく異なっていると、アッパピン4の軌跡4aが傾いて(倒れて図5や図6のようになって)しまい、ピストンストロークが十分に得られなくなる。従って、直線3aのピストン往復運動方向に対し横向きの方向に対する上下死点における傾きは、ほぼ等しい(ロアリンクが対称に首を振る)のが望ましい。
このようにしてできるだけロアリンク3を大きく振らせ、上死点近傍でコントロールピン6の中心とクランクピン2の中心を結んだ直線3aの傾きが大きくなると、クランクピンを挟んでコントロールピン6とは略反対側に位置するアッパピン4は、さらにピストン上死点側へと振られることになる。本実施例においては、前述の通り、アッパピン4の中心はクランクピン2の中心とコントロールピン6の中心を結んだ直線3aよりピストンストローク方向下側に配置されているため、ロアリンク3とシリンダボア18との干渉は緩和される。そして以下では、さらに部材強度まで考慮した上での、ピストンストロークを拡大するのに適したロアリンク形状について触れる。
コントロールピン6とアッパピン4とは、クランクピン2を間に挟んで略対称に、クランクピン2からの距離も互いに大きく異ならずに位置しているので、単純化して考えれば、図10に示される上死点近傍のジオメトリにおいて燃焼圧が加わった時のピストンストローク方向のロアリンク3に関する力の釣り合いは(ここでは相対的に影響が小さい慣性力は無視する)、アッパピン4とコントロールピン6とからほぼ等しい下向きの荷重を受け、クランクピン2からはこれら下向き荷重とバランスする荷重、すなわち下向き荷重の略2倍の上向き荷重を受けるとみなすことができる。このようなことから、ロアリンク3のクランクピン2周りは十分な強度を持たせる必要があり、部材の厚み・肉厚は相対的に厚くなって、上死点付近におけるクランクピン2上方のロアリンク3の厚み、すなわち、図10において、クランクピン2の最上部と触れる辺りと、ロアリンク3の上辺部23との間隔が大きくなる。一方、アッパピン4上方のロアリンク3の厚み、すなわち、図10のアッパピン4の最上部と触れる辺りと、上辺部23との間隔は、荷重が小さい分、クランクピン2上方に比べて少なくて済む。
ここで、前述のように上死点近傍でロアリンク3がピストンストロークを稼ぐために大きく上方へ振れているときに、アッパピン4の中心が、クランクピン2の中心とコントロールピン6の中心を結んだ直線3aに重なる、あるいはこれよりも上方に位置していると、アッパピン4の上方のロアリンク上辺部23はクランクピン2の上方に比べてより高い位置になってしまう。すなわち、実施例の図ではロアリンク上辺部23は若干の右肩上がりでほぼ水平に近いのに対し、左肩上がりになってしまうことになる。一方、コントロールピン6の中心の移動軌跡は前述のようにピストン往復運動方向における上方向側に凸となる円弧になっていて、高さ方向の動きが少なく、横(水平)方向の動きが支配的である。また、上死点近傍では、クランクピン2の動きも、横(水平)方向の動きが支配的である。そのため、ロアリンク3は(他のクランクアングルにおける動きに比べれば)姿勢を殆ど変えずに、ほぼ水平方向(図8から図11にかけて図中右方向)に移動する。従って、ロアリンク上辺部23が、もし左肩上がり、すなわち、アッパピン4の上方のロアリンク上辺部23がクランクピン2の上方のロアリンク上辺部23に比べてより高い位置になっていたとすると、シリンダボア18と干渉し易くなってしまう。しかしながら本実施例では、アッパピン4の中心を、クランクピン2の中心とコントロールピン6の中心を結んだ直線3aよりも下方に位置させ、尚かつ、ロアリンク上辺部23は上死点近傍においてアッパピン4の上方がクランクピン上方に対して大幅に高くなることが無いようにしたので、荷重を支えるのに十分な部材の厚み・肉厚を保ちつつ、ロアリンク上辺部23のシリンダボア18との干渉を抑えることができる。
さらに、アッパピン4の中心が直線3aから下方に離れ過ぎると、今度はアッパピン軌跡が傾いて(倒れてきて)、該軌跡の縦方向高さが低下するのでピストンストロークが減少してしまう。従って、上死点付近のロアリンク上辺部23は、クランクピン2の上方のロアリンク3の厚みとアッパピン4の上方のロアリンク3の厚みを強度的に必要なだけ確保しつつ、アッパピンがなるべく直線3aから離れないように、(図8から図11に示されるように)ピストン往復運動方向に対して横向きの方向において、高さの変化が少なくなっているのが良い。つまり、クランクシャフト軸方向視で見たときに、ロアリンク3は上死点近傍で、殆ど姿勢を変えずにピストン往復運動方向に対して横向きに移動するとともに、ロアリンクのピストンに近い側の上辺部23の形状が、上記横向き方向において高さ変化が抑制された形状になっている。図にも示されるように、アッパピン4の上方からクランクピン2の上方にかけてロアリンク上辺部23は、ほぼ直線である。そしてこのような設定は、アッパピン4の中心が、クランクピン2の中心とコントロールピン6の中心を結んだ直線3aよりも下方にあることで達成が容易である。これに対応して、移動するロアリンク3を通過させるシリンダボア18の下端(図中右側)も、ピストン往復運動方向に対して横向きの方向に高さの変化が少なく、強度確保(ピストンをしっかり支えるシリンダボアの形成)と機関全体を大型化させないこととを両立することができる。
上述した実施形態から把握し得る本発明の技術的思想について、その効果とともに列記する。
(1) ピストンのピストンピンに一端が連結されたアッパーリンクと、このアッパーリンクとクランクシャフトのクランクピンとを連結するロアリンクと、一端が機関本体側へ揺動可能に支持され、他端が上記ロアリンクに連結されるコントロールリンクと、を有する複リンク式ピストンクランク機構を備えた内燃機関において、クランクシャフト軸方向視で見たときに、上記ロアリンクは上死点近傍で、殆ど姿勢を変えずにピストン往復運動方向に対して横向きに移動するとともに、該ロアリンクのピストンに近い側の上辺部の形状が、上記横向き方向において高さの変化が抑制された形状である。これによって、シリンダボア下端と複リンク式ピストンクランク機構のリンク軌跡との干渉を緩和しつつ、ロングストローク化を図った内燃機関を実現できる。
(2) 前記(1)に記載の内燃機関において、アッパーリンクとロアリンクの連結部にあるアッパピンと、コントロールリンクとロアリンクの連結部にあるコントロールピンは、クランクピンを間に挟んで略対称に配置されるとともに、上記横向き方向において高さの変化が抑制された形状のロアリンク上辺部は、アッパピンの上方からクランクピンの上方にかけてのロアリンク上辺部である。
(3) 前記(2)に記載の内燃機関において、アッパピンの上方からクランクピンの上方にかけてのロアリンク上辺部がほぼ直線になっている。
(4) 前記(1)または(2)に記載の内燃機関において、上死点近傍における上記コントロールピンの動きは、ピストン往復運動方向に対して横向きの移動が支配的である。
(5) 前記(1)〜(4)のいずれかに記載の内燃機関において、上記コントロールリンクと上記ロアリンクとの接続点と、上記クランクピン中心と、を結ぶ直線の、ピストン往復運動方向に横向きの方向に対する傾きは、上下死点でほぼ等しい。
(6) 前記(1)〜(5)のいずれかに記載の内燃機関において、上記コントロールリンクと上記ロアリンクとの接続点と、上記クランクピン中心と、を結ぶ直線に対して、上記アッパーリンクと上記ロアリンクとの接続点がピストン往復運動方向の下死点側に位置するように上記ロアリンクが設定されている。
(7) 前記(1)〜(6)のいずれかに記載の内燃機関において、上記クランクシャフトの回転方向が反時計回りとなるように上記複リンク式ピストンクランク機構をクランクシャフト軸方向視した際に、上記コントロールリンクの一端の中心が上記クランクシャフト中心の左下側に位置するよう設定されている。
(8) 前記(1)〜(7)のいずれかに記載の内燃機関において、ピストン往復運動のクランク回転2次成分の振幅がピストンストロークの3%以下となるよう設定されている。
(9) 上記(1)から(8)のいずれかに記載の内燃機関は、ピストン往復運動の下死点付近のタイミングにおいて、ピストンピン中心が上記クランクシャフトのカウンターウェイト外径よりもピストン往復運動方向の下死点側に位置するよう設定されている。これによって、シリンダボア下端とリンク軌跡との干渉を抑制する効果をより顕著に得つつ、内燃機関の全高を増大させずにピストンストロークを拡大することが可能になる。
(10) 上記(1)〜(9)のいずれかに記載の内燃機関において、シリンダボアの下端近傍に、上記クランクシャフトもしくは上記複リンク式ピストンクランク機構との干渉を防止する切り欠きが設けられている。これによって、シリンダボア下端とリンク軌跡との干渉を抑制する効果をより顕著に得つつ、内燃機関の全高を増大させずにピストンストロークを拡大することが可能になる。
(11) 上記(1)〜(10)のいずれかに記載の内燃機関において、ピストン下降行程におけるアッパーピン軌跡が、上記クランクシャフトの軸方向視で、ピストン往復運動の方向に沿った直線と略平行となるよう設定されている。これによって、ピストンに大きな筒内圧荷重が作用する内燃機関の膨張行程において、アッパーリンクの傾きを大きく変化させずに略垂直に維持することができ、ピストンサイドスラストによるフリクションロスを低減することが可能になる。
(12) 上記(1)〜(11)のいずれかに記載の内燃機関は、上記クランクシャフトの回転中心からシリンダブロック上端面までの距離が、ピストンストロークの2倍以下となるよう設定されている。これによって、内燃機関の全高を拡大せずにピストンストロークを拡大することが可能になる。
(13) 上記(1)から(12)のいずれかに記載の内燃機関は、上記クランクピンから上記コントロールピンまでの距離をL1とし、上記クランクピンから上記アッパーピンまでの距離をL2としたときに、L2/L1の値が0.9〜1.1の範囲内になるよう設定されている。これによって、クランクスローの拡大を抑制しつつピストンストロークを拡大することが可能になる。また、ロアリンクはクランクピンを中心に揺動運動しつつクランクスローを半径とする円運動を行うため、クランクスローの拡大を抑制したことによりロアリンクの運動軌跡が小さくなり、ロアリンクとシリンダボア下端との干渉をさらに抑制することが可能になる。
(14) 上記(1)〜(13)のいずれかに記載の内燃機関は、クランクシャフト中心を通り、ピストン往復運動の方向に沿った直線をY軸とし、クランクシャフト中心を通り、上記Y軸と直交する直線をX軸とした際に、上記X軸方向に沿ったシリンダボア中心のクランクシャフト中心からのオフセット量が、クランク角上死点後15度のタイミングにおけるアッパーピンの上記X軸方向に沿った上記クランクシャフト中心からの距離と略同一となるよう設定されている。これによって、ガソリンエンジンにおいて一般的傾向として筒内圧荷重が最大となるタイミングにおいてアッパーリンクを略垂直にでき、ピストンサイドスラストを著しく低減することが可能になる。
1…クランクシャフト
2…クランクピン
3…ロアリンク
4…アッパーピン
5…アッパーリンク
6…コントロールピン
7…コントロールリンク
18…シリンダボア
2…クランクピン
3…ロアリンク
4…アッパーピン
5…アッパーリンク
6…コントロールピン
7…コントロールリンク
18…シリンダボア
Claims (14)
- ピストンのピストンピンに一端が連結されたアッパーリンクと、このアッパーリンクとクランクシャフトのクランクピンとを連結するロアリンクと、一端が機関本体側へ揺動可能に支持され、他端が上記ロアリンクに連結されるコントロールリンクと、を有する複リンク式ピストンクランク機構を備えた内燃機関において、
クランクシャフト軸方向視で見たときに、上記ロアリンクは上死点近傍で、殆ど姿勢を変えずにピストン往復運動方向に対して横向きに移動するとともに、該ロアリンクのピストンに近い側の上辺部の形状が、上記横向き方向において高さの変化が抑制された形状であることを特徴とする内燃機関。 - アッパーリンクとロアリンクの連結部にあるアッパピンと、コントロールリンクとロアリンクの連結部にあるコントロールピンは、クランクピンを間に挟んで略対称に配置されるとともに、上記横向き方向において高さの変化が抑制された形状のロアリンク上辺部は、アッパピンの上方からクランクピンの上方にかけてのロアリンク上辺部であることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
- アッパピンの上方からクランクピンの上方にかけてのロアリンク上辺部がほぼ直線になっていることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関。
- 上死点近傍における上記コントロールピンの動きは、ピストン往復運動方向に対して横向きの移動が支配的であることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関。
- 上記コントロールリンクと上記ロアリンクとの接続点と、上記クランクピン中心と、を結ぶ直線の、ピストン往復運動方向に横向きの方向に対する傾きは、上下死点でほぼ等しいことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関。
- 上記コントロールリンクと上記ロアリンクとの接続点と、上記クランクピン中心と、を結ぶ直線に対して、上記アッパーリンクと上記ロアリンクとの接続点がピストン往復運動方向の下死点側に位置するように上記ロアリンクが設定されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の内燃機関。
- 上記クランクシャフトの回転方向が反時計回りとなるように上記複リンク式ピストンクランク機構をクランクシャフト軸方向視した際に、上記コントロールリンクの一端の中心が上記クランクシャフト中心の左下側に位置するよう設定されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の内燃機関。
- ピストン往復運動のクランク回転2次成分の振幅がピストンストロークの3%以下となるよう設定されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の内燃機関。
- ピストン往復運動の下死点付近のタイミングにおいて、ピストンピン中心が上記クランクシャフトのカウンターウェイト外径よりもピストン往復運動方向の下死点側に位置するよう設定されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の内燃機関。
- シリンダボアの下端近傍に、上記クランクシャフトもしくは上記複リンク式ピストンクランク機構との干渉を防止する切り欠きが設けられていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の内燃機関。
- ピストン下降行程におけるアッパーピン軌跡が、上記クランクシャフトの軸方向視で、ピストン往復運動の方向に沿った直線と略平行となるよう設定されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の内燃機関。
- 上記クランクシャフトの回転中心からシリンダブロック上端面までの距離が、ピストンストロークの2倍以下となるよう設定されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の内燃機関。
- 上記クランクピンから上記コントロールピンまでの距離をL1とし、上記クランクピンから上記アッパーピンまでの距離をL2としたときに、L2/L1の値が0.9〜1.1の範囲内になるよう設定されていることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の内燃機関。
- クランクシャフト中心を通り、ピストン往復運動の方向に沿った直線をY軸とし、クランクシャフト中心を通り、上記Y軸と直交する直線をX軸とした際に、上記X軸方向に沿ったシリンダボア中心のクランクシャフト中心からのオフセット量が、クランク角上死点後15度のタイミングにおけるアッパーピンの上記X軸方向に沿った上記クランクシャフト中心からの距離と略同一となるよう設定されていることを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の内燃機関。
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