JP2006183483A - 内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】 内燃機関の全高を抑制する。
【解決手段】 ピストン11のピストンピン10に連結されるアッパーリンク9と、このアッパーリンク9とクランクシャフト1のクランクピン3とを連結するロアリンク4と、一端7が機関本体側へ揺動可能に支持され、他端がロアリンク4に連結されるコントロールリンク6と、を備える内燃機関において、コントロールリンク6の機関本体に対する揺動中心が、クランクシャフト1の回転中心を通りピストン往復方向に平行な線の近傍の、クランクシャフト1の回転中心に対してピストン11と反対側に配置される。これによって、内燃機関を傾けて設置した際に内燃機関の全高を低くできる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車等に用いられる内燃機関に関する。
バンク角が90度のV型8気筒4サイクル内燃機関において、全てのクランクピン軸中心が同一平面上に位置する平面クランク(いわゆるシングルプレーンクランク)を採用すると、各バンクにおける燃焼サイクルが180度間隔となり、吸気および排気のタイミングが等間隔となる。したがって各バンクで吸気干渉もしくは排気干渉が発生せず、高出力を得る上では有利である。しかしながら、平面クランクのV型8気筒内燃機関では各気筒間で往復運動質量の慣性力が完全にはバランスされず、主として内燃機関回転速度の2倍、すなわち回転2次成分の水平方向の慣性力が内燃機関全体としてみた時にも残ってしまう。この特性は運転時の振動の少なさや滑らかさが要求される乗用車(特に高級乗用車)用の内燃機関としては重大な問題である。この問題を解決するために2次慣性力を打ち消すバランサーシャフトを搭載するという解決方法が特許文献1などで提案されているが、クランクシャフトと並行に2本の回転軸を設けクランクシャフトの2倍の回転速度で駆動しなければならないために構造の複雑化が不可避であるという問題点が有った。
また、従来の内燃機関の可変圧縮比機構として、複リンク式のピストンクランク機構を利用したものが提案されている。これは、ピストンにピストンピンを介して一端が連結されたアッパーリンクと、このアッパーリンクの他端に連結されるとともに、クランクシャフトのクランクピンに連結されたロアリンクと、ロアリンクと内燃機関本体に対して支持されたコントロールシャフトとを連結して、ロアリンクの自由度を規制するコントロールリンクとを備えており、コントロールリンクの揺動支点位置が運転条件に応じて制御される構成となっている。ここで、コントロールリンクの一端は、コントロールシャフトの内燃機関本体に対する回転中心に対して偏心した位置で、クランクシャフトと略平行に延びるコントロールシャフトに揺動可能に支持されている。
コントロールシャフトが回転することによりコントロールリンクの揺動支点位置が変化すると、ロアリンクの姿勢が変化し、これに伴ってピストンの上死点位置、ひいては圧縮比が変化する。例えば負荷が比較的低い運転条件においては燃費効率に優れる高圧縮比に設定し、負荷が比較的高い運転条件においては気筒内の圧力が過大になることで各部品の耐久性に悪影響を与えないよう低圧縮比に設定する運転方法が考えられる。すなわち、内燃機関の運転条件に応じ圧縮比を最適な値に制御することによって燃費低減と最大出力の向上を同時に実現することが可能になる。
このような構成の内燃機関においては、特許文献2などに示されるように回転2次の慣性力を低減する効果が有ることが知られている。この回転2次振動低減効果はピストンとクランクピンとを連結する要素が多節リンク機構であることに起因しており、このような効果を得るためには圧縮比可変のためのコントロールリンクの揺動中心座標を移動させるメカニズムは必須ではない。より効果的に回転2次振動を低減するためには、特許文献2、特許文献3に示されるように各リンク節の長さと各部品の運動軌跡を適切に設計する方法や、特許文献4に示されるようにロアリンクの重心位置を適切に設計する方法が知られている。そして、複リンク式のピストンクランク機構をV型8気筒4サイクル内燃機関に適用すると、上述した平面クランクによる高出力と複リンクによる2次振動低減効果を同時に得て、さらに圧縮比可変による燃費及び出力の改善効果も得ることが可能である。
特開平8−193643号公報 特開2001−227367号公報 特開2002−227674号公報 特開2002−129995号公報
しかしながら、上記の従来の複リンク式ピストンクランク機構をV型8気筒内燃機関に適用した場合、内燃機関の全高が増すという問題点が有る。すなわち、従来の複リンク式ピストンクランク機構において2次振動低減効果を最大限得ようとすると、コントロールリンクの内燃機関本体に対する揺動中心(揺動支点位置)は、クランク軸回転中心からみてピストン往復方向に対して斜め下方に位置しているため、この複リンク機構を2つのシリンダ列間の角度だけ傾けて配置すると一方のバンクのコントロールリンクの揺動中心が鉛直下方に配置されることになる。すなわち、一方のバンクのコントロールシャフトが、クランクシャフトと略平行に、かつクランクシャフトの鉛直下方に配置されことになる。
そのため、クランクシャフトの鉛直下方に配置されることになる一方のバンクのコントロールシャフトを保持するためのベアリングも含めれば、内燃機関の全高はコントロールシャフトを有さない従来のピストンクランク機構に比べて相当に増大していまうという問題がある。
そこで、本発明はコントロールシャフトの位置、すなわちコントロールリンクの揺動中心の位置を変更することで、シリンダ軸線を傾けた時、特にバンク角90°のV型8気筒内燃機関を構成したときの内燃機関の全高を抑制することを目的とするものである。
本発明は、ピストンのピストンピンに連結されるアッパーリンクと、このアッパーリンクとクランクシャフトのクランクピンとを連結するロアリンクと、一端が機関本体側へ揺動可能に支持され、他端がロアリンクに連結されるコントロールリンクと、を備える内燃機関において、コントロールリンクの機関本体に対する揺動中心が、クランクシャフトの回転中心を通りピストン往復方向に平行な線の近傍の、クランクシャフト回転中心に対してピストンと反対側に配置されることを特徴としている。
本発明によれば、内燃機関を傾けて設置した際に内燃機関の全高を低くできる。特にクランク軸回転方向に内燃機関を傾けて設置した際に、コントロールリンク揺動中心が鉛直下方に突出することを防止し、内燃機関の全高を低くできる。
本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形態の説明図であり、内燃機関をクランク軸後方から見た際の各運動部品の配置を模式的に示した説明図である。
クランクシャフト1は、複数のクランクジャーナル2とクランクピン3とを備えており、シリンダブロック(図示せず)の主軸受(図示せず)に、クランクジャーナル2が回転自在に支持されている。
クランクシャフト1はクランクジャーナル2の軸心2aを中心に反時計回りに回転する。ここで、この軸心2aがクランクシャフト1の回転中心となる。
クランクピン3は、クランクジャーナル2に対して所定量偏心しており、ここにロアリンク4が回転自在に連結されている。
ロアリンク4はクランクピン3と同調してクランクジャーナル2の軸心2aの周りを回転運動し、さらにクランクピン3の周りを揺動運動する。ロアリンク4の一端はコントロールピン5を介してコントロールリンク6の他端と連結されている。コントロールリンク6の一端7は内燃機関本体に対して揺動可能に固定されている。詳述すると、内燃機関には、クランクシャフト1と略平行に延び、内燃機関本体に対して固定されたコントロールシャフト(図示せず)が設けられており、コントロールリンクの一端7は、このコントロールシャフトに対して揺動可能に連結されている。そして、コントロールリンク6の一端7が、コントロールリンク6の内燃機関本体に対する揺動中心となる。
また、コントロールリンク6の作用により、ロアリンク4がクランクジャーナル2の軸心2aの周りを回転運動する際のロアリンク4の傾きが制御され、クランク角に応じてロアリンク4の姿勢は一義的に定まる。ロアリンク4の他端はアッパーピン8を介してアッパーリンク9と連結されている。アッパーリンク9のアッパーピン8と反対側の一端はピストンピン10を介してピストン11と連結されている。尚、図1中のL1はクランクピン3の回転軌跡、L2はアッパーピン8の揺動軌跡、L3はコントロールピン5の略円弧状の揺動軌跡である。
そして、この第1実施形態にいては、コントロールリンク6の揺動中心となる一端7が、クランクシャフト1の回転中心(軸心2a)を通りピストン往復方向に平行な線分P1の近傍に位置し、かつピストン往復方向(図1における上下方向)で、クランクシャフト1の回転中心(軸心2a)に対してピストン11と反対側に位置するよう配置されている。
さらに、この第1実施形態においては、アッパーピン8がコントロールピン5とクランクピン3とを結ぶ線分P2に対しピストン11と反対側に位置するように、ロアリンク4の形状が設定されている。
図2は、第1比較例として従来の複リンク式内燃機関を模式的に示した説明図である。尚、図2に示す従来の複リンク式内燃機関は、本出願人が先に提案したもので特開2003−328796号公報等によって公知となっており、また部品の基本構成はこの従来例も上述した第1実施形態も同様であるので、重複する構成については同一の符号を付して説明を省略する。
上述した第1実施形態とこの第1比較例の第1の違いはコントロールリンク6の揺動中心7の位置である。第1実施形態では、コントロールリンク6の一端7、すなわちコントロールリンク6の揺動中心が、クランクジャーナル2の軸心2aを通りピストン往復方向に平行な線分P1の近傍の、クランクジャーナル2の軸心2aに対してピストン11と反対側の位置に配置される。図1ではシリンダが直立した状態で図示しているため、コントロールリンク6の揺動中心(一端7)の位置は換言すればクランクジャーナル2の軸心2aから鉛直下方近傍に配置されると言える。一方、図2に示す第1比較例においては、コントロールリンク6の揺動中心(一端7)が、クランクジャーナル2の斜め下方に位置し、線分P1から大きく離間した構成となっている。
両者の第2の違いはロアリンク4の形状にある。図2に示す第1比較例では、アッパーピン8の位置はクランクピン3とコントロールピン5を結ぶ線分P2に対してピストン11に近い側(図2における上側)にあるが、第1実施形態ではアッパーピン8の位置はクランクピン3とコントロールピン5を結ぶ線分P2に対してピストン11とは反対側(図1における下側)にある。
第1実施形態における内燃機関の第1の効果は、特に内燃機関を傾けた時に、内燃機関の全高を低くできることである。図3は、第1実施形態の内燃機関を反時計回りに45°傾けた際の図である。図4は、上述した第1比較例の内燃機関を反時計回りに45°傾けた際の図である。
図3の第1実施形態はその全高H1が、図2の第1比較例の全高H2に対して低くなっている。特に、第1実施形態におけるクランクジャーナル2の軸心2aから内燃機関下端までの距離K1が、第1比較例におけるクランクジャーナル2の軸心2aから内燃機関下端までの距離K2よりも小さくなっている。これはコントロールリンク6の揺動中心(一端7)の位置の違いによるものである。また、第1比較例の内燃機関ではコントロールリンク6の揺動中心(一端7)が内燃機関の下端となり、それに対して第1実施形態の内燃機関ではコントロールピン5の軌跡L3の下端付近が内燃機関の下端となる。
多気筒内燃機関の場合、内燃機関の前後を貫通するようにクランクシャフトと略平行にコントロールシャフトを設け、コントロールシャフトにコントロールリンクを回転自由に連結してコントロールリンクの揺動中心を構成することになる。そのため、上述した第1比較例では内燃機関のほぼ全長にわたって内燃機関の下端はコントロールリンク6の揺動中心(一端7)よりも低い位置になる。それに対して第1実施形態では各気筒ごとに独立したコントロールピン5の軌跡が最下点となるため、コントロールリンク6やコントロールピン5と干渉しない位置においては内燃機関の下端はコントロールリンク6の揺動中心(一端7)の位置まで高くできる。換言すれば、各気筒のボア中心の中間付近の部位においては内燃機関の上下寸法が若干小さくなるため、車両搭載時に他の部品との干渉を避ける等の効果がある。尚、ここで述べた内燃機関の全高を低減する効果は、コントロールリンク6の揺動中心の位置の違いのみに起因するものではなく、ロアリンク4の形状にも起因している。本発明の第1実施形態ではアッパーピン8の位置はクランクピン3とコントロールピン5を結ぶ線分P2に対してピストン11とは反対側にある。
例としてコントロールリンク6の揺動中心(一端7)の位置及び各リンク節の長さ(各ピン間の距離)を第1実施形態と同一にし、ロアリンク4の形状のみをアッパーピン8の位置を第1実施形態とは逆にロアリンク4のクランクピン3とコントロールピン5を結ぶ線分P2に対してピストン11に近い側(図5における上側)に配置した場合の内燃機関の形状を第2比較例として、図5に示す。尚、この第2比較例においても、部品の基本構成はこの従来例も上述した第1実施形態も同様であるので、重複する構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図1の第1実施形態に対して図5の第2比較例のほうが内燃機関の全高が増すことは一目瞭然である。また、ロアリンク4の寸法であるが、クランクピン3からコントロールピン5までの距離をLa、コントロールピン5からアッパーピン8までの距離をLbとしたとき、Lb/Laが少なくとも1.5≦Lb/La≦2.3となる関係を満たすよう設定されており、上述した第1実施形態においては、Lb/Laが約1.9となるように設定されている。このような寸法に設定したことにより図3のように内燃機関を配置したときに、コントロールリンク6の軌跡が鉛直下方に過度に突出することを避け、内燃機関全体をコンパクトにすることが可能になる。
図6に、本発明の第1実施形態、第1比較例及び一般的な単リンク式のピストンクランク機構をそれぞれ有する内燃機関に発生する慣性力を示す特性線図を示す。いずれも1気筒あたりの慣性力であり、ピストンストローク、ピストン質量、回転速度は同一である。図6aが水平方向(図1,2,5の左右方向)の慣性力であり、特性線16が一般的な単リンク式のピストンクランク機構を有する内燃機関(単リンク式内燃機関)における水平方向の慣性力を示し、特性線17が第1比較例における水平方向の慣性力を示し、特性線18が第1実施形態における水平方向の慣性力を示している。また、図6bが垂直方向(図1,2,5の上下方向)の慣性力であり、特性線19が一般的な単リンク式のピストンクランク機構を有する内燃機関(単リンク式内燃機関)における垂直方向の慣性力を示し、特性線20が第1比較例における垂直方向の慣性力を示し、特性線21が第1実施形態における垂直方向の慣性力を示している。尚、図6a及び図6bにおける縦軸は、同一スケールである。
この図6より、上下方向(垂直方向)の慣性力は複リンク式のピストンクランク機構を有する内燃機関(複リンク式内燃機関)の場合(特性線20、特性線21)のほうが単リンク式内燃機関の場合(特性線19)よりも小さいことが分かる。
図6の慣性力を寄り詳細に観察するために、各回転次数ごとの振幅を図7に示す。図7は図6に示した各内燃機関の慣性力のクランク回転1〜4次の成分の振幅をdB単位の棒グラフとして表したものであり、図7aは水平方向、図7bは垂直方向であり、いずれも縦軸の1目盛りは10dB相当である。
尚、図7a及び図7bにおいて、22,25は単リンク式内燃機関における各回転次数ごとの振幅を表し、23,26は第1比較例のピストンクランク機構を有する内燃機関における各回転次数ごとの振幅を表し、24,27は第1実施形態のピストンクランク機構を有する内燃機関における各回転次数ごとの振幅を表している。
垂直方向の回転2次成分(図7bを参照)は、単リンク式内燃機関に比べて複リンク式内燃機関(第1比較例及び第1実施形態)の方が慣性力が大きく低減されている。水平方向の回転2次成分では、複リンク式内燃機関の慣性力は単リンク式内燃機関(縦軸のレンジ外なので図示されず)に比べて非常に大きいが、そのレベル自身は単リンク式内燃機関の垂直方向の慣性力(図7bにおける回転2次の棒グラフ25を参照)よりも充分に小さく、従って上述の垂直方向2次慣性力の低減効果が得られるかぎり水平2次慣性力の悪化は大きな問題とならないことが分かる。さらに複リンク式内燃機関同士を比較すると、第1比較例に比べ第1実施形態のほうが水平2次慣性力が大きく低減されていることが分かる。この水平方向の2次慣性力の低減により、後述するようにV型8気筒内燃機関に適用した際にパワープラント振動を低減できる効果が得られる。
尚、上述した第1実施形態において、コントロールシャフト(図示せず)を内燃機関本体に対して回転可能に支持し、かつこのコントロールシャフトの内燃機関本体に対する回転中心に対して偏心した位置にコントロールリンク6の一端7を回転可能に連結するよう構成することも可能である。すなわち、本出願人が先に提案したもので特開2003−328796号公報等によって公知となっている内燃機関の圧縮比を可変可能な複リンク機構に対しても本発明は適用可能である。この場合、コントロールシャフトの機関本体に対する回転中心が、クランクシャフトの回転中心を通りピストン往復方向に平行な線(図1における線分P1に相当)の近傍の、クランクシャフト回転中心に対してピストンと反対側に配置される。
図8は本発明の第2実施形態の内燃機関をクランク軸後方から観察した図である。この第2実施形態は上述した第1実施形態の複リンク式内燃機関をバンク角90°のV型多気筒内燃機関にしたものである。また、従来の複リンク式内燃機関(図2に示した第1比較例)をバンク角90°のV型多気筒に組み合わせた内燃機関をクランク軸後方から観察したものを図9に示す。尚、図8及び図9における内燃機関の部品の基本構成は、上述した第1実施形態と略同様であるので、重複する構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図8の内燃機関の全高H3は、図9の内燃機関の全高H4に対して低い。特に、第2実施形態の内燃機関においては右バンク側(図8における右側バンク)のコントロールリンク6の揺動中心(一端7b)と左バンク側(図8における左側バンク)のコントロールリンク6の揺動中心(一端7a)とが略水平になるように配置されているため、図9の従来の複リンク式のV型内燃機関に比べて、左バンク側のコントロールリンク6の揺動中心(一端7a)が内燃機関の下方に配置されることがなく、全高を低く抑える上で有利である。
コントロールリンク6やコントロールピン5の軌跡が低い位置に配置されることとコントロールリンク6の揺動中心(一端7)が同程度に低い位置に配置されることの違いは以下のような点である。コントロールリンク6の揺動中心(一端7)には通常内燃機関を前後に貫通するシャフトが用いられるため、内燃機関の全長全てにわたってこの部位に部材が存在し、さらにこのシャフトを内燃機関本体に固定するためのベアリングキャップやボルトを配置するためにシャフトよりもさらに低い位置に部品が突出するのに対し、コントロールリンク6やコントロールピン5の軌跡は内燃機関前後方向には各気筒中心付近の部位にしか存在せず、隣接する気筒間の中心付近(通常シリンダブロックのバルクヘッドが配置される部位)においては内燃機関の最下端はコントロールリンク6やコントロールピン5の最下端よりも高い位置になる。すなわち、例えば本発明の第2実施形態の内燃機関を車両に搭載する場合などに、隣接する気筒間の中心付近に他の車体側部品(例えばサスペンションメンバーやワイアーハーネスなど)を配置することによりエンジンルーム内の部品配置を最適化し内燃機関をより低い位置に搭載することが可能になる。
図10は本発明の第3実施形態の内燃機関の概略構成を示している。この第3実施形は、上述した第2実施形態のV型内燃機関のうち、特に8気筒でシングルプレーンクランクを有するものである。シングルプレーンクランクとはクランクシャフト1のクランクジャーナル2と全てのクランクピン3の中心軸が同一平面上に配置されるものである。一方、図11は従来の複リンク式内燃機関をシングルプレーンクランクを有するバンク角90°のV型8気筒にしたものである。また、図12は一般的な単リンク式のピストンクランク機構を有する内燃機関(単リンク式内燃機関)を同じくシングルプレーンクランクを有するバンク角90°のV型8気筒にしたものである。
図13〜15はそれぞれ図10〜12の内燃機関に発生する慣性加振力の回転2次成分を横軸クランク角で示したものであり、図13a、図14a、図15aが水平方向(図10〜12において左右方向)における慣性加振力の回転2次成分を表し、図13b、図14b、図15bが上下方向における慣性加振力の回転2次成分を表す。尚、それぞれの内燃機関でピストンの質量、ストローク、回転速度は同一として計算したグラフであり、縦軸のスケールは全て同一である。
また、図13〜図15において、太実線で示した各慣性加振力は、それぞれ各気筒で発生する慣性力の回転2次成分を合成したものである。各気筒で発生する慣性力の回転2次成分は、図13〜図15において細実線で示したものであり、同一の位相で慣性力を発生する気筒が2つ存在するために、8気筒分として4本の特性線としてそれぞれ表される。
図15の単リンク式のピストンクランク機構を有する内燃機関では、水平方向に回転2次の加振力が発生している。それに対して図14の従来の複リンク式内燃機関では、複リンク機構のピストン往復方向の回転2次加振力を低減する効果があるため水平方向の2次慣性力は低減される。しかしながら、反面で垂直方向の回転2次慣性力が発生する。
それに対して、本発明の第3実施形態における内燃機関では、図13に示すように、水平方向慣性力の2次成分に加えて垂直方向慣性力の2次成分も低減されていることが分かる。これは本発明では各リンク節の長さと配置を最適にしたことにより、V型8気筒内燃機関の垂直方向の2次慣性力の原因となる、各気筒の水平方向(ピストン往復方向に垂直な方向)の慣性力が低減されたことによるものである。そのため、第3実施形態では各気筒間の吸排気干渉を抑制し高出力を得る上で好適なシングルプレーンクランクを採用しつつ、シングルプレーンクランクの短所である水平2次慣性力を低減でき、高出力と低振動を両立した内燃機関を実現している。
上記各実施形態から把握し得る本発明の技術的思想について、その効果とともに列記する。
(1) ピストンのピストンピンに連結されるアッパーリンクと、このアッパーリンクとクランクシャフトのクランクピンとを連結するロアリンクと、一端が機関本体側へ揺動可能に支持され、他端がロアリンクに連結されるコントロールリンクと、を備える内燃機関において、コントロールリンクの機関本体に対する揺動中心が、クランクシャフトの回転中心を通りピストン往復方向に平行な線の近傍の、クランクシャフト回転中心に対してピストンと反対側に配置される。
これによって、内燃機関を傾けて設置した際に内燃機関の全高を低くできる。特にクランクシャフト回転方向に内燃機関を傾けて設置した際に、コントロールリンクの揺動中心が鉛直下方に突出することを防止し、内燃機関の全高を低くできる。
(2) ピストンのピストンピンに連結されるアッパーリンクと、このアッパーリンクとクランクシャフトのクランクピンとを連結するロアリンクと、一端が内燃機関本体に対して支持されたコントロールシャフトに揺動可能に支持されていると共に他端がコントロールピンを介してロアリンクに揺動可能に連結されたてコントロールリンクと、を備える内燃機関において、コントロールリンクのコントロールシャフトに対する揺動中心がコントロールシャフトの機関本体に対する回転中心に対して偏心しており、コントロールシャフトの機関本体に対する回転中心が、クランクシャフトの回転中心を通りピストン往復方向に平行な線の近傍の、クランクシャフト回転中心に対してピストンと反対側に配置される。これによって、コントロールシャフトを回転させることでコントロールリンクの揺動中心の位置を変化させ圧縮比を可変する内燃機関において、上記(1)に記載の内燃機関と同様に、内燃機関を傾けて設置した際に内燃機関の全高を低くできる。特にクランクシャフト回転方向に内燃機関を傾けて設置した際に、コントロールリンクの揺動中心が鉛直下方に突出することを防止し、内燃機関の全高を低くできる。
(3) 上記(1)または(2)に記載の内燃機関において、アッパーリンクとロアリンクとはアッパーピンで連結され、コントロールリンクとロアリンクはコントロールピンで連結され、アッパーピンの位置が、コントロールピンとクランクピンとを結ぶ線分に対し、ピストンと反対側の位置に設けられる。これによって、ピストン往復方向およびピストン往復方向と直交する方向の回転2次慣性力を低減することができる。また、クランクシャフト中心からピストン上死点位置までの距離が低く抑えられるために内燃機関の小型化に寄与する。また、従来の複リンク式内燃機関と比較して慣性加振力とくにピストン往復方向と垂直な方向の回転2次慣性力が低減され、内燃機関の低振動化に寄与する。
(4) 上記(3)に記載の内燃機関において、クランクピンからコントロールピンまでの距離をLa、コントロールピンからアッパーピンまでの距離をLbとしたとき、1.5≦Lb/La≦2.3なる関係を満足する。これによって、充分なピストンストロークおよび2次振動低減効果を得つつ、内燃機関を傾けて設置した際に全高が増大することを抑制できる。特にクランクシャフト回転方向に傾けて設置した際にコントロールリンクの運動軌跡が鉛直下方に突出し内燃機関の全高が増大することを抑制できる。同時に、各運動部品の慣性力のバランスを好適に保ち、内燃機関の低振動化に寄与する。
(5) 上記(1)〜(4)のいずれかに記載の内燃機関において、複数のシリンダがV型に2列に配置されている。これによって、V型内燃機関の全高を低くすることができる。
(6) 上記(5)に記載の内燃機関において、2列のシリンダ列の中心軸線が鉛直軸に対して互いに逆向きの傾きを持つように内燃機関を設置した際に、一方のシリンダ列のコントロールリンクの機関本体に対する揺動中心と、他方のシリンダ列のコントロールリンクの機関本体に対する揺動中心とを結んだ線分が略水平となる。これによって、コントロールリンクの機関本体に対する揺動点近傍が内燃機関の鉛直下方に突出することを抑制でき、内燃機関の全高を低くすることができる。
(7) 上記(5)または(6)に記載の記載の内燃機関において、2列のシリンダ列がなす角度が90°である。これによって、シリンダ列を傾けた時の全高抑制効果が傾け角度がクランク軸回転方向に略45°の時にほぼ最大となるため、内燃機関の全高抑制効果が最も効果的に得られる。
(8) 上記(7)に記載の内燃機関において、シリンダの数が8である。これによって、等間隔爆発の4ストローク行程とした時に前後に隣接する2つの気筒のクランクピンがクランクシャフト回転中心から見て同一位相となるため、クランクシャフトを簡便な4スローで構成して多気筒化を容易に実現でき、内燃機関の高出力化や低振動化が可能になる。特にリンク類の機関前後方向の寸法が従来のピストンクランク機構におけるコネクティングロッドよりも幅広となるため、クランクピンが同一位相となることで部品構成が単純になる効果を従来エンジンよりも顕著に得ることができる。
(9) 上記(8)に記載の内燃機関において、全てのクランクピン中心軸線が同一平面上に配置される平面クランクを有する。これによって、4ストローク行程とした場合に各シリンダ列ごとにみて等間隔燃焼となるため、吸排気効率に優れるため高出力を得ることが可能になる。さらに従来のピストンクランク機構を有する平面クランク90°V8内燃機関では機関水平方向に2次慣性力が発生するが、本発明の複リンク機構を有する内燃機関ではその水平2次慣性力を低減することができ、高出力と低振動を両立した内燃機関を実現することができる。
本発明の第1実施形態における内燃機関の説明図であり、内燃機関をクランク軸後方から見た際の各運動部品の配置を模式的に示した説明図。 第1比較例として従来の複リンク式内燃機関を模式的に示した説明図。 第1実施形態の内燃機関を反時計回りに45°傾けた状態を示した説明図。 第1比較例の内燃機関を反時計回りに45°傾けた状態を示した説明図。 第2比較例としての複リンク式内燃機関を模式的に示した説明図。 内燃機関に発生する慣性力を示す特性線図。 内燃機関の慣性力のクランク回転1〜4次の成分の模式的に示した説明図。 本発明の第2実施形態における内燃機関の説明図であり、内燃機関をクランク軸後方から見た際の各運動部品の配置を模式的に示した説明図。 第1比較例の内燃機関をバンク角90°のV型多気筒に組み合わせた内燃機関を模式的に示した説明図。 本発明の第3実施形態の内燃機関の概略構成を示した説明図。 従来の複リンク式内燃機関の概略構成を示した説明図。 一般的な単リンク式内燃機関の概略構成を示した説明図。 本発明の第3実施形態の内燃機関に発生する慣性加振力の回転2次成分を示した説明図。 図11に示す複リンク式内燃機関に発生する慣性加振力の回転2次成分を示した説明図。 図12に示す内燃機関に発生する慣性加振力の回転2次成分を示した説明図。
符号の説明
1…クランクシャフト
2…クランクジャーナル
3…クランクピン
4…ロアリンク
5…コントロールピン
6…コントロールリンク
7…一端

Claims (9)

  1. ピストンのピストンピンに連結されるアッパーリンクと、このアッパーリンクとクランクシャフトのクランクピンとを連結するロアリンクと、一端が機関本体側へ揺動可能に支持され、他端がロアリンクに連結されるコントロールリンクと、を備える内燃機関において、
    コントロールリンクの機関本体に対する揺動中心が、クランクシャフトの回転中心を通りピストン往復方向に平行な線の近傍の、クランクシャフト回転中心に対してピストンと反対側に配置されることを特徴とする内燃機関。
  2. ピストンのピストンピンに連結されるアッパーリンクと、このアッパーリンクとクランクシャフトのクランクピンとを連結するロアリンクと、一端が内燃機関本体に対して支持されたコントロールシャフトに揺動可能に支持されていると共に他端がコントロールピンを介してロアリンクに揺動可能に連結されたてコントロールリンクと、を備える内燃機関において、
    コントロールリンクのコントロールシャフトに対する揺動中心がコントロールシャフトの機関本体に対する回転中心に対して偏心しており、
    コントロールシャフトの機関本体に対する回転中心が、クランクシャフトの回転中心を通りピストン往復方向に平行な線の近傍の、クランクシャフト回転中心に対してピストンと反対側に配置されることを特徴とする内燃機関。
  3. アッパーリンクとロアリンクとはアッパーピンで連結され、コントロールリンクとロアリンクはコントロールピンで連結され、アッパーピンの位置が、コントロールピンとクランクピンとを結ぶ線分に対し、ピストンと反対側の位置に設けられることを特徴とする請求項1または2記載の内燃機関。
  4. クランクピンからコントロールピンまでの距離をLa、コントロールピンからアッパーピンまでの距離をLbとしたとき、1.5≦Lb/La≦2.3なる関係を満足することを特徴とする請求項3に記載の内燃機関。
  5. 複数のシリンダがV型に2列に配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関。
  6. 2列のシリンダ列の中心軸線が鉛直軸に対して互いに逆向きの傾きを持つように内燃機関を設置した際に、一方のシリンダ列のコントロールリンクの機関本体に対する揺動中心と、他方のシリンダ列のコントロールリンクの機関本体に対する揺動中心とを結んだ線分が略水平となることを特徴とする請求項5に記載の内燃機関。
  7. 2列のシリンダ列がなす角度が90°であることを特徴とする請求項5または6に記載の内燃機関。
  8. シリンダの数が8であることを特徴とする請求項7に記載の内燃機関。
  9. 全てのクランクピン中心軸線が同一平面上に配置される平面クランクを有することを特徴とする請求項8に記載の内燃機関。
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