JP2002054468A - 内燃機関の可変圧縮比機構 - Google Patents

内燃機関の可変圧縮比機構

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compression ratio
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克也 茂木
Shunichi Aoyama
俊一 青山
Ryosuke Hiyoshi
亮介 日吉
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B41/00Engines characterised by special means for improving conversion of heat or pressure energy into mechanical power
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/04Engines with variable distances between pistons at top dead-centre positions and cylinder heads
    • F02B75/048Engines with variable distances between pistons at top dead-centre positions and cylinder heads by means of a variable crank stroke length

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複リンク式可変圧縮比機構におけるピストン
スラスト荷重によるフリクションを低減する。 【解決手段】 可変圧縮比機構は、ピストン1に連結さ
れたアッパリンク3と、アッパリンク3に連結されると
ともに、クランクシャフト4のクランクピン5に連結さ
れたロアリンク6と、ロアリンク6と偏心軸部10Aと
を連結してロアリンク6の自由度を規制するコントロー
ルリンク9と、を備える。コントロールシャフト10の
回動位置によってピストン1の上死点位置ひいては圧縮
比が変化する。ピストンピン中心(J1)の往復運動軸
線L1と、接続点J2を通り軸線L1に平行な直線L2
との間のオフセット量は、上死点位置にあるときの値Δ
Tが下死点位置にあるときの値ΔBよりも常に小さい。
従って、アッパリンク3の傾きが上死点近傍で小さく、
スラスト荷重が低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複リンク式のピ
ストン−クランク機構を利用してピストン上死点位置を
変化させるようにした内燃機関の可変圧縮比機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の内燃機関の可変圧縮比機構とし
て、複リンク式のピストン−クランク機構を利用したも
のが提案されている(例えば1976年12月発行の
「Product Engineering」第19頁
参照)。これは、ピストンにピストンピンを介して一端
が連結されたアッパリンクと、このアッパリンクの他端
に連結されるとともに、クランクシャフトのクランクピ
ンに連結されたロアリンクと、上記ロアリンクと内燃機
関本体とを連結して、ロアリンクの自由度を規制するコ
ントロールリンクと、を備えており、上記コントロール
リンクの揺動支点位置が運転条件に応じて制御される構
成となっている。このものでは、コントロールリンクの
揺動支点位置が変化すると、ロアリンクの姿勢が変化
し、これに伴ってピストンの上死点位置、ひいては圧縮
比が変化する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような複リンク式
のピストン−クランク機構を利用した可変圧縮比機構に
おいては、リンク構成の自由度が大きく、コントロール
リンクの揺動支点位置によっては、アッパリンクが大き
く傾いた状態でピストンが上死点位置に達する場合があ
る。このような場合、ピストンスラスト荷重が大とな
り、摩擦損失の増大ひいては効率の低下、燃料消費率の
悪化を招く虞がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
ピストンのピストンピンに一端が連結されたアッパリン
クと、このアッパリンクとクランクシャフトのクランク
ピンとを連結するロアリンクと、上記ロアリンクに一端
が連結されるとともに、他端が内燃機関本体に揺動可能
に連結されたコントロールリンクと、このコントロール
リンクの内燃機関本体に対する揺動支点位置(J4)を
変化させる支点位置可変機構と、を備えてなる内燃機関
の可変圧縮比機構において、ピストンピン中心(J1)
の往復運動軸線をL1とし、上記アッパリンクと上記ロ
アリンクとの接続点(J2)を通り上記軸線L1に平行
な直線をL2とし、ピストン上死点位置におけるL1,
L2間のオフセット量をΔT、ピストン下死点位置にお
けるL1,L2間のオフセット量をΔBとすると、内燃
機関の全ての運転領域において、ΔT<ΔBの関係が保
たれることを特徴としている。
【0005】なお、ここでピストンの「上死点位置」な
らびに「下死点位置」とは、上記揺動支点位置(J4)
がある位置に制御されたそれぞれの状態において、ピス
トンのストロークの中で、最上方の位置ならびに最下方
の位置を意味する。
【0006】上記支点位置可変機構は、例えば請求項6
の発明では、偏心軸部を備えたコントロールシャフトか
らなり、上記コントロールリンクの端部が上記偏心軸部
に揺動可能に連結されているが、この構成に限定される
ものではない。
【0007】図1は、この請求項1の関係を図示したも
のであり、クランクシャフトのクランクピンが回転する
と、ロアリンクが上下に揺動運動し、アッパリンクを介
してピストンが上下にストロークする。ここで、機関運
転条件に基づいてコントロールリンクの揺動支点位置
(J4)が変化すると、ロアリンクの姿勢が変化し、ピ
ストン上死点位置が変化する。これにより、圧縮比が変
化する。
【0008】ここで、請求項1の発明では、ピストン上
死点位置におけるL1,L2間のオフセット量ΔTが、
ピストン下死点位置におけるL1,L2間のオフセット
量ΔBよりも小さく、つまり、ピストン上死点位置で
は、アッパリンクがより垂直に近い姿勢となる。そし
て、この関係が、内燃機関の全ての運転領域において保
たれる。つまり、コントロールリンクの揺動支点位置
(J4)が変化しても、このΔT<ΔBの関係が保たれ
る。
【0009】図2は、ピストンに発生するスラスト荷重
を説明する図であって、図示するように、垂直軸線(L
1)に対するアッパリンクの傾斜角をα、ピストンの垂
直方向の荷重をWとすると、スラスト荷重Ptは、(W
×tanα)に比例する。なお、ピストンに作用する荷
重Wは、燃焼ガス圧による荷重から慣性力を差し引いた
値となる。つまり、アッパリンクの傾斜角αが小さいほ
どスラスト荷重Ptは小さく、傾斜角αが0であれば、
スラスト荷重Ptは理論上0となり得る。
【0010】ピストンに作用する荷重Wは、上死点近傍
で増大するため、スラスト荷重Ptを低減し、フリクシ
ョンの発生を最小限にするには、上死点近傍でアッパリ
ンクの傾斜角αを小とするのが有効である。この傾斜角
αは、上記のL1,L2間のオフセット量によって示さ
れる。
【0011】また請求項2に係る発明は、ピストンのピ
ストンピンに一端が連結されたアッパリンクと、このア
ッパリンクとクランクシャフトのクランクピンとを連結
するロアリンクと、上記ロアリンクに一端が連結される
とともに、他端が内燃機関本体に揺動可能に連結された
コントロールリンクと、このコントロールリンクの内燃
機関本体に対する揺動支点位置(J4)を変化させる支
点位置可変機構と、を備えてなる内燃機関の可変圧縮比
機構において、ピストンピン中心(J1)の往復運動軸
線をL1とし、上記アッパリンクと上記ロアリンクとの
接続点(J2)を通り上記軸線L1に平行な直線をL2
とすると、上記コントロールリンクの揺動支点位置(J
4)が特定位置にあるときに、ピストン上死点位置にお
けるL1,L2間のオフセット量ΔTが0となることを
特徴としている。
【0012】そして、この請求項2の発明をより具体化
した請求項3の発明では、上記特定位置において高圧縮
比状態となる。
【0013】上記のように、オフセット量ΔTが0とな
ると、スラスト荷重Ptは理論上0となる。従って、荷
重Wが大となる上死点近傍におけるスラスト荷重Ptが
低減する。特に、請求項3のように、高圧縮比状態に制
御したときに、上死点近傍でのアッパリンクの傾斜角α
が0となるようにすれば、熱力学的に高効率となる高圧
縮比状態においてフリクションが低減するため、機関の
効率が一層高められる。
【0014】さらに、請求項1〜3に従属する請求項4
の発明は、上記アッパリンクと上記ロアリンクとの接続
点(J2)の速度をV1、上記クランクピンの速度をV
2とすると、ピストン速度が極大となるクランク角にお
いてV1>V2となるように、上記コントロールリンク
と上記ロアリンクとの接続点(J3)が設定されている
ことを特徴としている。
【0015】すなわち、クランクピン(クランクシャフ
ト)が回転すると、ロアリンクはコントロールリンクと
の接続点(J3)を支点として揺動する。このとき、上
記アッパリンクと上記ロアリンクとの接続点(J2)の
速度V1が、上記クランクピンの速度V2よりも大きく
なるようにすれば、ロアリンクのレバー作用によって、
クランクピンの変位が拡大してアッパリンクに伝達され
ることになる。特に、ピストン速度が極大となるクラン
ク角において、この関係が得られることが最も効果的で
ある。従って、所定のピストン行程を得るために必要な
クランクピンの回転半径を小さくすることができる。
【0016】また請求項5の発明は、上記アッパリンク
と上記ロアリンクとの接続点(J2)と、上記コントロ
ールリンクと上記ロアリンクとの接続点(J3)と、を
結んだ線分を線分J2−J3とすると、ピストン速度が
極大となるクランク角においてクランクピンの速度ベク
トルが上記線分J2−J3と交差するように、上記コン
トロールリンクと上記ロアリンクとの接続点(J3)が
設定されていることを特徴としている。このような関係
にあれば、請求項4のように、V1>V2となる関係が
得られる。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、燃焼ガス圧に
より垂直方向の荷重が大となる上死点近傍においてアッ
パリンクの傾きが小さくなり、燃焼ガス圧により発生す
るピストンのスラスト荷重を低減できる。特に、コント
ロールリンクの揺動支点位置に拘わらず、常に上死点近
傍でのアッパリンクの傾きが小さく保たれるので、内燃
機関全体としてフリクションを低減できる。
【0018】また請求項2の発明によれば、特定の運転
条件のときに、ピストン上死点位置でアッパリンクの傾
きが0となり、スラスト荷重によるフリクションが大幅
に低減する。従って、特に請求項3のように高圧縮比状
態においてピストン上死点位置でアッパリンクの傾きが
0となるようにすれば、内燃機関の最高効率をさらに向
上させることができる。
【0019】さらに、請求項4および請求項5の発明に
よれば、クランクピンの回転半径に対しピストン行程を
拡大する作用が大きく得られる。従って、所定のピスト
ン行程を得るために必要なクランクピン回転半径を小さ
くでき、クランクシャフトを高剛性にできるとともに、
クランクケースを小型化できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施の
形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0021】図3は、この発明に係る可変圧縮比機構を
備えた内燃機関の断面図であり、特に、ピストン1が上
死点付近にある状態を示している。
【0022】この可変圧縮比機構は、ピストン1にピス
トンピン2を介して一端が連結されたアッパリンク3
と、このアッパリンク3の他端に連結ピン8を介して揺
動可能に連結されるとともに、クランクシャフト4のク
ランクピン5に連結されたロアリンク6と、一端が上記
ロアリンク6に連結ピン7を介して連結されるととも
に、他端が内燃機関本体に連結されて、ロアリンク6の
自由度を規制するコントロールリンク9と、を備えてい
る。上記ピストン1は、シリンダ11内を上下に摺動
し、その上部に燃焼室12を画成している。上記コント
ロールリンク9の他端は、詳しくは、シリンダブロック
(図示せず)下部に配置したコントロールシャフト10
の偏心軸部10Aに揺動可能に支持されており、上記偏
心軸部10Aの回動位置によってコントロールリンク9
の揺動支点位置(J4)が変化し、これに伴ってピスト
ン1の上死点位置、ひいては圧縮比が変化する構成とな
っている。なお、上記クランクシャフト4は、図の時計
回り方向に回転する。
【0023】また、上記ピストンピン2の中心を点J
1、連結ピン8の中心を接続点J2、連結ピン7の中心
を接続点J3とする。
【0024】図4は、ピストン1が上死点位置にあると
きの状態を示している。また、図5は、ピストン1が下
死点位置にあるときの状態を示している。なお、それぞ
れの図は、コントロールシャフト10が高圧縮比状態に
相当する状態に制御されている場合の例を示している。
【0025】図示するように、ピストンピン2の中心
(J1)の往復運動軸線をL1とし、上記接続点J2を
通り上記軸線L1に平行な直線をL2として、ピストン
1が上死点位置にあるときのL1,L2間のオフセット
量をΔTとし、下死点位置にあるときのオフセット量を
ΔBとすると、ΔT<ΔBの関係がある。特に、この制
御状態では、上死点位置にあるときのオフセット量ΔT
は0である。そして、このΔT<ΔBの関係は、コント
ロールシャフト10の制御状態に拘わらず成立するよう
になっている。
【0026】次に、図6〜図8を用いて、上記ロアリン
ク6による変位拡大作用について説明する。図6は、圧
縮行程後半の状態を示しているが、この図示の瞬間に、
接続点J2は、速度V1で運動し、クランクピン5(詳
しくはその中心点)は、速度V2で運動する。このと
き、ロアリンク6は、コントロールリンク9との接続点
J3を支点として揺動するレバーとして機能し、クラン
クピン5の動きが拡大されて接続点J2に伝達される。
つまり、速度V1は速度V2よりも大きくなる。また、
図7は、膨張行程のピストン速度が最大となる位置にお
ける速度V1,V2を示しており、図示するように、や
はり速度V1が速度V2よりも大きくなる。このよう
に、V1>V2の関係となるためには、クランクピン5
の速度ベクトル(矢印V2)が線分J2−J3と交差し
ていればよい。特に、図7に示すように、ピストン速度
が最大となるクランク角において、上記の関係が得られ
ることが最も効果的である。
【0027】図8は、クランクピン5の回転振幅(クラ
ンクピン5の回転半径×2)とピストンストロークとの
関係を示したものであり、この実施例では、クランクピ
ン5の変位に対しピストンストロークが2倍程度に拡大
されている。なお、上死点と下死点との中間の位置付近
でピストン速度が最大となり、図8では、クランク角で
180°、360°の付近がこれに対応する。また、ス
トローク特性も単振動に近い素直な特性のものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1のリンク構成を模式的に示した説明
図。
【図2】ピストンスラスト荷重についての説明図。
【図3】本発明の一実施例を示す断面図。
【図4】ピストン上死点位置における状態を示す説明
図。
【図5】ピストン下死点位置における状態を示す説明
図。
【図6】圧縮行程後半の状態を示す説明図。
【図7】膨張行程のピストン速度が最大となる位置での
説明図。
【図8】クランクピンの回転振幅とピストンストローク
との関係を示す特性図。
【符号の説明】
1…ピストン 2…ピストンピン 3…アッパリンク 5…クランクピン 6…ロアリンク 7…連結ピン 8…連結ピン 9…コントロールリンク 10…コントロールシャフト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日吉 亮介 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3G092 AA12 DD06 DG03 EA25 FA25 FA50

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンのピストンピンに一端が連結さ
    れたアッパリンクと、このアッパリンクとクランクシャ
    フトのクランクピンとを連結するロアリンクと、上記ロ
    アリンクに一端が連結されるとともに、他端が内燃機関
    本体に揺動可能に連結されたコントロールリンクと、こ
    のコントロールリンクの内燃機関本体に対する揺動支点
    位置(J4)を変化させる支点位置可変機構と、を備え
    てなる内燃機関の可変圧縮比機構において、 ピストンピン中心(J1)の往復運動軸線をL1とし、
    上記アッパリンクと上記ロアリンクとの接続点(J2)
    を通り上記軸線L1に平行な直線をL2とし、ピストン
    上死点位置におけるL1,L2間のオフセット量をΔ
    T、ピストン下死点位置におけるL1,L2間のオフセ
    ット量をΔBとすると、 内燃機関の全ての運転領域において、ΔT<ΔBの関係
    が保たれることを特徴とする内燃機関の可変圧縮比機
    構。
  2. 【請求項2】 ピストンのピストンピンに一端が連結さ
    れたアッパリンクと、このアッパリンクとクランクシャ
    フトのクランクピンとを連結するロアリンクと、上記ロ
    アリンクに一端が連結されるとともに、他端が内燃機関
    本体に揺動可能に連結されたコントロールリンクと、こ
    のコントロールリンクの内燃機関本体に対する揺動支点
    位置(J4)を変化させる支点位置可変機構と、を備え
    てなる内燃機関の可変圧縮比機構において、 ピストンピン中心(J1)の往復運動軸線をL1とし、
    上記アッパリンクと上記ロアリンクとの接続点(J2)
    を通り上記軸線L1に平行な直線をL2とすると、 上記コントロールリンクの揺動支点位置(J4)が特定
    位置にあるときに、ピストン上死点位置におけるL1,
    L2間のオフセット量ΔTが0となることを特徴とする
    内燃機関の可変圧縮比機構。
  3. 【請求項3】 上記特定位置において高圧縮比状態とな
    ることを特徴とする請求項2記載の内燃機関の可変圧縮
    比機構。
  4. 【請求項4】 上記アッパリンクと上記ロアリンクとの
    接続点(J2)の速度をV1、上記クランクピンの速度
    をV2とすると、ピストン速度が極大となるクランク角
    においてV1>V2となるように、上記コントロールリ
    ンクと上記ロアリンクとの接続点(J3)が設定されて
    いることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    内燃機関の可変圧縮比機構。
  5. 【請求項5】 上記アッパリンクと上記ロアリンクとの
    接続点(J2)と、上記コントロールリンクと上記ロア
    リンクとの接続点(J3)と、を結んだ線分を線分J2
    −J3とすると、ピストン速度が極大となるクランク角
    においてクランクピンの速度ベクトルが上記線分J2−
    J3と交差するように、上記コントロールリンクと上記
    ロアリンクとの接続点(J3)が設定されていることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の
    可変圧縮比機構。
  6. 【請求項6】 上記支点位置可変機構は、偏心軸部を備
    えたコントロールシャフトからなり、上記コントロール
    リンクの端部が上記偏心軸部に揺動可能に連結されてい
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の内
    燃機関の可変圧縮比機構。
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