JP4888518B2 - レシプロ式内燃機関 - Google Patents
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Description
上記アッパーリンクは、ピストンピンから見たときの上記第1の連結点の揺動軌跡が下に凸な円弧となるように、その下端側においてロアーリンクに連結され、上死点と下死点とで第1の連結点が揺動軌跡の円弧の途中に位置するように構成されており、
上記サードリンクは、機関本体側の支持点から見たときの上記第2の連結点の揺動軌跡が上に凸な円弧となるように、その上端側においてロアーリンクに連結され、上死点と下死点とで第2の連結点が揺動軌跡の円弧の途中に位置するように構成され、上死点からピストンが下降してアッパーリンクのシリンダ軸線に対する傾きが増えるとき、サードリンクのシリンダ軸線に対する傾きが増え、かつ、下死点に向かってピストンが下降してアッパーリンクのシリンダ軸線に対する傾きが減るとき、サードリンクのシリンダ軸線に対する傾きが減ることを特徴としている。
上記クランクピンの軸心と、ロアーリンクとサードリンクとが相対回転可能に連結する部分の第1の軸心と、の距離をL2;
上記サードリンクのリンク長をL3;
上記クランクピンの軸心と、アッパーリンクとロアーリンクとが相対回転可能に連結する部分の第2の軸心と、の距離をL4;
上記第1の軸心と第2の軸心との距離をL5;
上記アッパーリンクのリンク長をL6;
上記サードリンクの揺動軸心の座標位置を(XC,YC);
ピストンピンの往復軸線のx座標をx4;
と定義した場合、
L1:L2:L3:L4:L5:L6:XC:YC:x4
≒1:2.4:2.65〜3.5:0.69:3.0〜3.4:3.3〜3.55:3.2〜3.55:−2〜−1.35:−1〜−0.6
が成立することを特徴としている。
クランクシャフト1の軸心Oとクランクピン3の軸心Oeとの距離をL1;
クランクピン3の軸心Oeと、ロアーリンク4と制御リンク10とを相対回転可能に連結する連結ピン11の軸心(第1の軸心)Ofと、の距離をL2;
制御リンク10のリンク長をL3;
クランクピン3の軸心Oeと、アッパーリンク5とロアーリンク4とを相対回転可能に連結する連結ピン6の軸心(第2の軸心)Odと、の距離をL4;
上記軸心Ofと軸心Odとの距離をL5;
アッパーリンク5のリンク長をL6;
制御リンク10の揺動軸心Oaの座標位置を(XC,YC);
ピストンピン7の往復軸線lのx座標をx4;
と定義した場合、以下の比が成立するように設定されている。
L1:L2:L3:L4:L5:L6:XC:YC:x4
≒1:2.4:2.65〜3.5:0.69:3.0〜3.4:3.3〜3.55:3.2〜3.55:−2〜−1.35:−1〜−0.6
なお、XC,YCは制御軸12の回動位置によって変化するが、本実施例では、制御軸12の回動位置が制御範囲内にあるときは、常に上記の比が成立するように設定されている。
3…クランクピン
4…ロアーリンク
5…アッパーリンク
7…ピストンピン
8…ピストン
10…制御リンク(サードリンク)
Claims (8)
- ピストンのピストンピンに連結されるアッパーリンクと、
このアッパーリンクとクランクシャフトのクランクピンとを連結するロアーリンクと、
一端が機関本体側へ揺動可能に支持され、他端が上記ロアーリンクに連結されるサードリンクと、を備え、
クランクシャフト軸方向に見たときに、アッパーリンクとロアーリンクを連結する第1の連結点とサードリンクとロアーリンクを連結する第2の連結点とは、クランクピンを通りシリンダ軸線方向に延びる直線を挟んで互いに反対側に配置されるレシプロ式内燃機関であって、
上記アッパーリンクは、ピストンピンから見たときの上記第1の連結点の揺動軌跡が下に凸な円弧となるように、その下端側においてロアーリンクに連結され、上死点と下死点とで第1の連結点が揺動軌跡の円弧の途中に位置するように構成され、
上記サードリンクは、機関本体側の支持点から見たときの上記第2の連結点の揺動軌跡が上に凸な円弧となるように、その上端側においてロアーリンクに連結され、上死点と下死点とで第2の連結点が揺動軌跡の円弧の途中に位置するように構成され、上死点からピストンが下降してアッパーリンクのシリンダ軸線に対する傾きが増えるとき、サードリンクのシリンダ軸線に対する傾きが増え、かつ、下死点に向かってピストンが下降してアッパーリンクのシリンダ軸線に対する傾きが減るとき、サードリンクのシリンダ軸線に対する傾きが減ることを特徴とするレシプロ式内燃機関。 - ピストン運動のクランクシャフト回転同期に対する2次振動成分の振幅と3次振動成分の振幅とがほぼ等しいことを特徴とする請求項1に記載のレシプロ式内燃機関。
- 上記サードリンクの揺動軸心の位置を機関本体に対して移動することにより、機関の圧縮比を変更することを特徴とする請求項1または2に記載のレシプロ式内燃機関。
- 高圧縮比としたときのピストン運動のクランクシャフト回転同期に対する2次振動成分の振幅が、低圧縮比としたときのピストン運動のクランクシャフト回転同期に対する2次振動成分の振幅よりも小さいことを特徴とする請求項3に記載のレシプロ式内燃機関。
- 少なくともピストン上死点近傍で、クランクピンの軸心とピストンピンの往復軸線との距離が、サードリンクの揺動軸心とピストンピンの往復軸線との距離よりも小さいことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のレシプロ式内燃機関。
- 少なくともピストン下死点近傍で、クランクピンの軸心とピストンピンの往復軸線との距離が、サードリンクの揺動軸心とピストンピンの往復軸線との距離よりも小さいことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のレシプロ式内燃機関。
- クランクシャフトの回転中心を原点とし、ピストンピン及びその往復軸線と直交する方向と平行にx軸をとり、ピストンピンの往復軸線と平行にy軸をとり、かつ、クランクシャフトの回転方向を反時計回り方向と定義した場合、
上記サードリンクの揺動軸心のx座標が正で、ピストンピンの往復軸線のx座標が負となるように設定したことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のレシプロ式内燃機関。 - 上記クランクシャフトの軸心とクランクピンの軸心との距離をL1;
上記クランクピンの軸心と、ロアーリンクとサードリンクとが相対回転可能に連結する部分の第1の軸心と、の距離をL2;
上記サードリンクのリンク長をL3;
上記クランクピンの軸心と、アッパーリンクとロアーリンクとが相対回転可能に連結する部分の第2の軸心と、の距離をL4;
上記第1の軸心と第2の軸心との距離をL5;
上記アッパーリンクのリンク長をL6;
上記サードリンクの揺動軸心の座標位置を(XC,YC);
ピストンピンの往復軸線のx座標をx4;
と定義した場合、
(数1)
L1:L2:L3:L4:L5:L6:XC:YC:x4
≒1:2.4:2.65〜3.5:0.69:3.0〜3.4:3.3〜3.55:3.2〜3.55:−2〜−1.35:−1〜−0.6
が成立することを特徴とする請求項7に記載のレシプロ式内燃機関。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009119376A JP4888518B2 (ja) | 2009-05-18 | 2009-05-18 | レシプロ式内燃機関 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009119376A JP4888518B2 (ja) | 2009-05-18 | 2009-05-18 | レシプロ式内燃機関 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000037380A Division JP2001227367A (ja) | 2000-02-16 | 2000-02-16 | レシプロ式内燃機関 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009257330A JP2009257330A (ja) | 2009-11-05 |
JP4888518B2 true JP4888518B2 (ja) | 2012-02-29 |
Family
ID=41385024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009119376A Expired - Lifetime JP4888518B2 (ja) | 2009-05-18 | 2009-05-18 | レシプロ式内燃機関 |
Country Status (1)
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DE3030615C2 (de) * | 1980-08-13 | 1983-09-29 | Gerhard 8501 Allersberg Mederer | Brennkraftmaschine |
FR2581702A1 (fr) * | 1985-05-10 | 1986-11-14 | Bruey Raymond | Moteur a combustion interne |
JPH09228858A (ja) * | 1996-02-24 | 1997-09-02 | Hondou Jutaku:Kk | レシプロエンジン |
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-
2009
- 2009-05-18 JP JP2009119376A patent/JP4888518B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2009257330A (ja) | 2009-11-05 |
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