JP2009256968A - 無溶接鋼管継手 - Google Patents

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Takeshi Yoshida
武 吉田
Yoshihito Kubota
好人 久保田
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Abstract

【課題】作業性に優れ、かつ大きな引張り力、回転トルクに耐えることができる構造をもった無溶接鋼管継手を提供することである。
【解決手段】上下に対向した継手管11、12と、これらの継手管11、12の対向端面の内周面に接合された連結板17と、前記連結板17に設けられた嵌合穴18に嵌入係合される継手ブロック13と、その継手ブロック13に接合された中間板14を備える。継手ブロック13の上部と下部に貫通穴24がそれぞれ設けられ、各貫通穴24の両端部に内部の弾性体25によって外向きに付勢された係合ピン26が挿入され、前記継手ブロック13の周りに装着されたストッパ枠31によって各係合ピン26を没入状態に保持させた構成とした。
【選択図】図1

Description

この発明は、鋼管杭等の鋼管の端部相互を無溶接により接続する場合に用いられる鋼管継手に関するものである。
鋼管杭等の鋼管の端部相互を接続する場合に、鋼管の突き合わせ端面相互を溶接する従来の工法には諸種の問題があるため、これを解消するために、無溶接によって接続する鋼管継手が開発された。
上記の無溶接鋼管継手の一例として、クサビ構造を用いたものを挙げることができる(特許文献1)。この鋼管継手は、接続されるべき上部と下部の各鋼管の対向端部に外周面に周方向の凹凸条を有する継ぎ足し部が設けられる。前記の凹凸条に噛み合う形状の内周面を持ち、外径面にテーパ面が形成されたスリーブが径方向の遊びをもって上部の鋼管に嵌合される。前記スリーブは周方向の一部に切り離し部が設けられ、縮径できるようになっている。下部の鋼管には、締付けリングが径方向の遊びをもって嵌合される。
上部鋼管の継ぎ足し部の周りに前記のスリーブを保持させる一方、下部鋼管に取り付けた複数の油圧ジャッキを用いて締付けリングを押し上げ、該締付けリングをスリーブの外径面に強制嵌合させる。
前記の鋼管継手は、接続作業の際に油圧ジャッキが必要となる不便があるほか、回転トルクの大きさにも制限を受ける問題がある。
このような問題点を解消すべく提案された鋼管継手として次のものがある(特許文献2)。即ち、この場合の鋼管継手は、上下の鋼管の端部に設けた継手ブロックの端面に外周面に開放された「く」の字形の凹部を設け、上下の鋼管の端面を合わせることにより「く」の字形の溝が水平面内に形成される。
上下に合わせた前記の継手ブロックの周りに左右から円弧形の接続リングを組み付けつつ、その接続リングの内面に設けられた鍔片を前記の「く」の字形の溝の開口から差し込む。前記の鍔片に嵌合されたピンも同時に差し込む。左右の接続リングが継手ブロックの外径面の全周に形成された溝形凹部に嵌合される。両方の接続リングの間に生じる周方向のすき間にリング片が介在され、そのリング片が継手ブロックにボルト止めされる。
前記の鋼管継手は、軸方向の引張り力、回転トルクの点にも配慮されているが、構造が複雑であり、また作業性が低い等の問題がある。
特開平9−119132号公報 特開2000−64273号公報
前記のような従来技術を考慮に入れて、この発明は、作業性に優れ、かつ軸方向への大きな引張り力、回転トルクに耐えることができる構造の無溶接鋼管継手を提供することを課題とする。
前記の課題を解決するために、この発明は、同軸上に配置された下部鋼管15と上部鋼管16の端部相互を結合する継手構造を備えた無溶接鋼管継手において、前記の継手構造は、軸方向に対向した下部継手管11と上部継手管12、これらの継手管11、12の対向端面の内周面にそれぞれ接合された連結板17と、前記各連結板17に設けられた嵌合穴18に嵌入係合される継手ブロック13と、その継手ブロック13の上下方向の中間に接合され前記継手管11、12の外径に等しい外径をもった中間板14を備え、前記中間板14によって区分された継手ブロック13の上部と下部に水平方向の貫通穴24がそれぞれ設けられ、各貫通穴24の内部にコイルばね25等の弾性体が収納されるとともに、該貫通穴24の両端内部に前記弾性体によって外向きに付勢された係合ピン26が出没自在に挿入され、前記継手ブロック13の上部と下部の周りにそれぞれストッパ枠31が装着され、各ストッパ枠31の一部をそれぞれ上部と下部の貫通穴24の両端部を横切らせることによって前記弾性体25を収縮させ各係合ピン26を没入状態に保持させた構成を採用した。
この発明は以上のようなものであるから、以下の効果を奏する。
1)継手ブロックと、上下の連結板の嵌合穴との嵌合構造により大きな回転トルクに耐えることができる。
2)係合ピンと中間板との間で連結板を上下から挟着する構造により、軸方向の大きな引張りに耐えることができる。
3)接続部分において、接続対象となる鋼管の外径より外部に突き出す部分が皆無であるので、地盤中への貫入抵抗が少ない。
4)接続作業は、特別な工具を使用する必要がなく、簡単・迅速に接続作業を行うことができる。
5)中間板の外周縁にシール部材を装着することにより、鋼管内部への水の浸入を防止することができる。
以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
実施例1の無溶接鋼管継手は、図1及び図2に示したように、下部継手管11、上部継手管12、継手ブロック13及び中間板14の組み合わせにより構成される。下部及び上部継手管11、12は、接続対象となる下部鋼管15及び上部鋼管16と同一径である。また、下部及び上部継手管11、12は同一構造に形成される。同一構造の部分には同一符号を付している。
これらの継手管11、12には、それぞれの対向した端面、即ち、接続側の端面の内周面に連結板17が溶接により接合される。各連結板17の接合位置は、継手管11、12の端面から軸方向内方に一定寸法a(図2参照)だけ落ち込んだ位置に設定される。この寸法aは、後述するストッパ枠31の上下方向の厚さbと同等か又はそれ以上の大きさに設定され、中間板14との間でストッパ枠すき間34(図7(a)(b)参照)を形成する。
前記各連結板17の中央部分にそれぞれ嵌合穴18が設けられる。嵌合穴18は、継手ブロック13の平面形状に合致する形状、即ち、長方形を基本とする。各嵌合穴18の各短辺の中央部に外方に凹入した凹部19がそれぞれ設けられ、また、各長辺の中央部に外方に僅かに凹入した浅い凹部21がそれぞれ設けられる。これらの凹部19、21の深さ
については後述する。
前記継手ブロック13は、平面視が長方形の長方体の金属ブロックにより形成され、その四側面の上下方向の中間に溶接により前記の中間板14がツバ状に固定される。中間板14は前記各継手管11、12の外径と同一の外径を持ち、その外周面に沿った上下両面、即ち外周縁に断面コの字形のシール部材22が装着される(図2参照)。
前記継手ブロック13は、図2に示したように、中間板14を基準として上部と下部に区分され、上下対称位置に該継手ブロック13の長辺と平行な同一径の貫通穴24が左右の端面間にわたり設けられる。
各貫通穴24の内部に強い弾性をもったコイルばね25が収縮状態に収納され、そのコイルばね25の両端において係合ピン26が貫通穴24の軸方向に出没自在に挿入される。各係合ピン26は貫通穴24内にガタツキなく挿入されたピン本体27と、そのピン本体27より小径でその先端面から外向きに突き出した突起部28とからなる。ピン本体27の内端面にばね受け凹部29が設けられ、両方のばね受け凹部29に前記コイルばね25の各端部が挿入される。
前記の係合ピン26を、コイルばね25のばね力に抗して貫通穴24の内部に保持すべく、ストッパ枠31が上下の各貫通穴24に対応して継手ブロック13の周りに装着される。ストッパ枠31は、金属線を継手ブロック13の平面形状に合わせ長方形に屈曲し無端状に形成されたものであり、継手ブロック13の四側面にすき間のない状態に嵌合される。ストッパ枠31の厚さb(図2参照)は、これを形成する金属線の直径に等しい。
前記のストッパ枠31を継手ブロック13に装着する際は、左右の係合ピン26を適宜な工具によってコイルばね25のばね力に抗して押し込み、継手ブロック13内に完全に没入させる。その没入状態において前記のストッパ枠31を継手ブロック13の上部から係合ピン26の突起部28を越えるまで押し下げる。
ストッパ枠31はその短辺部分が突起部28を越え、その下方の貫通穴24の両端開口面を横切る位置まで押し下げられ、その位置において停止される。係合ピン26の押し込みを解除すると、コイルばね25の弾力によってピン本体27の前端面がストッパ枠31の短辺部分に内側から押し当てられ、外向きに付勢状態となり、先端の突起部28のみが継手ブロック13の端面から外方に突き出す(図2参照)。なお、この状態でストッパ枠31は、ピン本体27の露出端面に接触し、同時に突起部28の外径面に接触する状態にある。
左右の係合ピン26は、上記のようにストッパ枠31によって貫通穴24の内部に没入状態に押し込まれ、コイルばね25を収縮させた状態に保持される。下部のストッパ枠31も下部の貫通穴24の周りにおいて同様の状態に装着される。
前記の各ストッパ枠31は、上記の装着状態でコイルばね25の強い外向きの付勢力を受けるため、その摩擦により継手ブロック13の周りに保持されるが、振動等の外力の作用によって外れることを防止するために、仮止め手段を施すことが望ましい。仮止め手段としては、次に述べる金属テープ32を用いたものが簡単な手段である。
即ち、図1に示したように、継手ブロック13の上端面の左右2個所から左右の側面にいたる範囲に金属テープ32をスポット溶接により接合し、その下端部をストッパ枠31の内側に通して外向きに屈曲するとともに上向きに折り返し、U字形の仮止め部33を形成する(図4(a)参照)。装着状態のストッパ枠31をその仮止め部33において受ける。なお、継手ブロック13の下半分に装着される下部のストッパ枠31を仮止めする金属テープ32は、その自由端部を下向きに折り返して下向きU字形に形成される。
前記仮止め部33の保持力は、連結板17の嵌合穴18の周縁によってストッパ枠31が係合ピン26から離脱する方向に押される際の力によって塑性変形し、伸びてしまう程度のものであるが、通常の取り扱い時に加わる振動等の外力によっては容易に変形することがない程度の剛性を有するものである。上記の仮止め手段によって、ストッパ枠31の上下方向の位置は、係合ピン26の突起部28に接した状態に保持される。
前記継手管11、12の連結板17に設けられる嵌合穴18(図1参照)は、後述のように接続作用に際して、継手ブロック13の下端面及び上端面から、それぞれ下部及び上部のストッパ枠31に係合する位置まで嵌入され、さらに強く押し込むことで各ストッパ枠31を係合ピン26から離脱させる。このため、各嵌合穴18の内側辺に形成された前述の凹部19は係合ピン26の突起部28を通過させることができる大きさに形成される(図3(a)参照)。また、浅い凹部21は金属テープ32を通過させることができる程度の浅いものである。
嵌合穴18の内側面と継手ブロック13の外側面との間の嵌合すき間は、回転方向のガタツキを少なくするためにできるだけ小さく設定される。このため、上部の連結板17を押し下げたとき、又は下部の連結板17を押し上げたとき、嵌合穴18の周縁にストッパ枠31が必ず係合され、一体となって押し下げ又は押し上げられる。
また、接続完了状態において、下部及び上部の継手管11、12の上下方向のガタツキを少なくするために、係合ピン26の突起部28と中間板14との上下方向の寸法Xは、図3(b)に示すように設定される。
即ち、寸法Xは、係合ピン26の突起部28の周りのピン本体27の径方向の幅c、連結板17の厚さd、前記連結板17の軸方向内方への落ち込み寸法a、シール部材22の厚さδの総和となるように設定される。即ち、X=a+c+d+δである。このような寸法関係に設定することにより、上下の継手管11、12がガタツキなく接続される理由については後述する作用とともに説明する。
実施例1の無溶接鋼管継手は以上のように構成され、次にその作用について説明する。まず、鋼管接続の施工前において、接続すべき下部鋼管15及び上部鋼管16の端部に予め下部継手管11及び上部継手管12を溶接しておく(図1参照)。その溶接は継手製作工場において行うことにより、高い精度をもって行うことができる。
鋼管を打ち込む施工現場においては、下部鋼管15の地中への貫入が所定深度まで達した時点で貫入を一時的に停止し、図4(a)(b)に示したように、下部継手管11の嵌合穴18に継手ブロック13の下端部を嵌合させる。その嵌合により継手ブロック13に装着された下部のストッパ枠31が嵌合穴18の周縁に係合して止まる。このとき、金属テープ32の仮止め部33もそのストッパ枠31に接し、Uの字形のわん曲部が開き傾向となる(図4(a)参照)。
その状態から継手ブロック13の上端面に下向きの力A(作業者が片手で強く押し込む程度の力)を加えると、継手ブロック13全体が押し下げられる。その押し下げにより、ストッパ枠31が突起部28に接触した当初の状態(図4(a)(b)参照)から、ピン本体27の露出端面の径方向寸法cだけ相対移動することによりストッパ枠31がピン本体27から外れる(図4(a)(b)の一点鎖線の状態参照)。ピン本体27の露出端面には、引き続き連結板17が押し当てられるため、この段階では係合ピン26が飛び出すことはない。これと同時に、嵌合穴18の周縁に係合され静止状態にあるストッパ枠31によって金属テープ32の仮止め部33が上向きに引き伸ばされる。
さらに前記の状態から、連結板17の厚さdだけ押し下げられることにより、ストッパ枠31がピン本体27の露出端面から外れるので、これと同時に係合ピン26が内部のコイルばねの強い弾力によって飛び出し、ピン本体27が貫通穴24内に部分的に残った状態で突起部28の先端が下部継手管11の内面に突き当たる(図5(a)(b)参照)。これと同時に、連結板17と中間板14の間にa+δの大きさのストッパ枠すき間34が形成される。厚さbのストッパ枠31は、前記のストッパ枠すき間34に介在されるが、a+δ>bの関係から、中間板14と下部継手管11との突き当てに支障を来たすことがない。
前述のように、係合ピン26の突起部28と中間板14間の寸法Xを所定の大きさ(X=a+c+d+δ)に設定してあることにより、連結板17がピン本体27の露出端面から外れると同時に、下部継手管11の上端と中間板14とが上下方向に突き当たり相対移動が停止される。このため、ピン本体27と連結板17の上下方向の間、及び下部継手管11と中間板14の上下方向の間にはいずれも実質的にすき間のない状態に結合される。
次に、図6(a)(b)に示したように、上部鋼管16の下端に接合された上部継手管12を下部継手管11上に同軸状態に下降させ、上部継手管12の連結板17の嵌合穴18の向きを、その下方に位置する継手ブロック13の向きに合わせた状態で嵌合を行う。上部継手管12は上部鋼管16とともに大きな荷重をもって下降される(図6(a)(b)の矢印B参照)。まず、嵌合穴18の周縁がストッパ枠31に係合してこれを下降させる。これにより、仮止め部33が下方に引き伸ばされ、ストッパ枠31が押し下げられる(図7(a)(b)参照)。
前述の場合と同様に、ストッパ枠31がピン本体27の露出端面の寸法c、さらに連結板17の厚さdだけ相対移動した際に、係合ピン26がコイルばね25の弾力により連結板17の上面に接して突き出す。これと同時に上部継手管12の下端がシール部材22を介して中間板14に突き当てられ、ストッパ枠31は上部の連結板17と中間板14との間に形成された上部のストッパ枠すき間34に介在される。
この場合も、係合ピン26の突起部28と中間板14間の寸法XはX=a+c+d+δ
となるように設定される。このため、連結板17がピン本体27から外れると同時に、上部継手管12の下端と中間板14とが突き当たり相対移動が停止されるので、ピン本体27と連結板17の間、及び上部継手管12と中間板14の間には実質的なすき間が生じることがない。したがって、係合ピン26と中間板14の間に上部継手管12の連結板17がすき間なく一体に結合される(図7(a)(b)参照)。
以上のようにして、中間板14を挟んで継手ブロック13に対し下部継手管11及び上部継手管12がそれぞれガタツキなく結合一体化されることにより、下部鋼管15に対し上部鋼管16が同軸状態に接続される。
接続を完了した状態において、外部に露出するのは、シール部材22が装着された中間板14の厚さだけであり(図8参照)、その中間板14の外径は鋼管15、16の外径と一致するから、継手構造が外径方向に突き出す部分は皆無である。また、シール部材22は、中間板14の外周縁の上下両面において上部継手管12の下面及び下部継手管11の上面との間で挟着され、シールを行う。これによって、鋼管15、16の内部に水が浸入することが防止される。
前記の実施例1のシール部材22に代えて、図9及び図10に示した実施例2の場合は、中間板14の外周縁の上下面にシール溝36を設け、これらの各シール溝36にそれぞれOリングなどの独立したシール部材37を装着したものである。各シール部材37は、それぞれ下部継手管11及び上部継手管12との間のシール作用を行う。
以上の実施例1及び2においては、下部継手管11と上部継手管12は接続対象となる下部鋼管15と上部鋼管16とは別体に構成されたものであり、継手管11、12に連結板17を継手製造工場において溶接され、その継手管11、12を鋼管の製造工場において各鋼管15、16に溶接するようにしている。
これに対し、図11に示した実施例3の場合は、接続対象である鋼管15、16が継手管11、12を兼ねるものである。この場合は、鋼管15、16の製造工場においてそれぞれの端部内径面に連結板17を溶接により固定する。
この場合も接続施工現場においては、中間板14を有する継手ブロック13を用いて前記の要領で無溶接による鋼管15、16の接続が行われる。
図12に示した実施例4は、係合ピン26のピン本体27の断面形状が四角形に形成さしたものである。この場合は、他の実施例のように断面円形の場合に比べ、軸方向の引張荷重が増大する。
実施例1の一部切欠き分解斜視図 同上の分解断面図 (a)図は接続開始前の一部拡大断面図、(b)図は接続中の一部拡大断面図 (a)図は接続中の一部断面図、(b)図は(a)図のX−X線の断面図 (a)図は接続中の一部断面図、(b)図は(a)図のX−X線の断面図 (a)図は接続中の一部断面図、(b)図は(a)図のX−X線の断面図 (a)図は接続完了状態の一部断面図、(b)図は(a)図のX−X線の断面図 接続完了状態の断面図 実施例2の一部を示す一部切欠き斜視図 同上の一部を示す拡大断面図 実施例3の一部分解断面図 実施例4の一部斜視図
符号の説明
11 下部継手管
12 上部継手管
13 継手ブロック
14 中間板
15 下部鋼管
16 上部鋼管
17 連結板
18 嵌合穴
19 凹部
21 浅い凹部
22 シール部材
24 貫通穴
25 コイルばね
26 係合ピン
27 ピン本体
28 突起部
29 ばね受け凹部
31 ストッパ枠
32 金属テープ
33 仮止め部
34 ストッパ枠すき間
36 シール溝
37 シール部材

Claims (8)

  1. 同軸上に配置された下部鋼管(15)と上部鋼管(16)の端部相互を結合する継手構造を備えた無溶接鋼管継手において、
    前記の継手構造は、軸方向に対向した下部継手管(11)と上部継手管(12)、これらの継手管(11、12)の対向端面の内周面にそれぞれ接合された連結板(17)と、前記各連結板(17)に設けられた嵌合穴(18)に嵌入係合される継手ブロック(13)と、その継手ブロック(13)の上下方向の中間に接合され前記継手管(11、12)の外径に等しい外径をもった中間板(14)を備え、
    前記中間板(14)によって区分された継手ブロック(13)の上部と下部に水平方向の貫通穴(24)がそれぞれ設けられ、
    各貫通穴(24)の内部にコイルばね(25)等の弾性体が収納されるとともに、該貫通穴(24)の両端内部に前記弾性体によって外向きに付勢された係合ピン(26)が出没自在に挿入され、
    前記継手ブロック(13)の上部と下部の周りにそれぞれストッパ枠(31)が装着され、各ストッパ枠(31)の一部をそれぞれ上部と下部の貫通穴(24)の両端部を横切らせることによって前記弾性体(25)を収縮させ各係合ピン(26)を没入状態に保持させたことを特徴とする無溶接鋼管継手。
  2. 前記の各継手管(11、12)の連結板(17)と、前記中間板(14)の間に、前記ストッパ枠(31)を受け入れるストッパ枠すき間(34)が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の無溶接鋼管継手。
  3. 前記の各ストッパ枠すき間(34)が、前記の各連結板(17)をそれぞれ継手管(11、12)の端面から前記ストッパ枠(31)の上下方向の厚さ(b)と同等又はそれ以上に大きい寸法(a)をおいて軸方向内方に落ち込んだ位置に接合することにより形成されたことを特徴とする請求項2に記載の無溶接鋼管継手。
  4. 前記中間板(14)の外周面に沿った上下両面と、これら各面に突き合わされる各継手管(11、12)の端面の間にシール部材(22)が介在されたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の無溶接鋼管継手。
  5. 前記下部継手管(11)及び上部継手管(12)が、接続対象である下部鋼管(15)及び上部鋼管(16)によって構成されたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の無溶接鋼管継手。
  6. 前記係合ピン(26)が、ピン本体(27)と、これより小径で該ピン本体(27)の先端部から軸方向に突き出した突起部(28)を有し、前記ストッパ枠(31)の係合により該係合ピン(26)が没入状態にある場合において前記突起部(28)の先端が前記継手ブロック(13)の端面から突き出し、
    前記連結板(17)の嵌合穴(18)に前記突起部(28)を通過させる凹部(19)が形成され、
    前記上部のストッパ枠(31)が上部の係合ピン(26)の突起部(28)の下部において当該ピン本体(27)の端面に係合され、下部のストッパ枠(31)が下部の係合ピン(26)の突起部(28)の上部において当該ピン本体(27)の端面に係合されたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の無溶接鋼管継手。
  7. 前記各ストッパ枠(31)が前記継手ブロック(13)に対する仮止め手段により支持されたことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の無溶接鋼管継手。
  8. 前記の仮止め手段が、前記継手ブロック(13)の上部及び下部にそれぞれ接合された金属テープ(32)の一端部に屈曲形成されたUの字形の仮止め部(33)によって形成され、前記仮止め部(33)が継手ブロック(13)の側面に対し外向き、かつ上部の金属テープ(32)においては上向きに、下部の金属テープ(32)においては下向きにそれぞれ屈曲されたことを特徴とする請求項7に記載の無溶接鋼管継手。
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