JP2009253217A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
基板処理装置に於いて、シーケンスのパラメータの設定値を容易に変更し得、容易に基板処理装置の作動確認が行える様にし、作業効率の向上を図る。
【解決手段】
基板に所要の処理を行う処理室13と、基板の搬送空間として前記処理室に隣接して設けられた移載室7と、該移載室にパージガスを供給するガスパージ手段と、該移載室のガスパージを実行するためのガスパージシーケンスが実行されると、前記ガスパージ手段を制御して前記移載室をガスパージする制御手段と、少なくとも前記パージガスの流量、時間及び前記移載室の酸素濃度を設定するガスパージシーケンス設定画面を表示可能な表示部と、少なくとも前記ガスパージシーケンスのパラメータを入力可能な操作手段とを具備し、前記ガスパージシーケンス設定画面より前記パラメータを各機構部の状態や装置の動作状態に対応させて入力することで、前記ガスパージシーケンスが実行可能となるよう構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シリコンウェーハ、ガラス基板等の被処理基板に成膜、アニール処理、拡散処理等の基板処理を行い、半導体装置を製造する基板処理装置に関するものである。
基板処理装置には、基板を一枚ずつ処理する枚葉式の基板処理装置と所定枚数の基板を一度に処理するバッチ式の基板処理装置とがあり、いずれの基板処理装置に於いても、処理室内で基板処理を行う処理炉、該処理炉に対して基板を搬送する基板搬送装置を具備している。
基板処理装置外部から処理すべきウェーハ等の基板が搬送される場合、基板収納容器、例えば密閉式のカセット(FOUP)に所定枚数(例えば25枚)ウェーハが装填され、該ウェーハを収納したカセットが搬送される。
例えばバッチ式の基板処理装置では、前記基板搬送装置により搬送されたカセットから1バッチ分の基板を基板保持具(ボート)に移載し、ボートを処理室に装入し、ボートに保持された状態で基板に所要の処理を実行している。
前記基板搬送装置は移載室に収納され、基板は移載室内部を該移載室内部の雰囲気に曝された状態で搬送される。この為、移載室雰囲気に酸素(O2 )が含まれると基板表面に自然酸化膜が生成されるが、自然酸化膜は基板の処理品質、歩留りを低下させるので、酸素濃度を所定値以下に制御して自然酸化膜の生成を抑制する必要がある。
この為、従来より移載室内部を窒素ガスパージし、移載室内部に窒素(N2 )ガスを充満させ、酸素濃度を所定値以下にした状態で基板の搬送を行っている。
移載室の酸素濃度を制御する為に移載室に供給する窒素ガスの流量、移載室の酸素濃度指定値は、装置パラメータによって設定している。この装置パラメータは、基板処理装置の様々な状態に於ける移載室への窒素ガス供給量、酸素濃度指定値を設定し、設定条件に従って窒素ガスの供給量が制御される。窒素ガス供給量は、大量に窒素ガスを流し続けるのではなく、酸素濃度が低下すれば、窒素ガス供給量を減らす様に制御され、効率よく指定した酸素濃度を維持する様にしている。
窒素ガス流量、酸素濃度指定値を変更する場合、装置パラメータの設定値を変更する必要があるが、従来の基板処理装置では、装置パラメータを変更した場合は、基板処理装置の再起動が必要となる。この為、容易に窒素ガス流量、酸素濃度指定値の変更を行うことができなかった。
通常の処理では、装置パラメータの設定値は頻繁に変更するものではないが、装置の調整作業時等では何度か装置パラメータの設定値を変更したい場合がある。装置パラメータの設定値を変更する度に、基板処理装置を再起動することは不便であり、又作業の能率を低下させる。
本発明は斯かる実情に鑑み、装置パラメータの設定値を容易に変更し得、容易に基板処理装置の作動確認が行える様にし、作業効率の向上を図るものである。
本発明は、基板に所要の処理を行う処理室と、基板の搬送空間として前記処理室に隣接して設けられた移載室と、該移載室にパージガスを供給するガスパージ手段と、該移載室のガスパージを実行するためのガスパージシーケンスが実行されると、前記ガスパージ手段を制御して前記移載室をガスパージする制御手段と、少なくとも前記パージガスの流量、時間及び前記移載室の酸素濃度を設定するガスパージシーケンス設定画面を表示可能な表示部と、少なくとも前記ガスパージシーケンスのパラメータを入力可能な操作手段とを具備し、前記ガスパージシーケンス設定画面より前記パラメータを各機構部の状態や装置の動作状態に対応させて入力することで、前記ガスパージシーケンスが実行可能となるよう構成した基板処理装置に係るものである。
本発明によれば、基板に所要の処理を行う処理室と、基板の搬送空間として前記処理室に隣接して設けられた移載室と、該移載室にパージガスを供給するガスパージ手段と、該移載室のガスパージを実行するためのガスパージシーケンスが実行されると、前記ガスパージ手段を制御して前記移載室をガスパージする制御手段と、少なくとも前記パージガスの流量、時間及び前記移載室の酸素濃度を設定するガスパージシーケンス設定画面を表示可能な表示部と、少なくとも前記ガスパージシーケンスのパラメータを入力可能な操作手段とを具備し、前記ガスパージシーケンス設定画面より前記パラメータを各機構部の状態や装置の動作状態に対応させて入力することで、前記ガスパージシーケンスが実行可能となるよう構成したので、パラメータを視覚的に確認しながら設定でき、設定ミスが防止でき、パラメータを変更し、その後基板処理装置の作動確認が可能となり、作業能率が向上する等の優れた効果を発揮する。
以下、図面を参照しつつ本発明を実施する為の最良の形態を説明する。
先ず、本発明が実施される基板処理装置の概要について図1、図2に於いて説明する。
尚、以下の説明では、基板処理装置として基板に拡散処理やCVD処理等を行う縦型炉を具備する縦型基板処理装置を適用した場合について述べる。
シリコンから成るウェーハ1等の基板を収納した基板収納容器(FOUP)(以下カセット2)を、外部から筐体3内へ搬入する為、及びその逆に該筐体3内から外部へ搬出す為のI/Oステージ(基板収納容器授受部)4が前記筐体3の前面に設けられ、該筐体3内には搬入された前記カセット2を保管する為のカセット棚(保管手段)5が設けられている。
又、前記ウェーハ1の搬送エリアであり、後述のボート(基板保持具)6の処理炉13へのローディング、アンローディングが行われる気密な移載室7が設けられている。
前記ウェーハ1に処理を行う時の前記移載室7の内部は、前記ウェーハ1の自然酸化膜を防止する為に窒素ガス等の不活性ガスが充満される様になっている。
前記カセット2としては、現在密閉式の基板収納容器であるFOUPというタイプが主流で使用されており、該カセット2の一側面に設けられた開口部を蓋体(図示せず)で閉塞することで大気から内部のウェーハ1を隔離して搬送でき、前記蓋体を取外すことで前記カセット2内へ前記ウェーハ1を入出させることができる。
前記カセット2の蓋体を取外し、該カセット2内と前記移載室7とを連通させる為に、該移載室7の前面側には、カセット載置ステージ(基板収納容器載置手段)16,17が複数組(図示では2組)設けられ、前記移載室7の前記カセット載置ステージ16,17対峙部分にはそれぞれカセットオープナ18,19(開閉手段)が設けられている。該カセットオープナ18,19は独立して駆動可能となっており、前記カセット載置ステージ16,17に載置された前記カセット2を個別に開閉可能となっている。
前記カセット載置ステージ16,17、前記カセット棚5、及び前記I/Oステージ4間の前記カセット2の搬送は、カセット搬送機9によって行われる。該カセット搬送機9による前記カセット2の搬送空間8には、前記筐体3に設けられたクリーンユニット(図示せず)によって清浄化した空気をフローさせる様にしている。
前記移載室7の内部には、複数の前記ウェーハ1を水平多段に積載する前記ボート6と、前記ウェーハ1のノッチ(又はオリエンテーションフラット)の位置を任意の位置に合わせる基板位置合わせ装置11が設けられ、又前記カセット載置ステージ16,17上の前記カセット2と前記基板位置合わせ装置11と前記ボート6との間で前記ウェーハ1の搬送を行うウェーハ移載機(基板移載手段)12が設けられている。又、前記移載室7の上部には前記ウェーハ1を処理する為の前記処理炉13が設けられており、該処理炉13の下端開口部である炉口は炉口ゲートバルブ15によって開閉され、該炉口ゲートバルブ15の開状態で、前記ボート6はボートエレベータ(昇降手段)14によって前記処理炉13へローディング、又は該処理炉13から前記移載室7へアンローディングされ、前記ボート6へのウェーハ1移載時には前記炉口ゲートバルブ15が閉じられる様になっている。
前記移載室7にはガス供給管21、排気管22が接続され、前記ガス供給管21はパージガス例えば窒素ガスの供給源であるパージガス供給源(図示せず)に接続され、前記排気管22は真空ポンプ等を具備する排気装置(図示せず)に接続されている。
前記ガス供給管21には流量調整器(MFC)23、供給側開閉弁24が設けられ、前記排気管22には圧力調整弁25及び圧力検出器26が設けられている。又、前記移載室7には内部の酸素濃度を検出する酸素濃度計27が設けられている。
前記流量調整器23からの流量検出信号、前記圧力検出器26からの圧力検出信号、前記酸素濃度計27からの酸素濃度検出信号は後述する主制御部30に送出され、該主制御部30はこれらの信号を基に前記流量調整器23の流量制御、前記供給側開閉弁24、前記圧力調整弁25の開閉、開度の制御を行う様になっている。
図3は、制御の概略の構成図を示している。
上位コンピュータ31からの指令は入出力制御部32を介して前記主制御部30に送信され、作業者からの指令はキーボード或はタッチパネル等の操作部33から入力され、入力された指令は前記入出力制御部32を介して前記主制御部30に送信される様になっている。又、処理時、テスト時、保守時等の装置の状態、パラメータの設定状態は前記主制御部30から前記入出力制御部32を介して表示装置34に表示される様になっている。
前記主制御部30は、主にデータ通信部35、演算部(CPU)36、記憶部37、駆動制御部38、圧力制御部39、流量制御部40、データ入出力部41を具備し、前記記憶部37は第1記憶部(RAM)43、第2記憶部(ROM)44等から構成されている。尚、前記操作部33をタッチパネル等とし、前記表示装置34と前記操作部33とを兼ねさせてもよい。
前記第2記憶部44には前記カセット搬送機9、前記ウェーハ移載機12、前記ボートエレベータ14等の搬送部を動作させる為のシーケンスプログラム、前記移載室7内に対してガスパージを実行する為のガスパージシーケンスプログラム、又所要雰囲気に設定維持する為のプログラム、更にパラメータを設定変更する為のパラメータ操作プログラム等のプログラムが格納され、前記第1記憶部43には前記駆動部を動作させる為の指令、作動条件等に関するパラメータ、基板処理を実行する為のレシピ、ガスパージを実行する為の窒素ガスの流量、ガスを供給する供給時間等のパラメータ、或は処理状態の経緯を示すデータ等が一時的に格納される。
尚、シーケンスプログラムのパラメータ、少なくともガスパージシーケンスプログラムについては、前記操作部33からデータを入力することで、直接書替え可能となっている。
前記駆動制御部38はシーケンスプログラムに従って搬送部45、即ち前記カセット搬送機9、前記ウェーハ移載機12、前記ボートエレベータ14等の駆動部を駆動制御する。又、前記圧力制御部39は前記圧力検出器26の検出結果を基に排気装置、バルブ類46即ち前記供給側開閉弁24、前記圧力調整弁25を制御する。
前記流量制御部40は、前記圧力検出器26、前記酸素濃度計27の検出結果を基に前記ガス供給管21から前記移載室7に供給する窒素ガスの供給量を制御する。
前記データ入出力部41には、前記圧力検出器26、前記酸素濃度計27からの検出信号が入力され、前記データ入出力部41は検出信号を増幅、A/D変換等の信号処理をして前記演算部36に入力する。
以下、基板処理の作用について説明する。
前記カセット2が外部搬送装置(図示せず)により前記I/Oステージ4に搬入されると、前記カセット搬送機9が直接前記カセット載置ステージ16,17に搬送するか、或は一旦前記カセット棚5に前記カセット2を搬送し、処理状況に応じて前記カセット棚5から前記カセット載置ステージ16,17にカセットを搬送する。
前記供給側開閉弁24を開き前記流量調整器23により流量調節を行いつつ前記ガス供給管21より前記移載室7に窒素ガスを導入し、該移載室7をガスパージし、前記移載室7の酸素濃度を低下させる。又、後述する様に、前記移載室7内でのウェーハ1の搬送状態、保持状態に応じて、窒素ガスの供給量が制御され、前記移載室7内での酸素濃度が所定値に制御される。
前記シーケンスプログラムに従って、前記カセット載置ステージ16,17のいずれか、例えば該カセット載置ステージ16がウェーハ1の移載対象とされ、該カセット載置ステージ16に対応する前記カセットオープナ18により前記カセット2の蓋が開放される。前記カセット載置ステージ17のカセット2の蓋は閉じたままである。
蓋が開放されることで、前記カセット載置ステージ16の前記カセット2の内部と前記移載室7とが連通する。
前記カセットオープナ18により前記カセット2の蓋が開放される状態では、前記ボート6が前記ボートエレベータ14により降下されており、前記炉口ゲートバルブ15が閉塞され、前記搬送空間8と前記移載室7とは大気圧に同圧化されている。
前記ウェーハ移載機12が駆動され、未処理ウェーハ1が前記カセット2から降下状態の前記ボート6に移載される。
前記ウェーハ移載機12により前記ボート6に1バッチ処理分に相当する所定枚数の前記ウェーハ1が移載されるが、1バッチ分の枚数が前記カセット2の1個分の収納枚数より多い場合は、前記カセットオープナ19により前記カセット載置ステージ17の前記カセット2の蓋が開けられ、該カセット2の前記ウェーハ1が前記ボート6に移載される(ウェーハ装填)。
前記ボート6に所定枚数の前記ウェーハ1が移載され、前記ボート6への前記ウェーハ1の移載が完了すると、前記カセットオープナ18、前記カセットオープナ19により前記カセット2の扉が閉じられ、前記移載室7が気密とされ、更に窒素ガス等の不活性ガスによりガスパージされ、前記炉口ゲートバルブ15が開放される。
前記ボートエレベータ14により、前記ボート6が前記処理炉13内に装入され、前記処理炉13が気密に閉塞され、前記ウェーハ1の処理が行われる。
前記処理炉13に処理ガスを導入しつつ排気し、又前記ウェーハ1を処理温度に加熱維持して、該ウェーハ1に所要の処理を行う。
該ウェーハ1の処理が完了すると、前記処理炉13内が窒素ガス等の不活性ガスによりガスパージされ、前記移載室7内部と同圧化され、前記ボートエレベータ14により前記ボート6が前記移載室7内部に降下される。
前記ボート6が完全に降下されると、炉口部が前記炉口ゲートバルブ15により閉鎖される。前記移載室7内は、不活性ガスで充填され、更に所定酸素濃度以下に制御されている。
前記ボート6が降下され、該ボート6にウェーハ1が保持された状態で、処理済の該ウェーハ1が所定温度となる迄冷却される。
該ウェーハ1が所定温度迄冷却されると、前記ウェーハ移載機12により前記ウェーハ1が前記ボート6より払出され(ウェーハ払出し)、空の前記カセット2に移載される。尚、処理後の前記ウェーハ1の移載作動については、上述した処理前の移載作動の逆の手順によって行われる。
尚、上記実施の形態は縦型基板処理装置について説明したが、横型基板処理装置についても実施可能であるし、前記ウェーハ1が冷却される前記移載室7の圧力は、減圧、常圧、陽圧のいずれの圧力状態であってもよいことは言う迄もない。更に、LCD(液晶表示装置)、或はバッチ式に限らず枚葉式基板処理装置にも実施可能であることは言う迄もない。
次に、図4を参照して、前記移載室7内をガスパージする際の酸素濃度の制御、窒素ガスの流量制御について説明する。図4は、前記表示装置34の画面、及び該画面に表示された内容を示しており、画面には装置の動作状態、駆動機構の動作状態に対応した目標となる酸素濃度値51、N2 ガス供給量52が示されている。又、図4中、53は酸素濃度指定値入力欄、54は窒素ガス流量設定値入力欄を示している。
前記ガスパージシーケンスプログラムによって、ガスパージが実行される。
カセット2の投入が開始されると同期して窒素ガスの供給流量が流量Vに増大される。窒素ガスの流量増大に伴い、酸素濃度が低下する。酸素濃度が所定濃度値Dから所定濃度値Aに低下すると、窒素ガス流量は流量Uとなる様に前記流量調整器23、前記圧力調整弁25等が制御される。
カセット2投入後、ウェーハ1の装填が開始される迄は、ウェーハ1が移載室7内に露出していない状態であり、酸素濃度は高い所定濃度値Dに設定され、対応して窒素ガスの流量は流量Rに低減される。
ウェーハ1がボート6に装填されている間は、ウェーハ1が前記移載室7内に露出している状態であり、酸素濃度は低く所定濃度値B,Aに抑えられ、斯かる酸素濃度が達成される様に、窒素ガスの流量は流量V,U,Tと変化される。
ボート6が処理炉13に装入される状態では、酸素濃度は低く所定濃度値Aに抑えられ、斯かる酸素濃度が達せられる様に、窒素ガスの流量が流量V,U,Sと変化される。
ボート6をアンロードする際には、アンロード開始前より窒素ガスの流量が流量Vに増大され、更に窒素ガスの流量が酸素濃度の低下により流量Vから流量Uに減少される様制御される。
更に、ウェーハ1の冷却中は、酸素濃度がBに保持される様、窒素ガス流量は、流量Tに維持される。
ウェーハ1払出し時には、酸素濃度がBからAに低下する様、窒素ガス流量は流量V〜流量Uに減少する様制御される。
上記した様に、前記移載室7の酸素濃度は、過剰に低濃度とならない様に、装置の状態、機構部の駆動状態、前記移載室7内でのウェーハ1の状態により、酸素濃度設定値をよりきめ細かく設定し、斯かる酸素濃度設定値が実現される様に窒素ガスの供給流量、流す時間をパラメータとして設定して、前記ガスパージシーケンスプログラムを実行させる。
従って、効率よく、指定した酸素濃度が達成できると共に窒素ガスの消費量も低減し、ランニングコストが低減する。
尚、上記したガスパージシーケンスでは、機構部の駆動状態で窒素ガスのガス流量を増大させているので、機構部の駆動で発生したパーティクルも迅速に除去し得、ウェーハ1のパーティクルによる汚染も防止できる。
次に、前記ガスパージシーケンスのパラメータを設定する場合の作動について説明する。
画面の初期設定値ボタン55を押すと、初期設定の前記酸素濃度値51、N2 ガス供給量52が画面に表示され、或は履歴ボタン56を押すと、前回設定の前記酸素濃度値51、N2 ガス供給量52が画面に表示される。
例えば、初期設定の酸素濃度値51を表示させ、N2 ガス供給量52を基準として前記窒素ガス流量設定値入力欄54に、各機構部の状態、装置状態に対応させ、前記操作部33より流量設定値、時間等のパラメータを入力する。
入力されたパラメータは起動中のガスパージシーケンスプログラムに直ちに反映され、動作確認の為、装置を再起動なく、動作させることができる。
前記酸素濃度値51を実現できる様な窒素ガス流量設定値を入力完了した後、保存ボタン57を押して設定値を格納する。
本発明では、前記ガスパージシーケンスプログラムのパラメータを、図4で示される設定画面に入力して、目標とする前記酸素濃度値51を実現するに適切かどうかを確認しつつ設定が可能である。この為、設定作業が容易であると共に設定ミスを防止することができる。
前記移載室7内の酸素濃度値51を適切な値とするようにN2 ガス供給量52を調節することができるので、N2 ガス流量を無駄に消費する(流量が多すぎる)ことがない。又、各機構部の状態や、装置の状態に対応させてN2 ガス供給量52を設定するので、パーティクルの抑制が期待できる。
而して、前記移載室7の酸素濃度が所定値以下に制御されて基板処理が実行され、自然酸化膜の生成が抑制され、品質の向上、歩留りの向上が図れる。
尚、上記説明ではガスパージシーケンスプログラムのパラメータの変更に対して説明したが、他のシーケンスプログラム、例えば基板移載のパラメータの変更に関しても同様に実施可能であることは言う迄もない。
(付記)
又、本発明は以下の実施の態様を含む。
(付記1) 基板に所要の処理を行う処理室と、前記基板の搬送空間として前記処理室に隣接して設けられた移載室と、該移載室にパージガスを供給するガスパージ手段と、基板処理シーケンスを実行して基板処理を行い、ガスパージシーケンスを実行し、前記ガスパージ手段を制御して前記移載室をガスパージする制御手段と、少なくともガスパージシーケンス設定画面を表示可能な表示部と、少なくとも前記ガスパージシーケンスのパラメータを入力可能な操作手段とを具備した基板処理装置による半導体装置の製造方法であって、前記設定画面より前記パラメータを入力する工程と、前記基板処理シーケンスと連動して前記ガスパージシーケンスが実行される工程とを具備したことを特徴とする半導体装置の製造方法。
本発明の実施の形態に係る基板処理装置の概略斜視図である。 同前基板処理装置の側面概略図である。 本発明の実施の形態に於ける制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に於ける制御グラフ図である。
符号の説明
1 ウェーハ
2 カセット
5 カセット棚
6 ボート
7 移載室
8 搬送空間
9 カセット搬送機
12 ウェーハ移載機
13 処理炉
14 ボートエレベータ
21 ガス供給管
22 排気管
23 流量調整器
26 圧力検出器
27 酸素濃度計
30 主制御部
31 上位コンピュータ
33 操作部
34 表示装置

Claims (1)

  1. 基板に所要の処理を行う処理室と、基板の搬送空間として前記処理室に隣接して設けられた移載室と、該移載室にパージガスを供給するガスパージ手段と、該移載室のガスパージを実行するためのガスパージシーケンスが実行されると、前記ガスパージ手段を制御して前記移載室をガスパージする制御手段と、少なくとも前記パージガスの流量、時間及び前記移載室の酸素濃度を設定するガスパージシーケンス設定画面を表示可能な表示部と、少なくとも前記ガスパージシーケンスのパラメータを入力可能な操作手段とを具備し、前記ガスパージシーケンス設定画面より前記パラメータを各機構部の状態や装置の動作状態に対応させて入力することで、前記ガスパージシーケンスが実行可能となるよう構成したことを特徴とする基板処理装置。
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