JP2009251309A - 定着装置、および、それを備えた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
定着装置以外で異常が発生したとき、定着装置の定着ローラに触れることを防止する定着装置およびそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】
画像形成装置1は、CPU110、RAM120、ROM130、HDD140、用紙搬送装置150、画像形成部4、操作パネルコントローラ170、操作パネル175、読取部180、検出センサ241,242,243を備える。画像形成部4は、定着カバー37と駆動部38aを有する定着装置4gを備える。
CPU110は、定着装置4gに異常が発生したとき、駆動部38aを制御して定着カバー37が開放させ、定着装置4g以外に異常が発生したとき、定着カバー37を閉じたままにする。
【選択図】図6
定着装置以外で異常が発生したとき、定着装置の定着ローラに触れることを防止する定着装置およびそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】
画像形成装置1は、CPU110、RAM120、ROM130、HDD140、用紙搬送装置150、画像形成部4、操作パネルコントローラ170、操作パネル175、読取部180、検出センサ241,242,243を備える。画像形成部4は、定着カバー37と駆動部38aを有する定着装置4gを備える。
CPU110は、定着装置4gに異常が発生したとき、駆動部38aを制御して定着カバー37が開放させ、定着装置4g以外に異常が発生したとき、定着カバー37を閉じたままにする。
【選択図】図6
Description
本発明は、異常の発生箇所に応じて定着カバーの開放を規制する定着装置、および、それを備えた画像形成装置に関する。
画像処理装置本体内の用紙主搬送路で記録シートがジャムしてしまった場合、その復旧作業は利用者が行なっている。そのため、近年では、利用者がジャムの復旧作業を簡単に行なえるように、様々な工夫がなされた画像形成装置が開発されている。例えば、異常が発生した位置を検知し、その場所を操作パネル等に表示し、異常の復旧作業にあたって開放すべき部分の開閉部の位置を報知する画像形成装置が挙げられる。
また、ジャムの復旧作業を容易に行なえるように、用紙主搬送路を開放するのに操作性が良い画像形成装置が開発されている。例えば、特許文献1には、用紙主搬送路でジャムが発生したとき、記録シートを除去する作業性が良く、用紙主搬送路に備えられている構成部品の位置精度が高く、用紙主搬送路の開放操作が良く、メンテナンススペースを有効に使用できる画像形成装置が開示されている。特許文献2には、装置本体カバーの一部に、定着装置の用紙出口側を開放できる開閉可能なカバーを有し、その開閉可能なカバーの少なくとも1つが装置本体に対して上方向に開かれるように構成された定着装置が開示されている。
特開2002−274693号公報
特開平06−194898号公報
ところで、定着装置の定着カバーを自由に開閉することができると、例えば、定着装置以外で異常が発生した場合であっても、利用者が誤って定着カバーを開放し、定着ローラに触れて火傷する可能性がある。
本発明は、上記に鑑み、定着装置以外で異常が発生したとき、定着装置の定着ローラに触れることを防止する定着装置、および、それを備えた画像形成装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、搬送される記録シート上のトナー像を定着させる定着装置を備えた画像形成装置であって、前記定着装置に、開閉自在な定着カバーが設けられ、前記定着カバーの開放を規制する規制部と、画像形成時の異常の発生を検出する検出部とを備え、前記規制部は、前記定着装置に異常が発生したとき、前記定着カバーの規制を解除し、前記定着装置以外に異常が発生したとき、前記定着カバーを閉じたままにすることを特徴とする。
規制部による規制が解除されると、定着カバーは開放可能となる。規制されているときは、定着カバーは解放できない。
定着装置は、開閉自在な本体カバーを有する装置本体に内装される。本体カバーが開いたとき、定着装置は露出する。そのため、利用者が容易に定着装置に触れることができる。そこで、定着装置に、開閉自在な定着カバーが設けられる。
本体カバーが開放したとき、定着装置は、外部に露出しない。すなわち、本体カバーが開放したとき定着カバーが露出する。そして、定着カバーが開いたとき、定着装置が露出する。このとき、利用者は、定着装置で発生した異常に対処できる。
定着カバーは、規制部によって開放が規制される。詳しくは、規制部が、定着カバーを開閉駆動させる駆動部とされる。駆動部は、定着装置の異常の有無に応じて、定着カバーを開放したり、閉じたままにする。
例えば、定着装置で異常が発生したとき、駆動部は、定着カバーが開放するように動作する。定着装置の異常が解消すると、駆動部は、定着カバーが閉じるように動作する。定着装置以外で異常が発生したとき、駆動部は動作しない。すなわち、駆動部は、定着カバーを閉じたままにする。
定着カバーに、記録シートを搬送する用紙主搬送路の一部が形成される。本体カバーを開放したとき、定着カバーに形成された用紙主搬送路が露出する。用紙主搬送路で紙詰まり(ジャム)が発生した場合、記録シートを除去する作業性が良くなる。また、搬送路を開放する操作性が良く、かつ、メンテナンススペースを有効に使用することができる。
画像形成装置は、規制部を制御する制御部を備える。検出部は、異常を検出する、例えば、用紙主搬送路上の紙詰まりを検出する。あるいは、定着装置の温度異常、消耗部品の消耗度合いを検出する。検出部は、検出した異常の内容を制御部に出力する。
制御部は、検出部からの出力に基づいて、定着装置での異常か否かを判断する。制御部は、前記定着装置での異常であるとき、前記規制部を動作させ、前記定着装置以外での異常であるとき、前記規制部の動作を禁止する。制御部は、定着装置に異常が発生したとき、表示や音声等により異常発生の通知を行なう。
搬送される記録シート上のトナー像を定着させる定着装置であって、定着ローラを覆う定着カバーが開閉自在に設けられ、前記定着カバーの開放を規制する規制部を備え、前記規制部は、前記定着装置に異常が発生したとき、前記定着カバーの規制を解除し、前記定着装置以外に異常が発生したとき、前記定着カバーを閉じたままにすることを特徴とする。
定着カバーは、規制部によって開放が規制される。詳しくは、規制部が、定着カバーを開閉駆動させる駆動部とされる。駆動部は、定着装置の異常の有無に応じて、定着カバーを開放したり、閉じたままにする。定着カバーが開くと、定着ローラが露出する。定着装置内を搬送される記録シートの取り出しが可能となる。
本発明によると、定着装置以外で異常が発生した場合、規制部は、定着カバーを閉じたままにするため、定着装置が外部に露出することがない。また、定着カバーは、規制部によって閉じられたままとなるので、利用者が開放することができない。これにより、利用者が定着装置に誤って触れることを防止できる。
画像形成装置1は、図1に示すように、給紙部2と、排紙部3と、画像形成部4と、搬送ローラ5と、レジストローラ6とから概略構成されている。
給紙部2は、給紙カセット2aに積載されている記録シートを給紙ローラ2bで一枚ずつ分離して画像形成部4に向けて給送するものである。給紙部2は、画像形成装置1の底部に配置されている。
排紙部3は、画像形成部4で画像再生された記録シートを排紙ローラ3aで排紙トレイ3b上にフェイスダウン(画像再生面が下)で排紙するものである。排紙部3は、画像形成装置1の上部に配置されている。
画像形成部4は、給紙部2から排紙部3に至る用紙主搬送路7の略中間に配置される。感光体4aの周辺には、帯電装置4b、レーザ光学系(露光装置)4c、現像装置4d、転写装置4e、クリーニング装置4f等が設けられている。感光体4aの下流には、定着装置4gが設けられている。
定着装置4gは、搬送される記録シート上のトナー像を定着させるものである。定着装置4gは、図2に示すように、定着ローラである加熱ローラ35および加圧ローラ36と、ガイドローラ40とを備えている。
加熱ローラ35に対して加圧ローラ36が所定圧で圧接されるように、加圧ローラ36の両端に加圧部材(図示せず)を配置している。加熱ローラ35と加圧ローラ36間の圧接域に記録シートが搬送されて来ると、各ローラ35、36により記録シートが搬送されつつ、記録シート上の未定着トナー像が加熱溶融され加圧されて、トナー像が記録シート上に定着される。
ガイドローラ40は、記録シートを定着ローラ35,36にガイドするものである。ガイドローラ40は、一方ローラ40aと他方ローラ40bとが対向する構成となっており、定着ローラ35,36の上流側に配置されている。
定着装置4gは、加熱ローラ35および加圧ローラ36を覆う定着カバー37と、定着カバー37を開閉駆動させる駆動部38aとを備えている。
定着カバー37は、定着装置4gの側面側に配置され、軸周りに開閉自在に設けられている。定着カバー37には、記録シートを搬送する用紙主搬送路7の一部が形成される。詳しくは、定着カバー37の背面が、用紙主搬送路7の一部とされる。定着カバー37の背面を用紙主搬送路7の一部とすることでスペースを有効活用することができる。
駆動部38aは、図3に示すように、動力部であるモータ38と、前記モータ38からの動力を定着カバー37に伝達する伝達機構39とを備える。
伝達機構39は、モータ38の軸に固定されたモータギア39aと、モータギア39aと噛み合う駆動ギア39bとから構成される。駆動ギア39bは、定着カバー37と一体的に設けられた軸の一端に固定される。これにより、モータ38が回転駆動すると、その回転がモータギア39aと駆動ギア39bを介して定着カバー37の軸に伝達される。これにより、定着カバー37は、自動的に開閉する。
搬送ローラ5は、記録シートを用紙主搬送路7に沿ってガイドするものである。搬送ローラ5は、一方ローラ5aと他方ローラ5bとが対向する構成となっており、用紙主搬送路7に沿って適宜個所に配置されている。
レジストローラ6は、記録シートを画像形成部4にタイミングを制御して搬送するものである。レジストローラ6は、駆動ローラ6aと従動ローラ6bとが対向する構成となっており、画像形成部4の上流に配置されている。また、レジストローラ6の上流には、レジストローラ6に記録シートの先端を案内するための搬送ガイド6cが設けられている。
記録シートが用紙主搬送路7を通過する際の動作は、先ず、給紙部2から給紙された記録シートが、搬送ローラ5および搬送ガイド6cに案内されてレジストローラ6に給送され、レジストローラ6でタイミングが制御されて画像形成部4に搬送される。
画像形成部4の感光体4aと転写装置4eの間(転写部)を記録シートが通過することによって、感光体4a上に形成されたトナー像が記録シート上に転写される。トナー像が転写された記録シートは、転写部の下流に配置されている定着装置4g(定着ローラ14と加圧ローラ15との間)を通過することによって、記録シート上に転写されたトナー像が記録シート上に定着され画像再生される。そして、この画像再生された記録シートは排紙部3からフェイスダウンで排紙トレイ3bに排紙される。
なお、給紙部2においては、画像形成装置1の下面側にオプションとして多段給紙カセットを増設することも可能である。
クリーニング装置4fと現像装置4dのトナーカートリッジ4hとは、搬送パイプ4i等の回収手段によって接続される。クリーニング装置4fで除去された感光体4a表面の残留トナーは、トナーカートリッジ4hに回収して再利用することが可能となっている。
用紙主搬送路7は、図4に示すように、給紙部2から排紙部3に至る記録シートの通過経路であって、画像形成装置1の左側面側に略垂直に構成されている。この用紙主搬送路7は、装置側面側7aと装置本体側7bとに分離可能な構造である。
装置側面側7aは、画像形成装置1の前面側で開閉自在な本体カバーであって、装置本体側7bに対して装置水平方向に平行移動可能な案内部材8によって装置本体側7bに支持されている。
案内部材8は、複数の横長柱状に形成されるものである。案内部材8は、例えば、スライドレールからなる第1案内部材8aおよび第2案内部材8bから構成される。第1案内部材8aおよび第2案内部材8bは、それぞれの一端が装置側面側7aの側面カバー7c内面に固着される。他端は、装置本体側7bに移動可能に支持される。第1案内部材8aは前面カバー7g内側に、第2案内部材8bは後面カバー7h内側に、それぞれ設けられる。
装置側面側7aと装置本体側7bには、分離および係合可能にロック機構9が設けられる。例えば、装置側面側7aには係止レバー9aが設けられ、装置本体側7bには係止ピン9bが設けられる。なお、係止レバー9aと係止ピン9bとの解除は、装置カバー7cに設けられている把手部7dの解除レバー9c(図示しないコイルバネ等もよって反時計方向に付勢されている)を把持することによって、解除レバー9cと連結さている係止レバー9aが時計方向に回転する。そして、係止レバー9aと係止ピン9bとの係合は、装置側面側7aを装置本体側に平行移動させ係止ピン9bに係止レバー9aの傾斜した先端部に押し当てることでなされる。
なお、装置本体側7bには、用紙主搬送路7を構成する給紙部2と、排紙部3と、搬送ローラ5と、レジストローラ6と、画像形成部4(転写装置4eを除く)とが備えられている。装置側面側7aには、用紙主搬送路7を構成する転写装置4eが備えられている。
転写装置4eは、装置側面側7aに揺動可能に取り付けられ、用紙主搬送路7の閉鎖時に装置本体側7bの感光体4aに対して所定位置に位置決めされるように、例えば、ピン10およびアタリ11が設けられている。
なお、装置本体側7bには、ピン10に対応して位置決め穴(図示せず)と、アタリ11に対応してアタリ面(図示せず)が設けられている。転写装置4eには、電源を供給するための一方の電極端子(図示せず)が設けられている。装置本体側7bには、一方の電極端子と電気的に接続される他方の電極端子(図示せず)が設けられている。
画像形成装置1の装置側面側7aと装置本体側7bの分離面7eからは、図5に示すように、搬送ローラ5および定着装置4g等(用紙搬送手段)が臨まれている。搬送ローラ5には、操作手段である第1操作ノブ12が設けられている。定着装置4gには、操作手段である第2操作ノブ13が設けられている。
第1操作ノブ12および第2操作ノブ13は、手動操作可能に案内部材8から離間した位置であるとともに、装置本体側7bの装置後方に設けられている。なお、画像形成装置1の上面カバー7fの前方には操作パネル16が設けられ、画像形成装置1の前面カバー7g側が装置操作側となっている。
画像形成装置1は、図6に示すように、CPU110と、RAM120と、ROM130と、HDD140と、搬送ローラ5とレジストローラ6を有する用紙搬送装置150と、画像形成部4と、操作パネルコントローラ170と、操作パネル175と、読取部180と、検出センサ241,242,243とを備えている。なお、CPU110とRAM120とROM130とHDD140とから制御部100を構成する。
CPU110は、RAM120、ROM130、HDD140、用紙搬送装置150、画像形成部4、操作パネルコントローラ170、読取部180および検出センサ241,242,243を総括的に制御する。
RAM120は、CPU110のワーキングエリアとして使用する。ROM130は、CPU110に実行させるためのプログラムを格納している。HDD140は、印刷データのスプールや解析後の印刷データを格納する。
用紙搬送装置150は、給紙部2から排紙部3まで記録シートを搬送する。画像形成部4は、搬送されてきた記録シートに画像を形成する。操作パネルコントローラ170は、操作パネル175の表示を制御する。読取部180は、記録シートの画像情報を読み取る。
通信部190は、通信ケーブル等を介してネットワークもしくはインターネットに接続されている。通信部190は、ネットワーク等を介して外部のパーソナルコンピュータ(PC)等の端末装置200に接続されている。通信部190は、端末装置200からの画像データをネットワーク等を介して受信する。通信部190で受信された画像データは、ページ単位でRAM120、HDD140へと転送されて一旦蓄積され、画像形成部4へ送られて印刷出力される。
検出センサ241,242,243は、記録シートの搬送異常を検出するためのセンサ241,242と、定着装置での異常を検出するためのセンサ243である。記録シートの搬送異常を検出する検出センサ241,242は、搬送路上に設けられている。定着装置での異常を検出する検出センサ243は、定着装置に設けられている。
検出センサ241,242,243は、画像形成装置1の動作中に異常が発生したか常に監視する。検出センサ241,242,243によって異常が検出されると、CPU110は、検出センサ241,242,243からの出力に基づいて、異常箇所を特定する。CPU110は、異常があった旨を利用者に通知すると共に、異常個所を通知する。
利用者は、通知内容に応じて、異常を解消するために復旧作業を行なう。例えば、定着装置4g内に異常がある場合は、用紙主搬送路7の装置側面側7aが開放され、さらに、定着カバー37が開放される。定着ローラ35,36が露出し、利用者は復旧作業を行なう。そして、利用者は、開放した逆の手順で各カバー7a,37を閉じる。定着装置4g以外に異常がある場合は、異常がある部分の装置本体のカバーを開放して、異常のある部分を露出させて、復旧作業を行なう。そして、利用者は、開放した逆の手順でカバーを閉じる。
ところで、上記復旧作業は、利用者が行なっている。利用者は、特別なメンテナンス知識等は有していない。そのため、定着装置以外で異常があった場合に、誤って定着カバー37が開放されると、利用者は、定着装置内の定着ローラ35,36に触れて火傷する可能性がある。
そこで、CPU110は、定着カバー37の開放を規制する規制部を備える。規制部は、定着装置4gに異常が発生したときに定着カバー37の規制を解除し、定着装置4g以外に異常が発生したとき、定着カバー37を閉じたままにする。
具体的には、規制部が、定着カバー37を開閉駆動させる駆動部38aとされる。駆動部38aは、電気的あるいは機械的に定着カバー37の開放を規制する。例えば、電気的に定着カバー37の開放を規制する場合は、駆動部38aのモータ38に常に電源を供給し、軸の回転を電気的にロックする。機械的に定着カバー37の開放を規制する場合は、モータ38の回転をロックするロック機構(図示せず)を備え、駆動部38aは、電源が供給されると、ロック機構のロックを解除する。電源が供給されていない間は、ロック機構は、モータ38の回転をロックする。これにより、駆動部38aは、定着カバー37の開放を規制する。
定着装置4gに異常が発生したとき、駆動部38aは、定着カバー37が開放するように動作する。すなわち、異常が定着装置4gで発生したと判断されると、CPU110は、モータ38を駆動させて定着カバー37を開放するように制御する。定着装置4gでの異常が解消したとき、CPU110は、モータ38を駆動させて定着カバー37が閉じるように制御する。
定着装置4g以外で異常が発生したとき、駆動部38aは、定着カバー37を閉じたままにする。すなわち、異常が定着装置4g以外での発生と判断されると、CPU110は、モータ38のロックを維持する。これにより、利用者が誤って定着カバー37を開放し、定着装置4g内の定着ローラ35,36に触れて火傷することを防止できる。
なお、規制部としては、ソレノイドや電磁石等の部材を用いることで、定着カバー37をロックしてもよい。このとき、定着カバー37は手動で開閉される。
具体的には、規制部をソレノイド(図示せず)とした場合、定着装置4g側には定着カバー37を係止する係止ピン(図示せず)が移動可能に設けられる。ソレノイドは、ON/OFFにより、係止ピンに当接するように装置本体に設けられる。ソレノイドのON/OFFにより、係止ピンが移動して、定着カバー37のロックとロック解除とが切り換えられる。
定着装置4gで異常が発生したと判断されると、CPU110は、ソレノイドを収縮させて係止ピンと分離させる。係止ピンは、定着カバー37から外され、利用者は、手動で定着カバー37を開放できる。定着装置4gでの異常が解消し、利用者によって定着カバー37が閉じられると、CPU110は、ソレノイドを突出させる。係止ピンが定着カバー37に係合して、定着カバー37は、閉じた状態に保持される。
規制部を電磁石(図示せず)とした場合、定着装置4g側あるいは装置本体側のいずれか一方に電磁石が設けられ、他方に磁力によって電磁石と接着する受け部が設けられる。電磁石は、ON/OFFによって磁力を発生したり、停止したりする。すなわち、電磁石のON/OFFにより、電磁石が受け部と接着して、定着カバー37のロックとロック解除とが切り換えられる。なお、受け部は、電磁石と対向する位置に設けられる。
定着装置4gで異常が発生したと判断されると、CPU110は、電磁石への電流を停止させて受け部と分離させる。電磁石は、受け部から外され、利用者は、手動で定着カバー37を開放できる。定着装置4gでの異常が解消し、利用者によって定着カバー37が閉じられると、CPU110は、電磁石に電流を供給し磁力を発生させる。電磁石が受け部と接着して、定着カバー37は、閉じた状態に保持される。
なお、手動によって定着カバー37を開閉させる場合は、定着カバー37の開閉状態を検出するセンサを設ける。例えば、リミットスイッチを備え、リミットスイッチがONのときは定着カバー37が閉じられていると判断し、OFFのときは定着カバー37が開放されていると判断する。
次に、規制部の動作について、図7を用いて説明する。なお、説明の便宜上、規制部は、定着カバー37を開閉駆動させる駆動部38aとする。
利用者が画像形成装置1の電源をONする。CPU110は、利用者から印刷の処理指示が入力されたかを確認する(S1)。入力がない場合は、入力があるまで待機状態となる。
印刷開始の入力があると、CPU110は印刷動作を開始する。CPU110は、検出センサ241,242,243から異常の検出があるかを確認する(S3)。搬送異常が検出されない場合は、印刷動作を終了する(S4)。そして、次ページの印刷データがあるか確認し(S5)、次ページの印刷データがある場合は、次ページの印刷を開始し、再度、異常の検出があるかを確認する(S3)。
S3の判定処理で、異常を検出した場合は、異常の発生箇所が定着装置4gであるか否かを確認する(S7)。定着装置4gでの異常であるとき、CPU110は印刷を中断し(S8)、用紙主搬送路7の装置側面側7aが開放された後、駆動部38aの規制を解除する。CPU110は、定着カバー37が開放するように駆動部38aを制御する(S9)。CPU110は、異常があった旨を利用者に通知すると共に、異常個所を通知する(S10)。
CPU110は、異常が解消されたかを確認する(S11)。異常が解消するまで確認する。検出センサ241,243が、搬送中に記録シートが残留しているか否かを検出する。記録シートがなくなったことが検出されると、CPU110は、異常の解消と判断する。
異常が解消されたことを確認すると、CPU110は、モータ38を駆動させて定着カバー37が閉じるように制御する(S12)。そして、CPU110は、モータ38の回転をロックする。
定着カバー37が閉じられると、CPU110は、用紙主搬送路7の装置側面側7aが閉じられたことを確認してから印刷動作を再開する(S13)。搬送異常が検出されない場合は、印刷動作を終了する(S4)。そして、次ページの印刷データがあるか確認し(S5)、次ページの印刷データがある場合は、次ページの印刷を開始し、再度、異常の検出があるかを確認する(S3)。
定着装置4g以外での異常であるとき、CPU110は印刷を中断し(S14)、駆動部38aのモータ39aのロックを維持する。CPU110は、異常があった旨を利用者に通知すると共に、異常個所を通知する(S15)。
CPU110は、異常が解消されたかを確認する(S16)。異常が解消するまで確認する。異常が解消されたことを確認すると、CPU110は印刷動作を再開する(S13)。
搬送異常が検出されない場合は、印刷動作を終了する(S4)。そして、次ページの印刷データがあるか確認し(S5)、次ページの印刷データがある場合は、次ページの印刷を開始し、再度、異常の検出があるかを確認する(S3)。
上記工程を、全てのページの印刷が終了するまで行なう。次ページの印刷データがない場合は、装置を停止して印刷動作を終了し(S6)、入力があるまで待機状態となる。
これにより、異常が定着装置4g以外で発生したと判断された場合は、定着装置4gの定着カバー37が開放されないので、利用者が異常の復旧作業を行なう際に、誤って定着装置4gに触れることを防止できる。
これにより、異常が定着装置4g以外で発生したと判断された場合は、定着装置4gの定着カバー37が開放されないので、利用者が異常の復旧作業を行なう際に、誤って定着装置4gに触れることを防止できる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。本実施形態では、定着装置を備えた画像形成装置で説明したが、特にこの限りではなく、定着装置単体で会っても良い。
本実施形態では、画像形成装置で説明したが、特にこの限りではなく、コピーモード、プリントモード、スキャナモード、ドキュメントファイリングおよびファクシミリモード等の処理を実行するデジタル複合機であっても良い。
本実施形態では、定着カバーが、定着装置の側面に位置し、開閉自在に設けられているが、特にこの限りではなく、例えば、定着装置全体を覆うように画像形成装置の本体内部に備えられたものであっても良い。
本実施形態では、手動によって定着カバーの開閉を行なう場合の開閉の確認をリミットスイッチによって検知しているが、特にこの限りではなく、例えば、定着カバーの軸の回転を検出するエンコーダや赤外線センサ等のセンサを備え、定着カバーの開閉を検知しても良い。
1 画像形成装置
4 画像形成部
4g定着装置
37 定着カバー
38a駆動部
100 制御部
110 CPU
120 RAM
130 ROM
140 HDD
150 用紙搬送装置
241 検出センサ
242 検出センサ
243 検出センサ
4 画像形成部
4g定着装置
37 定着カバー
38a駆動部
100 制御部
110 CPU
120 RAM
130 ROM
140 HDD
150 用紙搬送装置
241 検出センサ
242 検出センサ
243 検出センサ
Claims (12)
- 搬送される記録シート上のトナー像を定着させる定着装置を備えた画像形成装置であって、
前記定着装置に、開閉自在な定着カバーが設けられ、
前記定着カバーの開放を規制する規制部と、画像形成時の異常の発生を検出する検出部とを備え、
前記規制部は、前記定着装置に異常が発生したとき、前記定着カバーに対する規制を解除し、前記定着装置以外に異常が発生したとき、前記定着カバーを閉じたままにすることを特徴とする画像形成装置。 - 規制部が、定着カバーを開閉駆動させる駆動部とされ、
定着装置に異常が発生したとき、前記駆動部は、前記定着カバーが開放するように動作することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 定着装置の異常が解消したとき、駆動部は、定着カバーが閉じるように動作することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 開閉自在な本体カバーを有する装置本体に、定着装置が内装され、
前記本体カバーが開いたときに前記定着カバーが露出し、前記定着カバーが開いたときに前記定着装置が露出することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。 - 定着カバーに、記録シートを搬送する搬送路の一部が形成されたことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 規制部を制御する制御部を備え、
前記制御部は、検出部からの出力に基づいて、定着装置での異常か否かを判断し、
前記制御部は、前記定着装置での異常であるとき、前記規制部を動作させ、前記定着装置以外での異常であるとき、前記規制部の動作を禁止することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。 - 定着装置に異常が発生したとき、異常発生の通知が行なわれることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
- 検出部は、搬送路上の紙詰まりを検出することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の画像形成装置。
- 搬送される記録シート上のトナー像を定着させる定着装置であって、
定着ローラを覆う定着カバーが開閉自在に設けられ、
前記定着カバーの開放を規制する規制部を備え、
前記規制部は、前記定着装置に異常が発生したとき、前記定着カバーに対する規制を解除し、前記定着装置以外に異常が発生したとき、前記定着カバーを閉じたままにすることを特徴とする定着装置。 - 規制部が、定着カバーを開閉駆動させる駆動部とされ、
定着装置に異常が発生したとき、前記駆動部は、前記定着カバーが開放するように動作することを特徴とする請求項9に記載の定着装置。 - 定着装置での異常が解消したとき、駆動部は、定着カバーが閉じるように動作することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
- 定着カバーが開いたとき、定着ローラが露出して、定着装置内を搬送される記録シートの取り出しが可能となることを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載の定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008099648A JP2009251309A (ja) | 2008-04-07 | 2008-04-07 | 定着装置、および、それを備えた画像形成装置 |
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JP2008099648A JP2009251309A (ja) | 2008-04-07 | 2008-04-07 | 定着装置、および、それを備えた画像形成装置 |
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JP2009251309A true JP2009251309A (ja) | 2009-10-29 |
Family
ID=41312084
Family Applications (1)
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JP2008099648A Pending JP2009251309A (ja) | 2008-04-07 | 2008-04-07 | 定着装置、および、それを備えた画像形成装置 |
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JP (1) | JP2009251309A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9541896B2 (en) | 2014-10-30 | 2017-01-10 | Kyocera Document Solutions Inc. | Fixing device that ensures downsized opening/closing space of fixing cover and image forming apparatus |
US9874851B2 (en) | 2015-06-18 | 2018-01-23 | Kyocera Document Solutions Inc. | Image forming apparatus |
-
2008
- 2008-04-07 JP JP2008099648A patent/JP2009251309A/ja active Pending
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