JP2009251285A - レンズ駆動装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 誰でも簡単且つ確実にナットの回転を規制させた状態で組み立てを行うことができ、部品を損傷させることなく組立性の向上化を図ること。
【解決手段】 プレート2に固定されたモータに連結されたリードスクリュー4と、リードスクリューに螺合され、凸状の突起部5aを有するナット5と、プレートに装着可能とされたケーシング6と、突起部を嵌合させてナットの回転を規制すると共に突起部を嵌合させたまま軸線L1方向に沿って移動自在に案内してナットを進退させる嵌合溝11と、レンズを保持するレンズ保持部8aとナットに当接する当接部8bとを有し、ナットの進退に伴ってレンズを軸線方向に進退させるレンズ枠8と、を備え、ケーシングと突起部とのうち少なくともいずれか一方には、突起部を嵌合溝に向かう方向に強制的に案内させて徐々に嵌合状態に移行させるテーパ面13が形成されているレンズ駆動装置1を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話器等、或いは、ディスク読取機器等のフォーカスや焦点調節(ズーム)等を行うレンズ駆動装置及びこれを備える電子機器に関するものである。
従来から、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話機、或いは、次世代光ディスクを対象とするディスク読取機器等の電子機器では、一般的にレンズ駆動装置を利用してレンズ位置を調整して、フォーカスや焦点調節等を行っている。
この種のレンズ駆動装置は、様々なものが知られているが、代表的なものとして、ナットとリードスクリューとを利用して、レンズ位置を調節させるものが知られている。このタイプのレンズ駆動装置は、通常、モータによって回転するリードスクリューと、リードスクリューに螺合するナットと、ナットに当接した状態で光軸方向に配設されたガイド軸に沿って進退可能に設けられ、レンズを固定するレンズ枠と、ナットの回転を規制する回転規制部と、を備えている(例えば、特許文献1及び2参照)。
このように構成されたレンズ駆動装置において、モータを駆動させてリードスクリューを回転させると、ナットも連られて回転しようとする。しかしながら、ナットは、回転規制部によって回転が規制されているので、リードスクリューの軸方向に進退することになる。このため、ナットに対して当接されているレンズ枠は、ナットと共にガイド軸に沿って進退する。これにより、レンズ枠に固定されているレンズを光軸方向に進退させることができる。その結果、レンズの位置調整を行うことができ、フォーカスや焦点調節を行うことが可能とされている。
特開2006−98464号公報 米国特許第5987262号明細書
しかしながら、従来のレンズ駆動装置には、まだ以下の課題が残されている。
初めに、上述したようにリードスクリューを回転させることで、ナットを進退させるためには、回転規制部によってナットの回転を規制させる必要がある。仮に、回転規制が不確実である場合には、リードスクリューの回転に伴ってナットも回転してしまうので、ナットを進退させることができない。そのため、レンズ駆動装置を組み立てる際には、ナットと回転規制部とを確実に組み合わせて、ナットの回転を確実に規制するように注意しながら組み立てる必要がある。
ところが従来では、ナットと回転規制部との組み合わせに関して十分な配慮がなされていないので、組み立ての際に、モジュールに設けられた覗き穴を通じて手探りで組み合わせたり、専用の治具を用いてナットの向きを規制しながら同時に組み合わせを行ったりするしかなかった。そのため、組み立てが複雑で困難になってしまい、組み立て不良や、各種部品の損傷によるコスト高を招く恐れがあった。
加えて、レンズ駆動装置が搭載される電子機器のさらなる小型化に対応するため、ナット自体の小型化が求められている。また、小型化と同時に製造効率を今後より高めるために組立性の向上化も求められている。しかしながら、従来のレンズ駆動装置では、上述した理由により、このようなニーズに応えることが難しいものであった。
本発明は、このような事情に考慮してなされたもので、その目的は、誰でも簡単且つ確実にナットの回転を規制させた状態で組み立てを行うことができ、部品を損傷させることなく組立性の向上化を図ることができるレンズ駆動装置及びこれを備えた電子機器を提供することである。
本発明は、前記課題を解決するために以下の手段を提供する。
本発明に係るレンズ駆動装置は、プレートに固定されたモータと、該モータに連結され、軸線回りに回転させられるリードスクリューと、該リードスクリューに螺合されたナットと、該ナットの外周面から外方に突出するように形成された凸状の突起部と、前記プレートに固定され、前記リードスクリュー及び前記ナットを内部に収納するケーシングと、前記軸線方向に沿って前記ケーシングに直線状に形成され、前記突起部を嵌合させて前記ナットの回転を規制すると共に、突起部を嵌合させたまま前記軸線方向に沿って移動自在に案内してナットを前記リードスクリューに沿って進退させる嵌合溝と、レンズを保持するレンズ保持部と前記ナットに当接する当接部とを有した状態で、前記軸線方向に移動可能に前記ケーシングに支持され、ナットの進退に伴って移動してレンズを軸線方向に進退させるレンズ枠と、を備え、前記ケーシングと前記突起部とのうち少なくともいずれか一方には、ケーシングと前記プレートとを組み合わせる際に、突起部を前記嵌合溝に向かう方向に強制的に案内させて徐々に嵌合状態に移行させるテーパ面が形成されていることを特徴とする。
この発明に係るレンズ駆動装置においては、ナットに形成された突起部が、リードスクリューの軸線方向に沿ってケーシングに形成された直線状の嵌合溝内に嵌合している。そのため、ナットは、リードスクリューが軸線方向に回転したときに、連られて回転しないように回転規制された状態となっている。しかも、突起部は、嵌合溝に嵌合したまま軸線方向に沿って移動自在に案内された状態となっている。
よって、モータを駆動させてリードスクリューを軸線回りに回転させることで、ナットを軸線方向に沿って進退させることができる。ナットが進退すると、ナットに当接する当接部を有するレンズ枠が追従して軸線方向に移動する。従って、レンズ枠のレンズ保持部によって保持されているレンズを移動させることができ、レンズの位置調整を行うことができる。その結果、フォーカスや焦点調節を行うことができる。
このように構成されたレンズ駆動装置を組み立てる際には、まずプレートに固定されたモータに連結されているリードスクリューに対してナットを螺合させる。この際、ナットに形成された突起部が予め決められた方向に向くように、ナットを螺合させる。具体的には、プレートとケーシングとを組み合わせる時に、突起部が嵌合溝側に向くようにナットを螺合させる。
続いて、プレートと、レンズ枠を移動可能に支持しているケーシングとを互いに組み合わせる工程を行う。この際、ナットに形成された突起部がケーシングに形成された嵌合溝内に嵌り込むように、プレートとケーシングとを組み合わせる。
ここで、ケーシングと突起部とのうち少なくともいずれか一方には、突起部を嵌合溝に向かう方向に強制的に案内させて徐々に嵌合状態に移行させるためのテーパ面が形成されている。そのため、従来とは異なり、突起部と嵌合溝との位置関係が多少位置ずれしていたとしても、テーパ面でこの位置ずれを矯正することができる。つまり、従来のように、突起部と嵌合溝とを正確に位置合わせしたうえ、両者を手探りで組み合わせたりする必要がない。
従って、誰でも簡単且つ確実にナットの回転を規制させた状態でプレートとケーシングとを組み立てることができ、レンズ駆動装置を完成させることができる。しかも、プレートとケーシングとを組み合わせる際の力を利用して、テーパ面上を滑らせながら突起部を自然に嵌合溝に案内できるので、組み合わせ時に不要な過度な力を各種部品に伝え難い。よって、各種部品を損傷させてしまう可能性を低減することができ、損傷によるコスト高を抑えることができる。
また、本発明に係るレンズ駆動装置は、上記本発明のレンズ駆動装置において、前記嵌合溝が、前記突起部を前記ケーシングの外側から視認できるように、ケーシングを貫通するように形成されていることを特徴とする。
この発明に係るレンズ駆動装置においては、嵌合溝がケーシングを貫通するように形成されているので、組み立てる際に突起部が嵌合溝に嵌合した状態をケーシングの外側から視認することができる。よって、組み立て時の確実性をより高めることができ、レンズ駆動装置の信頼性をより高めることができる。
また、本発明に係るレンズ駆動装置は、上記本発明のレンズ駆動装置において、前記嵌合溝が、一端側が前記ケーシングの側面に開放されるように形成され、前記ケーシングと前記プレートとが、前記嵌合溝の一端側から前記突起部を滑り込ませて嵌合できるようにスライド自在に組み合わされることを特徴とする。
この発明に係るレンズ駆動装置においては、一端側がケーシングの側面に開放されるように嵌合溝が形成されているので、ケーシングとプレートとを組み合わせる際に、開放されている嵌合溝の一端側から突起部を滑り込ませるようにスライドさせながら組み合わせることができる。従って、プレートとケーシングの組み合わせ作業をより容易且つ確実に行うことができ、組立性をより向上することができる。
また、本発明に係るレンズ駆動装置は、上記本発明のレンズ駆動装置において、前記ナットには、前記プレートに向けて突出した凸部が形成され、該凸部が、前記ナットを前記リードスクリューに螺合させる際に、前記プレートに接触してナットの回転を所定の回転角度範囲内に収めると共に、前記突起部の位置を予め決められた一定の範囲内に位置決めさせることを特徴とする。
この発明に係るレンズ駆動装置においては、ナットに凸部が形成されているので、リードスクリューにナットを螺合させる際に、ナットを指先で保持していなくても自然に螺合させることができる。即ち、ナットを螺合させるためにリードスクリューを回転させると、リードスクリューに連られてナットが回転しようとするが、若干回転した時点でプレートに向けて突出した凸部がプレートに接触する。そのため、ナットがそれ以上回転してしまうことを規制することができ、所定の回転角度範囲内に収めることができる。従って、突起部の位置を予め決められた一定の範囲内に位置決めさせることができ、突起部の向きを毎回同じ方向に向かせた状態でナットを螺合させることができる。
このように、指先で保持していなくても、自然と突起部の向きを毎回同じ方向に整えながらナットを螺合させることができるので、組立性をさらに向上することができる。
また、本発明に係る電子機器は、上記本発明のレンズ駆動装置を備えていることを特徴とする。
この発明に係る電子機器においては、組立性が向上して信頼性が高く安価なレンズ駆動装置を備えているので、同様に信頼性を高めて高品質化を図ることができると共に低コスト化を図ることができる。
本発明に係るレンズ駆動装置によれば、誰でも簡単且つ確実にナットの回転を規制させた状態で組み立てを行うことができ、部品を損傷させることなく組立性の向上化を図ることができる。そのため、安価で信頼性の高い高品質なレンズ駆動装置とすることができる。また、突起部を自然に嵌合溝に案内できるので、ナットが小型化したとしても、ナットのサイズに関係なく引き続き容易且つ確実に組み立てを行うことができる。従って、今後の小型化のニーズに応えることができる。
また、本発明に係る電子機器によれば、上記レンズ駆動装置を備えているので、信頼性を高めて高品質化を図ることができると共に低コスト化を図ることができる。
以下、本発明に係る一実施形態を、図1から図16を参照して説明する。
本実施形態のレンズ駆動装置は、カメラやカメラ付き携帯電話機、或いは、次世代光ディスクを対象とするディスク読取機器等の電子機器に搭載されて、撮影やデータ読取に利用されるレンズを進退させることで位置調整して、焦点調節等を行うものである。
このレンズ駆動装置1は、図1から5に示すように、プレート2に固定されたモータ3と、該モータ3に基端側が連結されたリードスクリュー4と、該リードスクリュー4に螺合されたナット5と、プレート2に着脱自在に固定されるケーシング6と、レンズ7を保持するレンズ枠8と、によって概略構成されている。なお、図1では、ケーシング6を透過した状態で図示している。
プレート2は、金属或いはプラスチック等の樹脂によって形成されたものであり、平板状に形成されたプレート本体2aと、プレート本体2aに対して略90度折り曲げられた折曲板2bとで一体的に形成されている。また、プレート本体2aには、ケーシング6に形成された固定用ピン12が挿入される挿入孔10が数箇所形成されている。
モータ3は、リードスクリュー4がプレート本体2a上に配置される向きで折曲板2bに固定されている。このリードスクリュー4は、上述したように基端側がモータ3の図示しないモータ軸に連結されており、モータ3の駆動によって軸線L1回りに回転させられるようになっている。また、リードスクリュー4の外周面には、基端から先端に亘ってねじ溝4aが形成されている。
なお、モータ3には、搭載される電子機器の筐体等への取り付けを可能にすると共に、外部との電気的な接続を可能にするための固定端子部3aが設けられている。
ナット5は、プラスチック等の樹脂によって射出成形されたものであり、略中心に上記ねじ溝4aに螺合する図示しないねじ孔が形成されている。これにより、ナット5は、リードスクリュー4に対して螺合された状態となっている。また、ナット5の外周面は、一部が円弧状の湾曲面となっており、この湾曲面となった部分から外方に突出するように凸状の突起部5aが形成されている。この突起部5aは、ケーシング6に形成された嵌合溝11に嵌り込んだ状態となっている。つまり、ナット5は、突起部5aが嵌合溝11内に嵌合された状態でリードスクリュー4に螺合されるようになっている。
この突起部5aは、図1及び図6に示すように、略中間が括れた状態となっており、嵌合溝11内に嵌っている先端が嵌合溝11に対して点接触するように設計されている。これにより、突起部5aと嵌合溝11とは、最少限の接触面積で接触するように配慮されている。
また、ナット5の外周面のうち突起部5aが形成されている反対側の部分は、フラット(平坦)になるように形成されている。しかも、このフラットとなった部分には、プレート2に向けて突出した2つの凸部5bが形成されている。これら凸部5bは、突起部5aが嵌合溝11に嵌合している状態のときに、プレート本体2aとの間の隙間が予め決められた距離Hとなるように形成されており、間隔を高精度に調整するための部材である。この2つの凸部5bによって、ナット5をリードスクリュー4に螺合させる際に、ナット5の回転を所定の回転角度範囲θ内に収めると共に、突起部5aの位置を予め決められた一定の範囲内に位置決めさせることができるようになっている。これについては、後に詳細に説明する。
上記ケーシング6は、図1から図5に示すように、ナット5と同様にプラスチック等の樹脂によって射出成形されたものであり、プレート2に装着された時に上述したリードスクリュー4、ナット5やレンズ枠8の一部を内部に収納して保護する役割を果している。また、プレート2と接触する面には、図7に示すように、プレート2に形成された挿入孔10に挿入可能な複数の固定用ピン12が形成されている。そして、ケーシング6は、これら固定用ピン12を挿入孔10に挿入させた後、図5に示すように接着剤Eによる両者の固定によってプレート2に対して装着されるようになっている。
また、ケーシング6の上板には、図1に示すように、ナット5の突起部5aを嵌合させるための嵌合溝11が形成されている。この嵌合溝11は、リードスクリュー4の軸線L1方向に沿って、該リードスクリュー4と略同じ長さだけ直線状に形成されている。しかも、嵌合溝11は、嵌合された突起部5aをケーシング6の外側から視認できるように、ケーシング6を貫通するように形成されている。この嵌合溝11は、突起部5aと協働してナット5の回転を規制する役割を担っている。即ち、嵌合溝11及び突起部5aは、ナット5の回転を規制する回転規制手段として機能している。しかも、この嵌合溝11は、突起部5aを嵌合させたまま軸線L1方向に移動自在に案内して、ナット5をリードスクリュー4に沿って進退させることができるようになっている。
ところで、本実施形態のケーシング6には、図6に示すように、ケーシング6とプレート2とを組み合わせる際に、突起部5aを嵌合溝11に向かう方向に強制的に案内させて徐々に嵌合状態に移行させるテーパ面13が嵌合溝11に沿って形成されている。つまり、プレート2とケーシング6とを重ね合わせによって組み合わせる際に、突起部5aをテーパ面13上で滑らせて該突起部5aを嵌合溝11内に徐々にしかも強制的に案内して嵌めこむことができるようになっている。これについては、後に詳細に説明する。
上記レンズ枠8は、図1及び図7に示すように、ナット5と同様にプラスチック等の樹脂によって射出成形されたものであり、軸線L1方向に移動可能にケーシング6に支持され、ナット5の進退に伴って移動してレンズ7を軸線L1方向に進退させるようになっている。
詳細に説明するとレンズ枠8は、レンズ7を保持するレンズ保持部8aと、ナット5に当接する当接部8bと、レンズ保持部8aと当接部8bと間に配置される案内部8cとによって一体的に形成されている。レンズ保持部8aは、レンズ7を周囲から囲むように保持している。当接部8bは、リードスクリュー4に対して干渉しないように平面視U字状に形成されており、ナット5の端面に当接するようになっている。
また、案内部8cには、リードスクリュー4の軸線L1方向と平行に配置される2つのガイド軸15をそれぞれ挿通させるための挿通孔16が形成されている。ここで、ガイド軸15について先に説明する。このガイド軸15は、ケーシング6の側面に形成された挿込口17からケーシング6内に差し込むことができるようになっており、差し込まれたときにリードスクリュー4と平行に間隔を空けて配置されるようになっている。この際、ガイド軸15は、差し込まれた側が挿込口17とは反対側のケーシング6の側面に形成された支持孔18に圧入されるようになっている。また、挿込口17は、ガイド軸15を差し込んだ後に、接着剤Eによって埋められている。これにより、ガイド軸15は、ケーシング6に完全に固定された状態となっている。
そして、案内部8cは、このようにケーシング6に固定されたガイド軸15を介して支持されている。そのためレンズ枠8は、上述したようにガイド軸15に沿って、即ちリードスクリュー4の軸線L1方向に沿って移動可能とされている。
また、案内部8cには、コイルバネ20が外装される略円柱状のバネ収装部8dが挿通孔16の1つと同軸上に形成されている。このバネ収装部8dに外装されたコイルバネ20は、図7に示すように、一端側が案内部8cに固定され、他端側がケーシング6の内側に固定されるようになっており、レンズ枠8をナット5側に向けて常にばね力で付勢するようになっている。これにより、レンズ枠8の当接部8bは、常にナット5の端面に押し付けられた状態となり、ナット5に対する当接状態が維持されるようになっている。
更に、案内部8cには、リードスクリュー4の軸線L1方向に沿って延びた遮蔽板8eが形成されている。この遮蔽板8eは、図1に示すように、レンズ枠8がモータ3から離間する方向に移動したときに、光発光部21と光受光部22との間に位置して、光発光部21から光受光部22に向けて照射される図示しない光を物理的に遮断するようになっている。
これら光発光部21及び光受光部22は、互いに間隔を空けた状態でケーシング6に接着固定されており、レンズ枠8の原点位置を検出するための原点検出センサとして機能するようになっている。つまり、光受光部22の検出結果(光を受光している否か)をモニタすることで、光発光部21と光受光部22との間に遮蔽板8eが位置したか否かを検出することができる。そして、光が遮蔽されたときのレンズ枠8の位置を原点位置とするようになっている。なお、レンズ枠8の原点位置を確認した後は、モータ3を駆動する際のパルス信号に基づいてレンズ枠8の移動方向及び移動量を正確に制御して、レンズ7の位置調整を高精度に行うことができるようになっている。
次に、このように構成されたレンズ駆動装置1を作動させて、レンズ7の位置調整を行う場合について説明する。なお、初期設定として、上述したレンズ枠8の原点位置の確認が既に終了しているものとする。
まず、モータ3を駆動させてリードスクリュー4を軸線L1回りに回転させる。すると、リードスクリュー4に螺合されているナット5が連られて回転しようとする。しかしながら、ナット5に形成された突起部5aがケーシング6に形成されている直線状の嵌合溝11内に嵌合しているので、ナット5はリードスクリュー4に連られて回転しないようになっている。しかも、突起部5aは嵌合溝11に嵌合したまま軸線L1方向に沿って移動自在に案内されている。従って、リードスクリュー4を回転させることで、ナット5を軸線L1方向に沿って進退させることができる。
ナット5が進退すると、ナット5の端面に当接部8bが当接しているレンズ枠8が追従して、ガイド軸15でガイドされながら軸線L1方向に移動する。従って、レンズ保持部8aによって保持されているレンズ7を移動させることができ、レンズ7の位置調整を行うことができる。その結果、フォーカスや焦点調節を行うことができる。
特にレンズ枠8は、コイルバネ20によって常に付勢されており、当接部8bがナット5の端面に押し付けられた状態となっている。そのため、当接部8bとナット5との間に遊びがなくなり、がたつきを抑えながらナット5の動きにレンズ枠8を速やかに追従させることができる。従って、レンズ7の位置調整を高精度に行うことができる。
また、嵌合溝11に嵌り込んでいる突起部5aの先端は、嵌合溝11に対して点接触しているので、ナット5が移動する際に、突起部5aと嵌合溝11との間に生じる摩擦抵抗をできるだけ抑えることができる。そのため、リードスクリュー4の回転力をダイレクトにナット5の直線移動に変換することができ、推力低下を極力防ぐことができる。従って、モータ3の無駄な消費電力を抑えながら、レンズ7の位置調整を効率良く行うことができる。
しかも、摩擦抵抗が少ないので、引っ掛かり等を引き起こすことなく突起部5aを嵌合溝11に沿って移動させることができる。仮に、引っ掛かり等が生じてしまった場合には、レンズ枠8が振動してしまったり、レンズ枠8が引っ張られてガイド軸15の倒れや捩れ等の不具合を誘発したりする可能性がある。しかしながら、本実施形態のレンズ駆動装置1によれば、このような不具合が生じ難い。
続いて、本実施形態のレンズ駆動装置1の組み立てについて説明する。
まず、図8に示すように、プレート2に固定されたモータ3に連結されているリードスクリュー4に対してナット5を螺合させる。この際、ナット5に形成された突起部5aが予め決められた方向(後にプレート2とケーシング6とを重ねて組み合わせる際に、嵌合溝11側に向かう方向)に向くようにナット5を螺合させる。
特にこの工程を行う際に、本実施形態のナット5には凸部5bが形成されているので、ナット5を指先で保持していなくても自然に螺合させることができる。即ち、ナット5を螺合させるためにリードスクリュー4を回転させると、図9に示すようにリードスクリュー4に連られてナット5が軸線L1回りに回転しようとするが、若干回転した時点で凸部5bがプレート2に接触する。そのため、ナット5がそれ以上回転してしまうことを規制でき、所定の回転角度範囲θ内に収めることができる。
従って、突起部5aの位置を予め決められた一定の範囲内に位置決めさせることができ、突起部5aの向きを毎回同じ方向に向かせた状態でナット5を螺合させることができる。このように、指先で保持していなくても、自然と突起部5aの向きを毎回同じ方向に整えながらナット5を螺合させることができる。
一方、上述した工程と同じタイミング或いは前後のタイミングで、ケーシング6にレンズ枠8を固定する工程を行う。
まず、図10に示すように、レンズ枠8の案内部8cに形成されたバネ収装部8dにコイルバネ20を外装する。この際、コイルバネ20の一端側をレンズ枠8に固定しておく。続いて、図11に示すように、このレンズ枠8をケーシング6の所定位置にセットした後、コイルバネ20の他端側をケーシング6に固定する。続いて、図12及び図13に示すように、ケーシング6の側面に形成された挿込口17から2つのガイド軸15を挿入して、レンズ枠8に形成された挿通孔16を貫いた後、挿込口17とは反対側のケーシング6の側面に形成された支持孔18に圧入する。このように、ガイド軸15をセットすることで、レンズ枠8はケーシング6に移動自在に固定された状態となる。そして、ガイド軸15をセットした後、図7に示すように、ケーシング6の挿込口17に接着剤Eを充填して硬化させる。これにより、ガイド軸15は、完全にケーシング6に固定される。
なお、図7及び図10から図13においては、コイルバネ20が縮んでいる状態を図示している。
次に、モータ3が固定されたプレート2と、レンズ枠8を移動自在に支持しているケーシング6とを重ね合わせて互いに組み合わせる工程を行う。
具体的には、机上にケーシング6を載置した後、プレート2を裏返しにしてリードスクリュー4及びナット5を下向きした状態で、該プレート2をケーシング6に重ね合わせる。この際、ケーシング6に形成された固定用ピン12をプレート2に形成された挿入孔10に挿入させるように、プレート2を重ね合わせる。
ところで、プレート2を重ね合わせるにつれて、ナット5の突起部5aが嵌合溝11に徐々に近づいていく。そして、両者がさらに接近すると、図14に示すように、突起部5aの先端が嵌合溝11に沿って形成されたテーパ面13に接触する。そのため、突起部5aは、テーパ面13上を滑りながら向きが自然と変わり、嵌合溝11に向かう方向に強制的に案内される。そして、図15に示すようにプレート2をケーシング6に完全に重ね合わせた時点で、突起部5aは、図6に示すように嵌合溝11内に嵌り込んで嵌合状態となる。
このように、ケーシング6には、突起部5aを嵌合溝11に向かう方向に強制的に案内させて徐々に嵌合状態に移行させるためのテーパ面13が形成されているので、従来とは異なり、突起部5aと嵌合溝11との位置関係が多少位置ずれしていたとしても、テーパ面13でこの位置ずれを強制することができる。つまり、従来のように、突起部5aと嵌合溝11とを正確に位置合わせしたり、両者を手探りで組み合わせたりする必要がない。
従って、誰でも簡単且つ確実にナット5の回転を規制させた状態で、プレート2とケーシング6とを組み立てることができる。しかも、プレート2とケーシング6とを重ね合わせる際の力を利用して、テーパ面13上を滑らせながら突起部5aを自然に嵌合溝11に案内できるので、組み合わせ時に不要な過度な力を各構成品に伝え難い。よって、各構成品を損傷させてしまう可能性を低減することができ、損傷によるコスト高を抑えることができる。
そして、プレート2とケーシング6とを重ね合わせて組み立てた後、固定用ピン12が挿入されている挿入孔10に接着剤Eを塗布して硬化させる。これにより、プレート2とケーシング6とを完全に固定することができる。最後に、図5に示すように、ケーシング6に光発光部21と光受光部22とからなる原点検出センサを接着により固定する。
これにより、図1に示すレンズ駆動装置1を完成させることができる。
特に、本実施形態のレンズ駆動装置1によれば、上述したように誰でも簡単且つ確実にナット5の回転を規制させた状態で組み立てを行うことができ、各構成品を損傷させることなく組立性の向上化を図ることができる。そのため、安価で信頼性の高い高品質なレンズ駆動装置1とすることができる。また、テーパ面13を利用して突起部5aを自然に嵌合溝11に案内できるので、ナット5が小型化したとしても、ナット5のサイズに関係なく引き続き容易且つ確実に組み立てを行うことができる。従って、今後の小型化のニーズに応えることができる。
また、嵌合溝11はケーシング6を貫通するように形成されているので、組み立てる際に突起部5aが嵌合溝11に嵌合した状態をケーシング6の外側から視認することができる。よって、組み立て時の確実性をより高めることができ、レンズ駆動装置1の信頼性をより高めることができる。
なお、上記実施形態では、プレート2とケーシング6とを固定する際に、固定用ピン12が挿入されている挿入孔10に接着剤Eを塗布することで固定を行ったが、接着剤Eによる方法に限定されるものではない。例えば、固定用ピン12を挿入孔10に挿入させた後に、熱を加えながら固定用ピン12の先端をカシメ(熱カシメ)ることで固定しても構わない。
なお、上記実施形態では、突起部5aを嵌合溝11に案内するテーパ面13を嵌合溝11に沿ってケーシング6に形成したが、ケーシング6ではなく突起部5aの先端に形成しても構わない。この場合であっても、同様の作用効果を奏することができる。更には、ケーシング6及び突起部5aの両方にテーパ面13をそれぞれ形成しても構わない。
また、上記実施形態では、プレート2とケーシング6との重ね合わせによって両者を組み合わせるタイプのレンズ駆動装置1を例に挙げて説明したが、図16に示すように、プレート2とケーシング6とをリードスクリュー4の軸線L1方向に沿って互いに逆向きにスライドさせることで両者を組み合わせることができるように構成しても構わない。
このような場合には、図16に示すように、一端側がケーシング6の側面に開放されるように嵌合溝11を形成すれば良い。こうすることで、嵌合溝11の一端側から突起部5aを滑り込ませるようにスライドさせながら、プレート2とケーシング6とを組み合わせることができる。また、この場合であっても、突起部5aを嵌合溝11に案内するテーパ面13をケーシング6に形成しておけば良い。こうすることで、やはり突起部5aと嵌合溝11との位置関係が多少位置ずれていたとしても、テーパ面13によって位置ずれを矯正することができ、同様に簡単且つ確実に組み立てを行うことができる。
このように、スライド方式で組み立てる場合であっても、同様の作用効果を奏することができる。特に、スライド方式の場合には、重ね合わせ方式よりも組み合わせ作業が簡単になるので、組立性をより向上することができる。
次に、レンズ駆動装置を組み込んだ電子機器の一例として、光ディスクの読取を行うディスク読取機器を例に挙げて説明する。
このディスク読取機器30は、図17に示すように、レンズ駆動装置1と、該レンズ駆動装置1を光ディスクDの径方向に移動させる移動機構31と、光ディスクDに記録されている記録データを読み取る読取機構32と、を備えている。
レンズ駆動装置1は、図示しないスピンドルモータによって回転させられる光ディスクDに対して対向するように配置されている。具体的には、レンズ枠8に固定されたレンズ7の光軸L2方向が光ディスクDの読取面D1に対して略直交するように配置されている。移動機構31は、レンズ駆動装置1のモータ3の固定端子部3aに固定された支持部31aと、支持部31aの図示しないねじ孔に螺合されて光ディスクDの半径方向に配設されたガイドスクリュー31bと、ガイドスクリュー31bを軸回りに回転させる駆動モータ31cと、を備えている。そして、駆動モータ31cを駆動してガイドスクリュー31bを回転させることで、支持部31aをガイドスクリュー31bに沿って移動させることができるようになっている。なお、支持部31aは、図示しない回転規制機構によって回転が規制された状態となっている。これにより、光ディスクDに対するレンズ7の径方向の位置を適宜調整することが可能とされている。
読取機構32は、検出光となるレーザ光Rを発振及び受光する検出器32aと、検出器32aから発振されたレーザ光Rを光ディスクDに向けて反射させると共に、光ディスクDの読取面D1で反射されたレーザ光Rを再度検出器32aに向けて反射させるミラー32bと、を備えている。なお、これら検出器32a及びミラー32bは、移動機構31の支持部31aに固定されている。このため、検出器32aをレンズ駆動装置1と共に光ディスクDの径方向に移動させて光ディスクDの所望する位置にレーザ光Rを照射することができ、読取面D1に記録されたデータを適宜読み取ることができるようになっている。
特に、このディスク読取機器30によれば、組立性が向上して信頼性が高く、安価なレンズ駆動装置1を備えているので、同様に信頼性を高めて高品質化を図ることができると共に、低コスト化を図ることができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、ケーシング6を貫通するように嵌合溝11を形成したが、貫通させなくても構わない。但し、貫通するように形成することで、ケーシング6の外側から嵌合溝11に嵌り込んだ突起部5aを直接視認することができるので、組立性の信頼性をより高めることができるので好ましい。
また、上記実施形態では、ナット5の側面に2つの凸部5bを形成したが、凸部5bを形成せずに側面自体をプレート本体2aに近づけ、隙間が一定距離Hとなるようにナット5を形成しても構わない。この場合であっても、ナット5をリードスクリュー4に螺合する際に、ナット5の回転を所定角度範囲θ内に収めることができ、突起部5aの向きを毎回同じ方向に向かせることができる。
但し、この場合には、ナット5の寸法を全体的に高精度に仕上げる必要があり、加工が難しくなってしまう恐れがある。特に、射出成形でナット5を成形する場合には、成形時に所謂ヒケが発生してしまい、広い面に対して高い精度を保障することが極めて困難である。これに対して、凸部5bを形成する場合には、この凸部5bだけを高精度に仕上げれば良いので、加工が遥かに容易となる。つまり、精度を保障する場所が明確になるので加工が非常に容易となる。従って、上述したように、凸部5bを形成することが好ましい。
本発明に係るレンズ駆動装置の一実施形態を示す斜視図である。 図1に示すレンズ駆動装置をケーシング側から見た正面図である。 図1に示すレンズ駆動装置の側面図である。 図1に示すレンズ駆動装置をプレート側から見た正面図である。 図1に示すレンズ駆動装置の斜視図であって、プレートを上に向けたときの斜視図である 図1に示すレンズ駆動装置をA−A線に沿って見た断面図である。 図1に示すケーシングを裏側から見た斜視図である。 図1に示すレンズ駆動装置を組み立てる際の一工程図であって、リードスクリューにナットを螺合させた後の状態を示す図である。 リードスクリューにナットを螺合させる際に、ナットに形成された凸部がプレートに接触してナットの回転が規制されている状態を示す図である。 図1に示すレンズ駆動装置を組み立てる際の一工程図であって、レンズ枠のバネ収装部にコイルバネを外装させた状態を示す図である。 図1に示すレンズ駆動装置を組み立てる際の一工程図であって、図10に示す状態の後、レンズ枠をケーシングにセットした状態を示す図である。 図1に示すレンズ駆動装置を組み立てる際の一工程図であって、図11に示す状態の後、ガイド軸をケーシングにセットした状態を示す図である。 図12に示す状態を、視点を変えて見た図である。 図1に示すレンズ駆動装置を組み立てる際の一工程図であって、ケーシングとプレートを重ね合わせている状態を示す図であって、ナットの突起部がテーパ面によって嵌合溝に向けて案内されている状態を示す図である。 図1に示すレンズ駆動装置を組み立てる際の一工程図であって、図14に示す状態の後、ケーシングとプレートを完全に重ね合わせた状態を示す図である。 本発明に係る変形例を示す図であって、嵌合溝の一端側がケーシングの側面に開放されているレンズ駆動装置の正面図である。 本発明に係る電子機器の一例を示す図であって、図1に示すレンズ駆動装置を備えたディスク読取機器の構成図である。
符号の説明
L1…リードスクリューの軸線
1…レンズ駆動装置
2…プレート
3…モータ
4…リードスクリュー
5…ナット
5a…ナットの突起部
5b…ナットの凸部
6…ケーシング
8…レンズ枠
8a…レンズ保持部
8b…当接部
11…嵌合溝
13…テーパ面
30…ディスク読取機器(電子機器)

Claims (5)

  1. プレートに固定されたモータと、
    該モータに連結され、軸線回りに回転させられるリードスクリューと、
    該リードスクリューに螺合されたナットと、
    該ナットの外周面から外方に突出するように形成された凸状の突起部と、
    前記プレートに固定され、前記リードスクリュー及び前記ナットを内部に収納するケーシングと、
    前記軸線方向に沿って前記ケーシングに直線状に形成され、前記突起部を嵌合させて前記ナットの回転を規制すると共に、突起部を嵌合させたまま前記軸線方向に沿って移動自在に案内してナットを前記リードスクリューに沿って進退させる嵌合溝と、
    レンズを保持するレンズ保持部と前記ナットに当接する当接部とを有した状態で、前記軸線方向に移動可能に前記ケーシングに支持され、ナットの進退に伴って移動してレンズを軸線方向に進退させるレンズ枠と、を備え、
    前記ケーシングと前記突起部とのうち少なくともいずれか一方には、ケーシングと前記プレートとを組み合わせる際に、突起部を前記嵌合溝に向かう方向に強制的に案内させて徐々に嵌合状態に移行させるテーパ面が形成されていることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 請求項1に記載のレンズ駆動装置において、
    前記嵌合溝は、前記突起部を前記ケーシングの外側から視認できるように、ケーシングを貫通するように形成されていることを特徴とするレンズ駆動装置。
  3. 請求項1又は2に記載のレンズ駆動装置において、
    前記嵌合溝は、一端側が前記ケーシングの側面に開放されるように形成され、
    前記ケーシングと前記プレートとは、前記嵌合溝の一端側から前記突起部を滑り込ませて嵌合できるようにスライド自在に組み合わされることを特徴とするレンズ駆動装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のレンズ駆動装置において、
    前記ナットには、前記プレートに向けて突出した凸部が形成され、
    該凸部は、前記ナットを前記リードスクリューに螺合させる際に、前記プレートに接触してナットの回転を所定の回転角度範囲内に収めると共に、前記突起部の位置を予め決められた一定の範囲内に位置決めさせることを特徴とするレンズ駆動装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のレンズ駆動装置を備えていることを特徴とする電子機器。
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