JP2009251147A - プロジェクター光学系及びプロジェクター - Google Patents
プロジェクター光学系及びプロジェクター Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009251147A JP2009251147A JP2008096868A JP2008096868A JP2009251147A JP 2009251147 A JP2009251147 A JP 2009251147A JP 2008096868 A JP2008096868 A JP 2008096868A JP 2008096868 A JP2008096868 A JP 2008096868A JP 2009251147 A JP2009251147 A JP 2009251147A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical system
- projector
- white led
- light
- color separation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Projection Apparatus (AREA)
- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
Abstract
【課題】1つの白色LED光源を用い、青色用、赤色用、緑色用の3枚のDMDで、現状の明るさ(100〜300lm程度)よりも、さらに2〜3倍程度明るい高輝度LEDプロジェクター光学系と、それを有するプロジェクターを提供する。
【解決手段】 1つの高輝度白色LEDの光源を含む照明光学系と、前記高輝度白色LEDから照射された光を三原色に分解し三原色に対応した3つのDMDの各々により導光し合成するための色分解合成光学部材と、該色分解合成光学部材により合成された光をスクリーンに投影するための投影光学系とを有し、色分解合成光学部材がRTIRプリズムを含み、DMDを主光軸に対して斜め略45度に設置し、略45度傾斜した画像を投影する。
【選択図】図1
【解決手段】 1つの高輝度白色LEDの光源を含む照明光学系と、前記高輝度白色LEDから照射された光を三原色に分解し三原色に対応した3つのDMDの各々により導光し合成するための色分解合成光学部材と、該色分解合成光学部材により合成された光をスクリーンに投影するための投影光学系とを有し、色分解合成光学部材がRTIRプリズムを含み、DMDを主光軸に対して斜め略45度に設置し、略45度傾斜した画像を投影する。
【選択図】図1
Description
本発明は、白色LEDを用いたプロジェクター光学系及びプロジェクターに関する。
従来から、白色LEDを用いたプロジェクターにおいては、様々な光学系が知られている。
例えば、Red/Green/Blueの3色のLEDと1枚のDMDからなるプロジェクターが知られている(特許文献1)。
また、反射型の表示素子を3枚用いた投写型映像表示装置も知られている。この構成の投写型映像表示装置では、白色LEDの白色光、あるいは、青色LED、赤色LED、緑色LEDを合成した白色光の照明装置を備える。照明装置から出射された白色光はレンズを介して内部全反射(Total Internal Reflection :TIR)プリズムに導かれる。この内部全反射プリズムにて反射した白色光は3つのプリズムから成る色分解プリズムに導かれる。そして、各色光は各色用のDMD(ディジタルマイクロミラーデバイス)に導かれ、これらの反射光(各色映像光)が再び色分解プリズムに入射し、フルカラー映像光となって色分解プリズムから出射される。色分解プリズムから出射されたフルカラー映像光は内部全反射プリズムを透過し、投写レンズによって拡大投写される投写型映像表示装置、すなわちプロジェクターが開示されている(特許文献2の行番号0033、図5参照)。
特開2003−186110号公報
特開2006−39277号公報、行番号0033、図5参照
しかしながら、特許文献1に示すようなRed/Green/Blueの3色のLEDと1枚のDMDの場合、白色にするために各々の色に対してDUTYがかかるため、LEDの出力光束を最大限に利用できない。
また、特許文献2では、LEDチップがアレイ状に配置されなければならず、明るさはせいぜい100lm程度でしかない。
そこで、本発明は、1つの白色LED光源を用い、青色用、赤色用、緑色用の3枚のDMDで、現状の明るさ(100〜300lm程度)よりも、さらに2〜3倍程度明るい高輝度LEDプロジェクター光学系と、それを有するプロジェクターを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、特許請求の範囲の各請求項に記載した事項を特徴とする。
1つの白色LED光源を用い、青色用、赤色用、緑色用の3枚のDMDで、現状の明るさよりもさらに明るいLEDプロジェクター光学系と、それを有するプロジェクターを実現することができる。例えば、100lm程度よりもさらに明るく、少なくとも200〜250lm程度の明るいLEDプロジェクター光学系と、それを有するプロジェクターを実現することができる。
また、装置全体を小型化することができ、軽量で薄くすることができる。
本発明を実施する最良の形態においては、1つの高輝度白色LEDの光源と、高輝度白色LEDから照射された光を三原色に分解し三原色に対応した各々のDMDにより導光し合成するための色分解合成光学部材と、色分解合成光学部材により合成された光をスクリーンに投影するための投影光学系とを設ける。
本発明の別の実施形態においては、1つの高輝度白色LEDの光源およびフライアイレンズを含む照明光学系を設ける。そして、高輝度白色LEDから照射された光を三原色に分解し三原色に対応した各々のDMDにより導光し合成するための色分解合成光学部材を設ける。
色分解合成光学部材により合成された光は、投影光学系によってスクリーンに投影する。
好ましくは、光源の大きさをフライアイレンズの幅のほぼ十分の一よりも小さくする。
好ましくは、高輝度白色LEDは、少なくとも200(lm)以上の明るさを有する。
高輝度白色LEDから照射された光を色分解合成光学部材に導光する光学系を内部全反射光学系にしてもよい。
また、高輝度白色LEDからの光を色分解合成光学部材に導光する照明光学系は、2つのレンズ群からなることが好ましい。
さらに、照明光学系は、フライアイレンズを間に挟んで2つのレンズ群からなることが好ましい。
本発明の別の最良の実施形態においては、3つのDMDの各々を主光軸に直交する面内で斜め略45度回転させ設置する。そして、略45度傾斜した画像を投影する。すなわち、図7´に示すように、通常の場合の画像投影では、斜め略45度傾斜した画像が投影されるが、プロジェクターの装置本体を略45度傾斜させると、スクリーンなどの画面に正立した画像が投影される。従来のプロジェクターでは、正立した画像を投影されるために、例えばミラーなどの別の光学系を設置する必要があり、装置本体の厚みが大きくなってしまう。しかしながら、本発明では、別の光学系を配置する必要がなく、プロジェクターを小型化することができ、軽量で薄くすることができる。
好ましくは、プロジェクターが、前述のプロジェクター光学系を内蔵していて、装置本体を斜め略45度傾斜させて配置される。そして、略45度傾斜した画像をスクリーンに投影する。
本発明の更に別の最良形態は、次のとおりである。
光源の発光部の面積は、好ましくは、極めて狭い面積、例えば、2〜4mm(縦)×1〜3mm(横)の寸法にする。
フライアイレンズは、1要素の寸法が1〜3mm(縦)× 0.5〜2mm(横)で、個数が10〜30個×10〜40個であり、全体の大きさは20〜22mm(縦)×20〜22mm(横)である。
また、本発明の更に別の最良形態においては、光源発光部の面積は3.2mm×2.1mmであり、フライアイレンズの1要素の寸法は1.35mm×1mmで、その個数は15個×20個であり、その全体の大きさは、20.25mm×20mmである。
RTIR(すなわちReverse Total Internal Reflection)プリズムを使用する場合は、照明光は、全反射せずに通り抜け、投影光は、全反射して投影系側に光が抜けるようにする必要がある。この条件を満たして、光を効率良く利用するために、プリズムの底面に対して、あるいは主光軸に対して3つのDMDの各々を45度回転させて配置することが好ましい。
なお、本発明に係るプロジェクター光学系は、フロントプロジェクション、リアプロジェクション、LCOS(特に三板式のLCOS)のいずれにも適用することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を説明する。
図1〜4は、本発明の1つの実施例によるプロジェクター光学系、とくに3板式LEDプロジェクターを示す。
3つのDMD1、2、3の各々を主光軸20に対しほぼ45度程度回転させて配置する。
例えばRTIR(Reverse Total Internal Reflection)プリズムを使用する場合、照明光は全反射せずに通り抜け、投影光は全反射して投影系側に光が抜けるようにする必要がある。この条件を満たすために、すなわち光を効率良く利用するために、主光軸20あるいはプリズムの底面に対して3つのDMD1、2、3の各々を略45度回転させて配置する。
図1において、プロジェクター光学系は、1つの高輝度白色LED5からなる光源を含む照明光学系と、その高輝度白色LED5から照射された光を三原色に分解し三原色に対応した各々のDMD1、2、3により導光し合成するための色分解合成光学部材7と、その色分解合成光学部材7により合成された光をスクリーン(図示せず)に投影するための投影光学系9とを有する。
照明光学系を1つの高輝度白色LED5およびフライアイレンズ10で構成し、高輝度白色LED5から照射された光を色分解合成光学部材7によって三原色に分解し、三原色に対応した各々のDMD1、2、3により導光し合成してもよい。
この場合、光源の高輝度白色LED5の大きさをフライアイレンズ10の幅のほぼ十分の一よりも小さくするのが好ましい。
高輝度白色LED5は、少なくとも200(lm)以上の明るさを有する。
高輝度白色LED5からの光を色分解合成光学部材7に導光する照明光学系6は、フライアイレンズ10を間に挟んで2つのレンズ群6a、6bからなる。投影光学系9は、レンズ群9a、9bからなる。
3つのDMD1、2、3を主光軸20に対して斜め略45度に設置し、略45度傾斜した画像を投影する。
図4において、1つのDMD2側のダイクロ膜25は、青色を反射し、緑/赤が透過する。もう1つのDMD3側のダイクロ膜27は、緑を反射し、赤は透過し、青はどちらでもよい。
また、色分解合成光学系7は、フィリップスプリズムで構成されている。
また、図6に示すように、本発明に係るプロジェクター光学系を内蔵したプロジェクターは、装置本体22を斜め略45度傾斜させた状態で支持部24によって配置し、略45度傾斜した画像をスクリーンに投影する。例えば、プロジェクター光学系をレンズ保持部(筺体)26に装着した形で、装置本体22の側面中央にプロジェクター光学系とレンズ保持部(筺体)26が設けられている。装置本体22の一端に斜めほぼ45度傾斜させるように支持部24が装着されている。
図7、7a、7bは、装置本体22の使用中の様子を示す斜視図である。
図7、7a、7bに示すように、装置本体22を傾斜状態で配置すると、スクリーン71に対して、あおり補正、台形歪み補正(キーストン補正)なしで、画像を投影することができる。特に、画面サイズは、15インチ以上で有効で、60インチ以上の大画面であってもよい。また、高輝度の画像を投影するようにしてもよい。
既述のとおり、例えばRTIRプリズムのような内部反射プリズムを使用する場合、照明光は全反射せずに通り抜け、投影光は全反射して投影系側に光が抜けるようにする。このように光を効率良く利用するために、主光軸あるいはプリズムの底面に対して3つのDMDの各々を略45度回転させて配置する。
図8〜9を参照して、以上の点を説明する。
図8は、例えばRTIRプリズムのような内部反射プリズム内での照明光の様子を示す。照明光は全反射せずに通り抜けている。
図9は、例えばRTIRプリズムのような内部反射プリズム内での投影光の様子を示している。投影光は、全反射している。
1 DMD
2 DMD
3 DMD
5 白色LED
6 照明光学系
7 色分解合成光学系部材(フィリップスプリズム)
9 投影光学系
10 フライアイレンズ
20 主光軸
2 DMD
3 DMD
5 白色LED
6 照明光学系
7 色分解合成光学系部材(フィリップスプリズム)
9 投影光学系
10 フライアイレンズ
20 主光軸
Claims (7)
- 1つの高輝度白色LEDの光源を含む照明光学系と、前記高輝度白色LEDから照射された光を三原色に分解し三原色に対応した3つのDMDの各々により導光し合成するための色分解合成光学部材と、該色分解合成光学部材により合成された光をスクリーンに投影するための投影光学系とを有し、色分解合成光学部材が内部全反射プリズムを含み、各DMDを主光軸に対して斜め略45度回転させ設置したことを特徴とするプロジェクター光学系。
- 1つの高輝度白色LEDの光源およびフライアイレンズを含む照明光学系と、前記高輝度白色LEDから照射された光を三原色に分解し三原色に対応した3つのDMDの各々により導光し合成するための色分解合成光学部材と、該色分解合成光学部材により合成された光をスクリーンに投影するための投影光学系とを有し、前記光源の大きさを前記フライアイレンズの幅のほぼ十分の一よりも小さくしたことを特徴とするプロジェクター光学系。
- 前記高輝度白色LEDの光源は、少なくとも200lm以上の明るさを有することを特徴とする請求項1又は2に記載のプロジェクター光学系。
- 前記高輝度白色LEDから照射された光を前記色分解合成光学部材に導光する内部全反射光学系を設けたことを特徴とする請求項2に記載のプロジェクター光学系。
- 前記高輝度白色LEDからの光を前記色分解合成光学部材に導光する照明光学系がフライアイレンズを挟んで2つのレンズ群からなることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のプロジェクター光学系。
- 前記内部反射プリズムのうちの1つのプリズムにより、青色を反射し、緑色及び赤色が透過し、前記内部反射プリズムのうちの1つのプリズムにより、緑色を全反射し、赤色が透過するように構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のプロジェクター光学系。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載のプロジェクター光学系を内蔵したプロジェクターにおいて、プロジェクター本体が斜め略45度傾斜させて配置され、正立した画像が投影されることを特徴とするプロジェクター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008096868A JP2009251147A (ja) | 2008-04-03 | 2008-04-03 | プロジェクター光学系及びプロジェクター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008096868A JP2009251147A (ja) | 2008-04-03 | 2008-04-03 | プロジェクター光学系及びプロジェクター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009251147A true JP2009251147A (ja) | 2009-10-29 |
Family
ID=41311957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008096868A Pending JP2009251147A (ja) | 2008-04-03 | 2008-04-03 | プロジェクター光学系及びプロジェクター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009251147A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011068337A2 (ko) * | 2009-12-04 | 2011-06-09 | (주)프로옵틱스 | 디엠디 입체프로젝터 |
US8462296B2 (en) | 2010-02-05 | 2013-06-11 | Hitachi Consumer Electronics Co., Ltd. | Projection-type display apparatus |
-
2008
- 2008-04-03 JP JP2008096868A patent/JP2009251147A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011068337A2 (ko) * | 2009-12-04 | 2011-06-09 | (주)프로옵틱스 | 디엠디 입체프로젝터 |
WO2011068337A3 (ko) * | 2009-12-04 | 2011-10-27 | (주)프로옵틱스 | 디엠디 입체프로젝터 |
KR101171300B1 (ko) * | 2009-12-04 | 2012-08-06 | (주)프로옵틱스 | 디엠디 입체프로젝터 |
US8462296B2 (en) | 2010-02-05 | 2013-06-11 | Hitachi Consumer Electronics Co., Ltd. | Projection-type display apparatus |
US8593580B2 (en) | 2010-02-05 | 2013-11-26 | Hitachi Consumer Electronics Co., Ltd. | Projection-type display apparatus |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4614789B2 (ja) | 光学部材及び照明装置及び投写型映像表示装置 | |
US20080007695A1 (en) | Projection system | |
US20070195207A1 (en) | Projection apparatus and method for switching operation modes thereof | |
JP2006243603A (ja) | 集光素子及び照明装置及び投写型映像表示装置 | |
US20070127240A1 (en) | Light source device and projector | |
US10295892B2 (en) | Light source device and projector | |
JP2010054997A (ja) | 画像投射装置、並びに、プリズム、プリズム系、及び投射光学系 | |
JP2010091927A (ja) | 単板投写型表示装置 | |
US6899436B2 (en) | Projection apparatus with axis parallel micro mirrors and light sources | |
JP2007329053A (ja) | 光源装置及びこの光源装置を用いたプロジェクタ | |
JP2010256494A (ja) | 照明装置及び投写型映像表示装置 | |
JP4017167B2 (ja) | 投映表示装置 | |
JP2008134433A (ja) | プロジェクタ | |
US20170010524A1 (en) | Projection type display apparatus and image display method | |
JP2006208471A (ja) | 光源装置及びそれを用いたプロジェクタ | |
JP2009251147A (ja) | プロジェクター光学系及びプロジェクター | |
JP2006337595A (ja) | 照明装置及び投写型映像表示装置 | |
US20090303444A1 (en) | Projection System | |
US20100091246A1 (en) | Single projection display device | |
JP2000147658A (ja) | 映像投射装置 | |
CN114265273A (zh) | 光源装置和投影仪 | |
JP2010032932A (ja) | プロジェクタ | |
JP4966506B2 (ja) | 照明装置及び投写型映像表示装置 | |
JP2006258899A (ja) | 集光素子及び照明装置及び投写型映像表示装置 | |
JP4581407B2 (ja) | 光源ユニットおよびそれを用いた投射型映像表示装置 |