JP2009250479A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】各室の能力のバランスが大きく崩れたり、露付きする問題のないマルチエアコンを提供する。
【解決手段】室内熱交換器、室内送風機等を具備した複数の室内ユニット6、7と圧縮機、室外熱交換器、室外送風機等と室内ユニットとの接続路に膨張弁を具備した室外ユニット1を備え、室内熱交換器の入口温度を検出する入口サーミスター10、11、出口温度を検出する出口サーミスター14、15を設けた空気調和機おいて、冷房運転時、各室内ユニットの出口温度と入口温度の差がある目標値になるように膨張弁4、5を制御し、1つでも膨張弁が全開状態になると他室の膨張弁を開方向への制御を禁止する。
【選択図】図3

Description

本発明は、一台の室外ユニットに複数台の室内ユニットを接続した、所謂マルチエアコンと呼ばれる空気調和機に関するものである。
従来のマルチエアコンは、一般に、室外ユニットに圧縮機、室外熱交換器、室外送風機等と室内ユニットとの接続路に膨張弁を備え、室内ユニットには室内熱交換器、室内送風機等備えている。例えば、特許文献1、特許文献2が上げられる。
そこで、冷房運転中の室内ユニットに接続した膨張弁は各室内ユニット毎に室内熱交換器の入口温度と出口温度の差により室内熱交換器の出口付近で冷媒の蒸発がほぼ完了するように制御する。
特開平5−312427号公報 特開2005−69655号公報
しかしながら、上記方法では、ある1室に対応した室外ユニットの膨張弁が全開状態になっても、他室の室内ユニットの室内熱交換器出口付近の冷媒がまだ乾き状態であれば、その他室に対応した膨張弁を開方向に動作させる。ここで、「まだ乾き状態」とは、膨張弁で減圧され、少量のガスと液となった冷媒が室内熱交換器で蒸発して、全部冷媒ガスとなり、更に過熱ガスとなった状態をいう。
膨張弁が全開でない室の室内熱交換器出口付近の冷媒がまだ乾き状態であれば、その室に対応した膨張弁は開方向に制御され、冷媒循環量が増加する。すると、膨張弁が全開となっている室の室内ユニットの室内熱交換器へ流れる冷媒循環量は更に減少する。従って、膨張弁が全開の室は能力が減少するとともに、室内熱交換器の出口側が乾き、除湿されない空気が送風機に吸引されるため、送風機等に露付きが生じる。
本発明は、各室の能力のバランスが大きく崩れたり、露付きする問題のないマルチエアコンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、室内熱交換器、室内送風機等を具備した複数の室内ユニットと圧縮機、室外熱交換器、室外送風機等と室内ユニットとの接続路に膨張弁を具備した室外ユニットを備え、室内熱交換器の入口温度、出口温度を検出する手段を設けた空気調和機おいて、冷房運転時、各室内ユニットの出口温度と入口温度の差がある目標値になるように膨張弁を制御し、1つでも膨張弁が全開状態になると他室の膨張弁を開方向への制御を禁止することを特徴としている。
また本発明は、室内熱交換器、室内送風機等を具備した複数の室内ユニットと圧縮機、室外熱交換器、室外送風機等と室内ユニットとの接続路に膨張弁を具備した室外ユニットを備え、室内熱交換器の入口温度、出口温度を検出する手段を設けた空気調和機おいて、冷房運転時、各室内ユニットの出口温度と入口温度の差がある目標値になるように膨張弁を制御し、1つでも膨張弁が全開状態になると各室の目標値との差が一定になるように各室の膨張弁を制御することを特徴としている。
また本発明は、室内熱交換器、室内送風機等を具備した複数の室内ユニットと圧縮機、室外熱交換器、室外送風機等と室内ユニットとの接続路に膨張弁を具備した室外ユニットを備え、室内熱交換器の入口温度、出口温度を検出する手段を設けた空気調和機おいて、冷房運転時、各室内ユニットの出口温度と入口温度の差がある目標値になるように膨張弁を制御し、1つでも膨張弁が全開状態になると各室の目標値との差が各室の能力により決定される値になるように各室の膨張弁を制御することを特徴としている。
本発明によれば、各室内ユニットの出口温度と入口温度の差がある目標値になるように膨張弁を制御し、1つでも膨張弁が全開状態になると、他室の膨張弁を開方向への制御を禁止したり、各室の目標値との差が各室の能力により決定される値になるように各室の膨張弁を制御したり、或いは各室の目標値との差が一定になるように各室の膨張弁を制御するため、各室毎の負荷変動や配管長の差による能力のアンバランスや露付きの問題が解消される。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、一台の室外ユニットに2台の室内ユニットを接続したマルチエアコンの冷凍サイクル図であり、室外ユニット1に圧縮機2、室外熱交換器3、室外送風機17(図示せず)が搭載され、さらに第1の膨張弁4、第2の膨張弁5がそれぞれ第1の室内ユニット6、第2の室内ユニット7からの冷媒接続からのパイプに設けられている。第1の室内ユニット6は、家屋の複数ある居室の一室に設置され、第2の室内ユニット7は他室に設置されている。第1の膨張弁4、第2の膨張弁5は、図示しないステッピングモータに取り付けられそのステップ数により開度を調整されるようになっている。
第1の室内ユニット6、第2の室内ユニット7にはそれぞれ、第1の室内熱交換器8、第2の室内熱交換器9および第1の室内送風機22(図示せず)、第2の室内送風機23(図示せず)が搭載され、第1の室内熱交換器8、第2の室内熱交換器9の入口側には第1の入口サーミスター10、第2の入口サーミスター11が、出口側には第1の出口サーミスター14、第2の出口サーミスター15が設けられている。
図2は電気回路図であり、室外制御回路16、室外送風機17、圧縮機2はそれぞれ電源に並列に接続している。室外送風機リレー18、圧縮機リレー19、第1の膨張弁4、第2の膨張弁5は室外制御回路16の出力により制御される。
第1の室内制御回路20、第2の室内制御回路21および第1の室内送風機22、第2の室内送風機23はそれぞれ電源に並列に接続している。第1の室内送風機リレー24、第2の室内送風機リレー25はそれぞれ第1の室内制御回路20、第2の室内制御回路21の出力により制御される。
第1の入口サーミスター10、第2の入口サーミスター11は第1の室内熱交換器8、第2の室内熱交換器9の入口部の温度を、第1の出口サーミスター14、第2の出口サーミスター15は第1の室内熱交換器8、第2の室内熱交換器9の出口部の温度をそれぞれ第1の室内制御回路20、第2の室内制御回路21に入力している。更に、第1の室内制御回路20、第2の室内制御回路21は室外制御回路16と連絡している。
以上のように構成されたマルチエアコンの本発明に特徴的な動作について、図3、図4のフローチャートを参照して説明する。図3に示すように、第1の室内ユニット6の冷房運転を開始すると(ステップS1)、第1の室内送風機リレー24が第1の室内制御回路20により閉路して第1の室内送風機22が駆動され(ステップS2)、室外送風機リレー18が室外制御回路16により閉路し、室外送風機17が駆動される(ステップS3)。室外制御回路16の出力により第1の膨張弁4はある設定値の開度P1(例えばステッピングモータのステップ数“100”で与えられる開度)となり(ステップS4)、第2の膨張弁5は全閉開度(例えばステッピングモータのステップ数“0”で与えられる開度)となる。
圧縮機リレー19が室外制御回路16により閉路し、圧縮機2は運転を開始し(ステップS5)、吐出ガスが、室外熱交換器3に送られる。この冷媒ガスは室外熱交換器3で室外空気と熱交換し、凝縮液化する。この凝縮液は第1の膨張弁4で減圧され、第1の室内熱交換器8で蒸発し、室内送風機17より送風された室内空気を冷却除湿する。蒸発した冷媒ガスは圧縮機2に戻る冷凍サイクルが繰り返される。第2の膨張弁5は全閉開度(閉じた状態にある)のため、第2の室内熱交換器9には、冷媒は流れない。
ステップS7で第1の出口サーミスター14で検出される温度TOUT1と、ステップS6で第1の入口サーミスター10で検出される温度TIN1との差SH1(=TOUT1−TIN1)がある一定値(目標値)T1(例えば5℃)以上の場合(ステップS8の肯定判定)、第1の膨張弁4、第2の膨張弁5が全開でない限り(ステップS9、S10の否定判定)、第1の膨張弁4を所定ステップp0(例えば1ステップ)ずつ開制御(即ち、P1=P1+p0)し(ステップS11)、ステップS4に戻り、第1の膨張弁4を新たな開度P1に設定する。第1の膨張弁4、第2の膨張弁5のいずれか一方でも全開であればステップS9、S10の肯定判定)、第1の膨張弁4の開度をそのまま維持してステップS4に戻る。
ステップS6で第1の出口サーミスター14で検出される温度TOUT1と、ステップS7で第1の入口サーミスター10で検出される温度TIN1との差SH1(=TOUT1−TIN1)がある一定値(目標値)T1(例えば5℃)未満の場合(ステップS8の否定判定)、第1の膨張弁4を所定ステップp0(例えば1ステップ)ずつ閉制御(即ち、P1=P1−p0)し(ステップS12)、ステップS4に戻り、第1の膨張弁4を新たな開度P1に設定する。このようにして、第1の室内熱交換器8の出口付近で冷媒がほぼ完全に蒸発するように第1の膨張弁4の開度を調整する。
ところで、マルチエアコンである以上、図4に示すように、第1の室内ユニット6の冷房運転中に更に、第2の室内ユニット7の冷房運転が開始されることがある。第2の室内ユニット7の冷房運転が開始されると(ステップS21)、第2の室内送風機リレー25が第2の室内制御回路21により閉路して第2の室内送風機23が駆動され(ステップS22)。室外制御回路16の出力により第2の膨張弁5はある設定値の開度P2(例えばステッピングモータのステップ数“100”で与えられる開度)となる(ステップS23)。
圧縮機リレー19は室外制御回路16により閉路状態であり、圧縮機2は運転を継続し(ステップS24)、吐出ガスが、室外熱交換器3に送られる。この冷媒ガスは室外熱交換器3で室外空気と熱交換し、凝縮液化する。この凝縮液は第2の膨張弁5で減圧され、第2の室内熱交換器9で蒸発し、室内送風機17より送風された室内空気を冷却除湿する。蒸発した冷媒ガスは圧縮機2に戻る冷凍サイクルが繰り返される。なお、第1の室内ユニット6も冷房運転中であるため、第1の膨張弁4は上記の開度P1で開いた状態であり、第2の室内熱交換器9にも冷媒は流れることになる。
ステップS26で第2の出口サーミスター15で検出される温度TOUT2と、ステップS25で第2の入口サーミスター11で検出される温度TIN2との差SH2(=TOUT2−TIN2)がある一定値(目標値)T2(例えば5℃)以上の場合(ステップS27の肯定判定)、第2の膨張弁5、第1の膨張弁4が全開でない限り(ステップS28、S29の否定判定)、第2の膨張弁5を所定ステップp0(例えば1ステップ)ずつ開制御(即ち、P2=P2+p0)し(ステップS30)、ステップS23に戻り、第1の膨張弁4を新たな開度P2に設定する。第2の膨張弁5、第1の膨張弁4のいずれか一方でも全開であればステップS28、S29の肯定判定)、第2の膨張弁5の開度をそのまま維持してステップS23に戻る。
ステップS26で第2の出口サーミスター15で検出される温度TOUT2と、ステップS25で第2の入口サーミスター11で検出される温度TIN2との差SH2(=TOUT2−TIN2)がある一定値(目標値)T2(例えば5℃)未満の場合(ステップS27の否定判定)、第2の膨張弁5を所定ステップp0(例えば1ステップ)ずつ閉制御(即ち、P2=P2−p0)し(ステップS31)、ステップS23に戻り、第2の膨張弁5を新たな開度P2に設定する。このようにして、第2の室内熱交換器9の出口付近で冷媒がほぼ完全に蒸発するように第2の膨張弁5の開度を調整する。
通常、設定された室内温度まで冷房する場合、運転開始後に室外温度、室内温度を利用して、その時点で適切と思われる開度にする。しかしながら、室内温度の変化や、室外温度の変化、他の室内ユニットの運転状況に伴い、開度を変更する必要が生じる。例えば、上述したように、第2の室内ユニット7が運転を開始すると、第1の室内ユニット6の第1の室内熱交換器8内を循環する冷媒は減少する。そのため、第1の室内ユニット6の第1の室内熱交換器8内の冷媒は、第1の室内熱交換器8の出口に達する前に蒸発しやすくなり、SH2はその目標値よりも高くなってしまう。そこで第1の膨張弁4の開度を徐々に大きくして、第1の室内ユニット6の第1の室内熱交換器8内に流れる冷媒量を増やし、第1の室内熱交換器8の出口付近で蒸発が完了するようにして、SH2を目標値に近づけていく。このようにして、冷房運転制御を行っている。
ところが、第1の室内ユニット6の負荷が大きかったり、長配管等により第1の膨張弁4を制御していくと開度が全開(例えば500ステップ)になっても、目標値T1に到達しない場合がある。もしここで、第2の膨張弁5が開方向に進むとすると、第2の室内ユニットに流れる冷媒量がさらに増加し、そのために、第1の室内ユニット6の第1の室内熱交換器8内に流れる冷媒量が減少する。すると、第1の室内熱交換器8が更に乾き方向に向かうため、SH1は目標値T1からさらに大きい値となってしまう。
そこで、第1の膨張弁4が全開になると(ステップS9、S29の肯定判定)、第2の膨張弁5の制御で開方向への制御を禁止するようにしている。これにより、第2の室内ユニット6の第2の熱交換器9内へそれ以上の量の冷媒が流れなくなり、結果的に第1の室内ユニット6の冷媒循環量が更に減少することがなく、第1の室内熱交換器8が更に乾き方向に向かうことが停止される。なお、第2の膨張弁5が先に全開になった場合(ステップS10、S28の肯定判定)も同様である。
次に、他の実施の形態について図5を参照して説明する。図3のステップS9若しくは図4のステップS29の肯定判定で、第1の室内ユニット6及び第2の室内ユニット7の冷房運転中に、第1の膨張弁4が全開になったとする(ステップS51)。このとき、ステップS53で第1の室内ユニット6の第1の出口サーミスター14で検出される温度TOUT1とステップS52で第1の入口サーミスター10で検出される温度TIN1との差SH1が上記目標値T1+αであり、ステップS55で第2の室内ユニット7の第2の出口サーミスター15で検出される温度TOUT2とステップS54で第2の入口サーミスター11で検出される温度TIN2との差SH2が上記目標値T2+βの場合、α=β即ち目標値との差が一定になるように第1の膨張弁4は全開開度のまま、第2の膨張弁5の開度を制御する。即ち、ステップS56で、α>βであれば第2の膨張弁5を閉制御し(ステップS57)、α<βであれば第2の膨張弁5を閉制御(ステップS58)しながら、α=βとなるように第1の膨張弁4を全開にしたまま第2の膨張弁5の開度を制御する。なお、第2の膨張弁5の開度の制御の手法については既知の手法を用いて行うことができる。
これにより、第1の膨張弁4が全開状態になったとき(ステップS9、S29の肯定判定)、第1の室内熱交換器8と第2の室内熱交換器9は若干乾き気味ではあるが第1の室内ユニット6と第2の室内ユニット7の冷媒循環量はバランスよく制御される。1つでも膨張弁が全開状態になると各室の目標値との差が一定になるように各室の膨張弁を制御する。なお、第2の膨張弁5が先に全開になった場合(ステップS10、S28の肯定判定)も同様である。
さらに別の実施の形態について図6を参照して説明する。ステップS61〜ステップS65は、図5のステップS51〜S55と同じであるので説明を省略する。この実施形態では、上記α、βを第1の室内ユニット6と第2の室内ユニット7の能力の差(例えば、第1の室内ユニット6の定格能力が2.0kW、第2の室内ユニット7の定格能力が3.0kW)により決定される値、例えば、α、βの比を目標値T1(例えば、5℃)、T2(例えば、3℃)の比(即ち、すなわち、α:β=5:3)にして第1の膨張弁4、第2の膨張弁5の開度を制御する。即ち、ステップS66で、α/β>5/3であれば第2の膨張弁5を閉制御し(ステップS67)、α/β<5/3であれば第2の膨張弁5を開制御(ステップS68)しながら、α:β=5:3となるように第1の膨張弁4を全開にしたまま第2の膨張弁5の開度を制御する。なお、第2の膨張弁5の開度の制御の手法については既知の手法を用いて行うことができる。
一般に室内ユニットの定格能力が小さいと冷媒循環量は小さくなる。そこで、冷媒が熱交換器を通過した時の圧力損失は定格能力の小さい方が小さくなる。そのため、冷媒が各室内ユニットの室内熱交換器で同程度の乾き状態になるための、出口温度と入口温度の温度差の目標値はT1、T2のように異なってくる。そこで、α、βの値も定格能力により変化させることが望ましい。それにより、第1の膨張弁4が全開状態になったとき(ステップS9、S29の肯定判定)冷媒循環量のバランスがよりよく制御される。なお、第2の膨張弁5が先に全開になった場合(ステップS10、S28の肯定判定)も同様である。
なお、上記の実施形態では冷房専用サイクルについて述べたが、図7に示すような四方弁26を搭載した冷暖房サイクルについても冷房運転時に同様の制御を適用することが可能である。また、上記の実施形態では、第1の入口サーミスター10、第2の入口サーミスター11および第1の出口サーミスター14、第2の出口サーミスター15は室内ユニットに設けているが、室外ユニットに設けてもよい。また、上記の実施形態は室内ユニットとして2台の場合について述べたが、2台以上複数の室内ユニットをもつマルチエアコンについても同様である。
以上のように、上記のような制御を行うと、各室内ユニットの能力のバランスが大きく崩れたり、室内ユニットの出口付近で蒸発が完了しないことに伴う、室内送風機(例えばクロスフローファン)やルーバ等への露付きの問題のない空気調和機が提供される。
は、本発明の実施の形態に係るマルチエアコンの一例の冷凍サイクル図である。 は、上記マルチエアコン電気回路図である。 は、上記マルチエアコンで第1の室内ユニットの冷房運転を開始した場合の動作の一例を説明するためのフローチャートである。 は、上記マルチエアコンで第1の室内ユニットの冷房運転中に第2の室内ユニットの冷房運転が開始された場合の動作の一例を説明するためのフローチャートである。 は、上記マルチエアコンで第1、第2の室内ユニットの冷房運転中に第1の膨張弁が全開状態になったときの動作の一例を説明するためのフローチャートである。 は、上記マルチエアコンで第1、第2の室内ユニットの冷房運転中に第1の膨張弁が全開状態になったときの動作の他の例を説明するためのフローチャートである。 は、本発明の実施の形態に係るマルチエアコンの他の例の冷凍サイクル図である。
符号の説明
1 室外ユニット
2 圧縮機
3 室外熱交換器
4 第1の膨張弁
5 第2の膨張弁
6 第1の室内ユニット
7 第2の室内ユニット
8 第1の室内熱交換器
9 第2の室内熱交換器
10 第1の入口サーミスター
11 第2の入口サーミスター
14 第1の出口サーミスター
15 第2の出口サーミスター
16 室外制御回路
17 室外送風機
18 室外送風機リレー
19 圧縮機リレー
20 第1の室内制御回路
21 第2の室内制御回路
22 第1の室内送風機
23 第2の室内送風機
24 第1の室内送風機リレー
25 第2の室内送風機リレー
26 四方弁

Claims (3)

  1. 室内熱交換器、室内送風機等を具備した複数の室内ユニットと圧縮機、室外熱交換器、室外送風機等と室内ユニットとの接続路に膨張弁を具備した室外ユニットを備え、室内熱交換器の入口温度、出口温度を検出する手段を設けた空気調和機おいて、冷房運転時、各室内ユニットの出口温度と入口温度の差がある目標値になるように膨張弁を制御し、1つでも膨張弁が全開状態になると他室の膨張弁を開方向への制御を禁止することを特徴とする空気調和機。
  2. 室内熱交換器、室内送風機等を具備した複数の室内ユニットと圧縮機、室外熱交換器、室外送風機等と室内ユニットとの接続路に膨張弁を具備した室外ユニットを備え、室内熱交換器の入口温度、出口温度を検出する手段を設けた空気調和機おいて、冷房運転時、各室内ユニットの出口温度と入口温度の差がある目標値になるように膨張弁を制御し、1つでも膨張弁が全開状態になると各室の目標値との差が一定になるように各室の膨張弁を制御することを特徴とする空気調和機。
  3. 室内熱交換器、室内送風機等を具備した複数の室内ユニットと圧縮機、室外熱交換器、室外送風機等と室内ユニットとの接続路に膨張弁を具備した室外ユニットを備え、室内熱交換器の入口温度、出口温度を検出する手段を設けた空気調和機おいて、冷房運転時、各室内ユニットの出口温度と入口温度の差がある目標値になるように膨張弁を制御し、1つでも膨張弁が全開状態になると各室の目標値との差が各室の能力により決定される値になるように各室の膨張弁を制御することを特徴とする空気調和機。
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