JP4520370B2 - 水熱源ヒートポンプ式輻射パネル用空調機 - Google Patents

水熱源ヒートポンプ式輻射パネル用空調機 Download PDF

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Description

本発明は、ヒートポンプの水熱交換器との間を循環する冷温水を熱源とする輻射冷暖房用輻射パネルを備えた水熱源ヒートポンプ式輻射パネル用空調機に関する。
冷媒配管に輻射パネルを接続して冷暖房を行う輻射式冷暖房システムが、従来から知られている(例えば、特許文献1,2)。このシステムは室内空気を強制対流しないので、快適な冷暖房が実現できるとされている。輻射パネルは専ら天井面に設置されていたが、輻射パネル面積を大きく確保することが重要であるとして、天井の他に床及び壁面にも輻射パネルを設置する輻射式冷暖房が提案されている(特許文献3)。
しかし、冷媒方式による輻射式冷暖房システムでは、冷房時の輻射パネル表面に結露が生じるので、結露防止又は除湿対策を講じる必要がある。
例えば特許文献1の空気調和装置は、近傍にファンを設けた除湿・冷却用熱交換器とその下流に設けられた輻射パネルとが冷媒回路に接続され、室内空気の露点温度を検知するセンサと輻射パネルの表面温度を検知するセンサとの出力に基づいて、ファンの回転数を制御することにより、輻射パネルの表面温度が室内空気の露点温度より高くなるように制御している。また、特許文献2の空気調和機は、ファンを備えた室内側熱交換器と結露センサを取り付けた輻射パネルとが冷媒配管に接続され、結露センサの出力から求められる相対湿度と結露限界値とを比較して、相対湿度が結露限界値より小さいときは除湿・冷却用熱交換器をバイパスして輻射空調を行い、相対湿度が結露限界値より大きいときは輻射パネルをバイパスするものである。
天井面等に設置された輻射パネルの配管内に冷温水を流通させる水熱源ヒートポンプ式空調装置も従来から知られている。輻射パネルを用いて冷暖房を行う場合、輻射パネル入口の水温は、輻射冷房のときが16℃であり、輻射暖房のときが38℃である。一方、従来の冷温水システムにおけるファンコイル入口の冷温水の温度は、冷房時の冷水で7℃に設定され、暖房時の温水で55℃に設定されている。従って、上記冷温水システムの配管系統を共有して輻射冷暖房を行う場合、例えば、ファンコイルに代えて輻射パネルを設置するかあるいはファンコイルと共に輻射パネルを併用する場合、ヒートポンプの水熱交換器と熱交換する熱交換器あるいは冷温水循環回路に熱交換器を設けて、冷温水循環回路の冷温水を輻射空調用に適した水温に変更する別系統の配管を新設する必要があった。
冷温水循環回路に熱交換器を設けて、ファンコイルと輻射パネルを併用した冷温水システムの一例を図8に示す。この冷温水システムは、冷熱源用冷凍機aに、輻射パネル用熱交換器b、第一のファンコイルユニット群c1,c2,c3及び第二のファンコイルユニット群d1,d2,d3が並列接続した冷温水循環回路からなる。熱交換器bは、輻射パネルe及びポンプfと輻射冷暖房用水循環回路を形成している。冷温水循環回路にはポンプg、三方切替弁h及び温水ボイラiが接続していて、循環水は、三方弁hの切り替えにより、暖房時に温水ボイラiで加熱され、冷房時にボイラiをバイパスする。また、冷凍機aには、冷房時に駆動されるポンプj及びクーリングタワーkが接続している。
冷温水システムにおいて、輻射冷暖房用水循環回路には循環水の温度を検知する水温センサmが設けられ、輻射パネル用熱交換器bをバイパスするバイパス管と冷温水循環回路の接続部に冷温水の流量を比例制御する三方電動弁nが接続している。そして、水温センサmで検知される水温に基づいて、熱交換器bを通過する冷温水の流量を三方弁nで調整して、輻射パネルeを循環する循環水の温度が冷房時に16℃に、暖房時に38℃に維持するよう制御される。
このように、従来の冷温水システムに輻射パネルを新たに設ける輻射空調システムは、別の配管系、補機(熱交換器やポンプ)、更に輻射空調用の制御機器等が必要になり、空調システムが複雑でコストアップの要因となっていた。また、冷温水を利用するため、中間期などに冷水通水時に暖房輻射を必要とする場合あるいはその逆に温水通水時に冷房輻射が必要な場合に、迅速に対応することが困難であった。
現在輻射空調が行われているのは主として事務所や図書館等における大空間であり、病院の個室又は事務所の小スペース等に個別に対応する例は少なかった。また、輻射空調を行うと冷房時の潜熱負荷に対応できないため、前述の冷媒方式による輻射式冷暖房システムと同様に、輻射パネル表面に結露が生じるという問題がある。そのため、別途除湿器を設置するかあるいは別の結露防止対策を講じる必要があり、スペースの増大又はコストアップの要因となっていた。
特開平5−346261号公報 特開平6−257835号公報 特開平7−174368号公報
このように、従来の冷温水システムに輻射パネルを組み入れた輻射空調では、輻射空調用に別系統の配管を設置しなければならず、コスト高となっていた。そのため、大空間の空調用に対応せざるを得ず、個別の小スペースに対応することが困難であった。しかも、一般空調用冷温水と輻射パネル用冷温水の2つの制御系が必要であり、複雑な制御となる。また、上記輻射空調の場合、運転モードは冷水利用の冷房と温水利用の暖房とをほぼ同様の条件下に運転しなければならず、中間期における冷暖房の切り替えが困難であった。更に、冷房時に輻射パネル表面に結露が生じるため、潜熱負荷の除去対策を講じる必要があり、コストアップの要因となるばかりか、スペース的にも不利であった。
そこで、本発明の目的は、上述の従来技術の問題点を解消することにあり、水熱源の冷温水の配管系及び制御系を統一し、冷房と暖房の切り替えが容易であり、個別分散輻射空調が可能な水熱源ヒートポンプ式輻射パネル用空調機を提供することにある。また、本発明の別の目的は、別途除湿器を設置することなく、かつ特別大きなスペースを要することなく、冷房時の除湿を可能とする水熱源ヒートポンプ式輻射パネル用空調機を提供することにある。
上述の目的を達成すべく、本発明の水熱源ヒートポンプ式輻射パネル用空調機は、圧縮機として定速型圧縮機又は可変型圧縮機を用い、圧縮機、四方弁、第一水熱交換器、減圧弁、第二水熱交換器、四方弁及び圧縮機の順に冷媒が循環する冷媒回路と、第二水熱交換器に輻射冷暖房用輻射パネル及び循環ポンプが接続された冷温水循環回路とからなり、室内空気の温度を検知する室温センサ及び冷温水循環回路を循環する冷温水の温度を検知する水温センサがそれぞれ設けられ、室温センサで検知された室温及び水温センサで検知された水温とそれぞれの設定温度とを比較して、冷房時の室温及び水温が共に各設定温度より高い場合、また、暖房時の室温及び水温が共に各設定温度より低い場合に、定速型圧縮機を稼働させるかあるいは可変型圧縮機の回転数を高め、且つ、輻射冷暖房用輻射パネルの水温が、冷房時の設定温度の場合、又は、暖房時の設定温度の場合には、定速型圧縮機を停止させるかあるいは可変型圧縮機の回転数を上記回転数よりも低めることを特徴とする。
本発明において、上記冷温水循環回路内の水温のみに基づいて、圧縮機を発停又はその回転数を制御するのではなく、更に室内空気の温度を検知する室温センサを設けて、室温センサで検知された室温及び水温センサで検知された水温とそれぞれの設定温度とを比較して、冷房時の室温及び水温が共に各設定温度より高い場合、また、暖房時の室温及び水温が共に各設定温度より低い場合に、定速型圧縮機を稼働させるかあるいは可変型圧縮機の回転数を高め、且つ、輻射冷暖房用輻射パネルの水温が、冷房時の設定温度の場合、又は、暖房時の設定温度の場合には、定速型圧縮機を停止させるかあるいは可変型圧縮機の回転数を上記回転数よりも低める
本発明においては、前記第二水熱交換器と四方弁の間の冷媒配管に除湿用空気熱交換器を介装させることが好ましい。更に、前記四方弁と第一水熱交換器の間の冷媒配管に再熱用空気熱交換器を介装させたり、あるいは、前記第一水熱交換器及び減圧弁の間と四方弁及び圧縮機の吸入側の間との冷媒配管をバイパス管で接続し、バイパス管に開閉弁及び副減圧弁を介装させることが好ましい。
また、本発明の水熱源ヒートポンプ式輻射パネル用空調機は、前記四方弁と第一水熱交換器の間の冷媒配管に排気用空気熱交換器が接続され、前記第二水熱交換器と四方弁の間の冷媒配管に給気用空気熱交換器が接続されると共に、室内空気を排気用空気熱交換器と熱交換させて排出すると同時に、外気を給気用空気熱交換器と熱交換させて室内に導入することを特徴とする。
更に、上記除湿用空気熱交換器を設けた本発明の輻射パネル用空調機において、前記第二水熱交換器に複数の冷温水循環回路が接続され、この冷温水循環回路と複数の前記除湿用空気熱交換器が並列接続されると共に、上記冷温水循環回路を構成する各輻射冷暖房用輻射パネルと各除湿用空気熱交換器とを同一の空調空間に個別に配置することもできる。
従来の冷温水システムによる空調の水熱源の水温(冷房7℃、暖房55℃)と輻射空調の水温(冷房16℃、暖房38℃)とに開きがあり、冷温水システムで輻射空調を行うには別系統の配管が必要になり、コスト的に導入の障害になっていた。しかし、本発明の水熱源ヒートポンプ式輻射パネル用空調機は、輻射冷暖房用輻射パネルがヒートポンプを構成する第二水熱交換器と同じ冷温水循環回路に組み込まれ、輻射パネルの出入口の水温を検知する水温センサの出力に基づいて、圧縮機の運転又は回転数を制御するものである。従って、水熱源の冷温水の配管系及び空調機の制御系を統一することが可能であるので、従来のシステムと比較して低コストで輻射空調を行うことができ、冷房と暖房の切り替えも容易である。
また、本発明の水熱源ヒートポンプ式輻射パネル用空調機を採用することにより、冷温水システムによる空調と輻射空調の併用が可能であり、新規建物だけでなく既存の建物にも容易に輻射空調を導入することができる。
本発明は、輻射パネルの冷熱源として水を使用するものであり、ヒートポンプの熱効率が向上するので、輻射パネルユニット及び空調機全体がコンパクトになり、省エネ及び省資源化に貢献できる。また、輻射パネルを個別分散した輻射空調が可能になる。しかも、水は熱容量が大きいので、負荷の変動に対し熱変動の小さい輻射空調が達成でき、かつ、輻射パネルを追加する場合にも、冷媒方式の輻射パネルに比較して柔軟に対応できる。また、輻射パネルを追加して設置する際の施工時に冷媒の漏洩の虞れがなく、地球環境に対して優しいシステムといえる。
輻射空調を冷房運転する場合、潜熱負荷に対応できないため、何らかの除湿対策を講じる必要があり、有効スペースの減少及びコストアップの要因となっていた。しかし、前記第二水熱交換器と四方弁の間の冷媒配管に空気熱交換器を接続させた請求項2に係る発明によれば、空気熱交換器が除湿器として機能するので、スペースの有効利用を図ることができる。請求項3に係る発明によれば、冷却・除湿機能を有する上記除湿用空気熱交換器と再熱機能を有する再熱用空気熱交換器を備えているので、中間期や梅雨時の吹出温度の低下を防止することができる。請求項4に係る発明によれば、冷媒回路の減圧弁の上流と四方弁の下流との間に開閉弁及び副減圧弁を介装したバイパス管を接続したものであるから、開閉弁を開弁させると、弱冷房と除湿処理を同時に行える。
請求項5に係る発明によれば、輻射空調に加えて、排気用及び給気用空気熱交換器の組合せからなる両熱交換器を外気処理機として動作させることができる。また、排気用空気熱交換器側で室内空気を熱源としてその熱の回収を給気用空気熱交換器側で行うので、冷暖房時のエネルギーロスが少なくなる。
また、請求項6に係る発明によれば、輻射パネルと除湿器として機能する空気熱交換器を個別分散したものであり、対をなす輻射パネル及び除湿用空気熱交換器を容易に増設でき、空調空間毎に輻射空調と除湿処理をきめ細かく行うことができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
(第一の実施の形態)
図1は、本発明の水熱源ヒートポンプ式輻射パネル用空調機の基本的な回路図である。図1中の符号Aは上記輻射パネル用空調機である。空調機Aの冷媒回路1は、圧縮機2、四方弁3、第一水熱交換器4、減圧弁5、第二水熱交換器6、更に四方弁3、アキュムレータ7及び圧縮機2の順に冷媒が循環する。圧縮機2としては、定速型圧縮機でもインバータ方式等の可変型圧縮機のいずれであってもよい。
また、第一水循環回路8が、第一水熱交換器4、温水ボイラ9、クーリングタワー10及び第一循環ポンプ11から形成され、第二水循環回路(冷温水循環回路)12が、第二水熱交換器6、輻射冷暖房用輻射パネル13及び第二循環ポンプ14から形成される。第一水循環回路8を形成する構成要素9〜11の接続順序は任意であり、三方弁等の切替弁を介して温水ボイラ9とクーリングタワー10を並列接続することが好ましい。第二水循環回路12の第二循環ポンプ14は往水管又は還水管のいずれに接続されていてもよい。第一水熱交換器4及び第二水熱交換器6は水−冷媒式熱交換器であり、水熱交換器4,6の内部に冷媒回路1を構成するパイプが配管接続されていて、空調機Aの運転時に冷媒の潜熱と循環水とが熱交換する。
上記輻射パネル13は、第二水循環回路12に対して、ユニット化された複数のパネルを直列接続又は並列接続してもよい。更に、図8に示す冷凍機aを第一水熱交換器4及び第二水熱交換器6に置き換えて、図8に示す1つ又は複数のファンコイルユニット群を空調機Aに併設することができる。その場合、温水ボイラは、冷温水循環回路(図8)又は第一水循環回路8(図1)のいずれに接続していてもよい。
熱源側の第一水循環回路8を循環する水の温度は、一般に15〜45℃の範囲にあり、より具体的には冷房時で32±2℃、暖房時で25±2℃である。循環水は、冷房時にクーリングタワー10により冷却され、暖房時に温水ボイラ9により加熱される。ボイラ9としては、水−燃焼ガス式熱交換器でも電気ヒータを加熱源とするものであってもよい。
利用側の第二水循環回路12には、サーミスタ等で構成される水温センサ15−1が取り付けられている。即ち、水温センサ15−1は、輻射パネル13の入口側水配管(往水管)又は出口側水配管(還水管)のいずれに取り付けてもよい。水温センサ15−1で検知された水温は、空調機Aのコントローラ16に記憶させている設定温度と比較される。また、圧縮機2の制御と共に、第二循環ポンプ14として可変型ポンプを用いて冷温水の循環流量を増減させることもできる。
本発明においては、室内空気の温度を検知する室温センサ15−2を更に設置して、上記水温センサ15−1との併用により、圧縮機2の発停又はその回転数を制御する。即ち、水温センサ15−1で検知された水温及び室温センサ15−2で検知された室温とそれぞれの設定温度とを比較して、冷房時の室温及び水温が共に各設定温度より高い場合、また、暖房時の室温及び水温が共に各設定温度より低い場合に、コントローラ16を介して定速型圧縮機を稼働させるかあるいは可変型圧縮機の回転数を高める。室温センサ15−2は、輻射パネル13からの輻射熱など、熱的影響をさほど受けない空調室内の壁面等に設置され、空調機として後述の除湿用空気熱交換器やファンコイル等が設けられる場合には、これらに付属する送風機の吸込み経路に配設することもできる。
水熱源ヒートポンプ式輻射パネル用空調機Aの動作を説明する。
冷房運転時には、四方弁3が実線で示すように切り替えられていて、第一水熱交換器4内部の冷媒配管は凝縮器として機能し、第二水熱交換器6内部の冷媒配管は蒸発器として機能する。また、冷房時には温水ボイラ9の運転は休止していて、第一水循環回路8の第一水熱交換器4内部を冷媒が通過する際に、冷媒は循環水と熱交換して凝縮し、循環水が例えば37℃程度に加温される。加温された循環水は、クーリングタワー10で例えば32℃程度に冷却される。
一方、第二水循環回路12の第二水熱交換器6内部を冷媒が通過する際に、冷媒は循環水と熱交換して蒸発し、循環水は冷却されて例えば16℃程度の冷水となる。冷水は、室内に設置された冷房輻射パネル13で加温される。冷水が輻射パネル13内を通過する時の水温は、第二水循環回路12に設けられた水温センサ15-1で検知される。また、室温が室温センサ15-2で検知され、センサ15-1,15-2で検知された水温及び室温は前記設定温度と比較される。冷房負荷が大きく、水温センサ15-1で検知された水温が設定温度(例えば18℃)より高く、かつ、室温センサ15-2で検知された室温が設定温度より高いときは、例えば輻射パネル13出口の水温が16℃程度に低下するまで、コントローラ16からの出力信号により定速型圧縮機を稼働させるか、あるいは容量可変型圧縮機を高速回転させる。なお、例えば輻射パネル13出口の水温が16〜18℃の範囲にあるときは、圧縮機2の運転を停止するか又は低速回転させる。
空調機Aの暖房運転時には、四方弁3が破線で示すように切り替えられ、第一水熱交換器4内部の冷媒配管は蒸発器として機能し、第二水熱交換器6内部の冷媒配管は凝縮器として機能する。また、暖房時にはクーリングタワー10の運転は休止していて、第一水熱交換器4内部を冷媒が通過する際に、冷媒は循環水と熱交換して蒸発し、循環水が例えば23℃程度に冷却される。そのため、ボイラ9で循環水を例えば25℃程度に加温する。
また、第二水熱交換器6内部を冷媒が通過する際に、冷媒は循環水と熱交換して凝縮し、これにより加熱される循環水は例えば38℃程度の温水となる。暖房輻射パネル13内を通過する温水は、室内を加温しながら室内空気によって冷却され、その水温が前記水温センサ15-1で検知される。また、室温が室温センサ15-2で検知され、センサ15-1,15-2で検知された水温及び室温は、コントローラ16に記憶された設定温度と比較される。暖房負荷が大きく、水温センサ15-1で検知された水温が設定温度(例えば36℃)より低く、かつ、室温センサ15-2で検知された室温が設定温度より低いときは、例えば輻射パネル13出口の水温が39℃程度に上昇するまで、コントローラ16からの出力信号により定速型圧縮機を運転させるか、あるいは容量可変型圧縮機を高速回転させる。なお、例えば輻射パネル13出口の水温が36〜39℃の範囲にあるときは、圧縮機2の運転を停止するか又は低速回転させる。
ここで、容量可変型圧縮機としてインバータ方式の圧縮機2を採用することにより、第二水熱交換器6からの送水温度をよりきめ細かく制御することができる。また、冷暖房負荷の増大、例えば空調すべき居室の増設等で圧縮機2の能力の増強が必要になったときなど、空調機を新たに追加することなく素早く対応できる。
(第二の実施の形態)
図2は、本発明の水熱源ヒートポンプ式輻射パネル用空調機の第一変形例の回路図である。なお、図1に示す構成部材と同様の構成部材には図2以降の図面にも同じ符号を付して、重複する説明は省略する。
図2に示す空調機Bは、前記空調機Aにおいて、除湿機能を持たせるために、第二水熱交換器6と四方弁3の間の冷媒配管に除湿用空気熱交換器17を接続すると共に、空気熱交換器17に室内空気を送風する除湿用ファン18を追加したものである。空調機Bによれば、空気熱交換器17で室内空気を冷却して、輻射パネル13で処理できない潜熱負荷の処理を可能にするものである。
空調機Bの冷房運転時には、冷媒は、圧縮機2で圧縮された後四方弁3を通り、第一水熱交換器4で凝縮し、減圧弁5を経て減圧され、第二水熱交換器6及び除湿用空気熱交換器17で蒸発し、四方弁3及びアキュムレータ7を経由して圧縮機2に戻り、冷媒回路1を循環する。この間、空調機Aと同様に、第二循環ポンプ14を駆動すると、冷媒は第二水熱交換器6内部で循環水と熱交換し、冷水が第二水循環回路12の輻射パネル13に送水されて輻射冷房に供される。更に、冷媒は空気熱交換器17で除湿用ファン18によって送風される室内空気と熱交換し、冷却された空気は強制対流により冷房に供される。この時、室内空気の露点温度が空気熱交換器17内の冷媒の蒸発温度以上のときは除湿される。除湿用空気熱交換器17での冷媒の蒸発温度を調整して、空気熱交換器17で除湿される室内空気の露点温度より、輻射パネル13の表面温度(例えば16℃程度)は高く設定されているので、輻射パネル13表面に結露が発生するようなことはない。
輻射パネル13と除湿用空気熱交換器17とを備えた空調機Bでは、冷房開始時に室内空気が所定の温度に低下するまで強制対流により室内を冷房し、その後空気熱交換器17による弱冷房と輻射パネル13による輻射冷房を組み合わせることが好ましい。
空調機Bの暖房運転時には、除湿用ファン18の駆動を停止して空気熱交換器17での室内空気との熱交換を行わない。暖房時にも冷媒は空気熱交換器17内を流れるので、必要に応じて、三方弁又は電磁開閉弁及び逆止弁を接続したバイパス回路を設けて、空気熱交換器17をバイパスするようにしてもよい。
(第三の実施の形態)
図3は、本発明の輻射パネル用空調機の第二変形例の回路図である。図3に示す空調機Cは、前記空調機Bにおいて、吹出温度の低下を防止するために、四方弁3と第一水熱交換器4の間の冷媒配管に再熱用空気熱交換器19を接続したものである。
空調機Cの冷房運転時には、冷媒は、圧縮機2から四方弁3を通り、空気熱交換器19及び第一水熱交換器4で凝縮し、減圧弁5を経て減圧され、第二水熱交換器6及び除湿用空気熱交換器17で蒸発し、四方弁3及びアキュムレータ7を経由して圧縮機2に戻り、冷媒回路1を循環する。この間、室内空気は、空調機Bと同様に、除湿用空気熱交換器17で冷却されて冷房に供され、その露点温度が空気熱交換器17内の冷媒の蒸発温度以上のときは除湿される。更に、冷却・除湿された室内空気は、除湿用ファン18によって再熱用空気熱交換器19に送風され、冷媒と熱交換して再熱された後、空調機Cの吹出口から室内に送風される。
空調機Cの暖房運転時には、除湿用ファン18の駆動を停止して空気熱交換器17及び空気熱交換器19での室内空気との熱交換を行わない。暖房時でも冷媒は空気熱交換器17,19内を流れるので、必要に応じて、三方弁又は電磁開閉弁及び逆止弁を接続したバイパス回路を設けてもよい。
上述の空調機Cは、冷却・除湿機能と再熱機能を備えているので、例えば梅雨時に除湿運転のみを行うことができる。
(第四の実施の形態)
図4は、本発明の輻射パネル用空調機の第三変形例の回路図である。図4に示す空調機Dは、前記空調機Bにおいて、第一水熱交換器4及び減圧弁5の間の冷媒配管と四方弁3及びアキュムレータ7の間の冷媒配管とをバイパス管20で接続し、バイパス管20に電磁開閉弁21及び副減圧弁22を接続したものである。
空調機Dの冷暖房運転は、空調機Bと同様に行われる。ただし、空調機Dは、前記空調機Cの再熱用空気熱交換器19に代えてバイパス管20を設けたものであり、冷房時に前記水温センサ15-1で検知された水温が設定温度、例えば16℃より低いときに電磁開閉弁21を開弁させる。また、室温センサ15-2で検知された室温が設定温度より低いときに、あるいは、センサ15-1,15-2で検知された水温及び室温が共に設定温度より低いときに、電磁開閉弁21を開弁させてもよい。電磁開閉弁21が開弁すると、除湿用空気熱交換器17に流れる冷媒量が減少し、空気熱交換器17内の冷媒の蒸発温度が上昇する。従って、空調機Dは、空気熱交換器17による弱冷房運転を行いながら、室内空気の除湿処理を行うことができる。
(第五の実施の形態)
図5は、本発明の輻射パネル用空調機の第四変形例の回路図である。図5に示す空調機Eは、図1に示す空調機Aにおいて、外気処理機能を持たせるために、四方弁3及び第一水熱交換器4と第二水熱交換器6及び四方弁3との間の冷媒配管に、それぞれ排気用空気熱交換器23及び給気用空気熱交換器24を接続すると共に、排気ファン25及び給気ファン26をそれぞれ排気用空気熱交換器23及び給気用空気熱交換器24に追加したものである。
空調機Eの冷房運転時には、四方弁3が実線で示すように切り替えられていて、排気用空気熱交換器23は凝縮器として機能し、給気用空気熱交換器24は蒸発器として機能する。そして、給気ファン26によって室内に導入される外気を給気用熱交換器24で熱交換して冷房・除湿に供すると同時に、室内空気を排気ファン25によって排気用熱交換器23で熱交換して室外に排出する。
空調機Eの暖房運転時には、四方弁3が破線で示すように切り替えられ、給気用空気熱交換器24は凝縮器として機能し、排気用空気熱交換器23は蒸発器として機能する。そして、給気ファン26によって室内に導入される外気を給気用熱交換器24で熱交換して暖房に供すると同時に、室内空気を排気ファン25によって排気用熱交換器23で熱交換して室外に排出する。
空調機Eによれば、輻射パネル13による輻射冷暖房の他に、ファン25,26によって外気処理することができる。この外気処理機能付き空調機Eは、室内空気の排出量及び外気の導入量を任意に調整できるように、室内空気排出口及び外気取入口近傍に例えばダンパを設けることができる。更に、給気ファン26の吸引側経路に外気と室内空気の導入を切り替える切替ダンパを設けておき、排気ファン25の駆動停止とダンパの切り替えにより、給気ファン26を一時的に室内空気循環ファンとして機能させることができる。
また、空調機Eによれば、冷房時には室外空気ではなく冷却された室内空気により排気用空気熱交換器23で熱交換されるものであるから、凝縮温度が低下し、給気用熱交換器24の冷房性能が向上する。一方、暖房時には室外空気ではなく暖かい室内空気が排気用空気熱交換器23で熱交換されるものであるから、給気用熱交換器24の暖房性能が向上する。従って、排気用空気熱交換器23側で室内空気を熱源とし、その熱源を給気用空気熱交換器側で回収するので、空調機E全体のエネルギーロスが少なくなる。
(第六の実施の形態)
図6は、本発明の輻射パネル用空調機の第五変形例の回路図である。図6に示す空調機Fは、図2に示す空調機Bにおいて、各部屋毎に冷暖房及び除湿処理が行えるよう、輻射パネル13及び除湿用空気熱交換器17を互いに並列に接続した輻射パネル用空調機の回路図である。
空調機Fは、第二水熱交換器6に第二水循環回路12a〜12cが併設され、水循環回路12a〜12cにはそれぞれ冷暖房用輻射パネル13a〜13c及び第二循環ポンプ14a〜14cが接続されると共に、各水循環回路12a〜12cに水温センサ15-1a〜15-1cが取り付けられている。また、第二水熱交換器6と四方弁3の間の冷媒配管に除湿用空気熱交換器17a〜17cが並列に接続し、この並列回路と上記冷媒配管との接続部に三方弁27a,27bを接続して空気熱交換器17a〜17cをバイパスできるようなっている。各空気熱交換器17a〜17cには、室内空気を送風する送風機18a〜18cが付設されており、各熱交換器17a〜17cの入口に接続する冷媒配管に電磁弁28a〜28cが介装されている。更に、各部屋毎に又は各送風機18a〜18cの吸込み経路に室温センサ15-2a〜15-2cが設置されている。
このような空調機Fは、輻射パネル13aと送風機18a及び除湿用空気熱交換器17aとが1つの部屋に設置され、同様に、輻射パネル13b,…と送風機18b,…及び除湿用空気熱交換器17b,…とが別の1つ又は複数の部屋に設置される。
例えば、輻射パネル13aと除湿用空気熱交換器17aとが設置された部屋を冷房・除湿する場合、第二水熱交換器6を通過した冷媒は、三方弁27a、電磁弁28a、空気熱交換器17a、三方弁27bを通って、四方弁3及びアキュムレータ7を経由して圧縮機2に戻る。そして、前記空調機Bと同様にして、送風機18aの回転による冷房・除湿及び第二循環ポンプ14aの駆動による輻射冷房が行われる。また、複数の除湿用空気熱交換器17a,17b,…のうちのいずれか1つを作動させると、冷媒は上述のように流れる。しかし、空気熱交換器17a,17b,…の全てが不作動状態にある時、第二水熱交換器6を通過した冷媒は、空気熱交換器17a,17b,…をバイパスして三方弁27aから直接三方弁27bに流れる。
空調機Fの暖房運転時には、空気熱交換器17a〜17cを利用しないので、圧縮機2により加圧された冷媒は四方弁3を通過して三方弁27bから直接三方弁27aに流れ、第二水熱交換器6で凝縮される。そして、前記空調機Bと同様にして、第二循環ポンプ14a,14b,…の駆動による1つ又は複数の部屋の輻射暖房が行われる。
本発明の水熱源ヒートポンプ式輻射パネル用空調機Fにおいて、各第二水循環回路12a〜12cに対応して循環ポンプ14a〜14cを接続する必要はなく、第二水熱交換器6と水循環回路12a〜12cの並列回路との間の水配管に1つの循環ポンプを設けることができる。また、図4に示すバイパス管20を前述の冷媒配管に接続してもよい。その場合、冷房時に水温センサ15-1a,15-1b,…で検知された水温、あるいは室温センサ15-2a,15-2b,…で検知された室内温度が設定値以下に低下した時に、当該部屋に設置された水温センサ15-1及び/又は室温センサ15-2の出力信号により、対応する電磁開閉弁21a,21b,…を開弁させればよい。
本発明において、図3に示す再熱用空気熱交換器19を前記除湿用空気熱交換器17a〜17cと同様に並列接続し、複数の各再熱用空気熱交換器を個別の部屋に設置して、前記空調機Fと組み合わせることにより、各部屋毎に吹出温度の低下を防止してもよい。同様に、図5に示す排気用空気熱交換器23及び給気用熱交換器24をそれぞれ並列接続し、これらの各排気用及び給気用空気熱交換器を個別の部屋に設置して、各部屋毎に外気処理を行えるようにしてもよい。
(第七の実施の形態)
図7は、本発明の輻射パネル用空調機の第六変形例の回路図である。図7に示す空調機Gは、図1に示す水熱源ヒートポンプ式空調機Aを複数並列に接続して、第一水熱交換器4の水配管系を統合したものである。
具体的には、符号30は図1に示す冷媒回路1からなる水熱源ヒートポンプであり、第二水熱交換器6と四方弁3の間の冷媒配管に冷暖房用空気熱交換器(図示せず)が接続されている。ヒートポンプ30-1a,30-1b,…,30-1n;30-2a,30-2b,…,30-2nの各々には、第二水熱交換器6、輻射冷暖房用輻射パネル13-1a〜13-1n;13-2a〜13-2n及び第二循環ポンプ14-1a〜14-1n;14-2a〜14-2nからなる第二水循環回路12-1a〜12-1n;12-2a〜12-2nが形成されている(便宜上、図7にはヒートポンプ30-1n,30-2nにしか図示していない)。
一方、ヒートポンプ群30-1a〜30-1n及びヒートポンプ群30-2a〜30-2nの第一水熱交換器4は並列接続していて、これらの第一水熱交換器4の水配管系は1つの第一水循環回路31に統合されている。第一水循環回路31には、クーリングタワー32、温水ボイラ33及び第一循環ポンプ34が接続している。更に、第一水循環回路31には、クーリングタワー32をバイパスする第一バイパス管35、及び温水ボイラ33をバイパスする第二バイパス管36が接続している。第一バイパス管35及び第二バイパス管36と第一水循環回路31の接続部には、それぞれ第一の三方弁37及び第二の三方弁38が接続している。第一水循環回路31内の循環水は、冷房時にクーリングタワー32により約32℃に冷却され、暖房時に温水ボイラ33により約25℃に加熱される。
空調機Gは、個別分散型水熱源ヒートポンプ30-1a〜30-1n;30-2a〜30-2nの冷却水システムに輻射冷暖房用輻射パネル13-1a〜13-1n;13-2a〜13-2nを付設したものである。ヒートポンプ30は、各部屋毎に分散設置され、個別でもグループ毎にでも冷暖房が行える。しかも、冷房運転中のヒートポンプと暖房運転中のヒートポンプが混在した場合、冷房運転中のヒートポンプは第一水循環回路31の熱源水に熱を放出するが、暖房運転中のヒートポンプは第一水循環回路31の熱源水から熱を奪うので、両者は相互に熱の授受を行うことになる。従って、クーリングタワー32や温水ボイラ33の負荷が軽減され、冷房運転中のヒートポンプと暖房運転中のヒートポンプの負荷がバランスしたときは、第一水循環回路31中の第一循環ポンプ34のみを稼働させて、クーリングタワー32及び温水ボイラ33の運転を休止すればよい。
以上のような水熱源ヒートポンプ式輻射パネル用空調機Gは、冷房と暖房の切り替えが個別に行える。特に、中間期等に冷房及び暖房運転の空調機が混在すると、水熱源の第一水熱交換器4に接続するクーリングタワー32又は温水ボイラ33の負荷が軽減され、空調機の省エネ運転が可能となる。しかも、水熱源の冷温水の配管系及び空調機の制御系が統一されているので、従来の冷温水システムと異なって、輻射空調を行うための別系統の配管を敷設する必要がなく、輻射冷暖房用輻射パネル13を比較的簡単に付設ないしは増設できる。また、ヒートポンプ30の利用側水熱交換器である各第二水熱交換器6に輻射パネル13が個別に配管接続されるため、輻射パネル13を追加する場合、冷媒方式の輻射パネルに比較して柔軟に対応できる。
図7に示す空調機Gは、各ヒートポンプ30-1a〜30-1n;30-2a〜30-2n全てに輻射冷暖房用輻射パネル13-1a〜13-1n;13-2a〜13-2nを付設しなくてもよく、任意に増設することが可能である。また、ヒートポンプ30に組み込まれている冷暖房用空気熱交換器に代えて、輻射パネル13が接続される第二水熱交換器6にファンコイル式熱交換器を接続することができる。
空調機Gにおいて、各ヒートポンプ30の冷媒回路1中に、図2に示す除湿用空気熱交換器17を介在させてもよい。あるいは、上記冷暖房用空気熱交換器を除湿用空気熱交換器として利用することもできる。更に上記除湿用空気熱交換器17に加えて、図3に示す再熱用空気熱交換器19、図4に示すバイパス管20、又は図5に示す排気用空気熱交換器23及び給気用熱交換器24を冷媒回路1中に介在させることもできる。
本発明の一実施例を示す水熱源ヒートポンプ式輻射パネル用空調機の回路図である。 本発明の輻射パネル用空調機の第一変形例を示す回路図である。 本発明の輻射パネル用空調機の第二変形例を示す回路図である。 本発明の輻射パネル用空調機の第三変形例を示す回路図である。 本発明の輻射パネル用空調機の第四変形例を示す回路図である。 図2に示す輻射パネル及び除湿用空気熱交換器を個別に分散した水熱源ヒートポンプ式輻射パネル用空調機の回路図である。 個別分散型水熱源ヒートポンプの冷却水システムに輻射冷暖房用輻射パネルを付設した本発明の輻射パネル用空調機の回路図である。 従来の水熱源ヒートポンプ式空調装置の一例を示す回路図である。
符号の説明
1・・・ 冷媒回路、2・・・ 圧縮機、3・・・ 四方弁、4・・・ 第一水熱交換器、5・・・ 減圧弁、6・・・ 第二水熱交換器、8・・・ 第一水循環回路、12・・・ 第二水循環回路、13・・・ 輻射冷暖房用輻射パネル、14・・・ 第二循環ポンプ、15-1・・・ 水温センサ、15-2・・・ 室温センサ、16・・・ コントローラ、17・・・ 除湿用空気熱交換器、18・・・ 除湿用ファン、19・・・ 再熱用空気熱交換器、20・・・ バイパス管、21・・・ 電磁開閉弁、22・・・ 減圧弁、23・・・ 排気用空気熱交換器、24・・・ 給気用空気熱交換器、25・・・ 排気ファン、26・・・ 給気ファン、30・・・ 水熱源ヒートポンプ、A〜G・・・ 水熱源ヒートポンプ式輻射パネル用空調機。

Claims (6)

  1. 圧縮機として定速型圧縮機又は可変型圧縮機を用い、圧縮機、四方弁、第一水熱交換器、減圧弁、第二水熱交換器、四方弁及び圧縮機の順に冷媒が循環する冷媒回路と、第二水熱交換器に輻射冷暖房用輻射パネル及び循環ポンプが接続された冷温水循環回路とからなり、室内空気の温度を検知する室温センサ及び冷温水循環回路を循環する冷温水の温度を検知する水温センサがそれぞれ設けられ、室温センサで検知された室温及び水温センサで検知された水温とそれぞれの設定温度とを比較して、冷房時の室温及び水温が共に各設定温度より高い場合、また、暖房時の室温及び水温が共に各設定温度より低い場合に、定速型圧縮機を稼働させるかあるいは可変型圧縮機の回転数を高め、且つ、輻射冷暖房用輻射パネルの水温が、冷房時の設定温度の場合、又は、暖房時の設定温度の場合には、定速型圧縮機を停止させるかあるいは可変型圧縮機の回転数を上記回転数よりも低めることを特徴とする水熱源ヒートポンプ式輻射パネル用空調機。
  2. 前記第二水熱交換器と四方弁の間の冷媒配管に、除湿用空気熱交換器が接続されていることを特徴とする請求項1記載の水熱源ヒートポンプ式輻射パネル用空調機。
  3. 前記四方弁と第一水熱交換器の間の冷媒配管に、再熱用空気熱交換器が接続されていることを特徴とする請求項2記載の水熱源ヒートポンプ式輻射パネル用空調機。
  4. 前記第一水熱交換器及び減圧弁の間の冷媒配管と四方弁及び吸入側の圧縮機の間の冷媒配管とをバイパス管で接続し、バイパス管に開閉弁及び副減圧弁が接続されていることを特徴とする請求項2記載の水熱源ヒートポンプ式輻射パネル用空調機。
  5. 前記四方弁と第一水熱交換器の間の冷媒配管に排気用空気熱交換器が接続され、前記第二水熱交換器と四方弁の間の冷媒配管に給気用空気熱交換器が接続されると共に、室内空気を排気用空気熱交換器と熱交換させて排出すると同時に、外気を給気用空気熱交換器と熱交換させて室内に導入することを特徴とする請求項1記載の水熱源ヒートポンプ式輻射パネル用空調機。
  6. 前記第二水熱交換器に複数の冷温水循環回路が接続され、複数の前記除湿用空気熱交換器が並列接続されると共に、上記冷温水循環回路を構成する各輻射冷暖房用輻射パネルと各除湿用空気熱交換器とが同一の空調空間に個別に配置されていることを特徴とする請求項2記載の水熱源ヒートポンプ式輻射パネル用空調機。
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