JP2009249553A - 炭化物製造装置及び炭化物製造方法 - Google Patents

炭化物製造装置及び炭化物製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】水を直接かけることによって炭化物を冷やす炭化物製造装置を提供すること。
【解決手段】被炭化物が通過する搬送路13〜16を周りから加熱して炭化物Tを生成するための炭化炉12内を、下方に設けられた加熱室18の加熱手段19によって加熱する炭化生成部2と、その炭化生成部2で得られた炭化物Tを冷却する冷却部3とを有するものであって、冷却部3は、搬送管35の中の炭化物Tを回転するスクリュー36によって搬送する複数の冷却用コンベア31,32が直列に接続されたものであり、その搬送管35は供給された水を内部の炭化物にかけることができるように構成され、複数ある冷却用コンベアのうち所定の冷却用コンベア31と炭化生成部2の加熱室18とがパイプ41によって連結された炭化物製造装置1。
【選択図】 図1

Description

本発明は、加熱によって得られた炭化物に対し水を噴霧して冷却する炭化物製造装置及びその炭化物製造方法に関し、特に水の噴霧によって巻き上げられた微粉炭を炭化炉内に戻して加熱用燃料とする炭化物製造装置及び炭化物製造方法に関する。
畜舎から排出される蓄糞尿などの有機性廃棄物については、その有効利用を図るため炭化物にすることが考えられている。しかし、有機性廃棄物から生成した炭化物は、貯蔵しておく間にそれ自身が発熱して燃えだしてしまう問題があった。これは、炭化物が自己発熱性を有し、貯蔵中に発熱して温度上昇し、その温度が一定温度を超えることによって発火してしまうものと考えられている。従って、炭化物の製造に当たっては、この発火による燃焼を抑えるために生成された炭化物を冷却することが必要である。
特開2006−274201号公報には、冷却用のスクリューコンベアを備えた炭化物製造装置が記載されている。この製造装置は、バーナーによって下方から加熱する炭化炉が設けられ、その中に出口と入口がシュートを介して接続した複数本のスクリューコンベアが上下に設置されている。被炭化物は、そうしたスクリューコンベアの中を上から下に搬送され、その間に加熱されて炭化物になり排出される。そして、その排出口には同じスクリューコンベアであって、周りに冷却水を流す冷却ジャケットが備えられた冷却部が設けられている。従って、加熱された炭化物は、その冷却部を通って冷やされた後、製品として回収されている。
特開2006−274201号公報
しかし、前記従来例の炭化物製造装置では、加熱された炭化物が冷却水によって冷やされたスクリューコンベア内を通るだけであるため、400〜500℃の炭化物を十分に冷却することが難しかった。そこで、本願発明者は炭化物に直接水を噴霧して冷却することを考えた。例えば、前記従来例の冷却用スクリューコンベア内に水を噴霧するようにすれば、高温の炭化物を効率良く冷却することができる。ところが、高温の炭化物に対して水をかけると、その水が蒸気になってスクリューコンベア内で膨張し、シール部分から勢いよく噴き出してしまう。その際、特に、スクリューコンベア内では微粉炭が巻き上がり、そうした微粉炭までもが蒸気と一緒になって外に噴き出してしまう。
そこで、本発明は、かかる課題を解決するものであり、水を直接かけることによって炭化物を冷やす炭化物製造装置及び炭化物製造方法を提供することを目的とする。
本発明の炭化物製造装置は、被炭化物が通過する搬送路を周りから加熱して炭化物を生成するための炭化炉内を、下方に設けられた加熱室の加熱手段によって加熱する炭化生成部と、その炭化生成部で得られた炭化物を冷却する冷却部とを有するものであって、前記冷却部は、搬送管の中の炭化物を回転するスクリューによって搬送する複数の冷却用コンベアが直列に接続されたものであり、その搬送管は供給された水を内部の炭化物にかけることができるように構成され、複数ある冷却用コンベアのうち所定の冷却用コンベアと前記炭化生成部の加熱室とがパイプによって連結されていることを特徴とする。
また、本発明の炭化物製造装置は、前記複数の冷却用コンベアに、一のポンプと接続された1本の給水管から途中で分岐した分岐管が接続され、所定の分岐管に流量調整弁が設けられたものであることが好ましい。
また、本発明の炭化物製造装置は、前記加熱室内の温度を計測する温度センサと、その温度センサの計測値に基づいて前記流量調整弁を制御するコントローラとを有するものであることが好ましい。
また、本発明の炭化物製造装置は、前記冷却用コンベアが、冷却水の流れる冷却槽内に設置されたものであることが好ましい。
また、本発明の炭化物製造装置は、前記炭化生成部が、加熱室の下に漏斗状に形成された灰回収部が設けられたものであることが好ましい。
本発明の炭化物製造方法は、炭化炉内の搬送路を通る被炭化物を加熱手段によって加熱することで炭化物を生成し、その後、熱をもった生成後の炭化物に水をかけることによって冷却して製品とするものであって、炭化物に水をかけることによって発生する微粉炭を、前記加熱手段が火炎を出している加熱室に送って燃焼させるようにしたことを特徴とする。
また、本発明の炭化物製造方法は、前記加熱手段が燃料消費量を一定にした運転によって火炎を出す一方で、加熱温度を監視しながら、炭化物にかける水の量を調整することにより微粉炭の発生量を変化させ、その微粉炭の燃焼による発熱量を調整するようにしたものであることが好ましい。
本発明によれば、炭化物に直接水をかけるため、効率良く冷やすことができ、蒸気が発生して微粉炭が巻き上がるが、パイプを介して加熱室へ送るようにしているため、微粉炭が冷却用コンベアから外に噴き出してしまうことを防止できる。しかも、微粉炭を加熱室へ送り込み、微粉炭を燃やして得られる熱を炭化物の生成に利用しているため、加熱手段に要する燃料の消費を減らすことができる。
次に、本発明に係る炭化物製造装置及び炭化物製造方法の一実施形態について図面を参照しながら以下に説明する。図1は、本実施形態の炭化物製造装置を示した概念図である。炭化物製造装置1では、鶏舎などから排出される蓄糞尿を乾燥後、それらを加熱によって炭化することで炭化物を生成するものである。そして、この図1には、その乾燥後の蓄糞尿などの被炭化物を炭化物にする炭化生成部2と、そこで生成された炭化物を冷却するための冷却部3とが記載されている。
本実施形態の炭化生成部2は、ホッパ11に投入された被炭化物が、炭化炉12の加熱用コンベア13〜16内を順に通って送られることにより、加熱及び熱分解して炭化物となるようにしたものである。上下方向に並んだ加熱用コンベア13〜16は、筒状のトラフ21が炭化炉12の向かい合う壁面に架設され、そのトラフ21内にスクリュー22が挿入されたスクリューコンベアである。すなわち、加熱用コンベア13〜16は、回転するスクリュー22によって被炭化物を軸方向に搬送する搬送手段として構成されたものである。
スクリュー22は、その回転軸に所定ピッチで螺旋状に形成された螺旋羽を有し、軸受けを介して軸支され、不図示の駆動モータによって回転が与えられるように構成されている。従って、トラフ21内を移動する被炭化物の搬送速度は、不図示の駆動モータの駆動制御によって調整されるようになっている。そうした加熱用コンベア13〜16は、上下に並んだトラフ21同士がシュート17によって連結され、上から下に搬送方向が交互に切り換わるようになっている。
また、炭化生成部2には、加熱用コンベア13〜16からなる搬送部分に、下方から熱気(熱風)を送る加熱部が構成されている。加熱部は、炭化炉12の下部に加熱室18が設けられ、そこへ火炎を噴射するバーナー19によって構成されている。バーナー19から噴射した火炎による熱は、加熱室18内から炭化炉12へと伝わり、最下段の加熱用コンベア16を直接加熱しつつ、他の加熱用コンベア13〜15も昇温するものである。一方、炭化炉12の上部には、炭化炉12内で燃焼しなかった乾留ガスを燃焼及び加熱し、その臭気分を熱分解する再燃焼炉20が設けられている。
また、本実施形態では、加熱室18の下に漏斗状の灰回収部25が設けられている。加熱室18内では、後述するように微粉炭Hが燃やされるため、燃焼によって発生した微粉炭Hの灰を回収するためのものである。灰回収部25の下端にはロータリーフィーダ26が設けられ、更に下流の灰出しコンベア27へと灰が送られるように構成されている。この灰出しコンベア27もスクリューコンベアであり、筒状のトラフ内にスクリューが回転可能に設けられ、終端の取出口27aから灰を取り出すよう構成されている。
こうした炭化生成部2では、加熱用コンベア13〜16のスクリュー22が回転することによって被炭化物が搬送され、加熱されたトラフ21内を移動する間に被炭化物が炭化する。その際、加熱された被炭化物からは可燃性の乾留ガスが発生する。本実施形態では、この乾留ガスを利用しており、ガス吹出口23から出た乾留ガスを燃やして火炎にし、それによって上段に位置する加熱用コンベア13〜15を加熱するようにしている。従って、加熱用コンベア13〜16には、トラフ21の上面に突き出したガス吹出口23が形成され、内部で発生した乾留ガスが上方に吹き出し、周りの熱によって火炎となる。
炭化物製造装置では、先ず被炭化物が不図示の乾燥機に入れられてある程度の水分が除去され、その後に炭化生成部2へと供給される。炭化生成部2では、ホッパ11から投入された被炭化物が、上下に並んだ加熱用コンベア13〜16を上から順に降りるように搬送されていく。炭化炉12内では、バーナー19の火炎による加熱の他、炭化する過程で被炭化物から発生する乾留ガスがガス吹出口23から吹き出し、炭化炉12内の加熱温度によって火炎となり、その火炎でも加熱用コンベア13〜16が加熱される。そして、被炭化物が徐々に炭化し、加熱用コンベア16を通り終えるころに炭化物Tが生成される。
この炭化物Tは、例えば400〜500℃と高温であり、外気に触れると燃えてしまうため、一定温度にまで冷やす必要がある。そこで、本実施形態では、この冷却部3によって炭化物Tを問題のない温度にまで冷却する。
冷却部3は、2段の冷却用コンベア31,32によって構成されている。冷却用コンベア31,32は、ともに筒状のトラフ35内に回転可能なスクリュー36が挿入されたスクリューコンベアであり、その回転するスクリュー36によって炭化物Tが軸方向に移動する搬送手段として構成されている。そして、冷却用コンベア31,32は上下に配置され、シュート37を介して互いに連結されている。
冷却用コンベア31,32は、そのトラフ35が冷却水Wの流れる冷却槽33内に設置されている。従って、この冷却部3は、トラフ35内を移動する炭化物Tが冷却水Wとの熱交換によって間接的に冷やされるようになっている。そして、本実施形態の冷却部3では、更にトラフ35内に水が霧状に噴射され、炭化物Tに直接水をかけて冷やすように構成されている。そのため、トラフ35内には不図示の噴霧ノズルが設けられ、そこへポンプ39につながれた給水管38が接続されている。
この給水管38は途中で分岐しており、給水管38a,38bがそれぞれ冷却用コンベア31,32へと接続され、上段の冷却用コンベア31に接続された給水管38aには流量制御弁43が設けられている。すなわち、本実施形態ではポンプ39から一定量の水が供給され、流量制御弁43における弁開度の調整によって給水管38a,38bを流れる各々の水量、つまり冷却用コンベア31,32内の炭化物Tへ噴霧される水の噴霧量が調整できるようになっている。
ところで、熱を持った炭化物Tに水が噴霧されると勢いよく蒸気が上がり、特に上段の冷却用コンベア31では、トラフ35内部の圧力が高くなるとともに、その内部では微粉炭Hが巻き上がってしまう。冷却用コンベア31は、スクリュー36の回転軸がシール部材を介してトラフ35を突き抜けているが、そのシール構造はそれ程気密性が高くないため、内部圧力を高めた蒸気が漏れてしまう。その際、内部で巻き上がった微粉炭Hも蒸気とともにシール部分を抜けて外部に漏れ出てしまう。そして、このシール部分はスクリュー36を回転支持するため蒸気の漏れを完全に防ぐことが困難である。そこで、本実施形態では、蒸気とともに巻き上がる微粉炭Hに着目し、これを炭化物生成のための加熱用燃料にすることとした。
冷却用コンベア31のトラフ35にはパイプ41が接続され、それが炭化生成部2の加熱室18へと連結されている。従って、冷却用コンベア31のトラフ35内で巻き上がった微粉炭Hは、圧力の高まったトラフ35内から蒸気とともにパイプ41を通って加熱室18へと送られ、そこでバーナー19の火炎によって燃やされるようになっている。本実施形態では、炭化物を生成する加熱室18内の熱源として、バーナー19からの火炎そのものの他、こうして微粉炭Hを燃やすことによって得られる熱を利用するようにしたものである。
炭化生成部2では、加熱室18内の加熱温度が一定になるように管理されている。そのため、加熱室18には内部の加熱温度を計測する温度センサ42が設けられ、その温度センサ42には開閉を制御するコントローラ45を備えた流量調整弁43が接続されている。この流量調整弁43は給水管38aに設けられ、そこを流れる水量を調節するようにしたものである。従って、ポンプ39から送られる一定量の水は、流量調整弁43によって給水管38aと38bとに所定割合で振り分けられ、これによって冷却用コンベア31,32内に噴霧される水の量が調整できるようになっている。
本実施形態の場合、加熱室18の温度調整は、バーナー19の火力を一定にし、微粉炭Hの燃焼量を変化させることによって行うようにしている。加熱室18内に送り込まれる微粉炭Hの量は、冷却用コンベア31内で発生する微粉炭Hによって決められるが、これは加熱した炭化物Tへの水の噴霧量によって調節できる。すなわち、噴霧量が多いと、それだけ蒸気が多く発生して炭化物Tから多くの微粉炭Hが巻き上げられるからである。そこで、冷却用コンベア31へ送られる水の量は、温度センサ42の値に基づく加熱室18内の温度に応じて調整されるようになっている。
本実施形態の炭化物製造装置1では、炭化生成部2において、前述したように被炭化物が加熱用コンベア13〜16内を上から順に通る間に、加熱室18内のバーナー19による火炎や、下の各加熱用コンベア14〜16から吹き出す乾留ガスの火炎によって加熱されて炭化物Tになる。そして、その炭化物Tが冷却部3に送られて冷やされる。冷却部3では、炭化物Tが冷却槽33内を貫いた冷却用コンベア31,32内を通る間に冷却水によって熱が奪われる他、そのトラフ35内に噴霧される水によって直接冷やされる。その際、特に温度の高い冷却用コンベア31内では蒸気が発生するとともに微粉炭Hが巻き上げられる。
炭化物Tから出た微粉炭Hは、蒸気の内部圧力上昇によって冷却用コンベア31から押し出され、パイプ41を通って加熱室18へと流れ込む。そして、加熱室18ではバーナー19が火炎をあげて炭化炉12内を加熱しており、パイプ41を通った微粉炭Hは火炎に向けて送り込まれる。従って、微粉炭Hがその火炎によって燃えることで熱を発し、炭化炉12を更に加熱することになる。こうした加熱による加熱室18内の温度は、温度センサ42によって常時計測されている。そして、その計測信号が流量調整弁43のコントローラ45へと送られ、給水管38aを流れる水量が制御される。
加熱室18が設定温度以下になった場合には、給水管38aを流れる水量を増加させることにより冷却用コンベア31内に噴霧される水量が増やされる。それにより、炭化物Tには多くの水が噴霧され、巻き上がる微粉炭Hの発生量が増加する。そのため、加熱室18内に送り込まれる微粉炭Hが増え、その燃焼による発熱量が多くなって加熱室18内の温度が上昇する。一方、加熱室18が設定温度以上になった場合には、給水管38aを流れる水量を減少させることにより冷却用コンベア31内に噴霧される水の量を減らし、炭化物Tから巻き上がる微粉炭Hの発生量を減少させる。これにより加熱室18内に送り込まれる微粉炭Hが減り、その燃焼による発熱量が少なくなって加熱室18内の温度が下がる。このとき、バーナー19は燃料消費量が一定になるように設定した運転が行われている。
その後、冷却部3の冷却用コンベア31,32内を通って冷やされた炭化物Tは製品として回収される。また、加熱室18内で燃やされた微粉炭Hは灰になり、その灰が漏斗状の灰回収部25を滑り落ち、下端のロータリーフィーダ26から灰出しコンベア27へ移り、その中を搬送されて取出口27aから回収される。
よって、本実施形態の炭化物製造装置及び炭化物製造方法によれば、炭化物Tに直接水を噴霧するため、効率良く冷やすことができる。その際、蒸気が発生し、微粉炭Hが巻き上がるが、パイプ41を介して加熱室18へ送るようにしているため、微粉炭Hが冷却用コンベア31から外に噴き出してしまうことを防止できる。しかも、微粉炭Hを加熱室18へ送り込み、微粉炭Hを燃やして得られる熱を炭化物の生成に利用しているため、バーナー19の火炎を抑えることができ、バーナー19に要する燃料の消費を減らすことができる。
また、本実施形態では、燃料の一定供給による運転でバーナー19による加熱を一定にする一方で、微粉炭Hの発生量を変化させて加熱温度を調節しているが、その調整は、分岐した給水管38aの流量調整弁43を制御することによって行っている。従って、簡単な構成による、低コストの炭化物製造装置によって上記効果を達成することができる。
以上、炭化物製造装置及び炭化物製造方法について一実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、冷却部3の冷却用コンベア31,32を2段にしたものを示したが、更に3段以上のものであってもよい。その場合には、給水管38を3方に分岐させ、ポンプ39から送られる水量を多くするなど適宜変更が加えられる。
また、例えば、前記実施形態では、冷却用コンベア31側の給水管38aに流量調整弁43を設けたが、逆に冷却用コンベア32側の給水管38bに設けるようにしてもよい。
炭化物製造装置の実施形態を示した概念図である。
符号の説明
1 炭化物製造装置
2 炭化生成部
3 冷却部
11 ホッパ
12 炭化炉
13〜16 加熱用コンベア
17 シュート
18 加熱室
19 バーナー
20 再燃焼炉
21 トラフ
22 スクリュー
23 ガス吹出口
25 灰回収部
26 ロータリーフィーダ
27 灰出しコンベア
27a 取出口
31,32 冷却用コンベア
33 冷却槽
35 トラフ
36 スクリュー
37 シュート
38 給水管
38a,38b 給水管
39 ポンプ
41 パイプ
42 温度センサ
43 流量調整弁
45 コントローラ
T 炭化物
H 微粉炭
W 冷却水

Claims (7)

  1. 被炭化物が通過する搬送路を周りから加熱して炭化物を生成するための炭化炉内を、下方に設けられた加熱室の加熱手段によって加熱する炭化生成部と、その炭化生成部で得られた炭化物を冷却する冷却部とを有する炭化物製造装置において、
    前記冷却部は、搬送管の中の炭化物を回転するスクリューによって搬送する複数の冷却用コンベアが直列に接続されたものであり、その搬送管は供給された水を内部の炭化物にかけることができるように構成され、複数ある冷却用コンベアのうち所定の冷却用コンベアと前記炭化生成部の加熱室とがパイプによって連結されていることを特徴とする炭化物製造装置。
  2. 請求項1に記載する炭化物製造装置において、
    前記複数の冷却用コンベアに、一のポンプと接続された1本の給水管から途中で分岐した分岐管が接続され、所定の分岐管に流量調整弁が設けられたものであることを特徴とする炭化物製造装置。
  3. 請求項2に記載する炭化物製造装置において、
    前記加熱室内の温度を計測する温度センサと、その温度センサの計測値に基づいて前記流量調整弁を制御するコントローラとを有するものであることを特徴とする炭化物製造装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載する炭化物製造装置において、
    前記冷却用コンベアは、冷却水の流れる冷却槽内に設置されたものであることを特徴とする炭化物製造装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載する炭化物製造装置において、
    前記炭化生成部は、加熱室の下に漏斗状に形成された灰回収部が設けられたものであることを特徴とする炭化物製造装置。
  6. 炭化炉内の搬送路を通る被炭化物を加熱手段によって加熱することで炭化物を生成し、その後、熱をもった生成後の炭化物に水をかけることによって冷却して製品とする炭化物製造方法において、
    炭化物に水をかけることによって発生する微粉炭を、前記加熱手段が火炎を出している加熱室に送って燃焼させるようにしたことを特徴とする炭化物製造方法。
  7. 請求項6に記載する炭化物製造方法において、
    前記加熱手段が燃料消費量を一定にした運転によって火炎を出す一方で、加熱温度を監視しながら、炭化物にかける水の量を調整することにより微粉炭の発生量を変化させ、その微粉炭の燃焼による発熱量を調整するようにしたことを特徴する炭化物製造方法。
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