JP2009248550A - インクジェットプリンタ及びインクジェットプリントヘッドユニット - Google Patents

インクジェットプリンタ及びインクジェットプリントヘッドユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2009248550A
JP2009248550A JP2008103152A JP2008103152A JP2009248550A JP 2009248550 A JP2009248550 A JP 2009248550A JP 2008103152 A JP2008103152 A JP 2008103152A JP 2008103152 A JP2008103152 A JP 2008103152A JP 2009248550 A JP2009248550 A JP 2009248550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
print head
peltier element
effect
heat
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008103152A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Furuhira
武史 古平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mimaki Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mimaki Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mimaki Engineering Co Ltd filed Critical Mimaki Engineering Co Ltd
Priority to JP2008103152A priority Critical patent/JP2009248550A/ja
Publication of JP2009248550A publication Critical patent/JP2009248550A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】プリントヘッドの冷却機構と加熱機構とを一体化させ、装置の簡素化による低価格化及び低消費電力化に有効であるとともに、十分な冷却/加熱効果を有するインクジェットプリンタを提供する。
【解決手段】インクジェットプリンタ1は、所定の方向に搬送される記録媒体にインクを吐出する吐出孔を備えるプリントヘッド2と、前記プリントヘッド2の近傍に、その一方側を配されたペルチェ素子4と、を備え、前記ペルチェ素子4に供給する電流の方向を変えることにより、該ペルチェ素子4の前記一方側における吸熱効果と発熱効果とを切り替え、前記吸熱効果により前記プリントヘッド2を冷却し、前記発熱効果によりプリントヘッド2を加熱する。
【選択図】図1

Description

本発明は、インクジェットプリンタ及びインクジェットプリントヘッドユニットに関する。
インクジェットプリンタは、ヘッド装置を移動させながら、支持部材に支持されている記録媒体に対してインク噴射孔からインクを噴射して印刷を行うように構成される。
このようなインクジェットプリンタでは、一般に、プリント動作の履歴や吐出デューティーによって、プリントヘッドの温度が変化し、それに応じてプリント濃度が変動したり、濃度むらが発生することがある。また、プリントヘッドの温度上昇が激しい場合には、インクの吐出不良や不吐出を生ずることもある。さらに、カラープリンタでは、上記ヘッド温度の変化によって各ヘッドの温度にばらつきを生じ、プリント画像等の色合いに変化が生じることもある。
このようなプリントヘッドの温度変化に起因したプリント品位の低下は、上述のようなインクジェット方式に限らず、その程度の差はあるにしても熱転写方式等、他の方式のプリンタにおいても従来より知られる問題である。
プリントヘッドの温度は装置の内部温度や外部温度並びに使用条件などによって変化するが、このようなプリントヘッドの温度制御方法としては以下のようなものが従来より知られている。例えばプリントヘッドにヒータおよび温度検出センサを設けるとともに装置内に送風機を設け、プリントヘッド内の温度検出センサの信号に基づいて上記ヒータおよび送風機の駆動を制御することによりヘッド温度の適正化をはかる方法である。
しかしながら、このような送風機による温度制御の場合、その送風機による気流自体の温度が装置内外の温度に依存してしまうため、環境温度がプリントヘッドの温度制御能力に影響を与えることになり、恒常的な適正温度制御が困難になることもある。
このような問題の改善策として、特定の冷却用液体をプリントヘッドに接触させることにより、プリントヘッドを所定の適正温度範囲内に制御する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。これによれば、冷却用液体の貯留タンク内に貯留された液体が2系統の循環経路により循環されるものである。すなわち第1の循環経路は、液体をプリントヘッドに給送してそれを液体貯留タンクに戻す経路であり、第2の循環経路は、クーラー等を具えた液体温度制御ユニットを介して循環させる経路である。
しかしながら、水冷や空冷によりプリントヘッドを冷却する場合、プリントヘッドの構造によっては、十分な冷却効果が得られない場合がある。
一方、インクジェットプリンタにおいては、近時、有機溶剤にインク顔料又はインク染料が溶解されてなる溶剤インク、又は紫外線を照射すると硬化するUVインク等の機能インクを用いるインクジェットプリンタが開発され、使用されている。
上記のような、溶剤インク、UVインク等の機能インクは、通常のインクジェットプリンタのプリントヘッドに供給される水性インクに比べて、その20℃前後等の常温状態における粘度が高い。そのために、その溶剤インク、UVインク等の機能インクをプリントヘッドに常温状態のまま供給した場合には、その粘度の高い機能インクが、プリントヘッド内側の微細径のノズルを円滑に通過し得ずに、そのノズル内で停滞して、そのノズルが機能インクで詰まる事故が頻発した。
このような課題を解消可能なプリンタとして、従来より、プリントヘッドに供給される溶剤インク、UVインク等の機能インクを加熱して、その機能インクの粘度を低下させるための、加熱手段がプリントヘッドに一体に内蔵されたインクジェットプリンタが開発されている。
このように構成されたプリンタにおいては、そのプリントヘッドに供給される溶剤インク、UVインク等の機能インクを、前記加熱手段により加熱して、その機能インクの粘度を低下させることができる。そして、その粘度を低下させた機能インクを、プリントヘッド内側の微細径のノズル内で詰まらせずに、そのノズルを抵抗なく円滑に通過させることができる。
このような加熱手段としては、例えばプリントヘッドの下部周囲に巻回されて装着される加熱枠体内側の通路を加熱された温水を循環させる構造のものが用いられている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、プリントヘッド及びインクの加熱に、予め加熱された温水を用いる場合、水を加熱するには大電量が必要である。
また、このように、従来のインクジェットプリンタでは、プリントヘッドの冷却機構と、プリントヘッドの加熱機構とが別々のものとして構成されていた。そのため、装置の簡素化、低価格化及び低消費電力化において妨げとなっていた。
特開平8−150711号広報 特許公開2005−7583号公報
本発明は、このような従来の実情に鑑みて考案されたものであり、プリントヘッドの冷却機構と加熱機構とを一体化させ、装置の簡素化による低価格化及び低消費電力化に有効であるとともに、十分な冷却/加熱効果を有するインクジェットプリンタ及びインクジェットプリントヘッドユニットを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載のインクジェットプリンタは、所定の方向に搬送される記録媒体にインクを吐出する吐出孔を備えるプリントヘッドと、前記プリントヘッドの近傍にその一方側を配されたペルチェ素子と、を備え、前記ペルチェ素子に供給する電流の方向を変えることにより、該ペルチェ素子の前記一方側における吸熱効果と発熱効果とを切り替え、前記吸熱効果により前記プリントヘッドを冷却し、前記発熱効果により前記プリントヘッドを加熱することを特徴とする。
本発明の請求項1に記載のインクジェットプリンタは、請求項1において、前記ペルチェ素子の他方側に配されたウォータージャケットをさらに備え、前記ウォータージャケットにより、前記ペルチェ素子の温度を一定に保つことを特徴とする。
本発明の請求項3に記載のインクジェットプリントヘッドユニットは、所定の方向に搬送される記録媒体にインクを吐出する吐出孔を備えるプリントヘッドと、前記プリントヘッドの近傍に、その一方側を配されたペルチェ素子と、を備え、前記ペルチェ素子に供給する電流の方向を変えることにより、該ペルチェ素子の前記一方側における吸熱効果と発熱効果とを切り替え、前記吸熱効果により前記プリントヘッドを冷却し、前記発熱効果により前記プリントヘッドを加熱することを特徴とする。
本発明では、ペルチェ素子に供給する電流の方向を変えることにより、ペルチェ素子の前記一方側における吸熱効果と発熱効果とを切り替え、前記吸熱効果により前記プリントヘッドを冷却し、前記発熱効果により前記プリントヘッドを加熱することで、プリントヘッドの冷却機構と加熱機構とを一体化することができる。ペルチェ素子を用いてプリントヘッドを冷却/加熱することで、冷水/温水を用いた場合に比べて十分な冷却/加熱効果を有するものとなる。これにより本発明では、装置の簡素化による低価格化及び低消費電力化に有効なインクジェットプリンタ及びインクジェットプリントヘッドユニットを提供することができる。
以下、本発明に係るインクジェットプリンタ及びインクジェットプリントヘッドユニットの一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のインクジェットプリンタの一構成例を模式的に示す図であり、特にインクジェットプリントヘッドユニット近傍を模式的に示す図である。
る。
このインクジェットプリンタ1は、所定の方向に搬送される記録媒体(図示せず)にインクを吐出する吐出孔を備えるプリントヘッド2と、プリントヘッド2の少なくとも両端部を囲むように配された金属ジャケット3と、金属ジャケット3の両側に配され、プリントヘッド2の近傍にその一方側を配されたペルチェ素子4と、ペルチェ素子4の他方側に配されたウォータージャケット5と、を備える。これらは本発明のインクジェットプリントヘッドユニットを構成する。
そして本発明のインクジェットプリンタ1及びインクジェットプリントヘッドユニットでは、前記ペルチェ素子4に供給する電流の方向を変えることにより、該ペルチェ素子4の前記一方側における吸熱効果と発熱効果とを切り替え、前記吸熱効果により前記プリントヘッド2を冷却し、前記発熱効果により前記プリントヘッド2を加熱することを特徴とする。
本発明では、ペルチェ素子4に供給する電流の方向を切り替えることにより、前記一方側における吸熱効果によりプリントヘッド2を冷却し、また、前記一方側における発熱効果によりプリントヘッド2を加熱することで、プリントヘッド2の冷却機構と加熱機構とを一体化することができる。ペルチェ素子4を用いてプリントヘッド2を冷却/加熱することで、冷水/温水を用いた場合に比べて十分な冷却/加熱効果を有するものとなる。これにより本発明のインクジェットプリンタ1は、装置の簡素化による低価格化及び低消費電力化に有効なものとなる。
プリントヘッド2は、所定方向に搬送される記録媒体(図示せず)の一面上にインク滴を噴射することにより、印刷を行う。プリントヘッド2は、その下面に並んで配されたノズル(図示せず)からピエゾ(piezo)方式等によりインク滴を噴射させる構造をしており、キャリッジベース7に左右方向に走行自在に支持されている。
ペルチェ素子4は、2種の金属が接合している部分に電流を流すとき、一方の接合部で吸熱し、他方の接合部で発熱する現象(ペルチェ効果)を利用した熱電変換デバイスである。
本発明では、上記ペルチェ素子4に供給する電流の向きを変えることにより、一方側における冷却作用/加熱作用を切り替えている。
前記ペルチェ素子4の一方側と、前記プリントヘッド2とは、熱伝導性の高い金属を介して熱結合されている。本実施形態では、プリントヘッド2に、アルミニウム等の金属からなる金属ジャケット3が取り付けられる。金属ジャケット3は断熱材6を介してキャリッジベース7に取り付けられている。
そして、ペルチェ素子4は、金属ジャケット3の外側に、その一方側を配して取り付けられる。これにより、ペルチェ素子4とプリントヘッド2とが金属ジャケット3を介して熱結合される。プリントヘッド2の冷却の際には、プリントヘッド2の熱を速やかに金属ジャケット3を介してペルチェ素子4に伝導、吸熱させることができ、プリントヘッド2を効果的に冷却することができる。一方、プリントヘッド2の加熱の際には、ペルチェ素子4の熱を速やかに金属ジャケット3を介してプリントヘッド2に伝導させることができ、プリントヘッド2を効果的に加熱することができる。
この際、ペルチェ素子4と金属ジャケット3との間にシリコングリス等を塗布することが好ましい。これにより、ペルチェ素子4と金属ジャケット3との間のミクロな隙間を埋め、冷却/加熱効果を向上させる。
ペルチェ素子4の他方側には、ウォータージャケット5が配されている。このウォータージャケット5により、ペルチェ素子4の他方側で発熱した場合には、その熱をウォータージャケット5内の水に伝導させることができる。一方、ペルチェ素子4の他方側で吸熱した場合には、ウォータージャケット5内の水を吸熱、冷却する。これによりペルチェ素子4の温度を一定に保つことができる。
ウォータージャケット5には、チューブ10を介してヒートシンク11、タンク13、ポンプ14が接続されており、タンク13内に貯留された水等の液体を、ポンプ14を使用して循環させる。
ヒートシンク11は、例えば矩形の平板状を呈する基部11aと、この基部11aの一方の面に対して垂直に、且つ、所定の間隔を置いて並設された何れも矩形状を呈する複数枚の放熱フィン11bとにより構成されている。基部11aと放熱フィン11bとを一体的に形成することによって、ヒートシンク11が構成される。ヒートシンク11を構成する材料には、例えば熱伝導性の良好な金属材料が用いられる。
ヒートシンク11の一開口面には、シートシンクに対して風を送る送風装置12が設けられている。
送風装置12としては、特に限定されるものではなく、例えば、軸流ファン、シロッコファン、クロスフローファン等が用いられる。
このインクジェットプリンタ1においては、前記ヒートシンク11、タンク13、ポンプ14及び送風装置12は、装置の可動部ではなく、装置の固定部(キャリッジ外)に配されている。これにより、装置を簡素化、小型化することができる。
以下、本発明のインクジェットプリンタ1における、冷却/加熱動作について説明する。
<プリントヘッド冷却の場合>
まず、ペルチェ素子4の一方側(プリントヘッド2に取り付けられた側)が吸熱側となるように、電流を供給する。金属ジャケット3を介してペルチェ素子4に伝導したプリントヘッド2の熱が、ペルチェ効果により、ペルチェ素子4の吸熱側に吸熱される。これによりプリントヘッド2が冷却される。
吸熱側における吸熱の反作用として、ペルチェ素子4の反対側(発熱側)で熱が発生する。
ペルチェ素子4の発熱側で発生した熱は、ウォータージャケット5内の水に伝導し、チューブ10を介してキャリッジ外に運ばれ、ヒートシンク11にて空気中に放熱される。この際、送風装置12によってヒートシンク11に送風することにより、効率よく放熱することができる。
これにより、プリントヘッド2周辺の温度が高温になっても、プリントヘッド2をペルチェ素子4で効率よく冷却し、適温で印字を行なう環境ができるため、高品位な印字を可能とする。
<プリントヘッド加熱の場合>
まず、ペルチェ素子4の一方側(プリントヘッド2に取り付けられた側)が吸熱側となるように、電流を供給する。ペルチェ素子4の一方側で発生した熱が、金属ジャケット3を介してプリントヘッド2に伝導する。これによりプリントヘッド2が加熱される。
発熱側における発熱の反作用として、ペルチェ素子4の反対側(吸熱側)では吸熱する。ウォータージャケット5内の水は、ペルチェ素子4の吸熱側によって吸熱、冷却される。冷却されたウォータージャケット5内の水は、チューブ10を介してキャリッジ外に運ばれ、ヒートシンク11において外気温により温められる。
これにより、UVインク等の機能インクを用いる場合、プリントヘッド2においてそのインクを加熱することにより、機能インクの粘度を低下させることができる。そして、その粘度を低下させた機能インクを、プリントヘッド内側の微細径のノズル内で詰まらせずに、そのノズルを抵抗なく円滑に通過させることができる。
図2は、ペルチェ素子4を駆動するための制御回路の内部構成を示すブロック図である。
制御回路30は、CPU31を制御中枢とし、ペルチェ素子4、ヘッドサーミスタ32、A/Dコンバータ33、電流制御回路34で構成される。ペルチェ素子4とヘッドサーミスタ32とは、互いに熱結合されている。
ヘッドサーミスタ32は、プリントヘッド2の温度を検出するものであり、プリントヘッド2の温度により変化する電圧をA/Dコンバータ33に送る。
A/Dコンバータ33は、ヘッドサーミスタ32からのアナログ信号をデジタル信号に変換し、CPU31に信号を送る。
CPU31は、ヘッドサーミスタ32によるプリントヘッド2の温度情報を基にして、ペルチェ素子4への電流供給のON/OFF及び電流方向を制御する電流制御回路34を駆動する。
電流制御回路34は、CPUからの信号に応じて、ペルチェ素子4への電流供給をON/OFF制御するとともに、ペルチェ素子4に供給する電流の向きを変えることにより、ペルチェ素子4の一方側における冷却/加熱作用を切り替える。
なお、CPU31は以下のようなフロー条件でペルチェ素子4を駆動する。
図3は、図2に示した制御回路34の動作を示すフローチャートである。以下、ペルチェ素子4の駆動に関する動作シーケンスについて説明する。
CPU31は、プリントヘッド2の動作状態(印字待機状態、印字中)にかかわらず、常にプリントヘッド2の温度をヘッドサーミスタ32により監視している(ステップS1)。ここでは、プリントヘッド2もしくは近傍の温度が、所定の設定温度より高くなっているか否かを監視している。
装置通電直後、プリントヘッド2もしくはその近傍の温度が所定温度(第一設定温度T)より高かった場合は、ペルチェ素子4の一方側(プリントヘッド2に取り付けられた側)が吸熱側となるように、電流を供給する(ステップS2)。
装置通電直後のプリントヘッド2の温度が第一設定温度T以下であった場合、さらに、プリントヘッド2の温度が所定の第二設定温度T(ただし、T>T)以下になっているか否かを監視する(ステップS3)。
プリントヘッド2の温度が第二設定温度T以下であった場合は、ペルチェ素子4の一方側が加熱側となるように、電流を供給する(ステップS4)。
プリントヘッド2の温度が第二設定温度Tより高かった場合は、ペルチェ素子4への電流供給をOFFする(ステップS5)。
このように、本発明のインクジェットプリンタ1では、ペルチェ素子4へ電流を供給することにより、吸熱効果によりプリントヘッド2を冷却し、また、ペルチェ素子4への電流供給方向を変えることにより、発熱効果によりプリントヘッド2を加熱している。すなわち、本発明では、プリントヘッド2の冷却機構と、プリントヘッド2の加熱機構とを一体化することができる。このようにペルチェ素子4を用いてプリントヘッド2を冷却/加熱することで、冷水/温水を用いた場合に比べて、低消費電力で十分な冷却/加熱効果を有するものとなる。
また、プリントヘッド2近傍にペルチェ素子4を取り付けることで、ペルチェ素子4の容量を小さくすることができ、低コスト、低消費電力が実現できる。
また、ペルチェ素子4を水冷にすることで、放熱機構をキャリッジ外に配置することができ、キャリッジ重量を軽くすることができる。
これにより本発明のインクジェットプリンタ1は、装置の簡素化による低価格化及び低消費電力化に有効なものとなる。
また、ペルチェ素子4をプリントヘッド2の内部に設置せず、金属ジャケット3に実装しているため、プリントヘッド2単体は従来品を使用でき、装置寿命が長くプリントヘッド2の保守交換を前提としている装置においても、ペルチェ素子4による冷却/加熱機能を有していながら、保守用(交換用)プリントヘッド2は従来の価格で提供することができる。
以上、本発明のインクジェットプリンタ及びインクジェットプリントヘッドユニットについて説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
本発明は、インクジェットプリンタ及びインクジェットプリントヘッドユニットに広く適用可能である。
本発明のインクジェットプリンタの一例を模式的に示す図である。 ペルチェ素子を駆動する制御回路の一構成例を示すブロック図である。 図に示す制御回路の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1…インクジェットプリンタ、2…プリントヘッド、3…金属ジャケット、4…ペルチェ素子、5…ウォータージャケット、6…断熱材、7…キャリッジベース、10…チューブ、11…ヒートシンク、12…送風装置、13…タンク、14…ポンプ

Claims (3)

  1. 所定の方向に搬送される記録媒体にインクを吐出する吐出孔を備えるプリントヘッドと、前記プリントヘッドの近傍にその一方側を配されたペルチェ素子と、を備え、
    前記ペルチェ素子に供給する電流の方向を変えることにより、該ペルチェ素子の前記一方側における吸熱効果と発熱効果とを切り替え、
    前記吸熱効果により前記プリントヘッドを冷却し、前記発熱効果により前記プリントヘッドを加熱することを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 前記ペルチェ素子の他方側に配されたウォータージャケットをさらに備え、
    前記ウォータージャケットにより、前記ペルチェ素子の温度を一定に保つことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 所定の方向に搬送される記録媒体にインクを吐出する吐出孔を備えるプリントヘッドと、前記プリントヘッドの近傍に、その一方側を配されたペルチェ素子と、を備え、
    前記ペルチェ素子に供給する電流の方向を変えることにより、該ペルチェ素子の前記一方側における吸熱効果と発熱効果とを切り替え、
    前記吸熱効果により前記プリントヘッドを冷却し、前記発熱効果により前記プリントヘッドを加熱することを特徴とするインクジェットプリントヘッドユニット。
JP2008103152A 2008-04-11 2008-04-11 インクジェットプリンタ及びインクジェットプリントヘッドユニット Pending JP2009248550A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008103152A JP2009248550A (ja) 2008-04-11 2008-04-11 インクジェットプリンタ及びインクジェットプリントヘッドユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008103152A JP2009248550A (ja) 2008-04-11 2008-04-11 インクジェットプリンタ及びインクジェットプリントヘッドユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009248550A true JP2009248550A (ja) 2009-10-29

Family

ID=41309666

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008103152A Pending JP2009248550A (ja) 2008-04-11 2008-04-11 インクジェットプリンタ及びインクジェットプリントヘッドユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009248550A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013106300A1 (de) * 2013-06-18 2014-12-18 Océ Printing Systems GmbH & Co. KG Druckkopf für ein Tintendruckgerät
KR20150129261A (ko) * 2014-05-09 2015-11-19 조선대학교산학협력단 열전소자를 활용한 3d 프린터

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08276575A (ja) * 1995-04-07 1996-10-22 Canon Inc プリント装置
JPH1029306A (ja) * 1996-07-12 1998-02-03 Canon Inc 液体吐出方法、液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置
JP3323664B2 (ja) * 1994-09-09 2002-09-09 キヤノン株式会社 プリント装置
JP2003276214A (ja) * 2002-03-25 2003-09-30 Seiko Epson Corp インクジェット式記録装置
JP2004243655A (ja) * 2003-02-14 2004-09-02 Hitachi Ltd インクジェット記録装置および現金取り扱い装置
JP2005111446A (ja) * 2003-10-10 2005-04-28 Seiko Epson Corp 液滴吐出装置、液滴吐出方法及び電子機器
WO2006080442A1 (ja) * 2005-01-28 2006-08-03 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. 照射装置及びインクジェット記録装置
JP4108367B2 (ja) * 2002-05-13 2008-06-25 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 インクジェット記録装置
JP2008179090A (ja) * 2007-01-25 2008-08-07 Ricoh Co Ltd 噴射装置、溶液噴射方法及びこれを利用した電子機器
JP2008302643A (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Seiko Epson Corp ノズル遮蔽機構および液体吐出装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3323664B2 (ja) * 1994-09-09 2002-09-09 キヤノン株式会社 プリント装置
JPH08276575A (ja) * 1995-04-07 1996-10-22 Canon Inc プリント装置
JPH1029306A (ja) * 1996-07-12 1998-02-03 Canon Inc 液体吐出方法、液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置
JP2003276214A (ja) * 2002-03-25 2003-09-30 Seiko Epson Corp インクジェット式記録装置
JP4108367B2 (ja) * 2002-05-13 2008-06-25 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 インクジェット記録装置
JP2004243655A (ja) * 2003-02-14 2004-09-02 Hitachi Ltd インクジェット記録装置および現金取り扱い装置
JP2005111446A (ja) * 2003-10-10 2005-04-28 Seiko Epson Corp 液滴吐出装置、液滴吐出方法及び電子機器
WO2006080442A1 (ja) * 2005-01-28 2006-08-03 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. 照射装置及びインクジェット記録装置
JP2008179090A (ja) * 2007-01-25 2008-08-07 Ricoh Co Ltd 噴射装置、溶液噴射方法及びこれを利用した電子機器
JP2008302643A (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Seiko Epson Corp ノズル遮蔽機構および液体吐出装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013106300A1 (de) * 2013-06-18 2014-12-18 Océ Printing Systems GmbH & Co. KG Druckkopf für ein Tintendruckgerät
KR20150129261A (ko) * 2014-05-09 2015-11-19 조선대학교산학협력단 열전소자를 활용한 3d 프린터
KR101639717B1 (ko) 2014-05-09 2016-07-15 조선대학교산학협력단 열전소자를 활용한 3d 프린터

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5417240B2 (ja) インクジェット印刷装置
JP2006199021A (ja) 液滴吐出装置
JP2008279727A (ja) インクジェットプリンタ
JP2006264328A (ja) 熱硬化型インク用ヒーター及び冷却システム、プリンタ
JP2013158968A (ja) 印刷装置及び印刷ヘッドユニットの昇温抑制方法
JP2013158969A (ja) 印刷装置及びインク貯蔵部の昇温抑制方法
JP4884763B2 (ja) 印刷装置のシート支持板に対する温度制御システム
JP2012135889A (ja) 記録装置
US7963625B2 (en) Printer providing temperature equalization for plural color inks
JP6549184B2 (ja) インクジェットプリンタおよびインクジェット式プリントヘッド
JP2013154528A (ja) 液体噴射装置
WO2007099704A1 (ja) インクジェットプリンタ
JP5978626B2 (ja) 液体噴射装置
US7475973B2 (en) Sheet handling device with a temperature controlled sheet support plate
JP2008037020A (ja) インク温度調整機構、画像記録装置、その装置によるインク温度調整方法及びプログラム
JP2009248550A (ja) インクジェットプリンタ及びインクジェットプリントヘッドユニット
JP2006231800A (ja) 液体吐出ヘッド、液体吐出装置、液体吐出方法、及び液体吐出ヘッドの吐出媒体
JP2007090785A (ja) インクジェット記録装置
US9937720B2 (en) Liquid droplet ejecting apparatus
JP4667751B2 (ja) 液吐出装置及びインクジェット記録装置
JP2012030442A (ja) 画像形成装置
JP5042721B2 (ja) インク加熱装置、そのインク加熱方法、及びそのインク加熱装置を備える画像記録装置
JP2009248549A (ja) インクジェットプリンタ及びインクジェットプリントヘッドユニット
JP4624893B2 (ja) インクジェットプリンタと該プリンタ用の温水生成装置
JP3673698B2 (ja) インクジェットプリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120418

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120618

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120718