JP3673698B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャリアにペルチェ素子が実装され、インクジェットヘッドをペルチェ素子によって冷却または加熱して印字品位を安定させることのできるインクジェットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
インク液滴を記録媒体に直接吹きかけて文字や画像を描くインクジェットプリンタがオフィスや個人向けのプリンタとして普及してきた。
インクジェットプリンタは液状のインクを用いるため、その印字品質は温度環境に影響される。すなわち、高温環境で使用される場合、インクの粘性が低下し、インクジェットヘッドがインクを吐出する際に、インクの飛び散り(サテライト)が発生し、印字品位を確保できない。
【0003】
例えば、ATMの印刷装置としてインクジェットプリンタが用いられ、これを屋外に設置する場合、外気温に加え、装置内の発熱により、ヘッド周辺温度が50℃程度にもなることがある。通常、装置内の温度を冷却するためには、空気循環用のファンを増設する等の処置が一般的であるが、部品代が増え、さらに実装が難しいのが現状である。そこで、インクジェットヘッドのみを装置内温度より下げるためにペルチェ素子を用いた冷却が考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ペルチェ素子を用い、同素子が持つ2種の金属が接合している部分に電流を流すことによる熱の出入りを利用したインクジェットヘッドの冷却方法が、特開平11―58767号公報に開示されている。しかしながら、インクジェットヘッド内部にペルチェ素子を搭載した場合は、ペルチェ素子が非常に高価なことから、インクジェットヘッドの価格も高価なものとなってしまう。
また、特開平11―58767号公報には、インクジェットヘッドを取り付けるキャリアにペルチェ素子を埋め込んだものも記載されているが、ペルチェ素子の高温側と低温側が単にキャリアの中にあるため、熱が互いに伝達してしまい、非常に効率の悪いものとなってしまうという欠点がある。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、キャリアにペルチェ素子を実装し、インクジェットヘッドをペルチェ素子によって冷却または加熱して印字品位を安定させるとともに、キャリアの熱を熱伝導性の低い樹脂等および接触面積の小さいピンにより遮断し、ペルチェ素子によるインクジェットヘッドの冷却または加熱効率の低下を防ぐインクジェットプリンタを提供することを目的とする。
【0006】
また、ペルチェ素子とインクジェットヘッドとの間に、弾性変形し熱伝導性の良いラバーを設けることにより、インクジェットヘッドの取付け寸法や形状のばらつきを吸収し、安定した冷却または加熱を可能とするインクジェットプリンタを提供することも目的とする。更に、ペルチェ素子に駆動をかける温度と冷却または加熱してペルチェ素子の駆動を停止する温度との間に温度差を設けることにより、無駄なスイッチングを減少させ、ペルチェ素子の延命化をはかったインクジェットプリンタを提供することも目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために請求項1に記載の発明は、インクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドを着脱自在に保持するキャリアと、前記キャリアに実装され、前記インクジェットヘッドの温度が第1の温度より高い場合に、前記インクジェットヘッドの温度を前記第1の温度より低い温度である第2の温度まで冷却し、前記インクジェットヘッドの温度が第1の温度より低い場合に、前記インクジェットヘッドの温度を前記第1の温度より高い温度である第3の温度まで加熱するペルチェ素子とを備えることとした。
上記構成により、ペルチェ素子を介してインクジェットヘッドを冷却または加熱するため、高温または低温環境下においても安定した印字が可能であり、インクジェットヘッドをペルチェ素子によって冷却または加熱し印字品位を安定化させることができる。
【0008】
また、請求項2に記載の発明は、インクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドを着脱自在に保持するキャリアと、前記キャリアに実装され、前記インクジェットヘッドを所定の温度に保つペルチェ素子とを備え、前記インクジェットヘッドが、前記キャリアに熱伝導性の低い材料で形成されるヘッドスタッド、および前記インクジェットヘッドとの接触面積の小さい少なくとも2本のピンを介し着脱自在に保持されることとした。
このことにより、高温環境下では、ペルチェ素子の高温側がキャリアに接着しているので放熱されやすく、また、インクジェットヘッドを熱伝導性の低い樹脂材のヘッドスタッドと、接触面積が極めて小さいピンで保持しているため高熱となっているキャリアの熱がインクジェットヘッドに伝わることがないため冷却が効率良く行われる。
また、低温環境下では、インクジェットヘッドの熱が、低温になっているキャリアに伝わることがないため、加熱が効率よく行われる。
【0009】
更に、請求項3に記載の発明によれば、インクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドを着脱自在に保持するキャリアと、前記キャリアに実装され、前記インクジェットヘッドを所定の温度に保つペルチェ素子とを備え、前記ペルチェ素子が、前記キャリアに熱伝導性の高い接着剤を介して接着され、かつ、粘着材により固定された熱伝導性の高いラバーを介して前記インクジェットヘッドを冷却することとした。
このことにより、ペルチェ素子とインクジェットヘッドの間に、弾性変形し熱伝導性が良いラバーを介しているため、インクジェットヘッドの取り付け寸法や形状のばらつきを容易に吸収することが可能であり、さらに密着性も向上するため、安定した冷却または加熱が可能となる。
【0010】
請求項4に記載の発明は、インクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドを着脱自在に保持するキャリアと、前記キャリアに実装され、前記インクジェットヘッドの温度が第1の温度より高い場合に、前記インクジェットヘッドの温度を前記第1の温度より低い温度である第2の温度まで冷却し、前記インクジェットヘッドの温度が第1の温度より低い場合に、前記インクジェットヘッドの温度を前記第1の温度より高い温度である第3の温度まで加熱するペルチェ素子と、前記インクジェットヘッドにおける前記第1〜第3の温度を1つのサーミスタで測定し、前記インクジェットヘッドの温度が前記第2の温度と前記第3の温度の温度範囲内にある時に前記ペルチェ素子に駆動電流を継続して供給する制御回路とを備えることとした。
このことにより、ペルチェ素子に駆動をかける温度と冷却または加熱してペルチェ素子の駆動を止める温度に差を設けているため、無駄なスイッチングを減少させることにより、ペルチェ素子の熱ダメージを低減し、長寿命化を可能にしている。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明において使用されるインクジェットヘッドおよびキャリアの構造を示す図である。
図1において、着脱可能なインクジェットヘッド1は、熱伝導率が低い2個のヘッドスタッド2、及び、軸径が極めて細く、かつ、接触面積の小さい2個のピン3を介してキャリア4に保持されている。キャリア4には、他に熱伝導性接着剤5によってペルチェ素子6が接着されている。
【0012】
ペルチェ素子6は周知のように、2種の金属が接合している部分に電流を流すとき、一方の接合部で吸熱し、他方の接合部で発熱する現象(ペルチェ効果)を利用した熱電変換デバイスであり、ここでは、弾性変形する熱伝導性ラバー7を介して、インクジェットヘッド1を冷却する。このとき、ペルチェ素子6の高温側が発熱する熱はキャリア4に放熱される。ただし、キャリア4に伝わった熱はヘッドスタッド2およびピン3によってほぼ遮断されるため、インクジェットヘッド1に直接伝わることがなく、インクジェットヘッド1を効率よく冷却することが可能になる。
【0013】
このことにより、インクジェットヘッド1周辺の温度が高温になってもインクジェットヘッド1をペルチェ素子6で効率よく冷却し、適温で印字を行なう環境ができるため、高品位な印字を可能とする。また、ペルチェ素子6を交換可能なインクジエットヘッド1内部に実装せずキャリア4に実装するため、インクジェットヘッド1の冷却機構を有する寿命が長い装置においても、従来と同等価格の保守用ヘッドを提供することが可能である。
【0014】
図2は、図1に示すインクジェットヘッド未装着の場合におけるインクジェットプリンタの概略構造を示す図、図3は、図1に示すインクジェットヘッドを装着した場合のインクジェットプリンタの概略構造を示す図である。
以下、図2、図3を参照しながら、図1に示すインクジェットヘッド、キャリアの詳細構造ならびに動作について説明する。
【0015】
インクタンク8、駆動ドライバおよび圧電素子が実装された基板9、基板9に密着固定しているアルミヘッドフレーム21、自身に電源や印字データを供給するヘッドケーブル20を含むインクジェットヘッド1は、ガイドシャフトA18とガイドシャフトB19に摺動自在に保持されている。
【0016】
また、インクジェットヘッド1は、熱伝導率の極めて低い樹脂等により形成されるヘッドスタッド2、および直径が1mm程度でインクジェットヘッド1に接触する面積が極めて小さいピン3が各々2個圧入または接着されているキャリア4およびヘッドストッパスプリング26(図2)によって、キャリア4に密着される方向に押下するヘッドストッパ11を介して着脱自在に保持されている。
【0017】
キャリア4には、熱伝導性接着材3によってペルチェ素子6が接着固定されている。また、ペルチェ素子6とインクジェットヘッド1の間にあり、ペルチェ素子6に粘着材(図示せず)によって固定されているラバー7が搭載されている。ラバー7は、インクジェットヘッド1が保持されたときに弾性変形して密着するように僅かにインクジェットヘッド1側に飛び出している。
【0018】
インクジェットヘッド1のヘッドノズル10の下方に、プラテン16によって適度な印字距離を確保された媒体17が、モータ(図示せず)によって回転可能なフィードローラA12とB13およびフィードローラA12とB13の対向位置にあり、媒体を適度な圧力で挟み込むピンチローラA14とB15によって搬送可能となっている。
ガイドシャフトA18およびB19はフレーム22に保持され、モータ(図示せず)によって回転可能な駆動プーリ23と、従動プーリ24によって適度に張りを持たせたタイミングベルト25を介して、キャリア4が摺動する。
【0019】
図4は、駆動ドライバおよび圧電素子が実装された基板9に搭載されているペルチェ素子6を駆動するための制御回路の内部構成を示すブロック図である。
図4に示すように、制御回路は、CPU29を制御中枢とし、ペルチェ素子6、ヘッドサーミスタ27、A/Dコンバータ28、D/Aコンバータ30で構成される。
ヘッド温度検出用のヘッドサーミスタ27は、温度により変化する電圧をヘッドケーブル20を介してA/Dコンバータ28に送る。A/Dコンバータ28はアナログ信号をデジタル信号に変換し、CPU29に信号を送る。CPU29は、温度検出結果により、規定の値をある温度検出結果となるようデジタル信号でD/Aコンバータ30に送付し、D/Aコンバータ30は規定の電流をペルチェ素子6に送る。
【0020】
図5は、図4に示す制御回路の動作を示すフローチャートである。
以下、図5に示すフローチャートを参照して図4に示すペルチェ素子6の駆動に関する動作シーケンスについて説明する。
【0021】
CPU29は、インクジェットヘッド1の動作状態(印字待機状態、印字中)にかかわらず、常にインクジェットヘッド1の温度をヘッドサーミスタ27により監視している(ステップS51)。ここでは、インクジェットヘッド1もしくは近傍の温度が30℃以下になっているか否かを監視している。
【0022】
装置通電直後、インクジェットヘッド1もしくはその近傍の温度が30℃以下であった場合はペルチェ素子6に電流は送らず(ステップS53)、以降、インクジェットヘッド1もしくは近傍の温度が30℃を越えた場合は、25℃になるまでペルチェ素子6に電流を継続して送り続ける(ステップS52)。装置通電直後のインクジェットヘッド1の温度が30℃を越えていた場合も、25℃になるまでペルチェ素子6に電流を送り続ける(ステップS54)。
【0023】
このように、ペルチェ素子6の駆動に際し、30℃と25℃の2種類の駆動条件を設けることにより、無駄なスイッチングを回避し、熱ダメージを減らすことによりペルチェ素子6自身の延命化をはかっている。
尚、この間、印字の可否についてはインクジェットヘッド1の温度に依存しない。
【0024】
次に、印字動作について説明する。図1において、フィードローラA12およびB13により媒体17がヘッドノズル10の直下にセットされると、キャリア4は、モータ駆動により駆動プーリ23およびタイミングベルト25を介して印字位置まで移動する。
印字は、電気信号および電源がヘッドケーブル20を介して駆動ドライバおよび圧電素子が実装された基板9に送られ、インクタンク8から供給されたインクが、圧電素子の運動によりヘッドノズル10から媒体に飛ばされることにより行なわれる。このときキャリア4が往復運動することによりヘッドノズル10の大きさより広い範囲の印字を可能にしている。
【0025】
同時に、CPU29(図4)で常に監視しているヘッドの温度が30℃以上になると、ペルチェ素子6に電流が送られ、ペルチェ素子6の低温側がラバー7を介して、駆動ドライバおよび圧電素子が実装された基板9に密接するアルミヘッドフレーム21を冷却し、駆動ドライバおよび圧電素子が実装された基板9の発熱を吸熱し、さらにインクの冷却を行う。このことにより、装置内温度が高温であった場合においてもインクが冷却されるため、常に安定した印字が可能となる。
【0026】
以上説明したように本発明は、キャリア4にペルチェ素子6が実装されていて、インクジェットヘッド1をペルチェ素子6によって冷却または加熱し、印字品位を安定させたものであり、 キャリア4の熱を熱伝導性の悪い樹脂等および接触面積の小さいピン等で遮断し、ペルチェ素子6によるインクジェットヘッド1の冷却効率の低下を防いでいる。また、ペルチェ素子6とインクジェットヘッド1との間に、弾性変形し、熱伝導性の良いラバー7を用いることによってインクジェットヘッド1の取付け寸法や形状のばらつきを容易に吸収している。
【0027】
尚、上述した本発明実施形態においては、監視温度および冷却温度を25〜30℃としているが、任意温度で適用可能である。また、ペルチェ素子6をインクジェットヘッド1の冷却用に用いた場合のみ例示したが、外気温が低温時の加熱についても適用可能である。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、ペルチェ素子によりインクジェットヘッドを冷却するため、高温環境下においても安定した印字が可能であり、インクジェットヘッドをペルチェ素子によって冷却または加熱し印字品位を安定化させることができる。また、ペルチェ素子をインクジェットヘッドの内部に設置せず、キャリアに実装しているため、インクジェッドヘッド単体は従来品を使用でき、装置寿命が長くインクジェットヘッドの保守交換を前提としている装置においても、ペルチェ素子による冷却機能を有していながら、保守用(交換用)インクジェットヘッドは従来の価格で提供できる。
【0029】
請求項2に記載の発明によれば、ペルチェ素子の高温側がキャリアに接着しているので放熱されやすく、また、ヘッドを熱伝導性の低い樹脂材のヘッドスタッドと、接触面積が極めて小さいピンで保持しているため高熱となっているキャリアの熱がインクジェットヘッドに伝わることがないため冷却または加熱が効率良く行われる。
請求項3に記載の発明によれば、ペルチェ素子とインクジェットヘッドの間に、弾性変形し熱伝導性が良いラバーを介しているため、インクジェットヘッドの取付け寸法や形状のばらつきを容易に吸収することが可能であり、さらに密着性も向上するため、安定した冷却が可能である。
【0030】
請求項4に記載の発明によれば、ペルチェ素子に駆動をかける温度と冷却してペルチェ素子の駆動を止める温度に差を設けているため、無駄なスイッチングを減少させることにより、ペルチェ素子の熱ダメージを低減し、長寿命化を可能にしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインクジェットプリンタに使用されるインクジェットヘッドおよびキャリアの構造を示す図である。
【図2】 図1に示すインクジェットヘッド未装着の場合におけるインクジェットプリンタの概略構造を示す図である。
【図3】 図1に示すインクジェットヘッドを装着した場合のインクジェットプリンタの概略構造を示す図である。
【図4】 図1に示す駆動ドライバおよび圧電素子基板に搭載されているペルチェ素子を駆動するための制御回路の内部構成を示すブロック図である。
【図5】 図4に示す制御回路の動作シーケンスをフローチャートで示した図である。
【符号の説明】
1…インクジェットヘッド、2…ヘッドスタッド、3…ピン、4…キャリア、5…熱伝導性接着剤、6…ペルチェ素子、7…ラバー、8…インクタンク、9…(駆動ドライバおよび圧電素子が実装された)基板、27…ヘッドサーミスタ、28…A/Dコンバータ、29…CPU、30…D/Aコンバータ
Claims (4)
- インクジェットヘッドと、
前記インクジェットヘッドを着脱自在に保持するキャリアと、
前記キャリアに実装され、前記インクジェットヘッドの温度が第1の温度より高い場合に、前記インクジェットヘッドの温度を前記第1の温度より低い温度である第2の温度まで冷却し、前記インクジェットヘッドの温度が第1の温度より低い場合に、前記インクジェットヘッドの温度を前記第1の温度より高い温度である第3の温度まで加熱するペルチェ素子と、
を備えたことを特徴とするインクジェットプリンタ。 - インクジェットヘッドと、
前記インクジェットヘッドを着脱自在に保持するキャリアと、
前記キャリアに実装され、前記インクジェットヘッドを所定の温度に保つペルチェ素子とを備え、
前記インクジェットヘッドが、前記キャリアに熱伝導性の低い材料で形成されるヘッドスタッド、および前記インクジェットヘッドとの接触面積の小さい少なくとも2本のピンを介し着脱自在に保持される
ことを特徴とするインクジェットプリンタ。 - インクジェットヘッドと、
前記インクジェットヘッドを着脱自在に保持するキャリアと、
前記キャリアに実装され、前記インクジェットヘッドを所定の温度に保つペルチェ素子とを備え、
前記ペルチェ素子が、前記キャリアに熱伝導性の高い接着剤を介して接着され、かつ、粘着材により固定された熱伝導性の高いラバーを介して前記インクジェットヘッドを冷却する
ことを特徴とするインクジェットプリンタ。 - インクジェットヘッドと、
前記インクジェットヘッドを着脱自在に保持するキャリアと、
前記キャリアに実装され、前記インクジェットヘッドの温度が第1の温度より高い場合に、前記インクジェットヘッドの温度を前記第1の温度より低い温度である第2の温度まで冷却し、前記インクジェットヘッドの温度が第1の温度より低い場合に、前記インクジェットヘッドの温度を前記第1の温度より高い温度である第3の温度まで加熱するペルチェ素子と、
前記インクジェットヘッドにおける前記第1〜第3の温度を1つのサーミスタで測定し、前記インクジェットヘッドの温度が前記第2の温度と前記第3の温度の温度範囲内にある時に前記ペルチェ素子に駆動電流を継続して供給する制御回路と、
を備えたことを特徴とするインクジェットプリンタ。
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